JPH0710312B2 - ミシンの布送り制御装置 - Google Patents
ミシンの布送り制御装置Info
- Publication number
- JPH0710312B2 JPH0710312B2 JP61272666A JP27266686A JPH0710312B2 JP H0710312 B2 JPH0710312 B2 JP H0710312B2 JP 61272666 A JP61272666 A JP 61272666A JP 27266686 A JP27266686 A JP 27266686A JP H0710312 B2 JPH0710312 B2 JP H0710312B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing machine
- cloth feed
- pulse train
- cloth
- pulse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B27/00—Work-feeding means
- D05B27/10—Work-feeding means with rotary circular feed members
- D05B27/14—Work-feeding means with rotary circular feed members rotating discontinuously
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B19/00—Programme-controlled sewing machines
- D05B19/02—Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
- D05B19/12—Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by control of operation of machine
- D05B19/16—Control of workpiece movement, e.g. modulation of travel of feed dog
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子制御式ジグザグミシンの布送り制御装置
に関し、特にパルスモータで直接駆動される布送り装置
のための布送り制御装置に関するものである。
に関し、特にパルスモータで直接駆動される布送り装置
のための布送り制御装置に関するものである。
(従来技術) 従来の電子制御式ジグザグミシンにおいては、一般に針
棒上下動機構と布送りの送り歯上下動機構とをミシンモ
ータで駆動し、針棒揺動機構と送り歯前後動機構とを夫
々のパルスモータで駆動するようになっている。
棒上下動機構と布送りの送り歯上下動機構とをミシンモ
ータで駆動し、針棒揺動機構と送り歯前後動機構とを夫
々のパルスモータで駆動するようになっている。
ところで、最近では送り歯駆動機構を独立のパルスモー
タで直接に駆動することにより、駆動系を単純化し最新
の要求布送り量に基いて正確に布送り制御するようにし
たジグザグミシンが提案されている。
タで直接に駆動することにより、駆動系を単純化し最新
の要求布送り量に基いて正確に布送り制御するようにし
たジグザグミシンが提案されている。
例えば、特公昭57-30026号公報には、ミシン上軸とは独
立に駆動される布送り装置を備え、ミシン上軸の回転位
相を上軸位相信号発生装置で検出し、送り歯の送り軸の
回転位相が上軸の回転位相に対応するように予め設定し
ておき、上記上軸位相信号に基いて送り軸の回転位相が
予め設定しておいた回転位相となるように制御すること
により、布送りの終了タイミングを一定に制御するよう
にした布送り装置が記載されている。
立に駆動される布送り装置を備え、ミシン上軸の回転位
相を上軸位相信号発生装置で検出し、送り歯の送り軸の
回転位相が上軸の回転位相に対応するように予め設定し
ておき、上記上軸位相信号に基いて送り軸の回転位相が
予め設定しておいた回転位相となるように制御すること
により、布送りの終了タイミングを一定に制御するよう
にした布送り装置が記載されている。
しかし、上記公報に記載の布送り装置によれば、布送り
の終了タイミングを適正に制御することが出来るけれど
も、ミシン上軸の回転位相を検出する上軸位相信号発生
装置や送り軸の回転位相を上軸の回転位相に対応するよ
うに設定しておく電気信号手段などを設けなければなら
ず、装置の構成が複雑化し、製作費も高価になるなどの
問題がある。
の終了タイミングを適正に制御することが出来るけれど
も、ミシン上軸の回転位相を検出する上軸位相信号発生
装置や送り軸の回転位相を上軸の回転位相に対応するよ
うに設定しておく電気信号手段などを設けなければなら
ず、装置の構成が複雑化し、製作費も高価になるなどの
問題がある。
そこで、本願出願人はミシンモータの実際速度または設
定速度に対応する速度信号と加工布を送る送る量信号と
に従って布送りパルスモータの指令パルスの周期を演算
により求め、これによりミシンの速度に関係なく布送り
の開始タイミングと終了タイミングとを一定に制御する
ようにしたミシンの布送り装置(特願昭60-260441号
(特公平1-37159号)を提案した。
定速度に対応する速度信号と加工布を送る送る量信号と
に従って布送りパルスモータの指令パルスの周期を演算
により求め、これによりミシンの速度に関係なく布送り
の開始タイミングと終了タイミングとを一定に制御する
ようにしたミシンの布送り装置(特願昭60-260441号
(特公平1-37159号)を提案した。
(発明が解決しようとする問題点) 前記先の出願に係るミシンの布送り装置においては、ミ
シンモータが低速のときや送り量が小さいときには布送
りパルスモータの指令パルスの周期を長く、また高速の
ときや送り量が大きいときには前記指令パルスの周期を
短かくするように制御し、布送りの終了タイミングを一
定に制御することにより天秤による上糸の引き締めを一
定に保つようにしている。
シンモータが低速のときや送り量が小さいときには布送
りパルスモータの指令パルスの周期を長く、また高速の
ときや送り量が大きいときには前記指令パルスの周期を
短かくするように制御し、布送りの終了タイミングを一
定に制御することにより天秤による上糸の引き締めを一
定に保つようにしている。
しかし、ミシンモータの回転速度に無関係に、布送りの
終了タイミングを一定に制御するのみでは、高速時にお
ける糸の引き締めが不十分となり糸調子が乱れてしま
う。
終了タイミングを一定に制御するのみでは、高速時にお
ける糸の引き締めが不十分となり糸調子が乱れてしま
う。
布送り終了タイミングを一定に制御しない従来の一般的
なミシンの場合でも、高速時には糸の引き締めが弱くな
ることは経験的に知られており、そのためある程度経験
を積んだ操作者は通常高速時には糸調子皿のバネ力を強
く調節する。
なミシンの場合でも、高速時には糸の引き締めが弱くな
ることは経験的に知られており、そのためある程度経験
を積んだ操作者は通常高速時には糸調子皿のバネ力を強
く調節する。
高速時に糸の引き締めが不十分となる理由について考察
してみると、高速時には糸の引き締めの時間が極めて短
かくなること、また天秤の上昇速度が非常に大きくなる
ため、上糸の引き締め時に天秤のガイド孔を糸調子器側
へ移動する糸の移動が円滑に進行せずに糸調子器を経て
上糸が若干供給されること、などの理由によるものと考
えられる。
してみると、高速時には糸の引き締めの時間が極めて短
かくなること、また天秤の上昇速度が非常に大きくなる
ため、上糸の引き締め時に天秤のガイド孔を糸調子器側
へ移動する糸の移動が円滑に進行せずに糸調子器を経て
上糸が若干供給されること、などの理由によるものと考
えられる。
更に、ミシンモータの速度や布送り量によれず、布送り
の開始タイミングを一定に制御すると、低速時や布送り
量の少ないときには布送り終了タイミングが早くなり、
その結果下糸調子になるという問題もある。
の開始タイミングを一定に制御すると、低速時や布送り
量の少ないときには布送り終了タイミングが早くなり、
その結果下糸調子になるという問題もある。
(発明の目的) 本発明の目的は、ミシンモータの回転速度や加工布の送
り量に拘らず糸調子を一定にし得るミシンの布送り制御
装置を提供することである。
り量に拘らず糸調子を一定にし得るミシンの布送り制御
装置を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係るミシンの制御装置は、第1図の機能ブロッ
ク図に示すように、速度変更可能なミシンモータにより
上下動される縫針と、その縫針の上下動に調時して加工
布を移送するためにパルスモータにより直接に駆動する
布送り部材と、加工布の送り量に対応するパルス数の指
令パルス列に応答して前記パルスモータを駆動するパル
スモータ駆動手段と、前記縫針の目孔に形成された糸輪
を取上げるために縫針の上下動に調時して運動する糸取
上部材とを備えたミシンにおいて、 加工布の送り量に対応するパルス数に応じて予め定めた
パルス列パターンにて前記指令パルス列を発生するため
のパルス列発生手段を設け、そのパルス列発生手段によ
る指令パルス列の発生終了時における前記縫針の上下動
位相が、前記ミシンモータの速度が速い程遅れるように
ミシンモータの速度に従って前記パルス列発生手段の作
動開始を制御するパルス列発生制御手段を設けたもので
ある。
ク図に示すように、速度変更可能なミシンモータにより
上下動される縫針と、その縫針の上下動に調時して加工
布を移送するためにパルスモータにより直接に駆動する
布送り部材と、加工布の送り量に対応するパルス数の指
令パルス列に応答して前記パルスモータを駆動するパル
スモータ駆動手段と、前記縫針の目孔に形成された糸輪
を取上げるために縫針の上下動に調時して運動する糸取
上部材とを備えたミシンにおいて、 加工布の送り量に対応するパルス数に応じて予め定めた
パルス列パターンにて前記指令パルス列を発生するため
のパルス列発生手段を設け、そのパルス列発生手段によ
る指令パルス列の発生終了時における前記縫針の上下動
位相が、前記ミシンモータの速度が速い程遅れるように
ミシンモータの速度に従って前記パルス列発生手段の作
動開始を制御するパルス列発生制御手段を設けたもので
ある。
なお、必要に応じて前記パルス列発生制御手段は、前記
布送り部材による加工布の送り量及びその送り方向に従
って前記パルス列発生手段の作動開始を制御するように
構成してもよい。
布送り部材による加工布の送り量及びその送り方向に従
って前記パルス列発生手段の作動開始を制御するように
構成してもよい。
また、必要に応じて前記パルス列発生手段は、前記パル
ス列パターンを決定するためのパルス間隔データを指令
パルス列のパルス数に対応させて記憶するメモリを有し
てもよい。
ス列パターンを決定するためのパルス間隔データを指令
パルス列のパルス数に対応させて記憶するメモリを有し
てもよい。
(作用) 本発明に係るミシンの布送り制御装置においては、速度
変更可能なミシンモータにより上下動される縫針に調時
して、パルスモータで直接駆動される布送り部材により
加工布が布送りされ、縫針の目孔に形成された糸輪が糸
取上部材により取上げられる。
変更可能なミシンモータにより上下動される縫針に調時
して、パルスモータで直接駆動される布送り部材により
加工布が布送りされ、縫針の目孔に形成された糸輪が糸
取上部材により取上げられる。
パルス列発生手段により、加工布の送り量に対応するパ
ルス数に応じて予め定められたパルス列パターンで指令
パルス列が作られ、そのパルス列でパルスモータ駆動手
段を介してパルスモータが駆動される。
ルス数に応じて予め定められたパルス列パターンで指令
パルス列が作られ、そのパルス列でパルスモータ駆動手
段を介してパルスモータが駆動される。
前記指令パルス列の供給終了時における縫針の上下動位
相をミシンモータの速度が速い程遅れるように、パルス
列発生制御手段によりミシンモータの速度に従って前記
パルス列発生手段の指令パルス列の供給開始時期が制御
される。
相をミシンモータの速度が速い程遅れるように、パルス
列発生制御手段によりミシンモータの速度に従って前記
パルス列発生手段の指令パルス列の供給開始時期が制御
される。
つまり、前記パルスモータは、パルス列発生制御手段で
制御された時期から供給されるパルス列に応答するパル
スモータ駆動手段で駆動される。
制御された時期から供給されるパルス列に応答するパル
スモータ駆動手段で駆動される。
実施例に係る第6図に基いて具体的に説明すると、布送
りは糸取上部材(天秤)により上糸が十分に引き締めら
れた時点以降に実行することが最も望ましいが、糸取上
部材が最高点に到達した時期から針布一致点の時期まで
の期間が非常に短かいので、上糸の引き締めと並行して
布送りを実行する。
りは糸取上部材(天秤)により上糸が十分に引き締めら
れた時点以降に実行することが最も望ましいが、糸取上
部材が最高点に到達した時期から針布一致点の時期まで
の期間が非常に短かいので、上糸の引き締めと並行して
布送りを実行する。
第6図において、4グループの線分Fは布送りのための
パルス列発生期間(布送り期間)を示し、各線分Fの右
端付近の数次はパルス列のパルス数(これは、送り量に
相当する)を示すものである。
パルス列発生期間(布送り期間)を示し、各線分Fの右
端付近の数次はパルス列のパルス数(これは、送り量に
相当する)を示すものである。
この布送り制御装置においては、パルス列発生手段とパ
ルス列発生制御手段の機能により、第6図に示すように
速度一定の場合にはパルス数が少ない程、遅いタイミン
グで布送りが開始されるから、布送りの終了タイミング
が極力遅延された略一定のタイミングとなる。ミシンモ
ータの速度の高低によって布送りの時間長さが大きく変
動しないように、パルス数が同じであっても、高速時に
は低速時よりも早いタイミングで布送りが開始される。
ルス列発生制御手段の機能により、第6図に示すように
速度一定の場合にはパルス数が少ない程、遅いタイミン
グで布送りが開始されるから、布送りの終了タイミング
が極力遅延された略一定のタイミングとなる。ミシンモ
ータの速度の高低によって布送りの時間長さが大きく変
動しないように、パルス数が同じであっても、高速時に
は低速時よりも早いタイミングで布送りが開始される。
更に、パルス数が同じであっても、高速時には低速時よ
りも遅いタイミングでしかも糸取上部材による引き締め
が略完了する時点で布送りが終了するから、高速時にお
ける上糸の引き締めが確実に実行され糸調子が安定す
る。
りも遅いタイミングでしかも糸取上部材による引き締め
が略完了する時点で布送りが終了するから、高速時にお
ける上糸の引き締めが確実に実行され糸調子が安定す
る。
(発明の効果) 本発明に係るミシンの布送り制御装置によれば、以上説
明したように、指令パルス列の供給終了時における縫針
の上下動位相をミシンモータが速い程遅らすように、指
令パルス列の供給開始時期が制御されてパルスモータが
駆動されるので、ミシンモータの回転速度が速いときに
も上糸が十分に引き締められ、糸調子が安定することに
なる。
明したように、指令パルス列の供給終了時における縫針
の上下動位相をミシンモータが速い程遅らすように、指
令パルス列の供給開始時期が制御されてパルスモータが
駆動されるので、ミシンモータの回転速度が速いときに
も上糸が十分に引き締められ、糸調子が安定することに
なる。
また、加工布の送り量及びその送り方向に従って、パル
ス列発生手段の作動開始(即ち、布送り開始)を制御す
る場合には、布送り終了のタイミングを所望のタイミン
グとなるように制御し、送り量や送り方向に拘らず上糸
の引き締めを適正にし糸調子を安定させることが出来
る。
ス列発生手段の作動開始(即ち、布送り開始)を制御す
る場合には、布送り終了のタイミングを所望のタイミン
グとなるように制御し、送り量や送り方向に拘らず上糸
の引き締めを適正にし糸調子を安定させることが出来
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
本実施例は、縫針の上下往復動と調時して加工布をパル
スモータで直接駆動するようにした電子制御式ジグザグ
ミシンの布送り装置及びその布送り制御装置に関するも
ので、ミシンモータの回転速度と布送り量と布送り方向
とに基いて布送りの開始タイミングと終了タイミングと
を制御しようとするものである。
スモータで直接駆動するようにした電子制御式ジグザグ
ミシンの布送り装置及びその布送り制御装置に関するも
ので、ミシンモータの回転速度と布送り量と布送り方向
とに基いて布送りの開始タイミングと終了タイミングと
を制御しようとするものである。
このジグザグミシンの場合、針棒上下動機構や糸引上げ
用の天秤はミシンモータで駆動されるのに対し、針板上
面に常時部分的に突出している布送りローラを備えた布
送り機構はパルスモータにより直接駆動される。
用の天秤はミシンモータで駆動されるのに対し、針板上
面に常時部分的に突出している布送りローラを備えた布
送り機構はパルスモータにより直接駆動される。
前記針棒上下動機構や天秤については、通常の電子制御
式ジグザグミシンと同様なので詳しい説明は省略し、布
送り装置について第2図〜第4図により説明する。
式ジグザグミシンと同様なので詳しい説明は省略し、布
送り装置について第2図〜第4図により説明する。
前記ミシンのアーム部の頂部から延びる押え棒1の下端
には取付ネジ4により押えホルダ2が取付けられその押
えホルダ2に押え足3が着脱自在に装着され、前記押え
棒1の前方には針棒(図示略)と針棒に取付けられた縫
針5が配設されている。
には取付ネジ4により押えホルダ2が取付けられその押
えホルダ2に押え足3が着脱自在に装着され、前記押え
棒1の前方には針棒(図示略)と針棒に取付けられた縫
針5が配設されている。
前記押え棒1や針棒の下方において、ベッド部内には次
のようなローラ式布送り装置が設けられている。
のようなローラ式布送り装置が設けられている。
即ち、針板6の略中央部のやや後方側部分に対応し、且
つ押え足3とその左側近傍部に対応する位置において、
針板6の直下には布送り方向と直交方向に向けた3本の
ローラ軸7a・7b・7cが前後に適当間隔あけて平行に配設
され、これらローラ軸7a・7b・7cはベッド部B内のブラ
ケット8に両端で枢支されている。
つ押え足3とその左側近傍部に対応する位置において、
針板6の直下には布送り方向と直交方向に向けた3本の
ローラ軸7a・7b・7cが前後に適当間隔あけて平行に配設
され、これらローラ軸7a・7b・7cはベッド部B内のブラ
ケット8に両端で枢支されている。
前記押え足3の直下において、前側のローラ軸7aには針
孔9の両側に位置する1対のローラ10が固着されるとと
もに、後側の2本のローラ軸7b・7cには夫々4個のロー
ラ10が固着されており、これらローラ10は針板6の開口
部から針板6上へ僅かに突出し、これらローラ10と押え
足3間に加工布を挟持した状態でローラ10を回転させる
とにより布送り出来るようになっている。
孔9の両側に位置する1対のローラ10が固着されるとと
もに、後側の2本のローラ軸7b・7cには夫々4個のロー
ラ10が固着されており、これらローラ10は針板6の開口
部から針板6上へ僅かに突出し、これらローラ10と押え
足3間に加工布を挟持した状態でローラ10を回転させる
とにより布送り出来るようになっている。
前記ローラ軸7a・7b・7cのローラ10を回転駆動して布送
りするための布送りパルスモータ11がベッド部Bのブラ
ケット12にローラ軸7a・7b・7cと同方向に向けて取付け
られ、そのモータ軸11aの駆動ギヤ13に噛合する従動ギ
ヤ14がブラケット8・12に枢支され、この従動ギヤ14の
支軸に設けられたプーリ15とローラ軸7a・7cのプーリ16
a・16cとに亙ってタイミングベルト17Aが掛装されると
ともに、前記プーリ15とローラ軸7b・7cのプーリ16b・1
6cに亙ってタイミングベルト17Bが掛装され、これらタ
イミングベルト17A・17Bは1対のアイドルプーリ18によ
りガイドされ且つタイミングベルト17Bはテンションプ
ーリ19で張力調整されており、前記パルスモータ11で両
タイミングベルト17A・17Bを介してローラ軸7a・7b・7c
の全部のローラ10を回転駆動させ得るようになってい
る。
りするための布送りパルスモータ11がベッド部Bのブラ
ケット12にローラ軸7a・7b・7cと同方向に向けて取付け
られ、そのモータ軸11aの駆動ギヤ13に噛合する従動ギ
ヤ14がブラケット8・12に枢支され、この従動ギヤ14の
支軸に設けられたプーリ15とローラ軸7a・7cのプーリ16
a・16cとに亙ってタイミングベルト17Aが掛装されると
ともに、前記プーリ15とローラ軸7b・7cのプーリ16b・1
6cに亙ってタイミングベルト17Bが掛装され、これらタ
イミングベルト17A・17Bは1対のアイドルプーリ18によ
りガイドされ且つタイミングベルト17Bはテンションプ
ーリ19で張力調整されており、前記パルスモータ11で両
タイミングベルト17A・17Bを介してローラ軸7a・7b・7c
の全部のローラ10を回転駆動させ得るようになってい
る。
尚、前記ローラ10の外周面には加工布とスリップするの
を防ぐ細かい歯が形成されている。
を防ぐ細かい歯が形成されている。
図中、符号20は下糸ボビンを収容する水平釜であり、符
号21は滑り板である。
号21は滑り板である。
但し、前記10個のローラ10に代えて、これらローラ10の
範囲に亙って耐摩耗性に優れる金属製若しくは合成樹脂
製の可撓性または屈曲自在のベルトを設け、このベルト
を前記パルスモータ11で駆動することにより加工布を送
るように構成してもよいが、既存のミシンに備えられて
いる送り歯を前記パルスモータ11により前後送り駆動且
つ上下動駆動させるように構成してもよい。
範囲に亙って耐摩耗性に優れる金属製若しくは合成樹脂
製の可撓性または屈曲自在のベルトを設け、このベルト
を前記パルスモータ11で駆動することにより加工布を送
るように構成してもよいが、既存のミシンに備えられて
いる送り歯を前記パルスモータ11により前後送り駆動且
つ上下動駆動させるように構成してもよい。
要するに、前記布送り装置は、パルスモータ11により直
接駆動するようになっていればよい。
接駆動するようになっていればよい。
次に、布送りパルスモータ11及び針棒揺動パルスモータ
等を制御する制御装置について第5図のブロック図に基
いて説明する。
等を制御する制御装置について第5図のブロック図に基
いて説明する。
布送りパルスモータ11と針棒搖動パルスモータ27とを制
御する制御装置は、縫目模様選択装置22と、駆動タイミ
ング信号発生器23と、縫目模様データ発生装置24と、速
度選択スイッチ25と、針棒搖動制御装置26と、布送り制
御部FCなどで構成される。
御する制御装置は、縫目模様選択装置22と、駆動タイミ
ング信号発生器23と、縫目模様データ発生装置24と、速
度選択スイッチ25と、針棒搖動制御装置26と、布送り制
御部FCなどで構成される。
前記駆動タイミング信号発生器23は針棒上下運動の1サ
イクル毎に針棒の最高位置をリミットスイッチやフォト
インタラプタ等で検出するもので、その駆動タイミング
信号TSは縫目模様データ発生装置24と、針棒搖動制御装
置26及び布送り制御部FCのデータ処理回路31に出力され
る。
イクル毎に針棒の最高位置をリミットスイッチやフォト
インタラプタ等で検出するもので、その駆動タイミング
信号TSは縫目模様データ発生装置24と、針棒搖動制御装
置26及び布送り制御部FCのデータ処理回路31に出力され
る。
前記縫目模様データ発生装置24は、各縫目模様毎に、各
縫動作の布送り量(布送りパルスモータ11を駆動する駆
動パルス数)と針棒搖動量(針振り量即ち針棒揺動パル
スモータ27を駆動する駆動パルス数)とその方向(布送
り方向及び針振り方向)とに関するデータを1群のアド
レスに格納しており、縫目模様選択装置22は縫目模様デ
ータ発生装置24に格納されている各縫目模様をコード番
号等により選択し模様選択信号を縫目模様データ発生装
置24に出力するものである。
縫動作の布送り量(布送りパルスモータ11を駆動する駆
動パルス数)と針棒搖動量(針振り量即ち針棒揺動パル
スモータ27を駆動する駆動パルス数)とその方向(布送
り方向及び針振り方向)とに関するデータを1群のアド
レスに格納しており、縫目模様選択装置22は縫目模様デ
ータ発生装置24に格納されている各縫目模様をコード番
号等により選択し模様選択信号を縫目模様データ発生装
置24に出力するものである。
前記速度選択スイッチ25はミシンモータ(図示略)の回
転速度を高速回転と低速回転とに切換えるための2位置
切換スイッチであり、速度選択信号SSがデータ処理回路
31に出力され、この速度選択信号SSの「H」レベル或い
は「L」レベルによりミシンモータは高速回転或いは低
速回転で駆動される。
転速度を高速回転と低速回転とに切換えるための2位置
切換スイッチであり、速度選択信号SSがデータ処理回路
31に出力され、この速度選択信号SSの「H」レベル或い
は「L」レベルによりミシンモータは高速回転或いは低
速回転で駆動される。
前記針棒搖動制御装置26は針棒搖動パルスモータドライ
バ等で構成され、模様選択信号で指示される縫目模様デ
ータ発生装置24からの各針搖動データ(駆動パルス数と
針振り方向のデータ)を順々に読込み、駆動タイミング
信号TSに基いて定めた各所定のタイミングで針搖動デー
タに対応する各一連の制御信号を針棒搖動パルスモータ
27に出力し、針棒を搖動する。
バ等で構成され、模様選択信号で指示される縫目模様デ
ータ発生装置24からの各針搖動データ(駆動パルス数と
針振り方向のデータ)を順々に読込み、駆動タイミング
信号TSに基いて定めた各所定のタイミングで針搖動デー
タに対応する各一連の制御信号を針棒搖動パルスモータ
27に出力し、針棒を搖動する。
前記縫目模様データに基いて針棒搖動パルスモータ27を
制御する制御については既存の電子制御式ジグザグミシ
ンと基本的に同様なので、その詳しい説明を省略し、以
下布送りパルスモータ11を制御する布送り制御部FCにつ
いて詳しく説明する。
制御する制御については既存の電子制御式ジグザグミシ
ンと基本的に同様なので、その詳しい説明を省略し、以
下布送りパルスモータ11を制御する布送り制御部FCにつ
いて詳しく説明する。
前記布送り制御部FCは、位相検出器28と、パルス間隔デ
ータメモリ29と、遅延データメモリ30と、データ処理回
路31と、布送りパルスモータドライバ32などで構成され
る。
ータメモリ29と、遅延データメモリ30と、データ処理回
路31と、布送りパルスモータドライバ32などで構成され
る。
前記位相検出器28は、第6図に示すように、ミシンモー
タで駆動される主軸の位相について、針棒上下運動の1
サイクル毎に駆動タイミング信号TSより10°早い位相即
ち350°の位相を検出して高速用位相信号HSを出力する
ための高速用センサと、針棒上下運動の1サイクル毎に
駆動タイミング信号TSより17°遅い位相即ち17°の位相
を検出して低速用位相信号LSを出力するための低速用セ
ンサとを備えており、各高速用センサ及び低速用センサ
は主軸に設けた作動片とリミットスイッチやフォトイン
タラプタ等で構成され、高速用位相信号HS及び低速用位
相信号LSはデータ処理回路31に出力される。
タで駆動される主軸の位相について、針棒上下運動の1
サイクル毎に駆動タイミング信号TSより10°早い位相即
ち350°の位相を検出して高速用位相信号HSを出力する
ための高速用センサと、針棒上下運動の1サイクル毎に
駆動タイミング信号TSより17°遅い位相即ち17°の位相
を検出して低速用位相信号LSを出力するための低速用セ
ンサとを備えており、各高速用センサ及び低速用センサ
は主軸に設けた作動片とリミットスイッチやフォトイン
タラプタ等で構成され、高速用位相信号HS及び低速用位
相信号LSはデータ処理回路31に出力される。
前記パルス間隔データメモリ29はROM(リード・オンリ
・メモリ)で構成され、このパルス間隔データメモリ29
にはミシンモータの回転速度(高速回転或いは低速回
転)と布送り量とに基いて布送りパルスモータ11を駆動
する駆動パルスの各パルス間隔のデータ(但し、パルス
モータ11を起動するときの自起動周波数の起動後の連続
応答周波数なども加味してあるパルス間隔)が予め格納
されている。
・メモリ)で構成され、このパルス間隔データメモリ29
にはミシンモータの回転速度(高速回転或いは低速回
転)と布送り量とに基いて布送りパルスモータ11を駆動
する駆動パルスの各パルス間隔のデータ(但し、パルス
モータ11を起動するときの自起動周波数の起動後の連続
応答周波数なども加味してあるパルス間隔)が予め格納
されている。
前記遅延データメモリ30はROMで構成され、この遅延デ
ータメモリ30には第6図に示すように、ミシンモータの
回転速度と布送り量と布送り方向(前進或いは後進)と
をパラメータとして、高速回転のときには高速用位相信
号HSが入力した後布送りパルスモータ11の駆動が開始さ
れるまでの遅延時間データと、低速回転のときには低速
用位相信号LSが入力した後布送りパルスモータ11の駆動
が開始されるまでの遅延時間データとが予め格納されて
いる。
ータメモリ30には第6図に示すように、ミシンモータの
回転速度と布送り量と布送り方向(前進或いは後進)と
をパラメータとして、高速回転のときには高速用位相信
号HSが入力した後布送りパルスモータ11の駆動が開始さ
れるまでの遅延時間データと、低速回転のときには低速
用位相信号LSが入力した後布送りパルスモータ11の駆動
が開始されるまでの遅延時間データとが予め格納されて
いる。
前記データ処理回路31はCPU(中央演算装置)とROMとRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)を含むマイクロコン
ピュータで構成され、このROMには布送りパルスモータ1
1を制御する制御プログラムが格納されており、CPUは速
度選択信号SSと、布送りの駆動パルス数と、布送り方向
データと、高速用位相信号HS又は低速用位相信号LS、と
に基いて、遅延データメモリ30から所定の遅延時間デー
タを読込み、高速用位相信号HS又は低速用位相信号LSの
入力後遅延時間経過するとパルス間隔データメモリ29か
ら読込んだ所定のパルス間隔データに対応するパルス間
隔の一連の制御パルス列(前記駆動パルス数のパルスか
らなる)を布送りパルスモータドライバ32に出力する。
M(ランダム・アクセス・メモリ)を含むマイクロコン
ピュータで構成され、このROMには布送りパルスモータ1
1を制御する制御プログラムが格納されており、CPUは速
度選択信号SSと、布送りの駆動パルス数と、布送り方向
データと、高速用位相信号HS又は低速用位相信号LS、と
に基いて、遅延データメモリ30から所定の遅延時間デー
タを読込み、高速用位相信号HS又は低速用位相信号LSの
入力後遅延時間経過するとパルス間隔データメモリ29か
ら読込んだ所定のパルス間隔データに対応するパルス間
隔の一連の制御パルス列(前記駆動パルス数のパルスか
らなる)を布送りパルスモータドライバ32に出力する。
そして、布送りパルスモータ11は布送りパルスモータド
ライバ32から出力される駆動パルスで駆動される。
ライバ32から出力される駆動パルスで駆動される。
ここで、ミシンモータの回転速度に基いて、ミシンモー
タが高速回転のときの布送り終了タイミングを低速回転
のときの布送り終了タイミングより遅くする布送り制御
について以下詳しく説明する。
タが高速回転のときの布送り終了タイミングを低速回転
のときの布送り終了タイミングより遅くする布送り制御
について以下詳しく説明する。
第6図は、縫針5の上下動曲線と縫針5の上下動と調時
して上下する天秤の上下動曲線を示すもので、布送りは
少なくとも縫針5が最高点近傍に達した時期以降に実行
することが望ましく、また下降してくる縫針5が加工布
に刺挿する時期までに布送りを終了する必要がある。
して上下する天秤の上下動曲線を示すもので、布送りは
少なくとも縫針5が最高点近傍に達した時期以降に実行
することが望ましく、また下降してくる縫針5が加工布
に刺挿する時期までに布送りを終了する必要がある。
そして、布送りは天秤による上糸の十分な引き締め時点
以降に実行することが最も望ましいが、天秤が最高点に
到達した時期から針布一致点までの期間が比較的短か
く、特にミシンモータの回転速度が大きいときには上記
期間が非常に短かくなってこの期間内に布送りを実行す
ることが難かしいので、天秤による上糸の引き締めと並
行して針布一致点の時期までの間に布送りを実行するも
のとする。
以降に実行することが最も望ましいが、天秤が最高点に
到達した時期から針布一致点までの期間が比較的短か
く、特にミシンモータの回転速度が大きいときには上記
期間が非常に短かくなってこの期間内に布送りを実行す
ることが難かしいので、天秤による上糸の引き締めと並
行して針布一致点の時期までの間に布送りを実行するも
のとする。
第6図において、4グループの線分Fは布送りのための
パルス列発生期間(布送り期間)を示し、各線分Fの右
端付近の数字はパルス列のパルス数(これは、送り量に
相当する)を示すものである。
パルス列発生期間(布送り期間)を示し、各線分Fの右
端付近の数字はパルス列のパルス数(これは、送り量に
相当する)を示すものである。
第6図に示すように速度同一の場合にはパルス数が少な
い程、遅いタイミングで布送りが開始されるから、布送
り終了のタイミングが極力遅延された略一定のタイミン
グとなる。ミシンモータの速度の高低によって布送りの
時間長さが大きく変動しないように、パルス数が同じで
あっても、高速時には低速時よりも早いタイミングで布
送りが開始される。
い程、遅いタイミングで布送りが開始されるから、布送
り終了のタイミングが極力遅延された略一定のタイミン
グとなる。ミシンモータの速度の高低によって布送りの
時間長さが大きく変動しないように、パルス数が同じで
あっても、高速時には低速時よりも早いタイミングで布
送りが開始される。
更に、パルス数が同じであっても、高速時には低速時よ
りも遅いタイミングでしかも糸取上部材による引き締め
が略完了する時点で布送りが終了するから、高速時にお
ける上糸の引き締めが確実に実行され糸調子が安定す
る。
りも遅いタイミングでしかも糸取上部材による引き締め
が略完了する時点で布送りが終了するから、高速時にお
ける上糸の引き締めが確実に実行され糸調子が安定す
る。
尚、後進で布送り(縫製)するときには、加工布のスリ
ップを考慮して前進で布送りするときよりも布送りの終
了タイミングを遅らせるようにしてある。
ップを考慮して前進で布送りするときよりも布送りの終
了タイミングを遅らせるようにしてある。
次に、第7図のフローチャートにより布送り制御のルー
チンについて説明するが、この布送り制御の制御プログ
ラムは予めデータ処理回路31のROMに入力格納されてい
る。
チンについて説明するが、この布送り制御の制御プログ
ラムは予めデータ処理回路31のROMに入力格納されてい
る。
縫製運転の開始と共にデータ処理回路31のCPUにおいて
制御が開始され、ステップS1(以下、単にS1で表わし、
他のステップについても同様に扱う)へ移行し初期設定
が実行され、S2へ移行する。
制御が開始され、ステップS1(以下、単にS1で表わし、
他のステップについても同様に扱う)へ移行し初期設定
が実行され、S2へ移行する。
S2において、速度選択信号SSの信号レベルに基いて、高
速回転中か否かが判定され、高速回転でないときつまり
低速回転のときにはS7へ移行し、また高速回転のときに
はS3へ移行する。
速回転中か否かが判定され、高速回転でないときつまり
低速回転のときにはS7へ移行し、また高速回転のときに
はS3へ移行する。
S3において、高速用位相信号HSが高速用センサから入力
されたか否かが判定され、高速用位相信号HSが入力され
ていないときには、S2〜S3が繰返され、高速用位相信号
HSが入力されると、S4へ移行する。
されたか否かが判定され、高速用位相信号HSが入力され
ていないときには、S2〜S3が繰返され、高速用位相信号
HSが入力されると、S4へ移行する。
S4では、縫目模様データ発生装置24から出力される布送
り方向データに基いて、布送り方向は前進か否かが判定
され、前進でないときつまり後進のときにはS6へ移行
し、また前進のときにはS5へ移行する。
り方向データに基いて、布送り方向は前進か否かが判定
され、前進でないときつまり後進のときにはS6へ移行
し、また前進のときにはS5へ移行する。
前進のときにはS5において、速度選択信号SSと、縫目模
様データ発生装置24から読出された布送り方向データ及
び駆動パルス数データとに基いて、遅延データメモリ30
から所定の遅延時間が読出され、その遅延時間が前記CP
U内の内部タイマーに設定されて、S11へ移行する。
様データ発生装置24から読出された布送り方向データ及
び駆動パルス数データとに基いて、遅延データメモリ30
から所定の遅延時間が読出され、その遅延時間が前記CP
U内の内部タイマーに設定されて、S11へ移行する。
後進のときにはS6において、S5と同様に、速度選択信号
SSと布送り方向データと駆動パルス数データとに基い
て、遅延データメモリ30から所定の遅延時間が読出さ
れ、その遅延時間が前記内部タイマーに設定され、S11
へ移行する。
SSと布送り方向データと駆動パルス数データとに基い
て、遅延データメモリ30から所定の遅延時間が読出さ
れ、その遅延時間が前記内部タイマーに設定され、S11
へ移行する。
一方、S2において高速回転でないと判定されるとS7へ移
行して、低速用位相信号LSが低速用センサから入力され
たか否かが判定され、低速用位相信号LSが入力されてい
ないときには、S2・S7とが繰返され、低速用位相信号LS
が入力されると、S8へ移行する。
行して、低速用位相信号LSが低速用センサから入力され
たか否かが判定され、低速用位相信号LSが入力されてい
ないときには、S2・S7とが繰返され、低速用位相信号LS
が入力されると、S8へ移行する。
S8では、縫目模様データ発生装置24から出力される布送
り方向データに基いて、布送り方向は前進か否かが判定
され、前進でないときつまり後進のときにはS10へ移行
し、また前進のときにはS9へ移行する。
り方向データに基いて、布送り方向は前進か否かが判定
され、前進でないときつまり後進のときにはS10へ移行
し、また前進のときにはS9へ移行する。
前進のときにはS9において、速度選択信号SSと、縫目模
様データ発生装置24から読出された布送り方向データ及
び駆動パルス数データとに基いて、遅延データメモリ30
から所定の遅延時間が読出され、その遅延時間が前記CP
U内の内部タイマーに設定されて、S11へ移行する。
様データ発生装置24から読出された布送り方向データ及
び駆動パルス数データとに基いて、遅延データメモリ30
から所定の遅延時間が読出され、その遅延時間が前記CP
U内の内部タイマーに設定されて、S11へ移行する。
後進のときにはS10において、速度選択信号SSと布送り
方向データと駆動パルス数とに基いて、遅延データメモ
リ30から所定の遅延時間が読出され、その遅延時間が前
記内部タイマーに設定され、S11へ移行する。
方向データと駆動パルス数とに基いて、遅延データメモ
リ30から所定の遅延時間が読出され、その遅延時間が前
記内部タイマーに設定され、S11へ移行する。
S11において、各S5・S6・S9・S10で設定された遅延時間
が経過したか否かが判定され、経過していないときには
S11が繰返されて、遅延時間が経過すると、S12へ移行す
る。
が経過したか否かが判定され、経過していないときには
S11が繰返されて、遅延時間が経過すると、S12へ移行す
る。
S12において、速度選択信号SSと布送り方向データと駆
動パルス数データとに基いて、パルス間隔データメモリ
29から読出されたパルス間隔データに対応する制御パル
ス列が布送りパルスモータドライバ32に出力され、布送
りパルスモータドライバ32から布送りパルスモータ11に
駆動パルスが出力されて、布送りパルスモータ11が駆動
され布送りされる。(第6図参照) そして、布送りが終了すると、S12からS2に戻る。
動パルス数データとに基いて、パルス間隔データメモリ
29から読出されたパルス間隔データに対応する制御パル
ス列が布送りパルスモータドライバ32に出力され、布送
りパルスモータドライバ32から布送りパルスモータ11に
駆動パルスが出力されて、布送りパルスモータ11が駆動
され布送りされる。(第6図参照) そして、布送りが終了すると、S12からS2に戻る。
以降、S2〜S12が繰返されて、順次布送りが実行され
る。
る。
尚、上記実施例では、ミシンモータの高速回転と低速回
転とにおいて、遅延データメモリ30の遅延時間データと
パルス間隔データメモリ29のパルス間隔データとに基い
て布送りの終了タイミングを設定するようにしたが、ミ
シンモータの回転速度が低速から高速に亙って可変のミ
シンにおいては、ミシンモータの回転速度に応じて布送
りの終了タイミングを演算により求めるようにしてもよ
い。
転とにおいて、遅延データメモリ30の遅延時間データと
パルス間隔データメモリ29のパルス間隔データとに基い
て布送りの終了タイミングを設定するようにしたが、ミ
シンモータの回転速度が低速から高速に亙って可変のミ
シンにおいては、ミシンモータの回転速度に応じて布送
りの終了タイミングを演算により求めるようにしてもよ
い。
尚、上記前記針棒揺動パルスモータ27と布送りパルスモ
ータ11を制御する制御装置のうち、縫目模様データ発生
装置24と、パルス間隔データメモリ29と、遅延データメ
モリ30と、データ処理回路31とを1つのマイクロコンピ
ュータで構成することが出来、その場合縫目模様データ
発生装置24の縫目模様のデータはROMに格納されること
になる。
ータ11を制御する制御装置のうち、縫目模様データ発生
装置24と、パルス間隔データメモリ29と、遅延データメ
モリ30と、データ処理回路31とを1つのマイクロコンピ
ュータで構成することが出来、その場合縫目模様データ
発生装置24の縫目模様のデータはROMに格納されること
になる。
第1図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第2図〜
第7図は本発明の実施例を示すもので、第2図は電子制
御式ジグザグミシンのベッド部上の押え足等及びベッド
部内に設けられた布送り装置の部分縦断正面図、第3図
は同じく部分縦断側面図、第4図は同じく布送り装置の
平面図、第5図は上記ミシンの制御装置のブロック図、
第6図は天秤上下動曲線と縫針上下動曲線及び布送りの
開始と終了タイミングを示す図、第7図は布送り制御の
制御ルーチンの概略フローチャートである。 5……縫針、10……ローラ、11……布送りパルスモー
タ、25……速度選択スイッチ、28……位相検出器、29…
…パルス間隔データメモリ、30……遅延データメモリ、
31……データ処理回路、32……布送りパルスモータドラ
イバ。
第7図は本発明の実施例を示すもので、第2図は電子制
御式ジグザグミシンのベッド部上の押え足等及びベッド
部内に設けられた布送り装置の部分縦断正面図、第3図
は同じく部分縦断側面図、第4図は同じく布送り装置の
平面図、第5図は上記ミシンの制御装置のブロック図、
第6図は天秤上下動曲線と縫針上下動曲線及び布送りの
開始と終了タイミングを示す図、第7図は布送り制御の
制御ルーチンの概略フローチャートである。 5……縫針、10……ローラ、11……布送りパルスモー
タ、25……速度選択スイッチ、28……位相検出器、29…
…パルス間隔データメモリ、30……遅延データメモリ、
31……データ処理回路、32……布送りパルスモータドラ
イバ。
Claims (3)
- 【請求項1】速度変更可能なミシンモータにより上下動
される縫針と、その縫針の上下動に調時して加工布を移
送するためにパルスモータにより直接に駆動される布送
り部材と、加工布の送り量に対応するパルス数の指令パ
ルス列に応答して前記パルスモータを駆動するパルスモ
ータ駆動手段と、前記縫針の目孔に形成された糸輪を取
上げるために縫針の上下動に調時して運動する糸取上部
材とを備えたミシンにおいて、 加工布の送り量に対応するパルス数に応じて予め定めら
れたパルス列パターンにて前記指令パルス列を発生する
ためのパルス列発生手段と、 そのパルス列発生手段による指令パルス列の発生終了時
における前記縫針の上下動位相が、前記ミシンモータの
速度が速い程遅れるようにミシンモータの速度に従って
前記パルス列発生手段の作動開始を制御するパルス列発
生制御手段とを含むミシンの布送り制御装置。 - 【請求項2】前記パルス列発生制御手段は、前記布送り
部材による加工布の送り量及びその送り方向に従って前
記パルス列発生手段の作動開始を制御することを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載のミシンの布送り制御
装置。 - 【請求項3】前記パルス列発生手段は、前記パルス列パ
ターンを決定するためのパルス間隔データを指令パルス
列のパルス数に対応させて記憶するメモリを有すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のミシンの布
送り制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61272666A JPH0710312B2 (ja) | 1986-11-15 | 1986-11-15 | ミシンの布送り制御装置 |
US07/121,237 US4791877A (en) | 1986-11-15 | 1987-11-16 | Feed control device for an electronically controlled zigzag sewing machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61272666A JPH0710312B2 (ja) | 1986-11-15 | 1986-11-15 | ミシンの布送り制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63125285A JPS63125285A (ja) | 1988-05-28 |
JPH0710312B2 true JPH0710312B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=17517094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61272666A Expired - Fee Related JPH0710312B2 (ja) | 1986-11-15 | 1986-11-15 | ミシンの布送り制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4791877A (ja) |
JP (1) | JPH0710312B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2669997B2 (ja) * | 1992-07-28 | 1997-10-29 | 富士通株式会社 | ディスク装置のモータ起動制御方法 |
AT404603B (de) * | 1996-10-04 | 1999-01-25 | Naehtechnik Sahl Ges M B H | Antriebsvorrichtung für eine intermittierende förderbewegung |
JP5427438B2 (ja) | 2009-02-27 | 2014-02-26 | Juki株式会社 | ミシン |
US8850999B1 (en) | 2011-02-10 | 2014-10-07 | Daniel K. Kalkbrenner | Sewing machine feed device |
JP6361292B2 (ja) * | 2014-05-30 | 2018-07-25 | ブラザー工業株式会社 | ミシン |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3867889A (en) * | 1973-08-03 | 1975-02-25 | Stahl Urban Co | Apparatus for seaming pieces of textile fabric or the like |
US3982491A (en) * | 1974-08-12 | 1976-09-28 | Union Special Corporation | Automatic sewing machine |
JPS5483560A (en) * | 1977-12-15 | 1979-07-03 | Tokico Ltd | Cloth feeder |
AU515372B2 (en) * | 1978-01-26 | 1981-04-02 | Janome Sewing Machine Co. Ltd. | Sewing machine with feed dog dropping control system |
JPS54133944A (en) * | 1978-04-06 | 1979-10-18 | Janome Sewing Machine Co Ltd | Device for directly driving feed shaft of sewing machine |
US4303027A (en) * | 1978-07-10 | 1981-12-01 | Tokico, Ltd. | Cloth feeding apparatus |
JPS5538164A (en) * | 1978-09-12 | 1980-03-17 | Tokico Ltd | Cloth feed gear |
JPS5640186A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-16 | Janome Sewing Machine Co Ltd | Detector for phase of upper shaft of electronic sewing machine |
JPS5853352B2 (ja) * | 1979-10-03 | 1983-11-29 | 日本電信電話株式会社 | 音声合成器 |
GB2070652B (en) * | 1980-02-29 | 1983-07-13 | Landoni G | Apparatus for controlling the transverse movement of a fabric supporting carriage in a quilting machine |
JPS6055148B2 (ja) * | 1981-04-10 | 1985-12-03 | 三菱電機株式会社 | 工業用模様縫いミシン |
DE3216993C2 (de) * | 1982-05-06 | 1989-03-16 | Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern | Nähmaschine mit einer Einrichtung zum Herstellen von Formnähten |
JPS5959952A (ja) * | 1982-09-24 | 1984-04-05 | 八代 真吉 | ミシンの送り装置 |
JPS59149178A (ja) * | 1983-02-15 | 1984-08-27 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの上送り装置 |
DE3321215C2 (de) * | 1983-06-11 | 1985-04-04 | Pfaff Haushaltmaschinen Gmbh, 7500 Karlsruhe | Nähmaschine mit einem Schrittmotor zur Vorschubsteuerung |
JPS60142888A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-29 | ジューキ株式会社 | 自動縫いミシンの糸締め制御装置 |
JPS6137281A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-22 | ジューキ株式会社 | ミシンの送り制御装置 |
JPS62120880A (ja) * | 1985-11-20 | 1987-06-02 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの布送り装置 |
JPS62139694A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-23 | ブラザー工業株式会社 | パルスモ−タを備えた布送り装置 |
-
1986
- 1986-11-15 JP JP61272666A patent/JPH0710312B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1987
- 1987-11-16 US US07/121,237 patent/US4791877A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63125285A (ja) | 1988-05-28 |
US4791877A (en) | 1988-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5339110B2 (ja) | ミシンの糸供給装置 | |
JP3149889B2 (ja) | ミシンの布送り制御装置 | |
JPH0710312B2 (ja) | ミシンの布送り制御装置 | |
US4721050A (en) | Feed device for a sewing machine | |
US4791876A (en) | Automatic needle thread supply control system | |
JPH0119916B2 (ja) | ||
JP2646618B2 (ja) | ミシンの速度制御装置 | |
JPH0380519B2 (ja) | ||
JPH0438988A (ja) | 電子制御式ジグザグミシン | |
JP2698919B2 (ja) | 縁かがり縫いミシンにおける空環及びその作製方法 | |
EP0265267B1 (en) | Automatic needle thread supply control system | |
JP2646617B2 (ja) | ミシンの糸繰出し制御装置 | |
JPS6050476B2 (ja) | ミシンの自動糸調子装置 | |
JPS6115817Y2 (ja) | ||
JP2910121B2 (ja) | ミシンの糸繰出し装置 | |
JP3591092B2 (ja) | 縫製装置 | |
JPH08266765A (ja) | 上糸制御装置 | |
JPH01115393A (ja) | ミシンの布押え圧調節装置 | |
JP3146458B2 (ja) | 電子制御式模様縫いミシン | |
JPS5818852Y2 (ja) | ミシンの布送り制御装置 | |
JPS6115816Y2 (ja) | ||
JPS6136229Y2 (ja) | ||
JPH02213386A (ja) | ミシンの布送り制御装置 | |
JPH0479986A (ja) | ミシンの布送り機構 | |
JPS61276583A (ja) | ミシンにおける定寸縫い装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |