JPH07104394A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH07104394A
JPH07104394A JP24898393A JP24898393A JPH07104394A JP H07104394 A JPH07104394 A JP H07104394A JP 24898393 A JP24898393 A JP 24898393A JP 24898393 A JP24898393 A JP 24898393A JP H07104394 A JPH07104394 A JP H07104394A
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JP
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optical
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unit
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optical means
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JP24898393A
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English (en)
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Tsutomu Yoshino
努 吉野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はギア間に生じるバックラッシュの影
響を無くすとともに、正確に原点から距離に相当する分
だけ光学系ユニットを移動することのできる光学装置を
提供することを目的とする。 【構成】 移動自在な光学手段を駆動する回転方向切換
自在なモータと、前記光学手段を移動させながら前記光
学手段の原点を設定する原点設定手段と、原点設定時に
おける前記光学手段の移動方向を検知する方向検知手段
と、原点を参照して光学手段を移動すべき方向および移
動量を決定する決定手段と、決定手段によって決定され
た方向が前記方向検知手段によって検知された方向と異
なるとき前記決定手段により決定された量に所定の量を
加えた分回転した後、前記所定の量だけ逆転するように
前記モータを制御する制御手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子写真式の複
写機等の光学走査手段に適用される光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の光学装置においては、外
部からの光束を集光する集光レンズユニット及び、この
集光レンズユニットにより集光した光束を所定の方向に
反射するミラーユニット等からなる光学系ユニットを、
駆動源からの駆動力を歯車伝達機構によって伝達するこ
とにより往復駆動するものが一般的である。また、光学
系の正確な移動量制御を行うため、駆動源として回転量
制御の容易なパルスモータが用いられている。ところ
で、このような歯車伝達機構を利用して駆動を伝達して
光学系ユニットを駆動する場合、ギア間に生じるバック
ラッシュが光学系ユニットの移動制御に微妙な影響を及
ぼすことがある。すなわち、駆動源であるパルスモータ
の回転量が同じであっても、その回転方向によってはギ
ア間のバックラッシュの影響により、従動ギアの回転量
が異なるので、光学系ユニットの停止位置がモータの回
転方向の相違によってずれを生じるのである。
【0003】このような問題点を解決するために、特開
平3−38631号に見られるように、光学系のレンズ
の焦点合わせ基準を設定するときに、必ず同一方向から
光学系を停止させることによってバックラッシュの影響
を無くそうとした技術や、特開平4−34426号に見
られるように、光学系を目標位置に移動させるときに常
に一定の方向から停止させることによってバックラッシ
ュの影響を無くそうとした技術が提案されている。
【0004】ここで、光学系ユニットの正確な移動量制
御のためには、まず光学系ユニットの原点を設定して、
この原点からの距離に応じて光学系ユニットを移動させ
ることが必須である。この光学系ユニットの原点は、例
えばイニシャライズ時に光学系ユニットを移動させて、
光学系ユニットがセンサ等により検知された時点を原点
とする方法により設定されている。
【0005】しかしながら上述したような従来の装置に
おいては、原点設定時における光学系ユニットの移動方
向と、停止時における光学系ユニットの移動方向との関
係について何等考慮されていなかったので、原点設定時
の光学系ユニットの移動方向と、停止時の光学系ユニッ
トの移動方向とが異なることがある。この場合、原点と
光学系ユニットの停止位置間の距離が、ギアのバックラ
ッシュの影響を受けてしまうという問題点が依然として
存在する。そして、移動距離の算出は原点を基準として
行われるため、正確な移動距離制御ができなくなってし
まう虞があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光学装置においては、光学系ユニットの原点が設定さ
れる時点における移動方向と、あらかじめ設定されてい
る光学系ユニットの停止前移動方向とが一致しない場合
があり、光学系ユニットの移動距離の正確な制御ができ
ないという問題点があった。
【0007】そこで、本発明は光学系ユニットの原点を
設定するときの移動方向と同じ方向で光学系ユニットを
停止するように制御することによって、ギア間に生じる
バックラッシュの影響を無くし、正確に原点から距離に
相当する分だけ光学系ユニットを移動することのできる
光学装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本願発明の光学装置は、光を伝達するための光路を構
成するとともに前記光の進行方向に平行する方向に移動
自在な光学手段と、この光学手段を駆動する回転方向切
換自在なモータと、前記光学手段の原点を設定する原点
設定手段と、この原点設定手段による原点設定時におけ
る前記光学手段の移動方向を検知する方向検知手段と、
前記原点設定手段によって設定された原点を参照して、
現在の前記光学手段の位置を認識する認識手段と、前記
光学手段を移動すべき位置を設定する設定手段と、この
設定手段によって設定された位置と、前記認識手段によ
って認識された前記光学手段の位置とから、前記光学手
段の移動すべき方向を決定する方向決定手段と、前記認
識手段によって認識された前記光学手段の位置と、前記
設定手段により設定された前記光学手段の位置とから、
前記光学手段を移動すべき移動量を算出しこれに相当す
る前記モータの回転量を算出する回転量決定手段と、前
記方向決定手段によって決定された方向が前記方向検知
手段によって検知された方向と一致するとき前記回転量
決定手段により決定された回転量だけ回転するように前
記モータを制御し、前記方向決定手段によって決定され
た方向が前記方向検知手段によって検知された方向と異
なるとき前記回転量決定手段により決定された回転量に
所定の回転量を加えた回転量だけ回転した後、回転方向
を逆転して前記所定の回転量だけ回転するように前記モ
ータを制御する制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】光学手段は光路に沿って平行に移動自在であ
り、この光学手段はモータからの回転力を伝達されるこ
とにより駆動される。そして、光学手段の移動路中に光
学手段の到達を検知するための、例えば光学式センサか
らなる検知手段が設けられている。電源投入の際のイニ
シャライズ時において、光学手段が移動され、この光学
手段が前記検知手段によってはじめて検知されたとき、
その時点での光学手段の位置が光学手段の原点として設
定される。ここで、検知手段の出力を参照することによ
って原点設定時の光学手段の移動方向が方向検知手段に
よって検知される。
【0010】原点設定後は、光学手段の位置は前記原点
からの距離を参照することによって認識手段により認識
される。光学手段を移動する際には、まずオペレータ等
によって設定された情報を参照して次に移動すべき光学
系の位置が設定され、現在停止している位置と移動先の
位置との関係から、移動すべき方向と移動量とが方向決
定手段、回転量決定手段によりそれぞれ決定される。そ
して、光学手段の移動が開始されるが、ここでの光学手
段の移動方向が原点設定時の移動方向と同一である場合
には、前記モータは回転量決定手段によって決定された
回転量だけ回転して停止する。光学手段の移動方向が原
点設定時の移動方向と逆方向である場合には、前記モー
タは回転量決定手段によって決定された回転量に所定の
回転量を加えた量回転したのち逆転して前記所定の回転
量回転して停止する。
【0011】これによって、光学手段は常に原点設定時
の移動方向と同じ方向から停止することになる。すなわ
ち、光学手段の移動量がギア等のバックラッシュによる
影響を受けないので、常に正確な距離だけ光学手段を移
動することができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の光学装置を複写機に適用した
例について詳細に説明する。図1に本実施例の複写機1
00の外観を、図2に内部構成を示す概略図を示す。複
写機100は、装置内のほぼ中央部に回転自在に軸支さ
れた像担持体としての感光体ドラム103を有し、この
感光体ドラム103の周囲には、現像装置104、転写
装置105、剥離装置106、清掃装置107、除電装
置108及び帯電装置109が順に配置されている。そ
して、前記感光体ドラム103は図1中に矢印a方向に
回転して、帯電装置109によって一様に帯電されるよ
うになっている。
【0013】前記装置本体100の上面部には、透明ガ
ラスからなる原稿載置台110が設けられ、この原稿載
置台110上に載置された原稿Dの画像は、露光ランプ
112により露光され、第1及び第2の反射ミラー11
3、114により反射されて集光レンズユニット5、ミ
ラーユニット等を有してなる光学手段1へと導かれる。
この光学手段1については後ほど詳述する。光学手段1
を通過して、変倍された前記原稿Dの光像は、第3の反
射ミラー119によりさらに反射されて、前記感光体ド
ラム103上に結像され、静電潜像が形成されるように
なっている。
【0014】この感光体ドラム103上に形成された静
電潜像は、前記現像装置104により現像され、給紙カ
セット130からレジストローラ120を介して送られ
るコピー用紙P上に転写装置105の作用により転写さ
れる。
【0015】この転写装置105により画像を転写され
たコピー用紙Pは、ACコロナ放電による剥離装置10
6により剥離されて、搬送ベルト121を介して定着装
置122に搬送される。そして、定着装置122の作用
により現像画像が定着されたコピー用紙Pは、排紙ロー
ラ123の作用により排紙トレイ124上に排出され
る。
【0016】一方複写機本体100の上面には図3に示
すような操作パネル150が設けられている。この操作
パネル150上には、コピーボタン151、複写倍率の
設定を行う倍率アップキー152、倍率ダウンキー15
3、あらかじめ設定されている固定倍率の中から所望の
倍率を設定する固定倍率設定キー154、設定された複
写倍率を表示する表示手段155が設けられている。オ
ペレータが操作パネル150上の倍率設定キー(手段)
152、153、154を操作することによって設定さ
れた倍率に従って、光学手段1を制御することによって
前記集光レンズユニット5、ミラーユニット6等を移動
させ、原稿の画像を所望の倍率に変倍して形成すること
ができるものである。この制御については、後に詳述す
る。
【0017】続いて、本発明の要点である光学手段1の
詳細な構成について図4に従って説明する。図4に示す
光学装置1は、一方の端面に四角形状の開講部3を設け
た箱形状のケース2をベース4上に配置するとともに、
ケース2内に外部からの原稿の光学的読み取り情報を含
む光束を集光する光学手段を構成する集光レンズユニッ
ト5と、この集光レンズユニット5により集光した光
を、ベース4の外部に設けられている例えば感光体等の
目的箇所に向けて反射する光学手段を構成するミラーユ
ニット6とを収納している。
【0018】前記集光レンズユニット5、ミラーユニッ
ト6は、各々ベース4上に配置されたレンズ駆動部10
およびミラー駆動部11からなる駆動機構40により、
図4中に示す矢印a、b方向に駆動されるようになって
いる。
【0019】前記レンズ駆動部10は、ベース4の端部
に設けられた立ち上げ片4aに取り付けられたパルスモ
ータからなるレンズ駆動モータ12と、前記集光レンズ
ユニット5の移動方向に沿って回転可能に配置され外周
に螺旋上の切り込みを有する第1のシャフト13と、こ
の第1のシャフト13の切り込みに噛合するように取り
付けられ、前記レンズユニット5の支持体5aを支承す
る第1の保持部材14と、前記レンズ駆動モータ12の
原動軸に取り付けられた第1の原動歯車15と、前記第
1のシャフト13の端部に固着されるとともに前記第1
の原動歯車15に噛合した第1の従動歯車16とからな
る。レンズ駆動モータ12が回転することによって発生
した駆動力は、前記第1の原動歯車15および第1の従
動歯車16を介して前記第1のシャフト13を回転させ
る。前記第1の保持部材14の内面には図示しない突起
部が設けられており、第1のシャフト13が回転される
ことにより第1の保持部材14の突起部が第1のシャフ
ト13の切り込み部に沿って移動することによって、前
記第1の保持部材14が前記第1のシャフト13に対し
て移動し、これにより集光レンズユニット5が移動され
るものである。
【0020】前記ミラー駆動部11は、ベース4の端部
に設けられた立ち上げ片4aに取り付けられたパルスモ
ータからなるレンズ駆動モータ22と、前記ミラーユニ
ット6の移動方向に沿って回転可能に配置され外周に螺
旋上の切り込みを有する第2のシャフト23と、この第
2のシャフト23の切り込みに噛合するように取り付け
られ、前記ミラーユニット6の支持体6aを支承する第
2の保持部材24と、前記レンズ駆動モータ12の原動
軸に取り付けられた第2の原動歯車25と、前記第2の
シャフト23の端部に固着されるとともに前記第2の原
動歯車25に噛合した第2の従動歯車26とからなる。
このミラー駆動部11によるミラーユニット6の移動原
理については、前述した集光レンズユニット5の場合と
同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0021】また、集光レンズユニット5の移動路中の
前記ベース4上には、前記集光レンズユニット5の一部
によって遮られることによって、集光レンズユニット5
の存在を検知する、例えばフォトインタラプタ型の第1
のセンサ42が配置されている。この第1のセンサ42
は、集光レンズユニット5を図4中に図示したa方向の
限界まで移動させた時においても、集光レンズユニット
5の一部により遮られるような位置に設置されている。
すなわち、集光レンズユニット5を図4中b方向に移動
させて、集光レンズユニット5のa方向の端部が第1の
センサ42を通過した時点ではじめて第1のセンサ42
はオフとなり、集光レンズユニット5の存在が検知され
なくなるものである。
【0022】また、ミラーユニット6の移動路中の前記
ベース4上には、前述した集光レンズユニット5の場合
と同様に、前記ミラーユニット6の一部によって遮られ
ることによって、ミラーユニット6の存在を検知する、
例えばフォトインタラプタ型の第2のセンサ43が配置
されている。この第2のセンサ43は、ミラーユニット
6を図4中に図示したa方向の限界まで移動させた時に
おいても、ミラーユニット6の一部により遮られるよう
な位置に設置されている。すなわち、ミラーユニット6
を図4中b方向に移動させて、ミラーユニット6のa方
向の端部が第2のセンサ43を通過した時点ではじめて
第2のセンサ43はオフとなり、ミラーユニット6の存
在が検知されなくなるものである。
【0023】次に図5に本発明の複写装置における光学
装置の制御系を表すブロック図を示す。本実施例の光学
装置1は、装置全体の制御を司るCPU37を具備し、
前記CPU37には各種の制御プログラムが記憶された
プログラムメモリ36、前述した第1、第2のセンサ4
2、43、操作パネル150、レンズモータ12駆動用
のパルスデータを記憶する第1のメモリ46、ミラーモ
ータ22駆動用のパルスデータを記憶する第2のメモリ
47、及び前記レンズモータ12、ミラーモータ22を
パルスデータに従ってそれぞれ駆動するための第1のモ
ータドライバ48、第2のモータドライバ49が各々接
続されている。ここで、第1のメモリ46、第2のメモ
リ47には、電源投入の際のイニシャライズ時における
レンズモータ12、ミラーモータ22駆動のためのパル
スデータ、及び前記操作パネル150上の倍率設定手段
152、153、154によって設定された倍率に対応
した位置に前記レンズブロック5、ミラーブロック6を
それぞれの原点から移動するのに必要なパルスデータの
他、レンズモータ12、ミラーモータ22をさまざまな
状況に応じて駆動するためのさまざまなパルスデータが
あらかじめ記憶されている。すなわち、前記倍率設定手
段152、153、154を通して複写倍率が設定され
ると、CPU37は設定された倍率に対応して記憶され
ているパルスデータを第1及び第2のメモリ46、47
から読みだし、読み出したパルスデータを第1及び第2
のモータドライバ48、49に与えることによって、レ
ンズモータ12及びミラーモータ22を駆動し、設定さ
れた倍率に合った位置へレンズブロック5、及びミラー
ブロック6を移動させるものである。ここで、本装置に
おいてはレンズモータ12、ミラーモータ22のパルス
モータは公知の励磁方式である1−2相励磁方式にて、
第1及び第2のモータドライバ48、49により駆動さ
れるものであるつぎに、光学系ユニットの移動制御につ
いてレンズユニット5の例を参照して説明する。このレ
ンズユニット5はパルスモータからなるレンズ駆動モー
タ12により移動される。前記倍率設定手段152、1
53、154からオペレータにより倍率が設定される
と、CPU37は設定された倍率に相当するパルスデー
タを前記第1のメモリ46から読み出し、読み出された
データを参照してレンズユニット5の移動量および移動
方向を算出する。ここで、第1のメモリ46には、原点
から設定された倍率に相当する位置に前記レンズユニッ
ト5を移動させるのために前記レンズ駆動モータ12に
与えるべきパルス数が記憶されている。すなわち、レン
ズユニット5の位置制御はすべて「原点」からの距離
(パルス数)を参照して行われる。前述したようにレン
ズ駆動モータ12はパルスモータであって、パルスモー
タは与えられたパルス数だけ回転するという特性を持っ
ているので、レンズユニット5の移動距離というのは、
レンズ駆動モータ12に与えられたパルス数と等価であ
る。ここで、このレンズユニット5の「原点」の設定の
仕方については後に詳述する。
【0024】このように、CPU37はレンズユニット
5の位置を原点からの距離(パルス数)にて認識してい
る。たとえば、レンズユニットが現在、前記原点から2
0パルス分離れた点をホームポジションとして待機して
いるものとしたとき、倍率設定手段152、153、1
54から倍率70%が設定されたのに続いて60%が設
定されたとする。そして、第1のメモリ46に記憶され
ている倍率70%に対応する原点からのパルス数が12
0パルス、倍率60%に対応する原点からのパルス数が
140パルスであったとする。このときCPU37は、
まず第1のメモリから「120パルス」を読み出し、現
在位置のパルス数と比較する。現在レンズユニット5は
原点から20パルス数分離れたホームポジションに待機
しているので、両者を比較するとその差は「100パル
ス」である。そこで、CPU37は100パルス分レン
ズ駆動モータ12を駆動させるように前記第1のドライ
バ48にデータを与える。そして、レンズ駆動モータ1
2は第1のドライバ48により100パルス分駆動され
て、原点から120パルス分離れた倍率70%に相当す
る位置まで移動されるものである。続いて、倍率60%
が設定されると、前記第1のメモリ46から倍率60%
に対応したパルス数である「140パルス」を読み出
し、現在の位置である「120パルス」と比較する。こ
のときは、両者の差である「20パルス」分のデータを
前記第1のドライバ48に与え、20パルス分レンズ駆
動モータ12を回転させる。これによってレンズユニッ
ト5は原点から140パルス離れた点に移動されるもの
である。
【0025】さて、前述したように本実施例の装置にお
いて、レンズユニット5、ミラーユニット6等の移動制
御のためには、各々のユニットが原点からどの距離に位
置しているかを常に把握しておかねばならず、また距離
は原点の位置を基準にして算出されるので、原点を如何
に設定するかは光学系の正確な制御のための極めて重要
なファクターとなる。従来の装置においては、例えば本
実施例における第1及び第2のセンサ42、43の位置
そのものを原点として利用していたものがある。しかし
ながら、本発明の第1、第2のセンサ42、43のよう
な光学式センサにおいては、センサ自体にヒステリシス
があり、センサの大きさの範囲内において被検知物が検
知される位置にずれを生じる場合がある。そのため、セ
ンサの位置そのものを原点として、この原点からの距離
に応じた移動量等があらかじめ記憶されているものにお
いては、正確な距離の制御が行えないことがあった。そ
のため、本実施例においては原点の設定を装置の電源投
入ごとに行い、しかも被検知物であるレンズユニット
5、ミラーユニット6がセンサにより検知された位置そ
のものを原点として利用することによって、センサ自体
のヒステリシスが距離の制御に影響しないようにしたも
のである。このような本願発明におけるレンズユニット
5の原点設定方法について図6のフローチャートを参照
して説明する。ミラーユニット6の原点設定方法につい
ては、レンズユニット5の場合と同様であるので、説明
を省略する。
【0026】まず、本体に電源が投入されると(ステッ
プ1)、第1のセンサ42がオン状態にあるかどうかが
チェックされる(ステップ2)。ここで第1のセンサ4
2がオフ状態にある時には、前記第1のモータドライバ
48の作用により前記レンズモータ12の励磁相が次々
と切り換えられることにより、前記レンズユニット5を
図1中の矢印aにしめす方向に移動開始され(ステップ
3)、第1のセンサ42がオン状態になるまで(ステッ
プ5)、レンズ駆動モータ12の励磁相が次々と切り換
えられる(ステップ4)。第1のセンサ42がオンにな
った後も所定回励磁相更新した後(ステップ6)、レン
ズモータ12への励磁相更新が停止されレンズユニット
5の移動が停止する(ステップ7)。
【0027】ステップ1において第1のセンサ42がす
でにオン状態であったとき、もしくはステップ3からス
テップ7までの処理によって第1のセンサ42がオン状
態にされたのち、CPU37の制御によりレンズユニッ
ト5が図1中の矢印bに示す方向に移動開始され(ステ
ップ8)、第1のモータドライバ48によりレンズ駆動
モータ12の励磁相が次々と切り換えられる(ステップ
9)。そして、第1のセンサ42の状態がチェックされ
る(ステップ10)。
【0028】そして、ステップ10にて第1のセンサ4
2がオフされたことが検知されると、第1のセンサ42
がオフになった位置をレンズユニット5の原点とするも
のである。しかしながら、このとき以下のような不具合
が発生する虞がある。前記第1のセンサ42からの出力
のチェックは、図7に示すようにCPU37から発振さ
れる基準クロックに基づいて行われる。また、前述した
ように本実施例のレンズ駆動モータ12は1−2相励磁
方式にて駆動されるパルスモータであり、このレンズ駆
動モータ12の相切り換えは、基準クロックに基づいて
行われるものである。レンズ駆動モータ12は1−2相
励磁方式にて駆動されるため、1相のみが励磁されてい
る状態と2相が同時に励磁されている状態とが順番に繰
り返される。ここで、パルスモータの特性として停止時
には1相のみの励磁でなければ、停止状態が安定しない
という特性がある。そのため、本実施例のレンズ駆動モ
ータ12においても、停止時は必ず1相励磁である。と
ころで、前記第1のメモリ46にはレンズユニット5を
所定の距離移動させるためのパルスデータが記憶されて
いるものであるが、このパルスデータについても上記し
たパルスモータの特性に鑑みて、1相励磁から1相励磁
まで駆動することを前提に、偶数のパルス数からなるパ
ルスデータが記憶されているものである。従って、例え
ばレンズ駆動モータ12が2相励磁状態の時に第1のセ
ンサ42からの出力がオフに変化した時点をレンズユニ
ット5の原点としてしまった場合、原点が2相励磁状態
であるために第1のメモリ46からデータを読み出し
て、そのデータに従ってレンズ駆動モータ12を駆動し
た場合、駆動終了時の最終励磁相が2相励磁状態となり
安定せず、レンズ駆動モータ12は慣性の影響を受けて
次の1相まで回転したところで停止するようになる。こ
の場合、前記第1のメモリ46から読み出したデータ
と、実際にレンズユニット5が移動したパルス数との間
に1パルスのずれを生じることになる。すなわち、制御
手段の要求する移動量と、実際の移動量との間にずれが
生じてしまい、レンズユニット5の正確な移動制御がで
きなくなってしまう。
【0029】このような問題点を除去するために、本実
施例においては原点の設定は、必ずレンズ駆動モータ1
2が1相励磁状態にあるときに行うように制御される。
すなわち、ステップ10にて第1のセンサ42がオフ状
態になったことが検知されると、レンズ駆動モータ12
の相励磁状態が1相励磁状態か否かをチェックする(ス
テップ11)。ここで、このときのレンズ駆動モータの
励磁状態が1相励磁ではない、すなわち2相励磁状態で
あったとき、CPU37から第1のモータドライバ48
に対して、もう1パルス分レンズ駆動モータ12を駆動
するように指令が出され、レンズ駆動モータ12は1パ
ルス分駆動される(ステップ12)。そして、1相励磁
状態に変わった時点で、そのときレンズユニット5が位
置している点がレンズユニット5の原点として設定され
る(ステップ13)。そして、この時点で前記第1のメ
モリ46中から「原点からホームポジションまで移動さ
せるためのパルスデータ」を読み出し(ステップ1
4)、この読み出したパルスデータに従ってレンズ駆動
モータ12の励磁相を更新する(ステップ15)。読み
出されたパルス数分のレンズ駆動モータ12の回転が終
了すると(ステップ16)、レンズユニット5の移動は
停止され(ステップ17)、レンズユニット5はホーム
ポジションに位置決めされるものである。
【0030】以上の制御により、電源投入直後のイニシ
ャライズ時においてレンズユニット5の原点が設定され
る。そして、以降の動作においては前記設定された原点
を基準とした制御が行われるものである。そして、本実
施例においてはレンズユニット5は上記のようにして設
定された点を原点とし、図1中に示す矢印b方向(画像
の縮小方向)を正方向とし、矢印a方向(画像の拡大方
向)を負方向とする座標軸上で位置制御されるものであ
る。
【0031】続いて、オペレータにより設定された倍率
に応じてレンズユニット5を移動させる時の制御につい
て図8のフローチャートに基づいて詳細に説明する。こ
こにおいても、レンズユニット5を例として挙げて説明
するが、ミラーユニット6の制御についても全く同様で
あるので、これについては説明を省略する。
【0032】まずオペレータによって倍率設定手段15
2、153、154から倍率が入力されると(ステップ
20)、設定された倍率に相当するパルスデータを第1
のメモリ46から読み出す(ステップ21)。ここで、
すでに説明したように前記第1のメモリ46中には、倍
率に応じてレンズユニット5を移動するためのデータが
原点から所定の距離を移動するためのパルス数にて記憶
されている。例えば、倍率60%の時のレンズユニット
の位置が、原点から140パルス分移動された位置であ
るとき、第1のメモリ46には「60%」に対応して
「140パルス」というパルス数が記憶されている。ま
た、倍率70%の時のレンズユニットの位置が原点から
120パルス分移動された位置であるとき、第1のメモ
リ46には「70%」に対応して「120パルス」とい
うパルス数が記憶されているものである。すなわち、ス
テップ21においては倍率設定手段152、153、1
54にて設定された倍率に応じたパルス数が、第1のメ
モリ46から読み出されるものである。続いてCPU3
7は、前記第1のメモリ46に記憶されている、現在の
レンズユニット5の位置に関するデータを読み出す(ス
テップ22)。この、レンズユニット5の位置を表すデ
ータについてもパルス数にて記憶されている。例えば、
前回の倍率設定において60%が設定されていたときに
はレンズユニット5は原点から140パルス分移動され
た位置に停止しているものであるから、現在位置を認識
する値として「原点から120パルス分離れた位置に位
置している」ことが認識され得るものである。
【0033】そして、前記ステップ21にて第1メモリ
46から読み出された設定倍率に応じたパルス数と、ス
テップ22にて第1メモリから読み出された現在の位置
に応じたパルス数とを比較することによって、レンズユ
ニット5を移動すべき距離(パルス数)及び方向を算出
する(ステップ23)。ここで、本実施例の光学装置に
おいては前述したような方法にて設定された原点を基準
としてレンズユニット5の移動制御が行われる。この光
学装置においては、前述したように図1中の矢印b方向
への光学系ユニット(レンズユニット5、ミラーユニッ
ト6等)の移動が画像を縮小する方向の移動であってこ
の方向が正方向であり、図1中の矢印a方向への光学系
ユニットの移動が画像を拡大する方向の移動であってこ
の方向が負方向である。すなわち、ステップ23にて設
定倍率に応じたパルス数と現在位置のパルス数を比較し
たとき、設定倍率に応じたパルス数が現在位置のパルス
数よりも大きければ正の方向の移動と判断し、設定倍率
に応じたパルス数が現在位置のパルス数より小さければ
負の方向と判断されるものである。そして、ここにおい
て判断された方向に向かって両パルス数の差に相当する
パルス数駆動することによって、所定の位置までレンズ
ユニット5が移動されるものである。ステップ23にて
レンズユニット5の移動方向と移動量が決定されると、
ステップ23で決定されたパルス数に達するまでレンズ
駆動モータ12の励磁相が更新される(ステップ2
5)。ステップ23にて決定されたパルス数分のレンズ
駆動モータ12の駆動が終了されると、前記ステップ2
3にて決定された移動方向が、前記図1記載のb方向と
一致するかどうかが判断される(ステップ26)。ここ
で、ステップ26にて移動方向がb方向と一致すること
を判断するのは、レンズユニット5が停止するときの移
動方向を、前記原点設定時のレンズユニット5の移動方
向と一致させることが目的である。ステップ26にて、
レンズユニット5の移動方向が、原点設定時の移動方向
と一致すると判断されれば、その時点でレンズユニット
5が停止される(ステップ33)。
【0034】ステップ26にて、ステップ23にて決定
された方向と原点設定時の方向とが不一致であると判断
されたときには、第1メモリ46から「停止方向変更の
ためのパルスデータ」を読み出し(ステップ27)、レ
ンズ駆動モータ12の励磁相更新を(ステップ28)読
み出したパルス数分だけ行い(ステップ29)、レンズ
ユニット5を一旦停止させる(ステップ30)。そし
て、レンズ駆動モータ12の回転方向を逆転させて(ス
テップ31)、レンズ駆動モータ12の励磁相更新を再
び開始して(ステップ32)、前記ステップ27にて読
み出されたパルス数分励磁相更新を行う(ステップ3
3)。そして、ステップ27で読み出されたパルス数分
の励磁相更新が終了すると、その時点でレンズユニット
5が停止される(ステップ34)。以上の制御により、
レンズユニット5の停止方向は、常に原点設定時の移動
方向と同一の方向となる。
【0035】ここで、前記第1のメモリ46に記憶され
ている「停止方向変更のためのパルスデータ」がいかな
るものか説明する。本実施例において、レンズユニット
5の停止位置、移動距離の制御は原点を基準として算出
されていることはすでに説明した。ここで、上述したよ
うに原点の設定はレンズユニット5をb方向(図1に図
示)に移動させながら、第1のセンサ42によってレン
ズユニット5が検知された位置を原点と設定している。
そのため、レンズユニット5を停止するときにおいて、
その停止方向が原点設定時のレンズユニット5の移動方
向と一致している場合においてのみ、原点からの距離を
正確に認識できるものである。すなわち、レンズユニッ
ト5の停止方向と原点設定時の移動方向とが異なる場合
(レンズユニットの移動方向が図1中の矢印a方向であ
る場合)、レンズユニット5にレンズ駆動モータ12の
駆動力を伝達するための伝達機構を形成する第1及び第
2のギア15、16間に生じるバックラッシュの影響を
受け、原点からの距離が正確に認識できない。そのため
に、本実施例においては、レンズユニット5の移動方向
が原点設定時の移動方向と異なるときには、強制的に移
動方向を逆転させるようにしたものである。ここで、移
動方向が逆転するとき、前記各ギア間に生じるバックラ
ッシュの総和に相当する距離分だけレンズ駆動モータ1
2が回転するまでは(バックラッシュ分を吸収するまで
は)、レンズ駆動モータ12の回転力はレンズユニット
5に伝達されない。そのため、レンズユニット5の移動
方向を反転させたときは、少なくとも各ギア間に生じる
バックラッシュの総和分以上レンズ駆動モータ12を回
転させないと、レンズユニット5はb方向への移動を開
始しない。よって、前記第1のメモリ46に記憶されて
いる「停止方向変更のためのパルスデータ」とは、レン
ズユニット5駆動機構を構成するすべてのギア間に生じ
るバックラッシュの総和に相当する量だけレンズ駆動モ
ータ12が回転するのに必要なパルス数のことである。
【0036】以上説明したように、本願発明によればレ
ンズユニット5、ミラーユニット6等の光学系ユニット
が停止するときの方向を、それぞれの光学系ユニットの
原点設定時における移動方向と一致するように制御する
ことにより、光学系ユニットと設定した原点の距離を常
に正確に認識することができ、きわめて正確な変倍動作
が行い得るものである。
【0037】また、光学系ユニットを駆動するパルスモ
ータの励磁状態が1相励磁状態の時に原点を設定するよ
うにしたので、設定した原点と光学系ユニットが停止す
る位置の間にずれを生じることがない。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
原点を設定したときの移動方向と同じ方向で光学系ユニ
ットを停止するように制御することによって、ギア間に
生じるバックラッシュの影響を無くし、正確に原点から
の距離に相当する分だけ光学系ユニットを移動すること
のできる光学装置を提供することができる。
【0039】また、駆動源としてのパルスモータを1−
2相励磁方式にて駆動した場合、光学系ユニットの原点
の設定が必ず1相励磁状態の時に行われるようにしたの
で、パルスモータの相励磁状態の違いによって移動距離
に差を生じることが防止でき、原点からの距離に相当す
る分だけ正確に光学系ユニットを移動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の複写機の外観図である。
【図2】本実施例の複写機の内部構成の概略図である。
【図3】本実施例の複写機の操作パネルの外観図であ
る。
【図4】本実施例の複写機の光学装置の概略斜視図であ
る。
【図5】本実施例の光学装置駆動系の制御ブロック図で
ある。
【図6】レンズユニットの原点を設定するための動作の
流れを示すフローチャートである。
【図7】レンズ駆動モータ(パルスモータ)の相励磁状
態を示すタイミングチャートである。
【図8】設定された倍率に応じた位置にレンズユニット
を移動させる動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…光学装置 5…レンズユニット 6…ミラーユニット 12…レンズ駆動モータ 22…ミラー駆動モータ 42…第1のセンサ 43…第2のセンサ 46…第1のメモリ 47…第2のメモリ 48…第1のモータドライバ 49…第2のモータドライバ 100…複写機本体 150…操作パネル 152、153、154…倍率設定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を伝達するための光路を構成するとと
    もに前記光の進行方向に平行する方向に移動自在な光学
    手段と、 この光学手段を駆動する回転方向切換自在なモータと、 前記光学手段を移動させながら、前記光学手段の原点を
    設定する原点設定手段と、 この原点設定手段による原点設定時における前記光学手
    段の移動方向を検知する方向検知手段と、 前記原点設定手段によって設定された原点を参照して、
    現在の前記光学手段の位置を認識する認識手段と、 前記光学手段を移動すべき位置を設定する設定手段と、 この設定手段によって設定された位置と、前記認識手段
    によって認識された前記光学手段の位置とから、前記光
    学手段の移動すべき方向を決定する方向決定手段と、 前記認識手段によって認識された前記光学手段の位置
    と、前記設定手段により設定された前記光学手段の位置
    とから、前記光学手段を移動すべき移動量を算出しこれ
    に相当する前記モータの回転量を算出する回転量決定手
    段と、 前記方向決定手段によって決定された方向が前記方向検
    知手段によって検知された方向と一致するとき前記回転
    量決定手段により決定された回転量だけ回転するように
    前記モータを制御し、前記方向決定手段によって決定さ
    れた方向が前記方向検知手段によって検知された方向と
    異なるとき前記回転量決定手段により決定された回転量
    に所定の回転量を加えた回転量だけ回転した後、回転方
    向を逆転して前記所定の回転量だけ回転するように前記
    モータを制御する制御手段と、を具備することを特徴と
    する光学装置。
  2. 【請求項2】 光を伝達するための光路を構成するとと
    もに前記光の進行方向に平行する方向に移動自在な光学
    手段と、 この光学手段移動範囲内に設けられ、光学手段の到達を
    検知して検知信号を出力する検知手段と、 この検知手段からの出力を参照して前記第1の検知手段
    に前記光学手段が到達したときの前記光学手段の移動方
    向が第1の方向であることを判断する方向判断手段と、 前記光学手段を駆動するパルスモータと、 前記光学手段を移動させ、前記検知手段から前記光学手
    段の到達を検知する信号が最初に出力されたときに、前
    記光学手段が位置している点を前記光学手段の原点とし
    て設定する原点設定手段と、 この原点設定手段によって設定された原点を参照して、
    現在の前記光学手段の位置を認識する認識手段と、 前記光学手段を移動すべき位置を設定する設定手段と、 この設定手段により設定された前記光学手段の位置と前
    記認識手段によって認識された前記光学手段の位置とか
    ら前記光学手段を移動すべき方向を決定する方向決定手
    段と、 前記認識手段により認識された位置から前記設定手段に
    より設定された位置まで前記光学手段を移動させるため
    に前記パルスモータを駆動するのに必要な第1のパルス
    数を算出する算出手段と、 前記方向決定手段によって決定された方向が前記第1の
    方向であるときには前記算出手段によって算出された第
    1のパルス数分駆動して停止するように前記パルスモー
    タを制御し、前記方向決定手段によって決定された前記
    光学手段の移動すべき方向が前記第1の方向と反対の第
    2の方向であるときには前記算出手段によって算出され
    た第1のパルス数に第2のパルス数を加えた第3のパル
    ス数分駆動して停止させたのち、回転方向を逆転して前
    記第2のパルス数分駆動して停止するように前記パルス
    モータを制御する制御手段と、を具備することを特徴と
    する光学装置。
  3. 【請求項3】 光を伝達するための光路を構成するとと
    もに前記光の進行方向に平行する方向に移動自在な光学
    手段と、 この光学手段を駆動する駆動手段と、 前記光学手段を移動させながら、前記光学手段の原点を
    設定する原点設定手段と、 この原点設定手段による原点設定時における前記光学手
    段の移動方向を検知する方向検知手段と、 この方向検知手段によって検知された移動方向に前記光
    学手段を駆動させたのち停止するように前記駆動手段を
    制御する制御手段と、を具備することを特徴とする光学
    装置。
  4. 【請求項4】 光を伝達するための光路を構成するとと
    もに前記光の進行方向に平行する方向に移動自在な光学
    手段と、 この光学手段の移動範囲内に設けられ、光学手段の到達
    を検知して検知信号を出力する第1の検知手段と、 前記光学手段を駆動するパルスモータと、 このパルスモータを駆動するためのパルスデータを記憶
    する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されているパルスデータに従って前
    記パルスモータを1−2相励磁で駆動するパルスモータ
    ドライバと、 前記パルスモータの励磁状態を検知する第2の検知手段
    と、 電源投入と同時に前記光学手段を移動させ、前記第1の
    検知手段から前記光学手段の到達を検知する最初の信号
    が出力され、かつ、前記第2の検出手段により前記パル
    スモータが1相励磁状態にあることが検出されたとき
    に、前記光学手段が位置している点を前記光学手段の原
    点として設定する設定手段と、 この設定手段によって設定された原点を参照して、前記
    記憶手段から読み出したパルスデータに従って前記パル
    スモータを駆動するように前記パルスモータドライバを
    制御する制御手段と、を具備することを特徴とする光学
    装置。
JP24898393A 1993-10-05 1993-10-05 光学装置 Pending JPH07104394A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009259278A (ja) * 2003-09-30 2009-11-05 Panasonic Corp 電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009259278A (ja) * 2003-09-30 2009-11-05 Panasonic Corp 電子機器

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