JPS6078634A - キトサンを被膜となすマイクロカプセル化法 - Google Patents

キトサンを被膜となすマイクロカプセル化法

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JPS6078634A
JPS6078634A JP18659583A JP18659583A JPS6078634A JP S6078634 A JPS6078634 A JP S6078634A JP 18659583 A JP18659583 A JP 18659583A JP 18659583 A JP18659583 A JP 18659583A JP S6078634 A JPS6078634 A JP S6078634A
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Japan
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chitosan
film
granules
substance
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JP18659583A
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Yoshiaki Kawashima
嘉明 川島
Akihiro Kasai
昭宏 笠井
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/06Making microcapsules or microballoons by phase separation
    • B01J13/08Simple coacervation, i.e. addition of highly hydrophilic material

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、毒性及び蓄積性のない生体に安全な、天然高
分子物質として知られる、キトサンの新規な有効利用に
関するものである。キトサンの利用については、各種の
医薬品や、加工食品、その他、種々の利用が検討されて
いるが、本発明者らは、キトサンが希酸水溶液中でゲル
化すること。並びに食品添加物として利用されている、
ボIJ IJン酸ナトリウムとは不溶性の複合体を形成
することに注目し、この両物質の有する性質を利用して
、芯物質をキトサンで皮膜化させたマイクロカプセル化
に成功したものである。
キトサンを用いた造粒又は顆粒製品化については、その
膜物質とする可能性については、すでに灘井(CHEM
、PHARM、BULL、、29゜3067・1981
)や、水弁(IBID、、30.293’5・19 s
 2)らによって、示唆されているが、しかし今だキト
サンを用いて、造粒物に対して、これをキトサン皮膜で
覆われたマイクロカプセル化物は見当らず、その実用化
が望まれていた。すなわち、キトサンで覆われた皮膜の
状態が均一で、しかも効率良く、さらに芯物質が完成に
キトサン皮膜で覆われて、その皮膜の厚みと共に、皮膜
の硬度が一定にコントロール出来る様な技術的手段を見
出せば、これがキトサンの新しい有効利用を促進するも
のとされてきた。
そこで、本発明者らはキトサンとポリリン酸すトリウム
の不溶性の複合体形成能に注目し、この性質を最大限に
有効的に活用して、顆粒化する目的物質、すなわち芯物
質をキトサンで被覆させたいわゆるコントロールリリー
スマイクロカプセル化の研究を続けてきたが、以下の実
施例等々で示すととくの方法によって、これに始めて成
功するに至った。
本発明によるキトサンで芯物質を被覆化させたマククロ
カプセル化法の要旨は、まず、従来から用いられている
ところの乾式造並法あるいは湿式造粒法によって造粒す
るか、又は本発明者らが新しく開発したところの、湿式
球形造粒法(昭和γ年特許願第137166号)などを
用いて、芯物質をポIJ 17ン酸ナトリウムを添加し
て造粒したのち、これをキトサン塩酸水溶液中に入れて
、撹拌することによって造粒物中に添加された、ポリリ
ン酸ナトリウムが、キトサンと反応し、たれによって造
粒物の表面上にキトサン皮膜が形成されることを特徴と
するものである。そして、この皮膜は、キトサン溶液の
濃度を変えることによって、ころの、顆粒のコーテング
膜の厚みや、皮膜の硬度を変えることが出来るなどの利
点がある。一方、キトサン溶液の濃度と、コーテングさ
れる皮膜の出来具合及び操作性についてみれば、たとえ
ば医薬品や加工食品などにおいて、その芯物質に対する
、コーテング状態の良否をみると、キトサンの濃度は0
.3〜0.9%程度附近に最適濃度が有ることがわかっ
た。実施例では、芯物質としてテオフィリンを用いて示
したが1本発明による方法を用いれば、キトサン塩酸水
溶液中に不溶な、すべての物質の造粒物に対し、キトサ
ン皮膜で覆われた均一なカプセル化が出来ることは、言
うまでもない。
「実施例1」 (前処理操作において湿式球形造粒法を採用した実施例
) 4枚羽根の付いたプロペラ型撹拌機をつけた、容器に、
酢酸エチル200イを入れ、回転数50Q rpmで撹
拌しながら、あらかじめ準備しておいたところの、最終
処理操作において芯物質となるものとして、仮にテオフ
ィリンを選択し、その20gに対し、これと−緒に添加
する物質として。
ポリリン酸ナトリウムを6gの割合で、酢酸エチル20
0%/中に徐々に加えて、完全に分散させた後、この分
散液に対してさらに水22〜28nLlの水を加え造粒
した。この前処理操作の造粒に当っては、この他に、テ
オフィリン20gに対して、ポリリン酸ナトリウムの添
加量が10g、1120Fとしたものについても造粒を
行った。この造粒物は球形であり、平均メツシュが10
〜35メツシユの間にある。
次に、上述した造粒物を3gを用いて、キトサン塩酸水
容液中で、先に用いたと同様の撹拌機をつけた容器内で
、1400 rp、、で撹拌しながら加え、約1時間撹
拌を行う。これによって、造粒物に含まれているポリリ
ン酸ナトリウムは、その造粒物表面上へ移行し、一方、
キトサンは、ポリリン酸ナトリウムと、造粒物の表面上
で反応し、これによって、造粒芯物質であるテオフィリ
ンを完全、に覆う状態で皮膜を形成する。このものを、
液中から取り出し、濾過及び水洗したのち、デシケータ
−中で乾燥させた。この乾燥によって、キトサン皮膜で
覆われた、球形のカプセルが得られた。このカプセルの
厚みは、水溶液中に含まれるキトサンの濃度を変えるこ
とによって、自由に変えることが出来る。たとえば、キ
トサンの濃度について、0.3%、0.596.0.6
%、0,7%、0.9%(W/V %)のキトサン塩酸
水溶液中で実施す°ると、キトサン含量が増加すると共
に、被膜の厚みも増す。また、被膜の厚さは0.3〜0
.7%までは、その含有量が高まるにしたがって、はぼ
直線的に厚みが増加する。又、09%においては、被膜
の厚みは、0.7%の溶液中で出来た被膜に比べ、やや
減少する。この結果をまとめてみると、第1図に示すご
とくとなる。又、キトサン塩酸水溶液の濃度と、形成さ
れた皮膜の状態を、その撹拌中の操作の過程との関連か
らみると、0.7%から019%にかけては、第1図で
示す様に被膜の厚みが減少しているが、この原因の一つ
は、0.9%の場合では、形成された被膜は、0,7%
の溶液で出来たところの被膜に比べて柔かく、キトサン
皮膜の破片が溶液中に点在することが確認されることか
ら、これは、芯物質に形成されたキトサン皮膜が、撹拌
機の羽根から受ける衝撃によって、剥離されたために、
厚みが減少したものと思われる。又、キトサン溶液にお
けるキトサンの濃度が低い場合でも、形成される破膜は
柔か(なり、被膜が損傷される様になる。一方、溶液中
の濃度が高過ぎても、撹拌操作中に、コーテングされた
顆:粒が凝集することがわかった。以上の結果からみて
みると、本願工経中で用いるキトサン溶液の最適な濃度
は、0.7〜0.9%程度の範囲が良好であることが判
明した。
「実施例2」 (前処理において押出し造粒法を採用した実施例)芯物
質としてアスピリンを用い、その409を雷潰機中で5
分間程度回転させて粉砕した後、次にポリリン酸ナトリ
ウム6〜40F、及び既知のを行い、この造粒物を流動
層乾燥機で50℃、30分間乾燥した後、篩分けを行い
、メツシュの平均が、10〜12メツシユにあるものを
選別した後、この造粒物を、以下「実施例1」で示すと
同様の操作、すなわち、キトサン塩酸溶液の、各濃度別
に撹拌しながら投入した。これによって、造粒物は次第
にキトサン皮膜で覆われてくる。又、キトサン塩酸溶液
のかわりに、キトサン酢酸溶液を作り、その濃度につい
ては、「実施例1」と同様の操作を行っても、その造粒
物はキトサン皮膜で覆われてくる。
以上のごとく、本発明による方法によれば、従来は、単
なる造粒における結合剤としてキトサンを用いる程度で
あったのに対し、キトサンで芯物質を、その表面上から
ソームレス状に支環させて、カプセル化できることとな
った。つまり、本発明による顆粒物の断面を示せば、第
3図のごとくとなっている。したがって、単にキトサン
を結合剤として用い、たとえば押出し造粒されたもので
は、溶解速度(溶出性)をコントロールすることは、困
難であったが、キトサン皮膜で覆われた、その内容物質
すなわち芯物質は、キトサン溶液中の濃度と撹拌反応時
間を制御させることが出来るために、この操作によって
、目的に応じたコントロールIJ IJ−スカプセルを
製造することが出来る。すなわち、皮膜・、を厚くすれ
ば、溶出速度は遅くなり、薄くすれば早く溶出される様
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で用いたキトサン溶液の各濃度別の
違いからみた、カプセルのキトサン皮膜の厚みの状態を
示す。 第2図は、実施例1で得られたところのキトサン皮膜で
覆われた、カプセルについての溶出試験(溶出液・蒸留
水)の成績結果を示す。1は非マイクロカプセル、2は
0.3%キトサン溶液で得られたマイクロカプセル、3
は0.696.4は0.7%、5は0.9%のキトサン
溶液で、各々得られたマイクロカプセル。 第3図は、実施例1で得られたところのマイクロカプセ
ルの切断面の状態を示す。Aはキトサン皮膜、Bは内容
物質。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) キトサンで被膜となすマイクロカプセル化の工程におい
    て、あらかじめ、芯物質にポリリン酸ナトリウムを加え
    て造粒物となしたものを、次にキトサン希酸水溶液中で
    、撹伴しながら加えることによって、造粒物の表面に、
    均一な状態のキトサン皮膜を形成させることを特徴とす
    るマイクロカプセル化法。
JP18659583A 1983-10-04 1983-10-04 キトサンを被膜となすマイクロカプセル化法 Granted JPS6078634A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61153135A (ja) * 1984-12-26 1986-07-11 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 新規なカプセル体およびその製造法
US5427935A (en) * 1987-07-24 1995-06-27 The Regents Of The University Of Michigan Hybrid membrane bead and process for encapsulating materials in semi-permeable hybrid membranes
EP1243319A1 (de) * 2001-03-22 2002-09-25 Primacare S.L., c/o Cognis Iberica S.L. Mikrokapseln (XI)

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