JPH0710670U - 配線・配管固定クランプ係止用ブラケット - Google Patents
配線・配管固定クランプ係止用ブラケットInfo
- Publication number
- JPH0710670U JPH0710670U JP4443493U JP4443493U JPH0710670U JP H0710670 U JPH0710670 U JP H0710670U JP 4443493 U JP4443493 U JP 4443493U JP 4443493 U JP4443493 U JP 4443493U JP H0710670 U JPH0710670 U JP H0710670U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- locking
- wiring
- clamp
- wire harness
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- Pending
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配線・配管類を保持するクランプを係止する
ために基板に溶接されるブラケットの取付作業性を改善
することである。 【構成】 ブラケット2は、一端閉鎖の金属製筒体21
の閉鎖端面22の中心に配線・配管類を固定したクラン
プの係止脚を係止するための円形の係止孔23を設ける
とともに、係止孔23まわりにクランプの位置決めピン
をクランプの配設方向に応じて選択的に挿入するための
複数の位置決め孔24を設け、開口端25の周縁に複数
の溶接用突起26を設けた構造とした。
ために基板に溶接されるブラケットの取付作業性を改善
することである。 【構成】 ブラケット2は、一端閉鎖の金属製筒体21
の閉鎖端面22の中心に配線・配管類を固定したクラン
プの係止脚を係止するための円形の係止孔23を設ける
とともに、係止孔23まわりにクランプの位置決めピン
をクランプの配設方向に応じて選択的に挿入するための
複数の位置決め孔24を設け、開口端25の周縁に複数
の溶接用突起26を設けた構造とした。
Description
【0001】
本考案は基板に溶接されて、配線・配管類を固定したクランプを係止するブラ ケットに関するものである。
【0002】
代表例として、自動車に配線されるワイヤハーネスを例にとると、車体の内板 等の構造部材には、ワイヤハーネスの配線経路にブラケットが溶接等によって取 付けられ、これに、ワイヤハーネスを固定したクランプを係止する。
【0003】 ところで、ワイヤハーネスは変化の多い複雑な形状の構造部材面を伝い、かつ 他の組付部品との干渉を避けながら配線しなければならない。従ってブラケット も取付位置やワイヤハーネスの配線方向に応じて複数種のものを準備しなければ ならず、生産上の要請である標準化が困難であった。また溶接作業の自動化も制 約されていた。
【0004】 図3(A)は従来一般に用いられていたブラケットを示すもので、ブラケット 1Aは断面ハット形の金属板の頂面11に長手方向に広がるクランプ係止長孔1 3が形成してある。このブラケット1Aは図5に示すように基板(車体内板)3 のワイヤハーネス配線経路に両側のフランジ部12においてスポット溶接で固着 される。そして、テーピング7等でワイヤハーネス6を固定したクランプ4に設 けたクリップ状の係止脚5をブラケット1Aの係止長孔13に押込むことでワイ ヤハーネス6は廻り止め固定される。
【0005】 ところが、上記ブラケット1Aでは取付け場所やワイヤハーネス6配線方向が 制約されるので、例えば図4に示すようにブラケット1Aとは異なる方向の係止 長孔13を設けたブラケット1Bなど、複数種のブラケットが必要であった。
【0006】 また、ブラケットを溶接する場合、両側にフランジ部12が突出するブラケッ ト1A,1Bにような形状では、ウエルドナットなどの溶接におけるように、パ イプ状のフイーダから送給することが困難であり、溶接工程の自動化が制約され ていた。
【0007】
そこで本考案は、溶接工程の自動化が促進され、かつ形状の標準化が可能な配 線・配管固定クランプ係止用ブラケットを提供することを課題としてなされたも のである。
【0008】
図1に例示するように、本考案のクランプ係止用ブラケット2は、一端閉鎖の 金属製筒体21の閉鎖端面22の中心に、配線・配管類を保持固定したクランプ の係止脚を係止する円形の係止孔23を設けるとともに、係止孔23まわりに周 方向に所定の間隔をおいて複数の位置決め孔24を設け、開口端25の周縁に溶 接用の複数の突起26を設けたことを特徴とする。
【0009】
図2に示すように、ブラケット2は基板3のブラケット取付位置に送給され、 突起26において基板3に溶接される。送給はフィーダにより行なわれ得る。
【0010】 ワイヤハーネス6の取付けは、ワイヤハーネス6を固定したクランプ4の係止 脚5をブラケット2の係止孔23に押込み係止せしめることによりなされる。こ の場合、クランプ4のベース部41には位置決めピン42が突設してあり、ワイ ヤハーネス6を所定の取りまわし方向に配して、ピン42に合致するブラケット 2の位置決め孔24にピン42を挿入し、係止脚5を係止する。
【0011】
図1および図2に本考案の実施例を示す。ブラケット2は容器状をなす一端閉 鎖の金属製筒体で、閉鎖端面22の中心には円形の係止孔23が形成してある。 また、閉鎖端面22には、係止孔23まわりに複数の小径の位置決め孔24が周 方向に所定間隔で形成してある。位置決め孔24は、これ等のなかの各1対が中 心対称位置としてある。筒部21の開口端25周縁には所定の間隔で溶接用の突 起26が形成してある。
【0012】 次に、上記ブラケット2を用いて、ワイヤハーネスを取付ける作業について図 2により説明する。クランプとしては、短冊状のベース41の長手方向中央にク リップ型の係止脚5を備えた従来と同様の基本構造を有し、かつ係止脚5の両側 に相互の間隔が上記1対の位置決め孔24の間隔と等しい1対のボス状の位置決 めピン42を備えた樹脂製のクランプ4が用いられる。
【0013】 ウエルドナットを溶接する場合に用いると同種のフィーダによりブラケット2 をワイヤハーネス6の配線経路にある取付個所に送給する。そして、溶接機でブ ラケット2をその突起26において基板(車体内板)3にプロジェクション溶接 する。
【0014】 次にテーピング7によりワイヤハーネス6を固定したクランプ4を所定のワイ ヤハーネス配線方向に配し、位置決めピン42に合致する位置にある位置決め孔 24にピン42を挿入するとともに、クランプ4の係止脚5をブラケット2の係 止孔23に押込んで係止せしめる。これによりワイヤハーネス6はクランプ4を 介してブラケット2に係止されるとともに、後で配線方向にずれが生じないよう に位置決めされる。
【0015】 しかして上記ブラケット2によれば、全体が円筒状で外方へ大きく突出する部 分がないから、溶接時に従来のフィーダで送給することができ溶接の自動化が促 進される。
【0016】 またブラケット2は方向性がないから、溶接時に、ワイヤハーネス6の配線方 向に合せて取付方向を調整する必要がない。更にブラケット2はその突起26に より基板3に点接触に近い状態で溶接されるから、基板面の変化に対応すること ができる。従って、溶接作業性が大きく改善されるとともに、ブラケット取付位 置や配線方向が異なる場合にも共用できるから、ブラケットを標準化することが できる。
【0017】 なお、ワイヤハーネス6の配線方向の精度は、位置決め孔24の数を多くする ことにより高めることができる。また、クランプ4の位置決めピン42は1個と してもく、ブラケット2の位置決め孔24は必ずしも中心対称位置でなくてもよ い。
【0018】 本考案のブラケットは、ワイヤハーネスの取付けのみに限らず、他の配線およ び配管の取付けに適用でき、特に配線、配管の取りまわし方向および位置が制約 されている場合において有効である。
【0019】
本考案のブラケットは全体が小型円筒状であるから、溶接場所へフィーダで送 給することができ、溶接工程の自動化が向上する。かつ、基板への取付け方向が 配線、配管の取りまわし方向によって規制されないから、溶接作業を容易にする 。また、配線、配管の取りまわし方向や基板の面形状が変化しても共通のブラケ ットを使用することができるから、ブラケットを標準化することができる。
【図1】図1(A)は本考案のブラケットの斜視図、図
1(B)はブラケットを上から見た図、図1(C)は図
1(A)のC−C線断面図である。
1(B)はブラケットを上から見た図、図1(C)は図
1(A)のC−C線断面図である。
【図2】図1のブラケットを用いて配線を固定した状態
を示す図である。
を示す図である。
【図3】図3(A)は従来のブラケットの平面図、図3
(B)は図3(A)のB−B線断面図である。
(B)は図3(A)のB−B線断面図である。
【図4】図4(A)は他の従来のブラケットの平面図、
図4(B)は図4(A)のB−B線断面図である。
図4(B)は図4(A)のB−B線断面図である。
【図5】従来のブラケットにより配線を固定した状態を
示す図である。
示す図である。
1A,1B 従来のブラケット 2 本考案のブラケット 22 端面 23 係止孔 24 位置決め孔 26 突起 3 基板 4 クランプ 42 位置決めピン 5 係止脚 6 配線(ワイヤハーネス)
Claims (1)
- 【請求項1】 配線・配管類を固定したクランプを係止
するために基板に溶接されるブラケットであって、一端
閉鎖の金属製筒体の閉鎖端面の中心にクランプの係止脚
を係止する円形の係止孔を設けるとともに、係止孔まわ
りに周方向に所定の間隔をおいてクランプを位置決めす
る複数の位置決め孔を設ける一方、開口端の周縁に溶接
用の複数の突起を設けたことを特徴とする配線・配管固
定クランプ係止用ブラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4443493U JPH0710670U (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 配線・配管固定クランプ係止用ブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4443493U JPH0710670U (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 配線・配管固定クランプ係止用ブラケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710670U true JPH0710670U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=12691391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4443493U Pending JPH0710670U (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 配線・配管固定クランプ係止用ブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710670U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002250472A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-06 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | 固着具係止用ブラケット |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP4443493U patent/JPH0710670U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002250472A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-06 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | 固着具係止用ブラケット |
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