JPH0695898B2 - 改良されたゼラチンおよびその製造方法 - Google Patents

改良されたゼラチンおよびその製造方法

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JPH0695898B2
JPH0695898B2 JP61186102A JP18610286A JPH0695898B2 JP H0695898 B2 JPH0695898 B2 JP H0695898B2 JP 61186102 A JP61186102 A JP 61186102A JP 18610286 A JP18610286 A JP 18610286A JP H0695898 B2 JPH0695898 B2 JP H0695898B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、温度に無関係に水性液体中の湿潤性および分
散性のすぐれた性質を有し、しかも加水分解されたゼラ
チンによつてゼラチン粒子上におけるフイルム形成から
なる表面処理の結果として濃度に無関係に実質的に一層
高い熱状態溶解速度を有するゼラチンに関する。
ゼラチンの事実上すべての用途には、このゼラチンの水
性液体への予備溶解を要することが知られている。この
ことによつて、ゼラチンの湿潤性、分散性および溶解性
の性質を重視する理由が説明される。
先行技術の説明 技術の現状においては、操作の3様式が常用されてい
る。すなわち、 a) ゼラチン粒子の冷液体中の膨潤に次いで膨潤され
た粒子の熱状態の融解、 b) ゼラチンの熱液体への直接溶解、 c) ゼラチン粒子の冷水の最少量中の膨潤、次いでこ
れらの膨潤された粒子の熱液体中の融解である。
これらの3種の技術は、冷状態および熱状態の両者にお
ける湿潤性および分散性の問題を提起し、このゼラチン
の粒径が一層小さくなるとますますそうである。
さらに、このために、直接溶解の方法には、普通の濃度
の場合に通常非常に迅速な攪拌によつて生成物の初期分
散工程を採用する必要がある。この結果、ゼラチンの濃
度、従つて溶液の粘度が一層高くなると一層長時間を要
し、しかも除去が一層困難である空気の実質的な混入お
よび微小気泡の形成が生じる。
冷状態の膨潤を伴なう方法は、前項に記載の欠点を有し
ないが、絶えず増大する数の使用者には、非常に多くの
時間を要すると考えられる。
前記に示す理由で、これらの欠点を克服するために糖
類、マルトデキスリンまたはデンプンのような多数の異
なつた担体上のゼラチンの噴霧−微粒化のような幾つか
の試みがなされた。
これらの配合物は、ある場合には、特に溶解速度に関し
てわずかな利点を生じたが、微粒化された粉末に固有の
その非常な小粒径によつて分散性を向上させることに失
敗した。
また、ゼラチンを冷状態において可溶性とするためにゲ
ル化状態を経由しないゼラチンの乾燥方法を記載してい
るフランス特許第2,167,197号明細書も挙げる価値があ
る。記載の組成物は、ゼラチンをわずかに1重量%〜50
重量%含有し、しかも冷液体中の満足な湿潤性および分
散性を得るために固体成分をゼラチンの重量の2〜5倍
添加する必要がある。
ゼラチン粒子を、レシチン、シリコーンまたは湿潤剤の
ような種々の分散生成物をもつて被覆することが他に試
みられた。
これらの生成物がゼラチンよりも常に一層高価であるこ
とは別にして、これらの生成物は限られた用途を有する
食品添加物である。
発明の概要 本発明の本来の特徴は、正確には得られたフイルム被覆
ゼラチンがゼラチン100重量%からなることにある。
本発明による改良されたゼラチンは、粒子または粉末の
形の原ゼラチンであつて酸、アルカリまたは酵素方法に
よつて製造され、しかも0g〜350gのブルーム強さおよび
1mPa.s〜100mPa.sの粘度を有する動物骨、皮または腱の
コラーゲン質原料から誘導された原ゼラチン90重量%〜
99.9重量%および酸、アルカリ、熱的または酵素方法あ
るいはこれらの方法の組み合せによつて加水分解され、
動物骨、皮または腱のコラーゲン物質から誘導され、し
かも500〜30,000の平均分子量を有するゼラチンであつ
て、原ゼラチンの粒子を囲むフイルムの形の加水分解さ
れたゼラチン0.1重量%〜10重量%からなるのが有利で
ある。
5,000〜10,000の分子量を有する加水分解されたゼラチ
ンは、特に好ましいが、一方原ゼラチンは通常100,000
〜300,000の範囲内の分子量を有する。
原ゼラチンは、その物理的または化学的性質を変性する
ための化学的または酵素変性を受けたゼラチンであり得
る。
また、本発明は、前記のすぐれたゼラチンの製造方法に
もまた向けられている。
この方法には、原ゼラチンの加水分解されたゼラチンに
よるフイルム被覆を含み、かつ下記の操作 a) フイルム被覆される原ゼラチンを −従来のペレツト化ドラム内、 −またはミキサー−造粒機−乾燥機あるいはミキサー−
造粒機において、 −あるいは流動空気床噴霧造粒機のような流動空気床装
置、 −または任意の他の適当な装置の何れかにおいて攪拌。
b) 加水分解されたゼラチンを0.1重量%〜50重量%
の濃度において、20℃〜80℃の範囲内の温度の水性液体
に溶解。
c) 原ゼラチンを、攪拌しながら、加水分解されたゼ
ラチンの添加量が、乾燥抽出物の重量で表わしたフイル
ム被覆される原ゼラチンの質量に関して、乾燥抽出物の
0.1重量%〜10重量%であることを確保するように攪拌
の生成に選ばれた装置内において散布、浸漬または噴霧
による加水分解されたゼラチン溶液による湿潤。
d) フイルム形成装置(特にこの装置がペレツト化ド
ラムまたは流動空気床装置である場合)あるいは乾燥操
作のできないミキサーまたは他の装置の場合には適当な
乾燥装置内の何れかにおいて、フイルムで被覆されたゼ
ラチンの30℃〜80℃の温度の熱風による乾燥 の特徴がある。
総称して、加工および乾燥は20℃〜80℃の範囲内の温度
において実施できる。
使用される原ゼラチンおよび加水分解されたゼラチンの
特性は、最終の改良されたゼラチンの形成に関して前記
に示されたものである。フイルム形成操作に用いられる
加水分解されたゼラチンは、最初粉末、粒子または水溶
液の形で与えられる。
加水分解されたゼラチンの製造の主題については、下記
の文書 1.A COURTS、 バイオケミカル・ジヤーナル(Biochem.J)、1955、59
382「スペシフイシテイ・オブ・エンザイムズ・トワー
ズ・ゼラチン(Specificity of enzymes towards gelat
in)」 2.E.D.LEVIN、C.L.MURATOVA、M.STEPAN OV、ヒミイア・
プリロドニイフ・ソエデイニエニイ・アカデミイア・ナ
ウク・ユー・エス・エス・アース(Khim.Pirodn.Soedn.
Akad.Nauk.USSR)、961、208「ハイドロリシス・オブ・
ゼラチン・バイ・ゼラチネス(Hydrolysis of gelatin
by gelatinase)」 3.O.S.TSIPEROVICH、I.F.MISHUNIN、ウクラインスキイ
・ビオヒイミイチエスキイ・ジユルナル (Ukr.Biokhim.ZH)、1979、42、367「ハイドロリシス
・オブ・ゼラチン・バイ・ア・ストレプトマイセス・グ
リセウス・エンザイム(Hydrolysis of gelatin by a s
treptomyces griseus enzyme)」 4.A.GANSEL、 ピー・エス・エイ・ジヤーナル(P.S.A.Journ.)セクシ
ヨンB、第82頁(1952年10月) 「スタデイ・オブ・レート・ハイドロリシス・オブ・ゼ
ラチン(Study of rate hydrolysis of gelatin)」 5.特許・デユ・ポン・デ・ネムアス (DU PONT DE NEMOURS)、1971年、フランス特許第2099
777号明細書、「プレパレーシヨン・オブ・ハイドロラ
イズド・ゼラチンズ・プライア・トウ・ケミカル・モデ
イフイケーシヨン(Preparation of hydrolyzes gelati
ns prior to chemical modification)」 を有効に参照できる。
また株式会社ニツピとして知られる日本の会社の名義で
「ペプタイド・ミクスチユアズ・デライブド・フロム・
コラジエナス・マテリアル・オア・ゼラチン(Peptide
mixtures derived from collagenous material or gela
tin)」と題する米国特許第4,130,555号明細書も挙げる
ことができる。この特許明細書の例1、4および5に
は、両者が酵素法と組み合せできる(例4および例
5)、通常の酸および熱的方法によるゼラチンまたは動
物皮のコラーゲン物質からの加水分解されたゼラチンの
取得方法(例1)が記載されている。
フイルム形成操作の時点において技術的パラメーター、
特に、装置の装入量、加水分解されたゼラチン溶液の温
度および前記溶液の流量、流動床装置および回転ドラム
内の噴霧−微粒化の角度、加水分解されたゼラチンとフ
イルム被覆される原ゼラチンの質量比、加水分解された
ゼラチンの分子量の設定は、選択によつて、 −粒度曲線、見掛け容積および見掛け密度の何ら著しい
変性なく原ゼラチンの粒子の個々のフイルム被覆を行う
か、 −または反対に個々のフイルム被覆された粒子の相互の
凝集を容易にし、それによつて得られる結果は、 −最も細かい粒子の除去、 −原ゼラチンの粒度分布の変性、 −見掛け容積の増加による原ゼラチンの見掛け密度の実
質的減少の生成 −あるいは前記2項の結果の間の何らかの中間的結果を
得ることである。
本発明により、原ゼラチンの性質の著しい変性を生じる
ために、アローマ、着色剤、糖質(糖類または多糖
類)、可塑剤、界面活性剤、あらゆる食品添加剤、無機
充てん剤、医薬有効成分のような1種または多数の成分
を加水分解されたゼラチン溶液に加えることができる。
本発明の目的によるすぐれた性質を有するゼラチンは、
ゼラチンのすべての有用な用途を有することができ、し
かもこのような用途を著しく容易にする。
好ましい実施態様の説明 下記の例において、百分率はすべて重量によつて表わ
す。
例1 酸処理によつて得られ、590ミクロンの開きのふるい
(米国規格、30ASTM)に相当する粒径を有し、しかも下
記の特性 ゼリー強さ(ブルーム強さ)200g(英国規格BS757:197
5) 粘度 3.55mPa.s [米国ゼラチン製造業者協会(Gelatin Manufacturers
Institute of American)の米国規格] pH 5.1 湿度 10.4% 等電点 8.9 流動分布 T.20 (840) 0.3% T.30 (590) 0.25% T.40 (420) 39.9% T.50 (297) 28.35% T.60 (250) 5.5% T.70 (210) 11.1% T.80 (177) 2.4% T.100(149) 1.35% 通過 T.100(149) 9.85% を有する豚皮ゼラチン300gを操作温度に予熱された[グ
ラツト(Glatt Company)、ドイツ、ビンツエン所在に
よつて製造されたユニ・グラツト・グラニユレーター
(Uni Glatt granulator)]のような型の流動空気床造
粒機の容器に10分間に導入した。前記の表において、文
字TはASTM規格E−11-70に相当するふるいを示し、し
かも括弧内の値は、ふるいの開きをミクロンで表わす。
流動化を受ける塊の最終温度安定化まで流動空気床上
で、ゼラチンを均一に流動化した。流動空気床の特性
は、下記 −空気流量:最高 −空気温度:50℃ のようであつた。
フイルム形成剤として働くゼラチン加水分解物溶液を、
加水分解物15gを蒸留水100mlに溶解することによつて製
造した。この溶液を40℃において安定化した。
ゼラチン加水分解物は、アルカリ処理によつて得られ、
分子量7000、25℃において20%溶液で測定した粘度4.5m
Pa.sを有する牛皮加水分解物であつた。
流動床中のゼラチンの塊が温度安定化された時に、加水
分解物の15%溶液を微小滴のミストの形で噴霧すること
によつて処理工程を開始した。
処理工程のパラメーターは 加水分解物の流量(蠕動ポンプによつて供給):10ml/mi
n 加水分解物の温度:容器および流体循環路の恒温装置制
御によつて40℃に保つ 加水分解物の容積:15ml 加水分解物の質量対処理される粒子中のゼラチンの質量
の比:0.75% 噴霧−微粒化空気の圧力:4バール 処理時間:1分30秒 加水分解物による処理に次いで5分の乾燥工程があり、
乾燥温度は50℃に保たれた。
であつた。
このようにして得られた処理された生成物を未処理出発
ゼラチンからなる対照試料と比較した。
比較は、下記の試験 ブルーム強さ(ゼリー強さ) 英国規格(BS)757:1975
によつて測定。
粘度 米国ゼラチン製造業者協会の米国規格によつて測
定。
流動分布 米国材料試験協会(ASTM)の米国規格による
振動ふるい試験。
見掛け容積 容量250mlを有する標準ガラス管内におい
て測定された生成物100gの容積。見掛け密度は重量を容
積で除して得られる。
流動性 攪拌せずにポリエチレン漏斗からの生成物25g
の流れ時間。流れ管の直径:75mm。自然傾斜の息角:30
°。流れ管の直径:0.8mm。管長:60mm。
分散時間 同じ漏斗を通してシヤワーで水100mlに注入
された生成物10gの分散時間。この試験は20℃および70
℃において行う。
溶解時間 単一塊で蒸留水100mlに注入された生成物33.
33gを磁器攪拌しながら渦形成なしに90℃において溶解
するに必要な時間。
によつて確立した。
試験の結果を下表 に挙げる。
前記の表は、湿潤性、分散性および溶解速度の性質の目
ざましい向上を示すが、他の性質は、行つた表面処理に
よつて影響されない。分散時間の減少は、湿潤性の向上
を決定的に示し、分散性の性質は湿潤性の直接関数であ
る。
例2 等電点4.9、ブルーム強さ106g、粒径30メツシユを有す
る石灰処理されたオセインゼラチン400gを、例1と同じ
方法により処理し、ゼラチン加水分解物はユニ・グラツ
ト型の流動床造粒機におけると同じ特性を有した。
処理パラメーター: 流動化空気の流量: 最高 空気の温度: 54℃ 加水分解物溶液の容積: 100ml 加水分解物溶液の濃度: 5% 加水分解物の流量: 5ml/min 加水分解物溶液の温度: 20℃ 噴霧−微粒化空気の圧力: 2バール 加水分解物の質量対処理される ゼラチンの質量の比: 1.25% 処理時間: 20分 乾燥温度: 54℃ 乾燥時間: 10分 これらの条件下に得られた生成物を、未処理ゼラチンか
らなる対照試料と比較した(第2表)。
前表から、湿潤性、分散性の性質の著しい向上および溶
解速度の増大が分かる。
例3 酸処理によつて得られ、等電点8.8、ブルーム強さ205
g、粒径60メツシユを有する豚皮ゼラチン300gを、例1
および2と同一の加水分解物をもつて処理した。
この処理は、例1に記載の方法により流動床造粒機にお
いて行われた。処理パラメーターは、加水分解物をもつ
て別にフイルム被覆された粒子を得るように設定され
た。
処理パラメーター: 流動化空気の流量: 最高 空気の温度: 54℃ 加水分解物溶液の容積: 75ml 加水分解物溶液の濃度: 5% 噴霧−微粒化空気の流量: 5ml/min 噴霧微粒化の時間: 15分 加水分解物溶液の温度: 20℃ 噴霧微粒化圧力: 2バール 加水分解物の質量対処理される ゼラチンの質量の比: 1.25% 乾燥空気の温度: 54℃ 乾燥時間: 10分 得られた生成物を、未処理出発ゼラチンからなる対照試
料と比較した(第3表)。
前記の結果は、前記に示す粒度分布と共にケーキングお
よび外皮形成の通常の現象の消失を伴つて、湿潤性およ
び分散性の性質の目ざましい向上を示している。
例4 酸処理によつて得られ、例1に記載のものと同一の豚皮
ゼラチン500gを、牛皮のアルカリ処理によつて得られた
ゼラチン加水分解物(分子量:8000、20%および25℃に
おける粘度:5.0mPa.s)をもつて処理した。
処理パラメーターは、粒子の工業的フイルム被覆および
凝集による造粒を同時に得るように設定された。
操作は、例1および2に示す方法と同じ方法によつて流
動空気床造粒機において行つた。
処理パラメーター: 流動化空気の流量: 最高 空気の温度: 60℃ 加水分解物溶液の容積: 125ml 加水分解物溶液の濃度: 5% 噴霧−微粒化空気の流量: 10ml/min 噴霧微粒化時間: 12分30秒 加水分解物溶液の温度: 20℃ 噴霧微粒化圧力: 2バール 加水分解物の質量対造粒される ゼラチンの質量の比: 1.75% 乾燥空気の温度: 60℃ 乾燥時間: 5分 操作の間、粒径および見掛け容積の両者に著しい増大が
認められた。
これらの条件下に得られた生成物を、未処理出発ゼラチ
ンからなる対照試料と比較した(第4表)。
例1、2および3におけるように、この表は、湿潤性、
分散性の性質の明らかな向上および溶解速度の増大を示
している。この表は、また見掛け密度の減少および見掛
け容積の増大を伴い、造粒の現象による微粉末および起
こり得るダストの除去も示している。
フロントページの続き (72)発明者 シヨエンイエ ミシエル フランス国ベルサイユ,ブールバール ド ウ ラ レーヌ 107

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゼラチンの粒子が加水分解されたゼラチン
    のフイルムをもつて被覆された、改良されたゼラチン。
  2. 【請求項2】0g〜350gのブルーム強さおよび1mPa.s〜10
    0mPa.sの粘度を有する任意の起源の原ゼラチン90重量%
    〜99.9重量%および任意の起源の、500〜30,000の範囲
    内の平均分子量を有する加水分解されたゼラチン0.1重
    量%〜10重量%からなる、特許請求の範囲第1項に記載
    のゼラチン。
  3. 【請求項3】加水分解されたゼラチンが、5,000〜10,00
    0の範囲内の平均分子量を有する、特許請求の範囲第2
    項に記載のゼラチン。
  4. 【請求項4】原ゼラチンがその物理的または化学的性質
    を変換するために化学的または酵素変性に供されたゼラ
    チンである、特許請求の範囲第1項〜第3項の何れか1
    項に記載のゼラチン。
  5. 【請求項5】ゼラチンの性質を変性するために少なくと
    も1種の添加剤を含有する、特許請求の範囲第1項〜第
    4項の何れか1項に記載のゼラチン。
  6. 【請求項6】前記添加剤が、アローマ、着色剤、糖質、
    可塑剤、界面活性剤、食品添加剤、無機充てん剤、医薬
    有効成分から選ばれる、特許請求の範囲第5項に記載の
    ゼラチン。
  7. 【請求項7】フイルム被覆されるべき原ゼラチンを攪拌
    し、加水分解されたゼラチンを0.1重量%〜5重量%の
    濃度において、20℃〜80℃の範囲内の温度で水性液体に
    溶解し、添加された加水分解されたゼラチンの割合が乾
    燥抽出物の重量で表わした原ゼラチンの質量に関して乾
    燥抽出物の0.1重量%〜10重量%の範囲内にあることを
    確保するように散布、浸漬または噴霧化によつて加水分
    解されたゼラチン溶液を用いて原ゼラチンを攪拌および
    湿潤し、次いでフイルム被覆されたゼラチンを乾燥する
    ことを特徴とする、加水分解されたゼラチンのフイルム
    をもつて被覆された粒子を有するゼラチンの製造方法。
  8. 【請求項8】0g〜350gの範囲内のブルーム強さおよび1m
    Pa.s〜100mPa.sの範囲内粘度を有する任意の望まれる起
    源の原ゼラチンの利用および任意の望まれる起源の、50
    0〜30,000の範囲内の平均分子量を有する加水分解され
    たゼラチンの利用を特徴とする、特許請求の範囲第7項
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】加水分解されたゼラチンが、5,000〜10,00
    0の範囲内の平均分子量を有する、特許請求の範囲第5
    項に記載の方法。
  10. 【請求項10】処理操作および乾燥操作が20℃〜80℃の
    範囲内の温度において行われる、特許請求の範囲第7項
    〜第9項の何れか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】使用する原ゼラチンが、あらかじめ化学
    的または酵素変性に供されている、特許請求の範囲第7
    項〜第10項の何れか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】少なくとも1種の物質を、フイルム被覆
    操作に使用される加水分解されたゼラチン溶液に添加
    し、そしてゼラチンの性質の変性に意図される、特許請
    求の範囲第7項〜第11項の何れか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記物質がアローマ、着色剤、糖質、可
    塑剤、界面活性剤、食品添加剤、無機充てん剤、医薬有
    効成分から選ばれる、特許請求の範囲第12項に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】散布、浸漬または噴霧によつて、連続ま
    たは不連続フイルム被覆を可能にする装置において行わ
    れる、特許請求の範囲第7項〜第13項の何れか1項に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】使用する装置がペレツト化ドラム、ミキ
    サー−造粒機−乾燥機または流動空気床噴霧造粒機であ
    る、特許請求の範囲第14項に記載の方法。
  16. 【請求項16】フイルム形成操作の技術的パラメーター
    が、粒度曲線、見掛け容積および見掛け密度の何ら著し
    い変性なく、原ゼラチンの粒子の個々のフイルム被覆を
    行うように設定される、特許請求の範囲第7項〜第15項
    の何れか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】フイルム形成操作の技術的パラメーター
    が、この操作の間に、個々にフイルム被覆された粒子の
    互の凝集を容易にするように設定され、その結果、見掛
    け密度の減少、見掛け容積の増大および粒度分布の変性
    が生じる、特許請求の範囲第7項〜第15項の何れか1項
    に記載の方法。
  18. 【請求項18】酸処理によつて得られた豚皮ゼラチン
    が、原ゼラチンとして利用され、そしてアルカリ処理に
    よつて得られた牛皮加水分解物が加水分解されたゼラチ
    ンとして利用される、特許請求の範囲第7項〜第17項の
    何れか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】石灰で処理されたオセインゼラチンを原
    ゼラチンとして利用し、かつアルカリ処理によつて得ら
    れた牛皮加水分解物を加水分解されたゼラチンとして利
    用する、特許請求の範囲第7項〜第17項の何れか1項に
    記載の方法。
  20. 【請求項20】流動空気床噴霧造粒機において用いられ
    る、特許請求の範囲第18項または第19項に記載の方法。
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