JP3319049B2 - シートクッションの取付構造 - Google Patents

シートクッションの取付構造

Info

Publication number
JP3319049B2
JP3319049B2 JP18347193A JP18347193A JP3319049B2 JP 3319049 B2 JP3319049 B2 JP 3319049B2 JP 18347193 A JP18347193 A JP 18347193A JP 18347193 A JP18347193 A JP 18347193A JP 3319049 B2 JP3319049 B2 JP 3319049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock lever
seat cushion
leg
cap
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18347193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0717307A (ja
Inventor
明彦 廣瀬
修 嘉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Nifco Inc
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Nifco Inc filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP18347193A priority Critical patent/JP3319049B2/ja
Publication of JPH0717307A publication Critical patent/JPH0717307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3319049B2 publication Critical patent/JP3319049B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシートクッションの取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシートクッションの取付構造とし
ては、例えば図9〜図11に示すようなものが知られて
いる(実開昭63−195931号公報参照)。
【0003】1がシートクッションで、このシートクッ
ション1の下面にはU字状の金具で出来た一定長さL1
の脚部2が設けられている。一方、フロアパネル3に形
成された段差部3aの頂部には取付孔4が形成されてお
り、この取付孔4に前記シートクッション1の脚部2を
取付けるわけであるが、この脚部2の取付けには、図1
0及び図11で示されるような筒状本体5が用いられ
る。
【0004】この筒状本体5の側面の中間位置には環状
のフランジ6と係合爪部7が形成されている。そして、
フランジ6よりも上部には前向きのカイド部8が一体形
成されていて、このカイド部8内にはロックレバー9が
スライド自在に収納されている。このロックレバー9と
筒状本体5との間にはスプリング10が設けられてお
り、ロックレバー9の先端部9aが筒状本体5内へ進入
するように付勢している。
【0005】従って、この筒状本体5の下部を取付孔4
に係入して、取付孔4の縁部をフランジ6と係合爪部7
との間で挟持して固定する。次いで、ロックレバー9を
スプリング10に抗して後退させた状態としておき、そ
の状態の筒状本体5内に上側からシートクッション1の
脚部2を挿入する。そして、ロックレバー9をスプリン
グ10の付勢力で筒状本体5側へ進入させることによ
り、該ロックレバー9の先端部9aを脚部2内に挿入さ
せて、該脚部2の下端2aと先端部9aとを係合させ
る。このように、ロックレバー9の先端部9aを脚部2
の下端2aに係合させることにより、脚部2の上方への
抜けが防止され、シートクッション1の取付けが完了す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ロックレバー9の先端部9
aを脚部2の下端2aへ直接係合させる取付構造となっ
ているため、脚部2の長さL1 を短くしなければなら
ず、脚部2の下端2aが取付孔4内へ十分に入り込んだ
状態にならない。つまり、取付孔4よりも上部にあるロ
ックレバー9の先端部9aと係合させなければならない
ため、脚部2の下端2aはどうしても取付孔4の上側位
置か或いは取付孔4の近辺に位置することとなり、取付
孔4の下側へ十分に入り込んだ状態にならない。従っ
て、例えばシートクッション1に前後方向での大きな外
力Fが加わり、シートクッション1の脚部2が筒状本体
5を破損させて前後方向へ移動しようとする際に、脚部
2の下端2aが取付孔4の縁部に確実に引っ掛からない
ので、シートクッション1のこのような前後方向への移
動を確実に防止することができないおそれがある。
【0007】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、シートクッションの前後方向へ
の移動を確実に防止することができるシートクッション
の取付構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るシートク
ッションの取付構造は、上記の目的を達成するために、
上部にスライド自在なロックレバーを収納したガイド部
が前向きに形成されている筒状本体を車体フロアパネル
の取付孔に嵌合させると共に、シートクッションに設け
られたU字状脚部の下端にキャップを被せて係止させ、
且つ前記脚部をキャップごと筒状本体内に上側から挿入
することにより、脚部の下端を取付孔よりも下方に位置
させると共に、筒状本体内に進入させたロックレバーの
先端部を前記キャップの上端に係合させ、更に、筒状本
体上方に上下に間隔を有してフランジを設けると共に、
ロックレバーに該フランジ間で筒状本体を抱き込む湾曲
アームを設け、ロックレバー先端に形成された凸部を筒
状本体に形成された凹部へ係合可能としたものである。
【0009】
【作用】この発明のシートクッションの取付構造によれ
ば、キャップが被せられている脚部の下端が取付孔より
も下方に位置するので、シートクッションに大きな前後
方向での外力が加わっても、脚部が取付孔に必ず引っ掛
かることとなり、シートクッションの前後方向への移動
が確実に防止される。また、キャップの上端にロックレ
バーの先端部が係合するため、脚部の上方への抜けも従
来通り確実になされることとなる。また、湾曲アームが
筒状本体を抱き込むことにより、ロックレバーが筒状本
体に固定されるので、ロックレバーの固定が確実に行わ
れる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1〜図8
に基づいて説明する。尚、従来と重複する説明は省略す
る。
【0011】シートクッション11の下面に形成されて
いる脚部12の長さL2 は従来よりも十分長く設定され
ている。13はキャップで、前記脚部12の下側部分に
被せられるものである。また、14は筒状本体で、車体
のフロアパネル15に形成された取付孔16内に固定さ
れるものである。以下、キャップ13と筒状本体14の
構造を順に説明する。
【0012】キャップ(図1〜図6参照) キャップ13は脚部12の下端12aに相応した湾曲状
の容器形状を呈し、内部には脚部12を挿入し得る内部
空間を有する。キャップ13の一方の前面部には、内側
へ向けた突起部17が形成されている。この突起部17
は上部を残して切欠18にて囲まれており、その上部を
中心に外側へ弾性変形できるようになっている。そし
て、この突起部17の上側は脚部12を挿入し易いよう
に傾斜面17aとなっており、下縁17bは脚部12の
下端12aに密着するように、該下端12a部分に対応
して湾曲している。一方、この突起部17の向かい側の
後面には、キャップ13の内部状態を確認するための開
口19が形成されている。
【0013】筒状本体(図1、2、7、8参照) 筒状本体14は前記キャップ13を挿入可能な内部空間
を有し、上方には所定の上下間隔をあけた環状のフラン
ジ20、21が形成されている。下側のフランジ21の
下方には発泡樹脂製のシール部材22が設けられてい
る。また、下側フランジ21の更に下方で、筒状本体1
4の左右両端部における側面には上向きのフック23が
形成されている。このフック23の下方には、該フック
23の補強と挿入性を高めるためのリブ23aが形成さ
れている。
【0014】そして、この筒状本体14の上部には、上
下のガイド片24、25からなるガイド部26が前向き
で形成されている。そして、このガイド部26内にロッ
クレバー27がスライド自在に収納されている。このロ
ックレバー27は内部に複数のリブ28が形成された高
剛性構造となっており、先端部29を筒状本体14内へ
進出させることができる。
【0015】ロックレバー27の中央の後側には、前記
の上下フランジ20、21間で、筒状本体14を左右か
ら抱き込むように形成された湾曲アーム30が設けられ
ている。この湾曲アーム30の先端には凸部31が形成
されていて、この凸部31が筒状本体14の対応位置に
形成された凹部32内へ係合するようになっている。ロ
ックレバー27の上部には切欠33にて三方が囲まれた
突起34が形成されており、この突起34が上側のガイ
ド片24のガイド溝35内へ移動自在に係入されてい
る。また、ロックレバー27の左右側面にはリブ36も
形成してある。更に、ロックレバー27の前端部にはリ
ング状の操作部37が設けられている。従って、前記凸
部31と凹部32の係合を解除した状態でこの操作部3
7を引っ張ると、ロックレバー27が筒状本体14から
離れる方向へ移動し、逆に操作部37を押すとロックレ
バー27の先端部29が筒状本体14の内部へ進入する
と共に湾曲アーム30の凸部31が凹部32内に係合さ
れて、その状態が維持されるようになる。次に、取付手
順を説明する。
【0016】取付手順(図1、2参照) まず、筒状本体14をフロアパネル15の取付孔16内
に挿入する。この時、フック23の下側にはリブ23a
が形成されているため、フック23の挿入が容易に行え
る。筒状本体14を取付孔16内に挿入すると、シール
部材22が取付孔16に上側から当接し、且つフック2
3の上端が取付孔16に下側から係合する。また、湾曲
アーム30の凸部31を筒状本体14の凹部32から外
し、操作部37を手前側へ引いてロックレバー27の先
端部29を筒状本体14の内部空間の外側に位置させて
おく。
【0017】次に、キャップ13を脚部12の下側部分
に被せる。キャップ13を脚部12に被せると、脚部1
2の下端12aが突起部17を乗り越えて、該突起部1
7とキャップ13の底面との間に挟持される。突起部1
7を乗り越えた下端12aは該突起部17の下縁17b
と係合するため、キャップ13の脚部12からの抜けが
防止される。
【0018】そして、このように脚部12へ被せたキャ
ップ13を、前記取付孔16に固定した筒状本体14内
へ上側から挿入する。すると、シートクッション11の
下面が筒状本体14の上部のフランジ20上に載り、キ
ャップ13がガイド部26よりも下側に位置する。最後
に、ロックレバー27の操作部37を押し、該ロックレ
バー27の先端部29を筒状本体14内に進入させて、
前記キャップ13の上端に係合させる。これにより、キ
ャップ13の上側への移動が規制されるため、シートク
ッション11の脚部12が上側に抜けることがない。ま
た、この取付状態において、脚部12の下端12aが取
付孔16よりもDだけ下方に位置しているため、シート
クッション11に前後方向から大変に大きな外力Fが加
わり、脚部12が筒状本体14などを破損させてしまう
ような場合が起きても、脚部12の下端12aが取付孔
16に必ず引っ掛かるため、シートクッション11の前
後方向への移動を確実に防止することができる。
【0019】
【発明の効果】この発明に係るシートクッションの取付
構造は、以上説明してきた如き内容のものであって、キ
ャップが被せられている脚部の下端が取付孔よりも下方
に位置するので、シートクッションに大きな前後方向で
の外力が加わっても、脚部が取付孔に必ず引っ掛かるこ
ととなり、シートクッションの前後方向への移動が確実
に防止される。また、キャップの上端にロックレバーの
先端部が係合するため、脚部の上方への抜けも従来通り
確実になされることとなる。また、湾曲アームが筒状本
体を抱き込むことにより、ロックレバーが筒状本体に固
定されるので、ロックレバーの固定が確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るシートクッションの
取付構造を示す分解側面図である。
【図2】取付状態を示す断面図である。
【図3】キャップの平面図である。
【図4】キャップの一側からの側面図である。
【図5】キャップの他側からの側面図である。
【図6】キャップの断面図である。
【図7】筒状本体の平面図である。
【図8】筒状本体の側面図である。
【図9】従来例を示すシートクッションの斜視図であ
る。
【図10】従来のシートクッションの取付構造を示す断
面図である。
【図11】筒状本体の斜視図である。
【符号の説明】
11 シートクッション 12 脚部 12a 脚部の下端 13 キャップ 14 筒状本体 15 フロアパネル 16 取付孔 26 ガイド部 27 ロックレバー 29 ロックレバーの先端部 F 外力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−80130(JP,U) 実開 平4−3835(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 A47C 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部にスライド自在なロックレバーを収納
    したガイド部が前向きに形成されている筒状本体を車体
    フロアパネルの取付孔に嵌合させると共に、シートクッ
    ションに設けられたU字状脚部の下端にキャップを被せ
    て係止させ、且つ前記脚部をキャップごと筒状本体内に
    上側から挿入することにより、脚部の下端を取付孔より
    も下方に位置させると共に、筒状本体内に進入させたロ
    ックレバーの先端部を前記キャップの上端に係合させ
    更に、筒状本体上方に上下に間隔を有してフランジを設
    けると共に、ロックレバーに該フランジ間で筒状本体を
    抱き込む湾曲アームを設け、ロックレバー先端に形成さ
    れた凸部を筒状本体に形成された凹部へ係合可能とし
    ことを特徴とするシートクッションの取付構造。
JP18347193A 1993-06-30 1993-06-30 シートクッションの取付構造 Expired - Fee Related JP3319049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18347193A JP3319049B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 シートクッションの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18347193A JP3319049B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 シートクッションの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0717307A JPH0717307A (ja) 1995-01-20
JP3319049B2 true JP3319049B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=16136381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18347193A Expired - Fee Related JP3319049B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 シートクッションの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3319049B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5253910B2 (ja) * 2008-07-25 2013-07-31 株式会社ニフコ クリップおよびシートクッション取付構造
CN104512280B (zh) * 2013-09-29 2017-08-04 北汽福田汽车股份有限公司 坐垫锁止装置及具有其的车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0717307A (ja) 1995-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5279507A (en) Connector for use in vehicles
KR20020093563A (ko) 차량용 외장 부재의 부착구조
US5649783A (en) Retainer for seat
US7628447B2 (en) Harness clip
US10099589B2 (en) Headrest guide
JPH0747821Y2 (ja) パネルロック付コネクタ
JP3319049B2 (ja) シートクッションの取付構造
US7075006B2 (en) Electrical junction box
JP2979079B2 (ja) 自動車用内装材の取付構造
US6791032B2 (en) Fitting device of wiring harness protector mounted in vehicle sliding door
JPH08252148A (ja) 椅子の背もたれの構造
JP2000095038A (ja) 内装部品の接合構造
JP3035378B2 (ja) 自動車用シートの固定装置
KR970007095B1 (ko) 씨트 쿠션의 취부구조
JP3453438B2 (ja) ヘッドレスト高さ調整装置
JP2867225B2 (ja) 車輌用収納装置
JP3203970B2 (ja) ヘッドレストサポート
JPH07117541A (ja) 格納式リヤシートのロック操作装置
JP2000108729A (ja) シートスライド装置のレッグカバー
JP3267125B2 (ja) アンダトレイ
JP3583000B2 (ja) 車両用シートのアンダートレイ取付構造
JPH08142795A (ja) アジャスタブルショルダーベルト支持装置
JP3149051B2 (ja) 椅子用シェル構造
JPH0616831Y2 (ja) 車両用灰皿の組付部構造
JPH0554804U (ja) プラスチックファスナー

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120621

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120621

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130621

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees