JPS59204102A - 害虫忌避剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新しい害虫忌避剤組成物および害虫忌避材に関
する。

従来よりゴキブリ等の各種衛生害虫を防除する方法とし
ては例えばピレスロイド差殺虫剤等の殺虫剤を散布する
方法や各種の捕虫器具等を用いる方法が知られている。

之等の方法は殺虫乃至捕虫によって害虫の殺滅を計り、
該害虫藏よる食害や吸血等の被害をある程度防止できる
ものではあるが、例えば台所、畜舎、水屋、タンス等の
家具内又は人体、農作物等の動植物体への害虫の飛来、
接近、接触、侵入、汚染等を回避できるものではなく、
充分な駆除効果は奏し得ない。しかも上記方法において
は殺虫乃至捕虫後の害虫の処理が必要となり、殊に家具
内等へ侵入後に死ぬ害虫の処理は困難であると共にこれ
はむしろ汚染源となる弊害がある。一方上記害虫の飛来
、侵入等を防止でき、勿論死去の処理を何ら必要としな
い害虫駆除方法として、害虫忌避剤を用いる方法が知ら
れており、近時上記方法に利用できる害虫忌避作用を有
する各種の物質が研究開発及び提案されつつある。しか
しながら上記提案された各種の物質をよ、いずれも尚売
方に満足できる害虫忌避効果を発揮できるものではなく
、わずかにＮ、Ｎ−ジエチル−メタ−トルアミドを始め
とする数種の物質が、スプレー、ローション、クリーム
等の形態で蚊、ノミ、ナンギンムシ、サシバエ等の吸血
害虫に対スる忌避剤として実用されているにすぎない。

本発明者らは上記現状に鑑み、優れた害虫忌避効果を発
揮し、害虫の侵入等をほぼ確実に防止可能な忌避剤を提
供することを目的として種々研究を重ねた。その結果Ｐ
−クロローｍ−キシレノール、０−フェニルフェノ−７
し、安息香酸ヘンシルオ、ｌ：　ヒａ−ブロモシンナミ
ックアルデヒドが、上記目的に合致する害虫忌避効果を
発現できることを見い出した。

本発明はこの新しい知見に基づいて完成されたものであ
る。

即チ本発明はＰ−クロロ−ｍ−キシレノール、０−フェ
ニルフェノール、安息香酸ベンジル、オよびａ−ブロモ
シンナミックアルデヒドから選ばれた少なくとも１種を
有効成分として含有することを特徴とする害虫忌避組成
物及び該組成物を基材に保持させたことを特徴とする害
虫忌避材に係る。

本発明の害虫忌避剤組成物は、その有効成分としてＰ−
クロロ−ｍ−キシレノ−／Ｉ／（以下これを「ＰｃＭＸ
Ｊと呼ぶ）、０−フェニルフェノール（以下これを「Ｏ
ＰＰ」と呼ぶ）、安息香酸ベンジル（以下これを「ＢＢ
Ｊと呼ぶ）およびａ−ブロモシンナミックアルデヒド（
以下これを「ＢＣＡ」と呼ぶ）から選ばれた少なくとも
１種を含有することに基づいて、極めて優れた害虫忌避
効果を奏し得る。その忌避効果は、ゴキブリ、ナンキン
ムシ等の衛生害虫乃至吸血害虫は勿論のこと、ケナガコ
ナダニ、コナチリダニ等のダニ類、コクヌストモドキ、
コクゾウムシ等の貯穀害虫、更にはアリ、シロアリ及び
ナメクジ等に対しても強力なものである。従って本発明
の害虫忌避剤は、これを家庭内の玄関、台所、食堂等や
畜舎、農園芸ハウス等の特定区域、タンス、食物収納庫
、衣裳ケース、人形ケース等の収納家具内また畳、床、
押入、敷物等、及び人体、動物体、植物体等に適用する
ことによって、之等の場所への害虫の飛来、接近、接触
、侵入等を確実に防止し、また上記特定区域内等での害
虫の棲息、食害等及び動植物体の刺咬、吸血等、更には
汚染をもみごとに回避できる。殊に本発明害虫忌避剤組
成物の有効成分化合物は、現在繁用されているＮ、Ｎ−
ジエチル−メタ−トルアミド等とは異なって、特異臭乃
至不快臭を有しておらず、しかも人体に直接適用したり
、人体周辺への適用に好適であり、全く違和感を生じな
い。

本発明の害虫忌避剤組成物は、上記有効成分化合物をそ
のまま害虫忌避を要求される区域等に適用することもで
きるが、通常好ましくは適当な担体その他の配合剤を用
いて適用区域、適用方法等に適した各種の形態例えば液
剤、固剤等に調製して利用される。液剤の形態に調製す
るに当り用いられる担体としては例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、テトラヒドロフフン、
ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ケロシン、パラ
フィン、石油ベンジン等の脂肪族法化水素類、ベンゼン
、トルエン等の芳香族度化水ｘｉ、酢ｓエチル等のエス
テル類、ジクロロエタン等のハロゲン化法化水素類等を
例示できる。之等液剤の形態の本発明害虫忌避剤には更
に通常の塗膜形成剤、乳化剤、分散剤、展着剤、湿潤剤
、安定剤、噴射剤等の添加剤を配合することができ、塗
料形態、接Ｍ剤形態、乳剤、分散剤、懸濁剤、ローショ
ン、クリーム、噴霧剤、エアゾール剤等の形態で利用す
ることができる。之等の添加剤としては、例、Ｉｆニト
ロセ々ロース、アセチルセルロース、ア七チルブチリル
セルロース、メチルセルロース等のセルロース誘導体、
酢酸ビニル樹脂等のビニル千樹脂、アシキッド千樹脂、
エチレン酢酸ビニル樹脂、ユリア干樹脂、エボキＶ７Ｉ
ｉＩＭ脂、ポリエステル７１　樹脂、ウレタン罪樹脂、
シリコン系樹脂、アクリ／Ｉ／系樹ＩＩ！　、塩化ゴム
、ポリビニルアルコーＩし等の塗膜形成剤、石けん類、
ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどのポリオキシ
エチレン脂肪アルコ−ジエーテル、ホリオキシエチレン
ノニ〜フェニルエーテルナトのポリオキシエチレンアル
キルアリルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、脂肪酸グリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル、高
級アルコールの硫酸エステル、ドデシルベンゼンヌルホ
ン酸ソーダなどのアルキルアＩ７７レスルホン酸塩等の
界面活性剤、液化石油ガス、ジメチルエーテル、フルオ
ロカーボン等の噴射剤、カゼイン、ゼラチン、アルギン
酸、ＣＭＣ等を例示できる。

また固剤の形態に調製するに当り用いられる担体として
は、例えばケイ酸、カオリン、活性法、ベントナイト、
珪藻土、タルク、クレー、次酸力Ｖシウム、陶磁器粉等
の鉱物質粉末や、木粉、大豆粉、小麦粉、でん粉等の植
物質粉末等やシクロデキストリン等の包接化合物等を例
示できる。更ｔこ該固剤の形態に調製するに当っては、
例えばトリンクロデカン、ｙクロドデカン、２４６−ド
リイソプロビルーＬａ５−トリオキサン、トリメチレン
ツシボＭネン等の香華性担体やパラジクロロベンゼン、
ナフタリン、樟脳等の昇華性防虫剤を用い、上記有効成
分化合物を溶融混合又はＭ潰混合後成型して、ゲを確性
固剤とすることもできる。

また本発明の害虫忌避剤組成物は、例えはポリビニルア
ルコールやＣＭＣ等を用いたスプレードライ法、ゼラチ
ン、ポリビニルアルコ−７し、アルギン酸等を用いた液
中硬化法、コアセルベーンぢン法等に従いマイクロカプ
セル化した形９ｔこ調製することもてきる。

更ｔこ本発明の害虫忌避剤組成物には、公知の害虫忌避
剤、効力増強剤、酸化防止剤、分解防止剤、殺虫剤、け
っ歯頚動物駆除及び忌避剤、殺菌剤、防黴剤、除草剤、
肥料、着香料、着色料等を配合することができる。配合
可能な他の害虫忌避剤としては、Ｎ、Ｎ−ジエチルーメ
タート〃アミド（以下Ａ　Ｈトイう）、Ｚ　３．４．５
−ビス（Δ２−ブチレン）−デトフヒドロフルフラール
（以下ＡＧといつ）、ジーｎ−プロピｖイソシンコメロ
ネート（以下ＡＣといつ）、ジ−ｎ−ブチルサクシネー
ト（ＬＪＴＡＤという）、２−ヒドロキシエチ々オクチ
！レサルファイド（以下ＡＥという）、２−Ｌ−ブチル
−４−ヒドロキシアニソール（以下ＡＡといつ）、３−
４−ブチル−４−ヒドロキシ１ニソー／ｌ／（以下ＡＢ
という）、ｌ−エチニル−２−メチＩレー２−ペンテニ
／Ｌ’　　ｚｚａｓ−テトラメチルシクロプロパンカル
ボキシレート、ｌ−エチニルーレーメチ／Ｉ／−２−ペ
ンテニル　２２−ジメチル−３−（２；’２’−ジクロ
ルビニル）−シクロプロパン−１−カルボキシレート、
ｌ−エチニｌレー２−メ千Ｍ−２−ペンテニ／Ｉ／　　
ス２−ジメチＩレー３−　（２’−メチル−１′−プロ
ピベニ／Ｉ／）−シクロプロパン−ｌ−カルボキシレー
ト、Ｎ−へキンルーム４−ジクロルマレイミド（以下Ａ
Ｐという）等を例示できる。また効力増強剤としてはビ
ス（ａ　＆　３．３−（１ノ、、ｉｓｅ　と・・）） 酸イソホルンニル、Ｎ−（２−エチルへキンＩｖ）　−
ヒシｙａ−（２，２，１）−５−ヘプ７−　ン−２，３
−ジカルボキシイミド、６−（プロヒルビペロニｌし）
−プチＭカＭピチ！レエーテル、Ｎ−（２−エチｌレヘ
キシル）−１−イソプロピシー４−メチフレビシクロ〔
４＆２〕オクト−５−エン−２，，３−シカｌレボキシ
イミド等を、酸化防止剤としてはブチルヒドロキシアニ
ソ−Ｖ、ジブチＶヒドロキシドＭエン、トコフェロ−７
し、γ−オリザノール等ヲ、分解防止剤としてフエ二Ｍ
グリシジルエーテル等ヲ、殺虫剤としては一穀温アレス
リン及びその幾何及び（又は）光学異性体等のピレスロ
イド類を、げっ歯動物駆除及び忌避剤としてはｌ−ナフ
チルチオウレア、シクロヘキシミド等を、防菌防黴剤と
してはサリチル酸、安息香酸、ソルビン酸、２−（４′
−チアゾイル）ベンズイミダゾ−ｐ等を、防黴剤として
はＮ−ジメチル−Ｎ−フエニｔｖ　−Ｎ’　−（フルオ
ロジクロロメチル）チオスルファミド等を夫々例示でき
る。

かくして調製される各種形態を有する本発明の害虫忌避
剤組成物は、その使用に当り忌避効果を要求される害虫
の侵入区域例えば農作物栽培畑、果樹園等や一般家庭、
穀物倉庫、食堂の厨房、収納家具、押入れ、玄関、洗面
所、畳、床、カーペット等に、載置、撒布、噴霧、塗布
、貼り付は等により、また動植物自体に撒布、噴霧、塗
布等ｅこより適用でき、る。。

本発明害虫忌避剤組成物中の有効成分化合物量及び該忌
避剤の適用量は、その剤型や適用方法、適用場所等に応
じて適宜ｔこ決定すればよく、限定的ではないが、通常
分散剤や水利剤等の液剤の形態で用いる場合、有効成分
化合物をＯ１〜８０重ｆｋ％好ましくは０．５〜４０重
量％含有させればよく、粉剤等の固剤の形態とする場合
０．１〜５０重量％好ましくは０２〜３０Ｍ景％含有さ
せればよく、その適用量は、例えば塗布使用の場合、塗
布すべき而ｌＡ１　ｄ当りに有効成分化合物を約０．０
０１Ｍｆ以上好ましくは約０００１〜０．５Ｍｙとする
のがよく、固剤その他の形態で用いる場合、適用空間１
１当り有効成分化合物を約ＩＭｙ以上存在させるのが適
当である。

本発明はまた、上記害虫忌避剤組成物を基材に保持させ
てなる害虫忌避材をも提供するものである。該害虫忌避
材は、その基材の特性を利用して害虫忌避性を有するフ
ィルム乃至シートや家具部材等として用いられる。ここ
で基材としては例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
ナイロン、ポリ塩化ビニＭ１ポリ塩化ビニリデン、ポリ
エステル等の合成＋１１ｉ脂シート、動植物質又は無機
質繊維体シート（紙、布、不織布、皮革等）、之等合成
樹脂と無機質ａ維または粉体との混合シートまたは混紡
布、上記合成樹脂と動植物繊維との混紡布または不織布
、アルミニウム、ステンレス、亜鉛等の金属の箔乃至ア
イｌレム及び上記各種シートの積層シートを例示できる
。更ンこ上記基材としては家具部材とする天然木材例え
ばキリ、ペンシルシダ、クス等やブヲスチノク例えば塩
化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等の成型物をも有効に利用できる。之等基
材への本発明害虫忌避剤組成物の保持手段は、特に制限
はなく、例えば塗布、含浸、滴下、混練等により行ない
得る。保持量も特に制限はなく適宜に決定できるが、通
常家具部材等への含浸？こよる場合は、飽和含浸量迄の
量とするのが好ましい。

本発明害虫忌避材の好ましい一実施態様としては、害虫
忌避カーペットを例示できる。該害虫忌避カーペットは
、例えばバイ〃、第一基布、バッキング剤及び第二基布
より成る通常のカーペットを作成後その表面及び（又は
）裏面に、液剤形態を有する本発明害虫忌避剤組成物を
噴霧塗布するか、上記カーペットの作成Ｆこ先立ち、パ
イル、第−基布及び第二基布のいずれか少なくとも１種
に本発明害虫忌避剤ｍ酸物を混練し、之等を用いてカー
ベストを作成するか、或はバッキング剤に本発明害虫忌
避剤組成物を混入し、これを用いてプレコート方式又は
ジュートバック方式に従いカーベラｌ−を作成すること
により得られる。上記におい゛Ｃ１プレコート方式とは
第一基布ｅこバイｌしを固定化するために予めバッキン
グ剤を塗布処理し、後にこの処理部ｔこ更にバッキング
剤を塗布処理し、第二基イルを接着させる方法をいう。

またジュートパック方式とは、パイルを織り込んだ第一
基布にバクキング剤を塗布処理し、第二基布を接着させ
る方法をいう。上記の如くして作成される害虫忌避カー
ペットは、通常好ましくはカーベラ）１平方メートル当
り、約０．５〜２ｏｏｙの有効成分化合物を保持してい
るのがよく、これにより充分に所期の効果を奏し得る。

以下本発明を更に詳しく説明するため実施例を挙げる。

実施例　ｊ 沢紙（５Ｘ　１０　ｔＪ　）に、供試化合物の所定量を
含浸させ、これを供試化合物無含浸紙と一対として、そ
の夫々ｅこ角砂糖各１個をのせ、アミノ７す２００匹を
入れたシャーレ（径３０ｃ１１）内に並べ、１０分間、
１時間及び６Ｒ間放ｔＲ後、各Ｐ紙上のアリ数を計数し
、無含浸濾紙上における数（！−基準として、下式ｔこ
従い供試化合物の忌避効果を判定する。

得られた結果を次の基準ｔこより判定し、下記第１表に
示す。

＋＋−＋−−・＝忌避効果９０％以上 ３斗　・・・・　　　〃　　　７０〜９０％十　　　・
・・・　　　　　〃　　　　５０〜７　（）　％±　・
・・・　　Ｎ　　　３０〜５０％−・・・・　　〃　　
３０％未満 十　　・・・・　　　　〃　　　　３０〜５０　％−・
・・・　　／／　　　３０％未満 第１表 実施例　２ 実施例■ｆｒ−使用した濾紙と同様のものを作製し、コ
ナチリダニｔこ対する忌避効果を調べた。即ち、シャー
レ（径１１α）に入れた約１ｇのダニ飽和培地の上にダ
ンボール紙（６Ｘ　６　ａＩＫ）をｆＩ！ｔ、ぎ、更に
この上に黒上質紙（６×６１）、供紙濾紙（５×５ａｌ
ｔ）、黒上質紙（４Ｘ４ｃ１１ｔ）を順次積み重ねた後
２５℃ＲＨ８０％条件下放置する。２４時１■後、４８
時間後に上部黒上質紙上ｅこいるダニ数を計数する。ま
た未処理濾紙を設置したブフンクでのダニ数を計数し忌
避効果を判定する。

得られた結果を第１表と同様の基準に従い、下記第２表
１こ示す。

第　　２　　表 実施例３ 供試化合物を含浸した円形Ｆ紙（径１１　ｔｘ　）およ
び無処理濾紙の夫々中央部に角砂糖各１ヶを置きこれら
１対をチャバネゴキブリ成虫雄雌各２５頭を飼育してい
る飼育箱に重ならないように並べ１２時間、２４時間放
置後、各Ｐ紙土角砂糖の重量減少′Ｉｋ（食害量）を測
定し次式により忌避効果を算出する。

その結果を第１表と同様に下記第３表に示す。

第　　３　　表 実施例４ 供試化合物５ｇに無臭灯油を加え全量を工ｏ。

ｆとし油剤の形態を有する害虫忌避剤を製造する。

かくして得られた油剤を無臭灯油を対照として下記の方
法にて効果を判定した。

即ち各油剤を、入口内寸４　Ｘ　３０　ｃｍのベニヤ板
製箱（内寸２０Ｘ３０Ｘ４ｆｆｉ）の各内壁５面に供試
化合物遺約２　Ｍｌ／ｄとなる量（対照油剤にあっては
これに相当する量）な噴霧堕布し、得られた各箱を、チ
ャバネゴキブ！Ｊ４００頭を飼育しているケース内に６
時間又は１２時間放置し、チャバネゴキブリの上記箱内
への侵入居住数を計数する。

得られた結果より下記基準に従い、各油剤の忌避効果を
判定する。

−）＋＋・・−居住数Ｏで非常に有効 −Ｈ−−・−＃　　１〜４頭でかなり有効十　・・・・
　　〃　５〜９頭で有効 結果を下記第４表に示す。

実施例５ 秤量済濾紙（２Ｘ　２　ｃｍ　）に供試化合物の所定量
を含浸させ、これを供試化合物無含浸紙と一対とし、予
め砂１００９と水１７１を入れ力°フスシャ−レ（ｌ　
Ｏｎｒφ）の砂上に置く。次にヤマトシロアリ職蟻５０
頭を放ち２５℃、ＲＨ１ｃ＋０％暗所下放置６日後Ｆ紙
を取り出し乾燥後、重量測定し、喫食量を算出。

更に下式に従い供試化合物の忌避効果を判定する。

得られた結果を第１表と同様の基準に従い、下記第５表
に示す。

実施例６ １０　Ｘ　５　ａｓに裁断したカーペット（未防虫処理
市販品）の表面に供試化合物のアセトン溶液３　ｍｌを
スプレーして処理する（薬量は０．６ｇ／＃／）。

この処理カーペットと、同じ大きさの未処理カーペット
とを長辺で間隙なくつなぎあわせ、その上にプラスチッ
クの円筒を置く。別に３０頭のアミメアＩＪ　（＠蟻）
を入れた直径３ｃＮの小型シャーレを用意し、未処理カ
ーペット上ｅこ伏せておく。しばらく放置してアリの活
動を安定させたのちシャーレを取り除き、時間の経過ｔ
こ伴って処理カーペットに侵入するアリの数を観察して
忌避効果を判定した。結果を第６表に示す。

第　　６　　表 実施例７ カーベントの防虫化を目的とし、下記第７表の仕様Ａ　
Ａ　−Ｎでカーペット形態の本発明害虫忌避材を作製し
た。

尚上記第７表中（注１）〜（注４）は、夫々下記の害虫
忌避剤その他の薬剤を混入したことを示す。

（注１）・・・・ローズ千香料１ｇ／〆（注２）・・・
・ＡＨ３０９／ｌｎ’ （注３）・・・・ＡＢ　　２０９／ｙｐｆ１４Ｅ４）・
・・・Ｎ−５）メチル−Ｎ−フェニル−Ｎ／−（フルオ
ロジクロロメチル ルファミド　１０’！／〆 上記で得られた害虫忌避カーペットサモＡ−Ｎにつき、
以下の試験を行なった。

〈試験法ｌ〉アリ忌避試験 １６Ｘ２．２Ｘ８ｃ１ｇのバット内に５０頭のアミメア
リを放し、そのバット底部に５×５ｔＮに切断したサン
プルおよびブランクカーペット６２枚を各コーナーに交
互ｔこｔｔ４枚設置後、カーペット上に５″％砂糖水を
含ませた脱脂綿の小片をのせ、カー忌］ｉ！半を求める
。

く試験法２〉コナチリダニ忌避試験 コナチリダニ飽和培地上にダンボール紙（６×６α）、
黒上質紙（６Ｘ６Ｑｌ）、カーペットサン７°ｒｖ　（
　５　Ｘ　５　ｃｍ　）　、黒上質紙（４ｘ４ｃ１１ｔ
）を順に重ねて設置する。４８時間後にカーペット上、
黒上質紙上およびカーペット下の黒上質紙（中央部４Ｘ
４Ｑ１内）ｆこいるダニ数をカウントし、アリと同様の
方法にて忌避率を求める。

＜試験法３　＞チャバネゴキブリ忌避試験カーペットサ
ンプＪｖ（１５Ｘ１５ｎ）中央部に予めＭ量を測定した
角砂糖１ケを置き同様にセットしたブランクカーペット
と一対ｔこしてチャバネゴキブリ成虫雄雌各２５頭を入
れたバット（３５Ｘ４０Ｘ２３ｃｌＩ）底部に重ならな
いように並べ２日間放置後発カーベント上の角砂糖残存
量を測定し、減少量を算出する。各々の減少量からアリ
と同様の方法ｔこて忌避率を求める。

各試験を夫々３回繰返し、得られた結果をその平均値１
こて下記第８表ｔこ示す。

また上記で得た害虫忌避カーペットサングアしＦＭにつ
いては、之等各サンプルに混入させた防醒防黴剤による
防黴効力をも、以下の通り試験した。

即ちアヌペＶギルス・ニガー（　Ａｓｐ．ｎｉｇｅｒＡ
ＴＣＣ　９６４２　）の胞子懸濁液１０　個／は及びペ
ニンｌＪ＋７ム　シ）！Ｊナム（　Ｐ．ｃｉｔｒｉｎｕ
＋ｎ　ＡＴＣＣ　９８４９　）σ）胞子懸濁液１０６個
／ゴの夫々２露シを畳表（ＩＯ×１０国）（こ塗布植沼
した後、この畳表の上にカーペットサンプル（　５　Ｘ
　５　ａｘ　）をのせ、１週間２５’０，　ＲＨ　７　
０　％の条件下をこ保持した。保持後サンプｌし下の畳
表にカビが発生しているか否かを観察し、各サンプルの
防黴効果を下記基準により判定した。

＋・・・・カビ発生 −・−・・カビ認められず その結果ブランクでは十の判定が得られたがカーペクト
サンプ／Ｌ／Ｍの使用では、いずれも−であつたＯ 実施例８ 上記実施例４で用いた本発明の供試化合物の夫々ｌＯｇ
ｔこ香料微量、エチｌレセロソルブ２０Ｉｗｔ及び無臭
灯油の全体を１５０　ｗｅとする量を加え、これと液化
石油ガス及びジメチルエーテμ混合物（５０：５０容積
比）の１５０　ｍｌとをニアシーＭ用耐圧缶（内容４０
　（ｌ　ｍｌ　）に充填して噴射装置に取り付は密封し
てエアシーｌし剤の形態の本発明害虫忌避剤を得る。

か（して得られた各エアゾール剤を用０、実施例４と同
様にしてチャノくネコ゛キブリ１こ対する忌避効果試験
ン行なった所、第４表記載の結果と１司等の結果を得た
。

実施例９ 実施例４で用いた本発明の供試化合物夫々５ｇ、ニトロ
セルロース２５ｇ、シンナー２５ｇ及びジプチＶフタレ
ー）２ｇを混合溶解して、塗斜形ルの本発明害虫忌避剤
を得る。

かくして得られた各塗料を用（・、実施例４と同様に忌
避効果試験を行なった所、第４表記戦の結果と同様の結
果を得た。

実施例１０ 実施例４で用いた本発明の供試化合物の夫・に５ｑ及び
効力増強剤としてＮ−（２−エチ７レヘキシ１〕）−ビ
シクロ−ＭＬ２，１）−５−へブテンース３−シカ７レ
ポキシイミド５　ｇＹｎ−ヘキサンＩＥに希釈し、不織
布（ポリエチレン−木綿（３：１重量比）製、厚さ３０
０μ、面積ｌ〆）ｔこ、供試化合物が３０９となるよう
に含浸後乾燥して、シート状形態の本発明害虫忌避材を
得る。

得られたシートを、入口内寸４（ｍＸ３０／ｌ！のベニ
ヤ板製箱（内寸２０　Ｘ　３０　Ｘ　４　ｔｙｔｔ　）
の各内壁５面に合った大きさに切断後貼り合せ、実施例
４と同様に忌避効果試験ｔこ供した所、第４表記載の結
果とほぼ同等の結果を得た。

実施例 実施例４で用いた本発明の供試化合物３重量部、酸化ケ
イ素１重竜部及びシクロドデカン９６重量部を充分に抽
潰混合後、３００１ｇ／ｄの加圧下に１０　ｇ／錠に打
鍵し、錠剤の形態を有する本発明害虫忌避剤を得る。

得られた錠剤を実施例４記載のベニヤ板製箱内に各組２
　＞２づつ入れ、同様の忌避効果試験を行なった所略々
同様の結果を得た。

実施例 実施例４で用いた本発明の供試化合物の夫々を酸化ケイ
素の同重量と充分攪拌混合後粉状化して、粉末状形態の
本発明害虫忌避剤を得る。

得られた粉末各３ｇを布製袋１こ充填しその各１袋を実
施例４と同様にベニヤ板製箱内に入れ同様の忌避効果試
験に供した所、はぼ同様の結果を得た。

実施例１３ 実施例４で用いた本発明の供試化合物６重量部をス４６
−ドリイソグロビルーＬａ５−トリオキサン９４重量部
と混合後約９０’Ｃで加熱溶解した液中に、桐製板（１
５ｃＩＩｘ　１５　ｏｃｌＩＩｘ　２ｃｍ厚さ）を浸漬
し、１５＃／ｄで加圧処理して、木材重量の約２５％と
なる量の液を含浸させて、害虫忌避剤保持木材の形態の
本発明害虫忌避材を得る。

得られた各木材を用いて実施例４記載の箱と同一寸法の
箱を貼合せ作成し、この箱（有効成分保持旦約１５９）
ｔこつぎ同様の害虫忌避効果試験を行なった所はぼ同様
の結果を得た。

（以上） 特許出願人　アース製薬株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｌ　　Ｐ−クロロ−ｍ−キシレノール、０−フェニルフ
   ェノール、安息香酸ベンジル、およびａ・−プロモーシ
   ンナミックアルデヒドから選ばれた少なくとも１種を有
   効成分として含有することを特徴とする害虫忌避組成物
   。 ｚ　　ｐ−ｙロローｍ−＋シレノール、０−フェニルフ
   ェノール、安息香酸ベンジル、およびａ−プロモーシン
   ナミックアＭデヒドから選ばれた少なくとも１種を有効
   成分として含有する害虫忌避剤組成物を基材ｔこ保持さ
   ぜたことを特徴とする害虫忌避材。