JPH0331206A - 殺ダニ剤組成物 - Google Patents

殺ダニ剤組成物

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JPH0331206A
JPH0331206A JP16373989A JP16373989A JPH0331206A JP H0331206 A JPH0331206 A JP H0331206A JP 16373989 A JP16373989 A JP 16373989A JP 16373989 A JP16373989 A JP 16373989A JP H0331206 A JPH0331206 A JP H0331206A
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Osamu Sudo
修 須藤
Yasuharu Kodama
児玉 泰晴
Takeshi Wada
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、殺ダニ剤組成物に関し、さらに詳しくは、ベ
ンジルベンゾエートとイソボルニルチオシアノアセテー
トの双方を有効成分とすることによって各種の屋内塵性
ダニ類に対して高い殺ダニ効力と速効性を示す殺ダニ剤
組成物に関する。
〔従来の技術〕
衛生害虫である屋内塵性ダニ類は、アレルギー性喘息、
小児喘息、アトピー性皮膚炎等の原因と云われており、
また刺咬、吸血による各種皮膚炎さらには療廁症の原因
となっている。また、これらのダニ類は異常発生による
不快感や食品類の品質の劣化等の被害ももたらす。これ
らのダニ類の蔓延は、人類の衛生的、健康的な生活維持
を脅かし、著しく阻害するものであり、早急かつ確実に
殺滅させる必要がある。
従来、屋内塵性ダニ類であるケナガコナダニ、コナヒヨ
ウヒダニ、ツメダニ、ワクモ、ササラダニ、シラミダニ
、ヒゼンダニ、ホコリダニなどのダニ類およびイエダニ
等の駆除には、ピレスロイ)’系殺虫剤(d−780−
アレスリン、d−780−レスメトリン、ペルメトリン
、フエノトリン等)、有機燐系殺虫剤(ダイアジノン、
ジクロルボス、フェニトロチオン、トリクロルホン、マ
ラチオン、フェンチオン等)、カーバメート系殺虫剤(
プロボクスル等)などの各種殺虫剤が使用されていた。
また、殺虫剤以外の薬剤も屋内塵性ダニ類の防除に使用
されており、例えば、ベンジルベンゾエート(特開昭5
9−204102号)やイソボルニルチオシアノアセテ
ート(特開昭58−98008号、特開昭59−872
07号、特開昭60−4101号)が屋内塵性ダニ類に
対して専ら忌避剤として使用されている。また、イソボ
ルニルチオシアノアセテートはヒヨウヒダニ類やツメダ
ニ類の一部のダニの駆除剤としても使用できることが報
告されている(特開昭62−195312号)。その他
、従来の殺虫剤の欠点を補うために、フエノトリンやバ
ーメスリン等の特定のピレスロイド系化合物を有効成分
とし、あるいはこれにピレスロイド用共力剤や害虫忌避
剤を加えた殺ダニ剤が開発されている。
一般に、屋内において、殺ダニ剤はエアゾール剤、シー
ト剤、油剤、乳剤、粉剤、粒剤、燻煙剤等の製剤として
使用されてきたが、特に−般家庭においては、その使い
勝手の良さからシート剤あるいはエアゾール剤の使用が
主流となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
屋内塵中には、無気門類、前気門類、中気門類、隠気門
類などの形態的にも生理的にも異なる各種のダニ類が同
時に生息している。しかしながら、従来、これらのダニ
類の駆除に使用されているピレスロイド系、有機燐系、
カーバメート系の各種殺虫剤は、イエダニ等の中気門類
に属するダニ類に対しては高い殺ダニ効果を有している
ものの、その他のダニ類に対してはあまり効果がなく、
色々な種類の屋内塵性ダニ類を同時に駆除することは困
難であった。
また、従来屋内塵性ダニ類の駆除に使用されてきたピレ
スロイド系、有機燐系、カーバメート系の各種殺虫剤を
屋内に処理した場合、たとえ駆除ができたとしてもハエ
、ゴキブリなどの害虫の駆除に必要な薬量に比べて比較
にならないほどの多量の薬剤を必要とするために、人が
生活する室内でのこれらの殺虫剤の散布は安全性の面で
問題があった。
殺虫剤以外の駆除剤としてイソボルニルチオシアノアセ
テートが提案されている(特開昭62−195312号
)が、開示されている発明の内容では、ヒヨウヒダニ類
、ツメダニ類の一部のダニ類に対してのみ効果があるこ
とが示されている。
屋内ではヒヨウヒダニ類、ツメダニ類以外にもコナダニ
類やイエダニ類等の各種のダニ類が間通となり、ヒヨウ
ヒダニ類やツメダニ類だけの駆除だけでは満足するもの
ではなかった。
さらにもう1つの問題は、従来より使用されている各種
殺虫剤は、屋内塵性ダニ類に対して速効性を有していな
いことにある。ケナガコナダニやツメダニ類等の屋内塵
性ダニ類が室内に異常発生した場合、何よりも緊急的な
対応が必要であり、特に殺ダニ剤にとっては高い速効性
が要求される。しかし、従来の各種殺虫剤では、たとえ
駆除ができたとしても薬剤の処理から数週間光に効果が
現れるものが多く、その間ケナガコナダニやツメダニ類
等の屋内塵性ダニ類の被害にさらされ続けなければなら
なかった。
また、殺虫剤以外のベンジルベンゾエートやイソボルニ
ルチオシアノアセテートもダニ防除に使用されているが
、これらは屋内塵性ダニ類の忌避剤として使われ(特開
昭58−96008号、特開昭59−87207号、特
開昭59−204102号、特開昭60−4101号)
、畳、カーペット等のダニの生息場所から忌避させるだ
けで、根本的な駆除にはなっていなかった。また、別の
使い方として、従来の殺虫剤の欠点を補うために、フエ
ノトリンやバーメスリンなどのピレスロイド系殺虫剤に
ピレスロイド用共力剤や害虫忌避剤を加えた殺ダニ剤が
開発されているが(特開昭Go−142906号、特開
昭60−163805号)、開示されている発明の内容
では、薬剤が処理されてから効果が発現されるまでに少
なくとも1週間以7上を要するものであり、さらに色々
な種類の屋内塵性ダニ類を壊滅的に駆除し得るものでは
なかった。
従って、本発明の主たる目的は、各種の屋内塵性ダニ類
に対して従来にない巾広い殺ダニ効力を有し、さらには
低薬量で速効的な駆除効果を有する殺ダニ剤組成物を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の殺ダニ剤組成物は、ベンジルベンゾエートとイ
ソボルニルチオシアノアセテートの双方を有効成分とし
て含有することを特徴としている。また、上記本発明の
目的を最良に達成するためには、ベンジルベンゾエート
とイソボルニルチオシアノアセテートの配合比率は、重
量比で95−5〜60 : 40の範囲にあることが好
ましい。
〔発明の作用および態様〕
本発明者らは、前記問題点を解決すべく、屋内に生息す
る各種のダニ類を低薬量で、しかも速効的に駆除できる
殺ダニ剤を見いだすことを目的として、種々研究検討し
た結果、ベンジルベンゾエートとイソボルニルチオシア
ノアセテート(以下、IBTAと略す)の双方を含有し
、更に好ましくはベンジルベンゾエートとIBTAの配
合比率が重量比にて95:5〜60:40の範囲にある
ことによって各種の屋内塵性ダニ類に対し、低薬量で速
効的に90%以上の高い致死率を確認することができ、
上記問題点の解決が達成されることを見いだした。
後述する試験例1及び2から明らかなように、ベンジル
ベンゾエートはケナガコナダニに対しては充分な殺ダニ
効力を有するが、ヒヨウヒダニ類やツメダニ類に対して
は充分な殺ダニ効力は有さない。一方、IBTAはヒヨ
ウヒダニ類やツメダニ類に対しては充分な殺ダニ効力を
有するが、ケナガコナダニに対しては殆んど殺ダニ効力
を有さない。また、ベンジルベンゾエート単独又はI 
BTA単独ではいずれのダニ類に対しても速効性を有さ
ず、約12〜24時間経過した後になって初めて充分な
殺ダニ効力を示すようになる。ところが、ベンジルベン
ゾエートとIBTAが併存すれば、各種の屋内塵性ダニ
類に対して充分な殺ダニ効力を示すと共に、高い速効性
を示す。このような効力は、ベンジルベンゾエート又は
I BTAを単独で使用した場合の効果からは全く予測
し得ないことてあり、特に殺ダニ効力の速効性は上記二
成分の単なる相加的効果以上の顕著な新規な効果と云う
ことができる。本発明は、このような新規な知見に基づ
き完成されたものである。
本発明の殺ダニ剤組成物はケナがコナダニ、コナヒヨウ
ヒダニ、ヤケヒヨウヒダニ、クワガタツメダニ、フトツ
メダニ、ホソツメダニ、ミナミツメダニ、ホコリダニ、
ヒゼンダニ、ワクモ、ササラダニ等の屋内塵性ダニ類お
よびイエダニに対し強力に作用する。また本発明の殺ダ
ニ剤組成物は極めて速効的に作用し、特にケナガコナダ
ニ、ヒヨウヒダニ類、ツメダニ類に対しては、有機燐系
殺虫剤やピレスロイド系殺虫剤と比較して高い速効性を
有している。
本発明の殺ダニ剤組成物は使用目的に応じて各種の形態
、例えば、油剤、乳剤、水和剤、粉剤、粒剤、エアゾー
ル剤、または殺ダニ剤組成物を紙又は不織布に含浸せし
めた製剤(以後シート剤と略す)として使用できる。
本発明の殺ダニ剤組成物の使用量及び殺ダニ剤中の有効
成分量は、その製剤や適用方法、適用場所等に応じて適
宜決定される。たとえば、畳やカーペットに発生するダ
ニ類の駆除には、有効成分としてベンジルベンゾエート
を0. 1〜10g/イ、IBTAを0.005〜10
g/イの割合で処理することが望ましい。また、シート
剤に本発明の殺ダニ剤組成物を塗布または印刷等によっ
て含浸せしめる場合も、有効成分としてベンジルベンゾ
エートを0.1〜10g/rtf、I BTAを0.0
05〜10g/rr?の割合で加工することが望ましい
また、本発明の殺ダニ剤組成物には、本発明の有効成分
の活性を阻害しない範囲で他のピレスロイド系、有機燐
系、カーバメート系殺虫剤を配合することにより、不快
害虫の駆除を含めた多目的殺ダニ剤組成物として使用で
きるし、さらに他の殺ダニ剤、酸化防止剤、殺菌剤、香
料、着色料等を配合してもよい。
〔実 施 例〕
以下、実施例及び試験例を示して、本発明の効果につい
て具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定され
るものではない。
実施例1 ベンジルベンゾエート9.5gとIBTAO65gを無
臭灯油に溶解し、全体を150 mlとした後、300
 ml容エアゾール容器に充填し、バルブを取り付け、
噴射ガス(LPG、DME)150 mlを加圧充填し
、エアゾール形態の殺ダニ剤を調製した。
実施例2 ベンジルベンゾニー)8.0gとIBTA2゜0gを無
臭灯油に溶解し、全体を150m1とした後、300 
ml容エアゾール容器に充填し、バルブを取り付け、噴
射ガス(LPG、DME)150mlを加圧充填し、エ
アゾール形態の殺ダニ剤を調製した。
実施例3 ベンジルベンゾエート6.0gとI BTA4゜Ogを
無臭灯油に溶解し、全体を150m1とした後、300
 ml容エアゾール容器に充填し、バルブを取り付け、
噴射ガス(LPGSDME)150 mlを加圧充填し
、エアゾール形態の殺ダニ剤を調製した。
実施例4 ベンジルベンゾエート9重量部とIBTAI重量部の混
合物をトルエンに溶解し、有効成分の総量として2.0
g/rrrの割合になるようにクラフト紙に均一に塗布
した後、乾燥し、シート形態の殺ダニ剤を調製した。
実施例5 ベンジルベンゾエート8重量部とIBTA2重量部の混
合物をトルエンに溶解し、有効成分の総量として2.0
g/rdの割合になるようにクラフト紙に均一に塗布し
た後、乾燥し、シート形態の殺ダニ剤を調製した。
実施例6 ペンジルベンゾエート7重量部とIBTAB重量部の混
合物をトルエンに溶解し、有効成分の総量として2.0
g/TTfの割合になるようにクラフト紙に均一に塗布
した後、乾燥し、シート形態の殺ダニ剤を調製した。
実施例7 ペンジルベンゾエート7重量部とI BTAB重量部の
混合物を白灯油に溶解し、有効成分の総量として0.5
%を含有する油剤形態の殺ダニ剤を調製した。
実施例8 ベンジルベンゾエート8重量部とI BTA2重量部の
混合物をクレーと十分混合し、有効成分の総量として1
.0%を含有する粉剤形態の殺ダニ剤を調製した。
試験例1 ベンジルベンゾエートおよびl BTAを数種の比率に
配合し、各々の殺ダニ効力を調査した。
供試ダニとしてツマキラー■開発部で累代飼育している
ケナがコナダニ、コナヒヨウヒダニ、ヤケヒヨウヒダニ
、クワガタツメダニを用い、ろ紙接触試験を行った。す
なわち、各種薬剤をアセトンに溶解させ、この溶液の一
部をとり、5cmX10cmのろ紙に所定の薬量が均一
に付着するように塗布した。乾燥した後、ろ紙を二つに
折り、約50匹の供試ダニをろ紙の内側に入れて三辺を
クリップで止め、強制的に接触させ、24時間後の供試
ダニ数と死亡ダニ数を調査し、死亡率を算出した。その
結果を第1表に示す。
第1表:各種配合比率のベンジルベンゾエート−I B
TA混合剤の屋内塵性ダニ類に対する効果(薬剤塗布量
:0.5g/rr?) CM:クワガタツメダニ 第1表に示す結果から明らかなように、ベンジルベンゾ
エートとIBTAの配合比率が重量比にて95:5〜6
0:40の範囲で各種の屋内塵性ダニ類に対し、90%
以上の致死率が得られ、最も効果的な巾広い殺ダニ効力
を有していた。
試験例2 本発明の殺ダニ剤の速効性を調査するために、ベンジル
ベンゾエートとIBTAを8=2の割合で配合した混合
剤、及び比較としてベンジルベンゾエートのみ、IBT
Aのみ、フェニトロチオン、d−T2O−レスメトリン
について殺ダニ効力試験を行なった。供試ダニとしてツ
マキラー■開発部で累代飼育しているケナガコナダニ、
コナヒヨウヒダニ、ヤケヒヨウヒダニを用い、試験例1
と同様の方法でろ紙接触試験を行った。その結果を第2
表に示す。
第2表:各薬剤の屋内塵性ダニ類に対する速効DF:コ
ナヒョウヒダニ DP:ヤケヒヨウヒダニ 第2表に示す結果から明らかなように、本発明の殺ダニ
剤は屋内塵性ダニ類に対して、従来公知の薬剤、即ちフ
ェニトロチオンやdT80−レスメトリンに比べ、高い
速効性をHしていることを確認した。また第2表に示さ
れているよように、ベンジルベンゾエート及びIBTA
を単独で用いた場合にも速効性は示さないが、これらの
二成分が併存することによって高い速効性を示すように
なる。
以下、各種ダニ類に対する本発明の殺ダニ剤の殺ダニ効
力試験を示す。尚、試験例3〜5における各供試薬剤の
基準使用薬量/Mは次のとおりである。
サンプルNα ベンジルベンゾエート IBTA実施例
1     0.19  g/ば   o、01g/ゴ
I’  2     0.1B  g/d    0.
04g/rrr〃3     0.12  g/rf 
   O,08g/rr?I〆 4     1.8 
 g/rf    O,2g/ば”  5     1
.8  g/ば   0.4 g/ば”    6  
         1.4    gノrrr    
    0.8g/イ試験例3 ケナガコナダニに対する殺ダニ効力試験を行った。
20 cm X 20 as X 6 cm Hのミニ
畳を、温度2B±2℃にて飽和塩化カリウム水溶液(湿
度84%RH)で湿度を調整した容器内に保存し、ケナ
ガコナダニを培地ごと2g(約20,000匹)植え付
け、再び上記の条件下に保存した。約2週間後、ダニが
十分増殖したことを確認した後、実施例1,2のエアゾ
ール剤を畳の表面に10秒/Mの割合で噴霧処理を行い
、これを再び前述の条件下に保存した。また、実施例4
.5のシート剤を20 cm X 20 amに切り、
このシート剤で畳の表面を覆い、これを再び前述の条件
下に保存した。さらに、比較として、フェニトロチオン
2g/rrl含有のシート剤を同様の方法で処理、保存
した。
処理後のダニ数の調査は、所定日数経過後、ミニ畳上に
10cmX10c+nの黒紙2枚を10分間置き、黒紙
の表裏を活動するダニを数え、これを生ダニ数とし、次
式により増殖抑制率を求めた。その結果を第3表に示す
第3表:ケナガコナダニに対する効果 第3表に示す結果から明らかなように、本発明の殺ダニ
剤は、ケナガコナダニに対し、高い速効性を有している
ことを確認した。特に、実施例4,5のシート剤は残効
性も優れていることを確認した。
試験例4 コナヒヨウヒダニに対する殺ダニ効力試験を行った。
20 cra X 20 cmに切断した純毛源カーペ
・ソトを温度26±2℃にて飽和塩化ナトリウム溶液(
湿度75%RH)で湿度を調整した容器内に置き、コナ
ヒヨウヒダニを培地ごと2.0g(約1000匹)植え
付け、保存した。約2週間後、ダニが十分増殖したこと
を確認した後、実施例2.3のエアゾール剤をカーペッ
トの表面に10秒/lT11+の割合で噴霧処理を行い
、これを再び前述の条件下に保存した。また、実施例5
,6のシート剤を20 am X 20 amに切り、
このシート剤でカーペットの表面を覆い、これを再び前
述の条件下に保存した。さらに、比較として、フェニト
ロチオン2g/rrr含有のシート剤を同様の方法で処
理、保存した。
ダニ数の調査及び増殖抑制率の算出は試験例3と同様の
方法で行った。その結果を第4表に示す。
第4表:コナヒヨウヒダニに対する殺ダニ効果第4表に
示す結果から明らかなように、本発明の殺ダニ剤は、コ
ナヒヨウヒダニに対し、高い速効性を有していることを
確認した。特に、実施例5.6のシート剤は残効性も優
れていることを確認した。
試験例5 ヤケヒヨウヒダニに対する殺ダニ効力試験を行った。
20anX20cmに切断した純毛製カーペットを温度
26±2℃にて飽和塩化ナトリウム溶液(湿度75%R
H)で湿度を調整した容器内に置き、ヤケヒヨウヒダニ
を培地ごと2.0g(約1000匹)植え付け、保存し
た。約2週間後、ダニが十分増殖したことを確認した後
、実施例2.3のエアゾール剤をカーペットの表面に1
0秒/Mの割合で噴霧処理を行い、これを再び前述の条
件下に保存した。また、実施例5,6のシート剤を20
(至)×20CII+に切り、このシート剤でカーペッ
トの表面を覆い、これを再び前述の条件下に保存した。
さらに、比較として、フェニトロチオン2g/rrf含
有のシート剤を同Flの方法で処理、保存した。
ダニ数の調査及び増殖抑制率の算出は試験例3と同様の
方法で行った。その結果を第5表に示す。
第5表:ヤケヒヨウヒダニに対する殺ダニ効果第5表に
示す結果から明らかなように、本発明の殺ダニ剤は、ヤ
ケヒヨウヒダニに対し、高い速効性を有していることを
確認した。特に、実施例5.6のシート剤は残効性も優
れていることを確認した。
試験例6 ツメダニの一種が大量発生した畳部屋(6畳)に実施例
5のシート剤を畳の上に均一に敷きつめた。シート剤の
処理の前後に電機掃除機で吸引したゴミから飽和食塩水
浮遊法にてツメダニ数のみを調査し、本発明の殺ダニ剤
の効力評価を行った結果、シート剤の処理前には49匹
/イであったのに対し、処理後5日目には2匹/ばであ
り、高い駆除効果が認められた。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の殺ダニ剤組成物は、ベンジルベ
ンゾエートとイソボルニルチオシアノアセテートの双方
を有効成分として含有しているため、これら両成分の相
乗効果により、各種の屋内塵性ダニ類に対して低薬量で
極めて高い殺ダニ効力を発揮し、さらに上記各成分の単
独使用では予測し得ないような高い速効性を示す。従っ
て、このように優れた殺ダニ効力を有する殺ダニ剤組成
物をエアゾール剤、シート剤、油剤、乳剤、粉剤、粒剤
、燻煙剤等の各種剤型に製剤し、畳、カーペット、床ま
たは布団、枕等の寝具、さらには押し入れや家具などに
散布、噴霧、塗布、燻煙、加熱蒸散、またはシート剤等
の処理により、あらゆる種類の屋内塵性ダニ類に対し、
低薬量で速効的に作用し、優れた駆除効果を挙げること
ができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベンジルベンゾエートとイソボルニルチオシアノ
    アセテートの双方を有効成分として含有することを特徴
    とする殺ダニ剤組成物。
  2. (2)ベンジルベンゾエートとイソボルニルチオシアノ
    アセテートの配合比率が重量比で95:5〜60:40
    の範囲にある請求項1記載の殺ダニ剤組成物。
JP1163739A 1989-06-28 1989-06-28 殺ダニ剤組成物 Expired - Lifetime JP2729397B2 (ja)

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