JPH07184821A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH07184821A
JPH07184821A JP33234893A JP33234893A JPH07184821A JP H07184821 A JPH07184821 A JP H07184821A JP 33234893 A JP33234893 A JP 33234893A JP 33234893 A JP33234893 A JP 33234893A JP H07184821 A JPH07184821 A JP H07184821A
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JP
Japan
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drying
finishing agent
amount
rinsing
washing
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JP33234893A
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English (en)
Inventor
Masanori Niwa
雅徳 丹羽
Satoshi Nishiwaki
智 西脇
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥仕上剤の投入量に応じた最適な乾燥運転
を行ない得るようにする。 【構成】 乾燥仕上剤の投入量を、最終すすぎ時のすす
ぎ液の光の透過度や導電度から検知し、その検知結果に
基づいて、乾燥仕上剤の投入量が少ないほど、乾燥時間
を長くするようにしたり、乾燥用ヒータの出力を大きく
するようにしたり、更には、乾燥用ファンの出力を大き
くするようにした。又、検知手段を、洗い時の洗い液及
びすすぎ時のすすぎ液のうちの少なくともいずれか一方
の濁度をも検知するものとし、その検知結果に基づい
て、洗い運転及びすすぎ運転の少なくともいずれか一方
の内容をも制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾燥仕上剤の使用に即応
し得るようにした食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器洗浄機においては、食器
の洗い、すすぎ、及び乾燥を行なうようにしたものが供
されており、その中でも特に乾燥については、時間を3
段階程度の中から使用者が任意に設定し得るものとし、
その任意の設定時間で運転できるようにしたものが供さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】食器洗浄機の乾燥運転
については、従来より、乾燥仕上剤を投入して行ない得
るようになっている。この乾燥仕上剤は界面活性剤であ
り、食器に付着する液の表面張力を抑え、食器表面での
水滴の発生を少なくして、水分が均一に広がるように機
能するものである。従って、この乾燥仕上剤の投入量が
多いほど、食器は乾燥しやすいものであり、逆に、乾燥
仕上剤の投入量が少ないほど、食器は乾燥しにくい。し
かるに、従来の食器洗浄機においては、乾燥仕上剤の投
入量の多少に関係なく、使用者が任意に設定した時間で
のみ乾燥運転を行なうようになっているため、乾燥仕上
剤の投入量の割に、乾燥時間が長すぎたり短すぎたりし
て最適な乾燥運転ができない場合が多かった。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、乾燥仕上剤の投入量に応じ
た最適な乾燥運転を行なうことのできる食器洗浄機を提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の食器洗浄機においては、乾燥仕上剤の投入
量を検知する検知手段を具え、その検知結果に基づいて
乾燥運転の内容を制御するようにしたことを特徴とす
る。
【0006】この場合、乾燥運転の内容は、検知した乾
燥仕上剤の投入量が少ないほど、乾燥時間を長くするよ
うに制御すると良く、又、検知した乾燥仕上剤の投入量
が少ないほど、乾燥用ヒータの出力を大きくするように
制御すると良く、更に、検知した乾燥仕上剤の投入量が
少ないほど、乾燥用ファンの出力を大きくするように制
御すると良い。
【0007】又、検知手段は、最終すすぎ時のすすぎ液
の光の透過度により、乾燥仕上剤の投入量を検知すると
良いし、最終すすぎ時のすすぎ液の導電度により、乾燥
仕上剤の投入量を検知するものであっても良い。
【0008】加えて、検知手段は、洗い時の洗い液及び
すすぎ時のすすぎ液のうちの少なくともいずれか一方の
濁度をも検知し、制御手段を、その検知結果に基づき洗
い運転及びすすぎ運転の少なくともいずれか一方の内容
をも制御するようになっていると良い。
【0009】
【作用】上記手段によれば、乾燥仕上剤の投入量を検知
する検知手段を具え、その検知結果に基づいて乾燥運転
の内容を制御するのであるから、乾燥仕上剤の投入量に
応じた内容の乾燥運転を行なうことができる。
【0010】この場合、乾燥運転の内容を、検知した乾
燥仕上剤の投入量が少ないほど、乾燥時間を長くするよ
うに制御するものでは、乾燥運転を乾燥仕上剤の投入量
に応じた最適な時間で行なうことができる。又、検知し
た乾燥仕上剤の投入量が少ないほど、乾燥用ヒータの出
力を大きくするように制御するものでは、乾燥運転を乾
燥仕上剤の投入量に応じた最適な熱量で行なうことがで
きる。更に、検知した乾燥仕上剤の投入量が少ないほ
ど、乾燥用ファンの出力を大きくするように制御するも
のでは、乾燥運転を乾燥仕上剤の投入量に応じた最適な
風量で行なうことができる。
【0011】一方、乾燥仕上剤の投入量の多少は最終す
すぎ時のすすぎ液の光の透過度や導電度に表われる。よ
って、そのその最終すすぎ時のすすぎ液の光の透過度や
導電度をみることによって、それぞれ乾燥仕上剤の投入
量を容易に、しかも正確に検知することができるもので
あり、それだけ乾燥運転の制御も正確にできる。
【0012】そして、検知手段を、洗い時の洗い液及び
すすぎ時のすすぎ液のうちの少なくともいずれか一方の
濁度をも検知するものとし、制御手段を、その検知結果
に基づき洗い運転及びすすぎ運転の少なくともいずれか
一方の内容をも制御するものとしたものでは、検知手段
及び制御手段の機能の兼用ができるから、機能の割に価
格を安く抑えることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図6を参照して説明する。まず、図3には食器洗浄機
の洗浄室1を示しており、内部に食器かご2を配設し、
該食器かご2の直下位置に噴水アーム3を、更に、噴水
アーム3の下方には洗い用及びすすぎ(最終すすぎ)用
であり乾燥用でもあるヒータ4を配設している。又、洗
浄室1にはヒータ4の直下位置で洗浄室1内の水温及び
室温を検知する温度センサ5を添設しており、そのほ
か、洗浄室1内に給水する給水弁6、洗浄室1内に給風
する乾燥用のファン7、及び洗浄室1内に洗剤と乾燥仕
上剤とを選択投入する投入装置8を添設している。
【0014】そして、洗浄室1の底下部には貯水部9を
形成しており、この貯水部9の洗浄室1と通じる上面開
口部には残滓フィルタ10を装着している。又、貯水部
9の底部には、洗浄室1の外下部に配設した洗浄ポンプ
11の吸入口を連通させており、この洗浄ポンプ11の
吐出口は前記噴水アーム3に連通させている。
【0015】更に、貯水部9の内部には、図4に示すよ
うに、その一側壁から内方へ2カ所対向状態に膨出させ
て透明の検知部12を設けている。この検知部12はい
わゆるダブルモールドによって透明としており、その裏
側(外側)の凹部13に検知手段として機能する検知装
置14を収納配設している。この検知装置14は、発光
素子(例えば発光ダイオード)15と、受光素子(例え
ばフォトトランジスタ)16とを、ホルダ17により対
向状態にユニット化して成るもので、制御手段として機
能するマイクロコンピュータ18から、図5に示すD/
Aコンバータ19、アンプ20、及びトランジスタ21
から成る発光素子制御回路22を介して、発光素子15
の発光が一定に制御されるようになっている。又、受光
素子16の受光信号は図3に示す受光素子出力処理回路
23を介してマイクロコンピュータ18に入力されるよ
うになっている。
【0016】このほか、マイクロコンピュータ18に
は、温度センサ5の温度検知信号が温度検知回路24を
介して入力されるようになっており、それらの入力並び
にあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、マ
イクロコンピュータ18は、前記洗浄ポンプ11及び図
示しない排水ポンプにポンプ制御回路25を介して制御
信号を与えると共に、ヒータ4にヒータ制御回路26を
介して制御信号を与え、更に、給水弁6に給水弁制御回
路27を介して、ファン7にファン制御回路28を介し
て、投入装置8に投入装置制御回路29を介して、表示
装置30に表示装置制御回路31を介してそれぞれ制御
信号を与えるようになっている。
【0017】そこで、以下には、上記マイクロコンピュ
ータ18の機能に基づく作用について述べる。図6に示
すように、マイクロコンピュータ18は、その作動が開
始された最初に給水弁6を開放させて洗浄室1内への給
水を行なう(ステップS1)。この洗浄室3内に供給さ
れた水は残滓フィルタ10を通って貯水部9内にも貯え
られるもので、次に、投入装置8を作動させることによ
り、洗浄室1内に洗剤を投入する(ステップS2)。そ
して、ヒータ4を作動させると共に、洗浄ポンプ11を
作動させることにより、洗剤を含んで洗い液と化した水
を加熱しつつ貯水部9内から吸って、噴水アーム3より
食器かご2に収容された食器に向け噴射し、それによっ
て食器に付着している汚れを除去する「洗い」を例えば
1分間行なう(ステップS3)。
【0018】この後、洗い液の濁度の検知を検知装置1
4によって行なう(ステップS4)。この場合、検知装
置14を設けた貯水部9の内部では、食器から除去され
た汚れを含む洗い液が検知装置14の発光素子15と受
光素子16との間を満たすものであり、よって、発光素
子15を発光させれば、その光は両素子15,16間の
洗い液を透過して受光素子16に受けられ、受光素子1
6はその洗い液の濁度に応じた受光信号を発する。しか
して、マイクロコンピュータ18は、その受光信号から
食器の汚れ量が例えば「多量」、「標準量」、及び「少
量」のいずれであるかを判断し、その判断結果に見合っ
た洗い時間を設定して(ステップS5)、その設定時間
終了までの間「洗い」を行なう(ステップS6)。
【0019】なお、この設定時間終了までの「洗い」時
にも、ヒータ4を作動させることにより、洗い液を加熱
する。又、その「洗い」後には、排水ポンプを作動させ
ることにより、洗浄室3内から貯水部9を通じて排水す
る「排水」を行なう(ステップS7)。
【0020】次いで、ステップS1同様の「給水」を行
ない(ステップS8)、その後、ヒータ4を作動させず
に洗浄ポンプ11のみを作動させることにより、水(す
すぎ液)を噴水アーム3から食器かご2内の食器に向け
噴射し、それによって「洗い」後の食器に付着している
洗剤分を除去する「すすぎ」を例えば1分間行なう(ス
テップS9)。そして、すすぎ液の濁度の検知を前記洗
い液の濁度の検知と同様に行ない(ステップS10)、
その後に、ステップS7同様の「排水」を行なって、ス
テップS10での検知結果から、すすぎ液の濁度が例え
ば30[%]以下であるか否かの判断をし(ステップS
12)、30[%]以下ではないと判断されるうちはス
テップS8に戻って、給水−すすぎ−排水−すすぎ液の
濁度の検知を繰返す。
【0021】そして、ステップS12で、すすぎ液の濁
度が例えば30[%]以下であると判断されれば、ステ
ップS1同様の「給水」を行ない(ステップS13)、
その後、ヒータ4を作動させながら、洗浄ポンプ11を
作動させることにより、すすぎ液を加熱しながらの最終
「すすぎ」を行ない(ステップS14)、その途中に、
投入装置8を作動させることにより、洗浄室1内に乾燥
仕上剤を投入する(ステップS15)。
【0022】この後、すすぎ液の水温が例えば70
[℃]になるまで最終「すすぎ」を継続し(ステップS
16)、その後に、すすぎ液の透過度の検知を前記洗い
液の濁度の検知及びすすぎ液の濁度の検知と同様に行な
う(ステップS17)。
【0023】ここで、図2には、上記最終「すすぎ」時
のすすぎ液の透過度(濁度)を受光素子16の出力電圧
Vout で表わしており、この図から明らかなように、上
記最終「すすぎ」時のすすぎ液の透過度は、投入された
乾燥仕上剤の量の多少によって異なるもので、投入され
た乾燥仕上剤の量が多いほど、すすぎ液の透過度が低下
するから、受光素子16の出力電圧Vout も小さくな
る。そこで、その出力電圧Vout の例えばVth1 とVth
2 との2つのしきい値により、乾燥仕上剤の投入量を
A、B、Cの3段階に分け、その段階ごとに次に行なう
乾燥の時間の長さを変える。具体的には、図1に示すよ
うに、乾燥仕上剤の投入量が最も多いAの段階では、乾
燥時間を20[分]に設定し、乾燥仕上剤の投入量が次
に多いBの段階では、乾燥時間を40[分]に設定し、
乾燥仕上剤の投入量が最も少ないCの段階では、乾燥時
間を60[分]に設定する(ステップS18)。すなわ
ち、この場合、乾燥仕上剤の投入量が少ないほど、乾燥
時間を長く設定するのである。なお、この場合、ヒータ
4の出力及びファン7の出力は、ともに100[%]で
一定に設定する。
【0024】しかして、その後、マイクロコンピュータ
18は、ステップS7同様の「排水」を行ない(ステッ
プS19)、その後、ファン7及びヒータ4を設定出力
で作動させることにより、すすぎ後の食器を乾燥させる
「乾燥」を各設定時間行ない(ステップS20)、すべ
ての運転を終了する。
【0025】このように本構成のものでは、乾燥仕上剤
の投入量を検知装置14により検知し、その検知結果に
基づき、乾燥運転の内容を制御するもので、それによ
り、乾燥仕上剤の投入量に応じた内容の乾燥運転を行な
うことができる。
【0026】この場合、特に、乾燥運転の内容を、検知
した乾燥仕上剤の投入量が少ないほど、乾燥時間を長く
するようにしたことにより、乾燥運転を乾燥仕上剤の投
入量に応じた最適な時間で行なうことができるもので、
乾燥時間が長すぎたり短すぎたりすることがなく、効率
の良い乾燥運転を行なうことができる。
【0027】又、検知装置14を、最終「すすぎ」時の
すすぎ液の透過度(乾燥仕上剤の投入量)だけでなく、
洗い時の洗い液の濁度及びすすぎ時のすすぎ液の濁度を
も検知するものとして、それらの検知結果に基づき洗い
運転及びすすぎ運転の内容をも制御するものとしたこと
により、検知手段及び制御手段の機能の兼用ができて、
機能の割に価格を安く抑えることができる。
【0028】以上に対して、図7は本発明の第2実施例
を示すもので、ステップS18での設定内容を、乾燥時
間は例えば20[分]で一定として、乾燥仕上剤の投入
量が最も多いAの段階では、ヒータ7の出力を100
[%]に設定し、乾燥仕上剤の投入量が次に多いBの段
階では、ヒータ7の出力を110[%]に設定し、乾燥
仕上剤の投入量が最も少ないCの段階では、ヒータ7の
出力を120[%]に設定するものであり、すなわち、
この場合、乾燥仕上剤の投入量が少ないほど、ヒータ7
の出力を大きく設定するのである。なお、ファン7の出
力は100[%]で一定に設定する。このようにするこ
とにより、乾燥運転を乾燥仕上剤の投入量に応じた最適
な熱量で行なうことができるもので、この場合にも、乾
燥時間が長すぎたり短すぎたりすることがなく、効率の
良い乾燥運転を行なうことができる。
【0029】図8は本発明の第3実施例を示すもので、
ステップS18での設定内容を、乾燥時間は例えば20
[分]で一定として、乾燥仕上剤の投入量が最も多いA
の段階では、ヒータ7の出力を100[%]、ファン7
の出力も100[%]に設定し、乾燥仕上剤の投入量が
次に多いBの段階では、ヒータ7の出力を130
[%]、ファン7の出力を110[%]に設定し、乾燥
仕上剤の投入量が最も少ないCの段階では、ヒータ7の
出力を160[%]、ファン7の出力を120[%]に
設定するものであり、すなわち、この場合、乾燥仕上剤
の投入量が少ないほど、ヒータ7の出力を大きく設定す
ると共に、ファン7の出力も大きく設定するものであ
る。このようにすることにより、乾燥運転を乾燥仕上剤
の投入量に応じた最適な熱量、最適な風量で行なうこと
ができるもので、この場合にも、乾燥時間が長すぎたり
短すぎたりすることがなく、効率の良い乾燥運転を行な
うことができる。
【0030】図9は本発明の第4実施例を示すもので、
最終「すすぎ」時のすすぎ液の透過度(濁度)から乾燥
仕上剤の投入量を検知するときの発光素子15の入力電
圧Vinを受光素子16の出力電圧Vout が一定となるよ
うに加減調整するようにしたものを示している。この場
合、受光素子16の出力電圧Vout を一定とするために
は、乾燥仕上剤の投入量が多い(すすぎ液の透過度が低
い)ときほど、発光素子15の入力電圧Vinを大きくし
なければならず、その入力電圧Vinの大きさから(前述
と同じVth1 とVth2 との2つのしきい値により)、乾
燥仕上剤の投入量をA、B、Cの3段階に分け、その段
階ごとに、乾燥の時間の長さや、ヒータ4の出力、並び
にファン7の出力を前述のごとく設定し、その設定内容
で乾燥運転をそれぞれ効率良く行なうことができる。
又、この場合、上記入力電圧Vinの大きさから洗い時の
洗い液の濁度及びすすぎ時のすすぎ液の濁度を判断し、
それぞれ洗い運転及びすすぎ運転を前述のように制御す
ることができる。
【0031】図10ないし図12は本発明の第5実施例
を示すもので、貯水部9の検知部12内面の対向箇所に
電極32,33を設けて、前述の検知装置14に代わる
検知装置34を構成し、その電極32,33間にマイク
ロコンピュータ18からD/Aコンバータ19及び抵抗
35を通じて交流電流を流し、その導電度に応じた出力
を整流回路36を介してマイクロコンピュータ18に入
力するようにしたものを示している。
【0032】この場合、電極32,33間の導電度は、
電極32,33間の最終すすぎ液の導電度によって異な
るもので、それはイオン性界面活性剤である乾燥仕上剤
の投入量の多少によって異なる。すなわち、最終すすぎ
液の濁度が大きければ、乾燥仕上剤の投入量が多くて、
電極32,33間の導電度も大きくなり、反対に最終す
すぎ液の濁度が小さければ、乾燥仕上剤の投入量が少な
くて、電極32,33間の導電度も小さくなる。そこ
で、その出力電圧Vout の大きさから(前述と同じVth
1 とVth2 との2つのしきい値により)、乾燥仕上剤の
投入量をA、B、Cの3段階に分け、その段階ごとに、
乾燥の時間の長さや、ヒータ4の出力、並びにファン7
の出力を前述のごとく設定し、その設定内容で乾燥運転
をそれぞれ効率良く行なうことができる。又、この場合
にも、上記出力電圧Vout の大きさから、洗い時の洗い
液の濁度及びすすぎ時のすすぎ液の濁度を判断し、それ
ぞれ洗い運転及びすすぎ運転を前述のように制御するこ
とができる。
【0033】なお、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、特に洗い時の洗い
液の濁度及びすすぎ時のすすぎ液の濁度はそのいずれか
一方のみを検知し、そして、洗い運転及びすすぎ運転も
その検知結果からそのいずれか一方のみを制御するよう
にしても良いもので、そのほか、食器の洗浄方式は噴水
式でなく浸漬水流方式であっても良く、更に、例示した
具体的数値もそれぞれそれに限られるものてはないな
ど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得
る。
【0034】
【発明の効果】本発明の食器洗浄機は以上説明したとお
りのもので、下記の効果を奏する。第1に、食器の洗
い、すすぎ、及び乾燥を行なうものにおいて、乾燥仕上
剤の投入量を検知する検知手段を具え、その検知結果に
基づいて乾燥運転の内容を制御するようにしたことによ
り、乾燥仕上剤の投入量に応じた内容の乾燥運転を行な
うことができる。
【0035】第2に、上記乾燥運転の内容を、検知した
乾燥仕上剤の投入量が少ないほど、乾燥時間を長くする
ように制御するようにしたことにより、乾燥運転を乾燥
仕上剤の投入量に応じた最適な時間で行なうことができ
る。
【0036】第3に、検知した乾燥仕上剤の投入量が少
ないほど、乾燥用ヒータの出力を大きくするように制御
するようにしたことにより、乾燥運転を乾燥仕上剤の投
入量に応じた最適な熱量で行なうことができる。
【0037】第4に、上記乾燥運転の内容を、検知した
乾燥仕上剤の投入量が少ないほど、乾燥用ファンの出力
を大きくするように制御するようにしたことにより、乾
燥運転を乾燥仕上剤の投入量に応じた最適な風量で行な
うことができる。
【0038】第5に、上記検知手段を、最終すすぎ時の
すすぎ液の光の透過度により、乾燥仕上剤の投入量を検
知するものとしたことにより、乾燥仕上剤の投入量を容
易に、しかも正確に検知することができて、乾燥運転の
制御も正確に行なうことができる。
【0039】第6に、上記検知手段を、最終すすぎ時の
すすぎ液の導電度により、乾燥仕上剤の投入量を検知す
るものとしたことにより、上述同様、乾燥仕上剤の投入
量を容易に、しかも正確に検知することができて、乾燥
運転の制御も正確に行なうことができる。
【0040】第7に、検知手段を、洗い時の洗い液及び
すすぎ時のすすぎ液のうちの少なくともいずれか一方の
濁度をも検知するものとし、制御手段を、その検知結果
に基づき洗い運転及びすすぎ運転の少なくともいずれか
一方の内容をも制御するものとしたことにより、検知手
段及び制御手段の機能の兼用ができて、機能の割に価格
を安く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す乾燥運転内容制御図
【図2】特性図
【図3】全体的構成図
【図4】検知装置部分の分解横断面図
【図5】検知装置部分周りの電気回路図
【図6】作用説明用のフローチャート
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第4実施例を示す図2相当図
【図10】本発明の第5実施例を示す図4相当図
【図11】図5相当図
【図12】図2相当図
【符号の説明】
1は洗浄室、4はヒータ、7はファン、8は投入装置、
9は貯水部、14は検知装置(検知手段)、15は発光
素子、16は受光素子、18はマイクロコンピュータ
(制御手段)、26はヒータ制御回路、28はファン制
御回路、32,33は電極、34は検知装置(検知手
段)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器の洗い、すすぎ、及び乾燥を行なう
    ものにおいて、乾燥仕上剤の投入量を検知する検知手段
    を具えると共に、その検知結果に基づき乾燥運転の内容
    を制御する制御手段を具えたことを特徴とする食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 制御手段が、乾燥仕上剤の投入量が少な
    いほど、乾燥時間を長くするように制御することを特徴
    とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 制御手段が、乾燥仕上剤の投入量が少な
    いほど、乾燥用ヒータの出力を大きくするように制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 制御手段が、乾燥仕上剤の投入量が少な
    いほど、乾燥用ファンの出力を大きくするように制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 検知手段が、最終すすぎ時のすすぎ液の
    光の透過度により、乾燥仕上剤の投入量を検知すること
    を特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 検知手段が、最終すすぎ時のすすぎ液の
    導電度により、乾燥仕上剤の投入量を検知することを特
    徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  7. 【請求項7】 検知手段が、洗い時の洗い液及びすすぎ
    時のすすぎ液のうちの少なくともいずれか一方の濁度を
    も検知し、制御手段が、その検知結果に基づき洗い運転
    及びすすぎ運転の少なくともいずれか一方の内容をも制
    御することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
JP33234893A 1993-12-27 1993-12-27 食器洗浄機 Pending JPH07184821A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1170068A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Harman Co Ltd 食器洗浄機
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