JP4000730B2 - コルゲート管保持クリップの取付け治具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外周部に環状凹部および環状凸部が交互に連続して形成されたコルゲート管を保持する保持クリップを前記コルゲート管の外周部に装着するための取付け治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からワイヤハーネス等の線材束を外部から保護しつつ、車体や電気機器等のパネルに取付けるためにコルゲート管が用いられており、このようなコルゲート管はそのままでは車体や電気機器のパネルに取付けることができないため、コルゲート管に保持クリップを取付け、この保持クリップを介してパネルに取付けるようにしている。そして、この保持クリップは専用の取付け治具によってコルゲート管に取付けられるようになっている。
【0003】
従来のこの種の取付け治具としては、例えば、図3、4に示すようなものが知られている。図3、4において、1はワイヤハーネス組立基板であり、この基板1上には2つの取付け治具2、3が立設されている。この取付け治具2、3は基端部が組立基板1にボルト等によって固定される棒状部材2a、3aと、この棒状部材2a、3aの先端部に取付けられた保持部2b、3bとから構成されており、この保持部2b、3bにワイヤハーネス4に装着されるコルゲート管5を載置するとともに保持クリップ6が係合されるようになっている。
【0004】
コルゲート管5は長手方向に環状凹部5aおよび環状凸部5bが交互に形成されており、保持クリップ6はこの環状凹部5aに係合するようにしてコルゲート管5に取付けられる。
【0005】
保持クリップ6はヒンジ7を介して連結される半円弧状の保持体8、9を備えており、この保持体8、9の内周面にコルゲート管5の環状凹部5aに係合するレール突起8a、9aが形成されている。
【0006】
また、保持体8の端部には一対の係合凸部8bが形成されており、コルゲート管5を保持体8、9によって挟持したとき、係合凸部8bを保持体9の端部に形成された係合部材10の内周面に係合することにより保持体8、9によってコルゲート管5を保持するようになっている。
【0007】
また、保持体8の端部には開口穴8cが形成されており、この開口穴8cは車体パネル側に形成されたステー11に挿入されるようになっている。そして、係合凸部8bを保持体9の端部に形成された係合部材10に係合したときに開口穴8cが係合部材10の内周部に連通するため、ステー11が開口穴8cを通して係合部材10の内周部に挿入され、この係合部材10の内周部に形成された突起にステー11に形成された溝11aを係合することにより、保持クリップ6がステー11に固定され、コルゲート管5が保持クリップ6を介して車体パネルに固定される。
【0008】
一方、取付け治具2、3によって保持クリップ6をコルゲート管5に取付けるには、開口穴8cを保持部2b、3bに挿入して保持クリップ6を保持部2b、3bに固定した後、保持部2b、3bにコルゲート管5を載置し、次いで、環状凹部5aにレール突起8a、9aを係合させるようにして保持体8、9でコルゲート管5を挟持した後、係合凸部8bを保持体9の端部に形成された係合部材10に係合させることにより、保持クリップ6をコルゲート管5に装着する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の取付け治具2、3にあっては、ワイヤハーネス組立基板1上に独立して立設されていたため、取付け治具2、3をワイヤハーネス組立基板1にそれぞれ取付ける際の取付け誤差を考慮して、取付け治具2、3の間の取付け誤差を治具2、3間の実取付け距離L±5mm程度に設定しなければならなかった。
【0010】
このため、保持クリップ6の取付け位置が実際の取付け位置から若干ずれてしまい、保持クリップ6をコルゲート管5に正確に取付けることができないという問題があった。
【0011】
また、コルゲート管5を保持部2b、3bに載置して保持クリップ6をコルゲート管5に取付けるようになっていたため、コルゲート管5と保持クリップ6の相対的な取付け位置もずれてしまう。このため、コルゲート管5の任意の位置に保持クリップ6を取付けるには、保持クリップ6の取付け位置(すなわち、保持部2b、3bの位置)に対してメジャー等でコルゲート管5の取付け位置を位置決めしなければならず、保持クリップ6の取付け作業に時間を要してしまい、保持クリップ6の取付け作業の作業性が悪化してしまうという問題があった。
【0012】
そこで本発明は、保持クリップの間の寸法精度を向上させることができるとともに、コルゲート管の所望する位置に正確に保持クリップを取付けることができるコルゲート管保持クリップの取付け治具を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するために、外周部に環状凹部および環状凸部が交互に連続して形成されたコルゲート管を保持するとともに前記環状凹部に係合する突起を有する保持クリップを前記コルゲート管の外周部に装着するための取付け治具であって、長尺の台座と、該台座の長手方向に亘って形成され、前記コルゲート管の環状凹部および環状凸部に係合可能な凹凸部と、前記台座の底部に設けられ、ワイヤハーネス組立基板に取付け可能な棒状部材と、前記台座の長手方向の任意の部位に少なくとも2つ以上固定され、前記保持クリップが下方に開口した状態で前記コルゲート管の上方から該コルゲート管に装着されて前記コルゲート管の環状凹部と前記保持クリップの突起が係合するように前記保持クリップの係合部と係合可能な垂直部と該垂直部を前記台座から水平方向にオフセットする水平部とを有するL字形状の係合部材とを備えたことを特徴としている。
【0014】
その場合、少なくとも2以上の係合部材が台座に固定されているため、取付け治具をワイヤハーネス組立基板に取付ける際の取付け誤差に係わらず係合部材の位置を一定にすることができる。このため、保持クリップ間の取付け寸法を一定にして保持クリップをコルゲート管に取付けることができ、保持クリップの間の寸法精度を向上させることができる。
【0015】
また、台座にコルゲート管の環状凹部および環状凸部に係合可能な凹凸部が形成されているため、台座の任意の位置にある凹凸部にコルゲート管の基準位置に設定された環状凹部または環状凸部を係合させるようにしてコルゲート管を台座に取付けることにより、コルゲート管の所望する位置に正確に保持クリップを取付けることができるとともに、保持クリップの取付け時にコルゲート管が台座から位置ずれしてしまうのを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1、2は本発明に係るコルゲート管の保持部材の一実施形態を示す図である。
【0018】
まず、構成を説明する。図1、2において、21はワイヤハーネス22の外周部に取付けられたコルゲート管であり、このコルゲート管21は長手方向に環状凹部21aおよび環状凸部21bが交互に形成されている。
【0019】
また、符号23は保持クリップであり、保持クリップ23はヒンジ24を介して連結される半円弧状の保持体25、26を備えており、この保持体25、26の内周面にコルゲート管21の環状凹部21aに係合するレール突起25a、26aが形成されている。
【0020】
また、保持体25の端部には一対の係合凸部25bが形成されており、コルゲート管21を保持体25、26によって挟持したとき、係合凸部25bを保持体26の端部に形成された係合部材27の内周面に係合することにより保持体25、26によってコルゲート管21を保持するようになっている。
【0021】
また、保持体25の端部には開口穴25cが形成されており、この開口穴25cは車体パネル側に形成されたステー28に挿入されるようになっている。そして、係合凸部25bを係合部材10の内周面に係合したときに開口穴25cが係合部材27の内周部に連通するため、ステー28は開口穴25cを通して係合部材27の内周部に挿入され、この係合部材27の内周部に形成された突起にステー28に形成された溝28aが係合することにより、保持クリップ23がステー28に固定され、コルゲート管21が保持クリップ23を介して車体パネルに固定される。
【0022】
一方、符号31は取付け治具であり、この取付け治具31は、長尺の台座32と、台座32の長手方向に亘って形成され、コルゲート管21の環状凹部21aおよび環状凸部21bに係合可能な凹凸部32aと、台座32の底部に設けられ、ワイヤハーネス組立基板33に取付け可能な棒状部材34と、台座32の長手方向の任意の部位に固定された係合部材35、36とから構成されている。
【0023】
係合部材35、36はL字形状をしており、コルゲート管21が載置される水平部35a、36aおよび保持クリップ23の開口穴25cが挿通される垂直部35b、36bから構成されている。
【0024】
このような構成を有する取付け治具31によって保持クリップ23をコルゲート管21に取付けるには、開口穴25cを垂直部35b、36bに挿入して保持クリップ23を係合部材35、36に固定した後、コルゲート管21を台座31に載置する。
【0025】
このとき、コルゲート管21が保持クリップ23の所望する取付け位置になるように台座32の任意の位置にある凹凸部32aにコルゲート管21の基準位置に設定された環状凹部21aまたは環状凸部21bを係合させるようにしてコルゲート管21を台座32に取付ける。
【0026】
次いで、環状凹部21aにレール突起25a、26aを係合させるようにして保持体25、26でコルゲート管21を挟持した後、係合凸部25bを保持体26の端部に形成された係合部材27の内周面に係合させることにより、保持クリップ23をコルゲート管21に装着する。
【0027】
このように本実施形態では、係合部材35、36を台座32に固定したため、取付け治具31をワイヤハーネス組立基板33に取付ける際の取付け誤差に係わらず係合部材35、36の位置を一定にすることができる。このため、保持クリップ23間の取付け寸法を一定にして保持クリップ23をコルゲート管21に取付けることができ、保持クリップ23の間の寸法精度を向上させることができる。
【0028】
また、台座32にコルゲート管21の環状凹部21aおよび環状凸部21bに係合可能な凹凸部32aを形成したため、台座32の任意の位置にある凹凸部32aにコルゲート管21の基準位置に設定された環状凹部21aまたは環状凸部21bを係合させるようにしてコルゲート管21を台座32に取付けることにより、コルゲート管21の所望する位置に正確に保持クリップ23を取付けることができるとともに、保持クリップ23の取付け時にコルゲート管21が台座32から位置ずれしてしまうのを防止することができる。
【0029】
なお、本実施形態では、保持部材を2つ設けているが、このコルゲート管21に対する保持クリップ23の取付け位置が3つ以上ある場合は、保持部材を3つ以上設けても良い。
【0030】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、少なくとも2以上の係合部材が台座に固定されているため、取付け治具をワイヤハーネス組立基板に取付ける際の取付け誤差に係わらず係合部材の位置を一定にすることができる。このため、保持クリップ間の取付け寸法を一定にして保持クリップをコルゲート管に取付けることができ、保持クリップの間の寸法精度を向上させることができる。
【0031】
また、台座にコルゲート管の環状凹部および環状凸部に係合可能な凹凸部が形成されているため、台座の任意の位置にある凹凸部にコルゲート管の基準位置に設定された環状凹部または環状凸部を係合させるようにしてコルゲート管を台座に取付けることにより、コルゲート管の所望する位置に正確に保持クリップを取付けることができるとともに、保持クリップの取付け時にコルゲート管が台座から位置ずれしてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコルゲート管保持クリップの取付け治具の一実施形態を示す図であり、(a)はその取付け治具の外観図、(b)は保持クリップの外観図である。
【図2】(a)は一実施形態のワイヤハーネスに装着されたコルゲート管を取付け治具に取付けた状態を示すワイヤハーネス、コルゲート管および取付け治具の外観図、(b)はその正面図である。
【図3】従来のコルゲート管保持クリップの取付け治具を示す図であり、(a)はその取付け治具の外観図、(b)は保持クリップの外観図である。
【図4】従来の取付け治具にワイヤハーネスに装着されたコルゲート管を取付けた状態を示すワイヤハーネス、コルゲート管および取付け治具の外観図である。
【符号の説明】
21 コルゲート管
21a 環状凹部
21b 環状凸部
23 保持クリップ
31 取付け治具
32 台座
32a 凹凸部
34 棒状部材
35、36 係合部材
Claims (1)
- 外周部に環状凹部および環状凸部が交互に連続して形成されたコルゲート管を保持するとともに前記環状凹部に係合する突起を有する保持クリップを前記コルゲート管の外周部に装着するための取付け治具であって、
長尺の台座と、該台座の長手方向に亘って形成され、前記コルゲート管の環状凹部および環状凸部に係合可能な凹凸部と、前記台座の底部に設けられ、ワイヤハーネス組立基板に取付け可能な棒状部材と、前記台座の長手方向の任意の部位に少なくとも2つ以上固定され、前記保持クリップが下方に開口した状態で前記コルゲート管の上方から該コルゲート管に装着されて前記コルゲート管の環状凹部と前記保持クリップの突起が係合するように前記保持クリップの係合部と係合可能な垂直部と該垂直部を前記台座から水平方向にオフセットする水平部とを有するL字形状の係合部材とを備えたことを特徴とするコルゲート管保持クリップの取付け治具。
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