JPH069670B2 - 塗布方法 - Google Patents
塗布方法Info
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- JPH069670B2 JPH069670B2 JP61005138A JP513886A JPH069670B2 JP H069670 B2 JPH069670 B2 JP H069670B2 JP 61005138 A JP61005138 A JP 61005138A JP 513886 A JP513886 A JP 513886A JP H069670 B2 JPH069670 B2 JP H069670B2
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- JP
- Japan
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- coating
- support
- web
- thickness
- guide roller
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D1/00—Processes for applying liquids or other fluent materials
- B05D1/26—Processes for applying liquids or other fluent materials performed by applying the liquid or other fluent material from an outlet device in contact with, or almost in contact with, the surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/92—Measuring, controlling or regulating
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/84—Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
- G11B5/848—Coating a support with a magnetic layer by extrusion
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2948/00—Indexing scheme relating to extrusion moulding
- B29C2948/92—Measuring, controlling or regulating
- B29C2948/92504—Controlled parameter
- B29C2948/92609—Dimensions
- B29C2948/92647—Thickness
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2948/00—Indexing scheme relating to extrusion moulding
- B29C2948/92—Measuring, controlling or regulating
- B29C2948/92819—Location or phase of control
- B29C2948/92857—Extrusion unit
- B29C2948/92904—Die; Nozzle zone
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C2948/00—Indexing scheme relating to extrusion moulding
- B29C2948/92—Measuring, controlling or regulating
- B29C2948/92819—Location or phase of control
- B29C2948/92923—Calibration, after-treatment or cooling zone
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塗布方法、特に磁気記録材料等の長尺広幅塗工
体の塗布方法に関するものである。
体の塗布方法に関するものである。
従来の磁気記録材料等の塗布方法としては、比較的長尺
広幅の可撓性支持体(以下、ウエブという)例えば、厚
みが数μ〜数100μm,幅が数100〜数1000mm,長さが約
100m〜数1000m,ポリエチレンテレフタレートフィルム
上に磁性層,保護膜層,バック層等の塗布液を連続して
均一に塗布し、乾燥した後、巻芯を軸としてコイル状に
巻取る方法が広く知られている。
広幅の可撓性支持体(以下、ウエブという)例えば、厚
みが数μ〜数100μm,幅が数100〜数1000mm,長さが約
100m〜数1000m,ポリエチレンテレフタレートフィルム
上に磁性層,保護膜層,バック層等の塗布液を連続して
均一に塗布し、乾燥した後、巻芯を軸としてコイル状に
巻取る方法が広く知られている。
特に前記塗布方法代表的なものとしては、ロールコー
ト,グラビアコート,ロールコートブラスドクタ方式、
エクストルージョンコート,スライドビードコート等の
方式が用いられている。
ト,グラビアコート,ロールコートブラスドクタ方式、
エクストルージョンコート,スライドビードコート等の
方式が用いられている。
特に、高速塗布を可能にするエスクトルージョン型塗布
法としては、例えば、特公昭54-7306,特開昭58-10466
6,特開昭59-94657号等に開示されているように、各ガ
イドローラ間を連続的に走行する前記ウエブが、前記ガ
イドローラも含めて何等その裏面を支持されていない走
行区域で、ポケット部内に一定流量で供給されている塗
液を、該ポケット部に連通している狭隘な幅を有したス
ロット部から外部に押圧可能なエスクトルージョン型塗
布ヘッドの前記スロット部の先端及びその近傍領域によ
って、前記ガイドローラが規定する走行路よりも後退し
彎曲するように押圧され、前記塗液が前記支持体の表面
と前記スロット部の先端面領域との間に液留まり部を形
成し、該液留まり部の液圧と前記ウエブの張力とのバラ
ンスによって、前記スロット部の先端面全域に対向する
前記ウエブの表面は、僅小であるが更に後退して、両者
間に塗膜の厚さに略相当するクリアランスが与えられ、
安定した高速,薄層塗布が可能になる方法が提案されて
いる。
法としては、例えば、特公昭54-7306,特開昭58-10466
6,特開昭59-94657号等に開示されているように、各ガ
イドローラ間を連続的に走行する前記ウエブが、前記ガ
イドローラも含めて何等その裏面を支持されていない走
行区域で、ポケット部内に一定流量で供給されている塗
液を、該ポケット部に連通している狭隘な幅を有したス
ロット部から外部に押圧可能なエスクトルージョン型塗
布ヘッドの前記スロット部の先端及びその近傍領域によ
って、前記ガイドローラが規定する走行路よりも後退し
彎曲するように押圧され、前記塗液が前記支持体の表面
と前記スロット部の先端面領域との間に液留まり部を形
成し、該液留まり部の液圧と前記ウエブの張力とのバラ
ンスによって、前記スロット部の先端面全域に対向する
前記ウエブの表面は、僅小であるが更に後退して、両者
間に塗膜の厚さに略相当するクリアランスが与えられ、
安定した高速,薄層塗布が可能になる方法が提案されて
いる。
しかしながらこの塗布方式では、前記ウエブの性状、特
にその幅方向の厚味の分布状態が一方の耳端部に向けて
漸増もしくは漸減するようなパターン所謂片伸び状態に
あると、従来のロールコート方法の如く、高剛性のバッ
キングロールとコータ部とのクリアランスが塗膜厚味の
分布に直接作用するものは、前述した高速薄層塗布が可
能なエスクトルージョン方式よりも厚味の分布に関し厳
しいものがあるが、比較的厚塗りのため厚味変動率は大
きくなり難いが、一方のエスクトルージョン方式では、
前述ウエブとコータ部間のクリアランスは、比較的低剛
性のウエブ,ウエブ張力及び塗液の液留まり圧力によっ
て定められるので、塗膜の薄層化が容易となる一方、前
述したウエブの厚味変動が、塗膜の厚味に対する大きな
変動率になって現われ易い。
にその幅方向の厚味の分布状態が一方の耳端部に向けて
漸増もしくは漸減するようなパターン所謂片伸び状態に
あると、従来のロールコート方法の如く、高剛性のバッ
キングロールとコータ部とのクリアランスが塗膜厚味の
分布に直接作用するものは、前述した高速薄層塗布が可
能なエスクトルージョン方式よりも厚味の分布に関し厳
しいものがあるが、比較的厚塗りのため厚味変動率は大
きくなり難いが、一方のエスクトルージョン方式では、
前述ウエブとコータ部間のクリアランスは、比較的低剛
性のウエブ,ウエブ張力及び塗液の液留まり圧力によっ
て定められるので、塗膜の薄層化が容易となる一方、前
述したウエブの厚味変動が、塗膜の厚味に対する大きな
変動率になって現われ易い。
特に、前記ウエブの片伸びが大きい場合、片側のウエブ
は前記液留まり部を強く押し付け、他方の側のウエブは
弱く押し付けることになる。その結果、強く押し付けて
いる側は塗膜が薄く、他方の側は厚くなるという現象を
生じる。この厚味変動は品質のバラツキ及び得率を大き
くさせている。
は前記液留まり部を強く押し付け、他方の側のウエブは
弱く押し付けることになる。その結果、強く押し付けて
いる側は塗膜が薄く、他方の側は厚くなるという現象を
生じる。この厚味変動は品質のバラツキ及び得率を大き
くさせている。
本発明は、前述した従来方法の欠点を解消し、かつ塗膜
厚味の制御がより簡便で正確な塗布方法を提供すること
を目的とするものである。
厚味の制御がより簡便で正確な塗布方法を提供すること
を目的とするものである。
本発明のかかる目的は、ポケット部内に一定流量で供給
されている塗液を、該ポケット部に連通している狭隘な
幅を有したスロット部から外部に押圧可能なエスクトル
ージョン型塗布ヘッドの前述スロット部の先端面及びそ
の近傍領域を、各ガイドローラによって連続的に走行案
内されている可撓性帯状支持体でかつ前記ガイドローラ
間に懸架されている前記支持体の表面が前記ガイドロー
ラによって規定される走行路よりも後退し彎曲するよう
に押圧せしめて前記塗液を前記支持体の表面に塗布する
方法において、前記塗布ヘッドの下流側を通過した前記
支持体に塗着している前記塗液の膜厚の支持体幅方向の
分布パターン及び両耳端部間の厚味差異に関する測定情
報に基づき、前記塗布ヘッドに対する上流側及び又は下
流側に配設されている少なくとも1本のガイドローラの
一方軸端部を前記支持体の厚味方向に変位させることに
より、前記膜厚の分布パターンを両耳端部にわたり均一
になるように前記支持体の表面と前記塗布ヘッドにおけ
るスロット部の先端面領域との押圧状態を調節すること
を特徴とする塗布方法及び前記ガイドローラの変位量
を、両軸受部間のスパーンが750mmのガイドローラで0.5
mm乃至20mm範囲内に設定されたことを特徴とする塗布方
法によって達成される。
されている塗液を、該ポケット部に連通している狭隘な
幅を有したスロット部から外部に押圧可能なエスクトル
ージョン型塗布ヘッドの前述スロット部の先端面及びそ
の近傍領域を、各ガイドローラによって連続的に走行案
内されている可撓性帯状支持体でかつ前記ガイドローラ
間に懸架されている前記支持体の表面が前記ガイドロー
ラによって規定される走行路よりも後退し彎曲するよう
に押圧せしめて前記塗液を前記支持体の表面に塗布する
方法において、前記塗布ヘッドの下流側を通過した前記
支持体に塗着している前記塗液の膜厚の支持体幅方向の
分布パターン及び両耳端部間の厚味差異に関する測定情
報に基づき、前記塗布ヘッドに対する上流側及び又は下
流側に配設されている少なくとも1本のガイドローラの
一方軸端部を前記支持体の厚味方向に変位させることに
より、前記膜厚の分布パターンを両耳端部にわたり均一
になるように前記支持体の表面と前記塗布ヘッドにおけ
るスロット部の先端面領域との押圧状態を調節すること
を特徴とする塗布方法及び前記ガイドローラの変位量
を、両軸受部間のスパーンが750mmのガイドローラで0.5
mm乃至20mm範囲内に設定されたことを特徴とする塗布方
法によって達成される。
以下、添付した図面に基づき、本発明方法の一実施態様
について詳述する。
について詳述する。
第1図は本発明方法を実施するための塗布装置及びその
近傍の斜視図であり、特に塗布ヘッドについては一部断
面を示してあり、第2図は第1図の塗布ヘッド周辺の断
面図、第3図は第2図のI−I線に沿って示した支持体
と塗膜の拡大断面図である。
近傍の斜視図であり、特に塗布ヘッドについては一部断
面を示してあり、第2図は第1図の塗布ヘッド周辺の断
面図、第3図は第2図のI−I線に沿って示した支持体
と塗膜の拡大断面図である。
各ガイドローラ7,8,9,10,11によって支持・案されなが
ら、矢印Aの方向に連続的に走行するウエブ1の幅と同
等もしくはそれ以上の長さを有する。
ら、矢印Aの方向に連続的に走行するウエブ1の幅と同
等もしくはそれ以上の長さを有する。
ポケット部4内に一定流量で供給されている塗液2を、
該ポケット部4に連通している狭隘な幅を有したスロッ
ト部5から外部に押圧可能なエスクトルージョン型塗布
ヘッド3の前記スロット部5の先端面及びその近傍領域
を、前記ガイドローラ10及び11の間に懸架されている前
記ウエブ1の表面が前記ガイドローラ10及び11によって
規定される走行路Cよりも後退し彎曲するように押圧せ
しめて前記塗液2を前記ウエブ1の表面に塗布する場
合、本発明方法が特徴とするところは、前記塗布ヘッド
3の下流側を通過した前記ウエブ1に塗着している前記
塗液2の膜厚13の支持体幅方向の分布パターン及び両耳
端部1a及び1b間の厚味差異に関する測定情報に基づき、
前記塗布ヘッド3に対して上流側及び又は下流側に配設
されている前記ガイドローラ7,10及び又は11の一方軸端
部7a,10a,及び又は11aを前記ウエブ1の厚味方向Bに変
位させることにより、前記膜厚の分布パターンを両耳端
部1a及び1bにわたり均一になるように前記ウエブ1の表
面と前記塗布ヘッド3におけるスロット部5の先端面領
域との押圧状態を調節することにある。
該ポケット部4に連通している狭隘な幅を有したスロッ
ト部5から外部に押圧可能なエスクトルージョン型塗布
ヘッド3の前記スロット部5の先端面及びその近傍領域
を、前記ガイドローラ10及び11の間に懸架されている前
記ウエブ1の表面が前記ガイドローラ10及び11によって
規定される走行路Cよりも後退し彎曲するように押圧せ
しめて前記塗液2を前記ウエブ1の表面に塗布する場
合、本発明方法が特徴とするところは、前記塗布ヘッド
3の下流側を通過した前記ウエブ1に塗着している前記
塗液2の膜厚13の支持体幅方向の分布パターン及び両耳
端部1a及び1b間の厚味差異に関する測定情報に基づき、
前記塗布ヘッド3に対して上流側及び又は下流側に配設
されている前記ガイドローラ7,10及び又は11の一方軸端
部7a,10a,及び又は11aを前記ウエブ1の厚味方向Bに変
位させることにより、前記膜厚の分布パターンを両耳端
部1a及び1bにわたり均一になるように前記ウエブ1の表
面と前記塗布ヘッド3におけるスロット部5の先端面領
域との押圧状態を調節することにある。
なお、前記ガイドローラ7,10及び又は11の変位量を、両
軸受部間のスパーンが750mmのガイドローラで0.5mm乃至
20mmの範囲内に設定されたことが好ましい。
軸受部間のスパーンが750mmのガイドローラで0.5mm乃至
20mmの範囲内に設定されたことが好ましい。
前記スロット5の先端面と前記ウエブ1の表面との間に
前記塗液2を前記ウエブ1の張力に抗して押出せしめる
と、前記ウエブ1は更に前記走行路Cよりも後退してそ
の彎曲度が増し、僅かであるがクリアランスが生ずると
ともに、前記スロット部5の出口を中心に前記ウエブ1
の幅方向にわたり液留まり部12が形成される。
前記塗液2を前記ウエブ1の張力に抗して押出せしめる
と、前記ウエブ1は更に前記走行路Cよりも後退してそ
の彎曲度が増し、僅かであるがクリアランスが生ずると
ともに、前記スロット部5の出口を中心に前記ウエブ1
の幅方向にわたり液留まり部12が形成される。
前記液留まり部12への前記塗液2の供給を続け、前記ウ
エブ1を走行させると、前記液留まり部12から曳き出さ
れた前記塗液2は前記ウエブ1の張力の分布状態に対応
して、その膜厚を変えながら薄層状に前記ウエブ1の表
面に塗着し、膜厚計の検出部6を通過して、乾燥工程
(図示せず)に移送されて行く。
エブ1を走行させると、前記液留まり部12から曳き出さ
れた前記塗液2は前記ウエブ1の張力の分布状態に対応
して、その膜厚を変えながら薄層状に前記ウエブ1の表
面に塗着し、膜厚計の検出部6を通過して、乾燥工程
(図示せず)に移送されて行く。
なお、前記ウエブ1が、第3図に示したように、一方の
耳端部1aが他方の耳端部1bよりも薄く、所謂片伸び状態
に製造されていると、そこに働く張力は、薄い耳端部1a
から厚い耳端部1bに向けて漸増する分布パターンを以
て、前記液留まり部12を押し着けることになり、その結
果、前述した張力分布パターンと正反対な膜厚分布パタ
ーン即ち耳端部1bから耳端部1aに向けて漸増する分布パ
ターンを以て塗膜13の厚味が変動することになる。
耳端部1aが他方の耳端部1bよりも薄く、所謂片伸び状態
に製造されていると、そこに働く張力は、薄い耳端部1a
から厚い耳端部1bに向けて漸増する分布パターンを以
て、前記液留まり部12を押し着けることになり、その結
果、前述した張力分布パターンと正反対な膜厚分布パタ
ーン即ち耳端部1bから耳端部1aに向けて漸増する分布パ
ターンを以て塗膜13の厚味が変動することになる。
このような塗膜13の厚味変動を、ウエット膜厚計,濃度
計あるいは蛍光X線測定装置等により自動的あるいは手
動で検出したら、その膜厚分布パターンの偏りを打消す
ように、前記ガイドローラ群7,10,11から適宜選択した
ローラの一方の軸受端部7a,10a又は11aを前記ウエブ1
の厚味方向Bに変位させ、再度前記膜厚計で修正された
膜厚分布状態を確認することにより膜厚の均一な塗膜13
を迅速かつ正確に設定することが可能になる。
計あるいは蛍光X線測定装置等により自動的あるいは手
動で検出したら、その膜厚分布パターンの偏りを打消す
ように、前記ガイドローラ群7,10,11から適宜選択した
ローラの一方の軸受端部7a,10a又は11aを前記ウエブ1
の厚味方向Bに変位させ、再度前記膜厚計で修正された
膜厚分布状態を確認することにより膜厚の均一な塗膜13
を迅速かつ正確に設定することが可能になる。
従って、塗膜の品質が安定し、得率の著しい向上が図れ
る。
る。
本発明方法のかかる新規な効果を実施例によって一層明
確にする。
確にする。
〔実施例−1〕 平均厚味が20μm,幅が520mmのポリエチレンテレフタ
レートフィルムから成るウエブに10kg/全幅の張力をか
けて150m/分の速度で移送しながら下記液組成の磁性塗
液を第1図に示した如き塗布ヘッド及びその周辺装置を
利用して塗布した。
レートフィルムから成るウエブに10kg/全幅の張力をか
けて150m/分の速度で移送しながら下記液組成の磁性塗
液を第1図に示した如き塗布ヘッド及びその周辺装置を
利用して塗布した。
その塗布時の各ガイドローラ設定条件及びそれによる膜
厚測定結果は表−1の通りであった。
厚測定結果は表−1の通りであった。
(塗液組成) (重量部) Co含有磁性酸化鉄(SBET 35m2/g) 100部 ニトロセルローズ 10部 ポリウレタン樹脂 8部 (商品名「ニッポラン2304」) ポリイソシアネート 8部 Cr2O3 2部 カーボンブラック(平均粒径20μm) 2部 ステアリン酸 1部 ステアリン酸ブチル 1部 メチルエチルケトン 300部 表−1の結果から、ウエブの片伸び度合いによってはガ
イドローラの位置を固定化させた通常の操作条件(試料
#1)が最も悪い膜厚分布状態となる一方、試料#4を
中心に分布パターンの逆転現象があるものの、膜厚変動
幅は小さく抑えられていた。
イドローラの位置を固定化させた通常の操作条件(試料
#1)が最も悪い膜厚分布状態となる一方、試料#4を
中心に分布パターンの逆転現象があるものの、膜厚変動
幅は小さく抑えられていた。
以上の結果から、ウエブの片伸び状態に応じて、変位さ
せる軸受端部及びその変位方向もこの実施例のみに限定
されないことも容易に理解される。
せる軸受端部及びその変位方向もこの実施例のみに限定
されないことも容易に理解される。
〔実施例−2〕 塗布ヘッドの前後のガイドローラの変位効果を確認する
ため、ガイドローラ条件以外は実施例−1と全く同じ条
件で膜厚を測定した。その条件及び測定結果は表−2の
通りであった。
ため、ガイドローラ条件以外は実施例−1と全く同じ条
件で膜厚を測定した。その条件及び測定結果は表−2の
通りであった。
表−2の結果から、塗布ヘッド直前もしくは直後のガイ
ドローラ(試料#1,2,3)は、実施例−1の#7ロ
ーラと比べ、より小さな変位量で膜厚制御効果が挙が
り、更に、2本のローラ(試料#4)を用いる各ローラ
の変位量は更に小さくできることが確認された。
ドローラ(試料#1,2,3)は、実施例−1の#7ロ
ーラと比べ、より小さな変位量で膜厚制御効果が挙が
り、更に、2本のローラ(試料#4)を用いる各ローラ
の変位量は更に小さくできることが確認された。
第1図は本発明方法を実施するための塗布装置周辺の斜
視図、第2図は第1図の塗布ヘッド周辺の断面図、第3
図は第2図のI−I線に沿って示した拡大断面図であ
る。 1…ウエブ 2…塗液 3…塗布ヘッド 4…ポケット部 5…スロット部 6…膜厚検出部 7,8,9,10及び11…ガイドローラ
視図、第2図は第1図の塗布ヘッド周辺の断面図、第3
図は第2図のI−I線に沿って示した拡大断面図であ
る。 1…ウエブ 2…塗液 3…塗布ヘッド 4…ポケット部 5…スロット部 6…膜厚検出部 7,8,9,10及び11…ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福村 研一 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 平木 靖人 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−44870(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】ポケット部内に一定流量で供給されている
塗液を、該ポケット部に連通している狭隘な幅を有した
スロット部から外部に押圧可能なエスクトルージョン型
塗布ヘッドの前記スロット部の先端面及びその近傍領域
を、各ガイドローラによって連続的に走行案内されてい
る可撓性帯状支持体でかつ前記ガイドローラ間に懸架さ
れている前記支持体の表面が前記ガイドローラによって
規定される走行路よりも後退し彎曲するように押圧せし
めて前記塗液を前記支持体の表面に塗布する方法におい
て、前記塗布ヘッドの下流側を通過した前記支持体に塗
着している前記塗液の膜厚の支持体幅方向の分布パター
ン及び両耳端部間の厚味差異に関する測定情報に基づ
き、前記塗布ヘッドに対する上流側及び又は下流側に配
設されている少なくとも1本のガイドローラの一方軸端
部を前記支持体の厚味方向に変位させることにより、前
記膜厚の分布パターンを両耳端部にわたり均一になるよ
うに前記支持体の表面と前記塗布ヘッドにおけるスロッ
ト部の先端面領域との押圧状態を調節することを特徴と
する塗布方法。 - 【請求項2】前記ガイドローラの変位量を、両軸受部間
のスパーンが750mmのガイドローラで0.5mm乃至20mmの範
囲内に設定されたことを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の塗布方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61005138A JPH069670B2 (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | 塗布方法 |
US07/003,876 US4776997A (en) | 1986-01-16 | 1987-01-16 | Thickness-correcting coating method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61005138A JPH069670B2 (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | 塗布方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62163773A JPS62163773A (ja) | 1987-07-20 |
JPH069670B2 true JPH069670B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=11602948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61005138A Expired - Lifetime JPH069670B2 (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | 塗布方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4776997A (ja) |
JP (1) | JPH069670B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07117698B2 (ja) * | 1987-11-25 | 1995-12-18 | コニカ株式会社 | 塗布装置の光学式変位センサ |
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