JPH0640735Y2 - 懸吊支持金具 - Google Patents

懸吊支持金具

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JPH0640735Y2
JPH0640735Y2 JP2356488U JP2356488U JPH0640735Y2 JP H0640735 Y2 JPH0640735 Y2 JP H0640735Y2 JP 2356488 U JP2356488 U JP 2356488U JP 2356488 U JP2356488 U JP 2356488U JP H0640735 Y2 JPH0640735 Y2 JP H0640735Y2
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JP
Japan
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mounting
plate
lower plate
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hanging bolt
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JP2356488U
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JPH01129409U (ja
Inventor
誠治 野瀬
Original Assignee
株式会社ブレスト工業研究所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は懸吊支持金具に係り、建築構造物におけるL
形鋼、溝形鋼その他の造営材から、照明器具、ダクト、
レースウェー等の電設部材、空調部材等を吊下する吊り
ボルトを懸吊支持する懸吊支持金具の改良に関する。
(従来の技術) 従来から各種造営材に固定されて照明器具等を懸吊する
懸吊支持金具が種々提供されている。例えば、第6図に
示す如く、上板21と下板22とで所定の造営材を挟む側面
略コ字形に形成されており、上板21には、進退自在に造
営材Sに圧止される止着ネジ24が設けられ、下板22に
は、吊持される吊りボルトBが螺合する雌ネジ部25が内
面に設けられた取付筒部26が設けられ、この取付筒部26
に吊りボルトBを螺進して懸吊するものであった。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この従来の懸吊支持金具にあっては、上
板21に設けられた止着ネジ24を造営材Sに圧止させるこ
とで、止着ネジ24先端と下板22両側縁との間で造営材S
を挟持して固定するものであり、挟持力が弱く、より強
固に挟持すべく止着ネジ24を強くねじ込むも金具全体が
歪曲してしっかりと固定できないという欠点があった。
しかも、これに吊りボルトBを取付けるべく取付筒部26
に吊りボルトBを螺進させると、第6図に示す如く、下
板22内面から突出して造営材S下面に衝止される。した
がって、懸吊支持金具が造営材Sを挟持する力と逆の力
が造営材Sにより加えられ、造営材Sへの挟持力が著し
く損なわれるものであった。
そこでこの考案は、従来存した叙上の問題点に鑑み案出
されたものであり、各種造営材へ安定して強固に固定で
き、吊持する吊りボルトにより造営材への挟持力が損な
われることのない懸吊支持金具を提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) このため、この考案は、相対峙する上板と下板とで所定
の造営材を挟み、上板に進退自在に造営材に圧止させる
止着ネジが設けられ、下板に吊りボルト取付用小孔は開
穿された側面略コ字形の金具本体と、金具本体下板の内
面に当接して配設されると共に、両側部が造営材に接す
るように側面逆ハ字状に立ち上げられて支持片が形成さ
れる一方、下板の小孔から下方に突出し、内面に吊りボ
ルトが上方に突出しないように螺合される雌ネジ部が設
けられた筒状の取付部を備えた取付補強具とから構成し
たことにより、上述した目的を達成した。
また、取付補強具は、弾性鈑材にて成形され、両側部を
造営材に接するように側面逆ハ字状に立ち上げて支持片
を形成すると共に、下板の小孔に対応する取付孔を開穿
した補強板と、補強板の取付孔に貫挿され、内面に吊り
ボルトが上方に突出しないように螺合される雌ネジ部が
設けられた筒部を形成し、この筒部上縁に、補強板に係
止される鍔部が形成された取付体とから構成したことに
より、更に安定した挟持力を得ることができる。
(作用) しかしてこの考案にあっては、側面略コ字形の金具本体
の上板と下板とで造営材を挟み、上板に設けられた進退
自在の止着ネジにより造営材に圧止して固定される。
その際、造営材下板の内面に当接して配設された取付補
強具の両側部の支持片は、造営材に接するように側面逆
ハ字状に立ち上げられ、金具本体の下板の両側縁と共に
造営材を支持することとなる。したがって造営材が安定
して挟持されると共に、下板の両側縁部に集中して加わ
る力も取付補強具に分散され、下板全体により平均して
加重されるから補強されて歪みが少なくなる。
一方、下板の小孔から下方に突出し、内面に吊りボルト
の上端部が突き当たることで上方に突出しないように螺
合される雌ネジ部が設けられて、吊りボルトを螺進して
も造営材に衝止されることなく懸吊される。
(実施例) 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説明する。
図において示される符号1は、上板2、下板3、側板4
から成る側面略コ字形の金具本体であり、上板2と下板
3とでL形鋼、溝形鋼その他適宜の造営材Sを挟むよう
形成されている。金具本体1は、強度を増して造営材S
に堅固に把持すべく両側を立ち上げて形成されており、
下板3の両側上面が波形に加工されている。上板2の適
位置には雌ネジ孔5が開穿され、雌ネジ孔5に螺合して
造営材Sに進退自在に圧止される止着ネジ6が設けられ
ている。
また、金具本体1の下板3略中央位置に小孔7が開穿さ
れ、後述する取付補強具8の取付部9が貫挿される。
取付補強具8は、平面矩形状の適宜鈑材にて成形され、
第2図で示す如く、金具本体1の下板3内面に当接して
配設されると共に、その両側部が下板3両側縁と造営材
Sとに接するように側面逆ハ字状に斜めに立ち上げられ
た支持片10が形成されている。支持片10は、造営材Sに
接するように側面逆ハ字状に斜めに立ち上げられていれ
ばよいが、このように同時に下板3両側縁に接するよう
に形成することで、下板3両側縁がより強固に補強され
る。そして下面略中央位置に、下板3に小孔7に貫挿さ
れて下方に突出する筒状の取付部9が設けられている。
取付部9は、内面に吊りボルトBが螺合する雌ネジ部11
が形成され、この雌ネジ部11は、例えば第3図(I)に
示す如く、上端を潰したり、同図(II)に示す如く取付
部9の内面の途中までしか形成しない等の手段で、螺合
された吊りボルトB上方に突出しないように形成されて
いる。
また、この取付補強具8を、第4図、第5図に示す如
く、補強板12とで取付体13とに夫々別体で形成すること
もできる。
すなわち、補強板12は、平面略矩形状の弾性鈑材にて成
形され、両側部が造営材Sに接するように側面逆ハ字状
に斜めに立ち上げて支持片14が形成され、且つ下板3の
小孔7に対応する取付孔15が設けられている。取付体13
は、内面に吊りボルトBが上方に突出しないように螺合
される雌ネジ部16が設けられた筒部17と、この筒部17上
縁に設けられて補強板12に係止される鍔部18とから形成
されて成る。
次にこれが使用を説明する。先ず、金具本体1の下板9
に開穿された小孔7に、取付補強具8の取付部9を貫挿
させて取付補強具8を下板3内面上にセットする。そし
て、造営材Sの所定箇所に金具本体1の上板2と下板3
とを挟み込み、上板2適位置に設けられた雌ネジ孔5に
止着ネジ6をねじ込む。そのまま止着ネジ6を締め付け
て造営材Sに圧止させ、取付補強具8を内蔵した状態で
金具本体1を造営材Sに固定する。
次に、金具本体1の下板3に設けた小孔7から下方に突
出した筒状の取付部9に、吊りボルトBを螺合させて懸
吊する。
また、第4図、第5図で示す懸吊支持金具は、補強板12
の取付孔15に取付体13の筒部17を貫挿させて取付補強具
8を形成してから、上述した場合と同様に金具本体1の
下板3に配設して、金具本体1を造営材Sに固定させた
後、吊りボルトBを取付体13の筒部17に懸吊する。
(考案の効果) この考案は、相対峙する上板2と下板3とで所定の造営
材Sを挟み、上板2に進退自在に造営材に圧止させる止
着ネジ6が設けられ、下板3に吊りボルトB取付用小孔
7が開穿された側面略コ字形の金具本体1と、金具本体
1下板3の内面に当接して配設されると共に、両側部が
造営材Sに接するように側面逆ハ字状に立ち上げられて
支持片10が形成される一方、下板3の小孔7から下方に
突出し、内面に吊りボルトBが上方に突出しないように
螺合される雌ネジ部11が設けられた筒状の取付部9を備
えた取付補強具8とから構成したことから、金具本体1
の下板3の内面に当接して配設された取付補強具8の両
側部の支持片10により、金具本体1の下板3の両側縁と
共に造営材Sを支持できる。したがって、止着ネジ6
と、金具本体1の下板3両側縁と取付補強具8の支持片
10により、金具本体1が造営材Sに安定良く強固に挟持
される。しかも、止着ネジ6を下板3に強く圧止して
も、その荷重が下板3両側縁と下板3に当接される取付
補強具8にも分散して加わり、下板3全体により均一に
加重されるから、金具本体1の補強となり歪みが少なく
なる。
また、取付補強具8の筒状の取付部9は、内面に吊りボ
ルトBが上方に突出しないように螺合される雌ネジ部11
が設けられているから、吊りボルトBが螺進して造営材
Sに衝止することは全くない。すなわち、従来は、吊り
ボルトBが金具本体1を突き抜けて造営材Sに衝止し、
金具本体1に造営材Sを挟持する方向と逆の力が加わり
外れ易くなるものであったが、この欠点を解消できるも
のである。
また、取付補強具8を、弾性鈑材にて成形し、両側部を
造営材に接するように側面逆ハ字状に立ち上げて支持片
10を形成すると共に、下板3の小孔7に対応する取付孔
15を開穿した補強板12と、この補強板12の取付孔15に貫
挿され、内面に吊りボルトBが上方に突出しないように
螺合される雌ネジ部16が設けられた筒部17を形成し、筒
部17上縁に、補強板17に係止される鍔部18を形成した取
付体13とから構成したことにより、弾性鈑材にて成形さ
れた補強板12で、弾性力がより大きく付与されるから、
更に安定した強固な支持力を得ることができる。
以上説明したように、この考案によれば、造営材に極め
て安定良く強固に固定して吊りボルトを懸吊できる等実
用上有益な種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案の実施例を示すもので、第
1図は分解斜視図、第2図は使用状態に於ける側断面
図、第3図は取付補強具の要部断面図、第4図は他の実
施例に於ける分解斜視図、第5図は同じく使用状態に於
ける断面図であり、第6図は従来例に於ける使用状態で
の側断面図である。 B…吊りボルト、S…造営材、 1…金具本体、2…上板、3…下板、4…側板、5…雌
ネジ孔、6…止着ネジ、7…小孔、8…取付補強具、9
…取付部、10…支持片、11…雌ネジ部、12…補強板、13
…取付体、14…支持片、15…取付孔、16…雌ネジ部、17
…筒部、18…鍔部、 21…上板、22…下板、24…止着ネジ、25…雌ネジ部、26
…取付筒部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対峙する上板と下板とで所定の造営材を
    挟み、上板に進退自在に造営材に圧止させる止着ネジが
    設けられ、下板に吊りボルト取付用小孔が開穿された側
    面略コ字形の金具本体と、金具本体下板の内面に当接し
    て配設されると共に、両側部が造営材に接するように側
    面逆ハ字状に立ち上げられて支持片が形成される一方、
    下板の小孔から下方に突出し、内面に吊りボルトの上端
    部が突き当たることで上方に突出しないように螺合され
    る雌ネジ部が設けられた筒状の取付部を備えた取付補強
    具とから構成したことを特徴とする懸吊支持金具。
  2. 【請求項2】取付補強具は、弾性鈑材にて成形され、両
    側部を造営材に接するように側面逆ハ字状に立ち上げて
    支持片を形成すると共に、下板の小孔に対応する取付孔
    を開穿した補強板と、補強板の取付孔に貫挿され、内面
    に吊りボルトの上端部が突き当たることで上方に突出し
    ないように螺合させる雌ネジ部が設けられた筒部を形成
    し、この筒部上縁に、補強板に係止される鍔部が形成さ
    れた取付体とから成る請求項1記載の懸吊支持金具。
JP2356488U 1988-02-24 1988-02-24 懸吊支持金具 Expired - Lifetime JPH0640735Y2 (ja)

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JPH01129409U JPH01129409U (ja) 1989-09-04
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JP4510115B2 (ja) * 2007-10-05 2010-07-21 株式会社ブレスト工業研究所 支持金具
PL2048375T3 (pl) * 2007-10-05 2011-11-30 Buresuto Kogyo Co Ltd Wspornik i obsada nakrętki
CN102200158A (zh) * 2010-03-24 2011-09-28 富瑞精密组件(昆山)有限公司 夹持装置

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