JPH069219Y2 - 構築物の壁面部構造 - Google Patents

構築物の壁面部構造

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JPH069219Y2
JPH069219Y2 JP4157388U JP4157388U JPH069219Y2 JP H069219 Y2 JPH069219 Y2 JP H069219Y2 JP 4157388 U JP4157388 U JP 4157388U JP 4157388 U JP4157388 U JP 4157388U JP H069219 Y2 JPH069219 Y2 JP H069219Y2
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JP
Japan
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tile
mounting frame
mounting
engaging portion
elastic clip
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JP4157388U
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JPH01150744U (ja
Inventor
勝治 山川
義彦 丸山
Original Assignee
新日軽株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、構築物の壁面部構造、詳しくは壁面下地板に
取り付けた取付枠にタイルを嵌め込み、弾性クリップに
より固定した壁面部構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の壁面部構造は、近年のタイル工不足を解消する
とともに工期の短縮が図れる。そこで、種々提案され、
開発されてもきている。例えば、実開昭62-19322号に
は、タイルを取り付ける平板状の支持体に第1及び第2
の係合部を、一方タイル側に第1及び第2の係合部に対
応する溝を設け、これらの溝を上方より係合部に引っ掛
けた後、円弧状の板バネをタイル上面と第2係合部との
間に挿入する簡易な壁面部構造が提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記したものは、一度に2箇所同時係合が必要
で、取り付けがやや面倒である上に、支持体の構造もか
なり複雑であるため、施工前、施工時においては係合部
が破損しないよう注意する必要がある。また前記したも
のはタイル張りをする壁面全体を平板状の支持体で覆う
必要もあるため、材料の無駄も多い。
そこで、本考案の目的は上記問題点を解消した構築物の
壁面部構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、壁面下地板に上下
に間隔をあけて配される横長の取付枠と、隣接する上下
取付枠間に嵌め込まれるタイルと、タイル上面と取付枠
との間に挿入される弾性クリップから成り、各取付枠は
外側に水平に突出するフランジ部とフランジ部の突出部
より上下に延びる係合部を有し、一方、タイルは、その
下面に、取付枠の上向き係合部と係合する下向き凹溝を
有し、また弾性クリップは全体がU字状に湾曲するとと
もに一方の端が外向きL字状に屈曲し、その一方の端を
タイル上部の外側面に係合させて挿入したとき、他方の
端が取付枠の下向き係合部に係合することを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案においては、タイルの上部が弾性クリップにより
押えられるため、取付枠に設ける係合部は一箇所でよ
い。また、取付枠の構造も簡易となり、上下に一定の間
隔をあけて配すればよいので、材料の無駄がない。
〔実施例〕
以下、図面を参照して実施例を説明する。
実施例は、第1図及び第4図に示すようにタイル1,…
を壁面に沿って馬踏み目地に仕上げたもので、タイル
1,…が張り付けられる壁面下地板となる石膏ボード2
にはタイル1,…を嵌め込む横長の取付枠3,…が上下
に一定の間隔をあけて釘4,…打ちされている。各取付
枠3は石膏ボード2に添って固定される横長の垂直片3
aの水平中央ラインよりタイル1,…の下面を支えるフ
ランジ部3bが外側に水平に突出して形成され、その突
出端には上下に延びる短い係合部3c,3dが形成され
ている。各係合部3c,3dは、それぞれ役目が課さ
れ、このうち、上向き係合部3cはタイル1の下部を内
外方向に固定する係合片として、下向きの係合部3dは
後述する弾性クリップが外側に飛び出さないようにする
係止片として用いられる。
ところで、タイル面の仕上がりをきれいにするには横目
地や縦目地の幅を全段に亘って一律に揃えることが必要
である。本考案においては各タイル1の位置が上下の取
付枠3,3により制限されるため、釘4打ちにおいて取付
枠3が傾斜したり、あるいは各段において取付幅がまち
まちになると、仕上げ面がきれいにならない。したがっ
て、本考案においては各取付枠3を水平かつ一定間隔に
配する必要があるが、これは墨出しで行ってもよく、実
施例のように取付枠3,…を取り付ける前に取付位置を
前もって定める複数の縦下地レール5,…を石膏ボード
2に対し、幅方向に分散させて取り付けるようにしても
よい。この縦下地レール5は、第4図に示すように取付
枠3、…がたわまない程度の間隔をあけて配されてお
り、鉛直方向には、第1図及び第2図に示すように一定
間隔で板状体の母材5aより外側水平に折り曲げられた
複数の位置決め片5b,…が設けられている。この位置
決め片5b,…の高さ間隔はタイル幅及び横目地幅を考
慮して定められている。したがって、実施例において
は、一々墨出しをする必要がなく縦下地レール5,…を
石膏ボード2に取り付けた後、各位置決め片5bに取付
枠3を載せ釘4,…打ちすればよい。
一方、隣接する上下の取付枠3,3に嵌め込まれるタイル
1は、少なくともタイル1の下面に前述した上向き係合
部3cと係合する下向き凹溝1aが形成され、嵌め込み
後内外の動きが規制される。タイル1は方形でもよい
が、第3図のようにタイル1上部の外側面1b及びタイ
ル下部の裏面1cを適当な厚みで切り欠き、上位タイル
1と下位タイル1を一定の横目地幅を伴って重畳させる
ようにしてもよい。このような形状にすることにより横
目地からの雨水の浸透を効果的に防止することができ
る。また、タイル1の嵌め込みは、下位タイル1より順
々に行なうが、やや斜め上方より、タイル1の下向き凹
溝1aを上向き係合部3cに合わせて行なう。
タイル1上面と取付枠3との間には若干の隙間があく
が、この隙間には、タイル1の脱落を防ぐ弾性クリップ
6が挿入される。この弾性クリップ6は、バネ性を持た
せるため、全体がU字状に湾曲され、一方の端6aは特
に外側L字状に屈曲しているが、他方の端6bはストレ
ートに形成されている。そして、挿入時には第3図に示
すように湾曲部を内側、一方の端6aを下側にして挿入
する。挿入後は一方の端6aが切欠いたタイル1上部の
外側面に当接し、一方、他方の端6bが取付枠3の下向
き係合部3dに係止するため、タイル1の脱落が防止さ
れる。また、弾性をクリップ6にはバネ性があるため、
仮りにタイル1が上方に動いたとしても他方の端6bが
下向き係合部3cから外れることもない。
第5図に示す実施例は壁面下地板としてセメント系押し
出材7を用いた例で、この種の押し出し材7は石膏ボン
ドと違って形成が比較的容易で、取付枠3を取付ける凹
所7aを予め設けることが可能である。凹所7aは外れ
難いようにアリミゾに形成され、一方取付枠の取付面は
アリミゾと嵌合関係を有するアリ状に形成されている。
他の構成は前述した実施例と同様であるため、付号のみ
示し説明を省略する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、タイルを上向き
係合部と弾性クリップにより固定するため、取付枠の構
造が簡単になると同時に嵌め込みも容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した縦断面、第2図は第
1図のII-II断面図、第3図は取付枠回りの拡大断面
図、第4図はタイルを馬踏み目地に仕上げた外観図、第
5図は他の実施例を示した縦断面図である。 1…タイル、2…石膏ボード、3…取付枠、3b…フラ
ンジ部、3c,3d…係合部、4…釘、5…縦下地レー
ル、5a…位置決め片、6…弾性クリップ、6a…一方
の端、7…セメント押し出し材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面下地板に上下に間隔をあけて配される
    横長の取付枠と、隣接する上下取付枠間に嵌め込まれる
    タイルと、タイル上面と取付枠との間に挿入される弾性
    クリップから成り、各取付枠は外側に水平に突出するフ
    ランジ部とフランジ部の突出端より上下に延びる係合部
    を有し、一方、タイルは、その下面に、取付枠の上向き
    係合部と係合する下向き凹溝を有し、また弾性クリップ
    は全体がU字状に湾曲するとともに一方の端が外向きL
    字状に屈曲し、その一方の端をタイル上部の外側面に係
    合させて挿入したとき、他方の端が取付枠の下向き係合
    部に係合することを特徴とする構築物の壁面部構造。
JP4157388U 1988-03-29 1988-03-29 構築物の壁面部構造 Expired - Lifetime JPH069219Y2 (ja)

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JPH01150744U JPH01150744U (ja) 1989-10-18
JPH069219Y2 true JPH069219Y2 (ja) 1994-03-09

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