JPH07102531B2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JPH07102531B2
JPH07102531B2 JP62199943A JP19994387A JPH07102531B2 JP H07102531 B2 JPH07102531 B2 JP H07102531B2 JP 62199943 A JP62199943 A JP 62199943A JP 19994387 A JP19994387 A JP 19994387A JP H07102531 B2 JPH07102531 B2 JP H07102531B2
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pest repellent
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明 望月
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株式会社ノダ
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 基板の表面に任意柄模様を印刷形成された化粧板に関す
るものである。
〔従来技術とその問題点〕
基板の表面に下地処理を施した後、その表面に印刷装置
を用いて任意柄模様を印刷形成し化粧板とした。
化粧板は壁材、床材、天井材など室内に化粧用として、
また家具あるいは造作用の化粧材として用いられる。
しかし、それらにおいては一部にその裏面に防虫剤、防
腐剤など薬剤を塗布したものが見られる他、何等薬剤処
理はなされていない。
また薬剤処理をなされたものは薬剤自身その毒性が強い
ため家具、特に台所用家具に用いられることはない。
そのため、ゴキブリ、ダニが動き回る、繁殖するなど不
衛生なものであった。
一般生活の中でゴキブリを中心とした蚊、ブヨ、アブ、
ハエ、ダニ、ノミ、ナンキンムシなど生活害虫は、不衛
生であるばかりか刺咬吸血するなど、生活者に不快感を
与えるものであった。
また、それら生活害虫に対しては殺虫剤を用い殺した
り、捕虫器で捕獲したりするなどをしていた。
しかし、そのいずれの場合においても事後の処理例えば
生活害虫の死骸の処理などに手間を必要とし不快感を伴
なうものであった。
更に、家具、荷物などの隅部、奥部または内部など事後
の処理が容易にできない所で死んだ生活害虫の死骸が新
たにカビを発生したり、生活害虫の餌となり繁殖するな
ど問題点を有していた。
最近、家屋の床上に敷設したカーペット、ジュータンな
どがダニの温床となり、該ダニ、ダニの死骸、フンを原
因とする子供のゼンソクの発生が大きな社会問題となっ
ている。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕
本発明は上記従来の化粧板の問題点を解決するため化粧
板の柄模様を害虫忌避剤の混入されたインキあるいは塗
料を用いて柄模様が印刷され、さらにその表全面に害虫
忌避剤の混入されていない上塗り塗装が施されたもので
ある。
本発明化粧板はこのような構成をとることにより、長期
間にわたり生活害虫が柄模様のインキあるいは塗料中の
害虫忌避剤に寄りつかず、生活害虫を寄せつかないよう
にしたものである。
〔実施例の説明〕
以下本発明の実施例について説明する。
合板、パーティクルボード、繊維板、集成材、単板積層
材あるいは珪酸カルシウム、パルプセメント板、スレー
ト板、ALC板、石膏ボードなどを基板とし、 その表面にシーラー塗装、目止塗装、サンディングある
いは薬紙貼りなどの下地処理を施す。
次に任意着色塗料をロールコーターを用いて下地着色塗
装を施す。
つぎにその表面に害虫忌避剤を混入されたインキあるい
は塗料を用いてグラビア印刷、オフセット印刷、グラビ
アオフセット印刷、スクリーン印刷などの印刷装置によ
り任意柄模様を印刷形成する。
害虫忌避剤としては、下記構造よりなるトルアミド系害
虫忌避剤が好ましい。
但し、R1,R2:H CH3 C2H5 C3H7 C4H9 C5H11 C6H13 C7H15 C8H17 C9H19 C10H21 たとえばその害虫忌避剤一例としては大和化学工業株式
会社の製品である商品名“アニンセンC−EM"“アニン
センC−140"、吉富製薬株式会社の製品である商品の
“レッパーDET"などが用いられる。
上記害虫忌避剤の化学名は“N,N−ジエチル−m−トル
アミド”である。
害虫忌避剤は液状、粉末、顆粒状あるいは液状、粉末の
害虫忌避剤を封入されたマイクロカプセルで混入され
る。
次に柄模様印刷が乾燥した後、その表全面に害虫忌避剤
が混入されていない透明塗料をロールコーター、フロー
コーター等を用いて塗布し上塗り塗装を施すことにより
本発明化粧板を得る。
マイクロカプセルは、印刷機での柄模様の印刷時点でそ
の外殻が破壊され、インキあるいは塗料中に混入され、
徐々に外部に発散されてその効果が発揮される。
上記の如く害虫忌避剤は、インキあるいは塗料中に内包
され、柄模様を形成されるため、該害虫忌避剤が徐々に
外部に発散され長時間効力が保持される。
このようにして得られた化粧板は生活害虫を寄せつかせ
ない。
〔発明の効果〕 化粧板は床、壁、天井また家具などの化粧用ととし
て用いることによって、インキあるいは塗料中に内蔵さ
れた害虫忌避剤が大気中に発散され生活害虫の忌避がな
される。
本発明の化粧板は室内側に柄模様のインキあるいは
塗料中に害虫忌避剤を添加したので、室内が害虫忌避剤
の効果で覆われることになり室内への生活害虫の侵入を
防ぐことができる。
害虫忌避剤が添加されたインキあるいは塗料で形成
した柄模様の表全面に上塗り塗装が施されることによ
り、柄模様中の害虫忌避剤の大気中への発散が長期間に
渡って行われることになり、害虫忌避効果が長期間持続
する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面に柄模様の印刷形成されてなる
    化粧板において、害虫忌避剤が混入されたインキあるい
    は塗料により柄模様が形成され、さらにその表全面に害
    虫忌避剤の混入されていない上塗り塗装が施されてなる
    ことを特徴とする化粧板。
JP62199943A 1987-08-12 1987-08-12 化粧板 Expired - Fee Related JPH07102531B2 (ja)

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