JP3637376B2 - シート用リクライニング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用等のシートにおいてシートバックを所定の立付け位置から前後に傾倒可能に組み立てるシート用リクライニング装置に係り、詳しくはシートバックを所定の立付け位置または前後の傾倒位置で位置決め規制する位置決め機構を主眼としたシート用リクライニング装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シート用リクライニング装置はシートバックの側部に取り付けられる上部ブラケットと、シートクッションの側部に取り付けられる下部ブラケットとを備え、枢軸を上部ブラケットと下部ブラケットとの相対する板面に挿通し、この枢軸を支点に、シートバックを前,後に傾倒できるようシートクッションとの間に組み付けられている。
【0003】
そのシート用リクライニング装置においては、軸先端側を上部ブラケットの下縁辺に設けた半円形のピン受け孔と、このピン受け孔と整合する半円形の凹部を設けたピン受け片を下部ブラケットの板面に備えることによりロックピンを所定な立付け位置で係合するのに加えて、シートバックの前,後の傾倒位置で下部ブラケットの上部両側に設けた肩部と係合するストッパピンを上部ブラケットに備えることによりシートバックを前,後の傾倒位置で位置規制可能に構成するものがある。
【0004】
然し、このシート用リクライニング装置ではロックピンと共に、ストッパピンを備えることから部品点数が多く組み立てにも手間が掛る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、シートバックの前,後傾倒位置を規制可能な機構を含めて全体的に簡略に構成するシート用リクライニング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るシート用リクライニング装置においては、ピン受け片をシートバックの前,後傾倒時に上部ブラケットを側辺で受止め支持可能なストッパ片を兼ねて備え付けることにより構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して説明すると、図面においてはドライバーシートの右側部に装備するシート用ブラケット装置が例示されている。そのシート用ブラケット装置は、図1,2で示すようにシートバックBの側部に取り付けられる上部ブラケット1と、シートクッションCの側部に取り付けられる下部ブラケット2とを備えてシートバックBとシートクッションCとを一体に組み立てるよう装備されている。
【0008】
上部ブラケット1は下部寄り板面を下部ブラケット2の後部寄り板面と相対させて内側に位置し、枢軸3を下部ブラケット1と相対する板面間に挿通することにより下部ブラケット2で軸承支持されている。この枢軸3を支点に、シートバックBはシートクッションCに対する所定の立付け位置より前後に傾倒自在に備えられている。
【0009】
そのリクライニング装置においては、ストッパピン4が下部ブラケット2の板面より上部ブラケット1の後述するピン受け孔に向けて突出係合するよう備え付けられている。このストッパピン4はコイルスプリング5で弾圧偏位自在に支持され、且つ、操作ノブ6による引張で上部ブラケットのピン受け部より離脱自在に装備されている。この基本的な構成から、シートバックBはストッパピン4で所定の立付け位置並びに前後の傾倒位置でロック可能に装備されている。
【0010】
そのストッパピン4としては、軸先端側4a並びに軸後端側4bを軸中腹部4cよりも相対的に小さな径に形成したものが備えられている。また、軸先端側4aの端面を半球形に形成し、軸先端寄り段部面4dを後述するピン受け部の孔縁と係合するテーパーピンが備えられている。このストッパピン4は、片端側が開放された有底筒状で貫通孔7aが底部面に設けられたピンホルダー7に組み付けることにより下部ブラケット2の板面に取り付けられている。
【0011】
そのストッパピン4と対応し、上部ブラケット1には図3で示すようにストッパピン4のピン受け孔1a,1b,1cが枢軸3を中心とする同心円上で下部寄り板面の外周縁に複数個設けられている。このピン受け孔1a,1b,1cは、シートバックBの立付け位置並びに前,後の傾倒位置に合せて少なくとも三個設けられている。また、ストッパピン4の係合,離脱を容易に行えるようにするべく、各ピン受け孔1a,1b,1cはストッパピン4の先端軸部4aが嵌り合う同径で上半円形の切欠として夫々形成されている。
【0012】
そのピン受け孔1a,1b,1cと共に、ストッパピン4の軸先端側4aを下部側より軸受けするピン受け片8が下部ブラケット2の板面に備え付けられている。このピン受け片8は、ピン受け孔1a,1b,1cの切欠と整合する凹部8aを中央に有し、この中央の凹部8aから上り勾配の傾斜部8b,8cを備えて形成されている。そのピン受け片8は、シートバックの前,後傾倒時に傾斜部8b,8cが上部ブラケット1を各側辺で受止め可能なストッパ片を兼ねて備え付けられている。
【0014】
このように構成するシート用ブラケット装置では、ストッパピン4を軸先端側で上部ブラケット1のいずれかのピン受け孔1a,1b,1cと係合することによりシートバックBを所定の立付け位置乃至は前,後の傾倒位置でロック固定できるよう組み付けられている。また、そのストッパピン4を操作ノブ6で引張操作すれば、軸先端側4aを上部ブラケット1のピン受け孔1a,1b,1cより離脱できるから、シートバックBを所定の立付け位置に復帰しまたは前,後に傾倒できるよう構成されている。
【0015】
ストッパピン4は、軸先端側4aを下部側より軸受けするピン受け片8がピン受け孔1a,1b,1cとの係合状態を安定よく保つことができる。そのピン受け片8は、図4,5で示すように傾斜部8b,8cが上部ブラケット1を側辺で受け止めることによりシートバックを前,後の傾倒位置で安定よく位置決めするようにできる。また、各傾斜部8b,8cはシートバックを前,後の傾倒位置に揺動するときに上部ブラケット1のガイドとしても機能することからシートバックを前,後の傾倒位置に円滑に誘導することができる。
【0016】
なお、ストッパピン4は伸長スプリング5を軸後端側4bの段部面4eに亘る軸線上に嵌挿し、このコイルスプリング5を含む中腹軸部4cまでをピンホルダー7の開放端側7bより筒内に収容することによりピンホルダー7に組み付けられている。また、操作ノブ6が取り付けられる軸後端側4bをピンホルダー7の底部面に設けた貫通孔7aより外方に突出すると共に、軸先端側4aをピンホルダー7の開放端側7bより外方に突出することにより、ストッパピン4は伸長スプリング5で弾圧偏位自在に支持させてピンホルダー7に組み付けられている。
【0017】
そのピンホルダー7は、段部7cを開放端寄りの外周面に設けて下部ブラケット2の板面に圧入嵌合し、突端側を押潰し成形したクリンチ部で止着することにより下部ブラケット2の板面に直止め固定されている。これと共に、ストッパピン4は軸先端側4aが後述する上部ブラケット1のピン受け部と嵌り合う方向に伸長スプリング5で弾圧偏位自在に支持することによりピンホルダー7で保持されている。
【0018】
また、上述した枢軸3は図1,2で示すように頭部3aを有する支軸を用い、支軸部3bを下部ブラケット2の板面に挿通すると共に、上部ブラケット1の板面より突出する支軸部3cの突端側を押潰し成形することによりクリンチ部3eで各ブラケット1,2に直止め装備することができる。その枢軸3を含めてピンホルダー7も直止めすることから、このシート用リクライニング装置は装置全体として極めて簡略なものに構成することができる。
【0019】
そのシートバックBを傾倒し乃至は復帰動するときには枢軸3が上部ブラケット1と一体にズレ回転するから、クリンチ部3eがシートバックBの側部と摺れ合うことがない。その枢軸3のクリンチ部3eはワッシャ9を枢軸3の軸線上に嵌挿固定し、遮蔽カバー10をワッシャ9に嵌合せ固定することからワッシャ9の内部に封入するよう構成することができる。
【0020】
そのワッシャ9は、枢軸3の支軸部3cを挿通する軸受け部9aと、該軸受け部9aより上部ブラケット1の板面と離間する方向に張り出す外周フランジ部9bを備えて円形皿状に形成されている。このワッシャ9は軸受け部9aを座部として上部ブラケット1の板面にあてがい、上述した如く軸受け部9aより外周フランジ部9bの内側に突出する支軸部3dの軸端を押し潰すことから、枢軸3の軸線をクリンチ部3eで上部ブラケット1の板面に直止めさせて上部ブラケット1と一体に締付け固定するようにできる。
【0021】
遮蔽カバー10はカバー本体の平坦な外表面10aをシートバックBの側部に対接し、その内面側から突出する複数個の掛止め爪10bをワッシャ9の外周フランジ部9bに係合することによりワッシャ9に嵌合せ固定することができる。また、突片(図示せず)を周側フランジ部10cより起立形成し、この突片を上部ブラケット1の板面に設けた止め穴(図示せず)に嵌め込むことから、遮蔽カバー10も上部ブラケット1に回止め固定するようにできる。
【0022】
その枢軸3はクリンチ部3eが平坦な外表面10aをシートバックBの側部と対接する遮蔽カバー10でワッシャ9の内部に封入収容されているため、クリンチ部3eをシートバックBの側部と接触するのも確実に防げぐことができる。また、遮蔽カバー10は枢軸3のクリンチ部3eで締付け固定するワッシャ4と共に上部ブラケット1と一体に備え付けられているから、シートバックBには遮蔽カバー10が回転することによる摩擦力が加わることもない。
【0023】
上述した各部に加えて、波形ワッシャ11を枢軸1の軸線上で、上部ブラケット1と下部ブラケット2との相対する板面間に介装させて組み付けることができる。この波形ワッシャ11を介装すると、上部ブラケット1の摺動間隔を上部ブラケット1と下部ブラケット2との板面間に波形ワッシャ11で保て、上部ブラケット1を枢軸3と共に下部ブラケット2の板面に挿通した枢軸3の支軸部3aで円滑にズレ回転できるところから好ましい。
【0024】
【発明の効果】
以上の如く、本発明に係るシート用リクライニング装置に依れば、ピン受け片がシートバックの前,後傾倒位置で上部ブラケットを受け止めるストッパ片を兼ねることから、装置全体として簡略に構成でき、シートバックを安定よく各傾倒位置で位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート用リクライニング装置をシート前部側より示す正面図である。
【図2】同シート用リクライニング装置を示す部分拡大正面図である。
【図3】同シート用リクライニング装置をシートバック並びにシートクッションの対面側より示す側面図である。
【図4】同シート用リクライニング装置でシートバックを前倒しした状態を示す説明図である。
【図5】同シート用リクライニング装置でシートバックを後倒しした状態を示す説明図である。
【符号の説明】
B シートバック
C シートクッション
1 上部ブラケット
1a,1b,1c ピン受け孔
2 下部ブラケット
3 枢軸
4 ストッパピン
5 伸長スプリング
6 操作ノブ
8 ピン受け片

Claims (1)

  1. シートバックの側部に取り付けられる上部ブラケットと、シートクッションの側部に取り付けられる下部ブラケットとを備え、
    シートバックを該ブラケット相互の相対する板面に挿通する枢軸で所定の立付け位置より前後に傾倒可能に装備すると共に、
    下部ブラケットの板面より上部ブラケットに向けて伸長スプリングで突出偏位するストッパピンを備え、そのストッパピンを上部ブラケットの縁辺に設けた半円形のピン受け孔と、下部ブラケットの板面に取り付けられて該ピン受け孔と整合する半円形の凹部を有するピン受け片とに係合し、シートバックを所定の立付け位置乃至は傾倒位置でロック可能に装備するシート用リクライニング装置において、
    前記ピン受け片はシートバックの前,後傾倒時に上部ブラケットを受止め支持するストッパ片を兼ねて下部ブラケットの板面に備え付けたことを特徴とするシート用リクライニング装置。
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