JP2821757B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2821757B2
JP2821757B2 JP1054592A JP5459289A JP2821757B2 JP 2821757 B2 JP2821757 B2 JP 2821757B2 JP 1054592 A JP1054592 A JP 1054592A JP 5459289 A JP5459289 A JP 5459289A JP 2821757 B2 JP2821757 B2 JP 2821757B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁性塗料などをウエブに対して塗布する塗
布装置に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録媒体を製造する際の磁性塗料の塗布、写真感
光材料液の塗布、感熱記録材料液の塗布などに際して、
塗布ヘッドから塗布液を押し出しながらウェブに対して
塗布する押出し塗布方法(エクストルージョンコート
法)が知られている。
この押出し塗布方法は、ロールコート法、グラビアコ
ート法、スライドビードコート法、あるいはドクターコ
ート法を付加した方法などに対して膜厚制御性に優れる
などの利点がある。
かかる押出し塗布方法において、塗布ヘッドを背面が
支持されていない状態のウェブに対して押し付けながら
塗布するようにしているが、ウェブそのものにはその製
造過程でのばらつきによって、第6図のように、片伸び
が生じていることがある。
この片伸び状態のウェブに対して押出しを行うと、塗
布ヘッドの吐出口とウェブとの平行性やウェブの塗布ヘ
ッドに対する当たり力(換言すれば接触個所でのウェブ
の張力)が幅方向で異なり、塗布膜厚が幅方向で異なっ
てしまう。
押出し塗布において、塗布膜厚の不均一化を防止する
手段として、特開昭54−7306号公報、特開昭62−163773
号公報記載のものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前者の手段では、塗布ヘッドがウェブの曲
げ、片寄りに対して自由に動くため、塗布ヘッドとウェ
ブとの平行性が保ち難く、塗布中に塗布ヘッドがウェブ
から離れ、エアー抜けが発生することがある。
後者の手段は、ウェブを案内するロールを走行中に移
動させるものであるが、案内ロールを移動させることは
ウェブの搬送性を損ない、ウェブを蛇行させるなどの欠
点の方が大きい。
そこで、本発明の主たる目的は、ウェブの幅方向に均
一な塗布膜厚分布を得ることができる塗布装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、走行するウェブの背面を支持しない状態
でこのウェブに対して押出し型塗布ヘッドを相対的に押
し付けてその塗布ヘッドの少なくとも一つのスロットか
ら塗布液を押し出してウェブに塗布する装置であって; 前記塗布ヘッドが幅方向の塗布膜厚を均一化するよう
に、ウェブの幅方向線を通る直交面上の位置および角度
が、個別的および同時的に調整可能とされたことで解決
できる。
〔作用〕
本発明では、塗布ヘッドが幅方向の塗布膜厚を均一化
するようにウェブと直交する方向の面上位置および角度
が外的に調整可能とされている。すなわち、特公昭54−
7306号のように、塗布ヘッドがウェブの搬送に追従して
自動的に揺動するものとは異なり、ウェブの片伸びに伴
う塗布膜厚の不均一化を機械的に解消しようとするもの
であるため、一旦塗布ヘッドの位置および角度を調整し
てしまえば、常に均一な塗布膜厚を得ることができる。
また、特開昭62−163773号のように、ウェブの走行安
定性を阻害することもない。
さらに、本発明では、ウェブの幅方向線を通る直交面
上の位置および角度が、個別的にも、同時的に外部から
調整可能であるために、特に、位置および角度を同時的
に調整することによ、片伸びのあるウェブに対しても、
適切な押し込み量を確保しながら、塗布ヘッドの角度を
調整することにより、幅方向に均一な塗布膜厚を得るこ
とができる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
第1図〜第3図は本発明を実施するための装置を示し
たもので、第1図には全体的に概要が示され、ウェブ1
は入側ガイドロール2、上流がわおよび下流がわサポー
トロール3,4および出側ガイドロール5を通り後工程、
たとえば乾燥工程に導かれる。
サポートロール3,4間には、塗布ヘッド6がウェブ1
表面に対して押し付けられ、塗布がなされる。
塗布ヘッド6は、フロントエッジ6Aおよびバックエッ
ジ6Bを有し、これらの間に液溜め部6Cおよびこれに連通
し幅が狭いスロット6Dを有する。塗布液は、ポンプ(図
示せず)により、液溜め部6Cに圧送され、スロット6Dを
通ってウェブ1に対して塗布される。
サポートロール4とガイドロール5との間には好まし
くはウェブ1に対して塗布した塗布層の幅方向分布を検
出するための膜厚検出器7が設けられており、この膜厚
検出器7によって検出した塗布層の幅方向分布に基づい
て、塗布ヘッド6のウェブ1に対する位置および角度が
外的に調整されるようになっている。
塗布ヘッド6の位置・角度調整手段の例を、第1図お
よび第2図に示した。第3図は第2図の要部拡大詳細図
である。60は対地固定の固定台で、この固定台60に調整
装置61を介して塗布ヘッド6を保持する架台62が設けら
れている。
また、架台62には塗布ヘッド6のウェブ1表面への押
し付け方向に沿う長孔62aが形成され、固定台60から立
設された支持板部60aに固定された枢軸63が長孔62aを遊
挿している。
架台62の下面と固定台60との間には架台62の長手方向
両端部に1対のスクリュージャッキ方式の調整装置61,6
1が配され、この調整装置61,61を介して架台62の長手方
向の一方または両方を昇降させることが可能となってい
る。一方の調整装置61を昇降させると、塗布ヘッド6と
もに架台62が枢軸63周りに回転させられ、塗布ヘッド6
とウェブ1との平行度が調整される。
調整装置61の具体的構成は、第3図に示されているよ
うに、スクリューねじ軸61aの頭部61bが固定台60の穴溝
60aに遊びをもって係合され、足部は架台62に螺合され
かつねじ軸61aに固定用座としての回転体61cが固着され
たものである。
かかる塗布ヘッドの位置・角度調整装置において、い
ま第2図の左側の調整装置61の回転体61cを、第3図の
平面視で時計方向に回転すると、スクリューねじ軸61a
も同方向に回転して、第3図において、架台62の左側が
持ち上げられ、架台62が枢軸63周りに、第3図の時計方
向に回転し、同図に第4図のように、塗布ヘッド6が時
計方向に回転する。回転体61cを反対方向に回転すれ
ば、塗布ヘッド6は左方向に回転する。
したがって、第6図のように、片伸びがあるとき、そ
の片伸びがあるがわに対して塗布ヘッド6の回転方向を
定めて塗布ヘッド6を回転してウェブ1との平行を図
る。
かくして、第2図の左側または右側調整装置61,61に
よって塗布ヘッド6を持ち上げれば、枢軸63周りにそれ
ぞれ時計方向または反時計方向に塗布ヘッド6が回転す
るし、両調整装置61,61を持ち上げればウェブ1に対す
る塗布ヘッド6の押し込み量を調整できるとともに、そ
の際において左側と右側とで押し込み量を変えれば、塗
布ヘッド6のウェブ1に対する向きを設定しながら所望
の押し込み量をもってウェブ1に対して押圧させること
ができる。
また、塗布ヘッド6を第5図のようにも動かすことが
できる。
なお、位置・角度調整装置61の操作に伴って、位置・
角度調整装置61そのものがウェブ1の幅方向にずれ必要
があるが、この程度のずれは頭部61bと穴溝6とのクリ
アランスによって吸収できる。
本発明に係る塗布ヘッドの位置・角度調整装置とし
て、上記例ではねじジャッキと枢軸との組み合わせによ
ったが、スクリューねじをモータによって回転するよう
にしたり、ラックとピニオンとの組み合わせのほか、固
定台と架台の両側との間にトラニオン取付方式によるシ
リンダなどによってもよく、種々の手段を採用できる
が、微調整が要求される点で、スクリューねじ方式が好
ましい。
本発明におけるウェブとしては、裸の支持体のほかそ
の支持体に塗布層を有し、その塗布層に塗布する際にも
本発明を適用できる。塗布ヘッドには、1つのスロット
のほか複数のスロットを有していてもよい。本発明は、
磁性塗料の塗布のほか写真感光材料または感熱記録材料
の塗布にも適用できる。支持体の材質としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリカーボネート、アクリルな
どのプラスチック、紙、アルミなどの金属板、あるいは
それらの積層体などを用いることができる。
〔実施例〕
次に実施例を示し本発明を効果を明らかにする。
厚み75μm、幅500mmのPETフィルムを150m/分で走行
させながら、磁性塗料を750g/分の塗布量および450mmの
塗布幅をもって上記例にしたがって塗布した。その際、
張力としては、塗布ヘッドの押し込み位置において、16
kg/m幅とした。
その結果、本発明装置を用いないで、塗布ヘッドの位
置を固定した場合には、第7図および第8図のように、
ウェブの幅方向の膜厚のバラツキが大きくみられたのに
対して、本発明装置を用いたときには、第9図および第
10図のように幅方向の膜厚のバラツキがほぼ解消され実
質的に均一な塗層が得られた。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば、ウェブの幅方向に均
一な塗布膜厚分布を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための塗布装置の概要図、第
2図は本発明の塗布ヘッドの位置・角度調整装置の側面
図、第3図はその位置・角度調整装置の要部側面図、第
4図は塗布ヘッドの回転例の説明図、第5図は同例にお
ける塗布ヘッドの動き例の説明図、第6図はウェブの片
伸び状態斜視図、第7図および第8図は比較例における
幅方向の塗布膜厚分布図、第9図および第10図は本発明
の実施例の塗布膜厚分布図である。 1……ウェブ、3,4……サポートロール、6……塗布ヘ
ッド、60……固定台、61……位置・角度調整装置、62…
…架台、63……枢軸。
フロントページの続き (72)発明者 双木 武政 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 川邉 茂寿 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05C 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行するウェブの背面を支持しない状態で
    このウェブに対して押出し型塗布ヘッドを相対的に押し
    付けてその塗布ヘッドの少なくとも一つのスロットから
    塗布液を押し出してウェブに塗布する装置であって; 前記塗布ヘッドが幅方向の塗布膜厚を均一化するよう
    に、ウェブの幅方向線を通る直交面上の位置および角度
    が、個別的および同時的に調整可能とされたことを特徴
    とする塗布装置。
JP1054592A 1989-03-07 1989-03-07 塗布装置 Expired - Fee Related JP2821757B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295169A (ja) * 1985-10-18 1987-05-01 Fuji Photo Film Co Ltd 磁性液塗布方法及び装置
JPS62163773A (ja) * 1986-01-16 1987-07-20 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布方法

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS62163773A (ja) * 1986-01-16 1987-07-20 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布方法

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