JPH0692268A - 自動車 - Google Patents

自動車

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JPH0692268A
JPH0692268A JP3860891A JP3860891A JPH0692268A JP H0692268 A JPH0692268 A JP H0692268A JP 3860891 A JP3860891 A JP 3860891A JP 3860891 A JP3860891 A JP 3860891A JP H0692268 A JPH0692268 A JP H0692268A
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Japan
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air
automobile
passage hole
air passage
vehicle
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JP3860891A
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Masanobu Yamazaki
正信 山崎
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D37/00Stabilising vehicle bodies without controlling suspension arrangements
    • B62D37/02Stabilising vehicle bodies without controlling suspension arrangements by aerodynamic means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動車の走行時における上下・左右方向の直
進安定性が優れた自動車を提供すること、及び前記機能
を有した上で更に空気抵抗の増加を招くことなく十分に
空気取入口に空気が送込まれる自動車を提供すること。 【構成】 自動車に関して、自動車本体1の左右側面
に、略水平に設定されたエアー溝7を形成している。
又、前記エアー溝の後方部に、自動車本体内に冷却用空
気を導入する空気取入口3を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、乗用車、スポ
ーツカー、バン、トラック、バス等の全ての自動車に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車は、高速運転時における安
定走行を確保するため、設計時において種々の配慮がな
されている。そのうち、空気の流れとの関係において
は、ボディの外形を工夫して空気抵抗を最小限に抑え、
又、ボディにおけるフロント上面を前方に向かって下方
に傾斜させることによりダウンホース(自動車を路面に
押さえる力)機能を有するものとしている。
【0003】したがって、高速運転時においても、空気
抵抗が小さいことから、エネルギーロスが小さくなって
経済性が高いものとなり、又、タイヤと路面の接触力が
大きくなることから所謂滑り現象が生じにくいものとな
る。ところが、上記従来の自動車では、ボディの表面層
(上面及び左右側面)における空気流方向がランダム
(基本的には前方から後方に向かって流れている)であ
ることから、ダウンホース機能は発揮するものの、左右
方向の安定性に欠け、高速時における走行バランスは十
分なものではなかった。
【0004】又、運転速度の増加に伴ってボディの表面
層を流れる空気が剥離しやすく、又、空気の流れが複雑
に乱れがちとなるから、車体の後方部にラジエター、オ
イルクーラ等の冷却装置がある場合には空気取入口から
導入される冷却用空気は希薄なものとなり、その結果、
エンジン関係の過熱によるトラブルが多発していた。こ
の課題を解決する為の一手段として、空気取入口をボデ
ィの表面から突出させ、剥離した空気をも取入れるよう
にすることが考えられるが、空気抵抗が大きくなること
から、この案は採用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この出願の発
明では、自動車の走行時における上下・左右方向の直進
安定性が優れた自動車を提供するものであり、又、前記
機能を有した上で更に空気抵抗の増加を招くことなく十
分に空気取入口に空気が送込まれる自動車を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明では、自動車に関し、自動車本体の左右側面に、略水
平に設定されたエアー溝を形成しており、請求項2記載
の発明では、自動車本体の前面中央を先端部とし、前記
先端部より左右に分岐して左右側面にエアー溝を形成し
ている。
【0007】請求項3記載の発明では、上記請求項1又
は2記載の発明に関し、自動車本体の左右側面に形成さ
れたエアー溝を、後方に向かって上方に傾斜させてい
る。請求項4記載の発明では、上記請求項1〜3記載の
発明に関し、自動車本体に形成した左右側面のエアー溝
相互が、後方にむかって徐々に離反するように設定され
ている。
【0008】この出願の請求項5記載の発明では、上記
請求項1〜4記載の発明に関し、エアー溝の後方部に、
自動車本体内に冷却用空気を導入する空気取入口を設け
ている。他方、この出願の請求項6記載の発明では、自
動車に関し、自動車本体内の左右両側部にエアー通過孔
を設けると共にこのエアー通過孔の開口位置を前記自動
車本体の前部及び後部とし、前記エアー通過孔を略水平
に設定している。
【0009】この出願の請求項7記載の発明では、上記
請求項6記載の発明に関し、エアー通過孔の前部側の開
口位置を自動車本体の先端面とし、この先端面より所定
の範囲においてエアー通過孔相互が後方に向かって左右
に離反するように設定されている。この出願の請求項8
記載の発明では、上記請求項6又は7記載の発明に関
し、自動車本体における左右側面の中央部に、エアー通
過孔と連通する開口を具備させている。
【0010】この出願の請求項9記載の発明では、上記
請求項6〜8記載の発明に関し、エアー通過孔を、後方
に向かって上方に傾斜させている。この出願の請求項10
記載の発明では、上記請求項6〜9記載の発明に関し、
エアー通過孔の後部分に、冷却空気を導入する空気取入
口を設けている。そして、上記請求項6〜10に関し、請
求項11記載の発明では、エアー通過孔内に整流板を設け
ており、又、請求項12記載の発明では、エアー通過孔の
後方側開口近傍に、後方に向かって上方に傾斜する整流
板を具備させている。
【0011】
【作用】この出願の発明は、次の作用を有する。 (請求項1記載の発明の作用)この自動車の走行時に
は、前方からの空気は自動車本体の左右側面に形成した
エアー溝内に侵入し、この侵入した空気は溝の形成軌跡
に従って流れることとなる。即ち、従来の自動車の場合
において、自動車本体の表面層を流れる空気流が全くラ
ンダムであったのに対して、この発明のものでは、自動
車本体の左右側面には路面と略平行の一定方向の空気流
ができることとなる。
【0012】したがって、この自動車では、走行時に
は、自動車本体の左右側面に発生する前記一定方向の空
気流によって進行方向に向かって両側部から支持された
状態となる。 (請求項2記載の発明の作用)この自動車では、自動車
本体の前面中央を先端部とし、前記先端部より左右に分
岐して左右側面にエアー溝を形成しているから、空気の
流れは、自動車本体の先端部分に形成されたエアー溝→
前記エアー溝の分岐路の経路で、左右側面部分のエアー
溝に案内されることとなり、この為、上記請求項1記載
の発明のものと比較すると、前方からの空気は円滑に左
右側面のエアー溝に流れることとなる。 (請求項3記載の発明の作用)この自動車では、請求項
1又は2記載の発明に関し、自動車本体の左右側面に形
成されたエアー溝を、後方に向かって上方に傾斜させて
いるから、これら発明の作用に加えて、エアー溝内の空
気流により自動車本体にはダウンホースが作用すること
となる。 (請求項4記載の発明の作用)この自動車では、請求項
1〜3記載の発明に関し、自動車本体に形成した左右側
面のエアー溝相互が、後方にむかって徐々に離反するよ
うに設定されているから、これら発明の作用に加えて次
の作用を有する。即ち、このものでは、前方からの空気
が自動車本体の左右側面に形成したエアー溝の底面と衝
突することとなり、この際、この空気には圧縮力が作用
することとなる。従って、自動車本体の左右側面に形成
されたエアー溝には、密度の高い空気流ができることと
なり、この密度の高い空気流によって自動車本体は進行
方向に向かって両側部から支持されることとなる。 (請求項5記載の発明の作用)この自動車では、請求項
1〜4記載の発明に関し、エアー溝の後方部に、自動車
本体内に冷却用空気を導入する空気取入口を設けている
から、エアー溝内を流れた空気がほとんど空気取入口か
ら取入れられることとなる。
【0013】特に、請求項4記載の発明の自動車では、
密度の高い空気が空気取入口から取入れられることとな
る。そして、空気取入口はエアー溝の後方部に設けてあ
ることから、空気取入口は自動車本体から特に突出する
ことは無くなり、空気抵抗が極端に増加することもな
い。 (請求項6及び7記載の発明の作用)この自動車の走行
時には、前方からの空気は自動車本体の前部側開口から
侵入し、この侵入した空気はエアー通過孔により案内さ
れて自動車本体の後部側開口から排出されることとな
る。即ち、この発明のものは、自動車本体の表面層を流
れる空気流は従来のものと同様にランダムであるが、自
動車本体内の左右側面近傍では路面と略平行の一定方向
の空気流ができることとなる。
【0014】したがって、この自動車では、走行時に
は、自動車本体内の左右側面近傍に発生する前記一定方
向の空気流によって進行方向に向かって両側部から支持
された状態となる。尚、この発明のものでは、上記した
請求項1記載の発明の如くエアー溝の開放側からの空気
の逃げが回避できることから空気流の密度低下は生じな
いものとなり、空気流による自動車本体の支持力は大き
なものとなる。 (請求項8記載の発明の作用)この自動車では、エアー
通過孔を流れる空気は、これの前部側の開口及び自動車
本体の左右両側面に設けた開口から流入されるものとな
り、エアー通過孔を流れる空気量は大きなものとなる。 (請求項9記載の発明の作用)この自動車では、請求項
6〜8記載の発明に関し、自動車本体内の左右側部に設
けたエアー通過孔を、後方に向かって上方に傾斜させて
いるから、これら発明の作用に加えて、エアー通過孔内
の空気流により自動車本体にはダウンホースが作用する
こととなる。 (請求項10記載の発明の作用)この自動車では、請求項
6〜9記載の発明に関し、エアー通過孔の後部に、冷却
用空気を導入する空気取入口を設けてあるから、エアー
通過孔により案内された空気がほとんど空気取入口に取
入れられることとなる。
【0015】特に、請求項8記載の発明の自動車では、
密度の高い空気が空気取入口から取入れられることとな
る。そして、自動車本体の内部にあるエアー通過孔に空
気取入口を設けた構成としてあることから、空気抵抗が
増加することもない。 (請求項11記載の発明の作用)エアー通過孔内に整流板
を設けてあるから、前記エアー通過孔内の空気流は乱流
になりにくく、このため、圧力損失は小さなものとな
る。 (請求項12記載の発明の作用)エアー通過孔の後部側の
開口近傍に、後方に向かって上方に傾斜する整流板を具
備させてあるから、前記開口から排出された空気力によ
り自動車本体にはダウンホースが作用することとなる。
【0016】
【実施例】以下、この出願の発明の構成を、実施例とし
て示した図面に従って説明する。 (請求項1〜5記載の発明と対応する実施例)この実施
例のものは、この出願の発明をスポーツカーに採用した
ものであり、自動車本体1は図1及び図2に示すよう
に、フロント部からその後方に至る上面を、前方に向か
って下方に傾斜させた流線形に形成してあり、自動車の
基本的構成であるタイヤ4、フロントガラス5、ドアー
6等を備えている。
【0017】上記した自動車本体1には、図1及び図3
に示すように、前面中央を先端部8とし、前記先端部8
より左右に分岐して左右側面にエアー溝7が窪んだ形状
としてある。このエアー溝7の窪み形状は、図4に示す
如く、自動車本体1の内側に向かってV字状に形成して
あり、前記エアー溝7は、側面視的には図2に示す如く
後方に向かって上方に傾斜させてあり、平面視的(図1
及び図3を参照)には左右側面のエアー溝7相互が後方
に向かって徐々に離反するように形成してある。
【0018】尚、このものでは、エアー溝7を断面V字
状としてあるが、これに限定されることなく、断面U字
状やその他の断面形状のものを採用してもよい。又、こ
のものでは、エアー溝7は自動車本体1の後端部にまで
至っている形状にしているが、自動車本体1の前部から
後部に至る間の適宜の位置に於いて、適宜の長さに形成
して実施することができる。
【0019】他方、この実施例のものでは、図1及び図
3に示すように、エアー溝7におけるドアー6の後方部
分に、エアー溝7の外端を上下に連結する帯状のブリッ
ジ9を具備させてあり、このブリッジ9とエアー溝7の
構成面による開口部分を空気取入口3としてある。そし
て、上記した空気取入口3から導入された空気は、ラジ
エター、オイルクーラ、ブレーキその他の冷却を必要と
する部分に送込まれるようになっている(図示せず)。
【0020】尚、上記ブリッジ9は自動車本体の構造上
の強度を確保する為の機能も有している。この自動車は
上記のように構成されているから、走行を開始すると、
自動車本体1の前面に衝突した空気はエアー溝7の先端
部8から侵入し、前記先端部8→分岐路→左右側面の経
路で一定に流れることとなる。
【0021】上記経路を流れる空気は、請求項4の作用
の欄に記載したように圧縮力によって密度の高いものと
なっている。したがって、自動車本体1は、これの左右
側面に発生する密度の高い図4に示す空気流Aにより進
行方向に向かって両側部から支持されると共に請求項3
の作用の欄に記載したように前記空気流Aによるダウン
ホースが作用することとなり、その結果、横風が吹いた
際にも、横風に負けることがなく安定走行できることと
なる。
【0022】又、上記した空気流Aは、空気取入口3に
ほとんど全て取入れられることとなるから、エンジン関
係の過熱によるトラブルがほとんど無いものとなる。
尚、空気取入口3は、図1に示す如く、自動車本体から
特に突出することは無いから、空気取入口3の存在が高
速走行における欠点となることはない。図5は他の実施
例のものを示すもので、自動車本体1における先端部8
から左右側面に至るエアー溝7の形成軌跡を略V字状と
したものである。この場合、エアー溝7内の空気の流れ
は上記した実施例のものと比較して円滑なものとなる。 (請求項6〜12記載の発明と対応する実施例)この実施
例のものは、基本的には上記した請求項1〜5記載の発
明と対応する実施例(以下、実施例1という)と同様の
構成であるが、実施例1が自動車本体1の左右側面にエ
アー溝7を形成したのに対し、この実施例のものでは、
図6及び7に示すように、自動車本体1内の両側部にト
ンネル状のエアー通過孔2を設けている。
【0023】上記したエアー通過孔2は、同図に示すよ
うに、自動車本体1における前部側の開口をフロント1
0の上部に、後部側の開口を後側のタイヤ4の上方部
に、それぞれ設けてあり、前部側の開口を空気流入口2
1とすると共に後部側の開口を空気排出口22としてあ
る。そして、このものでは、図6及び図7に示すよう
に、上記した自動車本体1の側面中央部分に、エアー通
過孔2と連通する空気流入口20を開口させると共に、
エアー通過孔2における空気流入口20の前方部に複数
の整流板23を配設させ、これにより、走行時において
自動車本体の側面を流れる空気流をエアー通過孔2に流
入させると共に前記空気流入口20への空気の流入によ
り空気流入口21への空気吸引作用を向上ならしめてい
る。尚、前記整流板23は、上記作用の他、エアー通過
孔2を流れる空気流の乱流化を防止する機能を有してお
り、前記空気流の圧力損失が最小限となるようにしてあ
る。
【0024】他方、上記エアー通過孔2には、図7に示
すように、その後部分に空気取入口3を設けてあり、こ
の空気取入口3から導入された空気がラジエター、オイ
ルクーラ、ブレーキその他の冷却を必要とする部分に送
りこまれるようになっている(図示せず)。この実施例
の自動車は上記のように構成されているから走行を開始
すると、自動車本体1のフロント10に衝突した空気の
一部は、空気流入口21から自動車本体1内に流入し、
エアー通過孔2→空気排出口22の経路で外部に通過排
出され、他方、自動車本体1の左右側面を流れる空気は
空気流入口20からエアー通過孔2→空気排出口22の
経路で外部に通過排出される。
【0025】したがって、エアー通過孔2を流れる空気
量は十分なものとなり、走行時における上下・左右方向
の直進安定性及びラジエター、オイルクーラ等への冷却
用空気の量は十分なものとなる。尚、この実施例におい
て、上記したエアー通過孔2を後方に向かって上方に傾
斜させるようにすれば、自動車本体1にダウンホースが
作用して安定走行ができることとなり、又、空気排出口
22又はその近傍に、後方に向かって上方に傾斜する整
流板24を設けるようにしても同様の作用・効果が生じ
ることとなる。
【0026】又、この実施例において、上記したエアー
通過孔2の経路を、図8及び図9に示すように、前のタ
イヤ4の内部側を通る態様とすると共に、空気流入口2
1の配設位置を自動車本体1の先端面とすることもでき
る。更に、この実施例では、自動車本体1の左右側面に
空気流入口20を設けているが、これに限定されること
なく、空気流入口20を設けなくてもよい。
【0027】そして、上記した実施例は、スポーツカー
にこの出願の発明を採用したものであるが、これに限定
されることなく、乗用車、バン、トラック、バス等の全
ての自動車に採用できる。
【0028】
【発明の効果】この出願の発明は上述のような構成であ
るから、次の効果を有する。 (請求項1記載の発明の効果)この自動車では、走行時
には、自動車本体の左右側面に発生する前記一定方向の
空気流によって支持された状態となるから、上下・左右
方向の直進安定性は優れたものとなる。 (請求項2記載の発明の効果)前方からの空気は円滑に
左右側面のエアー溝に流れることとなるから、上記請求
項1記載の発明のものと比較すると、空気がエアー溝に
侵入する際における空気抵抗は小さいものとなる。 (請求項3記載の発明の効果)タイヤの真上に位置する
エアー溝内の空気流により、自動車本体にはダウンホー
スが作用することとなるから、自動車本体に作用するダ
ウンホースは従来のものと比較して平均化することとな
り、走行は安定したものとなる。 (請求項4記載の発明の効果)この自動車では、走行時
には、自動車本体の左右側面に発生する前記一定方向の
密度の高い空気流によって支持された状態となるから、
請求項1〜3のものと比較して上下・左右方向の直進安
定性は更に優れたものとなる。 (請求項5記載の発明の効果)この自動車では、エアー
溝内を流れた空気が全て空気取入口から取入れられるこ
ととなるから、ラジエター、オイルクーラ等への冷却用
空気の量は十分なものとなり、エンジン関係の過熱によ
るトラブルが発生しにくいものとなる。
【0029】特に、請求項4記載の発明の自動車では、
密度の高い空気が空気取入口から取入れられることとな
るから、エンジン関係の過熱によるトラブルがほとんど
無いものとなる。そして、空気取入口は自動車本体から
特に突出することは無いから、空気抵抗が極端に増加す
ることもなく、その結果、空気取入口の存在が高速走行
における欠点となることはない。 (請求項6及び7記載の発明の効果)この自動車では、
走行時には、自動車本体内の左右側部に発生する前記一
定方向の強い空気流によって支持された状態となるか
ら、請求項1記載の発明のものよりも、上下・左右方向
の直進安定性は更に優れたものとなる。 (請求項8記載の発明の効果)請求項6及び7の発明と
比較して、エアー通過孔を流れる空気量は大きいものと
なることから、上下・左右方向の直進安定性はこれらの
ものより更に優れたものとなる。 (請求項9記載の発明の効果)タイヤの真上又はその近
傍を通過するエアー通過孔の空気流により、自動車本体
にはダウンホースが作用することとなるから、自動車本
体に作用するダウンホースは従来のものと比較して平均
化することとなり、走行は安定したものとなる。 (請求項10記載の発明の効果)この自動車では、エアー
通過孔を流れる空気のほとんどが空気取入口に取入れら
れることとなるから、ラジエター、オイルクーラ等への
冷却用空気の量は十分なものとなり、エンジン関係の過
熱によるトラブルが発生しにくいものとなる。特に、請
求項8記載の発明の自動車では、エアー通過孔を流れる
空気量は多いものとなるから、エンジン関係の過熱によ
るトラブルが更に少ないものとなる。そして、空気取入
口は自動車本体から全く突出しない構造であるから、空
気抵抗が極端に増加することもなく、その結果、高速走
行に適したものとなる。 (請求項11記載の発明の効果)エアー通過孔内に整流板
を設けてあるから、エアー通過孔での圧力損失は小さな
ものとなり、その結果、上記した請求項6〜10に記載し
た各効果がより優れたものとなる。 (請求項12記載の発明の効果)後方側の開口から排出さ
れた空気により自動車本体にはダウンホースが作用する
こととなるから、自動車本体に作用するホースダウンは
従来のものと比較して平均化したものとなり、走行は安
定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアー溝を具備した自動車の輪
郭を示す斜視図。
【図2】前記自動車の側面図。
【図3】前記自動車の正面図。
【図4】前記自動車の中央部の輪郭を示す説明図。
【図5】エアー溝を具備した他の実施例の自動車の斜視
図。
【図6】この発明に係るエアー通過孔を具備した自動車
の輪郭を示す斜視図。
【図7】前記自動車の上面図。
【図8】エアー通過孔を具備した他の実施例の自動車の
側面図。
【図9】前記自動車のエアー通過孔とタイヤの関係を示
す図。
【符号の説明】 1 自動車本体 2 エアー通過孔 3 空気取入口 7 エアー溝 9 ブリッジ 20 空気流入口 21 空気流入口 22 空気排出口 23 整流板 24 整流板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】上記したエア−通過孔2は、同図に示すよ
うに、自動車本体1における前部側の開口をフロントの
上部に、後部側の開口を後側のタイヤ4の上方部に、そ
れぞれ設けてあり、前部側の開口を空気流入口21とす
ると共に後部側の開口を空気排出口22としてある。そ
して、このものでは、図6及び図7に示すように、上記
した自動車本体1の側面中央部分に、エアー通過孔2と
連通する空気流入口20を開口させると共に、エアー通
過孔2における空気流入口20の前方部に複数の整流板
23を配設させ、これにより、走行時において自動車本
体の側面を流れる空気流を空気流入口20に流入させる
と共に前記空気流入口20への空気の流入により空気流
入口21への空気吸引作用を向上ならしめている。尚、
前記整流板23は、上記作用の他、エアー通過孔2を流
れる空気流の乱流化を防止する機能を有しており、前記
空気流の圧力損失が最小限となるようにしてある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】他方、上記エアー通過孔2には、図7に示
すように、その後部分に空気取入口3を設けてあり、こ
の空気取入口3から導入された空気がラジエター、オイ
ルクーラ、ブレーキその他の冷却を必要とする部分に送
りこまれるようになっている(図示せず)。この実施例
の自動車は上記のように構成されているから走行を開始
すると、自動車本体1のフロントに衝突した空気の一部
は、空気流入口21から自動車本体1内に流入し、エア
ー通過孔2→空気排出口22の経路で外部に通過排出さ
れ、他方、自動車本体1の左右側面を流れる空気は空気
流入口20からエアー通過孔2→空気排出口22の経路
で外部に通過排出される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】 この発明に係るエアー通過孔を具備した自動
の上面図。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】 この発明に係るエアー通過孔を具備した自動
の側面図。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車本体の左右側面に、略水平に設定
    されたエアー溝を形成したことを特徴とする自動車。
  2. 【請求項2】 自動車本体の前面中央を先端部とし、前
    記先端部より左右に分岐して左右側面にエアー溝を形成
    したことを特徴とする自動車。
  3. 【請求項3】 自動車本体の左右側面に形成されたエア
    ー溝を、後方に向かって上方に傾斜させたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の自動車。
  4. 【請求項4】 自動車本体に形成した左右側面のエアー
    溝相互が、後方にむかって徐々に離反するように設定さ
    れた請求項1乃至3のいずれかに記載の自動車。
  5. 【請求項5】 エアー溝の後方部に、自動車本体内に冷
    却用空気を導入する空気取入口を設けたことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の自動車。
  6. 【請求項6】 自動車本体内の左右両側部にエアー通過
    孔を設けると共にこのエアー通過孔の開口位置を前記自
    動車本体の前部及び後部とし、前記エアー通過孔を略水
    平に設定したことを特徴とする自動車。
  7. 【請求項7】 エアー通過孔の前部側の開口位置を自動
    車本体の先端面とし、この先端面より所定の範囲におい
    てエアー通過孔相互が後方に向かって左右に離反するよ
    うに設定されたことを特徴とする請求項6記載の自動
    車。
  8. 【請求項8】 自動車本体における左右側面の中央部
    に、エアー通過孔と連通する開口を具備させたことを特
    徴とする請求項6又は7記載の自動車。
  9. 【請求項9】 エアー通過孔を、後方に向かって上方に
    傾斜させたことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか
    に記載の自動車。
  10. 【請求項10】 エアー通過孔の後部分に、冷却用空気を
    導入する空気取入口を設けたことを特徴とする請求項6
    乃至9のいずれかに記載の自動車。
  11. 【請求項11】 エアー通過孔内に整流板を設けたことを
    特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載の自動車。
  12. 【請求項12】 エアー通過孔の後方側開口近傍に、後方
    に向かって上方に傾斜する整流板を具備させたことを特
    徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載の自動車。
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