JPH0716831Y2 - ボードの取付け構造 - Google Patents

ボードの取付け構造

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JPH0716831Y2
JPH0716831Y2 JP5566390U JP5566390U JPH0716831Y2 JP H0716831 Y2 JPH0716831 Y2 JP H0716831Y2 JP 5566390 U JP5566390 U JP 5566390U JP 5566390 U JP5566390 U JP 5566390U JP H0716831 Y2 JPH0716831 Y2 JP H0716831Y2
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JP
Japan
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piece
mounting frame
horizontal mounting
board
stud
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JP5566390U
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Inventor
繁隆 島崎
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日本建工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ボードの取付け構造に関し、例えば屋内の水
周りのタイル壁仕上げ等に用いられるボードの取付け構
造に関する。
[従来の技術] 従来、例えば屋内の浴室,便所,台所等のタイル仕上げ
の壁を設けるには、防水ボードを釘又はねじで間柱に取
付けた後、この防水ボードの表面にタイルを1枚づつ接
着したり、あるいは、水平方向に長尺な係止部材を間柱
に取付け、タイルを貼りつけたボードの裏側にこの係止
部材に係止する係止片を設けてボードを引っ掛けるよう
にしていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記した前者では小さなタイルを1枚づつ
貼りつけるのは多大な施工手間を要する欠点があった。
また、後者においても、係止部材の間柱への固定作業に
おいてどうしても位置や水平度に狂いが生じ、ホード裏
側に設けた係止片が正確に係止しないため上,下ボード
の接合部が密着せず、接合部のタイルの目地幅が狂って
しまう問題点があった。
本考案は上記問題点を解消するためになされたもので、
施工が簡単で、しかも上,下ボードの接合部を密着でき
て水平度を保つことができ、見栄えを良くできるボード
の取付け構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のボード取付け構造は、ボード2の上端2aの裏側
に、上が内側に曲げられて断面ほぼ逆U字状に変形され
た係止溝部3aを有する第1水平取付け枠3Aの背面が固定
され、ボード2の下端2bの裏側に、下が内側に曲げられ
て断面ほぼU字状に変形された係止溝部3bを有する第2
水平取付け枠3Bの背面が固定され、上側の第1水平取付
け枠3Aと下側の第2水平取付け枠3Bにはそれぞれ第1取
付け片4Aと第2取付け片4Bが水平方向にスライド可能に
取付けられ、第1取付け片4Aは、下端側にU字状に成形
されて上記第1水平取付け枠3Aの係止溝部3aに嵌入する
係止片5aを有し、第1水平取付け枠3Aよりも上部に位置
されてねじ,釘等の止着部材5bで間柱1の左右の一方寄
り側に固定される固定片5cと、この固定片5cの上側より
下方に突出して先端5dが第1水平取付け枠3Aの上縁3cに
係止する突片5eと、間柱1の他方寄り側に位置して上方
に突出する突子5gとを備え、第2取付け片4Bは、上端側
に逆U字状に成形されて上記第2水平取付け枠3Bの係止
溝部3bに嵌入する係止片6aを有し、第2水平取付け枠3B
よりも下部に位置され、かつ間柱1の他方寄り側に位置
されて上記第1水平取付け枠3Aの裏側と間柱1との間に
挿入され把握される保持片6bと、この保持片6bの下側よ
り上方に突出して先端6cが第2水平取付け枠3Bの下縁3d
に係止する突片6dと、上記突子5gにおける第1取付け片
4A側に係止する突子6fを備えるものである。
[作用] 止着部材5bを使用するのは第1取付け片4Aを間柱1に固
定するときだけである。取付け後は、第1,2取付け片4A,
4Bにおいて対応する突子5gと6fが第2取付け片4Bの間柱
外へのはずれを阻止する。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づい
て詳細に説明する。
各図において、壁下地としての間柱1に取付けられるボ
ード2の表面には工場であらかじめタイルが貼りつけら
れており、上端2aの裏側には、上,下が内側に曲げられ
て、上側が断面ほぼ逆U字状の係止溝部3aとなった第1
水平取付け枠3Aの背面側が固定される。ボード2の下端
2bの裏側には、上,下が内側に曲げられて、下側が断面
ほぼU字状の係止溝部3bとなった第2水平取付け枠3Bの
背面側が固定される。尚、上記第1,第2水平取付け枠3
A,3Bもあらかじめ工場で固定され出荷される。上側の第
1水平取付け枠3Aと下側の第2水平取付け枠3Bにはそれ
ぞれ同一形状の第1取付け片4Aと第2取付け片4Bが水平
方向にスライド可能に取付けられる。尚、第1取付け片
4Aは固定片5cが第1水平取付け枠3Aより上部方向に突出
するよう、第2取付け片4Bは保持片6bが第2水平取付け
枠3Bよりも下部方向に突出するように取付けられる。第
1取付け片4Aは、下端側にU字状に成形されて上記第1
水平取付け枠3Aの係止溝部3aに嵌入する係止片5aを有
し、第1水平取付け枠3Aよりも上部に位置する固定片5c
がねじ,釘等の止着部材5bで間柱1の左右の一方寄り側
に固定され、この固定片5cの上側より下方に突出して先
端5dが第1水平取付け枠3Aの上縁3cに係止する突片5e
と、上記固定片5cから間柱1の他方寄り方向に突出し、
かつ上縁5fより上方に突出する突子5gとを備えている。
第2取付け片4Bは、上端側に逆U字状に成形されて上記
第2水平取付け枠3Bの係止溝部3bに嵌入する係止片6aを
有し、第2水平取付け枠3Bよりも下部方向に突出する保
持片6bが間柱1の他方寄り側に位置されて上記第1水平
取付け枠3Aの裏側と間柱1との間に挿入されて把握さ
れ、この保持片6bの下側より上方に突出して先端6cが第
2水平取付け枠3Bの下縁3dに係止する突片6dと、上記保
持片6bから間柱1の一方寄り方向に突出した後、その下
縁6eより下方に突出して、上記突子5gにおける第1取付
け片4A側に係止する突子6fを備えている。
上記突片5e,6dはプレス切り起こし片より成るもので、
先端側が中央より折られて第1,第2水平取付け枠3A,3B
側にはみ出しており、摺動しながら挿着し終わった途端
に先端5d,6cがスプリングバックして第1水平取付け枠3
Aの上縁3c,第2水平取付け枠3Bの下縁3dに係止するの
で、第1,第2取付け片4A,4Bの脱落が阻止される。
また、第1,第2取付け片4A,4Bは、それぞれ第1,第2水
平取付け枠3A,3Bの内面3e側に前後方向のぐらつきを防
止する安定片7を有する。
次に施工方法を説明する。まず、上,下端2a,2b側に共
に第1水平取付け枠3A,3Aが取付けられたボード2Uの当
該第1水平取付け枠3A,3Aに、固定片5cが上側に突出す
るように第1取付け片4A,4Aを取付けて一番下の床側に
もってくる。そして下側の第1取付け片4Aは接着剤等で
間柱1に固定し、上側の第1取付け片4Aは止着部材5bで
間柱1に固定する。一番下の床側のボード2Uのみこの方
法で間柱1に固定される。次に、上,下端2a,2b側にそ
れぞれ第1水平取付け枠3A及び第2水平取付け枠3Bが取
付けられたボード2の当該第1水平取付け枠3A及び第2
水平取付け枠3Bにそれぞれ第1取付け片4Aと第2取付け
片4Bを取付ける。このとき、第1取付け片4Aの固定片5c
を上向きに、第2取付け片4Bの保持片6bを下向きに取付
ける。そしてこのボード2を上記下側のボード2Uの上に
もってきて、下端側2bを下側のボード2Uの上端側2aと対
応させ、そして保持片6bを上記下側のボード2Uの第1水
平取付け枠3Aの係止溝部3aの裏側と間柱1との間に挿入
させながら、当該ボード2の下縁と上記下側のボード2U
の上縁とを密着させる。この時、あらかじめ第2取付け
片4Bを横にスライドさせて間柱1の位置に合わせるとと
もに、下側のボード2Uの第1取付け片4Aと対応するよう
(すなわち,各突子同士が係合するように)位置決めし
ておく。そして上側のボード2の上端2a側の第1取付け
片4Aを止着部材5bで間柱1に固定する。その後、上記手
順でボード2を順次下から上へと取付けていく。
上記実施例によれば、第1水平取付け枠3A側の第1取付
け片4Aのみを止着部材5bで止着すればよく、第2取付け
片4Bは止着する必要がないので、作業が簡単となる。ま
た取付け後は、各突子が横方向のずれを阻止し、第2取
付け片4Bは間柱1の外にはずれないので、常に接合部の
密着力が保たれ、経時的にもボード2の下端側が浮き上
がってくるようなことはない。また、第1,第2取付け片
4A,4Bは第1,第2水平取付け枠3A,3Bの係止溝部3a,3b内
をスライドさせて間柱1の位置に合わすことができ、第
2取付け片4Bを、第1水平取付け枠3Aの裏側と間柱1と
の間に挿入して落とし込むだけで上,下ボードの接合部
を密着させることができるので、接合部におけるタイル
の目地幅及びボードの水平度が正確に保たれ、見栄えの
良いタイル壁となる。
尚、上記実施例では屋内の水周りのタイル壁に用いられ
るタイルを張りつけたボードを例にして説明したが、本
考案は、美感上,釘やねじ等の止着部材で表面側から取
付けることのできない種類のボード全般に適用できる。
また、上記実施例では、それぞれ第1,第2水平取付け枠
3A,3Bの下側,上側に係止溝部3a,3bと対称な溝部を有す
るものを用いているが、上記第1水平取付け枠3A,3Bは
下側,上側の係止溝部がないものを使用してもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、ボード2の上端
2aの裏側に、上が内側に曲げられて断面ほぼ逆U字状に
変形された係止溝部3aを有する第1水平取付け枠3Aの背
面が固定され、ボード2の下端2bの裏側に、下が内側に
曲げられて断面ほぼU字状に変形された係止溝部3bを有
する第2水平取付け枠3Bの背面が固定され、上側の第1
水平取付け枠3Aと下側の第2水平取付け枠3Bにはそれぞ
れ第1取付け片4Aと第2取付け片4Bが水平方向にスライ
ド可能に取付けられ、第1取付け片4Aは、下端側にU字
状に成形されて上記第1水平取付け枠3Aの係止溝部3aに
嵌入する係止片5aを有し、第1水平取付け枠3Aよりも上
部に位置されてねじ,釘等の止着部材5bで間柱1の左右
の一方寄り側に固定される固定片5cと、この固定片5cの
上側より下方に突出して先端5dが第1水平取付け枠3Aの
上縁3cに係止する突片5eと、間柱1の他方寄りに位置し
て上方に突出する突子5gとを備え、第2取付け片4Bは、
上端側に逆U字状に成形されて上記第2水平取付け枠3B
の係止溝部3bに嵌入する係止片6aを有し、第2水平取付
け枠3Bよりも下部に位置され、かつ間柱1の他方寄り側
に位置されて上記第1水平取付け枠3Aの裏側と間柱1と
の間に挿入され把握される保持片6bと、この保持片6bの
下側より上方に突出して先端6cが第2水平取付け枠3Bの
下縁3dに係止する突片6dと、上記突子5gにおける第1取
付け片4A側に係止する突子6fを備えているので、施工が
簡単で、しかも上,下ボードの接合部を密着できて水平
度を保つことができ、見栄えの良いボードの取付け構造
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案によるボードの取付け構造
の一実施例を示し、第1図は全体構成斜視図、第2図は
取付け片の取付け要領図、第3図は要部内視図である。 1……間柱、2……ボード、3A,3B……第1,第2水平取
付け枠、3a,3b……係止溝部、4A,4B……第1,第2取付け
片、5a,6a……係止片、5b……止着部材、5c……固定
片、5e,6d……突片、5g,6f……突子、6b……保持片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間柱1にボード2を取付けるボードの取付
    け構造において、 ボード2の上端2aの裏側に、上が内側に曲げられて断面
    ほぼ逆U字状に変形された係止溝部3aを有する第1水平
    取付け枠3Aの背面が固定され、 ボード2の下端2bの裏側に、下が内側に曲げられて断面
    ほぼU字状に変形された係止溝部3bを有する第2水平取
    付け枠3Bの背面が固定され、 上側の第1水平取付け枠3Aと下側の第2水平取付け枠3B
    にはそれぞれ第1取付け片4Aと第2取付け片4Bが水平方
    向にスライド可能に取付けられ、 第1取付け片4Aは、下端側にU字状に成形されて上記第
    1水平取付け枠3Aの係止溝部3aに嵌入する係止片5aを有
    し、第1水平取付け枠3Aよりも上部に位置されてねじ,
    釘等の止着部材5bで間柱1の左右の一方寄り側に固定さ
    れる固定片5cと、この固定片5cの上側より下方に突出し
    て先端5dが第1水平取付け枠3Aの上縁3cに係止する突片
    5eと、間柱1の他方寄り側に位置して上方に突出する突
    子5gとを備え、 第2取付け片4Bは、上端側に逆U字状に成形されて上記
    第2水平取付け枠3Bの係止溝部3bに嵌入する係止片6aを
    有し、第2水平取付け枠3Bよりも下部に位置され、かつ
    間柱1の他方寄り側に位置されて上記第1水平取付け枠
    3Aの裏側と間柱1との間に挿入され把握される保持片6b
    と、この保持片6bの下側より上方に突出して先端6cが第
    2水平取付け枠3Bの下縁3dに係止する突片6dと、上記突
    子5gにおける第1取付け片4A側に係止する突子6fを備え
    ていることを特徴とするボードの取付け構造。
JP5566390U 1990-05-28 1990-05-28 ボードの取付け構造 Expired - Lifetime JPH0716831Y2 (ja)

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