JPH07102024A - 架橋型中空重合体粒子ラテックスの製造方法 - Google Patents

架橋型中空重合体粒子ラテックスの製造方法

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JPH07102024A
JPH07102024A JP27499893A JP27499893A JPH07102024A JP H07102024 A JPH07102024 A JP H07102024A JP 27499893 A JP27499893 A JP 27499893A JP 27499893 A JP27499893 A JP 27499893A JP H07102024 A JPH07102024 A JP H07102024A
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latex
monomer
hollow polymer
polymer particles
weight
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JP27499893A
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Hideki Toda
英樹 任田
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性、耐溶剤性を有する架橋型中空重合体
粒子のラテックスの製造方法を提供する。 【構成】 スチレン77重量%、メタクリル酸メチル1
1重量%及びメタクリル酸12重量%の重合体から構成
される空隙率60%の中空重合体粒子のラテックス(固
形分換算)100重量部の存在下に、ジビニルベンゼン
20部及びエチルビニルベンゼン5部を乳化重合して、
架橋型中空重合体粒子のラテックスを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架橋型中空重合体粒子
ラテックスの製造方法に関する。さらに詳しくは、耐熱
性、耐溶剤性を有する架橋型中空重合体粒子ラテックス
の製造方法を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】塗工紙や、塗料の用途では、塗膜の軽量
化や、白紙光沢、白色度などを高めるために、有機顔料
が使われている。有機顔料のうち、粒子内部に内孔を有
するいわゆる中空重合体粒子の製法に関する研究が盛ん
に行われている。しかし、これらの研究は、内孔径の大
きさを大きくする研究がほとんどであって、これらの製
法によって得られる中空重合体粒子は、有機顔料として
はば広い用途に利用できるものではなかった。本発明者
らも、先に有機顔料として利用できる中空重合体粒子ラ
テックスの製法を提案してきた(特開昭64−1704
号公報、特開平3−26724号公報)。これらの方法
で得られる中空重合体粒子を紙塗被用の有機顔料として
用いることによって、塗工紙などの不透明度、白色度、
白色光沢などを向上させることができた。しかし、この
中空重合体粒子を樹脂などに練りこんで使用する場合あ
るいは有機溶媒系の塗料用の顔料として使用した場合な
どには、熱や有機溶媒によって粒子形状が変形して中空
形状を保持できず、不透明度、白色度などの特性が得ら
れなくなることがあり、用途が限定されるのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は耐熱
性、耐溶剤性を有する架橋型中空重合体粒子のラテック
スを提供することにある。本発明者らは、前記目的を達
成すべく鋭意検討した結果、中空重合体粒子のラテック
スの存在下に、特定の単量体を重合することによって、
本目的を達成できることを見いだし、この知見に基づい
て、本発明を完成するに到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、芳香族ビニル単量体45〜99重量%、エチレン性
不飽和カルボン酸単量体1〜25重量%、エチレン性不
飽和カルボン酸エステル単量体5〜40重量%及びこれ
らと共重合可能な単量体0〜49重量%を重合して得ら
れる重合体から構成される中空重合体粒子のラテックス
100重量部(固形分換算)の存在下に、2個以上のエ
チレン性不飽和結合を有する単量体を必須成分とする単
量体混合物1〜30重量部を重合することを特徴とする
架橋型中空重合体粒子ラテックスの製造方法が提供され
る。
【0005】本発明に用いる中空重合体粒子のラテック
スは、それを構成する重合体粒子の形状が中空であるも
のである。
【0006】本発明に用いる中空重合体粒子のラテック
スにおいて、それを構成する中空重合体粒子のガラス転
移温度が、通常、+50〜+200℃、好ましくは+7
0〜+150℃であるものを用いると、本発明により得
られる架橋型中空重合体粒子を有機顔料として好適に利
用できる。
【0007】本発明に用いる中空重合体粒子のラテック
スにおいて、それを構成する重合体粒子の粒子外径は、
通常、50〜5000nm、好ましくは100〜200
0nmである。また、重合体粒子の空隙率は、通常20
%以上、好ましくは40%以上である。空隙率が20%
未満のものを用いて得られる架橋型中空重合体粒子で
は、塗膜の不透明度などの特性が低下する。
【0008】本発明に用いる中空重合体粒子のラテック
スは、芳香族ビニル単量体、エチレン性不飽和カルボン
酸単量体、エチレン性不飽和カルボン酸エステル単量体
及びこれらと共重合可能な単量体とを重合して得られる
共重合体から構成されている。
【0009】芳香族ビニル単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン
等が挙げられる。芳香族ビニル単量体の量は、中空重合
体粒子のラテックスを構成する重合体を得るために用い
る全単量体の、45〜99重量%、好ましくは65〜8
0重量%である。45重量%未満になると、塗膜の不透
明度、白紙光沢などの特性が低下する。
【0010】エチレン性不飽和カルボン酸単量体として
は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などのエチ
レン性不飽和モノカルボン酸;フマル酸、マレイン酸、
イタコン酸、ブテントリカルボン酸などのエチレン性不
飽和多価カルボン酸;マレイン酸モノエチル、イタコン
酸モノメチルなどのエチレン性不飽和多価カルボン酸の
部分エステル化物などが挙げられる。エチレン性不飽和
カルボン酸単量体の量は、中空重合体粒子のラテックス
を構成する重合体を得るために用いる全単量体の、1〜
25重量%、好ましくは1〜15重量%である。25重
量%を超えると、中空重合体粒子の空隙率が低下する。
【0011】エチレン性不飽和カルボン酸エステル単量
体としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸n−アミル、(メタ)アクリル酸イソアミ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸グリシジル等
が挙げられる。エチレン性不飽和カルボン酸エステル単
量体の量は、中空重合体粒子のラテックスを構成する重
合体を得るために用いる全単量体の、5〜40重量%、
好ましくは10〜30重量%である。5重量%未満で
は、中空重合体粒子の空隙率が低下し、40重量%を超
えると塗膜の不透明度、白紙光沢などの特性が低下す
る。
【0012】芳香族ビニル単量体、エチレン性不飽和カ
ルボン酸単量体及びエチレン性不飽和カルボン酸エステ
ル単量体と共重合可能な単量体としては、(メタ)アク
リロニトリル等のエチレン性不飽和ニトリル単量体;ア
リルグリシジルエーテル等のエチレン性不飽和グリシジ
ルエーテル;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド等のエチレン性不飽和アミド単量体;
1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−
1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン等の共役ジ
エン単量体;塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン
化ビニル;酢酸ビニル等のカルボン酸ビニルエステル;
ビニルピリジン等が挙げられる。これらの単量体の量
は、中空重合体粒子のラテックスを構成する重合体を得
るために用いる全単量体の、49重量%以下、好ましく
は24重量%以下である。
【0013】本発明に用いる中空重合体粒子のラテック
スの製法としては、特開昭60−69103号公報、特
開昭64−1704号公報、特開平3−26724号公
報などに記載の方法が挙げられる。これらの製法によっ
て得られる中空重合体粒子のラテックスのうち、カルボ
キシ変性共重合体ラテックスに、塩基を添加してラテッ
クスのpHを8以上とし、次いで、酸を添加してラテッ
クスのpHを7以下にして得られた(特開昭64−17
04号公報、特開平3−26724号公報記載の方法)
中空重合体粒子のラテックスは、高空隙率で大粒子径の
中空重合体粒子で構成されており、又この中空重合体粒
子ラテックスの存在下に単量体を重合する際の重合安定
性が高いので好適である。
【0014】本発明に用いる、中空重合体粒子ラテック
スの存在下に重合する単量体混合物は2個以上のエチレ
ン性不飽和結合を有する単量体を必須成分とするもので
ある。
【0015】2個以上のエチレン性不飽和結合を有する
単量体としては、ジビニルベンゼン等の芳香族ジビニル
化合物;ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート等の
ジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート等のトリ(メタ)アクリレート等が挙
げられる。2個以上のエチレン性不飽和結合を有する単
量体の量は、単量体混合物の50〜100重量%、好ま
しくは70〜100重量%である。50重量%未満では
架橋型中空重合体粒子の耐熱性、耐溶剤性が低下する。
【0016】2個以上のエチレン性不飽和結合を有する
単量体以外の共重合可能な単量体としては、スチレン、
エチルビニルベンゼン、α−メチルスチレン、クロロス
チレン等の芳香族モノビニル単量体、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸2−エチルヘキシル等のエチレン性不飽和カルボン
酸エステル単量体;(メタ)アクリルアミドなどのエチ
レン性不飽和カルボン酸アミド;(メタ)アクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸等のエチレン性不飽和カルボン
酸単量体;などが挙げられる。これらの単量体のうち、
芳香族モノビニル単量体が好適である。
【0017】該単量体混合物の量は、中空重合体粒子の
ラテックスの固形分100重量部に対して1〜30重量
部、好ましくは10〜28重量部である。1重量部未満
では架橋型中空重合体粒子の耐熱性、耐溶剤性が低下
し、30重量部を超えると架橋型中空重合体粒子の空隙
率が小さくなるので、これを用いて得られる塗膜の不透
明度、白紙光沢、印刷光沢、白色度などが低下する。
【0018】2個以上のエチレン性不飽和結合を有する
単量体を必須成分とする単量体混合物の重合は、中空重
合体粒子のラテックスの存在下で行われる。具体的に
は、中空重合体粒子のラテックスの重合に引続き、該単
量体混合物を添加して重合を行ってもよいし、中空重合
体粒子のラテックスを別個に重合しておいて、中空重合
体粒子のラテックスを反応器に、適宜、移し、該単量体
混合物を重合してもよい。重合の手段は、乳化重合法、
懸濁重合法、析出重合法などいずれの方法でもよい。重
合媒体としては、水や、アルコール、ケトン等の有機溶
媒や、これらの混合溶媒いずれでもよい。
【0019】該単量体混合物の重合において、単量体又
は重合副資材の添加方法は特に限定されず、初期一括添
加方法、分割添加法、連続添加法などいずれの方法でも
よく、いわゆるパワーフィード添加方法を採用すること
もできる。重合温度も特に限定されず、通常、5〜90
℃である。
【0020】
【発明の効果】本発明の製法により得られる架橋型中空
重合体粒子ラテックスは、耐熱性、耐溶剤性を有する架
橋型中空重合体粒子のラテックスであるので、有機顔
料、断熱剤、樹脂添加剤、表面平滑剤などとして、印刷
用紙、感熱紙、水性塗料、油性塗料、繊維などの用途に
好適に利用できる。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。なお、実施例中の部及び%は重量基準であ
る。
【0022】本実施例において行った評価方法を以下に
説明する。 (ガラス転移温度)重合体ラテックスを枠付きガラス板
に流延し、23℃、65%R.H.の雰囲気に48時間
放置して固形物を得る。この固形物について、示差走査
熱量計(DSC、セイコー電子工業社製:SSC520
0)を用いて、開始温度−100℃、昇温速度5℃/分
の条件で測定した。
【0023】(平均粒子外径、空隙率)透過型電子顕微
鏡で写真撮影し、写真から、粒子350個を無作為に選
び出し、その粒子外径及び内孔径を測定し、その数平均
を求めた。空隙率は、粒子を真球と仮定して、平均粒子
外径及び平均内孔径からそれぞれの体積を求め、その比
率で表した。
【0024】(耐熱性)中空重合体粒子のラテックスを
熱天秤を用いて200℃で1時間加熱した後、走査型電
子顕微鏡を用いて粒子の形状を観察し、以下の基準で評
価した。 ○:中空形状のままで変化なし △:中空形状が少し崩れている ×:中空形状が完全に壊れている。
【0025】(耐溶剤性)中空重合体粒子のラテックス
(固形分)100部にトルエン50部を添加し48時間
経過した後、走査型電子顕微鏡を用いて粒子の形状を観
察し、以下の基準で評価した。 ○:中空形状のままで変化なし △:中空形状が少し崩れている ×:中空形状が完全に壊れている。
【0026】(不透明度)中空重合体粒子のラテックス
(固形分)100部、カルボキシ変性共役ジエン系ラテ
ックス(日本ゼオン社製:Nipole407F、固形
分)8部を混合して攪拌し、固形分濃度30%の紙塗被
用組成物を得た。この紙塗被用組成物を黒羅紗紙に塗工
量が片面当り5g/m2となるように塗布し、塗布直後
に140℃の熱風で30秒間、さらに200℃の恒温器
内で1時間乾燥し、塗工紙を得た。この塗工紙につい
て、ハンター白色度計(村上色彩研究所製)を用いて、
緑色フィルター(540nm)を使用した条件での、標
準白色板と標準黒色板との反射光量の比を測定した。
【0027】参考例1 イオン交換水30部に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム0.2部、スチレン81部、メタクリル酸メチ
ル12部及びメタクリル酸7部を添加し攪拌して、単量
体エマルジョンを得た。還流冷却管、温度計及び分液ロ
ート付きのフラスコにイオン交換水200部を仕込み8
0℃に加温した。このフラスコに過硫酸カリウム(KP
S)3%水溶液5部を添加した。次に、前記単量体エマ
ルジョンと、過硫酸カリウム3%水溶液20部を同時に
添加を開始し、8時間後に終了した。添加終了後さらに
2時間反応させて、20℃に冷却してカルボキシ変性共
重合体ラテックスを得た。次に、このカルボキシ変性共
重合体ラテックスにスチレン5部を添加し、その直後に
水酸化カリウム10%水溶液44部を添加した。添加
後、80℃に加温し、3時間攪拌した。このときのpH
は12.3であった。次いで、メタクリル酸5%水溶液
140部を添加し、80℃で3時間攪拌した。このとき
のpHは5.5であった。その後、過硫酸カリウム3%
水溶液10部を添加し、80℃で2時間攪拌して残留単
量体を重合させ、20℃に冷却して平均粒子外径500
nm、空隙率60%、ガラス転移温度105℃及び固形
分濃度30%の中空重合体粒子のラテックスを得た。
【0028】参考例2 参考例1における単量体エマルジョンに用いる単量体
を、表1又は表2に示す処方のものに変えた他は参考例
1と同様にして粒子外径500nm、空隙率59%、ガ
ラス転移温度105℃及び固形分濃度30%の中空重合
体粒子のラテックスB及び粒子外径500nm、空隙率
59%、ガラス転移温度108℃及び固形分濃度30%
の中空重合体粒子のラテックスCを得た
【0029】実施例1 参考例1で得られた中空重合体粒子のラテックスA(固
形分換算)100部を還流冷却管付きセパラブルフラス
コに仕込み攪拌し、次いでドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム0.1部、ジビニルベンゼン20部、エチル
ビニルベンゼン5部及びイオン交換水25部からなるエ
マルジョンを添加し、さらに過硫酸カリウム3%水溶液
8部を添加し、80℃に2時間かけて昇温し、80℃に
到達後3時間その温度を維持した後、20℃に冷却して
架橋型中空重合体粒子のラテックスを得た。その結果を
表1に示す。
【0030】実施例2〜4 実施例1における中空重合体粒子のラテックス及びエマ
ルジョンに用いた単量体を表1に示す処方に変えた他は
実施例1と同様にして架橋型中空重合体粒子のラテック
スを得た。それらの評価結果を表1に示す。
【0031】実施例5 参考例で得られた中空重合体粒子のラテックス(固形分
換算)100部、水600部及びエチルアルコール11
10部を還流冷却管付きセパラブルフラスコに仕込み、
70℃に昇温し、70℃に維持しながら攪拌した。次い
で2,2’−アゾビスイソブチロニトリル3部、ジビニ
ルベンゼン16部、エチルビニルベンゼン4部及びエチ
ルアルコール90部からなる混合溶液を添加し、6時
間、70℃で反応させた。その後20℃に冷却して架橋
型中空重合体粒子のラテックスを得た。その結果を表1
に示す。
【0032】
【表1】
【0033】比較例1〜4 実施例1における中空重合体粒子のラテックス及びエマ
ルジョンに用いる単量体を表2に示す中空重合体粒子の
ラテックス及び単量体に変えた他は実施例1と同様にし
て中空重合体粒子のラテックスを得た。その結果を表2
に示す。
【0034】参考例3 イオン交換水30部に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム0.2部、スチレン70部、メタクリル酸メチ
ル25部及びメタクリル酸5部を添加し攪拌して、単量
体エマルジョンを得た。還流冷却管、温度計及び分液ロ
ート付きのフラスコにイオン交換水200部を仕込み8
0℃に加温した。このフラスコに過硫酸カリウム(KP
S)3%水溶液5部を添加した。次に、前記単量体エマ
ルジョンと、過硫酸カリウム3%水溶液20部を同時に
添加を開始し、8時間後に終了した。添加終了後さらに
2時間反応させて、20℃に冷却してカルボキシ変性共
重合体ラテックスを得た。
【0035】比較例5 実施例1において中空重合体粒子のラテックスAに代え
て参考例4で得られたカルボキシ変性共重合体ラテック
スを用いた他は実施例1と同様にして架橋型重合体粒子
のラテックスを得た。それらの評価結果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】表1及び表2から、本発明の方法によっ
て、耐熱性及び耐溶剤性を有する架橋型中空重合体粒子
のラテックスが得られることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ビニル単量体45〜99重量%、
    エチレン性不飽和カルボン酸単量体1〜25重量%、エ
    チレン性不飽和カルボン酸エステル単量体5〜40重量
    %及びこれらと共重合可能な単量体0〜49重量%を重
    合して得られる重合体から構成される中空重合体粒子の
    ラテックス100重量部(固形分換算)の存在下に、2
    個以上のエチレン性不飽和結合を有する単量体を必須成
    分とする単量体混合物1〜30重量部を重合することを
    特徴とする架橋型中空重合体粒子ラテックスの製造方
    法。
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