JPH069218Y2 - 建物用陶板の把持金物 - Google Patents

建物用陶板の把持金物

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JPH069218Y2
JPH069218Y2 JP3624388U JP3624388U JPH069218Y2 JP H069218 Y2 JPH069218 Y2 JP H069218Y2 JP 3624388 U JP3624388 U JP 3624388U JP 3624388 U JP3624388 U JP 3624388U JP H069218 Y2 JPH069218 Y2 JP H069218Y2
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Japan
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plate
hanging
hardware
gripping
building frame
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JP3624388U
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Inventor
正巳 小川
Original Assignee
大塚オーミ陶業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、コンクリート壁体等の建物躯体に陶板を取付
ける際に用いられる把持金物に関する。
〈従来の技術〉 コンクリート壁体等の建物躯体に外装材としての陶板を
取付ける構造としては、陶板と建物躯体間にモルタル等
のバインダーを用いて取付けるものや、建物躯体の表面
に固定した桟木に専用の金具を取付け、この金具により
陶板を取着する方法等がある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし前者の工法は、所謂湿式工法といわれ、取付強度
が不安定となる丈でなく、バインダーの硬化養生に要す
る時間を必要とする。一方後者の工法は所謂乾式工法と
いわれ、建物躯体と専用金具及びこの専用金具と陶板と
の各固定手段が複雑であり、かつ又強度的安定性に欠
け、信頼性の高い取付状態を確保することが難しい等諸
々の問題を呈している。
〈課題を解決させるための手段〉 本考案は上記問題点を解決すべく案出されたもので、掛
着板とその両側に配置した把持体と、これ等を貫通する
ボルトから成り、該掛着板に形成した挿着溝内には、溝
内に向けてバネ片を折曲形成したものである。
〈作用〉 すなわち、ボルトを圧締することで把持体は互に近接し
て陶板の裏面を把持し、一方建物躯体に取付けられた掛
着フレームを該掛着溝内に嵌め入れるとバネ片のバネ圧
によって弾接状態で取付けられることになる。
〈実施例〉 以下図面に基づき本考案の建物用陶板の把持金物を詳細
に説明する。
第1図は陶板の裏面側上部を把持する把持金物Aの分解
斜視図である。
把持金物Aは一対の把持体1,1を並設し、この把持体
1,1間に掛着板2を配設してこれらをボルト3によっ
て一体的に組立てたものである。把持体1は水平辺11の
外方端部に爪片12を形成し、又一つの把持体1にはボル
ト3の螺子部31に螺合する螺子孔13が設けられ、他の把
持体1には同様に爪片12が形成されるとともに貫通孔1
4,14が穿設されている。掛着板2は基部21の両側に取付
辺22と上辺23を有し、該取付辺22と上辺23間に挿着溝24
を形成したものである。又該上辺23の開口側先端から挿
着溝24の内方にバネ片25が折曲形成されている。
この掛着板2は、薄板鋼板を折り曲げて形成する為一対
の取付片22,22が形成され、これにボルト3の貫通孔26,
26が穿孔されている。
ボルト3は他の把持体1において、その貫通孔14,14に
貫通するとともに、掛着板2の貫通孔及び他の把持体1
の貫通孔14にも貫通し、更に螺子孔13に対して螺子部31
を螺合させる。すると第2図の斜視図で示す様に把持金
物Aが一体的に組み立てられる。そして後述する様に陶
板の裏面側上部に形成された二条の溝に両爪片12,12を
嵌め入れ、ボルト3を締め付けることにより両把持体が
近接して把持所謂クランプするものである。
通常一枚の陶板に対して裏面側上部,下部の各両側に夫
々把持金物Aが取付けられる。
次に裏面側を把持金物Aにて把持された陶板を、建物躯
体に取付ける施工について説明する。
第3図は陶板4,4を建物躯体5に取付けた状態を示す
側断面概略図である。
すなわち建物躯体5にはアンカーボルト6が所定間隔で
植設され、このアンカーボルト6にアングル材7の一辺
71をナットnにて取付ける。更に他辺72に第4図に示す
掛着フレーム8を固定する。掛着フレーム8は水平辺81
と垂直辺82によって側面略状を成し、該水平辺81に設け
た長孔83を介してアングル材7の他辺72に位置調整可能
な状態に取付けられる。すなわちアンカーボルト6,ア
ングル材7及び掛着フレーム8は、夫々陶板4を建物躯
体5に取付ける為の骨組として構成される。陶板4は上
述した如くその裏面側上部を把持金物Aにて把持されて
いる。この把持金物Aにおいて、掛着板2の掛着溝24は
外方に開口した状態となっている為、該掛着溝24内に上
記垂直辺82の下部82aを嵌め入れると該下部82aはバネ片
25と弾接した状態で取付けられる。すなわち、陶板4の
上部は掛着板2のバネ片25によるバネ圧によって掛着フ
レーム8,アングル材7,アンカーボルト6から成る骨
組に取付けられることになる。
一方陶板4の下部においても同様の把持金物Aの掛着板
2が成す掛着溝24が同様に外方、すなわち下方に開口し
た状態となっている為、上述の如く陶板4の上部を取付
けると同時に掛着溝24内に垂直辺82の上部82bを嵌め入
れれば上記同様バネ片25によるバネ圧で弾接状態に取付
けられる。尚掛着板2は、上述した如く一対の取付片2
2,22を有し、この取付片22,22に設けた貫通孔26,26にボ
ルト3が貫通されるので、掛着板2自体は、従来の一枚
板状のものよりボルト3に対して自立し易い。換言すれ
ば二点支持の状態で姿勢を保持させ易いので、偏奇した
状態に取付けられることもなくなる。更に掛着フレーム
8においては、垂直片82の所定位置に図示の如く突片84
を設け、この上に陶板4の下端を載置して取付ければ常
に均一な目地幅を得ることが出来る。
〈考案の効果〉 以上の様に本考案の把持金物を用いれば、陶板の上部及
び下部に亘って極めて容易で且つ確実に建物躯体に取付
けることが可能となり、しかも建物躯体に対し陶板は弾
性状態となっている為割れ等も生じない。更に上,下に
隣接する陶板相互の目地幅をも均一に確保することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、陶板を把持する把持金物の分解斜視図、 第2図は、陶板を把持する把持金物の斜視図、 第3図は、陶板の取付状態を示す側断面概略図、 第4図は、掛着フレームの一部省略斜視図である。 A…保持金物,1…把持体,12…爪片, 2…掛着板,24…掛着溝,25…バネ片, 3…ボルト,4…陶板,5…建物躯体, 8…掛着フレーム,82…垂直辺。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物躯体に掛着する掛着板と、その両側に
    配置した把持体と、これ等を貫通するボルトから成るも
    ので、 該掛着板には、基部及びその両側に設けた取付辺,上辺
    とによって挿着溝が形成され、該上辺の開口側先端から
    挿着溝の内方に向けてバネ片が折曲形成されていること
    を特徴とする建物用陶板の把持金物。
JP3624388U 1988-03-18 1988-03-18 建物用陶板の把持金物 Expired - Lifetime JPH069218Y2 (ja)

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JPH01148435U JPH01148435U (ja) 1989-10-13
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