JPH07107972A - 可溶性フラボノイド類の製造方法 - Google Patents

可溶性フラボノイド類の製造方法

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JPH07107972A
JPH07107972A JP5256141A JP25614193A JPH07107972A JP H07107972 A JPH07107972 A JP H07107972A JP 5256141 A JP5256141 A JP 5256141A JP 25614193 A JP25614193 A JP 25614193A JP H07107972 A JPH07107972 A JP H07107972A
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茂孝 岡田
Isao Kanbara
績 神原
Takashi Yonetani
俊 米谷
Takahisa Nishimura
隆久 西村
Hiroshi Takii
寛 滝井
Yoshinobu Terada
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アルカリ耐性のサイクロデキストリン合成酵素
を用いて、フラボノイド類を効率よく水に可溶化する方
法を開発することを目的とする。 【構成】フラボノイド類をpH8以上のアルカリ域で、
あるいは/およびサイクロデキストリンを加えて、可溶
化し、サイクロデキストリン合成酵素、特にバチルス属
の菌株A2−5aから採取された、アルカリ域で高活性
を有する、サイクロデキストリン合成酵素で糖転移させ
ることにより、フラボノイド類の配糖体を生成して、中
和後も沈澱を生ずることのない、可溶化フラボノイド類
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラボノイド類をアル
カリ域で、あるいは/およびサイクロデキストリンを加
えて、水に可溶化し、アルカリ域でサイクロデキストリ
ン合成酵素を用いて糖転移反応させて、可溶性のフラボ
ノイド類を製造する方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来からビタミンPとして知られているヘ
スペリジンおよびルチンなどのフラボノイド類は、血管
透過性の増大を抑制するという薬理的作用を有すること
から、抗高血圧剤、出血性疾患予防剤等として利用され
ている。また、大部分のフラボノイド類は、紫外線の吸
収作用を有すること、および緑色植物のフラボノイド類
はラジカルスカベンジャー作用を有することから、これ
らフラボノイド類は化粧品および食品等に機能性添加物
として利用することが期待される。
【0003】フラボノイド類は、現在、約3,000種
類が知られており柑橘類中に多量に存在することから、
原料を容易に、かつ安価に入手し得るにも係わらず、そ
の利用が非常に限られてくる。それはフラボノイド類の
大部分はアルコールなどの親水性有機溶媒には溶解され
るものの、水には僅かに溶解するかまたは全く溶解しな
いことによる。
【0004】そこで、フラボノイド類の溶解性を改善す
る試みがなされている。例えば、フラボノイド類を親水
基を有する化合物と反応させることによって、水溶性を
向上させる工夫がなされた。例えば、特公昭25−16
77号には、フラボノイド類の一種であるルチンにアミ
ノ基を有する脂肪族化合物を作用させて溶解度を上げる
方法が開示されており、特公昭29−1285号ではル
チンにロンガリットを作用させて亜硫酸化合物として水
溶性を増加させる方法が開示されている。しかし、これ
らの方法では、生成されたアミノ化合物、亜硫酸化合物
は生理活性が失われており、さらに毒性を有するなどの
問題を有している。
【0005】これら失活や毒性の問題を解決するため
に、例えば、特公昭54−32073号に開示されるよ
うに、フラボノイド類であるルチンあるいはエスクリン
に糖転移酵素を作用させて配糖体として水溶性を増加さ
せる方法が用いられているが、これら配糖体の生成率は
低く、高純度の配糖体を得るためには、例えば、特公昭
58−54799号に記載のように多孔性合成吸着剤な
どを用いて、他の水溶性糖類を除去するという複雑な工
程が必要である。
【0006】近年、サイクロデキストリン合成活性、糖
転移活性および澱粉分解活性の3つの活性を有するサイ
クロデキストリン合成酵素を使用してフラボノイド類の
水溶性を向上させることが注目されている。他方、酵素
反応を十分に行うため、フラボノイド類をアルカリ域で
溶解する必要があるが、これらの酵素の大部分は、アル
カリ域では活性がなくなることが知られており、その利
用はpH6〜7の範囲に限られている。従って、これら
の酵素を中性域で単独で使用するだけでは高い効率で水
可溶性フラボノイド類を得ることができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルカリ耐
性のサイクロデキストリン合成酵素を用いて、フラボノ
イド類を効率よく水に可溶化する方法を開発することを
目的とする。本発明の他の目的は、アルカリ域で効率よ
くサイクロデキストリンを合成し得る酵素を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の可溶性のフラボ
ノイド配糖体の製造方法は、フラボノイド類の配糖体を
生成して、中和後も沈澱を生ずることのない、可溶性の
フラボノイド配糖体を製造する方法であって、そのフラ
ボノイド類をpH8以上のアルカリ域で、あるいは/お
よびサイクロデキストリンを加えて、可溶化する工程、
およびアルカリ域でサイクロデキストリン合成酵素で糖
転移させる工程を包含しており、そのことによって上記
目的が達成される。
【0009】本発明はまた、澱粉分解活性、糖転移活
性、およびサイクロデキストリン合成活性を有し、至適
pHが5.0〜6.0、安定pHが6.0〜9.0、お
よびSDS−ポリアクリロアミドゲル電気泳動で測定し
た分子量が約80,000である、好アルカリ性バチル
ス属の菌株A2−5a(FERM P−13864)か
ら採取された、サイクロデキストリン合成酵素に関し、
この酵素を用いることにより、上記目的が達成される。
【0010】フラボノイドとは、二つのフェニル基がピ
ラン環あるいは、それに近い構造の三つの炭素原子を介
して結合している物質群の総称である。
【0011】本発明で使用し得るフラボノイド類は、水
に難溶性のすべてのフラボノイド類を包含するが、特に
ヘスペリジン、エリオシトニン、ナリンギン、ネオヘス
ペリジン、ルチン、ジオスミン、リナリン、ポンシリ
ン、プルニン、ヘスペレチン−7−グルコシドなどであ
る。本発明では、フラボノイド類の溶解方法の第1段階
として、フラボノイド類がアルカリ域で水に対する溶解
性が向上すること、および/またはサイクロデキストリ
ン(以下「CD」という)との包接化合物を形成するこ
とによって可溶化し得る。
【0012】第1段階で、アルカリ域およびCDを用い
る溶解工程を使用する場合、先に、溶液をアルカリ性と
し、続いてCDを添加し得るが、各工程を同時に進行す
ることもできる。
【0013】フラボノイド類は、水酸化ナトリウム、ア
ンモニア、水酸化カリウムなどを用いて、アルカリ域で
溶解され得る。この時のpHは8以上であればよい。好
ましくは、pH8〜11の範囲であり、より好ましくは
pH9〜10である。
【0014】CDは、フラボノイド類と包接化合物を形
成することにより、フラボノイド類を可溶化する。CD
は、市販のものを用い得るが、デンプンにサイクロデキ
ストリン合成酵素(以下「CGTase」という)すな
わち、1,4-α-D-Glucan: 4-α-D-(1,4-glucano)-transf
erase(E.C. 2.4.1.19)を作用させることによっても形成
され得る。ここで生成されるCDは、グルコースが6〜
8個、α−1,4結合で環状に結合した物質で、グルコ
ースが6,7,8個のものをそれぞれα−CD、β−C
D、γ−CDという。本工程には、α−、β−、および
γ−CDを用いることができるがβ−CDがより好まし
い。
【0015】CDを用いるフラボノイド類の可溶化は、
CDをフラボノイド類と混合し、ホモミキサーなどのホ
モジナイザーで5,000〜10,000rpmで、2
〜10分間することで達成され得る。この時、温度は、
室温から90℃までを選択し得るが、好ましくは40〜
90℃である。60℃以上では、200rpm、60分
間という弱い撹拌条件でも包接可能である。
【0016】第2段階では、CGTaseを用いて、糖
転移を行い、フラボノイド類を配糖化することによっ
て、中和およびCD除去後も沈澱を生じることのない可
溶化フラボノイド類の製造を行う。
【0017】本発明における、フラボノイド類の配糖体
は、CGTaseによる転移反応を利用して生産され
る。
【0018】本発明に用いる酵素はCGTaseであれ
ばいずれのものでも使用し得る。CGTaseは、澱粉
に作用してグルコース6〜8個からなるCDを合成する
活性の他に、CDおよび澱粉の存在下で適当なアクセプ
ターに作用させると、CDおよび澱粉などがドナーとな
って、グルコースをアクセプターに転移する活性を有す
る。本発明はアルカリ域での反応を有するのでアルカリ
域で不安定なものを用いるとフラボノイド配糖体の収量
が著しく減少する。従って、アルカリ耐性の酵素を用い
る方が好ましい。特に好ましいのは後述の好アルカリ性
バチルス属の菌体が生産する耐アルカリ性酵素である。
【0019】ここで、アクセプターとは、非還元末端に
グルコースを持つ化合物をいい、本発明においてはフラ
ボノイド類のことである。また、ドナーとしてのCD
は、前記と同様、グルコースが6〜8個、α−1,4結
合で環状に結合した物質であり得る。また、本工程では
α−CD、β−CD、γ−CDの混合物もその単体に換
えて合成し得、溶解のために使用し得る。
【0020】CGTaseによる転移反応は、基質と酵
素量、反応温度などにより、適宜選択されるが、フラボ
ノイド類に糖転移するときの条件は、アルカリ域で行う
こと以外は常法によるものと変わらない。反応温度は、
20〜75℃であることが好ましい。ドナーの濃度は、
0.1〜30重量%、好ましくは1〜20重量%であ
る。アクセプターの濃度は、0.1〜5重量%、好まし
くは0.5〜2重量%である。本酵素の濃度は、0.1
〜100ユニット/mlとなるようにすることが好まし
い。反応時間は酵素活性が持続する限り長いほどよい。
反応は100℃で5分間加熱することにより停止する。
【0021】生成されたフラボノイド配糖体は、溶解性
が著しく向上しているので、中和あるいは/およびCD
除去後も沈澱を生ずることのない可溶性のフラボノイド
である。
【0022】アルカリ域で高活性を有するCGTase 本発明は、またアルカリ域で高活性を保持する新規のC
GTaseに関する。このCGTaseを用いることに
より、上記フラボノイド類の可溶化が著しく促進され
る。
【0023】以下に、本発明のCGTaseの特性につ
いて詳述する。本酵素はアルカリ性の培地で生育する、
バチルス属の菌株A2−5a(以下「本菌株」という)
の培養物から採取し、精製される。本菌株は、本発明者
らによって、土壌から分離された新菌株である。本菌株
の菌学的性質を以下に示す。なお、特に記載のない限
り、培養温度は30℃、培地のpHは10.3である。
【0024】(菌学的性質) 1.形態学的性質 (1)細胞の形および大きさ (0.4〜0.6)×(2.0〜3.0)μmの桿菌で
ある。
【0025】(2)胞子を有する。
【0026】(3)グラム染色は陽性である。
【0027】2.生育状況 (1)pH6.8での生育(普通寒天培地)では微弱で
ある。
【0028】(2)pH10.3での生育は良好であ
る。
【0029】3.生理学的性質 (1)カタラーゼの生成は陽性である。
【0030】4.運動性 (1)運動性を有する。
【0031】以上の結果をバージーのマニュアル第2巻
(Bergey’s manualof System
atic Bacteriology vol.2.1
986)と照合して、本菌株をバチルスに属する細菌と
同定した。
【0032】(培養条件)本菌株の培養条件は特別であ
る必要はなく、通常の培地をpH10に調整したものが
用いられる。この培地は例えば、modified II-medium a
gar plates(K. Horikoshi and T. Akiba, in "Alkalop
hilic Microorganisms", Japan Scientific Societies
Press, Tokyo, 1982, pp.9-10に記載)であり得る。炭
素源としては、澱粉、CD、グルコース、グリセリンお
よびスクロースなどを使用し得る。窒素源としては、ポ
リペプトン、肉エキス、大豆蛋白および総合アミノ酸な
どを使用し得る。無機塩類としては、NaCl、K2
PO4、Na2HPO4およびMgSO4などを使用し得
る。その他必要に応じてコーンスティプリカーなどの天
然物およびビタミン類などの微量栄養素を加え得る。例
えば、1%CD、0.5%ポリペプトン、0.5%イー
ストエキストラクト、4%コーンスティプリカー、0.
1%K2HPO4、0.02%MgSO4・7H2O、1%
Na2CO3、pH10.3の培地が好適に用いられる。
【0033】pH8.5〜11.0、好ましくはpH
9.5〜10.5、培養温度は25〜37℃で1〜7日
間、好ましくは3日間好気的に撹拌または、振盪しなが
ら培養を行う。本酵素は菌体外に分泌されるため培地中
から回収される。
【0034】(本酵素の採取方法)上記培養液から本酵
素を採取、精製するために、既知の精製方法が単独また
は、併用して用いられ得る。例えば、上記培養液を濾過
または、遠心分離にかけて菌体を除去し、濾液または、
上清液を得る。この濾液または、上清液を必要に応じて
濃縮し、限外濾過または透析を行う。さらに、硫安など
により塩析した後、透析し、次いで、澱粉吸着、イオン
交換クロマトグラフィー、ゲル濾過などを単独または、
組み合わせて用いることにより精製を行う。
【0035】(酵素の性質)本酵素は、次の理化学的性
質を有する。
【0036】1.作用 本酵素はサイクロデキストリン合成酵素に属するもの
で、サイクロデキストリン合成酵素の持つ3つの活性、
つまりサイクロデキストリン合成活性、糖転移活性およ
び澱粉分解活性を有する(S.Kitahama, in "Handbook o
f Amylase and Related Enzymes", ed. The Amylase Re
search Society of Japan, 1988, pp.154-164, Pergamo
n Press.)。
【0037】2.力価測定法 (1)サイクロデキストリン合成活性 2.5%可溶性澱粉溶液(20mM酢酸バッファーでp
H5.5に調整)をあらかじめ40℃に設定した恒温槽
にいれ、次に、この溶液に本酵素を加えて反応を開始さ
せる。60分間の反応の後、100℃、5分間の加熱に
よって反応を停止させる。この反応溶液を50mM酢酸
バッファー(pH5.5)で5倍に希釈した後、10ユ
ニットのグルコアミラーゼで40℃で16時間処理した
反応液中のCDの総量をHPLC(Aminex HP
X−42A)で分析する。
【0038】上記の条件で1分間に1マイクロモルのC
Dを生成し得る酵素量をサイクロデキストリン合成活性
の1単位とする。
【0039】なお、HPLC(Aminex HPX−
42A)の分析条件は以下のとおりである。
【0040】カラム : Aminex HPX-42A (BioRad) 溶出液 : H2O 流速 : 0.4 ml/min カラム温度 : 80℃ 検出法 : RI (2)糖転移活性 ドナーとして1.2%可溶性澱粉、アクセプターとして
0.1%サリシンを含む基質溶液(20mM酢酸バッフ
ァーでpH5.5に調整)をあらかじめ40℃に設定し
た恒温槽にいれ、次いで、この基質溶液に本酵素を加え
て反応を開始させる。10分間の反応の後、100℃、
5分間の加熱によって反応を停止させる。この時、本酵
素を添加しないものをブランクとして調製し、同様の操
作を行う。この反応溶液を10ユニットのグルコアミラ
ーゼで40℃で16時間処理し、生成したサリシンをH
PLC(ODS)で分析する。
【0041】配糖化活性は配糖化率で表した。
【0042】
【数1】
【0043】なお、HPLC(ODS)の分析条件は以
下のとおりである。
【0044】カラム : ODS 溶出液 : MeOH/H2O = 25/75 流速 : 0.5 ml/min カラム温度 : 60℃ 検出法 : UV270 (3)澱粉分解活性 1.5%可溶性澱粉溶液(20mM酢酸バッファーでp
H5.5に調整)を予め40℃に設定した恒温槽にい
れ、次いで、この溶液に本酵素を加えて反応を開始させ
る。10分間の反応の後、この反応溶液(0.25m
l)に0.5mlの0.5N HCl(5:1、v/
v)溶液を添加し反応を停止させる。この反応液0.1
mlをとり、0.005%I2および0.05%KIを
含有する溶液を加え、撹拌し室温に20分間放置する。
この溶液の660nmにおける吸光度を測定する(この
値をAとする)。このとき本酵素を添加しないものをブ
ランクとして調製し、同様の操作を行う(この値をBと
する)。
【0045】
【数2】
【0046】上記の式より得られる値をもって、澱粉分
解活性の1単位とする。
【0047】3.至適pHおよび安定pH 可溶化澱粉に本酵素を作用させたときのサイクロデキス
トリン合成活性、可溶性澱粉をドナーとし、サリシンを
アクセプターとしたときの糖転移活性、および可溶性澱
粉を基質としたときの加水分解活性の至適pHはそれぞ
れpH5.0〜6.0である。本発明の酵素は、図1に
示すように、pH9.0以上で至適pHにおける活性の
約50%を保持している。すなわち、本酵素はアルカリ
域で安定である。安定pHの測定は、本酵素をBrit
ton−Robinson buffer(pH2−1
3)を用いてそれぞれ所望のpHに調整し、40℃で2
時間静置し、その後、酢酸バッファーを用いてpH5.
5に戻し、澱粉分解活性を測定し、その残存活性を求め
た。至適pH5.5での酵素活性を100として図2に
示す。これによれば、本酵素の安定pHは、6.0〜
9.0であり、pH5.0、pH10.0でも至適pH
の約80%の活性を保持している。
【0048】4.作用適温の範囲 本酵素の澱粉分解活性に対する温度の効果を検討するた
めに種々の温度での澱粉分解活性を測定した。図3に示
す結果は、本酵素の至適温度が50〜55℃であること
を示している。また、本酵素の安定性に対する温度の効
果を検討するために、溶液のpHを考慮の上、種々の温
度での澱粉分解活性を測定した。測定は、本酵素をBr
itton−Robinson buffer(pH
5.5、7.0および10.0)中で、10分間、種々
の温度でインキュベートし、上記ヨウ素法によって澱粉
分解活性を測定した。図4に示すように、pH7.0に
おいて30〜55℃で安定した活性を有し、1mM C
aCl2の添加により至適温度は約5℃向上し、70℃
でも至適温度時の約60%の活性を保持する。
【0049】5.失活の条件 100℃において15分間処理すると完全に失活する。
【0050】6.精製方法 培養液から菌体を除去した培養上清に澱粉を加え、4℃
で16時間撹拌する。これをカラムにつめ、カラムを洗
浄した後、33mM Na2HPO4で本酵素を溶出す
る。次いで、溶出液をQ−セファロースカラムにかけ、
0.4M NaClでカラムを洗浄した後、0.4〜1
M NaClで溶出し、活性画分を収集し、精製酵素と
する。この画分は、SDS−ポリアクリロアミドゲル電
気泳動を行うと、図5に示すように単一バンドを示す。
【0051】7.分子量 精製したCGTaseの分子量は図5に示すように、S
DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動においては、約
80,000、またゲル濾過(HPLC)をTSK G
el G3000 SWカラム(東ソー)を使用し、
0.3M NaClを含む0.1Mリン酸緩衝液を用い
て40℃、流速0.7ml/minで溶出し、280n
mの吸収で検出した。これにより求められた分子量は、
図6に示すように、約70,000である。
【0052】
【実施例】
(実施例1)ドナーとして試験区1に可溶性澱粉、試験
区2にα−CD、試験区3にβ−CD、試験区4にγ−
CD、および試験区5にK−100(α−CDおよびβ
−CDの混合物;α−CD:β−CD=2:1)を用
い、各ドナーをそれぞれ5重量%、およびアクセプター
としてのヘスペリジンを0.5重量%含有する溶液を塩
酸でpH5に調整した基質溶液を調製した。また、ドナ
ーとして試験区6に可溶性澱粉、試験区7にα−CD、
試験区8にβ−CD、試験区9にγ−CD、および試験
区10にK−100を用い、各ドナーをそれぞれ5重量
%、およびアクセプターとしてヘスペリジンを0.5重
量%含有する溶液をNaOHでpH10に調整し、ヘス
ペリジンを可溶化した基質溶液を調製した。これら試験
区1〜10の基質溶液を予め37℃に設定した恒温槽に
いれ、次いで、この反応溶液にCGTaseを2ユニッ
ト/mlとなるように加えて反応を開始させた。16時
間の反応の後、100℃、5分間の加熱によって反応を
停止させた。この時それぞれの試験区に対してCGTa
seを添加しないものをブランクとして調製し、同様の
操作を行った。これらの反応溶液をHPLC(ODS)
で分析したところ、表1および2の結果を得た。
【0053】なお、HPLC(ODS)の分析条件は以
下のとおりである。
【0054】カラム : ODS 溶出液 : AcCN/Pi buffer* = 20/80 流速 : 0.5 ml/min カラム温度 : 40℃ 検出法 : UV280 * : Pi bufferは、39mM KH2PO4,1mM Na2HPO4を含有す
る。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】表1よりヘスペリジンの可溶化にはpH5
およびpH10においてCDが効果があること、その中
でもβ−CDが優れていること(pH5では試験区1の
8.4倍の溶解度、pH10では14.5倍の溶解
度)、更に、アルカリ域が有利であること(ドナーが同
じであればpH10の方が2〜4倍溶解度が向上)、ま
た、アルカリ域でCDに包接させることにより溶解度が
増すこと(試験区8〜10)が明かである。
【0058】表2よりヘスペリジンの配糖化には可溶化
と同様に、アルカリ域が有利であること(pH5ではC
Dを用いても試験区1の1.5倍程度であるが、pH1
0では3〜5倍であった)、また、アルカリ域でCDを
包接させるとより配糖体量が増すこと(試験区8、9で
は試験区1の5倍以上)が明かである。また、CDの利
用はフラボノイド類を包接し、可溶化するばかりでな
く、糖のドナーとしても利用される。
【0059】(実施例2)試験区1では、ドナーとして
可溶性澱粉を5重量%、アクセプターとしてヘスペリジ
ンを0.5重量%を包含する溶液を、塩酸でpH5に調
整した基質溶液を調製した。また、試験区2では可溶性
澱粉とα−CD、試験区3では可溶性澱粉とβ−CD、
試験区4では可溶性澱粉とγ−CD、試験区5では可溶
性澱粉とK−100をドナーとして用い、それぞれ2.
5重量%ずつ含有し、アクセプターとしてヘスペリジン
を0.5重量%含有する溶液を水酸化ナトリウムでpH
10に調整することによって、ヘスペリジンを可溶化し
た。これらの基質溶液を予め37℃に設定しておいた恒
温槽にいれ、次いで、この反応溶液にCGTaseを5
ユニット/mlとなるように加えて反応を開始させた。
16時間の反応の後、100℃、5分間の加熱によって
反応を停止させた。この時それぞれの試験区に対してC
GTaseを添加しないものをブランクとして調製し、
同様の操作を行った。これらの反応溶液を実施例1と同
じHPLC(ODS)で分析したところ、表3の結果を
得た。
【0060】
【表3】
【0061】表3および実施例1の表2より、ヘスペリ
ジンの可溶化にはドナーとして可溶性澱粉とCDとを混
合して用いてもその重量%が同じであれば、それぞれ単
独で用いた場合と同程度の結果が得られた。更に、可溶
性澱粉とα−CDまたはβ−CDとの組み合わせではヘ
スペリジングルコサイドの生成量はやや増加する傾向に
あった。
【0062】(実施例3)ドナーとして可溶性澱粉を5
重量%、アクセプターとしてヘスペリジンを0.1重量
%を包含する溶液を、水酸化ナトリウムでpH10に調
整してヘスペリジンを可溶化した。この基質溶液を予め
37℃に設定しておいた恒温槽にいれ、次いで、この反
応溶液にCGTaseを1ユニット/mlとなるように
加えて反応を開始させた。16時間の反応の後、100
℃、5分間の加熱によって反応を停止させた。この反応
溶液をHPLC(ODS)で分析したところ(分析条件
は実施例1に同じ)、ヘスペリジンにグルコースが1〜
10個付加された化合物が確認された。また、1,4-α-D
-Glucan glucohydrolase(E.C. 3.2.1.3.)(以下「グル
コアミラーゼ」という)処理(37℃で3時間反応)に
よりヘスペリジン(ヘスペリジンのアグリコン)とグル
コースとを生ずることからこの結合はα1,4−結合で
あることが解った。また、これらの配糖体の収量は7
4.5%であった。
【0063】(実施例4)ドナーとして可溶性澱粉を5
重量%、アクセプターとして難溶性フラボノイドである
ジオスミン、ナリンジン、ネオヘスペリジンおよびルチ
ンをそれぞれ0.1重量%を包含する溶液を、水酸化ナ
トリウムでpH9に調整して可溶化した。この基質溶液
を予め37℃に設定しておいた恒温槽にいれ、次いで、
この反応溶液にCGTaseを1ユニット/mlとなる
ように加えて反応を開始させた。16時間の反応の後、
100℃、5分間の加熱によって反応を停止させた。こ
の反応溶液をHPLC(ODS)で分析したところ(分
析条件は実施例1に同じ)、それぞれの難溶性フラボノ
イドにグルコースが1〜10個付加された配糖化物が確
認された。また、これらの配糖化物の収量はジオスミン
は73.4%、ナリンジンは39.1%、ネオヘスペリ
ジンは39.0%、ルチンは64.5%であった。
【0064】
【発明の効果】本発明では、水に難溶性のフラボノイド
類を、pH8以上のアルカリ域で、あるいは/およびサ
イクロデキストリンを加えて、可溶化し、さらにサイク
ロデキストリン合成酵素を用いて、フラボノイド類を効
率よく、水に可溶化する方法を開発した。さらに、本発
明では、アルカリ域で、サイクロデキストリン合成、糖
転移および澱粉分解の高い活性を有するサイクロデキス
トリン合成酵素を提供した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサイクロデキストリン合成酵素のサイ
クロデキストリン合成活性、澱粉分解活性および転移活
性に対するpHの効果を示す。ここで、●はサイクロデ
キストリン合成活性、○は糖転移活性、および▲は澱粉
分解活性を表す。
【図2】本発明のサイクロデキストリン合成酵素の安定
性に対するpHの効果を示す。縦軸の活性値は、澱粉分
解活性を測定し、至適pH(本酵素においてはpH5.
5)の活性を100%として相対値で表す。
【図3】本発明のサイクロデキストリン合成酵素の澱粉
分解活性に対する温度の効果を示す。縦軸の活性値は至
適温度である50〜55℃での平均活性を100%とし
て相対値で表す。
【図4】本発明のサイクロデキストリン合成酵素の安定
性に対する温度の効果を示す。縦軸の活性値は、澱粉分
解活性を測定し、至適温度での活性を100%として相
対値で表す。ここで、△はCaCl2非存在下、pH
5.5での酵素活性、▲はCaCl2非存在下、pH1
0.0での酵素活性、○はCaCl2非存在下、pH
7.0での酵素活性、および●はCaCl2存在下、p
H7.0での酵素活性を表す。
【図5】本発明のサイクロデキストリン合成酵素のSD
S−PAGEを示す。ここで、Eは、精製したCGTa
se、Mは、マーカー蛋白質;ミオシン(分子量20
0,000)、E.coli β−ガラクトシダーゼ
(分子量116,250)、家兎筋ホスホリラーゼb
(分子量97,400)、ウシ血清アルブミン(分子量
66,200)、および鶏卵白アルブミン(分子量4
5,000)である。
【図6】本発明のサイクロデキストリン合成酵素のゲル
濾過(HPLC)時の保有時間と溶出する分子の分子量
を示す。●はサイクロデキストリン合成酵素を表す。○
1〜○5は以下のマーカー蛋白質を表す。 ○1:酵母グルタメートデヒドロゲナーゼ (分子量2
90,000) ○2:ブタ心臓ラクテートデヒドロゲナーゼ(分子量1
42,000) ○3:酵母エノラーゼ (分子量
67,000) ○4:酵母アデニレートキナーゼ (分子量
32,000) ○5:馬心臓チトクロームC (分子量
12,400)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝井 寛 大阪府大阪市西淀川区野里1丁目30−4 (72)発明者 寺田 喜信 大阪府大阪市西淀川区野里1丁目30−4

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可溶性のフラボノイド配糖体の製造方法で
    あって:フラボノイド類をpH8以上のアルカリ域で、
    あるいは/およびサイクロデキストリンを加えて、可溶
    化する工程;および該アルカリ域でサイクロデキストリ
    ン合成酵素で糖転移させる工程;を包含する、製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記フラボノイド類がヘスペリジン、エリ
    オシトリン、ナリンギン、ネオヘスペリジン、ジオスミ
    ン、リナリン、ポンシリン、プルニン、ヘスペレチン-7
    -グルコシド、およびそれらの混合物からなる群から選
    択される、請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】前記サイクロデキストリン合成酵素が、好
    アルカリ性バチルス属の菌株A2−5a(FERM P
    −13864)から採取された、アルカリ域で高活性を
    有する、サイクロデキストリン合成酵素である、請求項
    1に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】糖質およびフラボノイド類に対し、澱粉分
    解活性、糖転移活性、およびサイクロデキストリン合成
    活性を有し、至適pHが5.0〜6.0、安定pHが
    6.0〜9.0、およびSDS−ポリアクリルアミドゲ
    ル電気泳動で測定した分子量が約80,000である、
    好アルカリ性バチルス属の菌株A2−5a(FERM
    P−13864)から採取された、サイクロデキストリ
    ン合成酵素。
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