JP2010094252A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄性能を低下させることなく、従来は排水とともに捨てられていた熱を洗浄槽内へ回収して、より消費電力量が少ない食器洗い機を実現する。
【解決手段】洗い、すすぎ、加熱すすぎおよび乾燥の各行程のいずれかの行程の実行中または終了後に洗浄槽21から排出された洗浄排水の熱を、該行程または次行程の洗浄槽21または洗浄水に熱伝達する補助洗浄槽22を備えたものであり、食器洗い機の排水とともに機外へ捨てられていた熱を回収し、その行程または次行程において洗浄水を加熱するために使用することにより、消費電力量を低減できるとともに、安定した洗浄性能を確保した食器洗い機とすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄ノズルより食器類に向けて洗浄水を噴射して食器類を洗浄する食器洗い機に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は、図6〜図9に示すように構成されていた。以下、その構成について説明する。図6〜図9に示すように、食器洗い機1は、内部に洗浄槽2が設けられており、この洗浄槽2の底部に排水口3が設けられ、この排水口3に連通したポンプ室に洗浄モータ4によって駆動される洗浄ポンプ5が配設され、洗浄ポンプ5により洗浄水を洗浄槽2の内部に循環させるように構成されている。この循環は、洗浄水が排水口3から洗浄ポンプ5に吸い込まれ、洗浄ポンプ5より洗浄槽2の内底部に配設された洗浄ノズル6に供給され、この洗浄ノズル6から食器類7に向けて噴射され、食器類7を洗浄した後、再び排水口3に戻るという経路で行われる。
洗浄ノズル6と洗浄槽2の底部との間には、洗浄水加熱用のヒータ8が配設されている。制御手段9は洗浄水温度検知手段10により、洗浄水が所定温度に達したことを検知し、ヒータ8への通電を停止する。また、洗浄ノズル6の上方には、食器類7を整然と配置することで食器類7に対して洗浄水を効果的に噴射し、食器類7の洗浄を効率的に行えるように構成した食器かご11が設置されている。
また、洗浄槽2は前方に開口しており、その前面部に、前方に開閉自在な蓋12を取り付けられている。排水ポンプ13は、排水口3から洗浄水を吸い込み、排水ホース14を通して洗浄水を機外に排出するように構成されている。
洗浄槽2内に溜められる洗浄水は給水ホース15から供給される。洗浄槽2に連通した水位検知手段16により所定水位まで洗浄水が供給されたことを検知すると、制御手段9は給水弁17を閉じて洗浄水供給を停止する。
また、乾燥用送風ファン18を有しており、洗浄槽2内に風を吹き込み、食器類7表面などから発生する水蒸気を、蓋12に設けた排気口19より、洗浄槽2の外へ排出し、食器類7を乾燥せしめるものである。
制御手段9による運転プログラムと、この場合の洗浄水温度検知手段10により検知した洗浄槽2内温度は図9に示すとおりである。行程は洗い、すすぎ、加熱すすぎ、乾燥の4行程からなる。洗い行程は給水ホース15から洗浄水を給水後、洗浄ポンプ5とヒータ8を通電し、洗浄水温度が第1の所定温度に達するまで運転する。すすぎ行程は、排水ポンプ13により洗浄水を排水した後、新しい洗浄水を洗浄槽2内に溜め、ヒータ8に通電せず洗浄ポンプ5のみの通電で食器類7を所定時間すすぐ動作を2回繰り返す。加熱すすぎ行程は、排水ポンプ13により洗浄水を排水した後、新しい洗浄水を洗浄槽2内に溜め、洗浄ポンプ5とヒータ8を通電し、洗浄水温度が第2の所定温度に達するまで運転し食器類7をすすぐ。乾燥行程は排水ポンプ13により洗浄水を排水した後、乾燥用送風ファン18に通電しながら、ヒータ8へ断続的に通電する運転を所定時間行うものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−47585号公報
上記のような構成の従来の食器洗い機では、1回の運転を行う際に必要な消費電力量の大半は、洗浄槽2に溜められた洗浄水を所定温度に上げるために使用されていた。このため、1回の運転を行う際に必要な消費電力量を減らすためには、主に前記所定温度を低く設定するか、洗浄水の量を大幅に減らす必要があった。よって消費電力量を減らすと食器類を洗浄する性能を低下させる恐れがあった。
本発明は、上述の課題を解決するため、洗浄性能を低下させることなく、より消費電力量が少ない食器洗い機を提供することを目的としている。
本発明の食器洗い機は、食器類を収容するとともに前記食器類を洗浄する洗浄水を溜める洗浄槽と、洗い、すすぎ、加熱すすぎおよび乾燥の各行程を制御する制御手段と、前記各行程のいずれかの行程の実行中または終了後に前記洗浄槽から排出された洗浄排水の熱を、該行程または次行程の前記洗浄槽または洗浄水に熱伝達する熱伝達手段とを備えた食器洗い機である。
この構成によると、従来は食器洗い機の洗浄排水とともに機外へ捨てられていた熱を回収し、その行程または次行程において洗浄水を加熱するために使用できるので、消費電力量を低減できるとともに、安定した洗浄性能を確保できる。また、回収した熱を食器類の乾燥に使用することができるので、より消費電力量の少ない食器洗い機を実現できる。
本発明の食器洗い機によると、より少ない消費電力量で食器類を洗浄可能な食器洗い機を提供できるとともに、洗浄水を加熱する時間も短縮可能であり、より使い勝手のよい食器洗い機を実現できる。
第1の発明は、食器類を収容するとともに前記食器類を洗浄する洗浄水を溜める洗浄槽と、洗い、すすぎ、加熱すすぎおよび乾燥の各行程を制御する制御手段と、前記各行程のいずれかの行程の実行中または終了後に前記洗浄槽から排出された洗浄排水の熱を、該行程または次行程の前記洗浄槽または洗浄水に熱伝達する熱伝達手段とを備えた食器洗い機としたもので、従来は排水とともに捨てられていた熱を洗浄槽内へ回収することで、より少ない消費電力量で食器類を洗浄、乾燥可能な食器洗い機を提供できる。
第2の発明は、上記第1の発明において、熱伝達手段は、洗浄槽に接して設けられ、前記洗浄槽から排出された洗浄排水を溜める補助洗浄槽としたもので、補助洗浄槽に溜められた洗浄排水の熱が、洗浄槽内の洗浄水に熱伝達し、洗浄排水が有する熱がその行程または次行程の洗浄水に回収されるので、より少ない消費電力量で食器を洗浄可能な食器洗い機を提供できる。
第3の発明は、上記第2の発明において、洗浄水を洗浄槽から排水する排水ポンプと、洗浄水を機外に排水する排水弁とを備え、前記排水ポンプは前記洗浄槽からの洗浄排水を補助洗浄槽に導く構成とし、前記排水弁は前記補助洗浄槽内に溜めた洗浄排水を機外に排水する構成としたもので、排水ポンプと排水弁の動作を組み合わせて制御することにより、補助洗浄槽内に洗浄排水を溜めたり、機外に排水したりを自在に行うことができるので、より少ない消費電力量で食器を洗浄可能な食器洗い機を実現できる。
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、補助洗浄槽に、容量を超えた洗浄水が送られてきた場合に、溢れた洗浄水を機外へ排水する経路を備えたものであり、補助洗浄槽内に洗浄排水が溜められた状態において、前記洗浄排水を機外へ排出することなく
、次の洗浄排水を補助洗浄槽内へ排出することが可能となり、例えば、排水弁が何らかの原因で動作不良となり閉じたままになった場合においても、補助洗浄槽から洗浄排水が排水され、食器洗浄運転可能である食器洗い機を提供できる。
第5の発明は、上記第3または第4の発明において、制御手段は、補助洗浄槽に洗浄排水を溜めたり、機外へ排水したり切替え可能に排水ポンプおよび排水弁を制御するもので、補助洗浄槽に洗浄排水を溜める場合と溜めない場合の切り替えが可能となり、より効率よく洗浄排水の熱を回収できる食器洗い機を提供できる。
第6の発明は、上記第3または第4の発明において、制御手段は、洗浄槽内の洗浄水温度が補助洗浄槽内の洗浄排水温度よりも高い場合には排水弁を開放し、その他の場合には排水弁を閉塞するもので、洗浄槽内の洗浄水温度が補助洗浄槽内の洗浄排水温度よりも高い場合に、洗浄槽の洗浄水から補助洗浄槽の洗浄排水へ熱が奪われて、消費電力量が増加する事態を防止できる。
第7の発明は、上記第6の発明において、洗浄槽内の洗浄水の温度を検知する洗浄水温度検知手段を備え、制御手段は、洗い行程においては、行程開始時に前記洗浄水温度検知手段が検知した温度を補助洗浄槽内の初期温度として記憶し、洗い行程以外の行程においては、その前行程における排水直前に前記洗浄水温度検知手段が検知した温度を補助洗浄槽内の初期温度として記憶するようにしたもので、補助洗浄槽内の洗浄排水温度を検知する専用の温度検知手段を別に設けることなく、より簡単かつ安価な構成で、少ない消費電力量で食器類を洗浄、乾燥可能な食器洗い機を実現できる。
(実施の形態1)
以下、本発明の食器洗い機の一実施の形態について、図1〜図5を参照して説明する。なお、図6〜図9を参照して説明した従来例の食器洗い機と同じ構成要素は同一符号を付して説明を省略する。また、本発明は本実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態の食器洗い機20は、図1に示すように、洗浄槽21内に食器かご11を設けており、この食器かご11に収容した食器類7を洗浄するために、洗浄ノズル6を設けて洗浄水を食器類7に噴射するものである。
洗浄槽21の背面に接して、熱伝達手段として熱伝達可能なように補助洗浄槽22を設けている。排水ポンプ13から排水された洗浄排水は、図2に示すように、機内排水ホース23を通って補助洗浄槽22の上方に設けられた洗浄排水入口24より補助洗浄槽22内へ導かれる。補助洗浄槽22の底部には洗浄排水出口25を設けており、排水弁26を経て機外排水ホース27より機外へ排出されるよう構成している。
補助洗浄槽22内には溢水パイプ28を設けており、溢水パイプ28へ溢れた洗浄排水は排水弁26の機外側で機外排水ホース27へ導かれるよう構成している。
次に図3〜図5を参照して動作、作用を説明する。洗浄ポンプ5、洗浄ノズル6、ヒータ8等を使用しての食器洗い機としての基本動作は、従来例の食器洗い機と同様である。以下、従来例の食器洗い機とは相違する、本発明の特徴ある構成に関わる動作、作用について詳細に説明する。
運転を開始すると、洗い行程にて制御手段29は洗浄水温度検知手段30により測定した温度を補助洗浄槽22内の第1初期温度として記憶する。次に水位検知手段16を用いて洗浄槽21内に所定水位まで洗浄水が溜まるまで給水弁17を開放した後、洗浄モータ4およびヒータ8に連続通電し、洗浄水温度を上げながら洗浄ノズル6から洗浄水を噴出
して食器類7を洗浄する。洗浄は洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度が第1の所定温度に達するまで行われる。
洗浄開始時または洗浄の間に洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度が、記憶されている補助洗浄槽22内の第1初期温度以上になると、制御手段29は排水弁26を開放し、補助洗浄槽22内の洗浄排水を機外へ排出するよう構成している。
洗浄開始時は、洗浄槽21内に給水弁17を通じて供給された洗浄水の温度は補助洗浄槽22内の洗浄排水の温度より低い場合が多い。従って、洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄槽21内の洗浄水温度が記憶されている補助洗浄槽22内の第1初期温度に達するまでは、補助洗浄槽22内の洗浄排水の有する熱量を、補助洗浄槽22と接している洗浄槽21に熱伝達することで、洗浄槽21内の洗浄水を第1の所定温度まで加熱するのに利用することができる。
しかし、洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄槽21内の洗浄水温度が記憶されている補助洗浄槽22の第1初期温度より高くなると、補助洗浄槽22内に洗浄排水を溜めたままだと、逆に洗浄槽21内の洗浄水の熱量が補助洗浄槽22内の洗浄排水側に奪われることになるので、排水弁26を開放し、補助洗浄槽22内の洗浄排水を機外へ排出するようにしている。
洗い行程が進み、洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度が第1の所定温度に達すると、制御手段29は洗浄モータ4およびヒータ8への通電を停止した後、排水ポンプ13を運転して洗浄槽21から洗浄水を補助洗浄槽22へ排出する。
排水時において、洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度が第1初期温度より低い場合、制御手段29は排水弁26を閉塞したまま、補助洗浄槽22内に洗浄排水を溜めた状態で排水ポンプ13を運転する。洗浄槽21内の洗浄水は補助洗浄槽22へ送られ、補助洗浄槽22内に溜められる。補助洗浄槽22内で溢水パイプ28の上端に達した洗浄排水は溢水パイプ28より機外へ排出される。
これにより、排水弁26を開放し補助洗浄槽22内の洗浄排水を排出してから排水ポンプ13を運転した場合に比べ、補助洗浄槽22内に溜められた洗浄排水の温度低下量が少ないので、より少ない消費電力量で運転できる。
洗い行程の後に行われる2回のすすぎ行程ではヒータ8には通電しない。2回のすすぎ行程では、洗い行程での排水直前の洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度を補助洗浄槽22内の第2初期温度として記憶する。すすぎ行程は洗浄水温に関係なく所定時間経過後終了する。
すすぎ行程中は、補助洗浄槽22内の第2初期温度よりも洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度が高い場合にのみ制御手段29は排水弁26を開放し、補助洗浄槽22内の洗浄排水を機外へ排出する。これにより、補助洗浄槽22内に溜められた洗浄排水から洗浄槽21内の洗浄水へ熱が伝わり、洗浄水の温度がより高くなるので、食器類7をすすぐ性能が向上する。
加熱すすぎ行程ではヒータ8に通電しながら洗浄を行う。加熱すすぎ行程では2回目のすすぎ行程での排水直前において洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度を補助洗浄槽22内の第3初期温度として記憶し、加熱すすぎ開始時または加熱すすぎの間に洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度が、記憶されている補助洗浄槽22内の第3初期温度以上になると、制御手段29は排水弁26を開放し、補助洗浄槽22内の
洗浄排水を機外へ排出する。
加熱すすぎは洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度が第2の所定温度に達するまで行われ、洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度が第2の所定温度に達すると、制御手段29は洗浄モータ4およびヒータ8への通電を停止し、排水弁26が開いていなければ開放し、補助洗浄槽22内の洗浄排水が機外へ排出するのに必要な所定時間経過した後、排水ポンプ13を運転し、洗浄槽21から洗浄水を補助洗浄槽22へ排出する。
このようにして、補助洗浄槽22内に溜められた洗浄排水から洗浄槽21内の洗浄水へ熱が伝わるようにしたので、加熱すすぎ運転開始時の洗浄水温度がより高くすることができるので、加熱すすぎ行程に必要な消費電力量が低く抑えることができるとともに、加熱すすぎ行程に要する運転時間が短くできる。
乾燥行程では乾燥用送風ファン18を所定時間連続運転する。洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄槽21内の温度が第3の所定温度以下である場合は、第3の所定温度に達するまでヒータ8に通電し、その後第3の所定温度を維持するよう断続通電する。このとき、加熱すすぎ後の比較的高温の洗浄排水を溜めた補助洗浄槽22内から洗浄槽21へ熱を伝えられるので、ヒータ8への通電時間を短くすることができ、より少ない消費電力量で運転できる。
上記の各行程における制御手段29の動作について、フローを図4を用いて再度、詳しく説明する。洗い、すすぎ、加熱すすぎ、乾燥のいずれの行程においても、制御手段29は同様の動作を行うので、以下の説明は、洗い行程における動作を例として説明する。
洗い行程が開始されると、まずステップ101において、制御手段29は洗浄水温度検知手段30により測定した温度を補助洗浄槽22内の初期水温(洗い行程では第1初期温度)として記憶する。
次に、ステップ102に進み、制御手段29は給水弁17を開放して、洗浄槽21内に洗浄水を給水する。水位検知手段16によって洗浄槽21内に所定水位まで洗浄水が溜まったことを検知すると、制御手段29は給水弁17を閉じ、給水は終了する。
ステップ103に進み、制御手段29は洗浄モータ4およびヒータ8に連続通電し、洗浄水温度を上げながら洗浄ノズル6から洗浄水を噴出して食器類7を洗浄する。この動作(洗い行程においては洗浄)は、ステップ106で、洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄水温度が各行程毎にあらかじめ設定された所定温度(洗い行程では第1の所定温度)に達したと判断されるまで行われる。
ステップ103とステップ106との間の洗浄動作中においては、制御手段29は、洗浄水温度検知手段30により測定した洗浄槽21内の洗浄水温度と、開始時に記憶した初期水温(洗い行程では第1初期温度)とを、絶えず比較し続けており(ステップ104)、洗浄槽21内の洗浄水温度が開始時に記憶した初期水温より高くなると、排水弁26を開放し(ステップ105)、補助洗浄槽22内の洗浄排水を機外へ排出する。
ステップ106で洗浄槽21内の洗浄水温度が所定温度(洗い行程では第1の所定温度)に達したと判断されると、制御手段29は、ステップ107で排水ポンプ13をONにして運転し、洗浄槽21から洗浄水を補助洗浄槽22へ排出する。この排出が終了すると、次行程(洗い行程の場合は、すすぎ行程)へと進む。
また、上記の各行程における洗浄槽内温度推移および運転状況は図5に示す通りであり、洗浄槽内温度推移において、実線で示したものが本実施の形態による場合の洗浄槽内温度推移、破線で示したものが従来の食器洗い機による場合の洗浄槽内温度推移である。
本実施の形態では洗浄槽21の背面に接して補助洗浄槽22を設けたが、洗浄槽21の底面、左右側面、天面に接して補助洗浄槽22を設けても同様の効果が得られる。また、洗浄槽21の内面に補助洗浄槽22を設けても同様の効果が得られる。
本発明の食器洗い機は、洗い、すすぎ、加熱すすぎおよび乾燥の各行程のいずれかの行程の実行中または終了後に洗浄槽から排出された洗浄排水の熱を、該行程または次行程の洗浄槽または洗浄水に熱伝達する熱伝達手段とを備えたことで、機外へ排出される洗浄排水に含まれる熱を回収し、洗浄槽温度をより高くすることで、食器類を洗浄する性能を低下させることなく、より少ない消費電力量で運転できるので、特に消費電力量の少ないことが望まれる家庭用の食器洗い機等として有用である。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の側断面図 同食器洗い機の背面断面図 同食器洗い機の制御構成を示すブロック図 同食器洗い機の制御手段の動作フローチャート 同食器洗い機の洗浄槽内温度推移および運転状況を示す説明図 従来の食器洗い機の側断面図 同食器洗い機の排水経路を示す側断面図 同食器洗い機の制御構成を示すブロック図 同食器洗い機の洗浄槽内温度推移および運転状況を示す説明図
符号の説明
5 洗浄ポンプ
6 洗浄ノズル
7 食器類
8 ヒータ
11 食器かご
13 排水ポンプ
16 水位検知手段
17 給水弁
18 送風ファン
20 食器洗い機
21 洗浄槽
22 補助洗浄槽(熱伝達手段)
26 排水弁
27 機外排水ホース
28 溢水パイプ
29 制御手段
30 洗浄水温度検知手段

Claims (7)

  1. 食器類を収容するとともに前記食器類を洗浄する洗浄水を溜める洗浄槽と、洗い、すすぎ、加熱すすぎおよび乾燥の各行程を制御する制御手段と、前記各行程のいずれかの行程の実行中または終了後に前記洗浄槽から排出された洗浄排水の熱を、該行程または次行程の前記洗浄槽または洗浄水に熱伝達する熱伝達手段とを備えた食器洗い機。
  2. 熱伝達手段は、洗浄槽に接して設けられ、前記洗浄槽から排出された洗浄排水を溜める補助洗浄槽とした請求項1記載の食器洗い機。
  3. 洗浄水を洗浄槽から排水する排水ポンプと、洗浄水を機外に排水する排水弁とを備え、前記排水ポンプは前記洗浄槽からの洗浄排水を補助洗浄槽に導く構成とし、前記排水弁は前記補助洗浄槽内に溜めた洗浄排水を機外に排水する構成とした請求項2記載の食器洗い機。
  4. 補助洗浄槽に、容量を超えた洗浄水が送られてきた場合に、溢れた洗浄水を機外へ排水する経路を備えた請求項2または3に記載の食器洗い機。
  5. 制御手段は、補助洗浄槽に洗浄排水を溜めたり、機外へ排水したり切替え可能に排水ポンプおよび排水弁を制御する請求項3または4に記載の食器洗い機。
  6. 制御手段は、洗浄槽内の洗浄水温度が補助洗浄槽内の洗浄排水温度よりも高い場合には排水弁を開放し、その他の場合には排水弁を閉塞する請求項3または4に記載の食器洗い機。
  7. 洗浄槽内の洗浄水の温度を検知する洗浄水温度検知手段を備え、制御手段は、洗い行程においては、行程開始時に前記洗浄水温度検知手段が検知した温度を補助洗浄槽内の初期温度として記憶し、洗い行程以外の行程においては、その前行程における排水直前に前記洗浄水温度検知手段が検知した温度を補助洗浄槽内の初期温度として記憶するようにした請求項6記載の食器洗い機。
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