JPH0710898A - 水難溶性フラボノイドの改質方法 - Google Patents

水難溶性フラボノイドの改質方法

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JPH0710898A
JPH0710898A JP18094293A JP18094293A JPH0710898A JP H0710898 A JPH0710898 A JP H0710898A JP 18094293 A JP18094293 A JP 18094293A JP 18094293 A JP18094293 A JP 18094293A JP H0710898 A JPH0710898 A JP H0710898A
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quercetin
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soluble
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JP18094293A
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Ken Washino
乾 鷲野
Mitsuhiro Iwata
充啓 岩田
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SANEI GEN F F I Inc
San Ei Gen FFI Inc
Original Assignee
SANEI GEN F F I Inc
San Ei Gen FFI Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水難溶性フラボノイドを改質し、水難溶性フ
ラボノイドの構造や効果を変化させることなく水溶性に
する。 【構成】 水難溶性フラボノイドをケルセチン−3−O
−配糖体の共存する溶液にした後、この溶液を乾燥させ
て水溶解度の向上した固形物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は水難溶性のフラボノイ
ドの改質方法に関する。より詳しくは、食品においての
退色防止剤、香味変化防止剤、酸化防止剤、化粧品にお
いての紫外線吸収剤、農業分野での植物成長促進剤など
として有益な水難溶性フラボノイドの、構造や有効性を
変えずに水難溶性という性質だけを改善し、産業上の利
用性を向上させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水難溶性のフラボノイドの代表的化合物
であるルチンは、抗酸化作用や血管強化作用があり、着
色飲料の退色防止剤、食品の香味変化防止剤としてだけ
ではなく、化粧品の紫外線吸収剤、農業分野で植物成長
促進剤として使用され、その他各種用途が提案されてい
る。退色防止剤や香味変化防止剤などに使用する場合
に、水溶液にルチンを少なくとも0.01w/v%以上
存在させることが、効果を発揮させる上で必要である
が、ルチンは常温の水に対し最大0.008%までしか
溶けず、このままでは産業上の使用は難しかった。医薬
を目的としたルチン自体の水溶化法として、アミノ基を
有する脂肪族化合物を加えて水溶性にする方法(特公昭
25−1677)、ルチンにハロゲン酢酸やロンガリッ
トを作用させて水溶性を増す方法(特公昭26−272
4、特公昭29−1285)がある。またルチンにトラ
ンスグリコシダーゼの存在下にデキストリンを反応さ
せ、得られた反応物(ルチン、ルチングリコシド、ルチ
ンマルトシド及びルチンマルトトリオシドの混合物)が
水溶性であるという報告もある(特公昭54−3207
3)。
【0003】発明者らは水難溶性フラボノイドの溶解方
法を以前に発明したが(特公平3−77880)、この
溶液はエバポレーターで乾燥すると水難溶性フラボノイ
ドが析出し、溶液での利用しか考えられなかった。しか
しこの溶液は安定ではあるが、溶媒が蒸発すると水難溶
性フラボノイドが析出し、工業的に非常に使いにくいも
のであった。しかしルチンをはじめとした水難溶性フラ
ボノイドと少量のフラボノイド誘導体とが共存する溶液
を噴霧乾燥法やドラム乾燥法などですみやかに乾燥させ
ると、水に対する溶解度が非常に向上した水難溶性フラ
ボノイド製剤が得られることは知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は水難溶性のフ
ラボノイドを着色飲料の退色防止剤、食品の香味変化防
止剤、化粧料の紫外線吸収剤、農業分野で肥料若しくは
植物成長促進剤、医薬品、医薬部外品などとして使用す
るにあたり、効果を低減させることなく衛生化学上の問
題もなく、水への溶解度が非常に向上したフラボノイド
に改質する方法を提供することを目的とする。より詳し
くはフラボノイドの構造や効果を変化させることなく効
果発現に十分な量が水に溶解するように水難溶性のフラ
ボノイドを改質する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者らは、水
難溶性フラボノイドの水溶性を改善する方法を種々検討
し、その結果水難溶性フラボノイドと一般式化1で示さ
れるケルセチン−3−O−配糖体の1種又は2種以上と
が共存する溶液をすみやかに乾燥させると、水難溶性フ
ラボノイドの構造は変化することなく効果も低減するこ
となく水に対する溶解度が非常に大きくなることを発見
し、本発明に至った。
【化1】 この発明にかかる水難溶性フラボノイドとは、ルチンお
よびルチンの類縁体を含む。ルチンの類縁体にはたとえ
ばケルセチン、イソケルシトリン、モリン、ミリシトリ
ン、ミリセチンがあげられる。ケルセチン−3−O−配
糖体の使用量は水難溶性フラボノイドに対して通常5〜
30重量%、好ましくは10〜30重量%用いるとよ
い。
【0006】またこのケルセチン−3−O−配糖体はル
チンにラムノシダーゼやナリンギナーゼ等の酵素を作用
させるなどして得たケルセチン−3−O−モノグルコシ
ドおよびまたはルチンを原料として、グルコシダーゼま
たはトランスグルコシダーゼ等のグルコース残基転移酵
素によりグルコース残基を等モル以上転移させて配糖化
させ(以下配糖化と呼ぶ)てもよく、天然物由来のも
の、たとえばタマネギやブナ科植物などから抽出して得
たものでもよい。配糖化の際のグルコース源としては、
そのグルコース残基の1分子以上がケルセチン−3−O
−モノグルコシド又はルチンの1分子に転移されうるも
のであればよく、例えばアミロース、アミロペクチン、
でん粉や、でん粉液化物、でん粉糖化物、シクロデキス
トリンなども用いることができる。グルコース源の使用
量は、ケルセチン−3−O−モノグルコシドまたはルチ
ンに対して、通常、50〜1000重量%の量でよく、
ことに100〜400重量%の量が好ましい。またグル
コシダーゼとしては、例えばα−アミラーゼ(E.C.
3.2.1.1)、α−グルコシダーゼ(E.C.3.
2.1.20)等を用いることができ、トランスグルコ
シダーゼとしては、例えばシクロデキストリングルカノ
トランスフェラーゼ(E.C.2.4.1.19)(以
下CGTaseと略記する)等を用いることができる。
【0007】CGTaseは、バチルス・サーキュラン
ス、バチルス・マセランス、バチルス・ステアロサーモ
フィルス、バチルス・メガテリウム、バチルス・ポリミ
キサなどのバチルス属、クレブシーラ・ニューモニアエ
などのクレブシーラ属などの細菌によって生産されるこ
とが知られており、いずれもこの発明に自由に使用する
ことができ、また必ずしも精製する必要はなく通常は粗
酵素で使用することができる。さらに市販の酵素剤(例
えば、天野製薬株式会社製、コンチザイム(商品名))
を使用することもできる。配糖化の際、酵素はケルセチ
ン−3−O−モノグルコシドおよびまたはルチンとグル
コース源とを含む液に添加してもよく、また酵素を添加
する代わりにその酵素の生産菌を植菌し発酵法により配
糖化を行うこともできる。酵素や酵素の生産菌を固定化
したものも使用できる。
【0008】配糖化において、系のpHは5〜11が好
ましい。この際ケルセチン−3−O−モノグルコシドや
ルチンは夾雑物が混ざったものを用いても構わないが、
反応効率をあげるため単離などの方法で精製し夾雑物を
除去してもよい。酵素の使用量は特に限定されないが、
少ないと配糖化が完了するまでより多くの時間を要し、
酵素量を増やすほど配糖化ははやく進行するが次第に定
常状態になる。市販品で酵素活性が600単位のCGT
aceを用いた場合、使用量はグルコース源の1〜10
0重量%が好ましく、特に10〜60重量%が好まし
い。配糖化反応によりケルセチン−3−O−配糖体が得
られるが、通常その反応液中には未反応のケルセチン−
3−O−モノグルコシド又はルチンが含有される。本発
明の目的を達するためにはケルセチン−3−O−配糖体
は一般式化1のnが1以上のケルセチン−3−O−配糖
体の1種または2種以上であればよく、これらと未反応
のケルセチン−3−O−モノグルコシドまたはルチンと
の混合物であっても構わない。
【0009】水難溶性フラボノイドを水溶性に改質する
ためには、水難溶性フラボノイドとケルセチン−3−O
−配糖体とが共存する溶液をすみやかに乾燥させればよ
い。水難溶性フラボノイドは常温の水に対して0.00
8W/V%までしか溶けないが、ケルセチン−3−O−
配糖体の共存により約3W/V%まで溶けることがわか
った。これは水に対する溶解度の約400倍であり、水
難溶性フラボノイドが過飽和の状態で安定になっている
ものと考えられる。この現象は水難溶性フラボノイドを
アルカリ性溶液で溶かした後、中性または酸性にしたと
きにもみられた。すなわち水難溶性フラボノイドはアル
カリ性では溶解度が高く、その溶液を中性または酸性に
すると溶けているフラボノイドのほとんどが析出する
が、はじめにケルセチン−3−O−配糖体を共存させて
おくと中性または酸性にしても析出が認められなかっ
た。乾燥においてすみやかにとは、緩慢な乾燥や室内放
置などでは水難溶性フラボノイドが析出するためであ
り、水難溶性フラボノイドが析出しないうちに乾燥工程
にすすめることと、乾燥工程の所要時間が水難溶性フラ
ボノイドが析出しない程度に短時間であることとを意味
する。乾燥方法は水難溶性フラボノイドとケルセチン−
3−O−配糖体との均質な溶液状態を保持させたまま水
難溶性フラボノイドを晶析させずに乾燥できる方法であ
ればいかなる方法でもよく、たとえば噴霧乾燥法やドラ
ム乾燥法があげられる。
【0010】乾燥前に溶液にアミロース、アミロペクチ
ン、でん粉、でん粉液化物、でん粉糖化物、ぶどう糖、
スクロース、果糖、キシロース、エリスリトール、乳
糖、トレハロース、マルトース、シクロデキストリン、
フラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ゲンチオオリゴ
糖、マルチトール、分岐オリゴ糖、マルトシル・シクロ
デキストリン、カップリングシュガー、グルコシル・キ
シロース、グルコシル・ラクトシド、パラチノース、乳
果オリゴ糖、キシロシル・フラクトシド、、イソマルト
シル・フラクトシド、ガラクトオリゴ糖、ガラクトシル
・分岐シクロデキストリン、キシロビオース、寒天オリ
ゴ糖、ラフィノース、大豆オリゴ糖、パラチノース、ポ
リデキストロースなどで例示することができる糖質、食
塩や硫酸ナトリウムなどの無機塩、果汁、動植物エキ
ス、その他を加えてもよい。
【0011】水難溶性フラボノイドをケルセチン−3−
O−配糖体の1種または2種以上の共存する溶液にする
方法としては特に限定はなく、乾燥直前に水難溶性フラ
ボノイドとケルセチン−3−O−配糖体の1種または2
種以上とが均一な溶液になっておればよい。こうした方
法については次のような方法が例示できる。 方法1.固体の水難溶性フラボノイドと、固体のケルセ
チン−3−O−配糖体の1種または2種以上とを水性媒
体に加えて溶かす方法。 方法2.ケルセチン−3−O−配糖体の1種または2種
以上を炭素数1から4の脂肪族アルコール、水性媒体、
水から選ばれる1種または2種以上に溶かした溶液に、
固体の水難溶性フラボノイドを溶かす方法。 方法3.次のB、Cから選ばれる1種または2種以上と
Aとを混合し溶液とする方法。 A.水難溶性フラボノイドを炭素数1から4の脂肪族ア
ルコールおよびまたは水性媒体に溶解若しくは分散させ
た液 B.ケルセチン−3−O−配糖体を炭素数1から4の脂
肪族アルコール、水性媒体、水から選ばれる1種または
2種以上に溶かした溶液 C.固体のケルセチン−3−O−配糖体から選ばれる1
種または2種以上
【0012】ここで水性媒体とは水難溶性フラボノイド
の水への溶解補助剤を水に添加したものをいう。本発明
で「水性媒体に水難溶性フラボノイドを溶解あるいは分
散させる」とは「水難溶性フラボノイドを水に分散させ
た後で溶解補助剤を添加する」ことも「水難溶性フラボ
ノイドを水性媒体若しくは水性媒体を含む溶液に溶解ま
たは分散させる」ことも含める。また溶解補助剤として
アルカリを用いた場合には溶解または分散後、溶解補助
剤として添加したアルカリを中和することも「水性媒体
に水難溶性フラボノイドを溶解または分散させる」の意
味の中に含む。中和に用いるものとしては有機酸、鉱
酸、果汁、糖、ビタミン類、動植物エキス成分などから
選ばれる1種または2種以上を用いるとよい。有機酸と
しては酢酸、プロピオン酸、クエン酸、酒石酸、フマー
ル酸、アジピン酸、リンゴ酸などがあげられ、鉱酸とし
ては塩酸、硫酸、リン酸などがあげられる。
【0013】溶解補助剤としてはアルカリが好ましく、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、その他から選ばれる1種または2種以上を用いると
よい。アルカリの使用量は水難溶性フラボノイドに対し
て通常約0.5モル当量以上であればよく、中でも0.
9〜1.5モル当量が好ましい。水性媒体の使用量は、
特に限定されないが、水難溶性フラボノイド1部(重
量、以下同じ)に対して通常10〜200部、好ましく
は10〜50部用いられる。溶解方法は特に限定される
ものではなく、混合物を撹拌するなどの一般的な方法が
採用され、必要に応じて加熱処理を施してもよい。炭素
数1から4の脂肪族アルコールとしてはたとえばメタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
ブタノール、2−ブタノール、2−メチルプロパノー
ル、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、グリセリンなどが挙げられ、こうした脂肪族アル
コールから1種または2種以上を用いることができる。
水難溶性フラボノイドに対する炭素数1から4の脂肪族
アルコールの使用量はフラボノイドを溶かすのに必要な
量以上であればよく、たとえばエタノールを使用する時
は通常フラボノイド1部に対して約10〜50部でよ
い。溶解方法は特に限定されるものではなく、フラボノ
イドと前記脂肪族アルコールの混合物を撹拌するなどの
一般的な方法が採用され、必要に応じて加熱処理を施し
てもよい。また水難溶性フラボノイドの使用量は限定さ
れないが、最大限溶かす場合には水難溶性フラボノイド
を過剰量加え、飽和濃度に達した後にろ過などで固形分
を除くとよい。
【0015】方法1では水難溶性フラボノイドとケルセ
チン−3−O−配糖体を最終的に水性媒体中に溶かせば
よく、水性媒体中への溶解順序は問わない。また方法1
の中には水難溶性フラボノイドおよびまたはケルセチン
−3−O−配糖体に固体のアルカリを添加したものを水
に溶かす方法や、水難溶性フラボノイドを水に分散およ
びまたはケルセチン−3−O−配糖体を水に溶解させた
中にアルカリを添加する方法も含む。方法2では水難溶
性フラボノイドは炭素数1から4の脂肪族アルコール、
水性媒体、水に可溶であり、この溶液中に水難溶性フラ
ボノイドを溶かせばよい。方法3では水難溶性フラボノ
イドは炭素数1から4の脂肪族アルコール、水性媒体に
可溶であるが、その溶解限度(飽和量)以上に加えて分
散液としてもよい。B,Cから選ばれる1種または2種
以上とAとを混合し溶液にしたときに固形分があればろ
過などで除けばよい。
【0016】
【実施例】次に一般式化1で示される化合物の調製につ
いての実験例および本発明の実施例、参考例を示し、本
発明をさらに詳細に説明する。 実験例1 水100L(温度55℃)にルチン500gを分散し、
これにナリンギナーゼ(天野製薬株式会社、商品名ナリ
ンギナーゼ”アマノ”)を100g添加した。この系の
pHは7であった。これを5時間50℃に保持したの
ち、濃縮し、50Lとした。冷却したところケルセチン
−3−O−モノグルコシドが沈殿した。ケルセチン−3
−O−モノグルコシドをろ別し、100Lの水を加え、
コーンスターチ800gを添加し、均質にし、これにC
GTase(天野製薬株式会社、商品名コンチザイム)
200mlを添加し温度55℃、pH6.8にて12時
間保持した。この溶液を吸着樹脂カラム(三菱化成
(株)製ダイヤイオンHP−21)に通してケルセチン
−3−O−配糖体を吸着させ、ついで50%V/Vメタ
ノール水溶液で脱着させた。脱着液を濃縮乾固して固形
物550gを得た。この固形物は、高速液体クロマトグ
ラフィー(HPLC、日本分光株式会社製、カラムOD
S、溶離液25V/V%THF/0.01%リン酸水)
によって各構成成分に分け、それぞれの成分を質量分析
装置(MS、株式会社日立製作所製、型式M−80B)
を使用して分析した結果、未反応のケルセチン−3−O
−モノグルコシド24モル%、以外に一般式化1におけ
る n=1の化合物 23モル% n=5の化合物
7モル% n=2の化合物 17モル% n=6の化合物
4モル% n=3の化合物 12モル% n=7の化合物
2モル% n=4の化合物 9モル% n=8以上の化合
物 2モル% からなるケルセチン−3−O−配糖体混合物であった。
この配糖体の混合物を配糖体1と呼ぶ。
【0017】実験例2 ルチン1kgに、100Lの水を加え、コーンスターチ
2kgを添加し、均質にし、これにCGTase(天野
製薬株式会社、商品名コンチザイム)100mlを添加
し温度50℃に12時間保持した。(pH6.8)。こ
れを濃縮乾固して固形物3kgを得た。この固形物は、
高速液体クロマトグラフィー(HPLC、日本分光株式
会社製、カラムODS、溶離液25V/V%THF/
0.01%リン酸水)によって各構成成分に分け、それ
ぞれの成分を質量分析装置(MS、株式会社日立製作所
製、型式M−80B)を使用して分析した結果、未反応
のルチン27モル%、以外に一般式(1)における n=1の化合物 23モル% n=5の化合物
6モル% n=2の化合物 16モル% n=6の化合物
4モル% n=3の化合物 12モル% n=7の化合物
2モル% n=4の化合物 8モル% n=8以上の化合
物 2モル% からなるケルセチン−3−O−配糖体混合物であった。
この配糖体の混合物を配糖体2と呼ぶ。
【0018】実施例1 温度80℃の熱水1.5Lにルチンを100gと配糖体
1を15g分散させ、これにフレーク状の水酸化ナトリ
ウム8.5gを少しずつ加えて均質な溶液とした。この
溶液に20重量%硫酸を加えてpH6.5に調製した
後、予め温風で加熱しておいたスプレードライヤーにこ
の溶液を少しずつ流し込みながら温風をインレット温度
150℃、アウトレット温度80〜90℃になるように
調整しながら噴霧乾燥して、黄色の粉末100gを得
た。この乾燥物5gは温度20℃の水100mlに加え
た時、ただちに溶けて黄色の均一な透明溶液となった
が、ルチンを4.3gと配糖体1を0.7gとを混合し
たものを温度20℃の水100mlに加えて1時間撹拌
混合しても均質な透明溶液とはならなかった。この懸濁
液を予め秤量しておいたろ紙を用いて吸引濾過して分散
物を集め、温度100℃の熱風乾燥器中で乾燥後秤量す
ると固形物は4.2gであった。この固形物は前記HP
LC分析条件と同一の条件で分析した結果、ルチンであ
ることが判明した。この実施例から明らかなようにルチ
ンとケルセチン−3−O−配糖体の溶液を噴霧乾燥させ
て得られた本発明品は水によく溶けるので、食品、医薬
品、医薬部外品、香粧品、農業分野、その他従来からル
チンが使用されている分野でルチンにかわって広く使用
することができることがわかった。
【0019】参考例1 温度80℃の熱水1.5Lに微粉末状のルチンを100
g分散させ、これにフレーク状の水酸化ナトリウム10
gを少しずつ加えて均質な溶液とした。この溶液に20
重量%硫酸を加えてpH6.5に調製すると直ちに綿状
の析出物が生じた。この析出物をろ過により分離し乾燥
重量を測定すると87gであった。
【0020】実施例2 95容量%エタノール10Lにルチン1.5kgを加熱
して溶かしたものと、配糖体1の0.25kgを水2L
に溶かした溶液を混合した。予めドラム温度を160℃
に加熱し、ドラム間隔を0.3mmに調節したドラム乾
燥器に前記溶液を注ぎ込んで乾燥することにより、黄色
の粉末1.22kgを得た。この粉末5gを温度20℃
の水100mlに加えた時、ただちに溶けて黄色の透明
液となった。
【0021】参考例2 95容量%エタノール10Lにルチン1.5kgを加熱
して溶かしたものと、配糖体1の0.25kgを水2L
に溶かした溶液を混合した。混合後室内で容器の開口部
を密閉せずに放置し1週間後にみたところ底部に綿状の
析出物が認められた。この析出物をろ過により分離し構
造を調べたところルチンそのものであった。
【0022】実施例3 配糖体2を0.25kgとデキストリン2kgを水25
Lに加えて混合した溶液に、95容量%エタノール10
Lにルチン2.5kgを加熱して溶かしたものを加えて
混合し、予め加熱しておいたスプレードライヤーにこの
溶液を少しずつ流し込みながら温風のインレット温度1
50℃、アウトレット温度80℃になるように調整しな
がら噴霧乾燥して、黄色の粉末4.5kgを得た。この
乾燥物5gは温度20℃の水100mlに加えた時、た
だちに溶けて黄色の均一な透明溶液となった。
【0023】実施例4 0.5kgの配糖体2と1kgのデキストリンとを5L
の水に溶かした溶液に、あらかじめ10Lのメタノール
に2.5kgのケルセチンを加熱溶解させた溶液を加え
て撹拌し混合溶液を得た。この混合溶液をドラム乾燥機
により乾燥させ、黄色の粉末1.22kgを得た。ドラ
ム乾燥機の設定はドラム温度160℃、ドラム間隔0.
3mmとした。得られた粉末の5gを20℃の水100
mlにいれて撹拌するとただちに溶解して透明な黄色の
溶液となった。
【0024】実施例5 1Lの95容量%エタノールと0.05kgの1,2−
プロパンジオールの混合液に0.2kgのミリセチンを
加えて加熱溶解させたものと、20gの配糖体2を2L
の水に溶かしたものとを加えて撹拌し混合溶液を調製し
た。あらかじめ温風で加熱しておいたスプレードライヤ
ーにこの混合溶液を少しずつ流し込みながら温風のイン
レット温度150℃、アウトレット温度80℃になるよ
うに調整しながら噴霧乾燥して、黄色の粉末0.21k
gを得た。この粉末の5gを20℃の水100mlにい
れて撹拌するとただちに溶解して透明な黄色の溶液とな
った。
【0025】実施例6 20gの配糖体2と100gのモリンと50gのデキス
トリンとを1Lの水に加えて撹拌しながら95℃まで加
熱し、ついで70gの25重量%水酸化ナトリウム水溶
液を加えて撹拌し赤橙色の溶液を得た。この溶液を20
重量%クエン酸水溶液でpH6.8とし、あらかじめ温
風で加熱しておいたスプレードライヤーにこの溶液を少
しずつ流し込みながら温風のインレット温度150℃、
アウトレット温度80℃になるように調整しながら噴霧
乾燥して、黄色の粉末160gを得た。この粉末の5g
を20℃の水100mlにいれて撹拌するとただちに溶
解して透明な黄色の溶液となった。
【0026】実施例7 15gの配糖体1と85gの粉飴とを2Lの水に溶かし
た溶液に、あらかじめ2Lのメタノールに100gのミ
リシトリンを加熱溶解させた溶液を加えて撹拌し混合溶
液を得た。この混合溶液をあらかじめ温風で加熱してお
いたスプレードライヤーに少しずつ流し込みながら温風
のインレット温度150℃、アウトレット温度80℃に
なるように調整しながら噴霧乾燥して、黄色の粉末16
5gを得た。この粉末の5gを20℃の水100mlに
いれて撹拌するとただちに溶解して透明な黄色の溶液と
なった。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水難溶性フラボノイドと一般式化1で示
    されるケルセチン−3−O−配糖体の1種または2種以
    上とが共存する溶液を乾燥させることを特徴とする水難
    溶性フラボノイドの改質方法。 【化1】
  2. 【請求項2】 水難溶性フラボノイドと一般式化1で示
    されるケルセチン−3−O−配糖体の1種または2種以
    上とが共存する溶液が、固体の水難溶性フラボノイド
    と、固体のケルセチン−3−O−配糖体の1種または2
    種以上とを水性媒体に溶かしたものである請求項1記載
    の改質方法。
  3. 【請求項3】 水難溶性フラボノイドと一般式化1で示
    されるケルセチン−3−O−配糖体の1種または2種以
    上とが共存する溶液が、ケルセチン−3−O−配糖体の
    1種または2種以上を炭素数1から4の脂肪族アルコー
    ル、水性媒体、水から選ばれる1種または2種以上に溶
    かした溶液に、固体の水難溶性フラボノイドを溶かした
    ものである請求項1記載の改質方法。
  4. 【請求項4】 水難溶性フラボノイドと一般式化1で示
    されるケルセチン−3−O−配糖体の1種又は2種以上
    とが共存する溶液が、次のB、Cから選ばれる1種また
    は2種以上とAとを混合し溶液としたものである請求項
    1記載の改質方法。 A.水難溶性フラボノイドを炭素数1から4の脂肪族ア
    ルコールおよびまたは水性媒体に溶解若しくは分散させ
    た液 B.ケルセチン−3−O−配糖体を炭素数1から4の脂
    肪族アルコール、水性媒体、水から選ばれる1種または
    2種以上に溶かした溶液 C.固体のケルセチン−3−O−配糖体から選ばれる1
    種または2種以上
  5. 【請求項5】 ケルセチン−3−O−配糖体が、ケルセ
    チン−3−O−モノグルコシドおよびまたはルチンをグ
    ルコシダーゼおよびまたはトランスグルコシダーゼによ
    り配糖化させたものである請求項1、請求項2、請求項
    3または請求項4記載の改質方法。
  6. 【請求項6】 水難溶性フラボノイドがルチン、ケルセ
    チン、イソケルシトリン、モリン、ミリシトリンまたは
    ミリセチンである請求項1、請求項2、請求項3または
    請求項4記載の改質方法。
  7. 【請求項7】 ケルセチン−3−O−配糖体の使用量が
    水難溶性フラボノイドに対し、10〜30重量%である
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の改
    質方法
  8. 【請求項8】 乾燥方法が噴霧乾燥法またはドラム乾燥
    法である請求項1、請求項2、請求項3または請求項4
    記載の改質方法。
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