JPH07101963A - 垂直配列芯型半導体重合体合成用シラン化合物及びその化合物の合成方法 - Google Patents

垂直配列芯型半導体重合体合成用シラン化合物及びその化合物の合成方法

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JPH07101963A
JPH07101963A JP3046725A JP4672591A JPH07101963A JP H07101963 A JPH07101963 A JP H07101963A JP 3046725 A JP3046725 A JP 3046725A JP 4672591 A JP4672591 A JP 4672591A JP H07101963 A JPH07101963 A JP H07101963A
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compound
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trimethylsilyl
reacting
silane
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JP3046725A
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James M Tour
エム.ツアー ジェームス
Ruilian Wu
ウ ルイリアン
Jeffrey S Schumm
エス.スカム ジェフレイ
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University of South Carolina
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University of South Carolina
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0803Compounds with Si-C or Si-Si linkages
    • C07F7/081Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te
    • C07F7/0812Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te comprising a heterocyclic ring
    • C07F7/0816Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te comprising a heterocyclic ring said ring comprising Si as a ring atom

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体重合体を形成するのに有用な芯垂直配
列型重合体の中心部構成ブロックを形成するための分子
を与える。 【構成】 式: 【化1】 (式中、Xは、重合体小単位が上記式の化合物に結合す
る時に使われる反応性基である。)の化合物。特にXが
Brであるのが有利である。この化合物はテトラキス
(3′-トリメチルシリル-2′- プロピニル)シランと、
二塩化ジルコノセン及びn-ブチルリチウムとを反応さ
せ、そして反応生成物に一塩化硫黄を添加することによ
り合成することができる。これによりXがSiMe3
ある付加物を生ずる。この付加物は臭素との反応により
ブロモ化合物へ転化することができる。テトラキス(3′
- トリメチルシリル-2 - プロピニル)シランは、3-ブ
ロモ- 1-トリメチルシリルプロピンからマグネシウムグ
リニャール試薬を形成し、そのグリニャール試薬を四塩
化珪素と反応させることにより製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直に配列された芯を
有する半導体重合体を形成するのに用いられる明確な物
理的構造を有するシラン化合物、及びその化合物を合成
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】導電性有機重合体及び有機金属重合体は
最近大きな化学的関心を集めている。なぜなら、それら
は最近の電子装置の製造で重要な役割を果たすと思われ
るからである。簡単な装置として、簡単な単量体小単位
(subunit )から作られた重合体で充分であろう。しか
し、電子部品の設計が複雑になり、一層精密になるに従
って、そのような装置の必要性を満たすためには一層複
雑な単量体単位が要求されるようになってきている。
【0003】一例として、計算によると、式:
【化6】 の重合体化合物は、次世代電子装置に組み込まれるのに
適しているであろうことが示唆されている。Aviram,
A., J. Am. Chem. Soc. 110, 5687(1988). この化合物
では、プロ(pro)-導電性(ドープ或は酸化されておら
ず、従って絶縁性)重合体は、導電性(ドープ又は酸化
されている)重合体に対し、非共役σ結合網状構造を経
て90゜の角度で固定されている。このような重合体化合
物は、メモリ、論理、及び増幅コンピューター装置に有
用であろう。しかしこの化合物は実際には合成されてお
らず、従ってこの型の垂直配列芯は実際に得られてはい
ない。
【0004】本発明の目的は、垂直配列芯合成のための
中心部構成ブロックを形成する分子を与えることであ
る。
【0005】〔本発明の要約〕本発明によれば、垂直配
列芯の製造に必要な立体化学的構造は、式:
【化7】 (式中、Xは、重合体小単位が上記式の化合物に結合す
る時に使われる反応性基である。)の化合物によって与
えられる。特にXはBr又はIであるのが有利である。
【0006】この化合物は本発明の方法によって合成す
ることができ、その場合中心になる工程は、テトラキス
(3′- トリメチルシリル- 2-プロピニル)シラン、
【化8】 と、二塩化ジルコノセン及びn-ブチルリチウムと反応さ
せ、反応生成物に一塩化硫黄を添加する反応を含んでい
る。これによってXがSiMe3 である付加物を生ず
る。この付加物を臭素との反応によりブロモ化合物へ転
化することができる。テトラキス(3′- トリメチルシリ
ル-2′- プロピニル)シランは3-ブロモ- 1-トリメチル
シリルプロピンからマグネシウムグリニャール試薬を形
成し、そのグリニャール試薬と四塩化珪素とを反応させ
ることにより製造してもよい。
【0007】〔本発明の詳細な記述〕本発明の化合物
は、
【化9】 から次の一連の反応に従い、合成することができる:
【0008】
【化10】 第一工程で用いられる3-ブロモ- 1-トリメチルシリルプ
ロピンは、ジイソプロピルアミンとn-ブチルリチウムと
を反応させ、次に臭化プロパルギル及びトリメチルクロ
ロシランを連続的に付加することにより合成することが
できる。反応の遂行により、この手順は希望の生成物を
75%の収率で与える。別法として、この化合物はプロパ
ルギルアルコールとn-ブチルリチウムと反応させ、次に
トリメチルクロロシラン、n-ブチルリチウム酸水溶液、
塩化p-トルエンスルホニル及び臭化リチウムと連続的に
反応させることにより製造することができる。反応の遂
行により、この手順は希望の生成物を58.5%の収率で与
えた。
【0009】3-ブロモ- 1-トリメチルシリルプロピン
は、エーテル中マグネシウム金属との反応によりマグネ
シウムグリニャール試薬へ転化される。次にグリニャー
ル試薬を四塩化珪素と反応させ、反応を遂行させると90
%の収率でテトラキス(3′- トリメチルシリル-2′- プ
ロピニル)シランを生ずる。本発明の化合物の中心珪素
原子の場所に炭素原子を有する同様な生成物を与えるこ
とを目的とした同様なカップリング反応、即ち、
【化11】 (Pd及びNi触媒は用いても用いなくてもよい)。は
成功しなかったことに注意すべきである。
【0010】本発明のスピロ化合物は、テトラキス(3′
- トリメチルシリル-2′- プロピニル)シランから二塩
化ジルコノセン及びn-ブチルリチウムとの反応に続き、
一塩化硫黄(S2 Cl2)の付加により形成される。この
反応はXがSiMe3 である本発明の化合物を生じ、反
応の遂行により41%の収率を与えている。XがBrであ
る本発明の好ましい化合物は、この化合物と臭素との反
応により88%の収率で形成することができる。XがIで
ある化合物は、トリメチルシリル化合物と一塩化沃素
(ICl )とを反応させることにより形成することがで
きる。XがOTf(−O−SO2 −CH3 )である化合
物も有用であろうが、この化合物は本発明の合成法によ
っては達成されていない。
【0011】本発明の化合物は、垂直に配列された重合
体の立体化学性を定める芯構造体として用いられる。そ
のような重合体の製造には、本発明の芯化合物に重合体
小単位(単量体又はプレポリマー)を付加することが含
まれるであろう。これは、例えば次の反応により達成す
ることができる:
【化12】 この場合、付加的チオフェン部分は芯化合物の臭素基の
各々に付加されている。触媒としてパラジウム テトラ
キス(トリフェニルホスフィン)を用いて2-ブロモ-5-
(トリメチルシリル)チオフェンが付加される反応条件
は、根岸その他によりHeterocycles 18, 117(1982)に記
述されているものと同様である。生成物は、臭素との反
応(芯化合物の臭素化と同様なやり方で)及び再びその
ブロモ化合物と2-ブロモ-5-(トリメチルシリル)チオフ
ェンと反応させることにより、SiMe3 基をブロモ基
へ再び転化することにより更に発展させることができ
る。
【0012】〔実験手順〕3-ブロモ- 1-トリメチルシリ
ルプロピンを二つの方法で製造した。方法A:ジイソプ
ロピルアミン(6.1g、8.4ml 、60mmol)を数分間に亙っ
てn-ブチルリチウム(3.8g、23ml、60mmol、ヘキサン中
2.6 M、)をエーテル(65ml)に入れた溶液へ−78℃で
添加した。得られた溶液を−80℃〜−90℃へ冷却し、臭
化プロパルギル(5.9g、3.8 ml、50mmol)を、−75℃〜
−80℃に温度を保ちながら5分間に亙って滴下した。−
80℃で更に5分間経過した後、トリメチルクロロシラン
を−80℃〜−90℃で添加した。次に、乾燥HMPA(7.5
ml)及びエーテル(7.5ml)の混合物を、温度を注意深く
この範囲に保ちながら激しく撹拌しながら滴下した。こ
の添加後、冷却用浴を時々取り外し、温度を徐々に30分
間に亙り−40℃へ上昇させ、次に10℃へ上昇させた。得
られた白色懸濁物を3N塩酸水溶液(500ml)中へ注入
し、生成物をエーテルで抽出した。一緒にした有機相を
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒をビグロー(vigreu
x )カラムを通して蒸留した。残留物を72〜74℃/25mm
Hg で蒸留し、希望の生成物7.17g(75%)を与えた。
【0013】方法B:THF(1リットル)中のプロパ
ルギルアルコール(28.0 g、29.0ml、0.50 mol)へ、n-
ブチルリチウム(67.3 g、584 ml、1.05 mol、ヘキサン
中1.8 M)を滴下ロートを用い内部温度を−60℃より低
く維持しながら滴下し、この温度で0.5 時間撹拌を続け
た。トリメチルクロロシラン(114g、113 ml、1.05 mo
l)を滴下ロートにより滴下し、混合物を室温へ暖め、
0.5 時間撹拌した。塩酸(3N, 600 ml)を添加し、溶
液を激しく1時間撹拌し、シリルエーテルを加水分解し
た。次に混合物を水中へ注ぎ、エーテル(3×100 ml)
で抽出した。一緒にした有機相を炭酸水素ナトリウム及
び塩水で洗浄し、次に硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
をビグローカラムにより、体積が約700 mlになるまで蒸
留することにより除去した。
【0014】フラスコを−78℃へ冷却し、n-ブチルリチ
ウム(35.2 g、306 ml、550 mmol)を滴下ロートを用い
て滴下した。混合物をこの温度で0.5 時間撹拌し、TH
F(300 ml)中に入れた塩化p-トルエンスルホニル(10
4.8g、550 mmol)を滴下ロートにより滴下した。混合物
を室温に1時間暖め、次に水中へ注ぎ、エーテル(3×
100 ml)で抽出した。一緒にした有機相を塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥した。回転蒸発により溶媒を
除去した。残留物を、アセトン(1リットル)中に入れ
た臭化リチウム(87.0 g、1mol)へ室温で添加し、一晩
撹拌した。溶液を水中へ注ぎ、エーテル(3×100 ml)
で抽出し、一緒にした有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒をビグローカラムで蒸留した。
残留物を62.5〜64.5℃/15mmHg で蒸留し、無色の液体
として希望の生成物55.88g(58.5%)を与えた。IR
(正味)2960、2908、2185、1412、1250、1205、1040、
850 、760 、705 、640 、620 cm-1 1H NMR(30
0 MHz、CDCl3)δ0.15(s、9H)、3.88(s、
2H)。
【0015】テトラキス(3′- トリメチルシリル-2′-
プロピニル)シランを次の如く製造した。還流凝縮器及
び磁気撹拌棒を具えた100 mlの丸底フラスコに入れたマ
グネシウム削り屑(0.26 g、10.5mmol)及び無水エーテ
ル10mlへ、エーテル(6ml)中に入れた3-ブロモ- 1-ト
リメチルシリルプロピン(1.3g、7.0 mmol)を添加し
た。混合物は1〜2分以内で自然に還流を始め、穏やか
な還流を維持するため氷浴を用いた。最初の激しい反応
が収まった後、溶液を室温で1時間撹拌し続けた。得ら
れたグリニャール試薬を次にカニューレ(cannula )に
より100 mlの丸底フラスコへ移し、−78℃へ冷却した。
この溶液へゆっくり四塩化珪素(0.17 g、0.12ml、1.0
mmol)を添加した。
【0016】混合物を室温に2時間暖めた。水を注意深
く添加して反応を急冷した。水性層をエーテルで抽出
し、一緒にしたエーテル層を塩水で洗浄し、次に無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を回転蒸発器により除去
した。蒸留(200 ℃/0.1 mmHg 、クーゲルロール)に
より、明黄色のワックス状固体として希望の化合物0.87
g(90%)を与えた。IR(正味)2987、2187、1251、8
45 cm-1 1H NMR(300 MHz、CDCl3)δ1.9
3(s、8H)、0.12(s、36H);13C NMR(20
MHz、CDCl3)δ102.16(4C、アルキン)、84.9
5(4C、アルキン)、2.81(4C、−CH2 )、0.14
(12C、SiCH3 );MS[M+ −CH3]457 、
[M+ −TMS]399 、[M+ −TMSCCCH2 ]36
1 ;C2444Si5に対する計算値、472.2289、実験値:
472.2271。
【0017】スピロテトラ(トリメチルシリル)ジチオ
フェン化合物を次の如く調製した:THF(4.5 ml)中
に二塩化ジルコノセン(0.387g、1.15mmol)を入れた溶
液へ、−78℃でn-BuLi(0.89ml、2.3 mmol、ヘキサ
ン中2.8 M)をゆっくり添加した。混合物を1時間撹拌
し、THF(2ml)中に入れたテトラキス(3′- トリメ
チルシリル-2′- プロピニル)シラン(0.25 g、0.52mm
ol)を添加した。反応混合物を室温へ暖め、1時間撹拌
した。ヘキサン(2ml)中に入れた一塩化硫黄(0.15
g、0.088 ml、1.15mmol)を滴下ロートから0℃で滴下
した。溶液を室温で15分間撹拌した後、反応を3Nの塩
酸で急冷し、エーテルで抽出した。エーテル抽出物を飽
和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を回転蒸発器により除去した。残留物をフラ
ッシュクロマトグラフ(シリカゲル、ヘキサン)により
精製し、無色の結晶(分解温度、198 ℃)として希望の
化合物0.110g(41%)を与えた。IR(KBr)2984、
1395、1252、1131、837 cm-1 1H NMR(300 MH
z、CDCl3)δ2.13(s、8H)、0.32(s、36
H);13C NMR(75MHz、CDCl3)δ152.62、
136.81、15.59 、−0.24;C24442 Si5に対する計
算値、536.1731、実験値:536.1739。
【0018】この生成物のブロム化により、スピロテト
ラ(ブロモ)ジチオフェン化合物を形成した。四塩化炭
素(5.0g)中に入れた上で調製したシラン(0.412g、0.
767mmol)の溶液へ、0℃で臭素(0.488g、0.156 ml、
3.068 mmol)をゆっくり添加した。混合物を室温へ暖
め、40分間撹拌し、然る後、水で急冷した。水性層を塩
化メチレン(4×10ml)で抽出し、有機相を塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を回転蒸発器によ
り除去し、生成物を塩化メチレンにより再結晶化し、希
望の化合物0.382g(88%)を与えた。IR(KBr)15
48、1383、1309、1139、965 、930 、872 cm-1 1
NMR(300 MHz、CDCl3)δ2.08(s、8H);
13C NMR(75MHz、CDCl3)δ143.71、106.0
6、16.49 。C128 Br42 Siに対する計算値、56
1.6550、実験値:561.6567。C128Br42 Siに対
する計算分析値:C、25.55 ;H、1.43。実験値:C、
25.43、25.35 ;H、1.41、1.45。
【0019】スピロテトラシランの合成を次の如く行う
ことができる:無水エーテル(15ml)中に入れた2-ブロ
モ-5-(トリメチルシリル)チオフェン(1.88 g、8.0 mm
ol)の溶液へ、t-ブチルリチウム(1.02 g、9.41ml、16
mmol、ペンタン中1.7 M)を注入ポンプ(0.20ml/分)
により−78℃でゆっくり添加した。溶液を−78℃で1時
間撹拌し、カニューレによりTHF(10ml)中に入れた
無水塩化亜鉛(1.53 g、11.2mmol)の溶液中へ移し、混
合物を室温で1時間撹拌した。THF(4ml)中に入れ
たスピロ臭化物8(0.282g、0.5 mmol)及びパラジウム
テトラキス(トリフェニルホスフィン)(0.115g、0.
1 mmol)の溶液へ、カニューレにより亜鉛試薬を添加
し、混合物を室温で1時間撹拌し、次に60℃で60時間加
熱した。溶液を水中に注入し、ジクロロメタンで抽出し
た。一緒にした有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥し、アルミナカラムに通して濾過し、パラジウム
残留物を除去し、溶媒を回転蒸発器により除去した。残
留物をヘキサンに溶解し、クロマトグラフ(シリカゲ
ル、ヘキサン)にかけ、緑色結晶として希望の化合物57
mg(13%)を与えた。 1H NMR(300 mHz、CD
Cl3)δ7.27(d、J=3.52、Hz、4H)、7.15
(d、J=3.50、Hz、4H)2.34(s、8H)、0.31
(s、36H);13C NMR(20MHz、CDCl3)δ
142.51、140.75、139.58、134.34、128.80、125.10、1
6.64 、−0.08。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフレイ エス.スカム アメリカ合衆国サウスカロライナ州コロン ビア,アパートメント 211,ロングクリ ーク ドリブ 1600

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 (式中、Xは、重合体小単位が上記式の化合物に結合す
    る時に使われる反応性基である。)の化合物。
  2. 【請求項2】Xが臭素及び沃素からなる群から選択され
    る請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】Xが臭素である請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】Xが、 【化2】(チオフェン)nBr (式中、n は1に等しいか又はそれより大きな整数であ
    る)である請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】Xが、 【化3】(チオフェン)nSiMe3 (式中、n は0又は整数である)である請求項1に記載
    の化合物。
  6. 【請求項6】XがSiMe3 である請求項1に記載の化
    合物。
  7. 【請求項7】 式: 【化4】 (式中、Xは、重合体小単位が上記式の化合物に結合す
    る時に使われる反応性基である。)の化合物の製造方法
    において、 (a) テトラキス(3′- トリメチルシリル-2′- プロ
    ピニル)シランと、二塩化ジルコノセン及びn-ブチルリ
    チウムとを反応させ、そして (b) 工程(a)の反応生成物に一塩化硫黄を添加
    し、それによってXがSiMe3 である化合物を形成さ
    せる、工程からなる上記化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 3-ブロモ- 1-トリメチルシリルプロピン
    からマグネシウムグリニャール試薬を形成し、そして該
    グリニャール試薬を四塩化珪素と反応させ、それによっ
    て工程(a)で用いられるテトラキス(3′- トリメチル
    シリル-2′-プロピニル)シランを形成させる工程を更
    に含む請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 XがSiMe3 である化合物と臭素とを
    反応させ、それによってXがBrである化合物を形成さ
    せる工程を更に含む請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 式: 【化5】 (式中、Xは、重合体小単位が上記式の化合物に結合す
    る時に使われる反応性基である。)の化合物を、触媒と
    してパラジウム テトラキス(トリフェニルホスフィ
    ン)を用いて2-ブロモ-5-(トリメチルシリル)-Y(式
    中、Yは重合体小単位である)と反応させる工程を含む
    垂直配列型重合体の製造方法。
  11. 【請求項11】 XがBrであり、Yがチオフェンである
    請求項10に記載の方法。
JP3046725A 1990-03-12 1991-03-12 垂直配列芯型半導体重合体合成用シラン化合物及びその化合物の合成方法 Pending JPH07101963A (ja)

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