JPH071116U - 間仕切パネルの構造 - Google Patents
間仕切パネルの構造Info
- Publication number
- JPH071116U JPH071116U JP3563793U JP3563793U JPH071116U JP H071116 U JPH071116 U JP H071116U JP 3563793 U JP3563793 U JP 3563793U JP 3563793 U JP3563793 U JP 3563793U JP H071116 U JPH071116 U JP H071116U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core material
- partition panel
- attached
- partition wall
- corrugated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 常に一定の厚みの間仕切壁を形成することが
でき、しかも現場で簡単に建て込むことができるように
する。 【構成】 予め墨出し位置に取付金物13を介して立設
された平断面略波形の芯材11に対して、その両外面側
から外面材12を取り付けてなる間仕切パネル10の構
造において、芯材11は、その各波形の頂部11aが平
面に形成されると共に、各平面は相互に略平行に配置さ
れ、頂部11aと頂部11aとの間には斜辺11bが連
続して形成されてなるもので、外面材12を芯材11の
各頂部11aに当接させた状態で配置する。
でき、しかも現場で簡単に建て込むことができるように
する。 【構成】 予め墨出し位置に取付金物13を介して立設
された平断面略波形の芯材11に対して、その両外面側
から外面材12を取り付けてなる間仕切パネル10の構
造において、芯材11は、その各波形の頂部11aが平
面に形成されると共に、各平面は相互に略平行に配置さ
れ、頂部11aと頂部11aとの間には斜辺11bが連
続して形成されてなるもので、外面材12を芯材11の
各頂部11aに当接させた状態で配置する。
Description
【0001】
本考案は建物の内部を仕切る場合に用いられる間仕切パネルの構造に関するも のである。
【0002】
従来、建物の内部を仕切るための間仕切壁は、例えば図4に示したような正弦 曲線状の波形スレート板31を芯材とし、その波形スレート板31の両外面側か ら波形スレート板31の各頂部31aに接する状態で外面材32を取り付けたパ ネル30を用いて形成される。 このパネル30は、予め工場等において波形スレート板31に外面材32を取 り付けて製造しておくことができ、工場等から搬送されたパネル30を間仕切す る部分の床と天井に設けたライナー等に建て込むだけで間仕切壁を形成すること ができるので、現場での施工が簡単となるという利点がある。
【0003】
しかしながら、予め工場等で製造されたパネル30を用いて間仕切壁を形成す る場合にも、実際にはそのパネル30を現場の寸法に合わせてカットする加工作 業が必要であり、しかもこのパネル30は波形スレート板31と外面材32が一 体化されたものなので、カットに非常な労力を要するという問題があった。
【0004】 また加工作業を容易にするために、現場にて波形スレート板31に外面材32 を取り付けようとすると、外面材32は波形スレート板31の各頂部31aに線 接触させるだけなので、波形スレート板31と外面材32との接合が難しいとい う問題があった。例えば各頂部31aに接着剤を塗着して波形スレート板31と 外面材32とを接合する場合には、接合の安定性に欠け、また釘打ちで接合する 場合には、外面材32側から波形スレート板31の各頂部31aの位置を探すの が困難であった。
【0005】 さらに外面材32は波形スレート板31の各頂部31aに線接触する状態で取 り付けられるので、少しでも波形スレート板31の波の形が変形してしまうと、 波形スレート板31の両側の外面材32の間隔が狂ってしまい、一定の厚みの間 仕切壁が形成されないという問題があった。 本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、常に一定の厚みの間仕切壁を 形成することができ、しかも現場で簡単に建て込める間仕切パネルの構造を提供 することを目的としている。
【0006】
上記課題を解決するために本考案は、予め墨出し位置に取付金物を介して立設 された平断面略波形の芯材に対して、その両外面側から外面材を取り付けてなる 間仕切パネルの構造において、前記芯材は、その各波形の頂部が平面に形成され ると共に、各平面は相互に略平行に配置され、該頂部と頂部との間には斜辺が連 続して形成されてなるもので、前記外面材を前記芯材の各頂部に当接させた状態 で配置したものである。
【0007】
本考案によれば平断面略波形の芯材の両外面側に、平面に形成された各頂部に 当接させた状態で外面材を取り付けるので、前記芯材と該外面材との接合は確実 となる。 また前記平面に形成された芯材の各頂部は相互に略平行であるので、該各頂部 を基準として芯材の両外面に簡単に外面材が取り付けられ、しかもその外面材の 間隔、つまり間仕切パネルの厚みは常に一定となる。
【0008】
以下、本考案に係る間仕切パネルの構造の実施例を図面に基づいて説明する。 図1、図2はそれぞれ、本考案の間仕切パネルの構造の一例を示した平断面図 、縦断面図であり、L字形の間仕切壁を形成した場合を示したものである。 図例の如くこの間仕切パネル10は、予め墨出し位置に立設された平断面略波 形の芯材11に対して、その両外面側から外面材12が取り付けられた構造とな っている。
【0009】 平断面略波形の芯材11は、例えば薄鋼板やケイカル板、スレート板等からな り、各波形の頂部11aが平面に形成されていると共に、平面に形成された各頂 部11aは相互に略平行に配置されている。また頂部11aと頂部11aとの間 には、略直線状の斜辺11bが連続して形成されて構成されている。 一方、外面材12は例えば石膏ボード、ケイカル板、炭酸マグネシウム板等の 耐火材からなり、芯材11の両外面にそれぞれ、各頂部11aに当接させた状態 で配置されている。なお芯材11と外面材12は、当接部分を釘打ちすることに より、あるいは接着剤で接着することにより確実に接合されている。
【0010】 このような間仕切パネル10を用いて、壁21とドア枠23との間にL字形の 間仕切壁を形成する場合は、まずその間仕切壁が設けられる位置の床24面に間 仕切壁の中心を墨出しする。 また間仕切壁が設けられる位置の天井25に、断面略門形の上部ランナ22を 釘打ち等により設置し、また間仕切壁の一側端が取り付けられる壁21には、断 面略コ字状の壁付けプレート26を釘打ち等により取り付ける。
【0011】 さらに間仕切壁の他側端が取り付けられるドア枠23には、断面略コ字状の開 口補強材27を飼木28を介して固着する。ここで上部ランナ22、壁付けプレ ート26及び開口補強材27は、その開口部分がいずれも、芯材11の相互に平 行状態にある頂部11aと頂部11aとの間の寸法、つまり芯材11の厚みより も僅かに大きく形成されている。
【0012】 次いで床24面の墨出し位置に基づいて、図3に示したように間仕切壁の寸法 に合わせてカットした2つの芯材11を、各上端を上部ランナ22に嵌め入れる と共に、その一端同士を突き合わせて仮置きする。 続いて芯材11の斜辺11bの下端側と床24に跨がった状態で、底部13a と立部13bとからなるL字形の取付金物13を取り付け、芯材11の下端側を 床24に固定する。この際、取付金物13は、その中心を床24面の隅出し位置 に合わせて配置し、また取付金物13の立部13bと斜辺11b、底部13aと 床24とをそれぞれタッカー止めする。
【0013】 なお取付金物13の底部13aは、芯材11の頂部11aと斜辺11bとのな す角度に合わせて例えば平行四辺形に形成されており、斜辺11bは取付金物1 3が取り付け易いように略直線状に形成されている。従って、取付金物13の立 部13bを斜辺11bに沿ってピッタリと配置することができる。
【0014】 そして、2つの芯材11の突き合わせ部分の出隅側にL字形のコーナー金物2 9を取り付けた後、芯材11の各頂部11aに接着剤を塗着して、間仕切壁の寸 法に合わせてカットした外面材12を、芯材11の両外面からそれぞれ各頂部1 1aに当接させた状態で配置する。上記したように芯材11の各頂部11aは平 面に形成されているので、各頂部11aに当接させた状態で外面材12を配置す ると、外面材12は芯材11に確実に接合される。また芯材11の各頂部11a は相互に略平行であるので、芯材11の両外面側に取り付けられた外面材12間 の寸法、つまり間仕切パネルの厚みは常に一定に形成される。
【0015】 さらにこの外面材12は、各頂部11aに当接させた状態においては壁付けプ レート26、コーナー金物29、開口補強材27の外側に配置し、壁付けプレー ト26、コーナー金物29、開口補強材27と外面材12はそれぞれ、釘打ち等 により固定する。またドア枠23側に配置される外面材12の他端側は、ドア枠 23に予め形成された溝部23aに嵌め入れて固定し、外面材12の上端側は天 井廻り縁25aで外側から支持する。
【0016】 なお、外面材12を芯材11の両外面に取り付ける際には、芯材11と外面材 12との間の空間14に必要に応じてグラスウールやロックウール等の遮音、断 熱材を充填する。 以上の作業により建物の内部に間仕切パネル10によるL字形の間仕切壁が形 成される。
【0017】 このように本実施例の間仕切パネル10の構造においては、平断面略波形の芯 材11の各頂部11aが平面に形成されているので、現場で床24面の隅出し位 置に芯材11を建て込めば、芯材11を基準として、芯材11の両外面に外面材 12を簡単に、かつ確実に取り付けることができる。つまり、現場で芯材11と 外面材12とが確実に接合された間仕切壁を簡単に建て込むことができる。 しかも芯材11の各頂部11aは相互に略平行に配置されているので、芯材1 1の両外面に取り付けられた外面材12間の寸法、すなわち間仕切パネル10の 厚みを常に一定とすることができる。
【0018】 また頂部11aと頂部11aとの間の斜辺11bは略直線状に形成されている ので、斜辺11bの下端側に取付金物13が取り付け易い。 さらに本実施例においては、芯材11と外面材12を現場に搬送し、間仕切壁 の寸法に合わせて現場で芯材11と外面材12をカットできるので、加工作業が 非常に容易である。 また各頂部11aが平面に形成されているので、コンセント、スイッチ類の取 り付けに非常に好都合である。
【0019】
以上説明したように本考案の間仕切パネルの構造によれば、平断面略波形の芯 材の各頂部が平面に形成されているので、現場で隅出し位置に前記芯材を建て込 むことで、該芯材を基準として、芯材の両外面に外面材を簡単に、かつ確実に取 り付けることができる。 また前記芯材と前記外面材を間仕切壁の寸法に合わせて現場でカットできるの で、加工作業が非常に容易となる。
【0020】 しかも前記芯材の平面に形成された各頂部は相互に略平行に配置されているの で、該芯材の両外面に取り付けられた外面材の間隔、すなわち間仕切パネルの厚 みを常に一定とすることができる。 従って本考案によれば、前記芯材と前記外面材とが確実に接合されてなり、か つ壁厚が一定な間仕切壁を現場おいて簡単に建て込むことができる。 さらに本考案においては、各頂部が平面に形成されているので、その部分をコ ンセント、スイッチ類の取り付けに利用でき、利便性が高いものとなる。
【図1】本考案の間仕切パネルの構造の一例を示した平
断面図である。
断面図である。
【図2】本考案の間仕切パネルの構造の一例を示した縦
断面図である。
断面図である。
【図3】芯材の建て込み方法を説明するための平断面図
である。
である。
【図4】従来の間仕切パネルの一例を示した平断面図で
ある。
ある。
10 間仕切パネル 11 芯材 11a 頂部 11b 斜辺 12 外面材 13 取付金物
Claims (1)
- 【請求項1】 予め墨出し位置に取付金物を介して立設
された平断面略波形の芯材に対して、その両外面側から
外面材を取り付けてなる間仕切パネルの構造において、 前記芯材は、その各波形の頂部が平面に形成されると共
に、各平面は相互に略平行に配置され、該頂部と頂部と
の間には斜辺が連続して形成されてなるもので、 前記外面材を前記芯材の各頂部に当接させた状態で配置
したことを特徴とする間仕切パネルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035637U JP2590409Y2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 間仕切壁パネルの設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035637U JP2590409Y2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 間仕切壁パネルの設置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071116U true JPH071116U (ja) | 1995-01-10 |
JP2590409Y2 JP2590409Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=12447400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993035637U Expired - Lifetime JP2590409Y2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 間仕切壁パネルの設置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590409Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP1993035637U patent/JP2590409Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2590409Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20220195735A1 (en) | Architectural bracket, building wall structure, and plank member construction method | |
US3604167A (en) | Building construction | |
KR102579498B1 (ko) | 건물의 벽 구조, 부착 장치 및 판재의 시공 방법 | |
JP2023024657A (ja) | 建物の壁構造、ブラケット及び板材の施工方法 | |
JP2000336768A (ja) | 外壁パネル取付用ブラケットおよび外壁パネル取付用ブラケットの製造方法 | |
JP7053206B2 (ja) | 取付具及び建物の壁構造 | |
JPH071116U (ja) | 間仕切パネルの構造 | |
JPH0320540B2 (ja) | ||
JPH0615073Y2 (ja) | 金属複合パネル | |
JPH0547701B2 (ja) | ||
JPH0748818Y2 (ja) | 天井下地パネルの固定部構造 | |
JP2534427Y2 (ja) | 壁パネルと床パネルの接合構造 | |
JPS5853864Y2 (ja) | 段積屋根の積重構造 | |
JPS6326505Y2 (ja) | ||
JP2539573B2 (ja) | 屋根パネル | |
JPH0541139Y2 (ja) | ||
JP2000087476A (ja) | コーナーパネルおよびその取付け構造 | |
JP2567088Y2 (ja) | 外壁構造 | |
JPH01299933A (ja) | バルコニーの構造 | |
KR200302624Y1 (ko) | 건축물 외벽 조립판 | |
JP2537341Y2 (ja) | 建屋天井根太締結構造と根太受け金具 | |
JP2569691Y2 (ja) | 屋根パネル体の設置構造 | |
JP2021014692A (ja) | 外壁構造及び建物 | |
JPH07247606A (ja) | 建物の壁パネルおよびその取り付け方法 | |
JPH10325179A (ja) | 天井構造体、建物ユニット及び建物 |