JPH1170068A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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Publication number
JPH1170068A
JPH1170068A JP9233768A JP23376897A JPH1170068A JP H1170068 A JPH1170068 A JP H1170068A JP 9233768 A JP9233768 A JP 9233768A JP 23376897 A JP23376897 A JP 23376897A JP H1170068 A JPH1170068 A JP H1170068A
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JP
Japan
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drying
finishing agent
cleaning
amount
washing
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Application number
JP9233768A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Morimoto
和幸 森本
Junichi Kitamura
淳一 北村
Genrou Nishimaru
玄郎 西丸
Hiroaki Doi
弘明 土居
Kenji Marusasa
賢治 丸笹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕上げ剤自動投入器を備えた食器洗浄機で、
仕上げ剤が投入される場合には、乾燥時間を短くしてラ
ンニングコストの低減を図り、仕上げ剤が投入されない
場合には、乾燥時間を長くして確実に乾燥する。 【解決手段】 被洗浄物を洗浄する洗浄手段Sと、乾燥
手段19と、それぞれの動作を制御する制御手段29と
が設けられ、制御手段29は、洗浄工程と、すすぎ工程
との洗浄手段Sの動作を制御し、その後に、乾燥工程の
乾燥手段19,28の動作を制御するように構成され、
仕上げ剤が自動投入される仕上げ剤投入器4を備えてい
る食器洗浄機であって、仕上げ剤を投入するか否かを指
令する仕上げ剤投入操作部33が設けられ、制御手段2
9が、仕上げ剤投入操作部33による仕上げ剤投入指令
に伴って、乾燥工程による乾燥時間を短くし、仕上げ剤
の非投入指令に伴って、乾燥時間を長くするように構成
されている食器洗浄機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出入口が閉じられ
た密閉状の洗浄空間内において、被洗浄物を洗浄する洗
浄手段と、前記被洗浄物を乾燥させる乾燥手段と、この
洗浄手段の動作と乾燥手段の動作とを制御する制御手段
とが設けられ、前記制御手段は、被洗浄物を洗浄する洗
浄工程と、被洗浄物をすすぐ、すすぎ工程とを順次実行
すべく、前記洗浄手段の動作を制御し、前記すすぎ工程
が終了した後に、乾燥工程を実行すべく、前記乾燥手段
の動作を制御するように構成され、前記すすぎ工程の際
に、仕上げ剤が自動投入される仕上げ剤投入器を備えて
いる食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】仕上げ剤は、通常、乾燥した後に被洗浄
物の表面に水滴の跡が残ることや、透明なガラス製品な
どにおいてくもりが発生したりすることを有効に防止し
たり、あるいは、石炭質成分やアルカリ成分の白濁の原
因となる物質が被洗浄物に残存するのを回避させるよう
にして、洗浄後の仕上がりを綺麗にするために用いられ
るものである。その仕上げ剤を自動投入するための仕上
げ剤投入器を備えた食器洗浄機においては、仕上げ剤を
投入するか否かを指令する仕上げ剤投入スイッチが設け
られているが、従来のものでは、その仕上げ剤投入スイ
ッチにより仕上げ剤の投入を指令した場合にも指令しな
い場合にも、洗浄後の乾燥時間は常に一定であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、仕上げ剤を
用いると、被洗浄物に対して水切れがよくなるため、仕
上げ剤を用いない場合に較べて乾燥時間を短縮すること
ができるが、従来では、仕上げ剤を用いた場合でも、仕
上げ剤を用いない場合と同じ時間だけ乾燥していたの
で、必要な時間以上に乾燥することになり、乾燥終了に
至るまでに長時間を要し、それだけランニングコストも
高くなるという問題があった。
【0004】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、仕上げ剤の自動投入器を備えた
食器洗浄機において、仕上げ剤が投入される場合には、
極力乾燥時間を短くしてランニングコストの低減を図る
と共に、仕上げ剤が投入されない場合には、乾燥時間を
長くして確実に乾燥することのできる食器洗浄機を提供
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、仕上げ剤が自動投入される仕上げ剤投入器を備
えている食器洗浄機で、仕上げ剤投入器により仕上げ剤
を投入するか否かを指令する仕上げ剤投入操作部が設け
られ、洗浄手段と乾燥手段の動作を制御する制御手段
が、仕上げ剤投入操作部による仕上げ剤投入指令に伴っ
て、乾燥工程による乾燥時間を短くし、仕上げ剤の非投
入指令に伴って、乾燥時間を長くするように構成されて
いる。従って、仕上げ剤が投入される場合には、乾燥時
間を短くして、食器洗浄機のランニングコストの低減を
図ることが可能であり、また、仕上げ剤が投入されない
場合には、乾燥時間を十分にとり、乾燥後の被洗浄物の
仕上がりを綺麗にすることが可能になる。このようにし
て、乾燥時間を適宜変更することにより、それぞれの場
合に対応した乾燥工程を実行することが可能となる。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、前記仕上
げ剤投入器による仕上げ剤の投入量を変更調整する調整
手段が設けられ、前記制御手段が、その調整手段により
調整された仕上げ剤の投入量に基づいて、前記乾燥工程
による乾燥時間を変更するように構成されている。従っ
て、例えば、被洗浄物の種類などに応じて仕上げ剤の投
入量を適宜変更して、被洗浄物の種類などにかかわりな
く、乾燥後の被洗浄物の仕上がりを十分に綺麗にするこ
とが可能となり、かつ、その仕上げ剤の投入量に応じて
乾燥時間をも変更することで、より一層適切な乾燥工程
を実行することができる。
【0007】請求項3に記載の発明によれば、前記乾燥
手段が、洗浄空間内を加熱する加熱手段と、洗浄空間内
に乾燥用空気を供給する乾燥用ファンとから構成され、
かつ、前記乾燥工程が、加熱手段による加熱乾燥工程
と、乾燥用ファンによる送風乾燥工程とからなるので、
加熱と送風とによる良好な乾燥が可能となり、しかも、
前記制御手段が、仕上げ剤投入操作部の仕上げ剤投入指
令に伴って、送風乾燥工程を実行せずに加熱乾燥工程の
みを実行して、乾燥時間を短縮するように構成してある
ので、加熱乾燥によって乾燥時間全体を短縮することが
できる。つまり、加熱乾燥と送風乾燥とでは、加熱乾燥
の方がより効果的であり、その加熱乾燥を実行すること
により、乾燥時間全体を短くすることができる。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、前記仕上
げ剤投入器内の仕上げ剤の量が設定量に満たないとき
に、報知作動する報知手段が設けられている。従って、
仕上げ剤投入をするように仕上げ剤投入操作部を選択し
ているにもかかわらず、仕上げ剤が投入されなかった
り、必要量の仕上げ剤が投入されず、しかも、乾燥時間
が短縮されるような不利を回避することが可能となる。
【0009】請求項5に記載の発明によれば、前記制御
手段が、前記仕上げ剤投入器内の仕上げ剤の量が設定量
に満たないときに、前記乾燥時間の短縮を抑制するよう
に構成されている。従って、仕上げ剤の投入を選択した
にもかかわらず、仕上げ剤が投入されなかったり、少量
である場合には、乾燥時間を十分にとって乾燥後の被洗
浄物の仕上がりを綺麗にすることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る食器洗浄機に
ついて図面に基いて説明する。図2、図3に本発明に係
る食器洗浄機が示されている。この食器洗浄機は、正面
が開放された略矩形箱状の本体ケース1に、下端部の横
軸芯周りで揺動開閉自在な扉2が備えられ、この扉2の
内側にすすぎ工程の際に仕上げ剤を自動投入する仕上げ
剤投入器4と洗浄工程実行前に洗剤を自動投入する洗剤
投入器5とが設けられている。この仕上げ剤投入器4
は、図4に示すように、使用量を調整可能にする調整手
段としてのつまみ4aと、仕上げ剤投入器内の仕上げ剤
の量を表示する表示部4bとが設けられている。そし
て、本体ケース1の内部に、食器などの被洗浄物を洗浄
するための洗浄槽3が設けられ、洗浄槽3は、正面が被
洗浄物の出入口Dとして広く開放されており、かつ、扉
2を閉じることにより扉2の内側面により洗浄槽3が密
閉状に閉塞される構成となっている。
【0011】洗浄槽3により形成される密閉状の洗浄空
間K内には、支持レール6が設けられ、図1に示すよう
に、支持レール6にて取り外し可能にスライド自在に支
持された上下2つの網カゴ7a,7bの内部に食器など
の被洗浄物を収納した状態で、下側の網カゴ7aの下方
側に設けられた下噴出ノズル8a、上側の網カゴ7bの
下方側に設けられた中噴出ノズル8b、並びに、上側の
網カゴ7bの上方側に設けられた上噴出ノズル8cのそ
れぞれに形成された多数の噴出孔9から洗浄水を噴出さ
せて、被洗浄物の洗浄を行うように構成されている。
【0012】この食器洗浄機には、前記洗浄槽3に対し
て洗浄水を供給させる給水路10、洗浄槽3内の洗浄水
を外部に排出させる排出路11、洗浄槽3内に貯溜され
る洗浄水を前記各洗浄ノズル8a,8b,8cまで搬送
させる搬送路12のそれぞれが洗浄槽3に接続される状
態で備えられている。前記給水路10は、洗浄槽3の上
下方向中間位置付近において洗浄槽3の内部に開放され
る状態で接続され、その途中部には運転作動中は開弁状
態に設定される手動開閉弁13と電磁式の給水弁14と
が備えられている。手動開閉弁13及び給水弁14が共
に開弁されると、水道などの給水源の給水圧により洗浄
槽3内に給水されることになる。前記排出路11は、そ
の途中部に設けられた排水ポンプ15にて洗浄槽3の底
部に形成された開口部16から洗浄水を吸引すると共
に、洗浄槽3の横側部に設けられた逆流防止用の鉛直経
路部分11aを通過した後に排出部11bより洗浄水を
外部に排出させるように構成されている。
【0013】洗浄槽3内に給水される際に洗浄槽3内に
貯溜される水位が設定水位になったか否かを検出する水
位センサ17が備えられ、水位センサ17がONして設
定水位に達したことが検出されると、給水弁14が閉弁
され、自動的に給水が停止されるように構成されてい
る。
【0014】前記搬送路12は、その途中部に備えられ
た循環ポンプ18の作動により洗浄槽3内に貯溜されて
いる洗浄水を、前記開口部16から吸引する吸引用搬送
路部分12aと、循環ポンプ18の下手側から下噴出ノ
ズル8aに向けて洗浄水を強制的に搬送させる第1搬送
路部分12bと、循環ポンプ18の下手側から上噴出ノ
ズル8cに向けて洗浄水を強制的に搬送させる第2搬送
路部分12cとで構成されている。
【0015】下噴出ノズル8aは、洗浄槽3の底面に対
して、長手方向中間部において縦軸芯周りで回動自在に
支持される構成となっており、中噴出ノズル8bは、網
カゴ7bに対して、縦軸芯周りで回動自在に支持される
構成となっている。また、各噴出ノズル8a,8b,8
cには、それぞれの噴出孔9が互いに逆向きの斜め上方
に洗浄水を噴出させるように構成され、下噴出ノズル8
aと中噴出ノズル8bについては、洗浄水の噴出力の反
作用によって、噴出ノズル自体が縦軸芯周りで低速で回
動するように構成され、洗浄水が被洗浄物に対して隅々
まで吹きつけられ、有効に洗浄が行われるようになって
いる。尚、上噴出ノズル8cは洗浄槽3に対して位置固
定状態で洗浄水を噴出させるように構成され、中噴出ノ
ズル8bに対しては上噴出ノズル8cから噴出された洗
浄水が給水部8b1 より供給される構成となっている。
従って、前記搬送路12、循環ポンプ18、各噴出ノズ
ル8a,8b,8cにて洗浄手段Sが構成されることに
なる。
【0016】洗浄槽3の底部における前記開口部16に
は、図6に示すように、洗浄作用によって発生する残菜
などの塵埃を受け止めるフィルターFが設けられてい
る。このフィルターFは、図6(イ),(ロ)に示すよ
うに、網目が粗い粗目フィルターF1と、網目が細かい
細目フィルターF2とで成り、洗浄作動時には、洗浄水
が粗目フィルターF1の後に細目フィルターF2を通過
するように構成され、排出時には、洗浄水の流れが逆に
なり、細目フィルターF2の内面に付着した塵が除去さ
れて排出されるように構成されている。このフィルタF
は、開口部16の内周縁に沿って載置支持されており、
容易に取り外すことができるように構成されている。
【0017】洗浄槽3の底部には、洗浄工程において洗
浄槽3に供給された洗浄水を加熱すると共に、洗浄水が
排出された後の乾燥工程において、洗浄槽3内部の空気
を加熱して被洗浄物を乾燥させるための加熱用乾燥手段
としてのヒータ19が設けられている。このヒータ19
は、ガス燃焼式の外部の熱源機20により加熱された温
水が温水供給路21を通して通流供給されることによっ
て加熱乾燥させる温水ヒータ19で構成されている。ま
た、洗浄槽3の側面には、加熱乾燥後に送風乾燥を行う
ための乾燥手段としての送風用ファン28が設けられて
いる。
【0018】図5に示すように、温水ヒータ19は、洗
浄槽3の底部において広い領域にわたって屈曲状態で配
設され、その内部を温水が流動可能な管路で構成されて
いる。また、図1に示すように、温水供給路21を通し
て熱源機20から供給される温水は、温水弁24によっ
て流量調整可能に構成され、温水ヒータ19を通流した
後に、戻り路22を通して熱源機20に循環するように
構成されている。尚、熱源機20より供給される温水
は、約80°Cの温度で一定になるように構成されてい
る。
【0019】洗浄槽3の内部には、洗浄槽3内の温度を
検出する温度センサ26と、扉2が閉じられた状態であ
るか否かを検出する扉スイッチ27が備えられている。
【0020】上述したような各部の動作を制御する制御
手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御装置29
と、制御装置29に制御情報を指令する操作部30とが
備えられている。操作部30は扉2の上部外面側に設け
られ、電源の入り切りを指令する電源スイッチ31、洗
浄動作開始を指令するスタートスイッチ32、仕上げ剤
を投入するか否かを選択する仕上げ剤投入操作部として
の仕上げ剤投入スイッチ33、乾燥時間を変更設定する
時間設定スイッチ34、報知作動する報知ブザー35及
び報知ランプ36などが設けられている。
【0021】次に前記制御装置29の制御動作について
図7、図8、図9のフローチャートに基づいて説明す
る。洗浄作動を開始するに先立って、手作業にて、扉2
を開けて洗浄槽3内に被洗浄物としての食器などを網カ
ゴ7a,7b内に収納する。そして、扉2を閉めると、
扉スイッチ27がONして、運転可能な状態にセットさ
れる(ステップ1)。リンスなどの仕上げ剤を投入する
場合には、予めつまみ4aにより投入量を調整し、仕上
げ剤投入スイッチ33をONする。その際、仕上げ剤投
入器4内の仕上げ剤の量が設定量に満たないと、報知ブ
ザー35と報知ランプ36により、その旨を報知する。
【0022】その後、電源スイッチ31がON操作さ
れ、かつ、スタートスイッチ32がON操作されると、
運転が開始される(ステップ2,3)。先ず、洗浄槽3
内の洗浄水を排出させる(ステップ4)。つまり、排水
ポンプ13が作動して水位センサ17がOFFすると排
水ポンプ15が停止する。次に洗浄槽3内に洗浄水が給
水される(ステップ5)。そして、洗剤投入器5より洗
剤が供給され、給水弁14が開弁され水位センサ17が
ONして設定水位に達したことが検出されると給水弁1
4が閉弁する。
【0023】次に、洗浄工程に移り、給水が行われた
後、循環ポンプ18を作動させると共に、温水ヒータ1
9に約80°Cの湯を通湯させる(ステップ6,7)。
温度センサ26の検出値、つまり、洗浄槽3内温度が約
60°Cに維持されるように、温水弁24の動作を制御
して温水ヒータ19に対する通湯状態を調整する(ステ
ップ8)。そして、設定時間(約26分間)が経過する
と、循環ポンプ18の作動を停止させると共に、温水ヒ
ータ19への通湯を停止させて、洗浄水を排出する(ス
テップ9,10,11)。このような洗浄工程において
は、噴出孔9から噴霧状に噴出された洗浄水が温水ヒー
タ19に接触して効率よく加熱され、温水にて洗浄が実
行される。また、上述したように、下側及び中側の噴出
ノズル8a,8bは、洗浄水の噴出力にて縦軸芯周りで
回転して、被洗浄物の隅々まで確実に洗浄されるように
なっている。
【0024】次にすすぎ工程に移り、給水が行われた
後、循環ポンプ18を設定時間(約1分間)作動させて
すすぎを行い、その後、洗浄水を排出させるという動作
が、3回繰り返して実行される(ステップ12〜1
6)。尚、すすぎの回数は3回に限定されるものではな
い。
【0025】このようなすすぎ動作が終了し、4回目の
すすぎの際には、上述したような給水作動が実行された
後、温水ヒータ19に通湯され、循環ポンプ16の作動
が開始されて温水でのすすぎ洗浄が実行される(ステッ
プ17〜19)。このとき、温度センサ26の検出値が
約70°Cに維持されるように通湯による加熱状態が調
整制御され(ステップ20)、仕上げ剤を投入するか否
かの指令を仕上げ剤投入スイッチ33で判別し、仕上げ
剤投入スイッチ33がONであれば、仕上げ剤投入モー
ドにより仕上げ剤を供給して、すすぎ工程を終了して、
乾燥工程を実行する。また、仕上げ剤投入スイッチがO
FFであれば、仕上げ剤非投入モードによりすすぎ工程
を終了して、乾燥工程を実行する(ステップ21)。
【0026】図9に示すように、仕上げ剤投入モードで
は、4回目のすすぎ工程の終了する設定時間経過5分前
になると、仕上げ剤を供給して、仕上げ剤を使用した状
態でのすすぎが続行され、設定時間が経過すると、すす
ぎが終了して、水が排出される(ステップ22〜2
5)。次に乾燥工程に移行して、加熱乾燥のみの約20
分間の乾燥を実行する。先ず、温水ヒータ19に通湯さ
れ、温度センサ26の検出値が約70°Cに維持される
ように通湯による加熱状態が調整制御される(ステップ
26,27)。そして、洗浄槽3内の空気が約70°C
に加熱されて、被洗浄物の乾燥が行われる。このような
乾燥作動が開始されてから設定時間(約20分間)経過
すると(ステップ28)、温水ヒータ19への通湯が停
止され(ステップ29)、乾燥工程が終了する。乾燥工
程が終了して約10分間経過すると、自動的に電源スイ
ッチ31がOFF状態に切り換えられ、運転が終了する
(ステップ30,31)。
【0027】図10に示すように、仕上げ剤非投入モー
ドでは、仕上げ剤が投入されず、設定時間が経過する
と、水が排出され、4回目のすすぎ工程が終了し(ステ
ップ32,33)、乾燥工程に移行される。乾燥工程
は、温水ヒータ19により加熱する加熱乾燥を約20分
間行い、その後に、送風機28による送風乾燥を約30
分間行う。加熱乾燥は、先ず、温水ヒータ19に通湯さ
れ、温度センサ26の検出値が約70°Cに維持される
ように通湯による加熱状態が調整制御される(ステップ
34,35)。そして、洗浄槽3内の空気が約70°C
に加熱されて、被洗浄物の乾燥が行われる。このような
乾燥作動が開始されてから設定時間(約20分間)経過
すると(ステップ36)、温水ヒータ19への通湯が停
止される(ステップ37)。そして、送風乾燥は、送風
用ファン28を作動させて、送風乾燥を行い、設定時間
(約30分間)が経過すると、送風用ファン28を停止
させて(ステップ38〜40)、乾燥工程を終了し、乾
燥工程が終了して約10分間経過すると、自動的に電源
スイッチ31がOFF状態に切り換えられ、運転が終了
する(ステップ41,42)。
【0028】このようにして、仕上げ剤が投入されたか
否かにより乾燥時間を変更させて、乾燥後の被洗浄物の
仕上がりを綺麗にすると共に、ランニングコストの低減
を図ことが可能となる。尚、上述したような各工程にお
ける動作時間は、例示したような設定時間に限定される
ものではなく、適宜変更してもよい。
【0029】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、仕上げ剤投入モードにおい
て、送風用ファン28による送風乾燥を行わないことに
より、乾燥工程時間を短縮したが、送風乾燥を行い、こ
の送風乾燥時間を短縮するものでもよく、また、加熱乾
燥と送風乾燥との両乾燥時間を共に短縮するものでもよ
い。要するに、加熱乾燥や送風乾燥を行うか否かにかか
わらず、仕上げ剤投入モードにおいては、仕上げ剤非投
入モードよりも、乾燥工程時間を短縮するものであれば
よい。
【0030】(2)上記実施形態では、仕上げ剤投入モ
ードにおいて、仕上げ剤投入器4内の仕上げ剤の量が、
つまみ4aで調整された量に満たない場合、報知ブザー
35や報知ランプ36で報知する構成としたが、必ずし
も報知するように構成する必要はない。ただし、その場
合には、仕上げ剤が投入されなかったり、あるいは、仕
上げ剤が少量のみ投入される事態が考えられるので、仕
上げ剤投入モードであるにもかかわらず、仕上げ剤非投
入モードを実行し、乾燥工程時間の短縮を抑制するよう
に構成することができる。
【0031】(3)上記実施形態では、つまみ4aによ
って仕上げ剤の投入量が調整されても、一律に同じ時間
だけ乾燥時間を短縮する構成としたが、このつまみ4a
による仕上げ剤の投入量変更調整に基づいて、例えば、
仕上げ剤の投入量が多い場合には、乾燥時間をより短く
し、投入量が少ない場合には、比較的長くするなど、仕
上げ剤の投入量に応じて乾燥時間を変更させてもよい。
【0032】(4)上記実施形態では、報知手段とし
て、報知ブザー35と報知ランプ36とを用いて報知す
るようにしたが、そのいずれか一方だけを用いてもよ
く、また、例えば、合成音や記録音にて、「仕上げ剤を
供給して下さい」と言うような言葉で報知したり、メロ
ディ音で報知してもよく、報知ランプを食器洗浄機の上
部面から上方突出させて、全方位に光を放射する報知ラ
ンプであってもよい。あるいは、各種の形態でグラフィ
ック表示にて報知するようにしてもよい。
【0033】(5)上記実施形態では、洗浄手段として
洗浄水をノズルから噴出させる構成としたが、このよう
な構成に限らず、例えば、超音波にて洗浄する構成や、
洗浄水を渦巻き状に旋回させて洗浄する構成など、各種
の形態で洗浄する構成であってもよい。
【0034】(6)上記実施形態では、乾燥手段として
温水が通流される温水ヒータ19にて構成される場合を
例示したが、通電により空気を加熱する電気ヒータにて
構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄機の概略構成図
【図2】食器洗浄機の斜視図
【図3】食器洗浄機の斜視図
【図4】仕上げ剤投入器と洗剤投入器の正面図
【図5】温水ヒータの配設状態を示す斜視図
【図6】フィルターの断面図
【図7】制御動作のフローチャート
【図8】制御動作のフローチャート
【図9】制御動作のフローチャート
【図10】制御動作のフローチャート
【符号の説明】
4 仕上げ剤投入器 4a 調整手段 19 乾燥手段としての加熱手段 28 乾燥手段としての送風用ファン 29 制御手段 33 仕上げ剤投入操作部 D 出入口 H 報知手段 K 洗浄空間 S 洗浄手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 弘明 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 丸笹 賢治 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口が閉じられた密閉状の洗浄空間内
    において、被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、前記被洗浄
    物を乾燥させる乾燥手段と、この洗浄手段の動作と乾燥
    手段の動作とを制御する制御手段とが設けられ、 前記制御手段は、被洗浄物を洗浄する洗浄工程と、被洗
    浄物をすすぐ、すすぎ工程とを順次実行すべく、前記洗
    浄手段の動作を制御し、前記すすぎ工程が終了した後
    に、乾燥工程を実行すべく、前記乾燥手段の動作を制御
    するように構成され、前記すすぎ工程の際に、仕上げ剤
    が自動投入される仕上げ剤投入器を備えている食器洗浄
    機であって、 前記仕上げ剤投入器により仕上げ剤を投入するか否かを
    指令する仕上げ剤投入操作部が設けられ、 前記制御手段が、前記仕上げ剤投入操作部による仕上げ
    剤投入指令に伴って、前記乾燥工程による乾燥時間を短
    くし、仕上げ剤の非投入指令に伴って、前記乾燥時間を
    長くするように構成されている食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記仕上げ剤投入器による仕上げ剤の投
    入量を変更調整する調整手段が設けられ、 前記制御手段が、前記調整手段により調整された仕上げ
    剤の投入量に基づいて、前記乾燥工程による乾燥時間を
    変更するように構成されている請求項1記載の食器洗浄
    機。
  3. 【請求項3】 前記乾燥手段が、洗浄空間内を加熱する
    加熱手段と、洗浄空間内に乾燥用空気を供給する乾燥用
    ファンとから構成され、かつ、前記乾燥工程が、前記加
    熱手段による加熱乾燥工程と、前記乾燥用ファンによる
    送風乾燥工程とからなり、前記制御手段が、仕上げ剤投
    入操作部による仕上げ剤投入指令に伴って、前記送風乾
    燥工程を実行せずに乾燥時間を短縮するように構成され
    ている請求項1または2記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 前記仕上げ剤投入器内の仕上げ剤の量が
    設定量に満たないときに、報知作動する報知手段が設け
    られている請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗
    浄機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、前記仕上げ剤投入器内
    の仕上げ剤の量が設定量に満たないときに、前記乾燥時
    間の短縮を抑制するように構成されている請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
JP9233768A 1997-08-29 1997-08-29 食器洗浄機 Pending JPH1170068A (ja)

Priority Applications (1)

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