JP3053259B2 - 縦目地構造 - Google Patents
縦目地構造Info
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Description
質壁材(以下、単に壁材という)の長手方向における突
き合わせ、すなわち縦目地部の構造に関するものであ
る。
て横張り状に壁体を形成した際には、壁材の長手方向の
突き合わせによる継目、所謂縦目地が形成され、図12
に示すように、躯体αに壁材Gを張った後に、この壁材
G間の縦目地にバックアップ材a、コーキング材bを植
設するのが普通であった。また、この縦目地をカバーす
る方法として特開昭64-80661号公報、実開昭64-148
33号公報、実開昭64-41542号公報、実開平1-154726
号公報、実開平1-102325号公報、等がある。
に示すように壁材Gには、長手方向に沿って形成された
中空部G1 を多数個形成し、軽量化、原材料の使用量の
低減、等を図っているために、コーキング材bが中空部
G1 内にまで入ってしまい、コーキング材bの使用量が
増大し、コスト高となると共に、施工性が悪く、さらに
壁材Gの端部とコーキング材bの接着面積が非常に少な
く、経時変化に対し、コーキング材bがはがれ易い欠点
があった。また、前記〜は化粧キャップが全て金属
製であり、壁材との材質差による違和感が生起され、美
観性に劣るものとなるものであった。
を除去するため、水平面状の釘打設片と複数段の嵌合片
を有する嵌合部とから断面略逆T字状に形成した敷目板
と、水平面と係合部とから断面略T字状に形成し、水平
面の両端に係止片を形成し係合部には前記嵌合片と係合
する係合爪を形成し、かつ、水平面を覆うと共に、両端
に係止溝を有し、前記係止片と一体化した壁材と同一材
よりなる化粧材の2部材よりなる化粧キャップとからな
り、敷目板を固定した後壁材を施工し、壁材を施工した
後に敷目板の嵌合部に化粧キャップの係合部を嵌合する
ことにより、壁材と縦目地の同一素材による美観性の向
上、コーキング材の使用量低減、施工性の向上を図った
縦目地を形成する縦目地構造に関するものである。
目地構造について詳細に説明する。図1は上記縦目地部
を示す断面図であり、Aは縦目地用ジョイナ(以下、単
にジョイナという)、Bは敷目板、D、EはジョイナA
を構成するための化粧キャップCの構成材である係合部
材と化粧材である。
に、長尺状の金属板(カラー鋼板、アルミニウム板、塩
ビ鋼板、ステンレス板、銅板、チタン板、サンドイッチ
鋼板、クラッド鋼板等)、あるいは合成樹脂板をロール
成形、プレス成形、押出成形、射出成形等によって形成
した敷目板B、係合部材Dと、壁材Gと同質材、例えば
セメント材、セラミック材等よりなる化粧材Eの3部材
よりなるものである。
釘打設片1と、釘打設片1上に形成した防水突起2と、
釘打設片1の略中央を上方に2本突出したガイド片4と
ガイド片4間の嵌合溝5と嵌合溝5内に突出した嵌合片
6とからなる嵌合部3とからなるものである。
固定具βを介して固定する部分である。また嵌合部3は
後記する係合部材Dの係合部9を収納すると共に、嵌合
溝5から離脱しないようにするためのものである。さら
に、ガイド片4は壁材Gを施工する際の当接面および防
水面として機能するものである。
部材Dと化粧材Eを一体化したものである。
面7の両端を内方にく字状に傾斜して屈曲した係止片8
と、水平面7の略中央を下方に突出した係合片10と係
合片10の下端近傍を外方に突出した係合爪11とから
なる係合部9とからなるものである。
く、短尺の場合には化粧材Eに複数個形成するものであ
る。また、係合爪11は図のように絞り加工(ルーバー
加工)、あるいは図示しないが係合片10の先端を部分
的に屈曲して間隔を有して形成したり、係合部材Dの長
手方向に連続的に形成することも可能である。
より化粧キャップCを形成し、図1に示すように壁材G
間の縦目地を被覆するものであり、図4に示すように例
えば長さが909〜7272mm位の長尺状であり、水平
面状の化粧面12と、化粧面12の両端に形成した側面13
と、側面13の下端を内方に突出して形成した係止溝14と
からなるものである。
する。そこで、図1に示すように壁材Gの厚さをd、壁
材G間の目地幅をW1 、敷目板Bにおいてガイド片4間
の幅をW2 、防水突起2からガイド片4の先端までの高
さをh1 、係合部材Dにおいて係止片8間の幅をW3 、
化粧材Eにおいて側面13間の幅をW4 、係止溝14間
の幅をW5 とすると、W1 ≒W2 、W1 <W4 、W3 ≒
W5 、h1 >dの関係である。
に説明する。まず間柱、主柱、胴縁よりなる躯体α上に
シート状物Fを敷設した壁下地上のジョイナAを用いる
部分に、敷目板Bの釘打設片1を固定具βで打設し、固
定する。次に壁材Gを順々に敷目板Bのガイド片4の左
右に当接し、壁下地上に固定具βを介して固定して土台
から桁まで壁材Gを施工する。次に化粧キャップCの係
合部9を敷目板Bの嵌合溝5に押し込み、係合爪11と
嵌合片6を係合して図示するような縦目地を形成するも
のである。
の一実施例にすぎず、図6(a)〜(f)に示すような
敷目板B、図7(a)、(b)、図8(a)、(b)、
図9(a)、(b)、図10(a)、(b)に示すよう
な化粧キャップC、図11(a)〜(c)に示すような
ジョイナAを用いて形成することができる。すなわち、
図6(a)〜(f)において、(a)図は嵌合溝5を2
つ形成した敷目板B、(b)、(f)図は嵌合溝5を除
去した敷目板B、(c)、(e)図は合成樹脂製の防水
ヒレ3a(軟質)を形成した敷目板B、(d)〜(f)
図は金属材B1 と合成樹脂材B2 よりなる敷目板Bであ
る。また、図11(a)は出隅部、(b)は入隅部、
(c)は端部に使用するジョイナーAを示すものであ
る。さらに、図1に点線で示すようにコーキング材Hを
形成したり、2点鎖線で示すようにパッキング材Iを形
成することもできる。
によれば、窯業系の硬質壁材と同素材の化粧材で縦目
地を被覆するため、縦目地に違和感がない。化粧材
を、係合部材を介して敷目板に取り付けるため、係合が
確実で離脱することがなく、かつ、係合が簡単である。
中空部を有する壁材を使用しても、コーキング材の使
用量を低減でき、またコーキング材が無くても防水性が
確実である。係合部材が合成樹脂材であると、係合部
材により熱橋を防止し、躯体側での結露防止等を図るこ
とができる。等の特徴、効果がある。
図である。
例を示す斜視図である。
プの係合部材の一例を示す斜視図である。
プの化粧材の一例を示す斜視図である。
プの一例を示す斜視図である。
る。
る。
る。
る。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 中空部を有する横張り用の硬質壁材を長
手方向に突き合わせて形成する縦目地の構造において、
水平面状の釘打設片と、該釘打設片の中央部を上方に2
本突出してガイド片を形成し、該ガイド片によって形成
される断面略U字状の嵌合溝と、該嵌合溝内側面に突出
した嵌合片とから嵌合部を形成した断面略逆T字状の敷
目板と、水平面と、該水平面の両端を断面略く字状に屈
曲した係止片と、水平面の裏面中央に突設して形成した
係合部とから断面略T字状に形成し、該係合部の両側、
もしくは一方に、外方に突出した係合爪を設けた係合部
材と、長尺水平面状の化粧面と、該化粧面の両端に前記
係止片と係合する係止溝を裏面に形成した、前記硬質壁
材と同質材よりなる化粧材よりなり、前記敷目板の釘打
設片の裏面を壁下地に当接して固定し、該壁下地上に横
張り用の硬質壁材をガイド片の左右に配設、固定し、次
に前記係合部材を化粧材に係止溝と係止片の係合により
一体化した化粧キャップの係合部を敷目板の嵌合溝に係
合すると共に、係合爪と嵌合片により係止し、硬質壁材
の端部を被覆したことを特徴とする縦目地構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3182898A JP3053259B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 縦目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3182898A JP3053259B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 縦目地構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055329A JPH055329A (ja) | 1993-01-14 |
JP3053259B2 true JP3053259B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=16126315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3182898A Expired - Fee Related JP3053259B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 縦目地構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053259B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP3182898A patent/JP3053259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH055329A (ja) | 1993-01-14 |
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