JPH0662591A - 電力変換器の制御装置 - Google Patents

電力変換器の制御装置

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Publication number
JPH0662591A
JPH0662591A JP4210337A JP21033792A JPH0662591A JP H0662591 A JPH0662591 A JP H0662591A JP 4210337 A JP4210337 A JP 4210337A JP 21033792 A JP21033792 A JP 21033792A JP H0662591 A JPH0662591 A JP H0662591A
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JP
Japan
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voltage
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power converter
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Application number
JP4210337A
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English (en)
Inventor
Kojiro Yamashita
孝二郎 山下
Toshiaki Okuyama
俊昭 奥山
Kenji Kubo
謙二 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0662591A publication Critical patent/JPH0662591A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の歪電圧の推定演算値に従って出力電圧
の変動を抑制すること。 【構成】 インバータ10で発生する周期的な歪電圧を
補償するための周期性歪補償電圧演算値216を周期性
歪電圧補償器42で求め、瞬時歪電圧を補償するための
瞬時歪補償電圧演算値220を瞬時歪電圧補償器44で
求め、各演算値に従って電圧指令値214を修正し、修
正された電圧指令値214に従ってPWM信号を生成
し、このPWM信号によってインバータ10の各サイリ
スタを制御する。 【効果】 PWM信号に設定されたオンディレイに伴な
うインバータの出力電圧に歪が発生するのを抑制するこ
とができ、電動機駆動時のトルクリプルを低減すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力変換器の制御装置に
係り、特に、スイッチング信号のオンディレイなどに起
因する出力電圧の歪みを補正するに好適な電力変換器の
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サイリスタなどのスイッチング素子で構
成された電力変換器を、例えばパルス幅変調インバータ
を制御するに際しては、P側及びN側スイッチング素子
を交互にオンオフ制御して出力電圧を制御する構成が採
用されている。この場合、サイリスタなどのスイッチン
グ素子はターンオフ時間によるスイッチングの遅れがあ
るため、単にサイリスタをオンオフ制御すると、切り替
え時にP側サイリスタとN側サイリスタが同時にオンと
なってアームが短絡状態となる。これを防止するため
に、PWM信号にはオンオフ切り換え時にP側とN側の
サイリスタが共にオフとなる期間、すなわちオンディレ
イ期間が設けられている。しかし、PWM信号にオンデ
ィレイ期間を設けると、インバータの出力電圧に歪みが
生じ、インバータでモータを駆動する場合、モータにト
ルクリプルが発生することがある。
【0003】従来、この解決方法として、特開昭62−
135289号公報に記載されているように、インバー
タの出力電流指令信号に基づいてインバータの歪み電圧
を演算し、この演算によって得られた補償信号により電
圧指令値を修正し、フィードホワードによってインバー
タの歪み電圧を補償する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、実際の歪電圧を推定演算しておらず、正確な補正信
号を得るためには歪電圧の演算に必要なパラメータを正
確に設定しなければならない。この設定値に誤差が生じ
ると、補正信号にも誤差が生じることになる。
【0005】本発明の目的は、実際の歪電圧を推定演算
し、この演算値に従って出力電圧の変動を抑制すること
ができる電力変換器の制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1の装置として、スイッチング素子群
で構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出
手段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷イン
ピーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧
算出手段と、電力変換器の出力電圧に対する電圧指令値
を出力する電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段
からの電圧指令値を瞬時歪補償電圧演算値で補正する電
圧指令値補正手段と、電圧指令値修正手段により補正さ
れた電圧指令値と電圧算出手段の算出値との偏差に従っ
て、電力変換器の変換動作に伴う出力電圧の瞬時変動を
補償するための瞬時歪補償電圧を演算して演算値を電圧
指令値補正手段へ出力する瞬時歪補償電圧演算手段と、
電圧指令値補正手段により補正された電圧指令値に従っ
てスイッチング信号を生成しこのスイッチング信号によ
り電力変換器の各スイッチング素子の作動を制御するス
イッチング制御手段とを備えている電力変換器の制御装
置を構成したものである。
【0007】第2の装置として、スイッチング素子群で
構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出手
段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷インピ
ーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧算
出手段と、電力変換器の出力電圧に対する電圧指令値を
出力する電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段か
らの電圧指令値を歪補償電圧演算値で補正する電圧指令
値補正手段と、電圧指令値出力手段からの電圧指令値と
電圧算出手段の算出値との偏差を積分演算して、電力変
換器の変換動作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償するた
めの瞬時歪補償電圧を求めこの演算値を電圧指令値補正
手段へ出力する瞬時歪補償電圧演算手段と、電圧指令値
補正手段により補正された電圧指令値に従ってスイッチ
ング信号を生成しこのスイッチング信号により電力変換
器の各スイッチング素子の作動を制御するスイッチング
制御手段とを備えている電力変換器の制御装置を構成し
たものである。
【0008】第3の装置として、スイッチング素子群で
構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出手
段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷インピ
ーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧算
出手段と、電力変換器の出力電圧に対する電圧指令値を
出力する電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段か
らの電圧指令値を周期性歪補償電圧演算値で補正する電
圧指令値補正手段と、電圧指令値補正手段により補正さ
れた電圧指令値と電圧算出手段の算出値との偏差に従っ
て、電力変換器の変換動作に伴う出力電圧の周期性変動
を補償するための周期性歪補償電圧を演算する周期性歪
補償電圧演算手段と、周期性歪補償電圧演算手段の演算
値を指定のタイミングで順次選択する演算値選択手段
と、演算値選択手段の選択による演算値をそれぞれ別々
の記憶エリアに記憶する記憶手段と、記憶手段の各記憶
エリアに記憶された演算値を電圧指令値補正手段へ指定
のタイミングで順次出力する演算値出力手段と、電圧指
令値補正手段により補正された電圧指令値に従ってスイ
ッチング信号を生成しこのスイッチング信号により電力
変換器の各スイッチング素子の作動を制御するスイッチ
ング制御手段とを備えている電力変換器の制御装置を構
成したものである。
【0009】第4の装置として、スイッチング素子群で
構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出手
段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷インピ
ーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧算
出手段と、電力変換器の出力電圧に対する電圧指令値を
出力する電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段か
らの電圧指令値を周期性歪補償電圧演算値で補正する電
圧指令値補正手段と、電圧指令値出力手段からの電圧指
令値と電圧算出手段の算出値との偏差に従って、電力変
換器の変換動作に伴う出力電圧の周期性変動を補償する
ための周期性歪補償電圧を演算する周期性歪補償電圧演
算手段と、周期性歪補償電圧演算手段の演算値を指定の
タイミングで順次選択する演算値選択手段と、演算値選
択手段の選択による演算値に積分処理を施して積分演算
値をそれぞれ別々の記憶エリアに記憶する記憶手段と、
記憶手段の各記憶エリアに記憶された積分演算値を電圧
指令値補正手段へ指定のタイミングで順次出力する演算
値出力手段と、電圧指令値補正手段により補正された電
圧指令値に従ってスイッチング信号を生成しこのスイッ
チング信号により電力変換器の各スイッチング素子の作
動を制御するスイッチング制御手段とを備えている電力
変換器の制御装置を構成したものである。
【0010】第5の装置として、スイッチング素子群で
構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出手
段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷インピ
ーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧算
出手段と、電力変換器の出力電圧に対する電圧指令値を
出力する電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段の
出力系の信号を瞬時歪補償電圧演算値で補正する第1電
圧指令値補正手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信
号と電圧算出手段の算出値との偏差に従って、電力変換
器の変換動作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償するため
の瞬時歪補償電圧を演算する瞬時歪補償電圧演算手段
と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を周期性歪補償
電圧演算値で補正する第2電圧指令値補正手段と、電圧
指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段の算出値
との偏差に従って、電力変換器の変換動作に伴う出力電
圧の周期性変動を補償するための周期性歪補償電圧を演
算する周期性歪補償電圧演算手段と、周期性歪補償電圧
演算手段の演算値を指定のタイミングで順次選択する演
算値選択手段と、演算値選択手段の選択による演算値を
それぞれ別々の記憶エリアに記憶する記憶手段と、記憶
手段の各記憶エリアに記憶された周期性歪補償電圧演算
値を指定のタイミングで順次出力する演算値出力手段
と、第1電圧指令値補正手段と第2電圧指令値補正手段
とにより補正された信号に従ってスイッチング信号を生
成しこのスイッチング信号により電力変換器の各スイッ
チング素子の作動を制御するスイッチング制御手段とを
備えている電力変換器の制御装置を構成したものであ
る。
【0011】第6の装置として、スイッチング素子群で
構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出手
段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷インピ
ーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧算
出手段と、電力変換器の出力電圧に対する電圧指令値を
出力する電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段の
出力系の信号を瞬時歪補償電圧演算値で補正する第1電
圧指令値補正手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信
号と電圧算出手段の算出値との偏差に従って、電力変換
器の変換動作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償するため
の瞬時歪補償電圧を演算する瞬時歪補償電圧演算手段
と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を周期性歪補償
電圧演算値で補正する第2電圧指令値補正手段と、電圧
指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段の算出値
との偏差に従って、電力変換器の変換動作に伴う出力電
圧の周期性変動を補償するための周期性歪補償電圧を演
算する周期性歪補償電圧演算手段と、周期性歪補償電圧
演算手段の演算値を指定のタイミングで順次選択する演
算値選択手段と、演算値選択手段の選択による演算値に
積分処理を施して積分演算値をそれぞれ別々の記憶エリ
アに記憶する記憶手段と、記憶手段の各記憶エリアに記
憶された積分演算値を周期性歪補償電圧演算値として指
定のタイミングで順次出力する演算値出力手段と、第1
電圧指令値補正手段と第2電圧指令値補正手段とにより
補正された信号に従ってスイッチング信号を生成しこの
スイッチング信号により電力変換器の各スイッチング素
子の作動を制御するスイッチング制御手段とを備えてい
る電力変換器の制御装置を構成したものである。
【0012】第7の装置として、スイッチング素子群で
構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出手
段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷インピ
ーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧算
出手段と、電力変換器の出力電圧に対する電圧指令値を
出力する電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段の
出力系の信号を瞬時歪補償電圧演算値で補正する第1電
圧指令値補正手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信
号と電圧算出手段の算出値との偏差を積分演算して、電
力変換器の変換動作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償す
るための瞬時歪補償電圧を演算する瞬時歪補償電圧演算
手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を周期性歪
補償電圧演算値で補正する第2電圧指令値補正手段と、
電圧指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段の算
出値との偏差に従って、電力変換器の変換動作に伴う出
力電圧の周期性変動を補償するための周期性歪補償電圧
を演算する周期性歪補償電圧演算手段と、周期性歪補償
電圧演算手段の演算値を指定のタイミングで順次選択す
る演算値選択手段と、演算値選択手段の選択による演算
値をそれぞれ別々の記憶エリアに記憶する記憶手段と、
記憶手段の各記憶エリアに記憶された周期性歪補償電圧
演算値を指定のタイミングで順次出力する演算値出力手
段と、第1電圧指令値補正手段と第2電圧指令値補正手
段とにより補正された信号に従ってスイッチング信号を
生成しこのスイッチング信号により電力変換器の各スイ
ッチング素子の作動を制御するスイッチング制御手段と
を備えている電力変換器の制御装置を構成したものであ
る。
【0013】第8の装置として、スイッチング素子群で
構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出手
段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷インピ
ーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧算
出手段と、電力変換器の出力電圧に対する電圧指令値を
出力する電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段の
出力系の信号を瞬時歪補償電圧演算値で補正する第1電
圧指令値補正手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信
号と電圧算出手段の算出値との偏差を積分演算して、電
力変換器の変換動作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償す
るための瞬時歪補償電圧を演算する瞬時歪補償電圧演算
手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を周期性歪
補償電圧演算値で補正する第2電圧指令値補正手段と、
電圧指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段の算
出値との偏差に従って、電力変換器の変換動作に伴う出
力電圧の周期性変動を補償するための周期性歪補償電圧
を演算する周期性歪補償電圧演算手段と、周期性歪補償
電圧演算手段の演算値を指定のタイミングで順次選択す
る演算値選択手段と、演算値選択手段の選択による演算
値に積分処理を施して積分演算値をそれぞれ別々の記憶
エリアに記憶する記憶手段と、記憶手段の各記憶エリア
に記憶された積分演算値を周期性歪補償電圧演算値とし
て指定のタイミングで順次出力する演算値出力手段と、
第1電圧指令値補正手段と第2電圧指令値補正手段とに
より補正された信号に従ってスイッチング信号を生成し
このスイッチング信号により電力変換器の各スイッチン
グ素子の作動を制御するスイッチング制御手段とを備え
ている電力変換器の制御装置を構成したものである。
【0014】第9の装置として、スイッチング素子群で
構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出手
段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷インピ
ーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧算
出手段と、電力変換器の出力電流に対応した電流指令値
を出力する電流指令値出力手段と、電流指令値出力手段
の出力値と電流検出手段の検出値との偏差を算出する電
流偏差算出手段と、電流偏差算出手段の算出値を指定の
タイミングで順次入力する電流偏差入力手段と、電流偏
差入力手段の入力による電流偏差に積分処理を施して周
期性歪補償電圧を求めこの演算値をそれぞれ別々の記憶
エリアに記憶する周期性歪補償電圧演算値記憶手段と、
周期性歪電圧補償値記憶手段の各記憶エリアに記憶され
た周期性歪補償電圧演算値を指定のタイミングで出力す
る周期性歪補償電圧演算値出力手段と、電流偏差算出手
段の算出値を零に抑制するための電圧指令値を出力する
電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段の出力系の
信号を瞬時歪補償電圧演算値で補正する第1電圧指令値
補正手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号と電圧
算出手段の算出値との偏差に従って、電力変換器の変換
動作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償するための瞬時歪
補償電圧を演算する瞬時歪補償電圧演算手段と、電圧指
令値出力手段の出力系の信号を周期性歪補償電圧演算値
で補正する第2電圧指令値補正手段と、第1電圧指令値
補正手段と第2電圧指令値補正手段とにより補正された
信号に従ってスイッチング信号を生成しこのスイッチン
グ信号により電力変換器の各スイッチング素子の作動を
制御するスイッチング制御手段とを備えている電力変換
器の制御装置を構成したものである。
【0015】第10の装置として、スイッチング素子群
で構成された電力変換器の出力電流を検出する電流検出
手段と、電流検出手段の検出値と電力変換器の負荷イン
ピーダンスとから電力変換器の出力電圧を算出する電圧
算出手段と、電力変換器の出力電流に対応した電流指令
値を出力する電流指令値出力手段と、電流指令値出力手
段の出力値と電流検出手段の検出値との偏差を算出する
電流偏差算出手段と、電流偏差算出手段の算出値を指定
のタイミングで順次入力する電流偏差入力手段と、電流
偏差入力手段の入力による電流偏差に積分処理を施して
周期性歪補償電圧を求めこの演算値をそれぞれ別々の記
憶エリアに記憶する周期性歪補償電圧演算値記憶手段
と、周期性歪電圧補償値記憶手段の各記憶エリアに記憶
された周期性歪補償電圧演算値を指定のタイミングで出
力する周期性歪補償電圧演算値出力手段と、電流偏差算
出手段の算出値を零に抑制するための電圧指令値を出力
する電圧指令値出力手段と、電圧指令値出力手段の出力
系の信号を瞬時歪補償電圧演算値で補正する第1電圧指
令値補正手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号と
電圧算出手段の算出値との偏差を積分演算して、電力変
換器の変換動作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償するた
めの瞬時歪補償電圧を演算する瞬時歪補償電圧演算手段
と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を周期性歪補償
電圧演算値で補正する第2電圧指令値補正手段と、第1
電圧指令値補正手段と第2電圧指令値補正手段とにより
補正された信号に従ってスイッチング信号を生成しこの
スイッチング信号により電力変換器の各スイッチング素
子の作動を制御するスイッチング制御手段とを備えてい
る電力変換器の制御装置を構成したものである。
【0016】第5,第6,第7、第8、第9または第1
0の装置を含む第11の装置として、周期性歪補償電圧
演算手段の演算値が設定値の範囲から外れたときに瞬時
歪補償電圧演算手段と第1電圧指令値修正手段とを結ぶ
瞬時歪補償系を閉じると共に周期性歪補償電圧演算手段
と第2電圧指令値修正手段とを結ぶ周期性歪補償系を開
き、周期性歪補償電圧演算手段の演算値が設定値の範囲
内のときには前記瞬時歪補償系を開くと共に前記周期性
歪補償系を閉じる歪補償電圧選択手段を備えている電力
変換器の制御装置を構成したものである。
【0017】第1〜第10のうちいずれか1つの装置を
含む第12の装置として、電力変換器の出力信号に対応
した指令値に従ってフィードフォワード補償電圧を演算
するフィードフォワード補償電圧演算手段と、第1電圧
指令値補正手段と第2電圧指令値補正手段により補正さ
れた信号をフィードフォワード補償電圧演算手段の演算
によるフィードフォワード補償電圧演算値に従って補正
する第3電圧指令値補正手段とを備えている電力変換器
の制御装置を構成したものである。
【0018】第1〜第10のうちいずれか1つの装置を
含む第13の装置として、電流検出手段は交流電流を検
出する交流電流検出手段として構成されており、この交
流電流検出手段の検出値に基づいてスイッチング素子群
を制御するための制御系を構成する各手段は、交流信号
に従った処理を実行する要素で構成されている電力変換
器の制御装置を構成したものである。
【0019】第1〜第10のうちいずれか1つの装置を
含む第14の装置として、電流検出手段は、三相交流電
流を検出する三相交流電流検出手段と、三相交流電流検
出手段の検出値を固定座標系の二相交流電流に変換する
相変換手段と、相変換手段の出力電流を三相交流系統の
電圧の位相に従って回転座標系のd軸成分の直流電流と
q軸成分の直流電流とに変換する電流変換手段とから構
成されており、この電流変換手段の出力電流に基づいて
スイッチング素子群を制御するための制御系を構成する
各手段は、直流信号に従った処理を実行する要素で構成
されている電力変換器の制御装置を構成したものであ
る。
【0020】第3〜第10のうちいずれか1つの装置を
含む第15の装置として、演算値選択手段と演算値出力
手段の指定のタイミングの周期を、電力変換器の出力電
流の周期に一致させた電力変換器の制御装置を構成した
ものである。
【0021】
【作用】前記した手段によれば、実際の歪電圧を推定演
算するに際して、電力変換器の出力電圧の変動のうち瞬
時の変動については瞬時歪補償電圧を求め、出力電圧の
周期性の変動については周期性歪補償電圧を求めること
としている。そして電力変換器の出力電流を検出し、こ
の電流検出値に電力変換器の負荷のインピーダンスから
定まる伝達関数の逆モデルを掛算して電力変換器の出力
電圧を推定し、この出力電圧推定値と瞬時歪補償電圧演
算値によって補正された電圧指令値との偏差を求め、こ
の偏差から瞬時歪電圧成分を推定する。この推定結果に
従って各スイッチング素子の作動を制御すると出力電圧
の瞬時の変動を抑制することができる。
【0022】また、電力変換器の出力電流を検出し、こ
の電流検出値に電力変換器の負荷インピーダンスから決
定される伝達関数の逆モデルを掛算して電力変換器の出
力電圧を推定し、この出力電圧推定値と電圧指令値との
偏差を求め、この偏差を指定のタイミングでサンプリン
グし、各サンプリング値を順次積分することによって周
期性歪補償電圧演算値を得ることができる。そして周期
性歪補償電圧演算値に従って各スイッチング素子の作動
を制御すると、電力変換器の周期性の出力変動を抑制す
ることができる。これら瞬時歪補償電圧演算値と周期性
補償電圧演算値は実際の歪電圧を推定演算した値として
得られるため、フィードフォワード制御のような推定誤
差が生じることはなく、スイッチング信号にオンディレ
イ期間が設けられていても電力変換器の出力電圧に歪み
が生じるのを防止することができ電力変換器によって電
動機などの負荷を駆動するときでもトルクリプルが生じ
るのを防止することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に、本発明を誘導電動機の速度制御装置に
適用したブロック図を示す。図1において、インバータ
10は電力変換器として複数のサイリスタを備えて構成
されており、各サイリスタがスイッチング信号によって
オンオフ制御されると、直流電圧が交流電圧に変換され
て出力される。このインバータ10の出力側には負荷と
して誘導電動機12が接続されている。インバータ10
から誘導電動機12へ供給される交流電流が電流検出器
14で検出され、誘導電動機12の回転速度が速度検出
器16で検出されるようになっている。そしてインバー
タ10は電流検出器14の検出出力及び速度検出器16
の検出出力に基づいて出力電圧が制御されるように構成
されている。そしてこの制御系が以下のように構成され
ており、電流検出器14が座標変換演算器18に接続さ
れ、速度検出器16が加算器20,26に接続されてい
る。
【0024】加算器20は誘導電動機12の目標回転速
度を示す速度指令200と速度検出器16の検出出力と
の偏差に応じた信号を速度制御器22へ出力するように
なっている。速度制御器22は加算器20からの偏差信
号を取り込み、この偏差信号に比例積分演算を施して偏
差を零に抑制するためのq軸電流指令202を生成する
ように構成されている。滑り演算器24はq軸電流指令
202とd軸電流指令204とから滑り周波数指令20
6を生成し、この指令206を加算器26へ出力するよ
うになっている。加算器26は滑り周波数指令206と
速度検出器16の検出出力を加算して、加算した信号を
基準位相信号発生器28へ出力するようになっている。
この基準位相信号発生器28では、滑り周波数指令20
6と速度検出器16の検出による誘導電動機12の回転
速度との和から電動機磁束の基準位相を演算し、この演
算値に従った信号を座標変換演算器18,46へ出力す
るようになっている。
【0025】座標変換演算器18は、電流検出器14の
検出による三相交流電流を固定座標系の二相交流電流に
変換する相変換手段と、相変換手段の出力電流を基準位
相信号に従って回転座標系のd軸成分の直流電流を示す
d軸電流208とq軸成分の直流電流を示すq軸電流2
10とに変換する電流変換手段とから構成されている。
d軸電流208は加算器30に入力されており、q軸電
流208は加算器34、周期性歪電圧補償器42と瞬時
歪電圧補償器44に入力されている。加算器30はd軸
電流指令204とd軸電流208との偏差に応じた信号
をd軸電流制御器32へ出力するようになっている。d
軸電流制御器32は加算器30からの偏差を零に抑制す
るためのd軸電圧指令値212を生成し、この指令値2
12を座標変換演算器46へ出力するようになってい
る。
【0026】一方、加算器34はq軸電流指令202と
q軸電流210との偏差に応じた信号を生成し、この信
号をq軸電流制御器36へ出力するようになっている。
q軸電流制御器36は加算器34からの信号を零に抑制
するための電圧指令値214を生成するようになってい
る。周期性歪電圧補償器42は電圧指令値214とq軸
電流210とから周期性歪補償電圧演算値216を算出
し、算出値216を加算器38へ出力するようになって
いる。加算器38は電圧指令値214と周期性歪補償電
圧演算値216とを加算し、加算した信号218を加算
器40へ出力するように構成されている。加算器40は
信号218と瞬時歪補償電圧演算値220とを加算して
q軸電圧指令値222を生成し、生成した信号を座標変
換演算器46と瞬時歪電圧補償器44へ出力するように
構成されている。瞬時歪電圧補償器44はq軸電圧指令
値222とq軸電流210とから瞬時歪補償電圧220
を算出するように構成されている。
【0027】座標変換演算器46は、d軸電圧指令値2
12とq軸電圧指令値222及び基準位相信号を取り込
み、d軸電圧指令値212とq軸電圧指令値222を基
準位相信号に従って三相電圧指令値224を生成し、生
成した指令値224をPWM信号作成器48へ出力する
ようになっている。PWM信号作成器48は搬送波信号
発生器と変調波信号発生器を備えており、三相電圧指令
値224に従ったスイッチング信号として、各相の電圧
指令値に比例したパルス幅を有するPWM信号を生成
し、各PWM信号をインバータ10の各相のサイリスタ
へ出力するように構成されている。そしてこのPWM信
号によってインバータ10の各サイリスタがオンオフ制
御されると、PWM信号に従ってインバータ10の出力
電圧が制御される。
【0028】ここで、本発明は、実際の歪電圧を推定演
算することを特徴としたところから、本実施例では、周
期性歪電圧補償器42と瞬時歪電圧補償器44が図2に
示されるように構成されている。
【0029】瞬時歪電圧補償器44はフィルタ型の補償
器として、加算器50、逆モデル52、ローパスフィル
タ54を備えて構成されている。そして逆モデル52を
作成するに際しては、インバータ出力電圧225からq
軸電流210までの伝達関数が考慮されている。すなわ
ち、q軸電圧指令値222に基づいたPWM信号がイン
バータ10に印加されてサイリスタが制御されたとき
に、PWM信号に設定されたオンディレイ期間によって
歪電圧224が発生したときには、q軸電圧指令値22
2と歪電圧224との偏差に応じた電圧がインバータ出
力電圧225として出力される。そしてインバータ出力
電圧225からq軸電流210までの伝達関数は、イン
ダクタンス分をL、抵抗分をRとすると、1/(R+L
s)である。ここにsはラプラス演算値を示す。そこ
で、インバータ出力電圧225を推定するために、q軸
電流210に伝達関数の逆モデル52である(R0+L
0s)を掛算してインバータ出力電圧推定値226を算
出することとしている。ここに、R0,L0はそれぞれ
抵抗分とインダクタンス分の公称値を示す。
【0030】インバータ出力電圧225はq軸電圧指令
値222と歪電圧224との偏差に等しいと推定される
ため、加算器50でq軸電圧指令値222とインバータ
出力電圧推定値226との偏差を求めると、歪電圧22
4の逆相分の電圧に相当する電圧値228を推定するこ
とができる。すなわち加算器50と逆モデル52は電圧
算出手段として構成されている。この電圧228には高
調波成分が含まれているため、このままの信号で瞬時歪
成分を補償すると、インバータ10の出力電流にリプル
が生じる。このため、本実施例では、電圧228をロー
パスフィルタ54に入力し、ローパスフィルタ54で高
調波成分を除去し、高調波成分が除去された信号を瞬時
歪補償電圧演算値220として加算器40へ入力するこ
ととしている。このローパスフィルタ54の特性はω0
/(ω0+s)で表わされる。ここに、ω0は、ローパ
スフィルタ54のカットオフ周波数を示す。
【0031】ここで、q軸電流210をi、q軸電圧指
令値222をv1、瞬時歪補償電圧演算値220をv0
とすると、v0は、次式で求められる。
【0032】 v0={v1−(R0+L0s)i}ω0/(ω0+s) …………(1) 瞬時歪補償電圧演算値220が加算器40に入力される
と、加算器38で補正された電圧指令値214が瞬時歪
補償電圧演算値220で更に補正されてq軸電圧指令値
222に変換される。すなわち、加算器40は第1電圧
指令値補正手段として構成されている。
【0033】瞬時歪電圧補償器44では、電流の検出遅
れ、演算遅れ及びローパスフィルタ54による遅れがあ
るため、周期性の歪成分に対しては補償することはでき
ないが、瞬時の歪成分に対しては充分に補償することが
できる。
【0034】周期性歪電圧補償器42は積分型の補償器
として、加算器56、逆モデル58、スイッチ60、6
2、メモリM1〜Mnを備えて構成されている。逆モデ
ル58は逆モデル52と同一のもので構成されており、
逆モデル58からはインバータ出力電圧推定値226が
出力されるようになっている。加算器56には電圧指令
値214が入力されており、加算器56からは電圧指令
値214とインバータ出力電圧推定値226との偏差に
応じた信号が出力されるようになっている。この信号は
周期性歪補償電圧としてスイッチ60を介してメモリM
1〜Mnに指定のタイミングで順次入力されるようにな
っている。すなわちスイッチ60は、加算器56の出力
信号を指定のタイミングで順次メモリM1〜Mnへ出力
する演算値選択手段として構成されている。各メモリM
1〜Mnは積分機能を備え、インバータ出力電流の一周
期分に対応してn個設けられている。すなわち、インバ
ータ出力電流の一周期をn分割したとき、各位相期間に
対して各メモリが割り当てられている。そして加算器5
6からの信号がスイッチ60を介して各メモリM1〜M
nに入力されると、各信号がメモリ毎に積分される。そ
して各メモリM1〜Mnで積分された信号はスイッチ6
2を介して指定のタイミングで順次加算器38へ出力さ
れる。すなわちスイッチ62は各位相期間毎に接点を切
り換えてメモリM1〜Mnからの信号を順次加算器38
へ出力する演算値出力手段として構成されている。スイ
ッチ62からの信号が順次加算器38に入力されると、
電圧指令値214が周期性歪補償電圧演算値216で順
次補正される。すなわち加算器38は第2電圧指令値補
正手段として構成されている。そして電圧指令値214
が周期性歪補償電圧演算値216で補正され、補正され
た電圧指令値に従ってPWM信号が生成されると、イン
バータ10の出力電圧が周期性の歪みによって変動して
も、これを補償することができる。
【0035】このとき、各位相期間において、各メモリ
の値は歪電圧224と周期性歪補償電圧演算値216と
の差に等しい値に収束することになる。すなわち、q軸
電流210をi、電圧指令値214をv0、周期性歪補
償電圧演算値216をvr、積分定数をIとすると、v
rは、該当するメモリの値に関して次式で表わされる。
【0036】 vr=I{v0−(R0+L0s)i}/s …………(2) 周期性歪電圧補償器42では、周期性歪に対してオフセ
ットなしで補償することができるため、周期性の電圧歪
を効果的に抑圧することができる。なお、演算における
積分要素に比例要素を加えることにより更に安定性を向
上させることができる。
【0037】本実施例においては、周期性歪電圧補償器
42と瞬時歪電圧補償器44を設けているため、インバ
ータ10の出力電圧の変動のうち瞬時歪電圧を補償器4
4で補償し、周期性歪電圧を補償器42で補償すること
ができるため、補償器としていずれか一方のものを備え
たものよりも精度の高い歪補償ができる。
【0038】なお、前記実施例では、伝達関数の逆モデ
ルを微分要素と比例要素の和で表わしたものについて述
べたが、逆モデルを微分要素のみまたは比例要素のみで
構成すれば演算処理を簡略化することができる。
【0039】次に、瞬時歪電圧補償器44と周期性歪電
圧補償器42の他の実施例について説明する。前記実施
例では、瞬時歪電圧補償器44としてフィルタ型のもの
について述べたが、このフィルタ型としては、図3に示
されるような補償器44Fを構成することができ、また
図4に示されるように、積分型の瞬時歪電圧補償器44
Iを構成することができる。また前記実施例では、周期
性歪電圧補償器42として積分型のものについて述べた
が、図5に示されるように、フィルタ型の補償器42F
を構成することもでき、また図6に示されるように、積
分型の補償器42Iを構成することもできる。これら各
補償器はフィルタ型と積分型の2種類を備えている。フ
ィルタ型は、電圧指令値214を取り込む入力側の接続
点が加算器38より出力側に設けられており、電圧指令
値214入力側の接続点から負荷の前までの間に加わる
成分を直接推定し、この推定値をローパスフィルタ54
またはF1〜Fnを介して出力するようにしたものであ
る。これに対して、積分型は、電圧指令値214を取り
込む入力側の接続点が加算器38の入力側に設けられて
おり、電圧指令値214入力側の接続点から負荷の前ま
での間に加わる成分を推定し、この推定値を積分して、
前記成分が零になるように出力を変化させて、入力側の
接続点から負荷の前までの間に加わる成分と自らの補償
器の出力との偏差の値を間接的に推定し、推定値を出力
するようになっている。そして歪電圧補償器を補償器4
4Fまた44Iのみで構成するときには加算器40が除
ぞかれ、また歪電圧補償器を補償器42Fまたは42I
のみで構成するときには瞬時歪補償電圧演算値220を
入力するための加算器40が除かれることになる。
【0040】瞬時歪電圧補償器44Fは、瞬時歪電圧補
償器44と同一のもので構成されているが、ローパスフ
ィルタ54の出力信号が加算器38に入力され、加算器
38の出力信号が加算器50に入力されている点が補償
器44とは異なる。そして接続点66の出力側に加算器
40が設けられている。本実施例においては、歪電圧2
24から周期性歪補償電圧演算値216を引いた値が推
定される。この場合、加算器40が除かれたときには、
歪電圧224そのものが推定されることになる。そして
この推定値をローパスフィルタ54を通すことにより、
瞬時補償電圧演算値220を求めることができる。
【0041】一方、積分型の瞬時歪電圧補償器44I
は、図4に示されるように、加算器50、逆モデル5
2、積分器68を備えて構成されている。加算器50に
おいて電圧指令値214とインバータ出力電圧推定値2
26との偏差を求めると、周期性歪補償電圧演算値21
6と瞬時補償電圧演算値220とを加えた値と歪電圧2
24との偏差が推定される。この推定値を積分器68で
積分すると、この積分に応じた瞬時補償電圧演算値22
0が求められる。例えば、推定値が正のときには、積分
後の出力は増加し、瞬時補償電圧演算値220が増加す
るため、推定値は減少する。また逆に、推定値が負のと
きには、積分後の出力は減少し、瞬時補償電圧演算値2
20が減少するため、推定値は増加する。すなわち、最
終的に推定値が零となるように変化する。このため、瞬
時補償電圧演算値220は、歪電圧224から周期性歪
補償電圧演算値216を引いた値に等しくなる。なお、
このとき加算器40に周期性歪補償電圧演算値216が
加わっていないときには、演算値220は歪電圧224
そのものと等しくなる。
【0042】一方、周期性歪電圧補償器42Fは、メモ
リM1〜Mnの換わりにフィルタF1〜Fnを設けたも
のであり、他の構成は補償器42と同一のもので構成さ
れており、また加算器56に加算器38の出力信号が入
力されている点が補償器42とは異なる。フィルタF1
〜Fnはローパスフィルタ54と同一特性のものであ
り、メモリM1〜Mnと同一の個数のものが設けられて
いる。また図6に示される補償器42Iは図2に示され
る補償器42と同一のものであり、具体的な内容につい
ての説明は省略する。
【0043】前記実施例では、瞬時歪電圧補償器44の
基本構成としてフィルタ型と積分型のものについて述べ
ると共に周期性歪電圧補償器42の基本構成としてフィ
ルタ型と積分型のものについて述べたが、瞬時歪電圧補
償器44F,44Iで補償する補償量としては、歪電圧
224と、歪電圧224と周期性歪補償電圧演算値21
6との差の2通りがある。また周期性歪電圧補償器42
F,42Iで補償する補償量としては、歪電圧224
と、歪電圧224と瞬時歪補償電圧演算値220との差
の2通りがある。これら各種の補償量を補償するに際し
て、各補償器で補償する補償量と補償器の型の違いによ
って種々の構成が考えられ、以下に、他の歪補償法の実
施例について説明する。
【0044】図7では、瞬時歪電圧補償器44Fをフィ
ルタ型で構成し、周期性歪電圧補償器42Fをフィルタ
型で構成し、加算器40の出力信号を補償器44Fに入
力し、加算器38の出力信号を補償器42Fに入力する
構成としている。
【0045】図8では、瞬時歪電圧補償器44Iを積分
型で構成し、周期性歪電圧補償器42Fをフィルタ型で
構成し、加算器38の出力信号をそれぞれ補償器44F
と42Fに入力する構成としている。
【0046】また図9では、瞬時電圧補償器44Iを積
分型で構成し、周期性歪電圧補償器42Iを積分型で構
成し、加算器38の出力信号を補償器44Iに入力し、
電圧指令値214を直接演算器42Iへ入力する構成を
採用している。
【0047】図7乃至図9に示される実施例における補
償法では、各補償器44F,44Iの演算値は歪電圧2
24に等しい値に収束するが、この値は遅れなどのため
に完全に一致しないが、この偏差は演算値42F,42
Iの演算値と等しくなるように収束するため、精度良い
補償が可能となる。すなわち、これらの歪補償法におい
ては、主として、演算器44F,44Iで歪電圧224
の主成分が補償され、残留した周期性歪成分が演算器4
2F,42Iで補償されるようになっている。
【0048】次に、周期性歪電圧補償器42I,42F
で歪電圧224を補償し、瞬時歪電圧補償器44I,4
4Fで歪電圧224と周期性歪補償電圧演算値216と
の差を補償する歪補償法の実施例を図10乃至図13に
示す。
【0049】図10では、周期性歪電圧補償器42Fを
フィルタ型で構成し、瞬時歪電圧補償器44Fをフィル
タ型で構成し、加算器40の出力信号を演算器42Fに
入力し、加算器38の出力信号を演算器44Fに入力す
る構成を採用している。
【0050】図11に示す実施例では、周期性歪電圧補
償器42Iを積分型で構成し、瞬時歪電圧補償器44F
をフィルタ型で構成し、加算器38の出力信号をそれぞ
れ演算器42I,44Fへ入力する構成を採用してい
る。
【0051】図12に示す実施例では、周期性歪電圧補
償器42Fをフィルタ型で構成し、瞬時歪電圧補償器4
4Iを積分型で構成し、加算器40の出力信号を演算器
42Fに入力し、電圧指令値214を直接演算器44I
へ入力する構成を採用している。
【0052】図13に示す実施例では、周期性歪電圧補
償器42Fを積分型で構成し、瞬時歪電圧補償器44I
を積分型で構成し、加算器38の出力信号を演算器42
Iに入力し、電圧指令値214を直接演算器44Iへ入
力する構成を採用している。
【0053】図10乃至図13に示される実施例の補償
法では、周期性歪電圧補償器42F,42Iの演算値が
歪電圧224に等しい値に収束するが、この収束値は非
周期性の成分のため完全に一致しないが、この差分に等
しい値に瞬時歪電圧補償器44F,44Iの演算値が収
束するため、精度良い補償が可能となる。すなわち、こ
れら各実施例の補償法は、主として、周期性歪電圧補償
器42F,42Iで歪電圧224を補償し、残留した歪
成分を瞬時歪電圧補償器44F,44Iで補償するよう
になっているためである。
【0054】図10乃至図13に示される実施例では、
周期性歪電圧補償器42F,42Iが歪電圧224を補
償する構成であるため、インバータ10の出力電圧の変
動成分として周期性歪が主となる場合に有効である。
【0055】次に、瞬時歪電圧補償器44F,44Iで
歪電圧224と周期性歪補償電圧演算値216との差を
補償し、周期性歪電圧補償器42F,42Iで歪電圧2
24と瞬時歪補償電圧演算値220との差を補償する歪
補償法を適用した実施例を図14乃至図16に示す。
【0056】図14に示す実施例では、瞬時歪電圧補償
器44Iを積分型で構成し、周期性歪電圧補償器42F
をフィルタ型で構成し、電圧指令値214を直接演算器
44Iに入力し、加算器38の出力信号を演算器42F
に入力する構成を採用している。
【0057】図15に示す実施例では、瞬時歪電圧補償
器44Iを積分型で構成し、周期性歪電圧補償器42I
を積分型で構成し、電圧指令値214を直接各補償器4
4I,42Iへ入力する構成を採用している。
【0058】図16に示す実施例では、周期性歪電圧補
償器42Iを積分型で構成し、瞬時歪電圧補償器44I
をフィルタ型で構成し、電圧指令値214を直接補償器
42Iへ入力し、加算器38の出力信号を補償器44I
へ入力する構成を採用している。
【0059】図14乃至図16に示される実施例におい
ても、図1に示される実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0060】次に、瞬時歪電圧補償器44I,44Fと
周期性歪電圧補償器42I,42Fでそれぞれ独立に歪
電圧224を補償するための信号を作成し、これらの信
号を切り換えて補償を行なう歪補償法の実施例を図17
乃至図19に示す。これらの実施例では、インバータ1
0の出力電圧の変動に応じてインバータ10の出力電圧
の変動を補償することができるようになっている。
【0061】図17に示す実施例では、瞬時歪電圧補償
器44Fをフィルタ型で構成し、周期性歪電圧補償器4
2Fをフィルタ型で構成し、加算器40の出力信号をそ
れぞれ補償器44F,42Fへ入力する構成を採用する
と共に、補償器42の出力信号をスイッチ70を介して
加算器38へ入力し、補償器44Fの出力信号をスイッ
チ72を介して加算器40へ入力する構成を採用してい
る。スイッチ70,72は連動して接点を開閉するよう
に構成されており、一方のスイッチの接点が開いている
ときには、他方のスイッチの接点が閉じるようになって
いる。そして各スイッチ70,72の接点を開閉するに
際しては、補償器42Fの演算値を監視し、一周期前の
演算値との差が所定値より大きいときには瞬時歪電圧が
発生したとしてスイッチ72の接点を閉じ、スイッチ7
0の接点を開く。逆に、一周期前の演算値との差が所定
値より小さいときには周期性歪電圧が発生したとしてス
イッチ72の接点を開き、スイッチ70の接点を閉じる
ようになっている。すなわちスイッチ70,72は歪補
償電圧選択手段として構成されている。
【0062】図18に示される実施例では、瞬時歪電圧
補償器44Iを積分型で構成し、周期性歪電圧補償器4
2Fをフィルタ型で構成し、加算器38の出力信号を補
償器44Iに入力し、加算器40の出力信号を補償器4
2Fに入力し、補償器42Fの出力信号をスイッチ70
を介して加算器38に入力し、補償器44Iの出力信号
をスイッチ72を介して加算器40へ入力する構成を採
用している。そしてスイッチ70,72は図17のもの
と同様の処理によって接点が開閉されるようになってい
る。
【0063】図19に示される実施例は、周期性歪電圧
補償器42Iを積分型で構成し、瞬時歪電圧補償器44
Fをフィルタ型で構成し、加算器38の出力信号を補償
器42Iに入力し、加算器40の出力信号を補償器44
Fに入力し、補償器44Fの出力信号をスイッチ70を
介してフィルタ38に入力し、補償器42Iの出力信号
をスイッチ72を介して加算器40へ入力する構成を採
用している。
【0064】図17乃至図19に示される実施例では、
インバータ10の出力電圧に出力変動が生じた際に、歪
電圧を周期性のものと瞬時的なものとに分離し、歪電圧
の内容に応じて補償器を選択するようにしているため、
周期性歪電圧補償器42I,42Fの演算値に瞬時的に
歪電圧が加わることによって歪電圧が増加するのを防止
することができる。
【0065】次に、瞬時歪電圧補償器44と周期性歪電
圧補償器42とを組み合わせた他の実施例として、q軸
電流制御器36と並列に周期性歪電圧補償器74を並列
に設けた実施例を図20乃至図23に示す。
【0066】これらの実施例では、q軸電流指令202
とq軸電流210との偏差を積分演算し、この演算値が
零となるように補償する歪補償法が適用されている。
【0067】周期性歪電圧補償器74は、図24に示さ
るように、加算器76、スイッチ78、メモリM1〜M
n、スイッチ80を備えて構成されている。加算器76
はq軸電流指令202とq軸電流210との偏差を算出
する電流偏差算出手段として構成されており、算出値が
スイッチ78を介して各メモリM1〜Mnに入力されて
いる。スイッチ78は加算器76の出力信号を指定のタ
イミングで順次入力する電流偏差入力手段として構成さ
れている。メモリM1〜Mnはスイッチ78から入力さ
れた電流偏差に積分処理を施して周期性歪補償電圧を求
め、この演算値を別々の記憶エリアに記憶する周期性歪
補償電圧演算値記憶手段として構成されている。そして
各メモリM1〜Mnに記憶された演算値は周期性歪補償
電圧演算値216として指定のタイミングでスイッチ8
0を介して出力されるようになっている。すなわちスイ
ッチ80は周期性歪補償電圧演算値出力手段として構成
されている。すなわち、加算器76で得られた電流偏差
が正のときには、積分によって周期性歪補償電圧演算値
216が増大し、結果としてq軸電流210が増大す
る。一方、電流偏差が負の場合には、積分により周期性
歪補償電圧演算値216が減少し、結果としてq軸電流
210が減少する。この結果最終的には電流偏差が零と
なるように変化することになる。このことは、歪電圧2
24による電流脈動を補償できることを意味している。
このように、周期性歪電圧補償器74で電流偏差を積分
して周期性歪補償電圧演算値216を求めるようにして
いるため、電流偏差の中に瞬時電圧補償器44I,44
Fで補償できない補正残留分に関係して変動成分が含ま
れていても、この変動成分を補償器74で補償すること
ができる。
【0068】図20に示す実施例では、瞬時歪電圧補償
器44Fをフィルタ型で構成し、加算器40の出力信号
を補償器44Fに入力し、補償器44Fの出力信号を加
算器40へ出力する構成を採用している。
【0069】図21に示される実施例は、瞬時歪電圧補
償器44Iを積分型で構成し、加算器38の出力信号を
補償器44Iに入力し、補償器44Iの出力信号を加算
器40へ出力する構成を採用している。
【0070】図22に示される実施例は、瞬時歪電圧補
償器44Iを積分型で構成し、電圧指令値214を補償
器44Iに入力し、補償器44Iの出力信号を加算器4
4へ出力する構成を採用している。
【0071】図23に示される実施例は、瞬時歪電圧補
償器44Fをフィルタ型で構成し、加算器38の出力信
号を補償器44Iに入力し、補償器44の出力信号を加
算器38へ出力する構成を採用している。更に周期性歪
電圧補償器74の出力信号を加算器40へ入力する構成
を採用している。
【0072】図20乃至図23に示される実施例では、
歪電圧224あるいは補償残留分を直接求める演算は行
なっていないが、電流偏差を積分演算しているため、補
償演算が簡単となり、演算時間の短縮化が可能となる。
【0073】次に、図11の実施例にフィードフォワー
ド補償系を追加した実施例を図25に示す。本実施例は
フイードフォワード補償演算器82を設けると共に加算
器84,86を設けた他は図1のものと同様である。フ
ィードフォワード補償演算器82はd軸電圧指令204
とq軸電流指令202に従ってフィードフォワード補償
電圧を演算するフィードフォワード補償電圧演算手段と
して構成されており、演算器82からq軸フィードフォ
ワード補償電圧演算値232とd軸フィードフォワード
補償電圧演算値234が出力されるようになっている。
演算値234は加算器84でd軸電圧指令値212と加
算され、加算された信号が座標変換演算器46に入力さ
れている。演算値232は加算器84でq軸電圧指令値
222と加算され、加算された信号が座標変換演算器4
6に入力されている。この加算器84はq軸電圧指令値
222を演算値232で補正する第3電圧指令値補正手
段として構成されている。
【0074】本実施例では、フィードフォワード補償演
算器82で歪電圧の補正を行ない、パラメータ誤差など
による補償誤差分を瞬時歪電圧補償器44と周期性歪電
圧補償器42で補償する構成を採用しているため、より
精度の高い歪電圧補償が可能であると共に、周期性歪電
圧補償器42の収束値が補償誤差分より小さくなるた
め、収束時間を短くすることができる。
【0075】次に、PWM信号を生成するための制御系
を交流系で構成したときの実施例を図26に従って説明
する。
【0076】本実施例は、電流検出器14の検出電流を
座標変換せずに、交流信号のままで瞬時歪電圧と周期性
歪電圧を補償演算するようにしたものである。
【0077】具体的には、図1とは異なり、瞬時電流指
令演算器90、加算器92、交流電流制御器94、加算
器96,98、周期性歪電圧補償器100、瞬時歪電圧
補償器102、PWM信号作成器104が設けられてい
る。瞬時電流指令演算器90は、d軸電流指令204と
q軸電流指令202とを取り込み、これらの指令を基準
位相信号発生器28からの基準位相信号に従って三相瞬
時値電流指令に変換し、変換した信号を加算器92へ出
力するようになっている。加算器92は演算器90から
の交流信号と電流検出器14の検出電流との偏差を求
め、この偏差に応じた信号を交流電流制御器94へ出力
するようになっている。交流電流制御器94は、加算器
92からの偏差信号を零に抑制するための電圧指令値を
生成し、この電圧指令値を加算器96と周期性歪電圧補
償器100へ出力するようになっている。周期性歪電圧
補償器100は電圧指令値と電流検出器14の検出電流
とから周期性歪補償電圧演算値302を生成し、演算値
302を加算器96へ出力するようになっている。加算
器96は電圧指令値300と演算値302とを加算し、
加算した信号を加算器98へ出力するようになってい
る。瞬時歪電圧補償器102は加算器98の出力による
交流電圧指令値304と電流検出器14の検出電流とか
ら瞬時歪電圧演算値306を生成し、この演算値306
を加算器98へ出力するようになっている。PWM信号
作成器104は交流電流指令値304に従って、交流電
圧指令値304に比例したパルス幅を有するPWM信号
を生成し、このPWM信号をインバータ10の各サイリ
スタへ出力するように構成されている。
【0078】本実施例においては、各補償器100,1
02が交流信号を処理する他は、図1と同一の処理を行
なうことによって歪電圧を補正することができる。この
ため、本実施例においては、図1に示される実施例と同
様の効果を得ることができる。また本実施例において
も、インバータ10によって電動機12を駆動する場合
でもトルクリプルが発生するのを充分に抑制することが
できる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力変換器の出力電圧の変動に伴なう歪電圧を実際に推
定演算することができるため、電力変換器の出力電圧の
歪を充分に抑制することができると共に、電力変換器の
負荷を駆動するときにトルクリプルが発生するのを充分
に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す誘導電動機の速度制
御装置のブロック図である。
【図2】図1に示す装置の電流制御系の要部構成図であ
る。
【図3】フィルタ型瞬時歪電圧補償器の構成図である。
【図4】積分型瞬時歪電圧補償器の構成図である。
【図5】フィルタ型周期性歪電圧補償器の構成図であ
る。
【図6】積分型周期性歪電圧補償器の構成図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す要部構成図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す要部構成図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す要部構成図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図13】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図14】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図15】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図16】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図17】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図18】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図19】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図20】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図21】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図22】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図23】本発明の他の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図24】周期性歪電圧補償器の他の実施例を示す構成
図である。
【図25】フィードフォワード補償系を追加した他の実
施例を示す構成図である。
【図26】交流信号系で制御系を構成した実施例の全体
構成図である。
【符号の説明】
10 インバータ 12 誘導電動機 14 電流検出器 16 速度検出器 18 座標変換演算器 22 速度制御器 24 滑り演算器 28 基準位相信号発生器 36 q軸電流制御器 38,40 加算器 42 周期性歪電圧補償器 44 瞬時歪電圧補償器 46 座標変換演算器 48 PWM信号作成器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子群で構成された電力変
    換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
    段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから電
    力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力変
    換器の出力電圧に対する電圧指令値を出力する電圧指令
    値出力手段と、電圧指令値出力手段からの電圧指令値を
    瞬時歪補償電圧演算値で補正する電圧指令値補正手段
    と、電圧指令値修正手段により補正された電圧指令値と
    電圧算出手段の算出値との偏差に従って、電力変換器の
    変換動作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償するための瞬
    時歪補償電圧を演算して演算値を電圧指令値補正手段へ
    出力する瞬時歪補償電圧演算手段と、電圧指令値補正手
    段により補正された電圧指令値に従ってスイッチング信
    号を生成しこのスイッチング信号により電力変換器の各
    スイッチング素子の作動を制御するスイッチング制御手
    段とを備えている電力変換器の制御装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子群で構成された電力変
    換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
    段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから電
    力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力変
    換器の出力電圧に対する電圧指令値を出力する電圧指令
    値出力手段と、電圧指令値出力手段からの電圧指令値を
    歪補償電圧演算値で補正する電圧指令値補正手段と、電
    圧指令値出力手段からの電圧指令値と電圧算出手段の算
    出値との偏差を積分演算して、電力変換器の変換動作に
    伴う出力電圧の瞬時変動を補償するための瞬時歪補償電
    圧を求めこの演算値を電圧指令値補正手段へ出力する瞬
    時歪補償電圧演算手段と、電圧指令値補正手段により補
    正された電圧指令値に従ってスイッチング信号を生成し
    このスイッチング信号により電力変換器の各スイッチン
    グ素子の作動を制御するスイッチング制御手段とを備え
    ている電力変換器の制御装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング素子群で構成された電力変
    換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
    段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから電
    力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力変
    換器の出力電圧に対する電圧指令値を出力する電圧指令
    値出力手段と、電圧指令値出力手段からの電圧指令値を
    周期性歪補償電圧演算値で補正する電圧指令値補正手段
    と、電圧指令値補正手段により補正された電圧指令値と
    電圧算出手段の算出値との偏差に従って、電力変換器の
    変換動作に伴う出力電圧の周期性変動を補償するための
    周期性歪補償電圧を演算する周期性歪補償電圧演算手段
    と、周期性歪補償電圧演算手段の演算値を指定のタイミ
    ングで順次選択する演算値選択手段と、演算値選択手段
    の選択による演算値をそれぞれ別々の記憶エリアに記憶
    する記憶手段と、記憶手段の各記憶エリアに記憶された
    演算値を電圧指令値補正手段へ指定のタイミングで順次
    出力する演算値出力手段と、電圧指令値補正手段により
    補正された電圧指令値に従ってスイッチング信号を生成
    しこのスイッチング信号により電力変換器の各スイッチ
    ング素子の作動を制御するスイッチング制御手段とを備
    えている電力変換器の制御装置。
  4. 【請求項4】 スイッチング素子群で構成された電力変
    換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
    段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから電
    力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力変
    換器の出力電圧に対する電圧指令値を出力する電圧指令
    値出力手段と、電圧指令値出力手段からの電圧指令値を
    周期性歪補償電圧演算値で補正する電圧指令値補正手段
    と、電圧指令値出力手段からの電圧指令値と電圧算出手
    段の算出値との偏差に従って、電力変換器の変換動作に
    伴う出力電圧の周期性変動を補償するための周期性歪補
    償電圧を演算する周期性歪補償電圧演算手段と、周期性
    歪補償電圧演算手段の演算値を指定のタイミングで順次
    選択する演算値選択手段と、演算値選択手段の選択によ
    る演算値に積分処理を施して積分演算値をそれぞれ別々
    の記憶エリアに記憶する記憶手段と、記憶手段の各記憶
    エリアに記憶された積分演算値を電圧指令値補正手段へ
    指定のタイミングで順次出力する演算値出力手段と、電
    圧指令値補正手段により補正された電圧指令値に従って
    スイッチング信号を生成しこのスイッチング信号により
    電力変換器の各スイッチング素子の作動を制御するスイ
    ッチング制御手段とを備えている電力変換器の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 スイッチング素子群で構成された電力変
    換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
    段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから電
    力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力変
    換器の出力電圧に対する電圧指令値を出力する電圧指令
    値出力手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を瞬
    時歪補償電圧演算値で補正する第1電圧指令値補正手段
    と、電圧指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段
    の算出値との偏差に従って、電力変換器の変換動作に伴
    う出力電圧の瞬時変動を補償するための瞬時歪補償電圧
    を演算する瞬時歪補償電圧演算手段と、電圧指令値出力
    手段の出力系の信号を周期性歪補償電圧演算値で補正す
    る第2電圧指令値補正手段と、電圧指令値出力手段の出
    力系の信号と電圧算出手段の算出値との偏差に従って、
    電力変換器の変換動作に伴う出力電圧の周期性変動を補
    償するための周期性歪補償電圧を演算する周期性歪補償
    電圧演算手段と、周期性歪補償電圧演算手段の演算値を
    指定のタイミングで順次選択する演算値選択手段と、演
    算値選択手段の選択による演算値をそれぞれ別々の記憶
    エリアに記憶する記憶手段と、記憶手段の各記憶エリア
    に記憶された周期性歪補償電圧演算値を指定のタイミン
    グで順次出力する演算値出力手段と、第1電圧指令値補
    正手段と第2電圧指令値補正手段とにより補正された信
    号に従ってスイッチング信号を生成しこのスイッチング
    信号により電力変換器の各スイッチング素子の作動を制
    御するスイッチング制御手段とを備えている電力変換器
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 スイッチング素子群で構成された電力変
    換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
    段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから電
    力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力変
    換器の出力電圧に対する電圧指令値を出力する電圧指令
    値出力手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を瞬
    時歪補償電圧演算値で補正する第1電圧指令値補正手段
    と、電圧指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段
    の算出値との偏差に従って、電力変換器の変換動作に伴
    う出力電圧の瞬時変動を補償するための瞬時歪補償電圧
    を演算する瞬時歪補償電圧演算手段と、電圧指令値出力
    手段の出力系の信号を周期性歪補償電圧演算値で補正す
    る第2電圧指令値補正手段と、電圧指令値出力手段の出
    力系の信号と電圧算出手段の算出値との偏差に従って、
    電力変換器の変換動作に伴う出力電圧の周期性変動を補
    償するための周期性歪補償電圧を演算する周期性歪補償
    電圧演算手段と、周期性歪補償電圧演算手段の演算値を
    指定のタイミングで順次選択する演算値選択手段と、演
    算値選択手段の選択による演算値に積分処理を施して積
    分演算値をそれぞれ別々の記憶エリアに記憶する記憶手
    段と、記憶手段の各記憶エリアに記憶された積分演算値
    を周期性歪補償電圧演算値として指定のタイミングで順
    次出力する演算値出力手段と、第1電圧指令値補正手段
    と第2電圧指令値補正手段とにより補正された信号に従
    ってスイッチング信号を生成しこのスイッチング信号に
    より電力変換器の各スイッチング素子の作動を制御する
    スイッチング制御手段とを備えている電力変換器の制御
    装置。
  7. 【請求項7】 スイッチング素子群で構成された電力変
    換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
    段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから電
    力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力変
    換器の出力電圧に対する電圧指令値を出力する電圧指令
    値出力手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を瞬
    時歪補償電圧演算値で補正する第1電圧指令値補正手段
    と、電圧指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段
    の算出値との偏差を積分演算して、電力変換器の変換動
    作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償するための瞬時歪補
    償電圧を演算する瞬時歪補償電圧演算手段と、電圧指令
    値出力手段の出力系の信号を周期性歪補償電圧演算値で
    補正する第2電圧指令値補正手段と、電圧指令値出力手
    段の出力系の信号と電圧算出手段の算出値との偏差に従
    って、電力変換器の変換動作に伴う出力電圧の周期性変
    動を補償するための周期性歪補償電圧を演算する周期性
    歪補償電圧演算手段と、周期性歪補償電圧演算手段の演
    算値を指定のタイミングで順次選択する演算値選択手段
    と、演算値選択手段の選択による演算値をそれぞれ別々
    の記憶エリアに記憶する記憶手段と、記憶手段の各記憶
    エリアに記憶された周期性歪補償電圧演算値を指定のタ
    イミングで順次出力する演算値出力手段と、第1電圧指
    令値補正手段と第2電圧指令値補正手段とにより補正さ
    れた信号に従ってスイッチング信号を生成しこのスイッ
    チング信号により電力変換器の各スイッチング素子の作
    動を制御するスイッチング制御手段とを備えている電力
    変換器の制御装置。
  8. 【請求項8】 スイッチング素子群で構成された電力変
    換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
    段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから電
    力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力変
    換器の出力電圧に対する電圧指令値を出力する電圧指令
    値出力手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を瞬
    時歪補償電圧演算値で補正する第1電圧指令値補正手段
    と、電圧指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段
    の算出値との偏差を積分演算して、電力変換器の変換動
    作に伴う出力電圧の瞬時変動を補償するための瞬時歪補
    償電圧を演算する瞬時歪補償電圧演算手段と、電圧指令
    値出力手段の出力系の信号を周期性歪補償電圧演算値で
    補正する第2電圧指令値補正手段と、電圧指令値出力手
    段の出力系の信号と電圧算出手段の算出値との偏差に従
    って、電力変換器の変換動作に伴う出力電圧の周期性変
    動を補償するための周期性歪補償電圧を演算する周期性
    歪補償電圧演算手段と、周期性歪補償電圧演算手段の演
    算値を指定のタイミングで順次選択する演算値選択手段
    と、演算値選択手段の選択による演算値に積分処理を施
    して積分演算値をそれぞれ別々の記憶エリアに記憶する
    記憶手段と、記憶手段の各記憶エリアに記憶された積分
    演算値を周期性歪補償電圧演算値として指定のタイミン
    グで順次出力する演算値出力手段と、第1電圧指令値補
    正手段と第2電圧指令値補正手段とにより補正された信
    号に従ってスイッチング信号を生成しこのスイッチング
    信号により電力変換器の各スイッチング素子の作動を制
    御するスイッチング制御手段とを備えている電力変換器
    の制御装置。
  9. 【請求項9】 スイッチング素子群で構成された電力変
    換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出手
    段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから電
    力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力変
    換器の出力電流に対応した電流指令値を出力する電流指
    令値出力手段と、電流指令値出力手段の出力値と電流検
    出手段の検出値との偏差を算出する電流偏差算出手段
    と、電流偏差算出手段の算出値を指定のタイミングで順
    次入力する電流偏差入力手段と、電流偏差入力手段の入
    力による電流偏差に積分処理を施して周期性歪補償電圧
    を求めこの演算値をそれぞれ別々の記憶エリアに記憶す
    る周期性歪補償電圧演算値記憶手段と、周期性歪電圧補
    償値記憶手段の各記憶エリアに記憶された周期性歪補償
    電圧演算値を指定のタイミングで出力する周期性歪補償
    電圧演算値出力手段と、電流偏差算出手段の算出値を零
    に抑制するための電圧指令値を出力する電圧指令値出力
    手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を瞬時歪補
    償電圧演算値で補正する第1電圧指令値補正手段と、電
    圧指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段の算出
    値との偏差に従って、電力変換器の変換動作に伴う出力
    電圧の瞬時変動を補償するための瞬時歪補償電圧を演算
    する瞬時歪補償電圧演算手段と、電圧指令値出力手段の
    出力系の信号を周期性歪補償電圧演算値で補正する第2
    電圧指令値補正手段と、第1電圧指令値補正手段と第2
    電圧指令値補正手段とにより補正された信号に従ってス
    イッチング信号を生成しこのスイッチング信号により電
    力変換器の各スイッチング素子の作動を制御するスイッ
    チング制御手段とを備えている電力変換器の制御装置。
  10. 【請求項10】 スイッチング素子群で構成された電力
    変換器の出力電流を検出する電流検出手段と、電流検出
    手段の検出値と電力変換器の負荷インピーダンスとから
    電力変換器の出力電圧を算出する電圧算出手段と、電力
    変換器の出力電流に対応した電流指令値を出力する電流
    指令値出力手段と、電流指令値出力手段の出力値と電流
    検出手段の検出値との偏差を算出する電流偏差算出手段
    と、電流偏差算出手段の算出値を指定のタイミングで順
    次入力する電流偏差入力手段と、電流偏差入力手段の入
    力による電流偏差に積分処理を施して周期性歪補償電圧
    を求めこの演算値をそれぞれ別々の記憶エリアに記憶す
    る周期性歪補償電圧演算値記憶手段と、周期性歪電圧補
    償値記憶手段の各記憶エリアに記憶された周期性歪補償
    電圧演算値を指定のタイミングで出力する周期性歪補償
    電圧演算値出力手段と、電流偏差算出手段の算出値を零
    に抑制するための電圧指令値を出力する電圧指令値出力
    手段と、電圧指令値出力手段の出力系の信号を瞬時歪補
    償電圧演算値で補正する第1電圧指令値補正手段と、電
    圧指令値出力手段の出力系の信号と電圧算出手段の算出
    値との偏差を積分演算して、電力変換器の変換動作に伴
    う出力電圧の瞬時変動を補償するための瞬時歪補償電圧
    を演算する瞬時歪補償電圧演算手段と、電圧指令値出力
    手段の出力系の信号を周期性歪補償電圧演算値で補正す
    る第2電圧指令値補正手段と、第1電圧指令値補正手段
    と第2電圧指令値補正手段とにより補正された信号に従
    ってスイッチング信号を生成しこのスイッチング信号に
    より電力変換器の各スイッチング素子の作動を制御する
    スイッチング制御手段とを備えている電力変換器の制御
    装置。
  11. 【請求項11】 周期性歪補償電圧演算手段の演算値が
    設定値の範囲から外れたときに瞬時歪補償電圧演算手段
    と第1電圧指令値修正手段とを結ぶ瞬時歪補償系を閉じ
    ると共に周期性歪補償電圧演算手段と第2電圧指令値修
    正手段とを結ぶ周期性歪補償系を開き、周期性歪補償電
    圧演算手段の演算値が設定値の範囲内のときには前記瞬
    時歪補償系を開くと共に前記周期性歪補償系を閉じる歪
    補償電圧選択手段を備えている請求項5、6、7、8、
    9または10記載の電力変換器の制御装置。
  12. 【請求項12】 電力変換器の出力信号に対応した指令
    値に従ってフィードフォワード補償電圧を演算するフィ
    ードフォワード補償電圧演算手段と、第1電圧指令値補
    正手段と第2電圧指令値補正手段により補正された信号
    をフィードフォワード補償電圧演算手段の演算によるフ
    ィードフォワード補償電圧演算値に従って補正する第3
    電圧指令値補正手段とを備えている請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9または10記載の電力変換器の
    制御装置。
  13. 【請求項13】 電流検出手段は交流電流を検出する交
    流電流検出手段として構成されており、この交流電流検
    出手段の検出値に基づいてスイッチング素子群を制御す
    るための制御系を構成する各手段は、交流信号に従った
    処理を実行する要素で構成されている請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8、9または10記載の電力変換
    器の制御装置。
  14. 【請求項14】 電流検出手段は、三相交流電流を検出
    する三相交流電流検出手段と、三相交流電流検出手段の
    検出値を固定座標系の二相交流電流に変換する相変換手
    段と、相変換手段の出力電流を三相交流系統の電圧の位
    相に従って回転座標系のd軸成分の直流電流とq軸成分
    の直流電流とに変換する電流変換手段とから構成されて
    おり、この電流変換手段の出力電流に基づいてスイッチ
    ング素子群を制御するための制御系を構成する各手段
    は、直流信号に従った処理を実行する要素で構成されて
    いる請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または
    10記載の電力変換器の制御装置。
  15. 【請求項15】 演算値選択手段と演算値出力手段の指
    定のタイミングの周期を、電力変換器の出力電流の周期
    に一致させた請求項3、4、5、6、7、8、9または
    10記載の電力変換器の制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320160A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Mitsubishi Electric Corp 電力変換器の制御装置
JP2006333607A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Mitsubishi Electric Corp 電力変換器の制御装置
JP2013118747A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Toyo Electric Mfg Co Ltd 交流モータの制御装置

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