JPH0690563A - 帰還制御装置及び制御方法 - Google Patents

帰還制御装置及び制御方法

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JPH0690563A
JPH0690563A JP26436392A JP26436392A JPH0690563A JP H0690563 A JPH0690563 A JP H0690563A JP 26436392 A JP26436392 A JP 26436392A JP 26436392 A JP26436392 A JP 26436392A JP H0690563 A JPH0690563 A JP H0690563A
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Yoichi Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PWMコンバータ等の制御対象の操作量をD
SPで決定する方式の帰還制御装置の制御性能を向上さ
せる。詳細には、サンプリング間隔に起因する遅れによ
る制御性能の悪化を改善する。 【構成】 制御対象10の制御量の検出値と指令値との
誤差信号に基づいて制御対象10の操作量V(n) を決定
する帰還制御装置において、操作量V(n) に基づいて制
御量の変化分の予測値を求め、この変化分の予測値を制
御量検出値に加算して制御量予測値を得る手段を設ける
と共に、制御量予測値と実際の制御量検出値との差から
成る予測誤差を求め、この予測誤差に基づいて変化分の
予測値を補正する手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ、コンバー
タ等の制御対象を制御するための制御装置及び制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図1はインダクタンス値Lのリアクタか
ら成る負荷1にPWMコンバータ等から成る可変電圧源
2から電力を供給するシステムにおける帰還制御装置を
原理的に示す。このシステムはディジタル指令値(基準
値又は目標値)発生器3から発生するディジタル指令電
流値Ir に対応する負荷電流Iを可変電圧源2から負荷
1に供給するように構成されている。負荷電流Iはフィ
ードバック制御方式における制御量であり、電流検出器
(制御量検出器)4とここに接続されたADC(アナロ
グ・ディジタル変換器)5とによって検出される。AD
C5は、電流検出器4で検出したアナログ検出電流を一
定のサンプリング周期でサンプリングし、このサンプル
をディジタル信号に変換して出力する。ここではADC
5の入力と出力の両方をIで示すことにする。ディジタ
ル減算器6は指令値Ir と検出値Iとの差の出力(誤差
出力)を形成する。減算器6に接続されたディジタル制
御器7はフィードバック制御系における制御要素であ
り、マイコン(マイクロコンピュータ又はマイクロプロ
セッサ)から成り、ディジタル減算器6から与えられた
誤差信号をゼロにするように可変電圧源2を操作するた
めのディジタル操作量Vを形成する。なお、指令値発生
器3、ADC5、減算器6をディジタル制御器7と共に
マイコンに含めることができる。ディジタル制御器7と
可変電圧源2との間にはディジタル操作量Vに対応する
アナログ操作量を形成して1サンプル期間ホールドして
出力するホールド回路8が接続されている。このホール
ド回路8はDAC(ディジタル・アナログ変換器)を含
み、ディジタル操作量Vに対応したアナログ操作量を形
成するので、アナログ操作量発生器と呼ぶこともでき
る。なお、ここではディジタル操作量とアナログ操作量
を共にVで示すことにする。可変電圧源2はアナログ操
作量Vに応答して例えばPWM制御パルスを発生する回
路及びPWM制御パルスに応答するスイッチング素子を
含んで、アナログ操作量Vに対応した動作をなし、出力
電流Iを得るための電圧を出力する。なお、ここでは、
図1において、ホールド回路8、可変電圧源2及び負荷
1を合せて制御対象と呼ぶことにする。しかし、負荷1
のみを制御対象と呼び、ディジタル制御器7とホールド
回路8と可変電圧源2を合せて制御要素と呼ぶこともで
きる。この場合には可変電圧源2の出力電圧kV(但し
kは定数)が操作量になる。
【0003】図1の負荷をインダクタンスLと抵抗Rと
に置き換えた場合にも、図1と同一の制御系を形成する
ことができる。
【0004】図2は図1の一部を変えたものである。こ
の図2では負荷1aがコンデンサCになり、ここに可変
電流源2aから電流を供給し、負荷電圧Va を指令値発
生器3の指令値Vr に追従させるように構成されてい
る。図2におけるADC5、減算器6、ディジタル制御
器7、ホールド回路8は図1において同一符号で示すも
のと実質的に同一である。
【0005】図1について操作量を入力、制御量を出力
として制御対象に対する伝達関数を求めると次の式
(1)になる。 GA (s)=1/Ls (1) また、図2についても同様に伝達関数を求めると次の式
(2)となる。 GB (s)=1/Cs (2) 式(1)、(2)より図1、図2ともに制御対象は積分
要素(インディンシャル応答の出力が時間と共に増大す
る要素)で模擬され、また操作量と制御量は電圧、電流
が入れ替わっただけで双方とも類似回路である。従っ
て、以下は図1の場合のみについて説明する。
【0006】図3は図1の制御装置におけるサンプリン
グ周期(間隔)と制御器7の制御間隔とが共にTs の場
合においてTs毎に検出される制御量(負荷電流)I及
びその検出値とディジタル又はアナログの操作量Vの関
係を示す。なお、n−2、n−1、n、n+1はサンプ
リング時点を示し、I(n-2) 、I (n-1)、I (n)、I
(n+1)は各サンプリング時点の制御量(サンプル)検出
値を示し、V(n-2) 、V(n-1) 、V(n) 、V(n+1) は各
サンプリング間隔の操作量を示す。サンプリング時点n
を現在時点とすれば、現在時点nで出力する操作量V
(n) は、1つ前のサンプリング時点n−1の制御量検出
値I(n-1) に基づいて決定されている。従って、ディジ
タル制御器7を含むフィードバック制御系では1サンプ
リング時間間隔Ts の制御遅れ、及び制御誤差が生じ
る。
【0007】この制御遅れ、制御誤差に関する問題はデ
ィジタル制御器により構成される制御系特有の不具合で
あり、その改善策として図4のような制御量予測器を使
用することが知られている。図4は図1の制御系に制御
量予測器9を付加し、更にZ変換により離散時間領域で
表したブロック図である。図1において、ホールド回3
8の伝達関数は次の式(3)で表せる。 GH (s)=(1−e-s・Ts)/s (3) また、可変電圧源2は比例要素kで表せる。また、制御
対象負荷1の伝達関数は式(1)であるからホールド回
路8から制御対象負荷1までの総合伝達関数G(s)は
次の式(4)になる。 G(s)=GH (s)・k・GA (s) =((1−e-s・Ts)/s)・k・(1/Ls ) =k・(1−e-s・Ts)/(s2 L) (4) ここで、G(s)をZ変換により離散時間領域で表すと
Z変換の公式により次の式(5)になる。 G(z)=(k・Ts /L)・(1/(Z−1))・Z-1 (5) 図4において、7は離散時間領域で表されたディジタル
制御器、10は式(5)で表されるホールド回路8から
制御対象負荷1までの伝達関数、11は1サンプル遅れ
要素、9は制御量予測器、12は加算器、6は減算器、
3は制御量に対する指令値である。ライン13は図1の
ADC5の出力に対応し、ここに制御量検出値が得られ
る。加算器12の一方の入力端子はライン13に接続さ
れ、他方の入力端子は予測器9に接続されている。予測
器9は遅れ要素11を介してディジタル制御器7に接続
され、ディジタル操作量Vに基づいて予測値Δi(n-1)
を発生する。
【0008】更に詳しく説明すると、予測器9は、ある
操作量Vを制御対象に与えた場合の制御量の増過分(変
化分)だけを演算予測する。従って、本例の制御対象は
リアクタ4であるため増加分を求める関数は (k/Ln )・Ts (ここで、Ln はLの公称値を表
す。)で表せる。なお、図2の場合は(k/Cn )・T
s となる。ここでCnはCの公称値。図5は制御の様子
を示す。(n−1)時点において制御量I(n-1) をライ
ン13で検出する。また、(n−1)時点に出力した操
作量v(n-1) を遅れ要素11で得、これを予測器9に入
力することによりTs 時間での制御量増過分予測値Δi
(n-1) が求められる。この制御量増加分予測値と検出さ
れた制御量を加算器12で加えることによりn時点の制
御量予測値i(n) が得られる。この得られたn時点の制
御量予測値と指令値から減算器6によって制御誤差を求
め、その制御誤差が0に収束するようにディジタル制御
器7によりn時点からの1サンプル期間に出力される操
作量v(n)を決定し、nからn+1の期間に制御対象に
出力する。この手法により1サンプル時間に起因する制
御誤差は補償される。しかし、制御対象の定数(例えば
L)が変化する場合、誤差を生じる。その誤差は予測時
間が長い程大きい。ここで、制御対象の定数の変動とは
図1の例においてはインダクタンス値Lが変動するこ
と、また負荷1にインダクタンスLと共に抵抗分が存在
すること等である。
【0009】本発明は、前述した欠点を解決するため
に、予測時間を短くし誤差が発生しにくくすると共に、
予測誤差が生じた場合、予測値と実際値の誤差を積分し
た値を予測器の入力、または出力に加えることで予測誤
差を0に収束させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、制御対象の制御量、またはこれに対応する
量を予め定められたサンプリング時間間隔で検出してデ
ィジタル量として制御量検出値を得るディジタル制御量
検出手段と、前記制御量検出値が追従すべき指令値をデ
ィジタル量として発生するディジタル指令値発生手段
と、前記制御量検出値が前記指令値に追従するように前
記制御対象に対する操作量を予め定められた制御時間間
隔でディジタル演算により決定して前記制御対象を制御
するディジタル制御手段とから成るディジタル帰還制御
装置において、前記ディジタル制御手段が、前記制御対
象に出力した前記操作量に基づいて現在の制御量と次回
のサンプル時での制御量との変化分の予測値を演算によ
り算出し、その変化分予測値を現在のサンプル時に検出
した前記制御量に加えることにより次回のサンプル時の
予測値を求める制御量予測手段と、前記制御量予測値と
実際の制御量検出値との差によって予測誤差を求め、こ
の予測誤差を0に収束させるように補償した予測誤差補
償量を求め、この予測誤差補償量で前記制御量予測値を
補正する予測誤差検出及び補償手段とを備えていること
を特徴とするディジタル帰還制御装置に係わるものであ
る。なお、請求項2〜4に記載の方法を採用することが
できる。
【0011】
【作用及び効果】本発明においては、予測誤差を検出
し、これに基づいて予測値に補正を加えるので、制御性
能を向上させることができる。
【0012】
【第1の実施例】次に、図6及び図7を参照して本発明
の第1の実施例に係わる帰還制御装置を説明する。但
し、図6及び図7において、図1〜図5と共通する部分
には同一の符号を付してその説明を省略する。図6と図
4との対比から明らかなように、図6の方式は図4の方
式に、予測誤差検出器14と、予測誤差補償器15と、
加算器16を加えたものである。即ち、制御量変化分予
測手段9aの他にこの補償手段を設けたものである。新
たに設けた加算器16は遅れ要素11の出力V(n-1)
予測誤差補償器15から得られる予測誤差補償量とを加
算して変化分(増加分)予測器9bに送る。予測誤差検
出器14は、1サンプル期間の遅れ要素17とe×p
(−mTs )の回路18と減算器19とから成る。遅れ
要素17は加算器12の出力ラインに接続され、制御量
予測値i(n) の1サンプル期間Ts だけ前の(n−1)
における制御量予測値i(n-1) を出力する。回路18は
(n−1)の時の制御量検出値I(n-1) を出力する。従
って、減算器19からは、予測値i(n-1) と検出値I
(n-1) の差の出力Δie(n-1)が予測誤差として得られ
る。予測誤差補償器15はkz /(z−1)の回路から
成り、予測誤差補償量を加算器16に送る。図6では制
御量予測器9a、予測誤差検出器14、予測誤差補償器
15、加算器12、16が機能的にブロックで示されて
いるが、実際にはDSP(ディジタル信号プロセッサ)
又はマイコンから成り、所定のプログラムに従ってソフ
ト的に処理される。
【0013】この実施例では、図7に示すように、各サ
ンプリング時間間隔Ts の間にm点を設け、制御量の検
出、及び操作量の出力のタイミングを下記のようにす
る。(n−1)点と(n)点の間を例にして説明する。
n−1からnまでの間のm点即ち(n−1,m)Ts
の制御量I(n-1m )を検出してn点で出力する。ここ
で、mは0から1の間の値を取る。m=1の場合は制御
遅れ無しの状態になる。m=0の場合には1サンプルの
制御遅れが生じる。従って、予測時間は(1−m)Ts
となり1サンプル時間以下となる。
【0014】次に、上記タイミングにした場合の制御対
象の離散時間領域での伝達関数は拡張Z変換により式
(6)で表現できる。 G(zm)=(k・Ts /L)・(m(Z-1) +1)/(Z−1))・Z-1 (6) また、予測器9bにて制御量増加分を求める関数は(1
−m)Ts 時間後を予測するため次のようになる。 (k/Ln )・(1−m)Ts
【0015】タイミングmを導入することにより、図6
の制御対象10は(kTs /L){[m(z-1) +1]/
(z−1)}で示すブロック10aと1サンプルの遅れ
要素10bとで示され、この出力としてI(n-1,m) で示
す制御量検出値が得られる。また、予測器9bは(k/
n )(1−m)Ts で表され、(n−1,m)Ts
から(n)Ts時までの(1−m)Ts 時間制御量増加
分予測値Δi(n-1,m)を出力する。
【0016】図6及び図7において、(n−1)Ts
に制御対象へ出力した操作量v(n-1) と(n−1)Ts
時の予測誤差補償器15の出力値を加算器16で加算し
た値を予測器9bに入力し(1−m)Ts 後の制御量増
加分予測値Δi(n-1,m) を算出する。また、(n−1,
m)Ts 時の制御量I(n-1,m) を検出しその値にΔi
(n-1,m) を加算器12で加算することにより(n)Ts
時の制御量予測値i(n)を算出する。また、(n−1)
s 時における制御量予測値i(n-1) と(n−1,m)
s 時の制御量検出値のmTs 時間遅れ要素、つまり
(n−1)Ts 時の制御量検出値I(n-1) との差Δi
e(n-1)は(n−1)Ts 時における制御量の予測誤差に
なる。この予測誤差を0に収束させるためには、予測誤
差を積分要素で構成された予測誤差補償器15に入力
し、予測誤差補償量であるその出力を予測器9bの入力
値である操作量V(n-1) に加算することにより、制御量
増加分予測値を補償する。この(n)Ts 時の制御量予
測値i(n) と指令値Ir (n) とを比較して制御誤差を
得、この誤差に基づきディジタル制御器7はその誤差が
0に収束するような操作量v(n) を決定し、(n)Ts
時に出力する。
【0017】以上の操作により図1の制御対象負荷1の
定数Lが公称値Ln から変化した場合、負荷1がLと共
に抵抗分Rを含む場合であっても精度良く指令値Ir
追従された制御が実現される。
【0018】
【第2の実施例】次に、図8を参照して本発明の第2の
実施例の帰還制御装置を説明する。但し、図8において
図6と共通する部分には同一の符号を付してその説明を
省略する。この実施例では予測誤差補償器15の出力が
予測器9bの出力に加算器12を使用して加算されてい
る。その他は図6と同一であるので、同一の作用効果が
得られる。
【0019】
【第3の実施例】図9は本発明をPWMコンバータ装置
に適用した例を示す。このPWMコンバータ装置は、3
相交流電源20にコンデンサ21とリアクトル22とを
介して接続されたPWMコンバータ回路23を有する。
コンバータ回路23は、IGBTから成る6個のスイッ
チング素子Qの3相ブリッジ回路であり、この出力ライ
ンに平滑用コンデンサ24が接続され、更に負荷25が
接続されている。スイッチング素子Qはパルス幅変換回
路26から与えられる公知の制御信号でオン・オフ制御
され、3相交流を直流に変換して出力する。この実施例
では、リアクトル22、変換回路23、コンデンサ2
4、負荷25、パルス幅変換回路26を合せて制御対象
37とみなすことができる。この制御対象37は図6の
制御対象10に対応する。この制御対象37から制御量
を検出するために、2つの電流検出器27とADC(A
/D変換器)28とが設けられ、ADC28が制御量予
測器及び補償器29に接続されている。制御量予測器及
び補償器29は図6の予測手段9aと予測誤差検出器1
4と予測誤差補償器15と同様に構成され、2相分の制
御予測値iu 、iw を出力する。このiu 、iw は図6
のi(n) に対応している。
【0020】図6の指令値発生器3に対応するものとし
てディジタル基準正弦波発生器30が設けられている。
これは正弦波データがストアされたROMから成り、電
源20の正弦波電圧に同期してディジタル正弦波データ
から成る2相分の電流位相基準信号を発生する。図9の
装置は、コンバータ回路23の入力電流を正弦波に近づ
けるようにスイッチング素子Qをオン・オフ制御するよ
うに構成されている。なお、この電流波形を正弦波に近
づける制御と出力電圧を一定にするための制御との両方
を実行するために、2相分の乗算器31が設けられ、こ
の一方の入力端子に基準正弦波発生器30が接続され、
他方の入力端子に電圧制御系が接続されている。電圧制
御系は出力電圧を検出するADC32と、誤差増幅器3
3と、PI回路34とから成る。なお、説明を容易にす
るために、電圧制御系による動作を省いて説明する。乗
算器31の2相出力信号が図6の電流指令値信号であ
り、それぞれiu*、iw*で表されている。また、出
力段の2相分の減算器35は図6の減算器6に対応する
ものであり、制御量予測器及び補償器29から与えられ
る制御予測値iu 、iw と指令値iu*、iw*との誤
差信号を形成する。この誤差信号は2相分のPI回路3
6を通って操作量Vu 、Vw となり、パルス幅変換回路
26に送られる。この操作量Vu 、Vw は図6の制御器
7の出力のV(n) に対応する。減算器38は2相分の操
作量Vu 、Vw に基づいて残りの1相分の操作量Vv
形成するものである。
【0021】制御量予測器及び補償器29で必要になる
操作量はPI回路36の出力によって得る。なお、図9
で鎖線39で囲まれる領域はDSP又はマイコンで構成
される。操作量Vu 、Vv 、Vw はパルス幅データとし
て使用され、パルス幅変換回路26においてアナログの
操作量から成るスイッチ制御信号Su 、Sv 、Sw に変
換される。パルス幅変換回路26は、図1のホールド回
路8に対応している。また、コンバータ回路23は図1
の可変電圧源2に対応し、リアクトル22が図1の負荷
1に対応している。クロック発生器40はサンプリング
間隔及び演算制御間隔を決めるタイミング用クロックを
発生し、これがDSPの割り込み信号となり、この割り
込み信号により制御量の検出及び演算処理を行うプログ
ラムが起動実行される。
【0022】この装置の動作は鎖線39で囲んで示すD
SPによってソフトウエアで実現される。図10はこの
ソフトウエアの本発明に関する部分のみに対するフロー
チャートを示す。図中のAからHは作業用のレジスタで
ある。なお、レジスタの値もA〜Hで示すことにする。
k、Ln 、m、Ts は定数である。Vu 、Vw 、Iu
w 、iu 、iw 、Δiu 、Δiw 、iu *、iw *は
変数である。D(z) は関数である。以下にフローチャー
トを説明する。
【0023】スタート後の最初のステップ50で初期設
定する。この初期設定は作業用レジスター及び変数のリ
セットである。次に、ステップ51で割り込み待ちす
る。次にステップ52で前回の処理で演算されている操
作量Vu 、Vw を出力する。 次に、ステップ53で制
御量Iu 、Iw をADC28から読み込む。次に、ステ
ップ54でADC28から読み込んだ制御量から前回の
処理で演算された制御量予測値iu 、iw を減算しレジ
スタA、Bに格納する。即ちレジスタA、Bに制御量予
測誤差検出値を格納する。次に、ステップ55でレジス
タA、Bの値に定数kを掛けた値にレジスタC、Dの値
を加えその答を再度レジスタC、Dに格納する。これに
よりレジスタC、Dには予測誤差補償量が格納される。
次に、ステップ56において、ステップ52で出力した
操作量Vu 、Vw にレジスタC、Dの予測誤差補償量
C、Dを加えレジスタE、Fに格納する。次に、ステッ
プ57に示すように、レジスタE、Fの値に定数Kを掛
け更に(1−m)Ts を掛けLn で割った答を制御量増
加分予測値Δiu 、Δiw として格納する。次に、ステ
ップ58に示すように、制御量Iu 、Iw をADC28
から読み込む。次に、ステップ59に示すように、AD
C28から読み込んだ制御量Iu 、Iw に制御量増加分
予測値Δiu 、Δiw を加え制御量予測値iu 、iw
得てこれをレジスタに格納する。次に、ステップ60に
示すように、指令値iu *、iw *(乗算器35の出
力)から制御量予測値iu 、iw を減算してレジスタ
G、Hに格納する。次に、ステップ61に示すように、
レジスタG、Hの値と関数D(z)からを操作量Vu
w を求め、これをレジスタに格納する。しかる後、ス
テップ51へ戻る。ここでステップ51からステップ5
8が開始されるまでの時間がmTs 時間になる。このプ
ログラムはTs 時間間隔で割り込みにより起動実行され
る。
【0024】以上から、サンプリング点間で急激な制御
対象の定数の変動(本例ではLの変動など)が無ければ
予測誤差は積分要素の時定数で0に収束する。その結
果、制御量予測器における制御対象に対するモデル(本
例ではLn でモデル化)の近似誤差や変動があった場合
も正確に制御量を予測し、ディジタル制御特有のサンプ
リング間隔、及び制御間隔に起因する制御性能の悪化の
補償が可能になる。本手法は、mを0とすれば1サンプ
ル遅れの場合の手法になる。従って、従来の予測方式に
も適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の帰還制御装置を示すブロック図である。
【図2】従来の別の帰還制御装置を示すブロック図であ
る。
【図3】図1における制御量と操作量の関係を示す図で
ある。
【図4】従来の更に別の帰還制御装置を示すブロック図
である。
【図5】図4の制御量と制御量予測値と操作量を示す図
である。
【図6】本発明の第1の実施例の帰還制御装置を機能的
に示すブロック図である。
【図7】図6の制御量と制御量予測値と操作量とを示す
図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係わる帰還制御装置を
機能的に示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施例のコンバータ装置を示す
ブロック図である。
【図10】図9のコンバータ装置における操作量決定の
動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
3 指令値発生器 7 ディジタル制御器 10 制御対象 9 制御量予測手段 14 予測誤差検出器 15 予測誤差補償器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】この制御遅れ、制御誤差に関する問題はデ
ィジタル制御器により構成される制御系特有の不具合で
あり、その改善策として図4のような制御量予測器を使
用することが知られている。図4は図1の制御系に制御
量予測器9を付加し、更にZ変換により離散時間領域で
表したブロック図である。図1において、ホールド回
8の伝達関数は次の式(3)で表せる。 GH (s)=(1−e-s・Ts)/s (3) また、可変電圧源2は比例要素kで表せる。また、制御
対象負荷1の伝達関数は式(1)であるからホールド回
路8から制御対象負荷1までの総合伝達関数G(s)は
次の式(4)になる。 G(s)=GH (s)・k・GA (s) =((1−e-s・Ts)/s)・k・(1/Ls ) =k・(1−e-s・Ts)/(s2 L) (4) ここで、G(s)をZ変換により離散時間領域で表すと
Z変換の公式により次の式(5)になる。 G(z)=(k・Ts /L)・(1/(Z−1))・Z-1 (5) 図4において、7は離散時間領域で表されたディジタル
制御器、10は式(5)で表されるホールド回路8から
制御対象負荷1までの伝達関数、11は1サンプル遅れ
要素、9は制御量予測器、12は加算器、6は減算器、
3は制御量に対する指令値である。ライン13は図1の
ADC5の出力に対応し、ここに制御量検出値が得られ
る。加算器12の一方の入力端子はライン13に接続さ
れ、他方の入力端子は予測器9に接続されている。予測
器9は遅れ要素11を介してディジタル制御器7に接続
され、ディジタル操作量Vに基づいて予測値Δi(n-1)
を発生する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】更に詳しく説明すると、予測器9は、ある
操作量Vを制御対象に与えた場合の制御量の増分(変
化分)だけを演算予測する。従って、本例の制御対象は
リアクタ4であるため増加分を求める関数は (k/Ln )・Ts (ここで、Ln はLの公称値を表
す。)で表せる。なお、図2の場合は(k/Cn )・T
s となる。ここでCnはCの公称値。図5は制御の様子
を示す。(n−1)時点において制御量I(n-1) をライ
ン13で検出する。また、(n−1)時点に出力した操
作量v(n-1) を遅れ要素11で得、これを予測器9に入
力することによりTs 時間での制御量増分予測値Δi
(n-1) が求められる。この制御量増加分予測値と検出さ
れた制御量を加算器12で加えることによりn時点の制
御量予測値i(n) が得られる。この得られたn時点の制
御量予測値と指令値から減算器6によって制御誤差を求
め、その制御誤差が0に収束するようにディジタル制御
器7によりn時点からの1サンプル期間に出力される操
作量(n)を決定し、nからn+1の期間に制御対象に
出力する。この手法により1サンプル時間に起因する制
御誤差は補償される。しかし、制御対象の定数(例えば
L)が変化する場合、誤差を生じる。その誤差は予測時
間が長い程大きい。ここで、制御対象の定数の変動とは
図1の例においてはインダクタンス値Lが変動するこ
と、また負荷1にインダクタンスLと共に抵抗分が存在
すること等である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【第1の実施例】次に、図6及び図7を参照して本発明
の第1の実施例に係わる帰還制御装置を説明する。但
し、図6及び図7において、図1〜図5と共通する部分
には同一の符号を付してその説明を省略する。図6と図
4との対比から明らかなように、図6の方式は図4の方
式に、予測誤差検出器14と、予測誤差補償器15と、
加算器16を加えたものである。即ち、制御量変化分予
測手段9aの他にこの補償手段を設けたものである。新
たに設けた加算器16は遅れ要素11の出力V(n-1)と
予測誤差補償器15から得られる予測誤差補償量とを加
算して変化分(増加分)予測器9bに送る。予測誤差検
出器14は、1サンプル期間の遅れ要素17とe
(−mTs )の回路18と減算器19とから成る。遅れ
要素17は加算器12の出力ラインに接続され、制御量
予測値i(n) の1サンプル期間Ts だけ前の(n−1)
における制御量予測値i(n-1) を出力する。回路18は
(n−1)の時の制御量検出値I(n-1) を出力する。従
って、減算器19からは、予測値i(n-1) と検出値I(n
-1) の差の出力Δie(n-1)が予測誤差として得られる。
予測誤差補償器15はkz /(z−1)の回路から成
り、予測誤差補償量を加算器16に送る。図6では制御
量予測器9a、予測誤差検出器14、予測誤差補償器1
5、加算器12、16が機能的にブロックで示されてい
るが、実際にはDSP(ディジタル信号プロセッサ)又
はマイコンから成り、所定のプログラムに従ってソフト
的に処理される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象の制御量、またはこれに対応す
    る量を予め定められたサンプリング時間間隔で検出して
    ディジタル量として制御量検出値を得るディジタル制御
    量検出手段と、 前記制御量検出値が追従すべき指令値をディジタル量と
    して発生するディジタル指令値発生手段と、 前記制御量検出値が前記指令値に追従するように前記制
    御対象に対する操作量を予め定められた制御時間間隔で
    ディジタル演算により決定して前記制御対象を制御する
    ディジタル制御手段とから成るディジタル帰還制御装置
    において、前記ディジタル制御手段が、 前記制御対象に出力した前記操作量に基づいて現在の制
    御量と次回のサンプル時での制御量との変化分の予測値
    を演算により算出し、その変化分予測値を現在のサンプ
    ル時に検出した前記制御量に加えることにより次回のサ
    ンプル時の予測値を求める制御量予測手段と、 前記制御量予測値と実際の制御量検出値との差によって
    予測誤差を求め、この予測誤差を0に収束させるように
    補償した予測誤差補償量を求め、この予測誤差補償量で
    前記制御量予測値を補正する予測誤差検出及び補償手段
    とを備えていることを特徴とするディジタル帰還制御装
    置。
  2. 【請求項2】 制御対象の制御量、またはこれに対応す
    る量を予め定められたサンプリング時間間隔で検出して
    ディジタル量として制御量検出値を得るディジタル制御
    量検出手段と、 前記制御量検出値が追従すべき指令値をディジタル量と
    して発生するディジタル指令値発生手段と、 前記制御量検出値が前記指令値に追従するように前記制
    御対象に対する操作量を予め定められた制御時間間隔で
    ディジタル演算により決定して前記制御対象を制御する
    ディジタル制御手段とから成るディジタル帰還制御装置
    によって前記制御対象を制御する方法において、 前記
    制御対象に出力した前記前記操作量に基づいて現在の制
    御量と次回のサンプル時での制御量との変化分の予測値
    を演算により算出し、その変化分予測値を現在のサンプ
    ル時に検出した前記制御量に加えることにより次回のサ
    ンプル時の制御量の予測値を求めると共に、 前記制御量予測値と実際の制御量検出値との差からなる
    予測誤差を求め、この予測誤差を0に収束させるように
    補償した予測誤差補償量を得、この予測誤差補償量で前
    記制御量予測値を補正することを特徴とするディジタル
    帰還制御方法。
  3. 【請求項3】 前記制御量の予測値を求めることは、前
    記操作量に前記予測誤差補償量を加えるステップと、前
    記操作量に前記予測誤差補償量を加えた値に基づいて1
    サンプル期間の変化分の予測値を求めるステップと、前
    記制御量検出値に前記変化分の予測値を加えて制御量予
    測値を得るステップとから成り、 前記予測誤差を求めることは、前記制御量検出値と前記
    制御量予測値とに基づいて予測誤差を検出することであ
    り、 前記予測誤差を補償することは、前記予測誤差を積分要
    素を含む予測誤差補償器を通して予測誤差補償量を得る
    ことである請求項2記載の帰還制御方法。
  4. 【請求項4】 前記制御量の予測値を求めることは、前
    記操作量に基づいて1サンプル期間の変化分の予測値を
    求めるステップと、前記変化分の予測値に前記予測誤差
    補償量と前記制御量検出値とを加えて制御量予測値を得
    るステップとから成り、 前記予測誤差を求めることは、前記制御量検出値と前記
    制御量予測値とに基づいて予測誤差を検出することであ
    り、 前記予測誤差を補償することは、前記予測誤差を積分要
    素を含む予測誤差補償器を通して予測誤差補償量を得る
    ことである請求項2記載の帰還制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997039388A1 (de) * 1996-04-16 1997-10-23 Zf Friedrichshafen Ag Verfahren zur stromregelung
JP2012170316A (ja) * 2011-01-26 2012-09-06 Toyota Industries Corp Ac−dc変換回路および力率改善方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048169A (ja) * 1990-04-25 1992-01-13 Fuji Electric Co Ltd Pwmインバータの予測形瞬時値制御方法

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