JPH0938016A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH0938016A
JPH0938016A JP18992795A JP18992795A JPH0938016A JP H0938016 A JPH0938016 A JP H0938016A JP 18992795 A JP18992795 A JP 18992795A JP 18992795 A JP18992795 A JP 18992795A JP H0938016 A JPH0938016 A JP H0938016A
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JP
Japan
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water
cleaning
heat
heating
heat medium
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Pending
Application number
JP18992795A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hagiwara
伸一 萩原
Machiko Kitano
真千子 北野
Makoto Sano
真 佐野
Junichi Kitamura
淳一 北村
Jun Nakamura
純 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Harman Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄水を有効に加熱できるものでありなが
ら、使用上の安全性を確保することができると共に、洗
浄槽の内部空間を極力有効利用することができる食器洗
浄機を提供する。 【構成】 洗浄槽3内に供給された洗浄水により、洗浄
槽3内に設置された被洗浄物を洗浄するように構成さ
れ、且つ、洗浄水を加熱する熱交換器19が備えられて
いる食器洗浄機において、熱交換器19は、洗浄槽3の
外部における洗浄水の給水路8の途中部に設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄槽内に供給された
洗浄水により、前記洗浄槽内に設置された被洗浄物を洗
浄するように構成され、且つ、前記洗浄水を加熱する加
熱手段が備えられている食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記食器洗浄機において、従来では、例
えば特開昭58−99942号公報に示されるように、
前記加熱手段として、通電されることによって洗浄槽内
を加熱する電気式ヒータにて構成され、この電気式ヒー
タは洗浄槽内を効率的に加熱させるために、洗浄槽内部
の底部に露出する状態で配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、電気式ヒータが洗浄槽内部に設けられる構成である
ために、次のような不利な面があり、改善の余地があっ
た。つまり、電気式のヒータにおいては、通電されるこ
とによって発熱して、洗浄水や洗浄槽内の空気等を加熱
する構成であり、通電中においてヒータの表面温度が非
常に高い温度(数百°C)になり、通電が停止された
後、温度低下するまでに所定の時間を要するので、例え
ば、乾燥工程の終了直後に食器等の被洗浄物を取り出す
作業を行う場合等において、充分に温度が低下していな
い高温状態のヒータに対して使用者が手を近づけてしま
うおそれがあった。
【0004】しかも、上述したように表面温度が高温に
なることにより、洗浄槽の内面、例えば底面及び側面よ
り設定距離以上離間させた状態で前記ヒータを配置させ
ることで、ヒータの熱により内面が変色したり、変形す
る等の不利を未然に防止する必要があり、そのために、
洗浄槽の内容量に対して、ヒータ配置用の空間のために
被洗浄物を設置するための有効容量が制限される不利が
あった。
【0005】又、上記従来構成においては、洗浄槽内に
洗浄水を供給して貯溜させた状態で電気式ヒータにて加
熱することになるが、このように貯溜された洗浄水を加
熱させる場合、加熱するための所要時間が長くかかる不
利もあった。
【0006】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、洗浄水を有効に加熱できるもので
ありながら、使用上の安全性を確保することができると
共に、洗浄槽の内部空間を極力有効利用することができ
る食器洗浄機を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
洗浄槽内に供給された洗浄水により、前記洗浄槽内に設
置された被洗浄物を洗浄するように構成され、且つ、前
記洗浄水を加熱する加熱手段が備えられている食器洗浄
機において、前記加熱手段は、前記洗浄槽の外部におけ
る前記洗浄水の通路途中に設けられている点にある。
【0008】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記加熱手段は、
熱媒供給路を通して供給される熱媒の熱と、前記通路内
を通過する洗浄水との間で熱交換が行われて、前記洗浄
水を加熱するように構成されている点にある。
【0009】第3発明の特徴構成は、第2発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、外部熱源機より前
記熱媒供給路を通して、熱媒を循環供給させるように構
成されている点にある。
【0010】第4発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、洗
浄水を前記洗浄槽内に供給する給水路が備えられ、この
給水路の経路途中に、前記加熱手段が設けられている点
にある。
【0011】第5発明の特徴構成は、第1、第2、第3
又は第4発明の実施に好適な構成を特定するものであっ
て、前記洗浄水を搬送路を通して強制搬送させる強制搬
送手段と、前記搬送路の終端部に設けられた噴出ノズル
とが備えられ、前記噴出ノズルより被洗浄物に向けて洗
浄水が噴出されることにより被洗浄物を洗浄するように
構成され、前記加熱手段が前記搬送路に設けられている
点にある。
【0012】第6発明の特徴構成は、第1、第2、第
3、第4又は第5発明の実施に好適な構成を特定するも
のであって、前記熱媒が温水である点にある。
【0013】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、洗浄槽の外部に
おける洗浄水の通路途中に設けられた加熱手段によって
洗浄水が加熱された状態で洗浄槽に流入することにな
る。そして、洗浄槽内部において、加熱された洗浄水に
よって被洗浄物の洗浄が行われる。従って、洗浄槽内部
には加熱手段を設置するための余分のスペースが不要
で、洗浄槽内部空間を有効利用して被洗浄物を設置させ
ることができると共に、洗浄槽内に加熱手段等の高温の
箇所がなく、被洗浄物の設置や取り出しの作業の際に作
業者の手等が高温の箇所に近づくおそれがない。又、洗
浄水は加熱された状態で洗浄槽に供給されるので、貯溜
させた後に加熱する場合のように加熱のための所要時間
(待ち時間)が不要になる。
【0014】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。熱媒供給
路を通して供給される熱媒の熱と、前記通路内を通過す
る洗浄水との間で熱交換が行われて、前記洗浄水が加熱
されることになる。従って、非常に高温となる電気式ヒ
ータを用いる場合のように、加熱手段と周囲の部材との
間に変形や変色等を防止するための余裕スペースを設け
る必要がなく、それだけ配置スペースを小さくできる。
【0015】第3発明の特徴構成によれば、第2発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。外部熱源
機より熱媒供給路を通して、熱媒を循環供給させて、洗
浄水を加熱させる構成であるから、その熱媒を他の目的
の熱交換器に対して供給させることも可能で、熱媒が有
する熱を有効利用することができる。
【0016】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。洗浄水を洗浄槽内に供給するための給水路の経路
途中に、前記加熱手段が設けられているので、洗浄水の
供給動作と同時に加熱させることができ、洗浄水を洗浄
槽内に貯溜させた後に加熱する場合に較べて、例えば、
設定量貯溜させた後、あるいは、通過流量が設定量にな
るに伴って、時間遅れの少ない状態で加熱された洗浄水
による洗浄動作に移行することができる。
【0017】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による作用に加えて次
の作用がある。例えば、洗浄槽内に供給された洗浄水
が、強制搬送手段によって搬送路を通して強制搬送さ
れ、搬送路の終端部に設けられた噴出ノズルより被洗浄
物に向けて洗浄水が噴出されることにより被洗浄物が洗
浄されることになる。しかも、搬送路に加熱手段が設け
られるので、搬送路内を搬送されているときに洗浄水が
加熱され、加熱された状態で噴出ノズルより噴出される
ことになる。
【0018】第6発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3、第4又は第5発明の特徴構成による作用に加
えて次の作用がある。熱媒として温水が用いられるの
で、例えば、熱媒専用の特殊な化学物質を用いる場合に
比較して、熱媒の補給や取扱いが容易となる。
【0019】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、使用上の
安全性が向上すると共に、洗浄槽内の空間を無駄なく有
効利用することが可能になり、しかも、洗浄水を加熱さ
せるための無用な待ち時間がなく、作業能率を向上させ
ることが可能となる食器洗浄機を提供できるに至った。
【0020】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。加熱手段
の配置スペースを小さくできて、装置全体をコンパクト
に構成できるものとなる。
【0021】第3発明の特徴構成によれば、第2発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。洗浄水を
加熱させるための熱媒の熱を、極力、他の目的にも有効
利用することで熱効率を向上させることが可能となる。
【0022】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。無用な待ち時間を極力少なくさせることで、洗浄
作業の作業能率を向上させることができる。
【0023】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による効果に加えて次
の効果がある。被洗浄物に噴出される洗浄動作の直前に
おいて洗浄水が加熱されるので、加熱された後に放熱す
る等の無駄がなく、熱効率を向上させることができる。
【0024】第6発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3、第4又は第5発明の特徴構成による効果に加
えて次の効果がある。熱媒の補給や取扱い等の加熱手段
のメンテナンス作業を容易に行える利点がある。
【0025】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に本発明に係る食器洗浄機が示されている。この食器洗
浄機は、正面が開放された略矩形箱状の本体ケース1
に、下端部の横軸芯周りで揺動開閉自在な扉2が備えら
れ、本体ケース1の内部に、食器等の被洗浄物を洗浄す
るための密閉状の洗浄槽3が設けられている。そして、
図3に示すように、扉2を閉じることにより扉2の内側
面により洗浄槽3が閉塞され、この閉塞された洗浄槽3
内部において、支持レール4にて取り外し可能にスライ
ド自在に支持された上下2つの網カゴ5a,5bの内部
に食器等の被洗浄物を収納した状態で、下側の網カゴ5
aの下方側に設けられた下噴出ノズル6a、上側の網カ
ゴ5bの下方側に設けられた中噴出ノズル6b、並び
に、上側の網カゴ5bの上方側に設けられた上噴出ノズ
ル6cの夫々に形成された多数の噴出孔7から洗浄水を
噴出させて、被洗浄物の洗浄を行うように構成されてい
る。
【0026】この食器洗浄機には、図1に示すように、
前記洗浄槽3に対して洗浄水を供給する給水路8、洗浄
槽3内の洗浄水を外部に排出させる排出路9、洗浄槽3
内に貯溜される洗浄水を前記各洗浄ノズル6a,6b,
6cまで搬送させる搬送路10の夫々が洗浄槽3に接続
される状態で備えられている。前記給水路8は、洗浄槽
3の上下方向中間位置付近において洗浄槽3の内部に開
放される状態で接続され、その途中部には運転作動中は
開弁状態に設定される手動開閉弁11と、電磁式の給水
弁12とが備えられている。手動開閉弁11及び給水弁
12が共に開弁されると、水道等の給水源の給水圧によ
り洗浄槽3内に給水されることになる。前記排出路9
は、その途中部に設けられた排水ポンプ13にて洗浄槽
3の底部に形成された開口部14から洗浄水を吸引する
と共に、洗浄槽3の横側部に設けられた逆流防止用の鉛
直経路部分9aを通過した後に排出部9bより洗浄水を
外部に排出させるように構成されている。
【0027】洗浄槽3内に給水される際に洗浄槽3内に
貯溜される水位が設定水位になったか否かを検出する水
位センサ15が備えられ、水位センサ15がONして設
定水位に達したことが検出されると、給水弁12が閉弁
され、自動的に給水が停止されるように構成されてい
る。
【0028】前記搬送路10は、その途中部に備えられ
た強制搬送手段としての循環ポンプ16の作動により洗
浄槽3内に貯溜されている洗浄水を、前記開口部14か
ら吸引する吸引用搬送路部分10aと、循環ポンプ16
の下手側から下噴出ノズル6aに向けて洗浄水を強制的
に搬送させる第1搬送路部分10bと、循環ポンプ16
の下手側から上噴出ノズル6cに向けて洗浄水を強制的
に搬送させる第2搬送路部分10cとで構成されてい
る。下噴出ノズル6aは、洗浄槽3の底面に対して、長
手方向中間部において縦軸芯周りで回動自在に支持され
る構成となっており、中噴出ノズル6bは、網カゴ5b
に対して、縦軸芯周りで回動自在に支持される構成とな
っている。又、各噴出ノズル6a,6b,6cは、夫々
の噴出孔7が互いに逆向きの斜め上方に洗浄水を噴出さ
せるように構成され、洗浄水の噴出力の反作用によっ
て、噴出ノズル自体が縦軸芯周りで低速で回動するよう
に構成され、洗浄水が被洗浄物に対して隅々まで吹きつ
けられ、有効に洗浄が行われるようになっている。尚、
上噴出ノズル6cは洗浄槽3に対して位置固定状態で洗
浄水を噴出させるように構成され、中噴出ノズル6bに
対しては上噴出ノズル6cから噴出された洗浄水が給水
部6b1 より供給される構成となっている。従って、前
記搬送路10、循環ポンプ16、各噴出ノズル6a,6
b,6cにて洗浄操作手段Sが構成されることになる。
【0029】洗浄槽3の底部における前記開口部14に
は、図4、図6に示すように、洗浄作用によって発生す
る残菜等の塵埃を受け止めるフィルターFが設けられて
いる。このフィルターFは、図6(イ),(ロ)に示す
ように、網目が粗い粗目フィルターF1と、網目が細か
い細目フィルターF2とで成り、洗浄時には、洗浄水が
粗目フィルターF1の後に細目フィルターF2を通過す
るように構成され、排出時には、洗浄水の流れが逆にな
り、細目フィルターF2の内面に付着した塵が除去され
て排出されるように構成されている。
【0030】図2に示すように、前記扉2の内面には、
洗浄用の洗剤及び乾燥仕上げ剤を予め貯溜しておき、適
切なタイミングでその洗剤や乾燥仕上げ剤を洗浄槽3内
に投入するための洗剤投入部17と、乾燥仕上げ剤投入
部18が設けられている。これらの各投入部17,18
は、詳述はしないが、洗剤等の貯溜状態においては、そ
の漏出が阻止されており、投入時には熱動弁の作動によ
り、開放状態になり洗剤等が洗浄槽3内に投入されるよ
うに構成されている。
【0031】洗浄槽3の外部における前記給水路8の途
中部に、加熱手段としての熱交換器19が備えられてい
る。この熱交換器19は、外部の熱源機20より熱媒供
給路21を通して、熱媒としての温水を循環供給させる
ように構成され、熱媒供給路21を通して供給される温
水(熱媒)の熱と、給水路8内を通過する洗浄水との間
で熱交換が行われて、前記洗浄水を加熱するように構成
されている。熱媒供給路21には、熱源機20により加
熱され一定温度(約80°C)に維持された温水が循環
供給されるように構成され、熱媒供給路21には、温水
を熱交換器19に供給する温水供給状態と、温水をバイ
パス路23を通して熱源機20に短絡循環させて熱交換
器19への供給を停止させる供給停止状態とに切り換え
自在な切換弁24が設けられている。
【0032】前記熱交換器19は、図5に示すように、
給水路8の途中部を、その他の部分よりも大径に設け
て、水の流速が他の部分よりも遅くなるように構成する
と共に、この給水路8の大径部8aの外周部に、その外
周面に接触するように熱媒供給路21をコイル状に巻回
させた状態で配置して、熱媒供給路21内を通流する温
水と、給水路8中を通流する水との間で有効に熱交換が
行われるように構成されている。
【0033】洗浄槽3の内部には、扉2が閉じられた状
態であるか否かを検出する扉スイッチ27が備えられて
いる。
【0034】そして、上述したような各部の動作を制御
する制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御
装置28と、制御装置28に制御情報を指令する操作部
29とが備えられている。操作部29は扉2の上部外面
側に設けられ、電源の入り切りを指令する電源スイッチ
30、洗浄動作の開始を指令するスタートスイッチ3
1、洗浄動作モードを変更するモード切換スイッチ32
等が設けられている。モード切換スイッチ32は、後述
するような標準動作モード、洗浄時間が長いコースや短
いコース、すすぎ作業のみを行うモード等夫々のモード
に切り換え設定できるように構成されている。
【0035】次に標準動作モードにおける前記制御装置
28の制御動作について図7、図8のフローチャートに
基づいて説明する。洗浄作動を開始するに先立って、扉
2を開けて洗浄槽3内に被洗浄物としての食器等を網カ
ゴ5a,5b内に収納すると共に、専用の洗剤及び乾燥
仕上げ剤を夫々洗剤投入部17、乾燥仕上げ剤投入部1
8に装填する。そして、扉2が閉めると、扉スイッチ2
7がONして、運転可能な状態にセットされる(ステッ
プ1)。電源スイッチ30がON操作され、且つ、スタ
ートスイッチ31がON操作されると、運転が開始され
る(ステップ2,3)。先ず、洗浄槽3内の洗浄水の排
出動作を実行する(ステップ4)。つまり、排水ポンプ
13が作動して水位センサ15がOFFすると排水ポン
プ13が停止する。次に洗浄槽3内への洗浄水の給水動
作を実行する(ステップ5)。つまり、給水弁12が開
弁され水位センサ15がONして設定水位に達したこと
が検出されると給水弁12が閉弁する。
【0036】次に予備洗浄が行われる(ステップ6)。
つまり、循環ポンプ16が約1分間作動し、各噴出ノズ
ル6a,6b,6cから洗浄水が噴出され、被洗浄物の
おおまかな汚れを洗い落とす。予備洗浄が終了すると、
洗浄水を排出する(ステップ7)。
【0037】次に本洗浄工程に移り、熱源機20より熱
交換器19に対して温水が供給されるように、切換弁2
4を切り換えた後に、給水動作を実行する(ステップ
8,9)。設定水位に達して給水が停止されると、熱交
換器19に対する温水供給が停止されるように切換弁2
4を切り換えて、循環ポンプの作動を開始させる(ステ
ップ10,11)。又、洗剤投入部から洗剤が投入され
る(ステップ12)。そして、設定時間(約26分間)
が経過すると、循環ポンプ16の作動を停止して、洗浄
水を排出する(ステップ13,14,15)。このよう
な本洗浄工程においては、加熱された洗浄水が噴出孔7
から噴霧状に噴出されて洗浄が実行される。又、上述し
たように、下側及び中側の噴出ノズル6a,6bは、洗
浄水の噴出力にて縦軸芯周りで回転して、被洗浄物の隅
々まで確実に洗浄されるようになっている。
【0038】次にすすぎ洗浄工程に移り、給水が行われ
た後、循環ポンプ16を設定時間(約1分間)作動させ
てすすぎ洗浄を行い、洗浄水を排出させるという動作
が、3回繰り返して実行されると(ステップ16〜2
0)、4回目のすすぎ洗浄の際には、熱源機20より熱
交換器19に対して温水が供給されるように、切換弁2
4を切り換えた後に、給水動作を実行する(ステップ2
1,22)。設定水位に達して給水動作が終了すると、
熱交換器19に対する温水供給が停止されるように切換
弁24を切り換えて、循環ポンプ16の作動を開始し
て、温水でのすすぎ洗浄が行われる(ステップ23,2
4)。このような温水すすぎ洗浄が設定時間(約25分
間)継続されると、乾燥仕上げ剤が投入される(ステッ
プ25,26)。そして温水すすぎ洗浄が設定時間(約
30分間)継続されると、すすぎ洗浄を終了して洗浄水
を排出する(ステップ27,28)。
【0039】上述した動作は、標準動作モードの場合を
示したが、その他の動作モードでは洗浄時間が夫々異な
る状態に設定され、すすぎモードの場合には、すすぎ工
程のみ実行される構成となる。
【0040】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、熱交換器19として、給水路8
の外周部に熱媒供給路21を巻回させる構成としたが、
このような構成に代えて、次のような構成であってもよ
い。図9に示すように、密閉タンクTの内部に温水が満
たされた状態で熱源機20から加熱された温水が循環供
給されるように構成すると共に、この温水が満たされる
密閉タンクT内を通過するように給水路8が配置される
構成として、温水と給水路8の外周部との接触面積を多
くするように構成してもよく、又、図10に示すよう
に、密閉タンクT内に洗浄水が満たされる状態で、洗浄
水が洗浄槽内に向けて供給されるように構成すると共
に、このように洗浄水が満たされる密閉タンクT内を通
過するように熱媒供給路21が配置される構成として、
洗浄水と熱媒供給路21の外周部との接触面積を多くす
るように構成してもよい。このようにすると、温水と洗
浄水との間の熱交換の際の熱効率が向上するものとな
る。
【0041】(2)上記実施例では、前記熱交換器19
が、給水路8の途中部に設けられる構成としたが、この
ような構成に代えて、前記循環ポンプ16にて強制搬送
される第1搬送路部分10b及び第2搬送路部分10c
に、前記熱交換器19を設ける構成としてもよい。
【0042】(3)上記実施例では、熱源機より熱媒供
給路を通して前記熱交換器に温水が供給され、熱源機に
戻るように循環供給される構成としたが、このような構
成に代えて、前記給水加熱用の熱交換器を通過した後
に、外部の熱交換器、例えば、暖房用の熱交換器や給湯
用の熱交換器等に供給された後に熱源機に戻るようにし
てもよく、又、熱源機より供給される熱媒が、給水加熱
用熱交換器を通過した後に、ミキシングバルブ等により
湯温調整され、浴槽に給湯させるように構成してもよ
い。
【0043】(4)上記実施例では、加熱手段として、
熱媒供給路を通過する熱媒と、給水路中を通過する洗浄
水との間で熱交換を行うことで加熱する構成としたが、
このような構成に代えて、給水路の途中部において、例
えば電気式ヒータやガスバーナ等の加熱手段を用いて洗
浄水を加熱させる構成としてもよい。
【0044】(5)上記実施例では、洗浄操作手段とし
て、洗浄水を噴出ノズルから噴出させて被洗浄物を洗浄
させる構成としたが、このような構成に代えて、例え
ば、洗浄槽内に洗浄水を貯溜させた状態で、洗浄水を渦
巻き旋回させて被洗浄物を洗浄する構成としてもよい。
【0045】(6)上記実施例では、洗浄水を加熱する
ための熱媒として、温水が用いられたが、温水に限ら
ず、水よりも蓄熱量の大きい熱媒専用の化学物質を用い
てもよく、この場合には、温水を用いる場合よりに較べ
て熱効率を向上させることができる。
【0046】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄機の概略構成図
【図2】開扉状態の食器洗浄機の斜視図
【図3】閉扉状態の食器洗浄機の斜視図
【図4】排水部の斜視図
【図5】熱交換器を示す図
【図6】排水部の断面図
【図7】制御動作のフローチャート
【図8】制御動作のフローチャート
【図9】別実施例の熱交換器を示す図
【図10】別実施例の熱交換器を示す図
【符号の説明】
3 洗浄槽 6a,6b,6c 噴出ノズル 8 給水路 10 搬送路 19 加熱手段 20 外部熱源機 21 熱媒供給路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 真 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 北村 淳一 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 中村 純 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽(3)内に供給された洗浄水によ
    り、前記洗浄槽(3)内に設置された被洗浄物を洗浄す
    るように構成され、且つ、前記洗浄水を加熱する加熱手
    段(19)が備えられている食器洗浄機であって、 前記加熱手段(19)は、 前記洗浄槽(3)の外部における前記洗浄水の通路途中
    に設けられている食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段(19)は、熱媒供給路
    (21)を通して供給される熱媒の熱と、前記通路内を
    通過する洗浄水との間で熱交換が行われて、前記洗浄水
    を加熱するように構成されている請求項1記載の食器洗
    浄機。
  3. 【請求項3】 外部熱源機(20)より前記熱媒供給路
    (21)を通して、熱媒を循環供給させるように構成さ
    れている請求項2記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 洗浄水を前記洗浄槽(3)内に供給する
    給水路(8)が備えられ、この給水路(8)の経路途中
    に、前記加熱手段(19)が設けられている請求項1、
    2又は3記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 前記洗浄水を搬送路(10)を通して強
    制搬送させる強制搬送手段(16)と、 前記搬送路(10)の終端部に設けられた噴出ノズル
    (6a),(6b),(6c)とが備えられ、 前記噴出ノズル(6a),(6b),(6c)より被洗
    浄物に向けて洗浄水が噴出されることにより被洗浄物を
    洗浄するように構成され、 前記加熱手段(19)が前記搬送路(10)に設けられ
    ている請求項1、2、3又は4記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 前記熱媒が温水である請求項1、2、
    3、4又は5記載の食器洗浄機。
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