JPH07101097A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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Publication number
JPH07101097A
JPH07101097A JP24924293A JP24924293A JPH07101097A JP H07101097 A JPH07101097 A JP H07101097A JP 24924293 A JP24924293 A JP 24924293A JP 24924293 A JP24924293 A JP 24924293A JP H07101097 A JPH07101097 A JP H07101097A
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JP
Japan
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heating element
ink
density
scanning direction
gradation
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24924293A
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English (en)
Inventor
Takahiro Mizushina
隆広 水品
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019940020981A priority patent/KR950005558A/ko
Priority to CN 94115102 priority patent/CN1101604A/zh
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Abstract

(57)【要約】 【目的】美しい画像を印字するための滑らかなドット階
調を実現するヘッド先端構造を備えたサーマルプリンタ
を提供する。 【構成】印字ヘッドには画像の主走査1ライン分の最大
データ数に対応する数の発熱体7が主走査方向の印字ピ
ッチPと同一間隔で配列され、発熱体7の副走査方向の
両端にコモン電極8とセグメント電極9が接続する。こ
れら接続する両電極の幅寸法は発熱体7の横寸法Wより
2/3小さく形成さされている。発熱体7は両電極によ
り選択的に印加エネルギー(印加電圧パルス)を供給さ
れて中心部から極めて集中的に発熱し、この中心部の発
熱による熱エネルギーが印加エネルギーの大きさに応じ
て順次周辺部に伝播・拡散していく。この熱エネルギー
をインクリボンに伝達して、低濃度階調の段階から階調
に応じたインクの完全剥離を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】発熱ヘッドの熱制御に基づいて感
熱紙か又はインク転写により普通紙に印字を行うサーマ
ルプリンタに係わり、特に美しい画像を再現する滑らか
な1ドットの発色面積を変化させるドット階調の印字を
行うサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、サーマルプリンタは、印字ヘ
ッド先端に備えた多数の発熱体を印字データに基づき選
択的に発熱させることによって、画素毎に感熱紙を発色
させ又は普通紙にインクリボンのインクを転写(溶融転
写又は昇華転写)して画像の印字を行っている。
【0003】図9は、溶融転写の場合における階調表現
方法を模式的に表したものである。同図に示す画素Dの
大きさは、1印字ドットの最大発色寸法を表し、この範
囲内で、転写されたインクの広がりd(以後、印字画素
dという)が濃度階調に応じて同心円状に拡大又は縮小
して変化する。同図では、画素Dの幅mは、主走査方向
(印字動作の横方向)の印字ピッチと一致しており、ま
た画素Dの長さnは、副走査方向(印字動作の縦方向)
の印字ピッチと一致している。通常、サーマルプリンタ
による印字ピッチは1mm(ミリメートル)当たり8ド
ット程度のものが多い。同図に示す画素Dの印字ピッチ
を主、副走査方向共に8ドット/1mmとすれば、画素
Dの幅及び長さは共に125μm(ミクロン)である。
【0004】ところで、上記の主走査方向の印字ピッチ
mは、図10(a) に示すように発熱体1の配列間隔で決
る。そして、これらの発熱体1の数は、画像の主走査1
ライン分の最大データ数(最多画素数)に対応してい
る。また、副走査方向の印字ピッチnは、用紙送り量
(用紙送り距離)と印字タイミングによって決る。
【0005】従来、発熱体1の横幅m′の寸法は、主走
査方向の印字ピッチmに殆ど等しく(m′≒m)、ま
た、縦長n′の寸法は、副走査方向の印字ピッチnに等
しいか又は大(n′≧n)であるように形成されてい
る。この発熱体1は、副走査方向の両端が、発熱体1の
寸法(横幅m′)と等しい対向幅を形成するコモン電極
2及びセグメント電極3にそれぞれ接続し、両電極によ
り選択的に印加エネルギー(通常は印加電圧パルス)を
供給されて発熱し、この発熱に基づく熱エネルギーを感
熱紙又はインクリボンに伝達する。
【0006】図11に、このような構成の印字ヘッドを
用いてインクリボンからのインク転写により印字を行う
場合の状態を断面図で模式的に示す。同図に示すよう
に、印字ヘッドのヘッド基板4の先端部には、ヘッド基
板4上に配線された電極(同図には図示していない)に
接続する発熱体1が配設されている。この発熱体1上を
用紙pとインクリボンrが互いに当接した状態で通過し
た後分離され、用紙pは同図の矢印Aで示す上方向に搬
送され、インクリボンrは同図の矢印Bで示す下方向に
排出される。発熱体1上を通過するとき、発熱体1から
インクリボンrのベースフィルムr2 を介して伝達され
る熱量に応じてベースフィルムr2 上のインクr1 が溶
融して用紙p面に転写される。この転写されるインクr
1 の広がりの程度(図9の印字画素dの大きさの変化)
により画素濃度(印字ドットの濃度)が変化する。つま
り、図11に示す副走査方向(用紙p及びインクリボン
rの搬送方向)でみると、1ドット当たりのインクr1
の用紙pへの転写量が、発熱体1からの伝達熱量に基づ
いてゼロから最大nまでの範囲で変化する。そして、こ
の発熱体1からの伝達熱量は、発熱体1に供給される印
加エネルギーに応じて変化する。したがって、画素の濃
度階調に応じて発熱体1に供給する印加エネルギーを制
御すればドット階調(印字画素dの大きさ変化による発
色ドット面積の変化)のある印字ができる。
【0007】上記のヘッド基板4の先端に設けられる発
熱体には、図10(b) に示すように、主走査方向に延在
する一本の発熱体1′で構成されたものもある。これ
は、主走査方向に交互に配設された細い配線からなるコ
モン電極2′及びセグメント電極3′が発熱体1′に当
接する形で構成される。この場合、1本のセグメント電
極3′と、その両側の2本のコモン電極2′間にある発
熱体1′の2カ所の非当接部分1′aが両電極からの印
加エネルギーにより発熱する。この両電極間にある2カ
所の非当接部分1′aからなる発熱部が、同図(a) の発
熱体1に対応する。そして、この場合も、2カ所の非当
接部分1′aからなる発熱部の横幅m′及び縦長n′の
寸法は、同図(a) の発熱体1の場合と同様に、画素Dの
主、副走査方向の印字ピッチm、nにほぼ等しいか又は
大である。そして、この場合も発熱部(2カ所の非当接
部分1′a)を挟んで対向する両電極の対向幅は、発熱
部の寸法(この場合は縦長n′)に等しい。
【0008】このように、従来は、発熱体の発熱部(図
10(a) の発熱体1又は同図(b) の非当接部分1′a)
の形状を、画素Dの主、副走査方向の印字ピッチm、n
にほぼ等しいか或いは大きくなるように形成すると共
に、発熱部に印加エネルギーを供給する両電極の発熱部
への接続幅を、発熱部の寸法(図10(a) ではm′、同
図(b) ではn′)と同じにしている。そして、発熱部1
又は1′aに供給する印加エネルギーの大小により発熱
部1又は1′aの熱の広がりを制御してドット階調のあ
る印字を行うようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
上述した構成の発熱部により印字を行って、下記のよう
な数々の問題が発生した。以下、これらの問題を溶融型
熱転写方式の場合を取り上げて説明する。
【0010】溶融型熱転写方式では、先ず濃度0印字
(印字ドットのインク広がり面積が0)から最大濃度印
字(印字ドットのインク広がり面積が最大、印字画素d
=画素D)まで、濃度階調に合せて発熱体1に供給する
印加エネルギーを段階的に分割する。これは経験的に得
られる印字ドットのインクの広がり方及び濃度曲線に合
うように、印加電圧パルス幅を変化させるか、あるいは
単位時間当たりの印加電圧を変化させる等のことにより
行う。このように印字画像のドット階調数に応じて供給
する印加エネルギーを段階的に変化させて階調制御を行
うが、このとき発熱体1の熱分布は図12(a) 〜(i) の
ようになる。
【0011】同図(a) は、濃度0印字に対応する印加エ
ネルギー零の状態を示し、同図(b)〜(i) は、最小濃度
から最大濃度までのドット階調に対応する印加エネルギ
ーによる発熱体1の熱分布5を8段階に分けて抽出した
ものである。同図は模式的に表したものであり、例えば
同図(b) に示す熱分布5が図では発熱体1の上端に達し
ていないからといって、実際の熱エネルギーが発熱体1
の上端に達していないということではない。熱分布があ
れば熱エネルギーは発熱体1の上端に達している。同図
(b),(c) の分布図は、例えば熱分布が低い即ち発熱体1
からインクリボンrに伝達される熱エネルギーが低いこ
とを表し且つ伝達される熱エネルギーにむらがあること
を示している。これらのむらは発熱体1が単一の素材で
構成されていないこと及び発熱体の微細構造に対する制
作技術上の問題から発生する。また、同図(d) 〜(h)
は、発熱体1内において熱は初め横方向に広がり、その
後上方向に広がることを示している。また、同図(i)
は、印加エネルギーの上限における熱分布状態を示して
いる。このとき、後述するように、ドット階調が最大と
なり、これ以上、印加エネルギーの供給は無用な状態で
ある。
【0012】このような発熱体1内の熱分布に応じて発
熱体1から伝達される熱エネルギーに基づいて、インク
1 がインクリボンrから用紙pに転写される。このイ
ンクr1 の転移状態は、大別して2通りあり、これを図
13に示す。同図に示すように、インクリボンr上のイ
ンクr1 は一定の厚さの層をなしている。インクリボン
rに供給される熱エネルギーが小さいと、インクr1
層の途中から剥離し(以下、インク状剥離という)、不
完全な剥離インクr3 となって用紙p面に転移する。こ
れに対して、熱エネルギーがある大きさ以上であれば、
最下層(ベースフィルムr2 面)から剥離し(以下、面
状剥離という)、完全な剥離インクr4となって用紙p
面に転移する。
【0013】前述したように、濃度階調は、インクその
ものの濃度で表現するのではなく画素D内のインクの広
がり、即ち印字画素dの大きさ変化で表現する。したが
って印字されるインクそのものに濃淡があってはなら
ず、常に最大濃度(面状剥離)でなければならない。こ
のことから、面状剥離したインクr4 は最大濃度である
ため理想的な剥離状態であるといえる。一方、インク状
剥離したインクr3 は最大濃度ではないから、濃度階調
を忠実に表現できるとはいえない。
【0014】従来は、このようなインク状剥離及び面状
剥離の状態が、図12に示した発熱体1の熱分布に対応
して、即ち印加エネルギーの変化に対応して、図14に
示すような状態で発生した。図14(a) に示すインク状
剥離のインクr3-10〜r3-30の3つの状態及び面状剥離
のインクr4-10の状態は、例えば図12(b) 〜(d) 及び
(e) に示した発熱体1の熱分布状態に対応する。上記図
14(a) は、低濃度階調に対応する印加エネルギーの段
階ではインク状剥離の状態でインクが剥離し、中間濃度
階調に対応する印加エネルギーの段階ではインク状剥離
と面状剥離が混在する状態でインクが剥離することを示
している。そして、図14(b) に示す面状剥離インクr
4-10〜r4-50の5つの状態は、例えば図12(e) 〜(i)
に示した発熱体1の熱分布状態に対応している。上記の
図14(b) は、ある濃度以上の濃度階調に対応する印加
エネルギーの段階では、面状剥離の状態で順次剥離面積
を広げてインクが剥離することを示している。
【0015】このような熱の広がり(熱分布)に基づく
インク剥離において、従来、発熱体1に供給される印加
エネルギーと濃度(ドット階調)との関係は、図15に
示すような濃度特性曲線になることが知られている。同
図に示すように、この濃度特性は、一方では濃度発生と
なるインク剥離開始(図14(a) のr3-10参照)を起こ
すための最低印加エネルギーJ(th)が比較的大きく、他
方では最大濃度D(m)となる最大剥離(図14(b) のr
4-50参照)を起こすための上限印加エネルギーJ(m) が
比較的小さい。即ち、最低印加エネルギーJ(th)から上
限印加エネルギーJ(m) まで印加エネルギーが変化する
幅が小さく、印加エネルギーJ(n) に対する濃度D(n)
の特性曲線αは傾斜角が比較的大きくなって、曲線が全
体として縦長に立った急峻な形で表される。
【0016】このように最低印加エネルギーJ(th)から
上限印加エネルギーJ(m) まで印加エネルギーが変化す
る幅が小さいため、この小さい変化幅の中でドット階調
を得るためには微小な印加エネルギー制御が必要であ
る。また、濃度特性曲線αが立っているため、ヘッド抵
抗値のバラツキ、印加エネルギーのバラツキ(電圧、パ
ルス幅等のバラツキ)、環境変化によるバラツキ等によ
る曲線変動α1 ,α2 により濃度バラツキΔD(n) が大
きくなる。したがって階調濃度が不安定になり、これら
の補正制御が極めて困難になる。これらのことから、ド
ット階調は一般に不安定である。
【0017】また、最低印加エネルギーJ(th)近傍での
発熱体1の熱分布は、発熱体1の微小な抵抗値分布のバ
ラツキ(材料、厚さ、気泡、不純物、バラツキ)によ
り、図12(b) に示したように発熱体1の全領域にわた
り不均一になる。このため、発熱体1と画素Dの大きさ
がほぼ同じであることから、画素Dの全域にわたって不
均一なドット印字になる。また、そればかりでなく、同
様のことが発熱体1ごとに発生し、画像全体として不均
一なドット印字分布になる。このように、低濃度の階調
領域では、ドット印字の不均一性による画像の品質低下
が発生する。
【0018】また、人間の目による濃度変化の感じ方
は、高濃度における変化よりも低濃度の変化の方が感じ
やすい。したがって、美しい画像を表現するには低濃度
の方を滑らかに表現(低濃度領域での濃度変化を細かく
表現)した方が高印字品質の画像が得られる。
【0019】ところが、上述した従来の印字ヘッドの構
成では、画素Dと発熱体1の大きさがほぼ同じ大きさで
あることに加え、印加エネルギーを供給する電極の発熱
体への接続幅が発熱体の大きさと同じ幅であるので、発
熱体全体(画素D全域)が通電の当初から一度に発熱
し、このため最低印加エネルギーJ(th)が大きく、この
最低印加エネルギーJ(th)で既に熱広がりが起きてしま
い低濃度印字(小さい範囲のインク剥離)が得にくい。
即ち低濃度域での滑らかな階調が得にくい。また滑らか
な階調を得るためには理論的には極めて微小な印加エネ
ルギー制御を行えばよいが、上述したようにドット階調
が不安定であるため、現実的には低濃度階調の制御は不
可能に近い。
【0020】また、図14(b) に示したように、インク
の剥離が高濃度領域においてインク状剥離から面状剥離
に切り変わることにより、インク自体の濃度が不安定状
態から最大濃度状態に切り換わる。このように濃度によ
り印字の調子が変化するため印字品質が低下する。
【0021】また、インク状剥離では、用紙pに転移し
た付着インク表面が凹凸状態である。一方、面状剥離で
は、ベースフィルムr2 面から剥離するため付着インク
表面は平らである。この付着インクの2通りの表面状態
により印字面の印字状態が異なって見える。この差異
は、図14(a),(b) のように低濃度領域と高濃度領域間
に現れ、また中間濃度領域では異なる両方の状態が混在
して発生し、印字品質を非常に低下させる。
【0022】以上数々の欠点を、改良するために、図1
0(c) に示すような熱集中形発熱体1″の形状が提案さ
れている。しかし、このような曲線を有する発熱体1″
及び電極(コモン電極2″及びセグメント電極3″)の
形状は、微細な構成であるだけに設計通りの精度が出し
にくく抵抗のバラツキが大きくなり、結果としてドット
階調に対応する安定した印加エネルギーを供給すること
ができない。また、そればかりでなく、微細で複雑な構
成であるためヘッド価格が極めて高価になるため問題が
多い。
【0023】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、発熱
ヘッドを用いてインク転写により印字を行い、滑らかな
ドット階調により高品質の画像を出力出来、且つ安価な
サーマルプリンタを提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
サーマルプリンタの構成を述べる。本発明は、主走査方
向に配列された複数の発熱体を有し、該発熱体への通電
時間を可変してインクリボン上のインクの溶融面積を可
変し該溶融されたインクを用紙に転写して階調性画像を
形成するサーマルプリンタに適用される。
【0025】本発明のサーマルプリンタは、上記発熱体
に電流を供給する電極の幅Tを、発熱体の主走査方向の
サイズWに対し、T≦W×(2/3)の関係に構成す
る。そして、上記発熱体の主走査方向のサイズWは、例
えば請求項2記載のように、発熱体の主走査方向の配列
ピッチPに対し、W≦P×(2/3)の関係に構成す
る。
【0026】
【作用】この本発明によれば、発熱体の主走査方向のサ
イズWより2/3以下の割合で狭い幅Tに形成された電
極により電流を供給すると、発熱体は初めは中央部から
極めて集中的に熱エネルギーを発生し、その熱エネルギ
ーが通電時間の長さに応じて順次同心円状に拡大してイ
ンクリボン上のインクを溶融する。これにより、印加エ
ネルギーに対応して低濃度の時点における小範囲のイン
クから完全剥離が行われ、低濃度の段階から滑らかなド
ット階調が得られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳述する。図1は、一実施例の印字ヘッドの部分
構成図である。同図に示すように、印字ヘッド6には、
発熱体7が、主走査方向に、図9に示した画素Dの主走
査方向の印字Pと同一間隔で配列されている。これら配
列されている発熱体7の総数は、画像の主走査1ライン
分の最大データ数と同じである。尚、本例のサーマルプ
リンタは、主走査方向及び副走査方向共に同一の印字ピ
ッチPで動作する構成である。そして、図1に示す発熱
体7の横寸法Wは、主走査方向の印字ピッチPよりやや
小さく形成されている。また、縦寸法Vは、副走査方向
の印字ピッチPと同一の大きさに形成さされている。
【0028】上記発熱体7は、副走査方向の両端が、発
熱体7の横幅Wより2/3狭い幅(W×2/3)に形成
されているコモン電極8及びセグメント電極9にそれぞ
れ接続し、両電極により選択的に印加エネルギー(本実
施例では後述する印加電圧パルス)を供給されて発熱
し、この発熱による熱エネルギーをインクリボンに伝達
する。
【0029】このような構成の印字ヘッド6による最小
濃度の印字から最大濃度の印字まで、濃度階調に合せて
発熱体7に供給される印加エネルギーに対応する熱分布
の状態を、図2(a),(b) に模式的に示す。
【0030】図2(a) は、図1に示した発熱体7を90
度回転させて示している。図2(b)は、その側断面図で
ある。同図は、最小濃度から最大濃度まで、ドット階調
に対応する印加エネルギーに基づく発熱体7による熱分
布を7段階に分けて抽出したものである。
【0031】同図(a) に示すように、発熱体7の幅寸法
Wに比較して、コモン電極8及びセグメント電極9の幅
寸法が「(2/3)×W」という狭い形状であるため、
発熱体7の両電極が対向している領域、即ち発熱体7の
中央部分が周辺部より電気抵抗値が低くなる。したがっ
て、印加エネルギーに対応して、先ず同図に示す熱分布
1 が示すように発熱体7の中心部が極めて集中的に発
熱し、さらに印加エネルギーの印加時間の増加に伴っ
て、熱分布h2 〜h7 が示すように中心部から周辺部へ
と熱分布がほぼ同心円を描きながら拡大する。
【0032】同図(b) に、上記の熱分布の変化を横から
見た状態を示す。熱分布h1 は、低濃度のドット階調の
段階でも発熱体7内部で生ずる熱分布のむらの広がりが
小さいことを示している。また、熱分布h2 は、発熱体
7の中心部から集中的に発熱が起こるため、低濃度のド
ット階調の早い段階で熱分布が発熱体7の上方に伝播す
ることを示している。そして、熱分布h3 〜h7 は、中
濃度から高濃度のドット階調の段階では、熱分布が、発
熱体7に接して基板6′上に配設されている蓄熱材10
を介して拡大・伝播することを示している。
【0033】図3は、このような熱エネルギー伝播の変
化に対応して剥離するインクの剥離状態を示したもので
ある。同図に示すように、低濃度の段階でインクリボン
rから用紙pに転写されるインクr1 に生じるインク状
剥離r3-1 〜r3-3 は、図2に示す低濃度の熱分布h1
に対応して狭い範囲においてのみ発生し、この範囲より
大きくは発生しない。上述したように、上方への熱分布
は早い時期に行なわれ、したがって低濃度の段階で早期
に面状剥離r4-1 の状態に切り換わる。そして以後、印
加エネルギーの上昇に伴い面状剥離の状態が最大濃度
(最大面積)まで順次拡大する(同図の面状剥離インク
4-1 〜r4-9 参照)。
【0034】図4は、このような発熱体7に供給される
印加エネルギーと濃度(ドット階調)との関係を示す濃
度特性曲線である。上述したように、インク剥離を開始
させる有効な熱エネルギーの発生は、発熱体7の幅寸法
Wより2/3狭い幅の電極から印加される電圧パルスに
よる発熱に基づくため、印加エネルギー変化の早い段階
で発熱体7の中心部から発生し、これに要する最低印加
エネルギーJ(th)は、同図に示すように比較的小さい。
他方、最大剥離を起こすための熱エネルギーは、発熱体
7全体に及ぶ高い熱分布に基づくが、発熱体7周辺部は
電極幅が狭いため印加電圧の通路になっていないからそ
れ自体では発熱せず、熱エネルギーは上記中心部の継続
的発熱により周囲に逐次伝播・拡大して発熱体7全体に
及ぶ。このため、これに要する上限印加エネルギーJ
(m) が比較的大きくなる。したがって、濃度発生から最
大濃度D(m) までに、最低印加エネルギーJ(th)から上
限印加エネルギーJ(m) まで印加エネルギーが変化する
幅が大きくなる。つまり、印加エネルギーJ(n) に対す
る濃度D(n) の特性曲線αは傾斜角が比較的小さく、曲
線は全体として横長に寝た形で表される。
【0035】このように最低印加エネルギーJ(th)から
上限印加エネルギーJ(m) まで印加エネルギーが変化す
る幅が大きいため、ドット階調を得るための印加エネル
ギーの各階調毎に対応する変化量を大きくとることがで
きる。したがって、階調制御が容易である。また、濃度
特性曲線αが横長に寝ているため、ヘッド抵抗値バラツ
キ、印加エネルギーバラツキ(電圧、パルス幅バラツ
キ)、環境変化によるバラツキ等による曲線変動α1
α2 による濃度バラツキΔD(n) が小さい。したがって
階調濃度が安定し、補正制御も容易である。これらのこ
とから、ドット階調は極めて良好である。
【0036】また、最低印加エネルギーJ(th)近傍での
発熱体7の熱分布のむら(バラツキ)は、図2(b) に示
したように発熱体7の幅に比較して狭い範囲である。こ
のように、上記むらの発生が極めて低濃度の段階(超低
濃度領域)でしか発生しないことから、視覚的には感知
できない程度のものであり、画像の品質に影響すること
は全くないといえる。
【0037】そして、低濃度の段階で早くもインク状剥
離の状態から面状剥離の状態に切り変わるため、低濃度
の領域を滑らかに即ち低濃度領域での濃度変化を忠実に
細かく表現できばかりでなく、どの濃度階調においても
常時均一な印字の調子が得られる。したがって、高印字
品質の美しい画像が得られる。
【0038】続いて、図5は、上述した印字ヘッド6を
備えたサーマルプリンタの構成ブロック図である。同図
において、画像データ出力部K1 は、画像データを一時
的に収納している回路であり、階調データを伴った例え
ば8ビット幅の画像データSD を階調データ制御部K2
に出力する。階調データ制御部K2 は、予めプログラミ
ングされた階調アーキテクチャ例えば図4に示したよう
な濃度曲線テーブルに基づいて、画像データ出力部K1
から入力される画像データSD に含まれる階調データに
所定の補正を行って、この補正後の画像信号を、シリア
ル印字データS 4 としてシリアル/パラレル変換部K4
に出力する。制御パルス発生部K3 は、装置全体を制御
する回路であり、転送クロックS0 を画像データ出力部
1 へ、データ読み込みクロックS1 を階調データ制御
部K2 及びシリアル/パラレル変換部K4 へ、ラッチク
ロックS2 及びストローブ信号S5 をシリアル/パラレ
ル変換部K4 へ、並びにモータ送り信号S3 をモータ・
ドライバM1 へそれぞれ出力する。モータ・ドライバM
1 はモータ送り信号S3 によりステッピングモータM2
を駆動する。上記シリアル/パラレル変換部K4 は、階
調データ制御部K2から入力されるシリアル印字データ
4 をパラレルデータS4 ′に変換して、ヘッドドライ
バL1 に出力する。ヘッドドライバL1 は、パラレルの
駆動信号Ddを出力して印字ヘッド6を駆動する。
【0039】図6は、サーマルプリンタの、上記印字ヘ
ッド6を中心とする主要部の概略を示す構成図である。
同図に示すように、印字ヘッド6は、インクリボンrの
裏面に当接するように配設される。インクリボンrは1
対のリボンロールr5 、r5′により保持され、印字画
像の副走査方向である同図の矢印Cで示す左方向へリボ
ンロールr5 ′により巻き取られる。上記の印字ヘッド
6が当接する反対側の面となるインクリボンr表面には
用紙pが当接し、同じく印字画像の副走査方向である同
図の矢印Dで示す左方向へ搬送される。プラテンjは、
上述したステッピングモータM2 により、同図の矢印E
で示す反時計回りに副走査方向の印字タイミングに同期
して間欠駆動され、用紙pを搬送する。上記インクリボ
ンrも、このプラテンjの間欠駆動に同期してリボンロ
ールr5 ′により巻き取られる。印字ヘッド6は、発熱
体7を備えた先端部を、ばね15により同図の下方に付
勢され、インクリボンr及び用紙pを適宜にプラテンj
面に押圧する。
【0040】図7は、このような印字ヘッド6と、図5
に示したヘッドドライバL1 及びシリアル/パラレル変
換部K4 の回路ブロック図である。同図に示すように、
シリアル/パラレル変換部K4 は、シフトレジスタK
4-1、ラッチ回路K4-2 、及びNAND回路K4-3 から
構成されている。
【0041】シフトレジスタK4-1 には、端子CLKに
入力するデータ読み込みクロックS 1 に同期して、端子
DINにシリアル印字データS4 が順次入力する。シフ
トレジスタK4-1 は、シリアル印字データS4 を順次シ
フトして、O0 〜OQ-1 のパラレルデータに変換し、こ
のパラレルデータO0 〜OQ-1 をラッチ回路K4-2 へ出
力する。
【0042】ラッチ回路K4-2 は、シフトレジスタK
4-1 から出力されるパラレルデータO 0 〜OQ-1 を、ラ
ッチクロックS2 の入力に同期してラッチし、このラッ
チしたパラレルデータO0 〜OQ-1 をNAND回路K
4-3 へ出力する。
【0043】NAND回路K4-3 の、上記パラレルデー
タO0 〜OQ-1 に対応する数の各NANDゲートは、一
方の入力端子に入力するストローブ信号S5 がアクティ
ブ(“1”)である期間、他方の入力端子に上記ラッチ
回路K4-2 から入力するパラレルデータO0 〜OQ-1
それぞれ対応する信号を反転してヘッドドライバL1
出力する。
【0044】ヘッドドライバL1 は、上記各NANDゲ
ートに対応するQ個のアンプ(増幅器)により、NAN
D回路K4-3 の各NANDゲートから入力する反転され
たデータO0 〜OQ-1 をそれぞれ増幅反転し、パラレル
の印字ヘッド出力Ddとして印字ヘッド6へ出力する。
【0045】印字ヘッド6の、上記Q個のアンプに対応
するNo.1,2・・・Q−1,QまでQ個ある発熱体
7は、それぞれ対応するアンプからデータ“1”(パル
ス)が入力することにより発熱する。上記アンプ出力
は、図1に示したセグメント電極9の電圧であり、ま
た、図7に示す印字ヘッド6への入力S6 は、図1に示
したコモン電極8の電圧である。上述の1回のラッチク
ロックS2 に対応する上記アンプの出力は1階調分に対
応する印字データ(印加エネルギー)である。
【0046】したがって、例えば画像データが8ビット
幅の階調データからなるとすれば濃度表現には128階
調が得られ、この場合、上述したシリアル印字データS
4 がパラレルデータO0 〜OQ-1 に変換され、ラッチ回
路K4-2 、NAND回路K4- 3 及びヘッドドライバL1
を介して印字ヘッド6に出力されるまでの一連の処理
は、主走査方向1ライン分の処理の1/128の処理に
対応する。そして、主走査方向1ライン分の処理に対し
てシリアル印字データS4 は、128回、シリアル/パ
ラレル変換部K4 に入力する。
【0047】次に、図8のタイミングチャートを用い
て、上記構成のサーマルプリンタによる印字制御の動作
を説明する。同図は、(a) はタイミング期間T、(b) は
データ読み込みクロックS1 、(c) はシリアル印字デー
タS4 、(d) はラッチクロックS2 、(e) はストローブ
信号S5 、(f) は印字ヘッド出力Dd、及び(g) はモー
タ送り信号S3 である。
【0048】同図(a) のタイミング期間Tは、主走査方
向1ライン分の最大印字期間Tw と用紙送り期間TM の
タイミングが交互にくる。この最大印字期間Tw のタイ
ミング内において、最初の単位印字期間tw に、データ
読み込みクロックS1 の最初のクロックS11(同図(b)
参照)に同期して、1階調分のシリアル印字データS 41
(同図(c) 参照)が、シフトレジスタK4-1 に入力し、
これがラッチクロックS2 (同図(d) 参照)に同期し
て、ラッチ回路K4-2 にラッチされ、ストローブ信号S
5 がアクティブ(同図(e) 参照)であることにより、N
AND回路K4-3及びヘッドドライブL1 を介し1ライ
ン分の初期の印字ヘッド出力Ddとして出力される(同
図(f) 参照)。上記単位印字期間tw の処理が128回
繰り返されてシリアル印字データS41が128回積算さ
れ、この積算データS42が、最大印字期間Tw の印字ヘ
ッド出力Ddとなる。シリアル印字データS41の、最低
階調(白は含まない)の印字ドットに対応するデータ
(“1”)は、最初の単位印字期間tw だけ出力され、
最高階調の印字ドットに対応するデータは全ての単位印
字期間tw 、即ち128単位印字期間で出力される。中
間階調の印字ドットに対応するデータは、最初の単位印
字期間tw から階調数に対応する単位印字期間tw 数だ
け連続して出力される。そして、非印字(白)の場合は
“0”が出力される。
【0049】このように、主走査方向1ライン分の印字
処理において、最低階調から最高階調まで階調制御がな
され、この制御に応じて、前述したように低階調の段階
から面状剥離するインクにより、画素D内での、階調に
忠実な印字画素dの広がりが得られる。
【0050】この後、用紙送り期間TM で、モータ送り
信号S3 により、用紙p及びインクリボンrを副走査方
向にピッチPだけ搬送し、再び最大印字期間Tw のタイ
ミングで次の主走査方向1ライン分の印字を行う。上記
用紙送り期間TM は、ステッピングモータM2 の送り動
作の遅速に対応して長くも短かくもなる。即ちステッピ
ングモータM2 の送り動作は全体として印字処理の遅速
に影響する。
【0051】尚、本実施例では、発熱体7の幅寸法Wを
主走査方向の印字ピッチPとほぼ同一の大きさに形成し
ているが、発熱体7の幅寸法Wを主走査方向の印字ピッ
チPに対してW≦P×(2/3)の関係になるように構
成すると、発熱体7の低濃度領域の発熱が、画素Dの中
心部に一層集中的となり、低濃度のさらに早い段階から
滑らかな階調変化を持たせることができる。
【0052】また、本実施例では、画像の階調データを
8ビット幅としているが、データ幅は8ビットに限るこ
となく、必要な印字精度に合せて増減できる。また、印
字インクを1色で説明しているが、カラー画像に対応す
る3原色による印字にも応用できる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、印加エネルギーの低濃度階調の段階から、発熱体
がその中心部から集中的に発熱して、熱エネルギーが順
次周辺部に伝播・拡散していくので、最低印加エネルギ
ーから上限印加エネルギーまで印加エネルギーが変化す
る幅が大きくなり、このためドット階調を得るための印
加エネルギーの変化を大きくとることができ、したがっ
て、階調制御が容易になる。また、濃度特性曲線が横長
になるためヘッド抵抗値バラツキ、印加エネルギーバラ
ツキ、環境変化によるバラツキ等による曲線変動による
濃度バラツキが小さく、したがって階調濃度が安定し、
補正制御も容易になる。また、低濃度の段階でインク状
剥離の状態から面状剥離の状態に切り変わるため、低濃
度の領域を滑らかに(低濃度領域での濃度変化を細か
く)表現できばかりでなく、どの濃度階調においても常
時均一な印字の調子が得られ、したがって、高印字品質
の美しい画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる一実施例の印字ヘッドの部分構
成図である。
【図2】(a) は発熱体と電極を示す図、(b) はその側断
面図である。
【図3】発熱体による熱エネルギー伝播の変化に対応す
るインクの剥離状態を示す図である。
【図4】印加エネルギーとドット階調との関係を示す濃
度特性曲線図である。
【図5】一実施例に係わるサーマルプリンタの構成ブロ
ック図である。
【図6】サーマルプリンタの印字ヘッドを中心とする主
要部の概略構成図である。
【図7】印字ヘッド、ヘッドドライバ及びシリアル/パ
ラレル変換部の回路ブロック図である。
【図8】サーマルプリンタによる印字制御の動作を説明
するタイミングチャートである。
【図9】画素Dの階調印字及び主走査方向の印字ピッチ
と副走査方向の印字ピッチを説明する図である。
【図10】(a),(b),(c) は従来の印字ヘッドの発熱体の
構成を示す図である。
【図11】印字ヘッドによりインクリボンからインク転
写により印字を行う状態を模式的に示す断面図である。
【図12】(a) 〜(i) は従来の発熱体による印加エネル
ギーに対応する熱分布の例を示す図である。
【図13】インクリボンから用紙に転写される大別して
2通りのインク転移状態を説明する図である。
【図14】(a),(b) は従来のインク状剥離と面状剥離の
発生状態を説明する図である。
【図15】従来の印加エネルギーとドット階調との関係
を示す濃度特性曲線図である。
【符号の説明】
6 印字ヘッド 6′ 基板 7 発熱体 8 コモン電極 9 セグメント電極 10 蓄熱材 15 ばね W 発熱体の横寸法 V 発熱体の縦寸法 P 印字ピッチ p 用紙 h1 、h2 、h3 、h4 、h5 、h6 、h7 熱分布 D 画素 d 印字画素 r インクリボン r1 インク r2 ベースフィルム r3-1 、r3-2 、r3-3 インク状剥離インク r4-1 、r4-2 、r4-8 、r4-8 面状剥離インク J(th) 最低印加エネルギー J(m) 上限印加エネルギー J(n) 印加エネルギー ΔD(n) 濃度バラツキ SD 画像データ K1 画像データ出力部 K2 階調データ制御部 K3 制御パルス発生部 K4 シリアル/パラレル変換部 M1 モータ・ドライバ M2 ステッピングモータ L1 ヘッドドライバ S0 転送クロック S1 データ読み込みクロック S2 ラッチクロック S3 モータ送り信号 S4 シリアル印字データ S4' パラレルデータ S5 ストローブ信号 Dd パラレル駆動信号(印字ヘッド出力) r5 、r5' リボンロール j プラテン K4-1 シフトレジスタ K4-2 ラッチ回路 K4-3 NAND回路 O0 〜OQ -1 パラレルデータ Tw 最大印字期間 TM 用紙送り期間 tw 単位印字期間 S11 128クロック S41 シリアル印字データ S42 積算データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に配列された複数の発熱体を
    有し、該発熱体への通電時間を可変してインクリボン上
    のインクの溶融面積を可変し該溶融されたインクを用紙
    に転写して階調性画像を形成するサーマルプリンタにお
    いて、 前記発熱体に電流を供給する電極の幅Tを、前記発熱体
    の主走査方向のサイズWに対し、T≦W×(2/3)の
    関係に構成することを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記発熱体の主走査方向のサイズWを、
    該発熱体の主走査方向の配列ピッチPに対し、W≦P×
    (2/3)の関係に構成することを特徴とする請求項1
    記載のサーマルプリンタ。
JP24924293A 1993-08-24 1993-10-05 サーマルプリンタ Withdrawn JPH07101097A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24924293A JPH07101097A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 サーマルプリンタ
EP94113071A EP0640487A3 (en) 1993-08-24 1994-08-22 Thermal dot printer.
TW083107664A TW241430B (en) 1993-08-24 1994-08-22 Thermal dot printer
KR1019940020981A KR950005558A (ko) 1993-08-24 1994-08-24 서멀 도트 프린터
CN 94115102 CN1101604A (zh) 1993-08-24 1994-08-24 热点打印机

Applications Claiming Priority (1)

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JP24924293A JPH07101097A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 サーマルプリンタ

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JP (1) JPH07101097A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162139A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Kyocera Corp サーマルヘッドおよびそれを備えたサーマルプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008162139A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Kyocera Corp サーマルヘッドおよびそれを備えたサーマルプリンタ

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