JPH0642015Y2 - 懸吊支持金具用取付補助具 - Google Patents

懸吊支持金具用取付補助具

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JPH0642015Y2
JPH0642015Y2 JP7055088U JP7055088U JPH0642015Y2 JP H0642015 Y2 JPH0642015 Y2 JP H0642015Y2 JP 7055088 U JP7055088 U JP 7055088U JP 7055088 U JP7055088 U JP 7055088U JP H0642015 Y2 JPH0642015 Y2 JP H0642015Y2
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JP
Japan
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nut
suspension
lower plate
construction material
tubular portion
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JP7055088U
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JPH01173220U (ja
Inventor
誠治 野瀬
栄一 佐藤
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株式会社ブレスト工業研究所
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は懸吊支持金具用取付補助具に係り、建築構造
物におけるL形鋼、溝形鋼その他の造営材から、照明器
具、ダクト、レースウェー等の電設部材、空調部材等を
吊下する吊りボルトを懸吊支持する側面略コ字形の懸吊
支持金具の下板上に配置されて使用される懸吊支持金具
用取付補助具に関する。
(従来の技術) 従来から各種造営材に固定されて照明器具等を懸吊する
懸吊支持金具が種々提供されている。
例えば、第8図に示す如く、上板31と下板32とで所定の
造営材Sを挟む側面略コ字形に形成されており、上板31
には、進退自在に造営材Sに圧止される止着ネジ33が設
けられ、下板32には、吊持される吊りボルトBが螺合す
る雌ネジ部34が内面に設けられた取付ナット35がかしめ
加工により固定され、この取付ナット35に吊りボルトB
を螺進して懸吊するものであった。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、これによれば、吊りボルトBを取付ける
べく取付ナット35に吊りボルトBを螺進させると、第8
図に示す如く、下板32内面から突出して造営材S下面に
衝止される。したがって、吊りボルトBを更に螺進させ
れば、懸吊支持金具の下板32を造営材Sから引き離そう
とする力、すなわち造営材Sを挟持する力と逆の力が加
えられ、造営材Sへの挟持力が著しく損なわれて不安定
になるものであった。
そこでこの考案は、従来存した叙上の問題点に鑑み案出
されたものであり、いわゆる側面略コ字形の懸吊支持金
具が各種造営材へ安定して強固に固定でき、下板に吊持
される吊りボルトにより造営材への挟持力が損なわれる
ことのないようにするために、懸吊支持金具に取付けて
使用される懸吊支持金具用取付補助具を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) このため、この考案は、相対峙する上板と下板とで所定
の造営材を挟み、上板に設けられた止着ネジで造営材を
固定する側面略コ字形の懸吊支持金具の下板に取付けら
れる吊りボルトが造営材へ当接するのを防止すべく、前
記下板上に配置される取付補助具を適宜形状を有する弾
性材にて形成したことにより、上述した目的を達成し
た。
また、吊りボルトを懸吊支持する筒部と鍔部とからなる
正面略T字形状の鍔付ナットの鍔部が嵌挿支持されるナ
ット取付溝が形成され、このナット取付溝の開口部両側
縁に、鍔付ナットの筒部が強制嵌入されて両側から筒部
を支持固定するナット固定片が突設されたことにより、
鍔付ナットを簡単に装着して、より良好な装着状態を得
ることができる。
(作用) しかしてこの考案にあっては、相対峙する上板と下板と
で所定の造営材を挟み、上板に設けられた止着ネジで造
営材を固定する側面略コ字形の懸吊支持金具の下板上に
配設され、下板に取付けられた吊りボルトが下板上方に
突出して造営材へ当接するのが防止される。すなわち、
この取付補助具は造営材と吊りボルト先端との間に介在
されて、その弾性力により、吊りボルトにより下から造
営材に直接加わる力を緩衝し、懸吊支持金具に造営材を
挾持する力と逆の力が加えられるのが防止される。
また、ナット取付溝に正面略T字形状の鍔付ナットの鍔
部が嵌挿支持され、ナット取付溝の開口部両側縁に突設
されたナット固定片に鍔付ナットの筒部が強制嵌入さ
れ、両側から筒部が支持固定されて、鍔付ナットが安定
良く良好に装着される。しかして、懸吊支持金具の下板
に開穿された吊りボルト取付用小孔に、この鍔付ナット
を装着した懸吊支持金具用取付補助具が係止され、吊り
ボルトが造営材へ当接することなく良好に懸吊支持され
る。
(実施例) 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説明する。
図において示される符号1は、この考案に係る取付補助
具であり、後述する懸吊支持金具Aの下板22上に配置さ
れる適宜形状を有し、合成樹脂材、ゴム材等の弾性材に
て形成されて成る。
懸吊支持金具Aは、上板21、下板22、側板23から成る側
面略コ字形に形成されており、上板21と下板22とでL形
鋼、溝形鋼その他適宜の造営材Sを挟むよう形成されて
いる。そして強度を増して造営材Sに堅固に把持すべく
両側を立ち上げて形成され、下板22の両側上面が波形に
加工されている。上板21の適位置には雌ネジ孔24が開穿
され、雌ネジ孔24に螺合して造営材Sに進退自在に圧止
される止着ネジ25が設けられている。下板22の略中央位
置には吊りボルト取付用小孔26が開穿され、内面に雌ネ
ジ部12aが設けられた筒部12と鍔部11とからなる正面略
T字形状の鍔付ナットNの筒部12が突出して配設される
よう形成されている。
取付補助具1には、鍔付ナットNの鍔部11が嵌挿支持さ
れるナット取付溝2が形成されている。このナット取付
溝2は、鍔付ナットNの鍔部11の厚み、幅と略同一の形
状で水平方向に貫通されており、筒部12の外径と略同一
の幅を有する開口部2aを有し、側方から鍔付ナットNの
鍔部11を貫挿して簡単に装着できるよう形成されてい
る。
従って、鍔付ナットNを装着して、鍔付ナットNの筒部
12に吊りボルトBを取付けた場合、このナット取付溝2
の底部は、吊りボルトBが上方へ突出するのを防ぐため
の貫通防止部2bとなるものである。
また、ナット取付溝2の開口部2a両側縁には、鍔付ナッ
トNの筒部12が強制嵌入できるナット固定片3が突設さ
れている。すなわち、このナット固定片3は、第1図及
び第2図に示す如く、鍔付ナットNの筒部12外形と略同
じ曲率の曲面を内面に有する平面略弧状に形成されて、
側方から強制嵌入された鍔付ナットNの筒部12を両側か
ら支持固定すべく、ナット取付溝2両側縁に相対峙する
よう突設されている。
そして、この取付補助具1のナット取付溝2と反対側の
面には、取付補助具1自身の強度を補強し、且つ、懸吊
支持金具A下板22に配置した際に、造営材Sに当接する
よう形成された補強リブ4が設けられている。このよう
に補強リブ4を設けておけば、鍔付ナットNを装着して
懸吊支持金具Aの下板22に配置すると、第4図に示す如
く、補強リブ4が造営材S下面に当接して、下板22と共
に造営材Sを安定良く支持することができ、下板22上で
ガタつくことがない。しかも、この補強リブ4により、
弾力性が一層増し、下方からの吊りボルトBの弾圧力を
より緩和できることとなる。尚、この補強リブ4は、第
5図に示す如く、取付補助具1上の四隅に設けたり、第
6図に示す如く、取付補助具1の中央部を平面略円形状
に凹ませて形成したり、また、第7図に示す如く、取付
補助具1の両側に突出した断面略三角状に形成したりす
る等、その形状を適宜自由に変更できるものである。
ところで、この取付補助具1は、懸吊支持金具Aの下板
22上に配置される適宜形状を有する弾性力で形成されて
いればよく、上述した例に限定されるものでないことは
勿論である。
次にこれが使用を説明する。先ず、取付補助具1のナッ
ト取付溝2に鍔付ナットNの鍔部11を嵌挿すると共に、
ナット取付溝2の開口部2a両側縁に突設されたナット固
定片3に筒部12を強制嵌入して、鍔付ナットNを取付補
助具1に装着する。そして、懸吊支持金具Aの下板22に
開穿された吊りボルト取付用小孔26に、取付補助具1の
ナット固定片3及び鍔付ナットNの筒部12を貫挿させ
て、鍔付ナットNが装着された取付補助具1を下板22内
面上に配置する。そして、造営材Sの所定箇所に懸吊支
持金具Aの上板21と下板22とを挟み込み、上板21適位置
に設けられた雌ネジ孔24に止着ネジ25をねじ込む。その
まま止着ネジ25を締め付けて造営材Sに圧止させ、取付
補助具1を内蔵した状態で懸吊支持金具Aを造営材Sに
固定する。
次に、懸吊支持金具Aの下板22に設けた吊りボルト取付
用小孔26から下方に突出した鍔付ナットNの筒部12に、
吊りボルトBを螺合させて懸吊する。
(考案の効果) この考案は、相対峙する上板21と下板22とで所定の造営
材Sを挟み、上板21に設けられた止着ネジ25で造営材S
を固定する側面略コ字形の懸吊支持金具Aの下板22に取
付けられる吊りボルトBが造営材Sへ当接するのを防止
すべく、前記下板22上に配置される適宜形状を有する弾
性材にて形成したから、前記懸吊支持金具Aの下板22上
に配設され、下板22に取付けられた吊りボルトBが下板
22上方に突出して造営材Sへ当接するのが防止される。
しかして、従来は、第8図に示す如く、吊りボルトBが
懸吊支持金具を突き抜けて造営材Sに衝止し、懸吊支持
金具に造営材Sを挟持する方向と逆の力が加わり外れ易
くなるものであったが、この欠点を解消できるものであ
る。すなわち、本願考案に係る取付補助具1は、造営材
Sと吊りボルトB先端との間に介在され、その弾性力に
より、吊りボルトBが上方の造営材Sに直接加える力を
緩衝でき、懸吊支持金具Aに造営材Sを挟持する力と逆
の力が加えられるのを防止し、これによるガタつきをな
くして懸吊支持金具Aを造営材Sにしっかりと固定でき
る。
また、吊りボルトBを懸吊支持する筒部12と鍔部11とか
らなる正面略T字形状の鍔付ナットNの鍔部11が嵌挿支
持されるナット取付溝2が形成され、このナット取付溝
2の開口部2a両側縁に、鍔付ナットNの筒部12が強制嵌
入されて両側から筒部12を支持固定するナット固定片3
が突設されたことで、ナット取付溝2に正面略T字形状
の鍔付ナットNの鍔部11が嵌挿支持され、ナット取付溝
2の開口部2a両側縁に突設されたナット固定片3に鍔付
ナットNの筒部12が強制嵌入されて両側から筒部12が支
持固定されることになり、鍔付ナットNが簡単に、しか
も安定良く良好に装着できる。
従って、懸吊支持金具Aの下板22に開穿された吊りボル
ト取付用小孔26に、この鍔付ナットNを装着した取付補
助具1が係止され、吊りボルトBは鍔付ナットNを貫通
することなく、取付補助具1に設けられたナット取付溝
2の開口部2aの貫通防止部2bに衝止され、造営材Sに対
する力が緩衝されて、懸吊支持金具Aを造営材Sにしっ
かりと固定できる。しかも、懸吊される吊りボルトB
は、この鍔付ナットN及びそれに適応する取付補助具1
を変更することで、径の異なるものにも対応することが
でき、懸吊支持金具A自身を変更する必要がないのでコ
ストが極めて安くできるなどの利点がある。
以上説明したように、この考案によれば、造営材に固定
される懸吊支持金具Aに簡単に使用できて、ガタつくこ
となく極めて安定良く強固に吊りボルトを懸吊できる等
実用上有益な種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図はこの考案の実施例を示すもので、第
1図は斜視図、第2図は平面図、第3図は使用状態に於
ける分解斜視図、第4図は同じく使用状態に於ける側断
面図、第5図乃至第7図は夫々他の実施例に於ける鍔付
ナットを装着した状態での斜視図であり、第8図は従来
例に於ける使用状態での側断面図である。 A……懸吊支持金具、N……鍔付ナット、B……吊りボ
ルト、S……造営材、 1……取付補助具、2……ナット取付溝、2a……開口
部、2b……貫通防止部、3……ナット固定片、4……補
強リブ、 11……鍔部、12……筒部、12a……雌ネジ部、21……上
板、22……下板、23……側板、24……雌ネジ孔、25……
止着ネジ、26……吊りボルト取付用小孔。 31……上板、32……下板、33……止着ネジ、34……雌ネ
ジ部、35……取付ナット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対峙する上板と下板とで所定の造営材を
    挟み、上板に設けられた止着ネジで造営材を固定する側
    面略コ字形の懸吊支持金具の下板に取付けられる吊りボ
    ルトが造営材へ当接するのを防止すべく、前記下板上に
    配置される取付補助具を適宜形状を有する弾性材にて形
    成したことを特徴とする懸吊支持金具用取付補助具。
  2. 【請求項2】吊りボルトを懸吊支持する筒部と鍔部とか
    らなる正面略T字形状の鍔付ナットの鍔部が嵌挿支持さ
    れるナット取付溝が形成され、このナット取付溝の開口
    部両側縁に、鍔付ナットの筒部が強制嵌入されて両側か
    ら筒部を支持固定するナット固定片が突設された請求項
    1記載の懸吊支持金具用取付補助具。
JP7055088U 1988-05-28 1988-05-28 懸吊支持金具用取付補助具 Expired - Lifetime JPH0642015Y2 (ja)

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PL2048375T3 (pl) * 2007-10-05 2011-11-30 Buresuto Kogyo Co Ltd Wspornik i obsada nakrętki
CN106732313B (zh) * 2017-03-13 2022-11-29 苏州安利化工有限公司 防止应力撕裂蛇管的固定方法
IT201900018416A1 (it) * 2019-10-10 2021-04-10 Fi Mo Tec Spa Morsetto perfezionato per il montaggio di cavi ad un elemento di supporto

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