JPH08150108A - 食器洗浄機の排熱回収装置 - Google Patents

食器洗浄機の排熱回収装置

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Publication number
JPH08150108A
JPH08150108A JP6323787A JP32378794A JPH08150108A JP H08150108 A JPH08150108 A JP H08150108A JP 6323787 A JP6323787 A JP 6323787A JP 32378794 A JP32378794 A JP 32378794A JP H08150108 A JPH08150108 A JP H08150108A
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JP
Japan
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pipe
water
heat exchange
tank
box body
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Application number
JP6323787A
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English (en)
Inventor
Taiji Fujikawa
泰司 藤川
Masahiro Kobayashi
正博 小林
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08150108A publication Critical patent/JPH08150108A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱体内の汚れによる熱交換効率の低下を未然
に回避することができる食器洗浄機の排熱回収装置を提
供する。 【構成】 排熱回収装置31は、箱体32内にすすぎ水
が通過する熱交換パイプ51を設け、箱体32内に洗浄
タンクからの排温水を回収して、熱交換パイプ51中を
通過するすすぎ水と熱交換させる。箱体32内の排温水
を排出する排水バルブ46を設け、所定の時刻に自動的
に排水バルブ46を開いて箱体32内の排温水を排出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機からの排温
水とすすぎ水を熱交換させて熱効率を改善するための排
熱回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種食器洗浄機においては、
例えば実開昭64−31066号公報(A47L15/
42)等に示される如く、洗浄タンクからオーバーフロ
ーする+60℃程の排温水とブースタタンクに供給する
+20℃程のすすぎ水とを熱交換させ、すすぎ水を+8
0℃等の所定の温度に昇温する作用を補助することによ
って、ブースタタンクを加熱するガスバーナーのガス消
費量や電気ヒータの消費電力を軽減する排熱回収装置が
設けられている。
【0003】図6に係る従来の排熱回収装置100の縦
断側面図を示す。図6において、排熱回収装置100
は、断熱性の箱体32から成り、その内部は相互に間隔
を存して箱体32の前後内面に固定された四枚仕切壁3
3、34、36及び37により、左から第1タンク3
8、第2タンク39、第3タンク41及び第4タンク4
2に仕切られており、各仕切壁33、34、36及び3
7の上下は、箱体32の天壁32A及び底壁32Bと間
隔を存している。また、箱体32の側壁下端部には排水
孔43が開口しており、この排水孔43には排水管44
が接続され、排水管44には手動の排水バルブ101が
介設されている。そして、箱体32の底壁32Bはこの
排水孔43に向けて徐々に低く傾斜している。
【0004】更に、仕切壁37の上端よりも低い位置に
おける側壁の所定の高さの位置にはオーバーフロー管4
7が箱体32内に開口しており、このオーバーフロー管
47は排水バルブ46より下流側の排水管44に連通し
ている。また、箱体32の側壁上部には水道水(市水)
配管48が接続されており、この水道水配管48には箱
体32内に配設された熱交換パイプ51が接続され、更
に、箱体32外に位置したハンドシャワー102が手動
バルブ103を介して接続されている。
【0005】この熱交換パイプ51は、順次第4タンク
42、第3タンク41、第2タンク39及び第1タンク
38内をコイル状に上下に通過した後、箱体32の側壁
上部にて図示しない食器洗浄機のブースタタンク上部に
連通した配管28に接続されている。また、箱体32の
側壁上部には前記ブースタタンク底部に連通した配管2
9が手動の給水バルブ104を介して接続されており、
この配管29には箱体32内に設けられたシャワー配管
53が接続されている。このシャワー配管53は箱体3
2の天壁32Aの直下に複数本配置されており、下方に
向いた複数のシャワーノズル口54を複数備えている。
尚、前記配管29は水道水の蛇口に接続しても良い。
【0006】また、排水孔43が開口した側壁から離間
した位置の箱体32の側壁上部には図示しない食器洗浄
機の洗浄タンクのオーバーフロー管に連通した配管25
が接続され、仕切壁33上端と略同じ高さの位置にて箱
体32内に開口している。
【0007】そして、食器洗浄機の洗浄タンクから+6
0℃程の排温水がオーバーフローすると、係る排温水は
配管25から箱体32内に流入し、各タンク38、3
9、41、42内にオーバーフロー管47の開口位置ま
で貯留される。これによって、熱交換パイプ51はこの
排温水中に浸漬される。一方、水道水配管48から流入
した+20℃程の水道水は、熱交換パイプ51内を通過
する過程で箱体32内に貯留された+60℃程の排温水
に加熱され、+50℃程まで昇温された後、配管28か
ら上記ブースタタンクに供給される。
【0008】このように、ブースタタンクに供給される
水道水は既に+50℃程まで予熱されるので、ブースタ
タンクにて上記+80℃程まで昇温するに際してブース
タタンクを加熱する図示しないガスバーナーのガス消費
量や電気ヒータの消費電力を軽減することができる。
【0009】また、排熱回収装置100内に流入する排
温水中には、洗浄した食器から落下した残滓や油等の汚
れ分が多量に含まれている。そこで、従来では定期的に
使用者が手動でバルブ101を開き、箱体32内の排温
水及び汚れ分を図中矢印の如く排水管44から排出する
と共に、給水バルブ104を手動で開いてブースタタン
ク内に残存している温水(或いは水道水)をシャワー配
管53のシャワーノズル口54から下方に噴出させ、ま
た、手動バルブ103を開いてハンドシャワー102に
より水道水を熱交換パイプ51に吹き付けることによ
り、熱交換パイプ51等に付着した汚れ分を洗い流し、
排水孔43から排水管44に排出していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は使用者により排水バルブ101が開放されることは稀
であり、従って、熱交換パイプ51の洗浄も殆ど行われ
ていないのが実状である。そのため、排熱回収装置10
0内には排温水中の汚れ分がヘドロ状となって堆積し、
或いは熱交換パイプ51に付着して排温水との熱交換効
率を低下させていた。また、係る状態で排水バルブ10
1を開くと、排水孔43や排水管44に汚れ分が詰まっ
てしまう問題もあった。
【0011】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、箱体内の汚れによる熱交
換効率の低下を未然に回避することができる食器洗浄機
の排熱回収装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の食器洗
浄機の排熱回収装置は、箱体内にすすぎ水が通過する熱
交換パイプを設け、箱体内に洗浄タンクからの排温水を
回収して、熱交換パイプ中を通過するすすぎ水と熱交換
させるものであって、箱体内の排温水を排出する排水手
段と、この排水手段による排水動作を所定のタイミング
にて制御する制御手段とを設けたものである。
【0013】請求項2の発明の食器洗浄機の排熱回収装
置は、箱体内にすすぎ水が通過する熱交換パイプを設
け、箱体内に洗浄タンクからの排温水を回収して、熱交
換パイプ中を通過するすすぎ水と熱交換させるものであ
って、箱体内に設けられ、熱交換パイプを洗浄する洗浄
手段と、この洗浄手段による洗浄動作を所定のタイミン
グにて制御する制御手段とを設けたものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明の食器洗浄機の排熱回収装置に
よれば、制御手段が所定のタイミングにて排水手段を制
御し、箱体内の排温水の排出を自動的に行うので、使用
者が一々排水作業を行うこと無く、箱体内の汚れ分の堆
積を未然に防止することが可能となる。従って、熱交換
パイプと排温水との熱交換を常に良好な状態に維持する
ことができるようになると共に、排水詰まりが発生する
不都合も解消若しくは抑制することができるようになる
ものである。
【0015】請求項2の発明の食器洗浄機の排熱回収装
置によれば、制御手段が所定のタイミングにて洗浄手段
を制御し、箱体内の熱交換パイプの洗浄を行うので、使
用者が一々洗浄作業を行うこと無く、熱交換パイプへの
汚れ分の付着を未然に防止することが可能となる。従っ
て、熱交換パイプと排温水との熱交換を常に良好な状態
に維持することができるようになるものである。
【0016】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の排熱回収装置31と食器洗浄機1の
縦断側面図、図2は排熱回収装置31の透視斜視図、図
3は排熱回収装置31の縦断側面図、図4は排熱回収装
置31の制御手段としての制御装置56の電気回路図で
ある。各図において、食器洗浄機1の本体ケース2内に
は洗浄室3が区画形成されており、この洗浄室3の前面
は図示しない扉によって開閉される。洗浄室3の上部に
は洗浄水を下向きに噴射する複数の洗浄ノズル口4A・
・を有する上洗浄ノズル4が回転可能に配設されると共
に、この上洗浄ノズル4の若干下位には上洗浄ノズル4
と同心上で回転する上すすぎノズル5が配設されてい
る。この上すすぎノズル5はすすぎ水を下向きに噴射す
る複数のすすぎノズル口5A・・を有している。
【0017】また、洗浄室3の下部には洗浄水を上向き
に噴射する複数の洗浄ノズル口6A・・を有する下洗浄
ノズル6が回転可能に配設され、この下洗浄ノズル6の
若干上位にはすすぎ水を上向きに噴射する複数のすすぎ
ノズル口7A・・を有する下すすぎノズル7が下洗浄ノ
ズル6と同心上で回転可能に配設されている。
【0018】一方、洗浄室3の下方には図示しないフィ
ルタによって洗浄室3と区画された比較的(後述するブ
ースタタンク15に比較して)容量の大きい洗浄タンク
12が設けられている。この洗浄タンク12内にはオー
バーフロー管13が立設されており、洗浄タンク12の
洗浄水面を所定水位に規制する位置にて、洗浄タンク1
2内に開口している。そして、このオーバーフロー管1
3は本発明の排熱回収装置31に接続された配管25に
接続されている。
【0019】他方、上下洗浄ノズル4、6と洗浄タンク
12の間には、洗浄タンク12に貯留される洗剤が混入
した+60℃程の洗浄水を、洗浄配管18を介して上下
洗浄ノズル4、6に循環するための洗浄ポンプ14が配
設されている。
【0020】また、本体ケース2には更に+80℃程の
高温のすすぎ水を貯留するためのブースタタンク15が
並設されている。このブースタタンク15は前記洗浄タ
ンク12に比較して小さい容量のものであり、このブー
スタタンク15と上下すすぎノズル5、7の間には、ブ
ースタタンク15に貯留せる前記すすぎ水を、すすぎ配
管19を介して上下すすぎノズル5、7に給送するため
のすすぎポンプ16が配設されている。
【0021】このブースタタンク15にもその所定水位
を規制するオーバーフロー管21が立設されている。ま
た、ブースタタンク15には加熱手段として電気ヒータ
27が取り付けられており、ブースタタンク15内に貯
留したすすぎ水を前記+80℃程まで昇温させる。尚、
ブースタタンク15を加熱する手段としては電気ヒータ
27の他にガスバーナ等も考えられる。
【0022】このブースタタンク15の上部には排熱回
収装置31に接続された配管28が開口しており、この
配管28から電磁弁22を介してすすぎ水が供給され
る。また、ブースタタンク15の底部にはブースタタン
ク15内に残ったすすぎ水(残り湯)を排出する配管2
9が開口しており、この配管29には前記オーバーフロ
ー管21も連通している。そして、この配管29は給水
バルブ30を介して排熱回収装置31に接続されてい
る。尚、この配管29はブースタタンク15に限らず、
水道水の蛇口等に接続しても良い。
【0023】本発明の排熱回収装置31は、図2及び図
3に示す如く断熱性の箱体32から成り、その内部は相
互に間隔を存して箱体32の前後内面に固定された四枚
仕切壁33、34、36及び37により、左から第1タ
ンク38、第2タンク39、第3タンク41及び第4タ
ンク42に仕切られており、各仕切壁33、34、36
及び37の上下は、箱体32の天壁32A及び底壁32
Bと間隔を存している。また、箱体32の側壁下端部に
は排水孔43が開口しており、この排水孔43には排水
管44が接続され、排水管44にはモータバルブなどか
ら構成された排水手段としての排水バルブ46が介設さ
れている。そして、箱体32の底壁32Bはこの排水孔
43に向けて徐々に低く傾斜している。
【0024】更に、仕切壁37の上端よりも低い位置に
おける側壁の所定の高さの位置にはオーバーフロー管4
7が箱体32内に開口しており、このオーバーフロー管
47は排水バルブ46より下流側の排水管44に連通し
ている。また、箱体32の側壁上部には水道水(市水)
配管48が接続されており、この水道水配管48には箱
体32内に配設された熱交換パイプ51が接続されてい
る。
【0025】この熱交換パイプ51は、順次第4タンク
42、第3タンク41、第2タンク39及び第1タンク
38内をコイル状に上下に通過した後、箱体32の側壁
上部にて前記ブースタタンク15上部への配管28に連
通接続されている。また、箱体32の側壁上部には前記
ブースタタンク15底部からの配管29が接続されてお
り、この配管29には箱体32内に設けられた洗浄手段
としてのシャワー配管53が接続されている。このシャ
ワー配管53は箱体32の天壁32Aの直下に複数本配
置されており、下方に向いた複数のシャワーノズル口5
4を複数備えている。
【0026】また、排水孔43が開口した側壁から離間
した位置の箱体32の側壁上部には前記洗浄タンク12
のオーバーフロー管13に連通した配管25が接続さ
れ、仕切壁33上端と略同じ高さの位置にて箱体32内
に開口している。尚、各配管の位置関係は説明を容易と
するため、各図において必ずしも一致して示していな
い。
【0027】次に、図4の制御装置56において、交流
電源ACには24時間タイマ61が接続されており、電
源ACにはこのタイマ61の接点61Sと直列に、前記
排水バルブ46と遅延タイマ62の並列回路が直列に接
続されている。そして、前記給水バルブ30はこの遅延
タイマ62の接点62Sと直列に電源ACに接続されて
いる。前記タイマ61は、予め設定された時刻t1(例
えば午前0時)になると、接点61Sを所定時間T1
(例えば1分30秒〜6分)だけ閉じる。一方、遅延タ
イマ62は通電されてから所定時間T2(例えば1分)
経過後に接点62Sを閉じ、非通電となって接点62S
を開く。また、排水バルブ46と給水バルブ30は通電
されて開く。特に、排水バルブ46の単位時間当たりの
排水量は多く、箱体32内が排温水で満杯の状態から開
放後約8秒で排水が終了するものとする(但し、給水量
はゼロ)。
【0028】以上の構成で次に図5のタイミングチャー
トを参照しながら食器洗浄機1及び排熱回収装置31の
動作を説明する。尚、上下すすぎノズル5、7(上下洗
浄ノズル4、6)間の洗浄室3内に皿等の食器から成る
図示しない被洗浄物を収納する。また、ブースタタンク
15及び洗浄タンク12内にはそれぞれ所定量のすすぎ
水及び洗浄水が貯留されており、電気ヒータ27は発熱
してブースタタンク15内のすすぎ水を+80℃程の温
度に維持しているものとする。
【0029】そして、食器洗浄機1が洗浄運転を開始す
ると、洗浄ポンプ14が運転されて洗浄タンク12に貯
留されている洗浄水を洗浄管18より上下洗浄ノズル
4、6に循環する。循環された洗浄水は上洗浄ノズル4
の洗浄ノズル口4A・・から下向きに噴射されると共
に、下洗浄ノズル6の洗浄ノズル口から上向きに噴射さ
れ、被洗浄物に吹き付けられてそれらを洗浄する。ま
た、一部は上下洗浄ノズル4、6の回転推進力となるの
で上下洗浄ノズル4、6は回転する。このように噴射さ
れた洗浄水は洗浄タンク12内に回収され、再び上下洗
浄ノズル4、6に循環される。
【0030】係る洗浄運転が例えば90秒間実行される
と、洗浄ポンプ14は停止され、引き続いてすすぎ運転
が開始される。このすすぎ運転ではすすぎポンプ16が
運転を開始されるので、ブースタタンク15内の高温
(+80℃)のすすぎ水はすすぎ管19より上下すすぎ
ノズル5、7に給送される。給送されたすすぎ水は上す
すぎノズル5のすすぎノズル口5A・・から下向きに噴
射されると共に、下すすぎノズル7のすすぎノズル口か
ら上向きに噴射される。
【0031】そして、噴射されたすすぎ水は落下して前
記フィルタを通り、洗浄タンク12内に回収されるが、
このすすぎ水は洗浄水に追加されるかたちとなるため、
洗浄タンク12内の洗浄水位は上昇する。そして、オー
バーフロー管13の上端よりも高くなると、洗浄水はオ
ーバーフロー管13内に流入するので、洗浄タンク12
内の水位は一定値に規制される。
【0032】一方、オーバーフロー管13に流入した洗
浄タンク12内の+60℃程の洗浄水は、排温水となっ
て配管25から排熱回収装置31の箱体32内に流入
し、各タンク38、39、41、42内にオーバーフロ
ー管47の開口位置まで貯留される。これによって、熱
交換パイプ51はこの排温水中に浸漬される。
【0033】他方、すすぎポンプ16の運転によってブ
ースタタンク15内のすすぎ水がすすぎ管19に給送さ
れて行くと、ブースタタンク15内の水位は低下して行
く。そして、約10秒後に所定の水位まで降下するの
で、この時点ですすぎ運転は終了され、すすぎポンプ1
6は停止されて電磁弁22が開放される。この電磁弁2
2が開放されると、水道水配管48から流入した+20
℃程の水道水(すすぎ水)は熱交換パイプ51内を通過
して配管28からブースタタンク15内に給水される。
そして、所定の満水位となった時点で電磁弁22は閉じ
られ、ブースタタンク15内のすすぎ水は電気ヒータ2
7により+80℃程まで昇温される。
【0034】ここで、水道水配管48から流入した水道
水は、熱交換パイプ51内を通過する過程で上述の如く
箱体32内に貯留された+60℃程の排温水と熱交換
し、加熱されて+50℃程まで昇温された後、配管28
から上記ブースタタンク15に供給されることになる。
即ち、ブースタタンク15に供給される水道水は既に+
50℃程まで予熱されているので、ブースタタンク15
にて上記+80℃程まで昇温するに際してブースタタン
ク15を加熱する電気ヒータ27の消費電力を軽減する
ことができる。
【0035】また、排熱回収装置31内に流入する排温
水中には、洗浄した食器から落下した残滓や油等の汚れ
分が多量に含まれているが、制御装置56のタイマ61
は前記時刻t1になると、接点61Sを閉じる。これに
よって、排水バルブ46が通電されて開くので、箱体3
2内の汚れ分を含んだ排温水は図3中矢印の如く排水孔
43より排水管44へと排出されて行く。この排水によ
り前述の如く約8秒後には箱体32内の排温水は空とな
る。
【0036】一方、接点61Sが閉じてからT2の期間
が経過すると、前述の如く遅延タイマ62が接点62S
を閉じるので、今度は給水バルブ30も開放される。給
水バルブ30が開放されると、ブースタタンク15内に
残存している温水(配管29が水道水の蛇口に接続され
る場合には水道水)が配管29よりシャワー配管53に
流入し、シャワーノズル口54から下方に噴出され、熱
交換パイプ51に吹き付けられる。これによって、熱交
換パイプ51等に付着した汚れ分は洗い流がされ、排水
孔43から排水管44に排出される。
【0037】そして、接点61Sが閉じられてからT1
期間が経過すると、前述の如くタイマ61が接点61S
を開くので、排水バルブ46が閉じる。また、遅延タイ
マ62も非通電となって接点62Sを開くので、給水バ
ルブ30も閉じられる。
【0038】このように本発明の排熱回収装置31は時
刻t1に自動的に排水バルブ46を開いて箱体32内の
排温水の排出を行うので、使用者が一々排水作業を行う
こと無く、箱体32内の汚れ分の堆積を未然に防止する
ことが可能となる。そして、シャワー配管53のシャワ
ーノズル口54からブースタタンク15内の残留すすぎ
水等を熱交換パイプ51に吹き付けて洗浄するので、熱
交換パイプ51への汚れ分の付着も未然に防止すること
ができる。従って、熱交換パイプ51と排温水との熱交
換を常に良好な状態に維持することができるようになる
と共に、排水孔43或いは排水管44においてゴミ詰ま
りが発生する不都合も解消若しくは抑制することができ
るようになる。
【0039】尚、上記実施例では所定の時刻に排熱回収
装置31の排水及び洗浄動作を実行するようにしたが、
それに限らず、食器洗浄機1の電源を切った後、或いは
食器洗浄機1のすすぎ運転終了後、若しくは所定の周期
で行うようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、制御手段が所定のタイミングにて排水手段を制御
し、箱体内の排温水の排出を自動的に行うので、使用者
が一々排水作業を行うこと無く、箱体内の汚れ分の堆積
を未然に防止することが可能となる。従って、熱交換パ
イプと排温水との熱交換を常に良好な状態に維持するこ
とができるようになると共に、排水詰まりが発生する不
都合も解消若しくは抑制することができるようになるも
のである。
【0041】請求項2の発明によれば、制御手段が所定
のタイミングにて洗浄手段を制御し、箱体内の熱交換パ
イプの洗浄を行うので、使用者が一々洗浄作業を行うこ
と無く、熱交換パイプへの汚れ分の付着を未然に防止す
ることが可能となる。従って、熱交換パイプと排温水と
の熱交換を常に良好な状態に維持することができるよう
になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排熱回収装置と食器洗浄機の概略縦断
側面図である。
【図2】本発明の排熱回収装置の透視斜視図である。
【図3】本発明の排熱回収装置の縦断側面図である。
【図4】本発明の排熱回収装置の制御装置の電気回路図
である。
【図5】本発明の排熱回収装置の排水バルブと給水バル
ブの動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】従来の排熱回収装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 食器洗浄機 3 洗浄室 4 上洗浄ノズル 5 上すすぎノズル 6 下洗浄ノズル 7 下すすぎノズル 12 洗浄タンク 15 ブースタタンク 30 給水バルブ 31 排熱回収装置 32 箱体 46 排水バルブ 51 熱交換パイプ 56 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体内にすすぎ水が通過する熱交換パイ
    プを設け、前記箱体内に洗浄タンクからの排温水を回収
    して、前記熱交換パイプ中を通過するすすぎ水と熱交換
    させる食器洗浄機の排熱回収装置において、 前記箱体内の排温水を排出する排水手段と、この排水手
    段による排水動作を所定のタイミングにて制御する制御
    手段とを設けたことを特徴とする食器洗浄機の排熱回収
    装置。
  2. 【請求項2】 箱体内にすすぎ水が通過する熱交換パイ
    プを設け、前記箱体内に洗浄タンクからの排温水を回収
    して、前記熱交換パイプ中を通過するすすぎ水と熱交換
    させる食器洗浄機の排熱回収装置において、 前記箱体内に設けられ、前記熱交換パイプを洗浄する洗
    浄手段と、この洗浄手段による洗浄動作を所定のタイミ
    ングにて制御する制御手段とを設けたことを特徴とする
    食器洗浄機の排熱回収装置。
JP6323787A 1994-11-30 1994-11-30 食器洗浄機の排熱回収装置 Pending JPH08150108A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100745699B1 (ko) * 2007-03-22 2007-08-02 주식회사 피닉스 폐열회수장치를 이용한 업소용 식기 세척기
KR100772518B1 (ko) * 2006-08-14 2007-11-02 김이빈 세척기 폐열 재활용 장치
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JP2014036917A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Kureo:Kk 容器洗浄装置
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