JP2008201840A - インクジェット用顔料インク - Google Patents

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Abstract

【課題】光沢性に優れた記録物を作製することができるインクジェット用顔料インクを提供すること。
【解決手段】インクジェット用顔料インクであって、前記インクジェット用顔料インクが顔料及び透明微粒子を含有してなり、前記顔料の平均粒径R〔nm〕、及び前記透明微粒子の平均粒径r〔nm〕が、下記式(1)の関係を満足することを特徴とするインクジェット用顔料インク。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット用顔料インクに関する。更には、光沢性が高く、ざらつき感がない画像を得ることができるインクジェット用顔料インクに関する。
インクジェット記録方法は、インク小滴を普通紙、及び、光沢メディア等の記録媒体上に付与して、画像を形成する記録方法である。このインクジェット記録方法によれば、比較的安価な記録装置を用いながら、解像度が高く且つ鮮明な画像を高速に記録することができる。
従来から、インクジェット記録方法に用いるインクに関する様々な提案がある。そして、最近では、インクジェット記録方法による画像に、耐水性や耐光性等の堅牢性に優れた特性を与えることができるため、色材として顔料を用いることに関する検討が数多く行われている。
顔料を用いたインクジェット用インクについては、記録品位、吐出特性、保存安定性、目詰まり性、定着性等の基本的なインクジェット特性を満たすインクが開示されている(特許文献1〜3)。
又、最近では高品質な画像に対する要求が高まり、インク中の顔料の粒径を制御することで高品質な画像を得ようとする試みがなされている。例えば、顔料インクの顔料の粒径を細かくする、ある粒径範囲に特定量の粒径が存在する顔料インク等が開示されている(特許文献4〜7)。しかし、顔料は記録媒体上で凝集した状態で存在するため、顔料の粒径の制御のみでは、記録物の光沢性や透明性の更なる向上を充分に達成することはできなかった。
更に、ポリエチレンイミンを含有するインクが開示されている(特許文献8〜10)。しかし、この方法でも、記録物の光沢性や透明性の更なる向上を充分に達成することはできなかった。
特開平2−255875号公報 特開平4−334870号公報 特開平4−57860号公報 特開平1−204979号公報 特開平4−220473号公報 特開平7−331147号公報 特開平8−151546号公報 特開平6−329964号公報 特開平10−36726号公報 特開平10−60352号公報
そこで、本発明の目的は、光沢性に優れた記録物を作製することができるインクジェット用顔料インクを提供することにある。
上記の目的は以下の本発明によって達成される。本発明にかかるインクジェット用顔料インクは、記インクジェット用顔料インクが顔料及び透明微粒子を含有してなり、前記顔料の平均粒径R〔nm〕、及び前記透明微粒子の平均粒径r〔nm〕が、下記式(1)の関係を満足することを特徴とする。
Figure 2008201840
以上に説明したように、本発明によれば、顔料及び透明微粒子を含有するインクジェット用顔料インク(以下、単にインクともいう)において、顔料の平均粒径と透明微粒子の平均粒径とをそれぞれ制御することで、光沢性や透明性に優れた記録物が得られる。
以下、発明を実施するための最良の形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
本発明者は、顔料及び透明微粒子を含有するインクジェット用顔料インク(以下、単にインクともいう)において、顔料の平均粒径と透明微粒子の平均粒径とをそれぞれ制御することで、光沢性や透明性に優れた記録物が得られることを見出して、本発明を完成するに至った。
<顔料>
本発明にかかるインクは、色材として顔料を含有する。顔料は、従来公知の有機及び無機顔料が使用できる。例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロニ顔料等の多環式顔料、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ等の染料レーキや、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等の有機顔料、カーボンブラック等の無機顔料が挙げられる。又、カラーインデックスに記載されていない顔料であっても水分散が可能であればいずれの顔料も使用可能である。
イエロー顔料は、C.I.ピグメントイエロー:12、13、14、15、17、73、74、93、128、138、180が挙げられる。マゼンタ顔料は、C.I.ピグメントレッド:2、122、123、184、202が挙げられる。シアン顔料は、C.I.ピグメントブルー:15、15:2、15:3、16、60が挙げられる。ブラック顔料はカーボンブラックが挙げられる。
顔料の平均粒径は200nm以下であることが好ましい。顔料の平均粒径が200nmを超えると、通常の製造方法で得られる顔料インクであれば、インク中に存在する粗大粒子の割合が多くなる。この粗大粒子は、化学的及び物理的な環境変化に対して容易に更なる粗大粒子に成長しやすいため、記録ヘッドのノズル目詰りの原因になる。顔料の平均粒径の測定は光散乱法、電気泳動法、レーザードップラー法等を用いた市販の粒径測定機器により行うことができる。平均粒径の測定方法は、光散乱法を測定原理とする機器を用いて測定する。尚、インクの調製の際には、顔料を水分散体(固形分3%〜50%)の状態として、その他のインクを構成する成分と混合することが、顔料の分散安定性の点から好ましい。
<透明微粒子>
本発明にかかるインクは、透明微粒子を含有する。透明微粒子は、平均粒径100nm以下の、アルミナゾル、シリカゾル、微粒化した酸化チタン等の無機微粒子、又はポリマー微粒子等を用いることができる。本発明における透明とは、透明微粒子の1%水溶液における可視光(400nm以上800nm以下)の透過率が40%以上であることをいう。
前記ポリマー微粒子は、インクジェット記録装置によってインクが記録媒体上に吐出された後、乾燥中又は乾燥後に皮膜を形成することが好ましい。このためには、ガラス転移点が室温以下のポリマー微粒子を用いるか、又は画像を形成した記録媒体がインクジェット記録装置から排出される前に、インク中のポリマー微粒子のガラス転移点以上の温度に記録媒体を加熱する方法等がある。後者は、室温でベタツキにくいという利点がある。ポリマー微粒子を構成するポリマーは、本発明で規定するガラス転移点と平均粒径を満足することができれば、通常のラジカル重合法やイオン重合法で重合可能ないずれのモノマーから構成されるものでも特に制限なく用いることができる。
ポリマー微粒子を構成するモノマーは、下記のモノマー群から選ばれる少なくとも1種を、必要な物性に応じて適宜選択して重合又は共重合することにより得られるホモポリマー又はコポリマーであることが好ましい。
(1:オレフィン・ジエン類エチレン)プロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、6−ヒドロキシ−1−ヘキセン、シクロペンタジエン、4−ペンテン酸、8−ノネン酸メチル、ビニルスルホン酸、トリメチルビニルシラン、トリメトキシビニルシラン、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、2−n−プロピル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、1−フェニル−1,3−ブタジエン、1−α−ナフチル−1,3−ブタジエン、1−β−ナフチル−1,3−ブタジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、1−ブロモ−1,3−ブタジエン、1−クロロブタジエン、2−フルオロ−1,3−ブタジエン、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1,1,2−トリクロロ−1,3−ブタジエン及び2−シアノ−1,3−ブタジエン、1,4−ジビニルシクロヘキサン、1,2,5−トリビニルシクロヘキサン等。
(2:α,β−不飽和カルボン酸及びその塩類)アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、アクリル酸ナトリウム、メタクリル酸アンモニウム、イタコン酸カリウム等、α,β−不飽和カルボン酸の誘導体。
(3a:アルキルアクリレート類)メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、アミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、tert−オクチルアクリレート、ドデシルアクリレート、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート、2−ブロモエチルアクリレート、4−クロロブチルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、2−アセトキシエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、メトキシベンジルアクリレート、2−クロロシクロヘキシルアクリレート、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、5−ヒドロキシペンチルアクリレート、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、ω−メトキシポリエチレングリコールアクリレート(ポリオキシエチレンの付加モル数:n=2以上100以下)、3−メトキシブチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−ブトキシエチルアクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアクリレート、1−ブロモ−2−メトキシエチルアクリレート、1,1−ジクロロ−2−エトキシエチルアクリレート、グリシジルアクリレート等。
(3b:アルキルメタクリレート類)メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、アミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレート、アリルメタクリレート、フルフリルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、クレジルメタクリレート、ナフチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、トリエチレングリコールモノメタクリレート、ジプロピレングリコールモノメタクリレート、2−メトキシエチルメタクリレート、3−メトキシブチルメタクリレート、ω−メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(ポリオキシエチレンの付加モル数:n=2以上100以下)、ポリエチレングリコールモノメタクリレート(ポリオキシエチレンの付加モル数:n=22以上100以下)、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート(ポリオキシプロピレンの付加モル数:n=2以上100以下)、2−アセトキシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルメタクリレート、2−ブトキシエチルメタクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルメタクリレート、グリセリンモノメタクリレート、グリシジルメタクリレート、3−N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリレート、クロロ−3−N,N,N−トリメチルアンモニオプロピルメタクリレート、2−カルボキシエチルメタクリレート、3−スルホプロピルメタクリレート、4−オキシスルホブチルメタクリレート、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレート、アリルメタクリレート、2−イソシアナトエチルメタクリレート等。
(3c:不飽和多価カルボン酸のエステル類)マレイン酸モノブチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチル、イタコン酸モノメチル、イタコン酸ジメチル、タコン酸ジブチル、クロトン酸ブチル、クロトン酸ヘキシル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジメチル等。
(3d:多官能アルコールのエステル類)エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、1,4−シクロヘキサンジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、1,2,4−シクロヘキサンテトラメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート(ポリオキシプロピレンの付加モル数:n=2以上100以下)等。
(3e:α、β−不飽和カルボン酸のアミド類)アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N−tert−オクチルメタクリルアミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−ヒドロキシメチルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチル)アクリルアミド、N−ベンジルアクリルアミド、N−アクリロイルモルフォリン、ジアセトンアクリルアミド、イタコン酸ジアミド、N−メチルマレイミド、2−アクリルアミド−メチルプロパンスルホン酸、メチレンビスアクリルアミド、ジメタクリロイルピペラジン等。
(その他)(不飽和ニトリル類)アクリロニトリル、メタクリロニトリル等。(スチレン及びその誘導体)スチレン、ビニルトルエン、エチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−ビニル安息香酸、p−ビニル安息香酸メチル、α−メチルスチレン、p−クロロメチルスチレン、ビニルナフタレン、p−メトキシスチレン、p−ヒドロキシメチルスチレン、p−アセトキシスチレン、p−スチレンスルホン酸、p−スチレンスルホン酸ナトリウム塩、p−スチレンスルフィン酸カリウム塩、p−アミノメチルスチレン、p−ジビニルベンゼン、4−ビニル安息香酸−2−アクリロイルエチルエステル等。(ビニルエーテル類)メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル等、ビニルエステル類酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、安息香酸ビニル、サリチル酸ビニル、クロロ酢酸ビニル、メトキシ酢酸ビニル、フェニル酢酸ビニル等。(その他の重合性単量体)N−ビニルイミダゾール、4−ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン、ジビニルスルホン、メチルビニルケトン、フェニルビニルケトン、メトキシエチルビニルケトン、2−ビニルオキサゾリン、2−イソプロペニルオキサゾリン等。
上記したモノマーのうち、重合が容易である、α,β−不飽和カルボン酸誘導体、ビニルエステル類、共役ジエン類、及びスチレン類を用いることが好ましい。特に、後述するポリマーラテックスとして、主成分が、アクリル−メタクリル樹脂、スチレン樹脂、共役ジエン系樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリオレフィン樹脂等の、ホモポリマー又はコポリマーが好ましく、これらの中でも共役ジエン類(例えばイソプレン、ブタジエン等)の少なくとも1種をモノマー成分として有するホモポリマー又はコポリマーが特に好ましい。
市販のポリマー微粒子は、以下のものを用いることができる。勿論、本発明はこれらに限られるものではない。アクリル樹脂微粒子の具体例は、以下のものが挙げられる。セビアン(登録商標)A−4635,46583,4601(以上、ダイセル化学工業製)、Nipol(登録商標) Lx811、814、821、820、857(以上、日本ゼオン製)等。ポリエステル樹脂微粒子の具体例は、以下のものが挙げられる。FINETEX(登録商標) ES650、611、675、850(以上、大日本インキ化学製)、WD−size、WMS(以上、イーストマンケミカル製)等。ポリウレタン樹脂微粒子の具体例は、以下のものが挙げられる。HYDR 40AN AP10、20、30、40(以上、大日本インキ化学製)等。ゴム系樹脂微粒子の具体例は、以下のものが挙げられる。LACSTAR(登録商標) 7310K、3307B、4700H、7132C(以上、大日本インキ化学製)、Nipol(登録商標) Lx416、410、438C、2507(以上、日本ゼオン製)等。塩化ビニル樹脂微粒子の具体例は、以下のものが挙げられる。G351、G576(以上、日本ゼオン製)等。塩化ビニリデン樹脂微粒子の具体例は、以下のものが挙げられる。L502、L513(以上、旭化成工業製)等。オレフィン樹脂微粒子の具体例は、以下のものが挙げられる。ケミパール(登録商標)S120、SA100(以上、三井石油化学50製)等。これらのポリマー微粒子は単独で用いてもよいし、必要に応じて2種以上を用いても良い。又、これらのポリマー微粒子と、他のポリマー微粒子を併用してもよい。
ポリマー微粒子は、乳化重合、分散重合、懸濁重合、等の通常の重合反応により得ることができる。例えば、ポリマー微粒子の水分散物は、ポリマーの水非混和性溶媒溶液(例えば、酢酸エチル、パーフルオロアルカン等)を水性媒体中で界面活性剤や保護コロイドの存在下で乳化分散した「ポリマー乳化物」を得る方法、水性媒体中でポリマー合成時に直接分散物化された「ポリマーラテックス」を得る方法等を挙げることができる。特に、後者のポリマーラテックスを得る方法は、粒子微細化が可能な点、分散安定性の良好な点、併用する界面活性剤の量が少なくて済む点等から、好ましい。
本発明においては、顔料の平均粒径R〔nm〕、及び透明微粒子の平均粒径r〔nm〕が、下記式(1)の関係を満足することが必要である。特には、前記R及びrが、下記式(2)の関係を満足することが特に好ましい。
Figure 2008201840
本発明においては、上記式(1)を満たす、即ち、透明微粒子の平均粒径を顔料の平均粒径の50%以下に小さくすることで、インクが記録媒体に付与された後のインクの乾燥の過程又は記録媒体への浸透の過程において、透明微粒子が顔料の間に入り込み易くなるため、画像の平坦性が増し、光沢性を向上することができる。尚、インク中の顔料及び透明微粒子のそれぞれの粒径を同時に測定できない場合、遠心分離等により顔料と透明微粒子をそれぞれ分離する必要がある。このとき、場合によっては、顔料と透明微粒子のインク中での分散安定性を下げるために溶媒を添加する必要があることもある。
インク中の透明微粒子の含有量はインク中の顔料の含有量に対して20%以上150%以下であることが好ましい。インク中の透明微粒子の含有量がインク中の顔料の含有量に対して20%未満である場合、光沢性を充分に向上することができない場合があり、インク中の透明微粒子の含有量がインク中の顔料の含有量に対して150%を越える場合、インクの粘度が高くなり、インクの吐出に影響が出る場合がある。
<分散剤>
顔料又は無機微粒子を分散するための分散剤は、通常の水溶性樹脂や水溶性界面活性剤を用いることができる。水溶性樹脂の具体例の具体例は、以下のものが挙げられる。スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体等から選ばれた少なくとも2つ以上の単量体からなるブロック共重合体若しくはランダム共重合体、又はこれらの塩等が挙げられる。これらの水溶性樹脂は、塩基を溶解させた水溶液に可溶なアルカリ可溶型樹脂である。これらの中でも重量平均分子量が3,000以上20,000以下の水溶性樹脂が、インクジェット用インクに用いた場合に、分散液の低粘度化が可能であり、且つ分散も容易であるという利点があるので特に好ましい。又、水溶性界面活性剤の具体例は、以下のものが挙げられる。アニオン性界面活性剤は、高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルエステル硫酸塩、アルキルアリールエーテル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、アルキルアリル及びアルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩等が挙げられる。カチオン性界面活性剤は、アルキルアミン塩、ジアルキルアミン塩、テトラアルキルアンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、アルキルピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩等が挙げられる。更に、両性界面活性剤は、ジメチルアルキルラウリルベタイン、アルキルグリシン、アルキルジ(アミノエチル)グリシン、イミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。ノニオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、ショ糖エステル、グリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル、ソルビタンエステルのポリオキシエチレンエーテル、ソルビトールエステルのポリオキシエチレンエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルアミン等が挙げられる。
<水性媒体>
本発明にかかるインクは、上記した顔料及び透明微粒子を含有する。更に、上記した分散剤や、水性媒体を用いることが好ましい。水性媒体は、水又は水及び水性有機溶剤の混合溶媒を用いることができる。インク中における水の含有量は、20質量%以上90質量%以下、更には30質量%以上70質量%以下であることが好ましい。水溶性有機溶剤は、下記のように3群に分けることができる。即ち、保湿性が高く、蒸発しにくく、親水性に優れる第1群の水溶性有機溶剤;有機性があり、疎水性の表面への濡れ性がよく、蒸発乾燥性もある第2群の水溶性有機溶剤;適度の濡れ性を有し、低粘度の第3群の水溶性有機溶剤である。本発明においてはこれらの水溶性有機溶剤の中から目的に応じて適宜に選択して用いることができる。インク中における水溶性有機溶剤の含有量は、5質量%以上40質量%以下であることが好ましい。
第1群に属する水溶性有機溶剤の具体例は、以下のものが挙げられる。エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、グリセリン、1,2,4−ブタントリオール、1,2,6−へキサントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジメチルスルホキシド、ダイアセトンアルコール、グリセリンモノアリルエーテル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール300、チオジグリコール、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、スルホラン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ネオペンチルグリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング10リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、β−ジヒドロキシエチルウレア、ウレア、アセトニルアセトン、ペンタエリスリトール、1,4−シクロヘキサンジオール等。
第2群に属する水溶性有機溶剤の具体例は、以下のものが挙げられる。へキシレングリコール、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、グリセリンモノアセテート、グリセリンジアセテート、グリセリントリアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノール、1,2−シクロヘキサンジオール、1−ブタノール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、3−へキセン−2,5−ジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、2,5−へキサンジオール等。
第3群に属する水溶性有機溶剤の具体例は、以下のものが挙げられる。エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール、1−メトキシ−2−プロパノール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール等。
<その他の添加剤>
本発明にかかるインクには、所望の物性値を有するインクとするために、上記した成分の他に必要に応じて、界面活性剤、pH調製剤、防腐剤等を添加しても良い。
<インクの調製方法>
本発明にかかるインクは、上記した成分を分散機等を用いて分散して調製することができる。分散機は、一般に用いられる分散機であれば何れのものでもよい。具体的には、ボールミル、ロールミル、サンドミル等が挙げられる。これらの中でも高速度のサンドミルが好ましく、例えば、スーパーミル(登録商標)、サンドグラインダー、ビーズミル、アジテータミル、グレンミル、ダイノーミル、パールミル(登録商標)、コボルミル(いずれも商品名)等が好ましい。所望の粒径分布を有する顔料の分散液又はインクを得る方法は、例えば、分散機に用いる粉砕メディアのサイズを小さくする、粉砕メディアの充填率を大きくする、或いは粉砕処理時間を長くする、粉砕速度を遅くする等の方法や粉砕後、フィルターや遠心分離機等で分級する等の手法を用いることができる。
以下、実施例及び参考例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、下記の実施例によって何ら限定されるものではない。尚、特に指定の無い限り、実施例、比較例のインク成分は「質量部」を意味する。
〔顔料分散体1の調製〕
スチレンーアクリル酸共重合体とこれを中和するのに必要な所定量の水酸化カリウム、及び水を混合して、約60℃に保温した状態でこれらを撹拌混合し、10%のスチレンーアクリル酸共重合体の水溶液を調製した。このようにして調製したスチレンーアクリル酸共重合体を分散剤として用い、以下のような顔料分散体1を調製した。
・10%スチレンーアクリル酸共重合体水溶液 20部
・C.I.ピグメントブルー15:3 10部
・グリセリン 20部
・ジエチレングリコール 20部
・トリエチレングリコール 10部
・水 20部
これらの材料をバッチ式縦型サンドミルに仕込み、1mm径のガラスビーズをメディアとして充填し、水冷しつつ3時間、分散処理を行った。
〔インク1〜4の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、30分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈してインクとした。更にこのインクを2回目の遠心分離処理(10000rpm、30分)することによって、粗大粒子を除去した。そこにメタクリル酸メチルーアクリル酸メチル共重合体(平均粒径;30nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、メタクリル酸メチルーアクリル酸メチル共重合体5%のインク1、顔料濃度3%、メタクリル酸メチルーアクリル酸メチル共重合体3%のインク2、顔料濃度3%、メタクリル酸メチルーアクリル酸メチル共重合体1%のインク3、顔料濃度3%、メタクリル酸メチルーアクリル酸メチル共重合体0.5%のインク4、を調製した。そして、最後にこれらのインクを1μmのメンブレンフィルターで濾過することによって最終的にインク1〜4を得た。
〔インク5の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、30分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈してインクとした。更にこのインクを2回目の遠心分離処理(10000rpm、30分)することによって、粗大粒子を除去した。そこにスチレンーブタジエンーアクリル酸共重合体(平均粒径;40nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、スチレンーブタジエンーアクリル酸共重合体3%のインクを調製した。そして、最後にこのインクを1μmのメンブレンフィルターで濾過することによってインク5を得た。
〔インク6の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、30分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈しインクとした。更にこのインクを2回目の遠心分離処理(10000rpm、30分)することによって、粗大粒子を除去した。そこにAE140(アクリル樹脂;JSR製)(平均粒径;80nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、AE140(アクリル樹脂;JSR製)3%のインクを調製した。そして、最後にこのインクを1μmのメンブレンフィルターで濾過することによってインク6を得た。
〔インク7の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈しインクとした。更にこのインクを2回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した。そこにメタクリル酸メチルーアクリル酸メチル共重合体(平均粒径;30nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、メタクリル酸メチルーアクリル酸メチル共重合体3%のインクを調製した。そして、最後にこのインクを1μmのメンブレンフィルターで濾過することによってインク7を得た。
〔インク8の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈しインクとした。更にこのインクを2回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した。そこにニポール(登録商標)2507(スチレンブタジエン樹脂;日本ゼオン製)(平均粒径;70nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、スチレンブタジエン樹脂3%のインクを調製した。そして、最後にこのインクを1μmのメンブレンフィルターで濾過することによってインク8を得た。
〔インク9の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈しインクとした。更にこのインクを2回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した。そこにスチレンブタジエン共重合体(平均粒径;100nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、スチレンブタジエン共重合体3%のインクを調製した。そして、最後にこのインクを1μmのメンブレンフィルターで濾過することによってインク9を得た。
〔インク10の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈しインクとした。更にこのインクにスチレンーブタジエンーアクリル酸共重合体(平均粒径;40nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、スチレンーブタジエンーアクリル酸共重合体3%のインクを調製した。このインクはメンブレンフィルターによる濾過は実施せずにインク10とした。
〔インク11の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈しインクとした。更にこのインクにスチレンブタジエン共重合体 (平均粒径;100nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、スチレンブタジエン共重合体3%のインクを調製した。このインクはメンブレンフィルターによる濾過は実施せずにインク11とした。
〔インク12の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈しインクとした。更にこのインクにニポール(登録商標)LX303(スチレンブタジエン樹脂、日本ゼオン社)(平均粒径;160nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、スチレンブタジエン樹脂3%のインクを調製した。このインクはメンブレンフィルターによる濾過は行わずにインク12とした。
〔インク13の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈しインクとした。更にこのインクを2回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した。そこにシリカ粒子(平均粒径;40nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、シリカ粒子3%のインクを調製した。そして、最後にこのインクを1μmのメンブレンフィルターで濾過することによってインク13を得た。
〔インク14の調製〕
上記顔料分散体1を1回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した後、顔料濃度が7.5%になるように水で希釈しインクとした。更にこのインクを2回目の遠心分離処理(10000rpm、10分)することによって、粗大粒子を除去した。そこにシリカ粒子(平均粒径;70nm)水溶液を添加し、顔料濃度3%、シリカ粒子3%のインクを調製した。そして、最後にこのインクを1μmのメンブレンフィルターで濾過することによってインク14を得た。
以上のようにして得られたインク1〜14中に存在する顔料割合及び平均粒径、ポリマー微粒子の割合及び平均粒径を表1に示す。
<評価方法及び結果>
上記インク1〜12をBJF600(キヤノン製)専用のインクカートリッジに充填して、フォト光沢フィルムHG−201(キヤノン製)に記録した。
<光沢度>
記録媒体の記録表面の白地部分及び上記インクにて記録を行ったベタ画像部分におけるJIS−Z−8741に基づく20度鏡面光沢度を、デジタル変角光沢計UGV−5D(スガ試験機製)を用いて測定した。
(評価基準)
A;表面光沢度≧40〔%〕
B;40〔%〕>表面光沢度≧35〔%〕
C;35〔%〕>表面光沢度≧30〔%〕
D;30〔%〕>表面光沢度
<目詰まり>
上記と同様のインクジェット記録装置で記録した後、一旦記録を停止して、次に記録ヘッドにキャップをしないの状態で、温度35℃、湿度20%RHの環境で2週間放置した。その後、記録ヘッドのクリーニング操作を行い、初期と同等の記録が可能となるまでのクリーニング操作の回数を調べた。
(評価基準)
A;10回以内で初期と同等の記録が可能。
B;10回以内で初期と同等の記録は不可能。
Figure 2008201840

Claims (4)

  1. インクジェット用顔料インクであって、
    前記インクジェット用顔料インクが顔料及び透明微粒子を含有してなり、
    前記顔料の平均粒径R〔nm〕、及び前記透明微粒子の平均粒径r〔nm〕が、下記式(1)の関係を満足することを特徴とするインクジェット用顔料インク。
    Figure 2008201840
  2. 前記顔料の平均粒径R〔nm〕、及び前記透明微粒子の平均粒径r〔nm〕が、下記式(2)の関係を満足することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用顔料インク。
    Figure 2008201840
  3. 前記顔料の平均粒径が、200nm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット用顔料インク。
  4. 前記透明微粒子の含有量が、前記顔料の含有量に対して20%以上150%以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のインクジェット用顔料インク。
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