JPH0710950Y2 - シートクッション固定装置 - Google Patents

シートクッション固定装置

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JPH0710950Y2
JPH0710950Y2 JP1989099700U JP9970089U JPH0710950Y2 JP H0710950 Y2 JPH0710950 Y2 JP H0710950Y2 JP 1989099700 U JP1989099700 U JP 1989099700U JP 9970089 U JP9970089 U JP 9970089U JP H0710950 Y2 JPH0710950 Y2 JP H0710950Y2
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JP
Japan
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seat cushion
bush
shaped
fixing device
long leg
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JP1989099700U
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光 春原
孝 小野
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NHK Spring Co Ltd
Subaru Corp
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NHK Spring Co Ltd
Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車体フロアに固定されるシートクッションの
固定装置に関する。
[従来の技術] 従来のシートクッション固定装置は、車両用シートのシ
ートクッション下面にU字状脚部を突設し、この脚部に
対し側方より脚部の周面を覆うように合成樹脂製クリッ
プ本体を嵌着すると共に、このクリップ本体の略中央部
に弾性フック片を斜状に立設し、このフック片の自由端
部に操作レバーを延設する一方、車体フロアに組付孔を
形成し、この組付孔に前記脚部と共にクリップ本体を挿
入して、孔周部下面に前記フック片を係着するもの(特
開昭61−150845号公報)である。
[考案が解決しようとする課題] このように従来の固定装置では、U字状脚部をクリップ
本体で覆うため、クリップ本体にU字状脚部の嵌入溝を
設ける必要があり、かつ組付孔に嵌入可能なようにフッ
ク片及び操作レバーをクリップ本体に取付けなければな
らない等、クリップ本体の構造が複雑で量産に不向きで
あるばかりでなく、このクリップ本体をU字状脚部に嵌
着するのが面倒であるという課題を有していた。
本考案は上記した事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は構造簡単で車体フロアへの固定が容易なシート
クッション固定装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案のシートクッション固
定装置は、車両用シートのシートクッション下面に突設
されたU字状短脚部及びU字状長脚部と、車体フロアに
形成された組付孔と、この組付孔に嵌着され、前記U字
状長脚部の挿入口を備えたブッシュと、このブッシュに
基端部が連設され、先端部がシートクッションの前方向
へ延設され弾性を有する操作レバーと、この操作レバー
の中間部に突設され、前記U字状長脚部がブッシュに挿
入された状態で前記U字状短脚部に係合する係合爪とを
具備していることを特徴としている。
[作用] 本考案は上記のように構成されているので、車両用シー
トのシートクッション下面に突設されたU字状長脚部が
車体フロアに嵌着したブッシュに挿入されることによっ
て、シートクッションの前後方向の位置決めがなされ、
かつ前記下面に突設されたU字状短脚部がブッシュに連
設された係合爪に係合されることによって上方への移動
が規制される。
[実施例] 以下、図示した実施例に基づいて本考案をより具体的に
説明する。
第1図および第2図は車両用シートのシートクッション
を車体フロアに固定した状態を示す。シートクッション
固定装置は車両用シート1のシートクッション下面1aに
突設されたU字状短脚部2及びU字状長脚部3と、車体
フロア4に形成された組付孔5に嵌着されるブッシュ6
と、このブッシュ6に基部7aが連設された弾性を有する
操作レバー7と、この操作レバー7に設けられた係合爪
8とから大略構成されている。
短脚部2及び長脚部3は線材をU字状に折曲されて形成
されており、シートクッションの前後方向に平行に位置
ずれさせた状態でU字形の開放端部をシートクッション
下面1aに固着して下方へ突設されている。長脚部3は短
脚部2よりも後方に位置するように設けられている。
ブッシュ6は上方に開口する偏平な有底筒部6aと、この
筒部6aの開口縁部に設けられたフランジ部6bと、筒部6a
の側壁の上部の4箇所に下向きのコ字形切込みを設けて
形成された係合爪6cとを具備して形成されている。そし
てブッシュ6は車体フロア4に穿設された組付孔5に嵌
着されて車体フロア4側に取付けられている。このブッ
シュ6の取付けは筒部6aの底部を先頭にして組付孔5へ
挿入し、車体フロア4の上下面をフランジ部6bと係合爪
6cとで挾んで抜止めされることによって行われる。ブッ
シュ6は偏平筒部6aの開口の長軸がシートクッション前
後方向に対して直交するようにして取付けられる。
このように取付けられたブッシュ6はその偏平筒部6a内
に長脚部3が収納されることになる。
また、操作レバー7はブッシュ6に縦方向に平行に設け
た切込溝9,9間を基端部7aとすることによってブッシュ
6に連設されている。この切込溝9,9はブッシュ6のシ
ートクッションの前側に位置するフランジ部6b及び偏平
筒部6aの側壁に連続して設けられ、その下端部は筒部6a
の底部近傍まで達している。そして操作レバー7は切込
溝9,9の間のフランジ部からさらにシートクッションの
前方向に延設されると共にその先端部を操作端7bとして
形成されている。この操作レバー7は全体が筒部6a方向
に付勢されて弾性を有しており、操作端7bを下方に押す
ことによって筒部6aから離反する方向へ撓むようになっ
ている。このため、車体フロア4には操作レバー7の撓
みを許容する切欠きが組付孔5に連続するように設けら
れている。
さらに、この操作レバー7にはその中間部に前記したU
字形短脚部2に係合する係合爪8が突出形成されてい
る。係合爪8は略逆L字形に形成されており、頭部8aの
L字形折曲端部をシートクッションの後方に向けると共
に、L字形の垂直片8bの下端を操作レバー7に固着され
て操作レバー7上に突設されている。そしてこの係合爪
8の頭部8aにはシートクッションの後方側に傾斜する傾
斜面8cが形成されており、シートクッションの固定時に
短脚部2の下端部2aが下降してこの傾斜面8cに突当っ
て、係合爪8を含む操作レバー7を筒部6aから離反する
方向(第2図α矢印方向)へ移動させるようになってい
る。
本実施例におけるシートクッションの固定装置は以上の
ような構造を有するものであり、次のように作動する。
まず、長脚部3の下端部3aをブッシュ6の扁平筒部6aの
開口に宛がって、シートクッションを下降させる。この
下降で長脚部3は筒部6a内に挿入されると共に、短脚部
2も下降して係合爪8の斜面8cに突当る(第2図の二点
鎖線の2a)。そしてさらにシートクッションを下降させ
ると、下降する短脚部2の下端部2aで押されて係合爪8
及び操作レバー7はα方向へ回動し、係合爪8の頭部8a
が短脚部2の下降範囲から外れる(第2図二点鎖線)と
共に、長脚部3はさらに深く筒部6a内に挿入される。
シートクッションが固定される所定位置に到達したと
き、係合爪8は操作レバー7の弾性力でβ方向へ回動し
て元の位置に復帰し、係合爪8の頭部8aが短脚部2の下
端部2aに係合する。この状態ではシートクッションの前
後方向の移動はブッシュ6の筒部6a内に挿入された長脚
部3で規制され、かつ上方向の移動は係合爪8に係合さ
れた短脚部2によって規制される。このようにシートク
ッションは前後及び上方向の移動が規制されて車体フロ
ア4に固定される。
一方、シートクッションを車体フロア4から離脱するに
は、操作レバー7の操作端部7bを押下げることによって
係合爪8をα方向へ回動して短脚部2との係合を解除
し、この解除状態を維持してシートクッションを上方へ
移動させて長脚部3をブッシュ6の筒部6aから抜き出す
ことによって行われる。
本考案は上記した実施例に限定されるものではなく、次
の様な種々の変形例も考えられる。
ブッシュ6の長脚部挿入部分は上記した実施例のように
有底扁平筒体6aばかりではなく底のない単なる筒体であ
っても良く、あるいは筒体を省略して長脚部の挿入口だ
けを設けたものであっても良い。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、シートクッション下面に
長短の2個のU字状脚部を設け、かつ、これら脚部を挿
入及び係合するブッシュを車体フロアに形成された組付
孔に嵌着させると共に、このブッシュに長脚部の挿入
口、操作レバー及び短脚部の係合爪を一体に設けたの
で、ブッシュには脚部に取付けるための構造が不要でそ
の分ブッシュ構造が簡単となって製造が容易となると共
に、ブッシュを脚部に組付ける手間もなく単に組付孔に
嵌着するだけで良く組立てが容易に行なえる。
また、シートクッションの固定はシートクッションを下
降させることによって長脚部のブッシュへの挿入及び短
脚部の係合爪への係合を同時に行なえるものであるから
容易に行なえると共に、固定の際は当初長脚部の下端部
分をブッシュに挿入して位置決めされるので位置ずれを
起すことなく正確に行なえる。
固定された後はシートに加わる前後方向及び上下方向の
負荷はそれぞれ長脚部及び短脚部で支持するようにな
り、シートへの負荷を確実に支持でき、より確実なワン
タッチ式シートクッション固定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるシートクッションの固
定装置の正面図、第2図は同上固定装置の側面図、第3
図は同上固定装置のブッシュの平面図である。 1…シート、1a…シートクッション下面、2…U字状短
脚部、3…U字状長脚部、4…車体フロア、5…組付
孔、6…ブッシュ、7…操作レバー、8…係合爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用シートのシートクッション下面に突
    設されたU字状短脚部及びU字状長脚部と、 車体フロアに形成された組付孔と、 この組付孔に嵌着され、前記U字状長脚部の挿入口を備
    えたブッシュと、 このブッシュに基端部が連設され、先端部がシートクッ
    ションの前方向へ延設された弾性を有する操作レバー
    と、 この操作レバーの中間部に突設され、前記U字状長脚部
    がブッシュに挿入された状態で前記U字状短脚部に係合
    する係合爪とを具備していることを特徴とするシートク
    ッション固定装置。
JP1989099700U 1989-08-25 1989-08-25 シートクッション固定装置 Expired - Fee Related JPH0710950Y2 (ja)

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JPH0338236U JPH0338236U (ja) 1991-04-12
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