JP7004602B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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本発明は、乾燥仕上げ剤としてのリンスを自動投入する食器洗浄機に関する。
従来、特許文献1に開示されたリンスを自動投入する食器洗浄機が知られている。特許文献1の食器洗浄機は、リンスタンクと、リンス投入口と、リンス投入弁と、制御部と、検出手段と、表示器と、を備える。リンスタンクは、複数回の洗浄分のリンスを貯留可能である。リンス投入口は、リンスタンクから洗浄槽内にリンスを投入する。リンス投入弁は、リンス投入口を開閉する、制御部は、リンス投入弁の開閉を制御する。検出手段は、リンスタンク内のリンス残量を検出する。表示器は、検出手段が検出するリンス残量が所定量以下となったことを表示する。
また、特許文献1の食器洗浄機は、使用者がリンスを補給するリンス補給口と、表示器と、を洗浄槽内に設けていた。
特許第4133780号公報
特許文献1の食器洗浄機では、高温多湿を避けて保管すべきリンスが洗浄槽内に設けられたリンスタンク内に保管される。このため、リンスタンク内に保管されたリンスが加熱された洗浄水の熱影響を受け、リンスが成分分離する課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、リンスがリンスタンク内に高温多湿を避けて保管できる食器洗浄機を得ることを目的とする。
本発明の食器洗浄機は、上部が開口した引き出し式の洗浄槽と、前記洗浄槽の外側面に取り付けられた側壁面部と、リンスを貯蔵するリンスタンクと、を備え、前記リンスタンクは、前記洗浄槽と前記側壁面部との間に配置され、前記リンスタンクのリンスを送出する自吸式ポンプと、前記リンスタンクのリンス排出口と前記自吸式ポンプの入口とを繋ぐ第1リンス搬送管と、前記自吸式ポンプの出口と前記洗浄槽とを繋ぐ第2リンス搬送管と、を有するリンスユニットを備え、前記第2リンス搬送管の前記洗浄槽への出口は、前記自吸式ポンプの高さ以下に配置され、かつ、前記自吸式ポンプは、前記洗浄槽内に溜まる洗浄水の水面の最高値よりも高い位置に配置される。
本発明に係る食器洗浄機によれば、リンスタンクは、洗浄槽と側壁面部との間に配置されている。したがって、リンスがリンスタンク内に高温多湿を避けて保管できる。
本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機付きシステムキッチンを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の洗浄槽を引き出した状態のシステムキッチンを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る洗浄槽を引き出した状態の食器洗浄機を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の内部構成を示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の内部構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機を示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機における洗浄槽の引き出し手前の上面部を拡大して示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機における蓋部を被せた状態のリンス補給口を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機における蓋部を外した状態のリンス補給口を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機におけるリンス補給口を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機における前側意匠面部を外した状態の洗浄槽の外側構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機における前側意匠面部と洗浄槽との間の洗浄槽の外側構造を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機におけるリンスタンクを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機におけるリンスタンクの内部構造を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機におけるリンス残量が空になった状態のリンスタンクの内部構造を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機におけるリンスタンクとリンス搬送経路と洗浄槽との相関関係を示す縦断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、断面図の図面においては、視認性に鑑みて適宜ハッチングを省略している。さらに、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
<システムキッチン100の全体構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1付きシステムキッチン100を示す外観斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の洗浄槽2を引き出した状態のシステムキッチン100を示す外観斜視図である。
図1、図2に示すように、システムキッチン100は、食器洗浄機1と、加熱調理器101と、シンク102と、を備える。食器洗浄機1と、加熱調理器101と、シンク102と、は一体化したユニットに形成されている。また、システムキッチン100は、キッチンの小物を収納する引き出し103と、鍋又はフライパンなどを収納する収納庫104と、を備える。
食器洗浄機1は、食後の汚れた食器を洗浄する。食器洗浄機1の上方の平面部105は、まな板などを載置する載置部に形成されている。
加熱調理器101は、食器洗浄機1の使用者から見て左側に配置されている。加熱調理器101は、載置面にて電磁誘導コイルによって鍋又はフライパンなどを加熱する。加熱調理器101は、内部に魚などを焼くグリルを内蔵している。
シンク102は、食器洗浄機1の使用者から見て右側に配置されている。シンク102は、キッチン水栓102aの蛇口から水を流す水槽状のユニットである。
図2に示すように、食器洗浄機1は、上部が開口した引き出し式の洗浄槽2を備える。洗浄槽2には、上部の開口から洗浄槽2内に食後の汚れた食器が並べられ、洗浄される。
<食器洗浄機1の外観構成>
図3は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1を示す斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る洗浄槽2を引き出した状態の食器洗浄機1を示す斜視図である。
図3、図4に示すように、食器洗浄機1は、直方体形状の本体3で区画されたユニットである。食器洗浄機1は、本体3からシステムキッチン100の使用者の手前側に洗浄槽2を引き出し自在である。引き出し式の洗浄槽2は、上部が開口している。
図4に示すように、洗浄槽2の4つの外側面2aのうち、使用者の引き出し手前の外側面2aの前側には、側壁面部4が取り付けられている。システムキッチン100の使用者の引き出し手前側の側壁面部4は、前側意匠面部4aに形成されている。前側意匠面部4aは、システムキッチン100の他のユニットの前側意匠面部と調和のとれた意匠が施されている。
<食器洗浄機1の内部構成>
図5は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の内部構成を示す上面図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の内部構成を示す縦断面図である。
食器洗浄機1は、洗浄槽2内に、洗浄ノズル5と、図示しないヒータと、を備える。洗浄ノズル5は、洗浄槽2内の下部に配置され、洗浄水を噴出する。ヒータは、洗浄水を加熱する。
また、食器洗浄機1は、洗浄槽2内の下部に、図示しない洗浄ポンプと、図示しない排水ポンプと、を備える。洗浄ポンプは、洗浄ノズル5に洗浄水を圧送する。排水ポンプは、汚れた洗浄水を排出する。
図5に示すように、洗浄槽2の縁部における洗浄槽2と前側意匠面部4aとの間の上面部6には、リンス補給口7と、表示部8と、操作部9と、が設けられている。これらの詳細は、後述する。
<食器洗浄機1の動作>
汚れた食器を洗浄する場合には、使用者が洗浄槽2を本体3から引き出す。そして、使用者は、洗浄槽2内に汚れた食器を並べる。食器が並べ終わると、使用者は、洗浄槽2内の洗浄水に洗剤を投入する。次に、使用者は、操作部9のスタートスイッチをONする。次に、使用者は、洗浄槽2を本体3内に押し込む。そして、使用者は、洗浄槽2のスライドロックをかける。
これにより、給水弁が開弁され、洗浄槽2内に洗浄水が給水される。そして、水量センサが所定量の洗浄水Wの給水を検知すると、給水弁が閉弁される。次に、ヒータが通電され、洗浄水が所望の温度に加熱される。そして、洗浄ポンプが駆動され、温水化した洗浄水が洗浄ノズル5に圧送され、洗浄ノズル5のノズル孔5aから洗浄水が噴射され、食器が洗浄される。このとき、洗浄ノズル5は、洗浄水の噴射による反力によって回転する。これにより、洗浄槽2内に並べられた食器に万遍なく洗浄水が噴射される。洗浄槽2内に噴射された洗浄水は、落下して洗浄槽2内の下部に集まり、再び洗浄ノズル5から噴射される。この循環が繰り返され、洗浄工程となっている。なお、洗浄工程では、洗浄槽2が本体3内に収納されているので、洗浄水が洗浄槽2外に飛散することはない。
所定時間経過すると、ヒータ及び洗浄ポンプへの通電が停止する。また、排水ポンプが駆動され、洗浄槽2内の汚水が外部に排出される。
次に、排水が終わると、排水ポンプへの通電を停止し、給水弁が開弁され、新たな洗浄水が洗浄槽2内に給水される。以後、上述した洗浄工程と同様の動作によって食器のすすぎ洗いが行われ、所定時間のすすぎ洗いが終わると、すすぎ洗いに用いた洗浄水が排水される。このようなすすぎ洗いと排水とが数回繰り返される。この繰り返しがすすぎ工程となっている。このとき、後述するリンスタンク10からリンスが供給されてすすぎ洗い用の洗浄水に加えられ、食器が乾燥仕上げに適した状態になる。
すすぎ工程が終了すると、送風機及びヒータが通電され、洗浄槽2内に外気が導入される。外気は、ヒータで加熱されて温風となり、洗浄槽2内に送られて食器及び洗浄槽2の内部全体を乾燥させる。乾燥に用いた温風は、排気口11から外部に排出される。この工程が乾燥工程となる。
乾燥工程が所定時間経過すると、送風機及びヒータへの通電が停止され、乾燥工程が終了する。これにより、食器の洗浄、すすぎ及び乾燥が完了する。なお、これら一連の動作は、制御部のマイクロコンピュータに設定されたプログラムに従って自動的に行われる。
食器を取り出す場合には、使用者は、洗浄槽2のスライドロックを解除し、洗浄槽2を本体3から手前に引き出し、食器を取り出す。
<洗浄槽2の縁部の詳細>
図7は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1を示す上面図である。図8は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1における洗浄槽2の引き出し手前の上面部6を拡大して示す上面図である。
図7に示すように、食器洗浄機1は、洗浄槽2を引き出した状態において、洗浄槽2の4方の外側縁部12を有する。外側縁部12は、各側壁面部4と各側壁面部4に対向する洗浄槽2の4つの外側面2aのそれぞれとの間に形成されている。
側壁面部4の1つである洗浄槽2の引き出し手前側の前側意匠面部4aと洗浄槽2の外側面2aとの間には、上面部6が形成されている。上面部6には、リンス補給口7と、表示部8と、操作部9と、が配置されている。
図7、図8に示すように、リンス補給口7は、乾燥仕上げ剤としてのリンスをリンスタンク10に補給する開口部である。リンス補給口7には、蓋部13が被せられている。表示部8は、リンス補給口7に隣接して配置されている。そのため、表示部8は、洗浄槽2の外側に配置されている。表示部8は、リンスタンク10内のリンス残量を表示する。表示部8は、食器洗浄機1の運転状態を表示する。操作部9は、食器洗浄機1の運転をONにするスタートスイッチと、その他の運転制御スイッチと、を有する。
<リンス補給口7の構成>
図9は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1における蓋部13を被せた状態のリンス補給口7を示す斜視図である。図10は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1における蓋部13を外した状態のリンス補給口7を示す斜視図である。図11は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1におけるリンス補給口7を示す縦断面図である。
図9、図10に示すように、リンスタンク10にリンスを補給するリンス補給口7は、洗浄槽2を引き出した状態で洗浄槽2の外側縁部12の上面部6の左側に配置されている。そのため、リンス補給口7は、洗浄槽2の外側に配置されている。なお、リンス補給口7は、洗浄槽2を引き出した状態で洗浄槽2の外側縁部12の上面部6の右側に配置してもよい。
このように、引き出し式の食器洗浄機1において、リンス補給口7が洗浄槽2の外側に設けられることにより、加熱された洗浄水及びすすぎ水がリンス補給口7に直接的に触れることが防止される。また、リンス補給口7が上面部6に配置されているので、引き出し式の食器洗浄機1の洗浄槽2を引き出した時に、使用者がリンス補給口7の位置を把握し易く、補給作業が容易である。
リンス補給口7には、開口部を塞ぐ蓋部13が設けられている。蓋部13は、平板状の単純な構成である。リンス補給口7には、洗浄水がかからない。そのため、リンス補給口7にシール性能を重視した蓋部13は必要ない。しかし、リンス補給口7への異物の混入などが防止されるように、リンス補給口7には、簡易的な蓋部13が装着される。なお、リンス補給口7に対しての固形物のみの除去さえできれば良いのであれば、蓋部13の代わりにフィルタなどを代替しても良い。
図11に示すように、リンス補給口7は、真ん中に開口した中央部7aと、中央部7aの周囲に中央部7aと仕切り部7bを隔てて開口した周囲部7cと、を有する。中央部7aは、メインのリンスの補給口である。周囲部7cは、補助的及び空気抜きのためのリンスの補給口である。周囲部7cは、中央部7aの左右両側に2つ設けられている。
リンス補給口7の中央部7aとリンスタンク10とは、第1リンス補給管14によって繋がっている。リンス補給口7の中央部7aに対して隣の周囲部7cとリンスタンク10とは、第2リンス補給管15によって繋がっている。第1リンス補給管14と第2リンス補給管15とは、合流せず、個別の経路である。
第2リンス補給管15は、第1リンス補給管14によってリンスが補給されている通常時に、補給された容積分のリンスタンク10内の空気をリンスタンク10外に押し出して内圧の上昇を抑制する空気抜きとして機能する。これにより、使用者は、リンス補給口7からリンスをスムーズに補給できる。また、使用者が周囲部7cに誤ってリンスをこぼしても、周囲部7cにこぼれたリンスが第2リンス補給管15を通過してリンスタンク10に回収される。このとき、第1リンス補給管14が補給された容積分のリンスタンク10内の空気をリンスタンク10外に押し出して内圧の上昇を抑制する空気抜きとして機能し、使用者が常に空気抜きしながらリンスを補給できる。
<前側意匠面部4aと洗浄槽2との間の洗浄槽2の外側構造>
図12は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1における前側意匠面部4aを外した状態の洗浄槽2の外側構造を示す斜視図である。図13は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1における前側意匠面部4aと洗浄槽2との間の洗浄槽2の外側構造を示す縦断面図である。
図12、図13に示すように、洗浄槽2の引き出し手前側には、洗浄槽2の外側面2aと空間を隔てて側壁面部4が設けられている。この側壁面部4の前側には、前側意匠面部4aが配置されている。なお、側壁面部4と前側意匠面部4aとを一体又は一体的に構成してもよい。前側意匠面部4aは、取り外し自在である。洗浄槽2と前側意匠面部4aである側壁面部4との間には、リンスを貯蔵するリンスタンク10が設けられている。なお、リンスタンク10は、洗浄槽2と前側意匠面部4a以外の側壁面部4との間に設けられても良い。また、洗浄槽2と前側意匠面部4aとの間には、排気口11が形成されている。
リンスタンク10が洗浄槽2の外側かつ洗浄槽2の前側に配置されている。これにより、メンテナンス時に作業者が前側意匠面部4aと側壁面部4とを取り外すと、作業者がリンスタンク10及びリンスタンク10の周辺部品から構成されるリンスユニット16に簡単にアクセスでき、メンテナンス作業が前面側から容易にできる。
図13に示すように、リンスタンク10と洗浄槽2の外側面2aとの間には、隙間17が形成されている。洗浄槽2とリンスタンク10との間に隙間17が存在するので、洗浄槽2内の洗浄水による熱を空気断熱層としての隙間17によって遮断し、リンスタンク10への熱影響が低減される。これにより、リンスタンク10内のリンスが熱を受けて成分分離することが抑制される。
<リンスタンク10及びリンスタンク10周囲の構成>
図14は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1におけるリンスタンク10を示す斜視図である。リンスタンク10は、直方体状の密閉容器である。リンスタンク10の左右の両側面には、リンスタンク10を洗浄槽2の外側面2aに対して隙間17を隔ててボルトによって固定する1対の固定片10aが設けられている。リンスタンク10の下部には、リンス排出口18が形成されている。リンスタンク10の上面には、リンスタンク10のリンスを洗浄槽2に圧送する自吸式ポンプ19が載せられている。リンスタンク10のリンス排出口18と自吸式ポンプ19の入口とは、第1リンス搬送管20によって繋がれている。自吸式ポンプ19の出口と洗浄槽2とは、第2リンス搬送管21によって繋がれている。リンスタンク10と自吸式ポンプ19と第1リンス搬送管20と第2リンス搬送管21とは、リンスユニット16を構成している。
<リンスタンク10の詳細>
図15は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1におけるリンスタンク10の内部構造を示す縦断面図である。図16は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1におけるリンス残量が空になった状態のリンスタンク10の内部構造を示す縦断面図である。
図15、図16に示すように、リンスタンク10内の底面22は、リンスタンク10のリンス排出口18を最下部とした傾斜面に形成されている。リンスタンク10のリンス排出口18とリンスタンク10内の底面22との間には、リンスタンク10のリンス排出口18がリンスタンク10内の底面22より低くなる段差部23が形成されている。これにより、リンスタンク10の底面22には、段差部23にリンスを集める傾斜面が形成されるとともに、段差部23の下側にリンス排出口18が形成されているので、リンスタンク10内にリンスが残り難い。
リンスタンク10は、リンスタンク10内に、リンスタンク10のリンス排出口18の上方にて上下方向に移動してリンス残量を検知するフロート磁石検知部24を有する。フロート磁石検知部24は、円環状であり、リンスに対して浮力を有する。フロート磁石検知部24は、中心孔をガイド軸25に挿通され、リンスタンク10内のリンスの液量に応じて浮く。
図16に示すように、フロート磁石検知部24は、段差部23内のリンスタンク10のリンス排出口18の上面まで入出自在に設けられている。フロート磁石検知部24の寸法は、段差部23内のリンス排出口18の大きさ寸法より小さい。これにより、フロート磁石検知部24は、リンスタンク10のリンスが底面22よりも低い位置に存在するリンス排出口18に至った空になる状態を検知できる。つまり、段差部23に入り込んで下がったフロート磁石検知部24がリンス残量を空として検知するときには、リンスが段差部23の内側のみの残量であり、リンスタンク10の底面22にリンスが残らない。なお、リンスタンク10内が空であること検知した後の自吸式ポンプ19の排出運転は、リンス排出口18から第1リンス搬送管20内にかけてリンスが残らない駆動時間が設けられている。
<リンスユニット16の詳細>
図17は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1におけるリンスタンク10とリンス搬送経路と洗浄槽2との相関関係を示す縦断面図である。図17に示すように、食器洗浄機1は、リンスユニット16を用いてリンスタンク10のリンス排出口18と洗浄槽2とを繋ぐリンス搬送経路を有する。リンス搬送経路は、自吸式ポンプ19の駆動によって通常リンスに満たされ、順次洗浄槽2内に送出される。
リンスユニット16は、リンスタンク10と、自吸式ポンプ19と、第1リンス搬送管20と、第2リンス搬送管21と、を有する。自吸式ポンプ19は、リンスタンク10内のリンス液面の最高値よりも高い位置に配置されている。実施の形態1では、自吸式ポンプ19は、リンスタンク10の上面に載せられている。第2リンス搬送管21の洗浄槽2への出口26は、自吸式ポンプ19の高さ以下に配置されている。自吸式ポンプ19は、洗浄槽2内に溜まる洗浄水Wの水面の最高値よりも高い位置に配置されている。
リンスは、リンス排出口18から自吸式ポンプ19の駆動によって吸い出され、自吸式ポンプ19を介して洗浄槽2内へリンスが送出される。また、自吸式ポンプ19は、リンスタンク10内のリンス液面の最高値よりも高い位置に配置されている。これにより、リンスが自身の液圧によって自吸式ポンプ19から勝手に垂れ流れない。また。自吸式ポンプ19が少なくとも洗浄槽2内の洗浄水Wの水面より高い位置に配置されているので、リンスが洗浄槽2内の洗浄水Wの水圧によっての逆流を抑制できる。加えて、リンス搬送経路には、自吸式ポンプ19が設けられているので、リンス搬送経路に空気が混ざってもリンスが送出できる。
図12~図17に示すように、食器洗浄機1は、リンスタンク10と洗浄槽2とを繋ぐオーバーフロー管27を有する。オーバーフロー管27におけるリンスタンク10との第1接続部28は、リンスタンク10の満量検知液面より高い位置、かつ、リンスタンク10の上面より低い位置に配置されている。オーバーフロー管27における洗浄槽2との第2接続部29は、第1接続部28よりも低い位置に配置されている。なお、オーバーフロー管27の第2接続部29は、洗浄槽2に直接接続される構成の他に、洗浄槽2の乾燥時の排気口11に接続される構成でも良い。
オーバーフロー管27は、リンスタンク10に満量を超えてリンスが補給された場合にリンスがリンス補給口7からあふれることを防止する。オーバーフロー管27によってリンスタンク10に満量を超えて補給されたリンスは、洗浄槽2内に排出される。また、オーバーフロー管27は、通常のリンス補給時に、補給された容積分のリンスタンク10内の空気をリンスタンク10外に押し出して内圧の上昇を抑制する空気抜きとして機能し、リンスがリンスタンク10にスムーズに補給される。オーバーフロー管27の第2接続部29は、リンスタンク10側の第1接続部28よりも低い位置に配置され、オーバーフロー管27内でのリンスの逆流が抑制される。
<実施の形態1の効果>
実施の形態1によれば、食器洗浄機1は、上部が開口した引き出し式の洗浄槽2を備える。食器洗浄機1は、洗浄槽2の外側面2aに取り付けられた側壁面部4を備える。食器洗浄機1は、リンスを貯蔵するリンスタンク10を備える。リンスタンク10は、洗浄槽2と側壁面部4との間に配置されている。
この構成によれば、高温多湿を避けて保管すべきリンスが洗浄槽2外に設けられたリンスタンク10内に保管される。このため、リンスタンク10内に保管されたリンスが加熱された洗浄水の熱影響を受けず、リンスが成分分離しない。したがって、リンスがリンスタンク10内に高温多湿を避けて保管できる。
実施の形態1によれば、リンスタンク10と洗浄槽2の外側面2aとの間には、隙間17が形成されている。
この構成によれば、隙間17が空気断熱層となり、リンスタンク10内に保管されたリンスが加熱された洗浄水の熱影響を受けず、リンスが成分分離しない。
実施の形態1によれば、側壁面部4は、引き出し手前側の前側意匠面部4aを有する。リンスタンク10は、洗浄槽2と前側意匠面部4aとの間に配置されている。
この構成によれば、作業者は、前側意匠面部4aを取り外し、リンスユニット16に対して本体前側から容易にメンテナンス作業を行える。
実施の形態1によれば、食器洗浄機1は、リンスタンク10のリンスを送出する自吸式ポンプ19と、リンスタンク10のリンス排出口18と自吸式ポンプ19の入口とを繋ぐ第1リンス搬送管20と、自吸式ポンプ19の出口と洗浄槽2とを繋ぐ第2リンス搬送管21と、を有するリンスユニット16を備える。
この構成によれば、リンスタンク10から洗浄槽2までのリンス搬送経路が1つのリンスユニット16に構成される。このため、1つのリンスユニット16は、取り扱い易い。
実施の形態1によれば、自吸式ポンプ19は、リンスタンク10内のリンス液面の最高値よりも高い位置に配置されている。
この構成によれば、リンスタンク10内のリンスが自吸式ポンプ19に勝手に垂れ流れない。そのため、食器洗浄機1は、使い勝手が良い。
実施の形態1によれば、第2リンス搬送管21の洗浄槽2への出口26は、自吸式ポンプ19の高さ以下に配置されている。自吸式ポンプ19は、洗浄槽2内に溜まる洗浄水Wの水面の最高値よりも高い位置に配置されている。
この構成によれば、洗浄槽2から自吸式ポンプ19へのリンスの逆流が防止できる。また、洗浄槽2内に溜まる洗浄水Wが自吸式ポンプ19に浸入しない。そのため、食器洗浄機1は、使い勝手が良い。
実施の形態1によれば、リンスタンク10内の底面22は、リンスタンク10のリンス排出口18を最下部とした傾斜面に形成されている。
この構成によれば、リンスタンク10内にリンスが残らず、リンスタンク10内の全てのリンスがリンス排出口18から排出できる。このため、リンスタンク10内へのリンス補給時に、リンスが全て新しいものに入れ替えられる。そのため、食器洗浄機1は、使い勝手が良い。
実施の形態1によれば、食器洗浄機1は、リンスタンク10内に、リンスタンク10のリンス排出口18の上方にて上下方向に移動してリンス残量を検知するフロート磁石検知部24を有する。リンスタンク10のリンス排出口18とリンスタンク10内の底面22との間には、リンスタンク10のリンス排出口18がリンスタンク10内の底面22より低くなる段差部23が形成されている。フロート磁石検知部24は、段差部23内のリンスタンク10のリンス排出口18の上面まで入出自在に設けられている。
この構成によれば、フロート磁石検知部24は、リンスタンク10のリンス排出口18の上面に到達したときに、リンスタンク10内のリンスが空であることを検知できる。これにより、リンスタンク10内にリンスが残らず、リンスタンク10内の全てのリンスがリンス排出口18から排出できる。このため、リンスタンク10内へのリンス補給時に、リンスが全て新しいものに入れ替えられる。それにより、リンスタンク10内にリンスが残り、フロート磁石検知部24が残ったリンスの影響によって張り付いたり、リンス排出経路が残ったリンスの影響によって詰まったりすることが抑制できる。そのため、食器洗浄機1は、使い勝手が良い。
<その他>
本発明は、リンスを用途として説明した。しかし、本発明は、貯蔵用タンクを用いるものであれば、液体洗剤などでも適用できる。
1 食器洗浄機、2 洗浄槽、2a 外側面、3 本体、4 側壁面部、4a 前側意匠面部、5 洗浄ノズル、5a ノズル孔、6 上面部、7 リンス補給口、7a 中央部、7b 仕切り部、7c 周囲部、8 表示部、9 操作部、10 リンスタンク、10a 固定片、11 排気口、12 外側縁部、13 蓋部、14 第1リンス補給管、15 第2リンス補給管、16 リンスユニット、17 隙間、18 リンス排出口、19 自吸式ポンプ、20 第1リンス搬送管、21 第2リンス搬送管、22 底面、23 段差部、24 フロート磁石検知部、25 ガイド軸、26 出口、27 オーバーフロー管、28 第1接続部、29 第2接続部、100 システムキッチン、101 加熱調理器、102 シンク、102a キッチン水栓、103 引き出し、104 収納庫、105 平面部。

Claims (6)

  1. 上部が開口した引き出し式の洗浄槽と、
    前記洗浄槽の外側面に取り付けられた側壁面部と、
    リンスを貯蔵するリンスタンクと、
    を備え、
    前記リンスタンクは、前記洗浄槽と前記側壁面部との間に配置され
    前記リンスタンクのリンスを送出する自吸式ポンプと、前記リンスタンクのリンス排出口と前記自吸式ポンプの入口とを繋ぐ第1リンス搬送管と、前記自吸式ポンプの出口と前記洗浄槽とを繋ぐ第2リンス搬送管と、を有するリンスユニットを備え、
    前記第2リンス搬送管の前記洗浄槽への出口は、前記自吸式ポンプの高さ以下に配置され、かつ、前記自吸式ポンプは、前記洗浄槽内に溜まる洗浄水の水面の最高値よりも高い位置に配置される
    食器洗浄機。
  2. 前記リンスタンクと前記洗浄槽の外側面との間には、隙間が形成される請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記側壁面部は、引き出し手前側の前側意匠面部を有し、
    前記リンスタンクは、前記洗浄槽と前記前側意匠面部との間に配置される請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記自吸式ポンプは、前記リンスタンク内のリンス液面の最高値よりも高い位置に配置される請求項1~3のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
  5. 前記リンスタンク内の底面は、前記リンスタンクのリンス排出口を最下部とした傾斜面に形成される請求項1~のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
  6. 前記リンスタンク内に、前記リンスタンクのリンス排出口の上方にて上下方向に移動してリンス残量を検知するフロート磁石検知部を有し、
    前記リンスタンクのリンス排出口と前記リンスタンク内の底面との間には、前記リンスタンクのリンス排出口が前記リンスタンク内の底面より低くなる段差部が形成され、
    前記フロート磁石検知部は、前記段差部内の前記リンスタンクのリンス排出口の上面まで入出自在に設けられる請求項1~のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
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