JPH0866348A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JPH0866348A
JPH0866348A JP17821795A JP17821795A JPH0866348A JP H0866348 A JPH0866348 A JP H0866348A JP 17821795 A JP17821795 A JP 17821795A JP 17821795 A JP17821795 A JP 17821795A JP H0866348 A JPH0866348 A JP H0866348A
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Motoyasu Kito
幹育 鬼頭
Osamu Nagata
修 永田
Hiroaki Jinno
洋彰 神野
Fumio Maruyama
文雄 丸山
Yoshiyuki Hirate
禎之 平手
Sonoo Katou
園生 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄やすすぎに使用する湯に関して熱効率を
高める。 【構成】 本体箱1内に上面を開放した洗浄槽2が配置
され、その下方に受水タンク40が配置されている。洗
浄槽2の貯水部11内には洗浄液中に没する位置に貯湯
タンク50が配置され、ここに受水タンク40にて受け
た水を供給する。貯湯タンク50にはヒータ54が内設
されていて、内部の水をすすぎに適した温度まで加熱す
る。貯湯タンク50内の湯はすすぎポンプ56に吸引さ
れ、すすぎノズルから洗浄室内に噴出される。貯湯タン
ク50の周壁から放散される熱は貯水部11内に貯えら
れた洗浄液等の加熱に利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯構造を改良した洗浄
機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば業務用等の大型の食器洗浄機に関
し、その一般的な給湯構造は特開平6−30873号公
報に詳細に示されている。すなわち、この種の食器洗浄
機では、浅底の水受部の片側に寄せて深底の貯水部を形
成した洗浄槽を備え、機外の給湯器から洗浄槽の貯水部
に湯を洗剤と共に供給して貯留するようになっている。
貯留した洗浄液は洗浄ポンプにて洗浄室内の食器に噴射
して汚れを流し落とし、このとき食器から汚れを流し落
とした洗浄液は洗浄槽の水受部で受けられるとともにフ
ィルターでろ過され、貯水部に戻って再び洗浄ポンプに
て循環され、これを繰り返して食器を洗浄して行くので
ある。以上のように洗浄した後の食器には、洗浄槽とは
別に設けた貯湯タンクに機外の給湯器から比較的高温度
のすすぎ湯を予め貯えておき、これをすすぎポンプにて
洗浄室内の食器に噴射し、これにて食器に付着した洗浄
液を流し落として洗浄槽の貯水部から例えばオーバーフ
ロー管を通じて排水するのである。
【0003】そして、この種の食器洗浄機では、上記貯
湯タンクは、本体とは別に並設して配管を接続したり、
本体箱の内部のうち洗浄槽に隣接する部位に配置したり
することが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の洗浄機では、共に比較的温度が高い湯が貯留さ
れるにも係わらず、洗浄槽と貯湯タンクとを別々に設け
て放熱面積が広くなっているため、熱効率を十分に高め
ることができないという問題があった。本発明は上記事
情に鑑みて工夫されたものである。その目的は、熱効率
を高めることができる洗浄機を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄機は、本体
箱内に洗浄槽を備え、本体箱内の被洗浄物を洗浄した湯
を洗浄槽に溜めながら洗浄運転を行う洗浄機において、
洗浄運転に供するための湯を貯留する貯湯タンクを洗浄
槽内に配置したところに特徴を有する(請求項1の発
明)。また、上記構成において、本体箱の外には水源側
からの水を受けるシスターン構造を有する受水タンクを
設け、この受水タンクを貯湯タンクに連通させるように
してもよく(請求項2の発明)、その受水タンクは貯湯
タンクよりも高い位置に設けると好ましい(請求項3の
発明)。さらに、上記請求項2又は請求項3記載の洗浄
機において、貯湯タンクにはその内部の蒸気を受水タン
クに排出する蒸気抜きパイプを設けてもよい(請求項4
の発明)。
【0006】
【作用】請求項1の発明によれば、貯湯タンクが洗浄槽
内に配置されているから、洗浄槽内の洗浄液と貯湯タン
ク内の湯とが熱的に接近した関係になり、温度が高い方
から低い方へと熱が移動する。例えば、貯湯タンク内の
湯の温度が洗浄液の温度よりも高ければ、その熱は貯湯
タンクの表面から空気中に放散されるのではなく、洗浄
液を暖めることに利用される。また、逆に、洗浄液の温
度が高ければ、その熱は貯湯タンクの壁面を通過して内
部の湯に伝えられ、湯を予熱することになって熱が効果
的に利用される。請求項2の発明では、水道からの水を
シスターン構造の受水タンクで受けることができるか
ら、貯湯タンクから水源側への水の逆流を確実に防止で
きる。また、仮に、貯湯タンクにシスターン構造を設け
るとすると、貯湯タンクが大形化するため、その分、洗
浄機が大形化したり、洗浄槽内の有効底面積が減少して
水位変化が激しくなるおそれがあるが、請求項2の発明
では受水タンクを洗浄槽とは別に設けているから、洗浄
機の大形化や、水位変化が過剰に大きくなってポンプ運
転時に吸入口から空気を吸い込むような事態を防止する
ことができる。
【0007】さらに請求項3の発明では、受水タンクが
貯湯タンクよりも高位に位置しているから、受水タンク
内の水が自然に貯湯タンク内に流入することになる。ま
た、請求項4の発明では、貯湯タンクからの蒸気は蒸気
抜きパイプを通って受水タンク内に流れ込み、受水タン
ク内の水を暖めることに効果的に利用され、また、蒸気
はそれに伴い結露するから、機外への排出量が少なくて
済む。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の洗浄機によ
れば次の効果が得られる。請求項1の発明では、貯湯タ
ンクが洗浄槽内に配置されているから、洗浄槽内の洗浄
液と貯湯タンク内の湯とが熱的に接近した関係になって
無駄がなくなり、熱効率が高くなる。請求項2の発明で
は、貯湯タンクから水源側への水の逆流を確実に防止で
きるとともにポンプ運転時のエア噛みのおそれもなくな
る。さらに、請求項3の発明によれば、受水タンク内の
水が自然に貯湯タンク内に流入するから、給水ポンプ等
を省略することができ、また、請求項4の発明では、貯
湯タンクからの蒸気によって受水タンク内の水を予熱す
ることができて熱効率がいっそう高くなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を業務用の大型食器洗浄機とし
て具体化した一実施例について図1ないし図16を参照
して説明する。 <実施例の構成>まず、図1及び図2によって洗浄機の
全体構造を説明する。本実施例の洗浄機では本体箱1の
内下部に洗浄槽2が配置され、その洗浄槽2の上方が洗
浄室3となっている。本体箱1の前面には洗浄室3に連
なる開口部4が大きく開口形成され、その開口部4の下
縁部に設けられて手前側へ回動する下扉5と、開口部4
の左右の側縁に沿って昇降する上扉6とによって協働し
て開閉される。なお、上記上扉6と下扉5とは、図示し
ないリンク機構を介して互いに連結されていて、下扉5
に設けられた取手7を持って手前に開くとそれに連動し
て上扉6が上昇することにより全開し、下扉5を閉じる
と上扉6が下降して全閉するようになっている。その扉
5,6の開閉を伴って、被洗浄物Aがラック8に載せら
れて洗浄室3内に出し入れされる。
【0010】洗浄槽2は洗浄室3の底部を形成する浅底
の矩形皿状をなす液受部10と、その液受部10の片側
(図中右側)に寄せて形成された底の深い貯水部11と
からなる。洗浄室3の天井近くと洗浄槽2の液受部10
の近くには、それぞれ洗浄ノズル12とすすぎノズル1
3とが噴出の反力を利用した回転自由に配設されてお
り、洗浄室3内に被洗浄物Aが収容されると、まず、上
下の洗浄ノズル12から温かい洗浄液が洗浄室3内に噴
出されて被洗浄物Aに付着した汚れが洗い流され、続い
て、上下のすすぎノズル13から加熱された清水が噴出
されて付着した洗浄液が洗い流されて洗浄が行われ、汚
れや洗浄液等は洗浄槽2の液受部10にて受けられ、そ
の右側の底面部に設けられた一次フィルタ14を通して
貯水部11内に流れ込む。
【0011】洗浄槽2の貯水部11の底面部ほぼ中央に
は、図5に示すように排水口体15がボルト16にて固
定されている。そして、貯水部11内にはガイド筒17
が取付枠18によって上下に延びた状態で固定され、こ
こにオーバーフローパイプ19が挿入されて上下動可能
に案内されている。オーバーフローパイプ19の下端部
には排水弁20が嵌着され、これが図5に示すように排
水口体15内に挿入されることにより排水口体15を閉
じて排水禁止状態とし、オーバーフローパイプ19を上
方に引いて排水弁20を排水口体15から抜き出すこと
により、排水口体15が開口して排水状態となる。
【0012】なお、上記オーバーフローパイプ19は詳
細には図13に示すように内筒21及び外筒22からな
る二重筒状をなしており、上端部にフック部23aを有
するハンドル23が横向きに固定されており、そのハン
ドル23を握ってオーバーフローパイプ19全体を上方
に引き上げることができる。オーバーフローパイプ19
を引き上げた排水状態に維持するため、洗浄槽2の開口
上縁部に位置する一次フィルタ14の載置枠24には係
合孔25が形成され(図12参照)、ここにオーバーフ
ローパイプ19のハンドル23に設けたフック部23a
を引っかけることができるようになっている。
【0013】また、図13及び図14に示すように、内
筒21の上端部は端板21aにて閉鎖され、上端部近傍
の周壁に計4個のオーバーフロー孔26が等角度間隔で
形成され、洗浄槽2の貯水部11内の水位がオーバーフ
ロー孔26の下縁部を越えたところで、オーバーフロー
孔26を通して水が溢れ出るようになっている。また、
内筒21には、図14に詳細に示すように、オーバーフ
ロー孔26の上方に位置して環状邪魔板27が嵌着され
ている。特に本実施例でこの環状邪魔板27は、外筒2
2の内径を48mm、内筒21の外径を28mmとした上
で、外径40mmに設定してある。
【0014】一方、洗浄槽2の液受部10の下方部分に
は、貯水部11の側方で奥寄りに位置して洗浄ポンプ2
8が取り付けられている(図2参照)。この洗浄ポンプ
28の吸入側は洗浄槽2の貯水部11の側壁部に連結さ
れ、吐出側は洗浄槽2を貫通して洗浄室3の天井部近く
まで延びて前記洗浄ノズル12に連なる給液管29に連
結されている。そして、洗浄槽2の貯水部11内には、
洗浄ポンプ28への吸入口に対応して二次フィルタ30
が上方への取り出し可能に収納され、貯水部11内の洗
浄液を二次フィルタ30を通して洗浄ポンプ28に吸引
し、給液管29を通して洗浄ノズル12に供給すること
ができるようになっている。
【0015】さて、上記洗浄槽2への給湯構造について
詳述するに、この洗浄機では給水器具である例えば瞬間
湯沸器からの水を受ける受水タンク40と、その受水タ
ンク40からの水を受けて加熱する貯湯タンク50とを
備える。受水タンク40は、上記洗浄ポンプ28の上方
に位置しており、図11に示すように洗浄槽2の液受部
10の下方であって本体箱1の隅部に設けられている。
具体的な構造は図8及び図9に示されており、角形のタ
ンク本体41の外側壁に電磁形の給水弁42を取り付け
ると共に、内部にフロートスイッチ43を取り付けて構
成されたシスターン構造を備え、タンク本体41内から
給水弁42側へ水が逆流しないようになっている。給水
弁42には例えば瞬間湯沸器からの給水管(図示せず)
が連結され、フロートスイッチ43はタンク本体41内
に貯留される水の水位に応じて上下することで図示しな
いスイッチが作動し、所定の水位以下に低下すると給水
弁42を開放して給水し、所定の設定水位に至ると給水
弁42を閉じて給水を停止するようになっている。ま
た、給水弁42の吐水口42aはタンク本体41の最上
部近くに設けられ、フロートスイッチ43のフロート4
3a部分はタンク本体41の中間的高さ部分に位置して
いて、給水弁42の吐水口42aとタンク本体41内の
設定水位との間の距離を大きく確保できるようになって
いる。このタンク本体41からの流出管44はタンク本
体41の底部近くの側壁部に設けてあり、ここに連結し
た連結ホース45(図11参照)を介して前記貯湯タン
ク50に連なる。なお、タンク本体41の側壁部にはタ
ンク本体41内が設定水位を越えることを防ぐための溢
水パイプ46が設けられると共に、底面部にはドレンパ
イプ47が設けられている。
【0016】次に、貯湯タンク50は図10及び図11
に示すようであり、やはり角形のタンク本体51を備え
る。タンク本体51は側面部にフランジ部52を有し、
洗浄槽2の貯水部11の側壁部に形成した開口から貯水
部11内に挿入されてフランジ部52においてねじ止め
固定された密閉型であり、もって貯水部11内に貯留さ
れる水中に没した形態となる。上記フランジ部52に取
り付けられてタンク本体51を閉鎖する端板53には螺
旋状に形成したヒータ54が取り付けられ、タンク本体
51内の水を加熱できるようになっている。そして、端
板53の上部には給水管55が突設され、ここに受水タ
ンク40の連結ホース45が差し込まれて受水タンク4
0から水を供給できるようになっており、また端板53
の下部には流出管44が突設され、ここにすすぎポンプ
56の吸入側が連結されている。このすすぎポンプ56
の吐出側は前述したすすぎノズル13に連結されてお
り、すすぎポンプ56を運転することにより貯湯タンク
50内の湯をすすぎノズル13から洗浄室3内に供給す
ることができる。なお、この貯湯タンク50の給水管5
5は受水タンク40の流出管44とほぼ同一レベルとな
る位置に設けられている。また、端板53の最上部には
蒸気抜きパイプ57が突設されると共に、ここに接続し
た蒸気抜きホース58が前記受水タンク40のタンク本
体41に設けた連通管48に連ねられており、もって貯
湯タンク50内と受水タンク40内とを連通させて貯湯
タンク50内で発生する蒸気を受水タンク40内に送り
込むようになっている。なお、受水タンク40内に送ら
れた蒸気は、受水タンク40内に充満した後、そこに設
けられた溢水パイプ46を通じて機外に排出される。
【0017】また、洗浄室3の天井部には図15及び図
16に示すように左右両側の2カ所に蒸気抜きダクト6
0が設けられている。これは上下に開口した角形の通気
箱本体61と遮水カバー63との上下二分割型に構成さ
れており、通気箱本体61の上面開口にはフィルタ62
が取り付けられている。また、遮水カバー63の上縁の
対向二箇所には一対の取付舌片63a,63bが長手方
向に沿う一方向に延びて形成され、これらを通気箱本体
61の下縁部に形成したスリット61a,61bに係合
できるようになっている。そして、通気箱本体61の下
縁部に下向きに垂下片61cが形成され、これと遮水カ
バー63の側壁63aとを重ねて両者がネジ64にて着
脱可能に取り付けられている。上記ネジ64は、洗浄室
3内から着脱可能な位置に設けられ、そのネジ64を外
して遮水カバー63を洗浄室3内側に取り外すことがで
きるようにされている。また、その遮水カバー63に
は、図15に示すように、洗浄室3の側壁部から遠い側
の側壁63cの下端から洗浄室3の側壁部に近付くよう
に傾斜する遮水傾斜壁63dが形成され、その先端と洗
浄室3の内周面との間に狭い通気空隙gを残した形態と
してあり、さらに他方の側壁64eとの間にも狭い通気
スリットsが形成されるようになっている。
【0018】この蒸気抜きダクト60は、本体箱1の天
井壁1aに形成した挿入開口1bと、この天井壁1aの
下面に取り付けた天中蓋65の挿入開口65aとを貫通
して本体箱1の上方から挿入されており、上記ネジ64
が洗浄室3内に位置する構成となっている。また、上記
天中蓋65は、図15に示されるように、中央部が天井
壁1aに固定され、洗浄室3の左右両側部において斜め
に下降傾斜して両端部が本体箱1の左右両側壁部1cに
固定されている。これにて、本体箱1の天井部分が補強
されるとともに、洗浄室3の天井部の左右両側が下降傾
斜する形態となることによって洗浄室3内で噴射された
洗浄液やすすぎ水が円滑に天井部から流れ落ちて水の滞
留が少なくなる。なお、図3において、符号100は各
種電気部品の制御回路を納めた制御ボックス、符号10
1は操作ボックスである。 <実施例の作用>上記構成において、受水タンク40の
給水弁42に例えば瞬間湯沸器からの給水ホースを接続
した状態で、電源スイッチを投入して洗浄動作を開始さ
せると、まず給水行程が開始され、受水タンク40の給
水弁42が開放して受水タンク40のタンク本体41内
が設定水位になるまで水道水が供給される。ここで、受
水タンク40と貯湯タンク50とは連結ホース45にて
連通され、かつ、貯湯タンク50内は蒸気抜きパイプ5
7、受水タンク40内及びその溢水パイプ46を順に通
って外気に通じているから、給水弁42から受水タンク
40に供給された水道水は貯湯タンク50にも流入して
ここを満たす。
【0019】このような給水行程が終了すると、すすぎ
ポンプ56が所定時間運転されて貯湯タンク50内の水
道水がすすぎノズル13から洗浄室3内に供給され、こ
れが洗浄槽2に流れ込んで貯水部11に貯留される。な
お、貯湯タンク50内の水が排出されれば、受水タンク
40内の水位が連動して低下することになるから、受水
タンク40のフロートスイッチ43が作動して給水弁4
2が開き、常に設定水位を維持するように水道水が追加
される。また、洗浄槽2内に流れ込んだ水道水は洗剤と
混合されて洗浄水となる。次に、洗浄ポンプ28が運転
されて洗浄行程が実行されて食器の洗浄が行われる。す
なわち、洗浄槽2の貯水部11内の洗浄液が洗浄ポンプ
28に吸引され、洗浄室3の上下に位置する洗浄ノズル
12から食器に噴射される。このとき食器から洗い流さ
れた固形物類は洗浄槽2上面の一次フィルタ14に捕集
されながら、洗浄液が循環して食器に噴射されることに
なる。なお、この洗浄行程の実行中には貯湯タンク50
のヒータ54が通電されていて、貯湯タンク50内の水
は湯温が例えば80度程度の設定温度になるまで昇温さ
れる。このとき、貯湯タンク50内の空気が大きく膨張
するが、これは蒸気抜きパイプ57を通して受水タンク
40側に抜けるから、貯湯タンク50内の過剰な圧力上
昇はない。また、貯湯タンク50内で発生する熱気・蒸
気は上述のように蒸気抜きパイプ57を通していったん
受水タンク40内に流れ込むから、受水タンク40内の
低温度の水を予熱することになる。
【0020】そして、洗浄行程が所定時間実行される
と、すすぎ行程に移行し、洗浄ポンプ28に代えてすす
ぎポンプ56が所定時間運転される。すると、貯湯タン
ク50内に貯えられた高温度の湯がすすぎノズル13か
ら洗浄室3内の食器に噴射されることになり、食器がす
すぎ洗いされることになる。このとき洗浄室3内が急速
に昇温するため、内部の空気が膨張するが、その膨張分
は洗浄室3の天井部の蒸気抜きダクト60を介して外気
に放出されるため、洗浄室3内で過剰な圧力上昇も発生
しない。また、蒸気抜きダクト60を通して外気に連通
しているとはいえ、通気箱本体61の下縁部には遮水カ
バー63が設けられていて洗浄室3の側壁部との間に狭
い通気空隙gを形成しており、さらに下縁部には狭い通
気スリットsが形成されている(図15参照)。従っ
て、すすぎノズル13から噴射された水が食器に当たっ
て上方に跳ね返ったとしても、同図に破線にて示すよう
に、跳ね返った水は遮水カバー63の他方の側壁に遮ら
れて遮水カバー63内に侵入することが防止される。ま
た、噴射された水の一部が仮にその方向によっては通気
スリットsを通過したとしても、これは他方の側壁に衝
突することになるから、これが遮水カバー63内を昇っ
て蒸気抜きダクト60から機外に飛び出してしまうこと
は確実に防止することができる。
【0021】なお、このすすぎ行程においては、新たな
温水が洗浄室3に追加的に供給されることになる。従っ
て、洗浄槽2の貯水部11の水位は上昇し、洗浄槽2内
のオーバーフローパイプ19の内筒21に形成したオー
バーフロー孔26に流れ込み、内筒21内から洗浄槽2
底部の排水口体15を通って機外に排出されることにな
る。上述のようなすすぎ行程が終了すると、洗浄は終了
し、熱湯による余熱によって食器は自然乾燥される。食
器洗浄後に、洗浄機の掃除を行うには、洗浄槽2の一次
フィルタ14を取り外し、オーバーフローパイプ19の
ハンドル23を手で握って引き上げ、排水弁20を開放
して洗浄槽2内を排水する。排水完了にはある程度の時
間を要するから、ハンドル23のフック部23aをフィ
ルタ載置枠24に設けた係合孔25に引っかけ、オーバ
ーフローパイプ19を引き上げた排水状態に維持してお
く。その間に、各フィルタ14,30や洗浄槽2内壁の
掃除を行えばよい。掃除後、ハンドル23のフック部2
3aを係合孔25から外してオーバーフローパイプ19
を元の排水停止位置に戻し、各フィルタ14,30を装
着すれば、後始末が完了する。
【0022】<実施例の効果>従来構成と比較した本実
施例特有の効果は次のようである。 (1)熱利用効率の改善 洗浄行程において洗浄液が循環されているとき、次のす
すぎ行程のために貯湯タンク50のヒータ54に通電さ
れて貯湯タンク50内の水が加熱されて高温度の湯が生
成される。この際、貯湯タンク50のタンク本体51壁
面から熱が逃げることを避け得ないが、貯湯タンク50
は洗浄槽2内の洗浄液中に没するように設けられている
から、タンク本体51壁面から散逸した熱は、結局、洗
浄液を加熱して保温することに利用されることになる。
このことは、洗浄行程はぬるま湯、すすぎ行程は熱湯が
使用されるというこの種の洗浄機の実情に適合し、効果
的な熱利用が行われて消費熱量が減少することを意味す
る。
【0023】しかも、特に本実施例では、貯湯タンク5
0で発生した蒸気を蒸気抜きホース58を通して受水タ
ンク40側に流入させるようにしているから、受水タン
ク40内の低温度の水を予熱でき、この面からも熱利用
効率の改善を図ることができる。なお、貯湯タンク50
の蒸気抜きを受水タンク40ではなく、洗浄槽2におい
て行うことも考えられるが、このようにすると、洗浄槽
2に設けた蒸気抜き管から洗浄槽2内の汚れた洗浄液が
貯湯タンク50内に逆流し、すすぎ行程に利用すべき清
水を汚してしまうおそれがあり、好ましくない。 (2)水源側への水の逆流防止 貯湯タンク50内は特に水の加熱時に圧力が上昇し、単
に、貯湯タンク50に水道からの給水管を直結しておく
だけであると、その給水管を通して水源側に水が逆流す
ることが考えられる。しかし、本実施例では、水道から
の水はいったんシスターン構造を備えた受水タンク40
で受け、ここから貯湯タンク50に送り込む構成として
いるから、受水タンク40のシスターン構造によりここ
から水源側に水が逆流することを確実に防止することが
できる。
【0024】なお、このシスターン構造を貯湯タンク5
0に設けて受水タンク40を省略することも洗浄槽の大
きさ等の条件によっては考えられないではない。しか
し、貯湯タンクにシスターン構造を備えることとする
と、水道からの給水管の吐出口と最高水面との間には一
定以上の距離を確保することが確実な逆流防止の面から
必須であるから、貯湯タンクは大形化することを避けら
れない。すると、加熱ヒータ54を大出力化する必要が
生ずるだけでなく、本実施例程度の洗浄槽2を有する洗
浄機にあっては洗浄槽2の貯水部11の内容積の多くが
貯湯タンク50によって占められることになり、実際に
洗浄液が溜められる空間は狭くなる。このことは、貯水
部11内の洗浄液を洗浄ポンプ28で吸引しつつ噴射す
るこの種の洗浄機においては、洗浄運転が開始されて洗
浄液が食器等に付着し、また、泡立つようになると、貯
水部11内の液位が急速に低下することになるので、洗
浄ポンプ28の吸引口から空気を吸い込んでしまって洗
浄ポンプ28が作動不良に陥るいわゆるエア噛み現象を
引き起こし易くなることを意味する。
【0025】この点、本実施例のように受水タンク40
を貯湯タンク50とは別に設けた構成によれば、貯湯タ
ンク50を小容量化できるのでヒータ出力も小さくで
き、また、洗浄液の液位変動を小さく抑えて洗浄ポンプ
28のエア噛み現象を確実に防止することができる。 (3)本体箱1内の空間利用効率の向上 本実施例の洗浄機のように、本体箱内に貯湯のためのタ
ンクを配置する構成では、それを機外に設けるものに比
べてシステム全体の設置スペースが小さくなるという利
点がある。この種の構成では、本体箱内には大形の洗浄
槽を設けねばならないから、その洗浄槽の外側の残余ス
ペースに貯湯のためのタンクを内蔵することが必要にな
る。ところが、そのタンクは貯湯量の確保のために一定
程度の容量が必要であって大形化し易く、しかも洗浄槽
の外側の残余スペースには、更に、洗浄ポンプとその関
連配管、すすぎポンプとその関連配管、制御ボックス及
び操作ボックス等の他の大形機器も配置しなくてはなら
ない。このため、タンク内蔵形ではデッドスペースが生
じ易く、空間利用効率を十分に高くすることができずに
本体箱自体が大形化するという問題があった。
【0026】これに対して本実施例では、貯湯のための
タンクを受水タンク40と貯湯タンク50との2個のタ
ンクに分割して設けるようにしたから、合計で十分なタ
ンク容量を確保しながら1個づつのタンク40,50は
小形化することができる。この結果、本体箱1内にデッ
ドスペースをできるだけ発生させることなく、空間利用
効率を高めて本体箱1自体を小形化することができる。
しかも、瞬間湯沸器や給水栓等の給水器具から直接に給
水を受けるタンクでは、水道側への水の逆流を確実に防
止するため、溢水水位から所定寸法だけ高い位置に吐水
口を設けることが規則によって要求されており、このた
めに水道水を受けるためのタンク内の上部空間は無駄な
スペースとならざるを得ないという事情がある。このた
め、1個の大形タンクに水を受けることとすると、勢い
無駄なスペースも大きくなり、その面からも空間利用効
率の低下を招く。
【0027】この点、本実施例によれば、給水器具から
の水を受けるタンクは比較的小形の受水タンク40であ
るから、溢水水位と吐水口との間に所定の高さ寸法を確
保する必要があったとしても、それによって生ずる無駄
な空間の容積も小さくなり、1個の大形タンクによって
水を受ける構成に比べて空間利用効率を高めることがで
きる。 (4)洗浄行程のための水量及び洗剤量の節約 洗浄槽に貯めた洗浄液を洗浄ポンプによって吸引して食
器に噴射し、これをフィルタによって洗浄槽に戻すとい
う循環構成では、フィルタのろ過面積を十分に確保する
等の理由によって洗浄槽のサイズは相当に大きくなると
いう事情がある。このため、ここに貯留される洗浄液の
水量は多く、洗剤量も多くなる。
【0028】この点、本実施例では、貯湯のためのタン
クを受水タンク40と貯湯タンク50とに2分割し、そ
のうち貯湯タンク50を洗浄槽2の貯水部11内に配置
する構成としている。このため、洗浄槽2の貯水部11
内の実効容積が小さくなり、洗浄槽2自体のサイズは大
きくしてフィルタ14,30のろ過面積を十分に確保し
ながら、ここに貯留される洗浄液の水量を少なくでき、
これに応じて必要な洗剤量を節約できる。 (5)洗浄行程中の漏水量の減少 洗浄行程中は洗浄槽2の排水弁20が閉じられているか
ら、貯水部11内にオーバーフローパイプ19の上端ま
で洗浄液が貯められつつ洗浄ノズル12から噴射されて
循環している。この状態で、洗浄液の水位がオーバーフ
ローパイプ19のオーバーフロー孔26よりも低下すれ
ば、漏水は生じない筈である。
【0029】ところが実際には、従来の洗浄機では、洗
浄液を循環させる洗浄行程を実行している間、オーバー
フローパイプを通した漏水が続いていた。その原因は次
のようであった。すなわち、洗浄行程では洗浄液は洗浄
ノズルから噴射されて洗浄槽の液受部に流れ込み、ここ
から一次フィルタを通過して液貯め部に降り注ぐように
流れ落ちる。このため、オーバーフローパイプの上端に
も洗浄液が降り注ぎ、これがオーバーフローパイプの周
壁を伝って流れてオーバーフロー孔から流れ出すのであ
る。その漏水量は、従来、毎分1リットル程度もあっ
て、例えば6分間の洗浄行程中に6リットルも洗浄液が
失われ、不経済であるばかりか、洗浄能力の低下も招く
というのが実情であった。
【0030】これに対して本実施例では、オーバーフロ
ーパイプ19の内筒21のうち、オーバーフロー孔26
の上方に位置して環状邪魔板27を嵌着したから、仮
に、オーバーフローパイプ19の上方から洗浄液が降り
注いで内筒21の周壁を伝って洗浄液が流れ落ちても、
これが環状邪魔板27に遮られてオーバーフロー孔26
に流れ込むことがなくなるのである。なお、この環状邪
魔板27は内筒21の周壁から笠状に突出する構成であ
ればよいが、本実施例のように、内筒21及び外筒22
の二重筒状としたオーバーフローパイプ19にあって
は、その環状邪魔板27の外径寸法を大きくすると、外
筒22の内周壁との間の空隙寸法が小さくなり過ぎ、こ
こに食器から流し落とされた固形物等が詰まるおそれが
ある。ちなみに、外筒22の内径を48mm、内筒21の
外径を28mmとした上で、環状邪魔板27の外径を40
mmに設定した本実施例では、固形物の詰まりを発生させ
ずに漏水量を毎分約100ccに抑えることができ、環
状邪魔板27の外径を35mmに設定した場合には漏水量
を毎分120ccに抑えることができた。
【0031】(6)オーバーフローパイプ19のセット
忘れ防止機能 本実施例のようにオーバーフローパイプ19に排水弁2
0を設けた構成では、排水時にはオーバーフローパイプ
19を抜き出して排水を行い、各所の掃除を行う。とこ
ろが、従来、排水時のオーバーフローパイプの処置につ
いて考慮がなされていなかったため、その置き場所等に
苦慮しており、また掃除後にオーバーフローパイプの再
セットを忘れて次の運転を開始してしまうことがあっ
た。このようにオーバーフローパイプのセット忘れが生
ずると、排水状態のままとなっているから、給水された
湯が全て排出されてしまうという無駄が生じていた。
【0032】これに鑑み、本実施例では、一次フィルタ
14のためのフィルタ載置枠24に係合孔25を形成
し、ここにオーバーフローパイプ19のハンドル23を
引っかけることができるようにした。この結果、排水時
にはその係合孔25にハンドル23のフック部23aを
引っかけてオーバーフローパイプ19を引き上げた排水
状態に維持しておくことができ、その処置に苦慮するこ
とがない。しかも、フィルタ14,30の掃除後、仮に
オーバーフローパイプ19の再セットを忘れて一次フィ
ルタ14をフィルタ載置枠24に載置しようとすると、
オーバーフローパイプ19のハンドル23が邪魔になっ
て再セットができないから、オーバーフローパイプ19
が排水状態にあることに気付くことができ、その再セッ
ト忘れを確実に防止することができる。
【0033】(7)蒸気抜きダクト60のメンテナンス
性改善 この種の洗浄機では、従来、洗浄槽内に充満する蒸気を
排出するために、本体箱の天井部には蒸気抜きダクトが
上から差し込まれて本体箱の内外を連通するようになっ
ていた。このため、メンテナンス作業のために蒸気抜き
ダクトを取り外すには、そのダクトを本体箱の天井面か
ら上に引き上げなければならないため、本体箱と部屋の
天井との間には十分なスペースが必要となるという問題
があった。この点、本実施例では、蒸気抜きダクト60
を通気箱本体61とその下部に着脱可能に取り付けた遮
水カバー63とからなる上下二分割型に構成し、両者を
連結するネジ64を洗浄室3内側から取り外し得るよう
に構成した。この結果、洗浄室3内からネジ64を外し
て下半部の遮水カバー63を洗浄室3内側に取り外せ
ば、蒸気抜きダクト60は分解されて上半部の通気箱本
体61だけが本体箱1側に残ることになる。従って、こ
れを本体箱1から外すには蒸気抜きダクト60の半分程
度の高さ寸法分だけ上に引き上げれば良く、本体箱1と
部屋の天井部との間の隙間が狭い場合でも、簡単にメン
テナンス作業を行うことができる。
【0034】この効果を奏するには、本体箱内の洗浄室
に収容した被洗浄物に洗浄液を噴射して洗浄運転を行う
とともに、前記洗浄室内と前記本体箱外とを連通させる
蒸気抜きダクトを前記本体箱に着脱可能に装着した洗浄
機において、前記蒸気抜きダクトをその装着方向に沿っ
て分割可能に構成して前記洗浄室内から取り外し操作可
能な固定具により連結してあればよい。これにて、蒸気
抜きダクトのメンテナンス時には、洗浄室内に手を差し
入れて固定具を外すことによって蒸気抜きダクトの洗浄
室内側部分を取り外し、その後に蒸気抜きダクトの残る
部分を本体箱の外側から取り外すことができ、本体箱と
室壁との隙間が少ない場合でも容易に蒸気抜きダクトの
全体を取り外すことができるようになる。
【0035】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も可能であり、これらも本発明
の技術的範囲に含まれる。 (イ)上記実施例では、オーバーフローパイプ19の内
筒21に環状邪魔板27を設けたが、これに限らず、例
えば図17に示すように、外筒22の上端開口にメッシ
ュ板66を設けた構成としてもよい。この構成でも、オ
ーバーフローパイプ19の上方から洗浄液が降り注いで
も、その勢いがメッシュ板66によって弱められるか
ら、内筒21の上端から洗浄液が伝い落ちてオーバーフ
ロー孔26から漏出することを極力防止することができ
る。
【0036】また、図18に示すように、外筒22の上
端に外周部に立ち下がり壁部67aを有する笠状の遮蔽
板67を取り付けた構成でも、洗浄液の漏出を効果的に
防止でき、しかも、この場合には、内筒21の周壁にオ
ーバーフロー孔26を設けずに、上端開放形の簡単な構
成のパイプを利用できるようになる(図示省略)。更
に、オーバーフローパイプは必ずしも二重筒状でなくと
もよく、単純な筒形であってもよいことは勿論である。 (ロ)上記実施例では、受水タンク40から貯湯タンク
50へは自然流入によって水が供給されるようにした
が、両タンクをポンプを介して連結する構成であっても
よい。その場合には、受水タンクを貯湯タンクよりも低
い位置に配置することができるから、各タンクの配置上
の自由度が高くなって本体箱内の空間利用率をいっそう
高めることができるようになる。
【0037】その他、本願発明は上記記述及び図面によ
って説明した実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができ
る。また、図19に示す実施態様もこの種の洗浄機にお
いて可能である。これは、洗浄槽2の貯水部11を前記
各実施例のものに比較して底面積を大幅に狭くし、貯湯
タンク50はその貯水部11の外側の近傍に配置した構
成である。このようにすると、貯水部11を十分に深く
することができるから、洗浄運転時の液位低下を防止す
ることができ、これにて洗浄ポンプに空気を吸い込んで
エア噛み現象に至ることを確実に防止することができる
という利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例に係る洗浄機の外観斜視
【図2】 その内部構造を示す一部切欠斜視図
【図3】 本体箱内の部分分解斜視図
【図4】 本体箱の平面図
【図5】 図4中のv−v線に沿う縦断面図
【図6】 本体箱の内部構造を示す一部切欠き正面図
【図7】 本体箱の内部構造を示す一部切欠き側面図
【図8】 受水タンクの分解斜視図
【図9】 受水タンクの側面図
【図10】 貯湯タンクの一部破断正面図
【図11】 受水タンクと貯湯タンクとの連結関係を示
す斜視図
【図12】 排水状態で示す洗浄槽内の縦断面図
【図13】 オーバーフローパイプの一部破断した断面
【図14】 オーバーフローパイプの部分拡大断面図
【図15】 洗浄室の天井部の断面図
【図16】 洗浄室の蒸気抜きダクトを示す分解斜視図
【図17】 オーバーフローパイプの変形例を示す断面
【図18】 オーバーフローパイプの変形例を示す断面
【図19】 洗浄機の別の実施態様に係る内部構造を示
す概略的正面図
【符号の説明】
2…洗浄槽 3…洗浄室 14…一次フィルタ 15…
排水口体 19…オーバーフローパイプ 20…排水弁
26…オーバーフロー孔 28…洗浄ポンプ40…受
水タンク 50…貯湯タンク 54…ヒータ 60…蒸
気抜きダクト
フロントページの続き (72)発明者 丸山 文雄 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 平手 禎之 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 加藤 園生 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体箱内に洗浄槽を備え、前記本体箱内
    の被洗浄物を洗浄した湯を前記洗浄槽に溜めながら洗浄
    運転を行う洗浄機において、前記洗浄運転に供するため
    の湯を貯留する貯湯タンクを前記洗浄槽内に配置したこ
    とを特徴とする洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記本体箱の外には水源側からの水を受
    けるシスターン構造を有する受水タンクが設けられると
    ともに、この受水タンクが前記貯湯タンクに連通されて
    いることを特徴とする請求項1記載の洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記受水タンクは前記貯湯タンクよりも
    高い位置に設けられていることを特徴とする請求項2記
    載の洗浄機。
  4. 【請求項4】 貯湯タンクにはその内部の蒸気を前記受
    水タンクに排出する蒸気抜きパイプが設けられているこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3記載の洗浄機。
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