JPH06178550A - Vvvfインバータの電流制御装置 - Google Patents

Vvvfインバータの電流制御装置

Info

Publication number
JPH06178550A
JPH06178550A JP4323462A JP32346292A JPH06178550A JP H06178550 A JPH06178550 A JP H06178550A JP 4323462 A JP4323462 A JP 4323462A JP 32346292 A JP32346292 A JP 32346292A JP H06178550 A JPH06178550 A JP H06178550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
carrier
signal
current ripple
error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4323462A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Sasaki
俊之 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP4323462A priority Critical patent/JPH06178550A/ja
Publication of JPH06178550A publication Critical patent/JPH06178550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流リップルを少なくしてトルクリップルを
低減し、電磁騒音を低減する。 【構成】 加減算器AD1〜3によって電流指令値とそ
の実際値との誤差を演算し、この誤差の振幅成分から電
流リップルを検出する絶対値演算回路10およびピーク
ホールド回路11を設け、この電流リップルが大きいと
きはキャリア周波数を上げ、小さい場合には下げるよう
フィードバック制御する(一定値からピークホールド回
路11の出力を減算する)ことにより、電流リップルを
少なくし自動的にキャリア周波数変調を行ない得るよう
にして、電磁騒音を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VVVF(可変電圧
可変周波数)インバータにおける電流制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例を図6に示す。同図にお
いて、1,2,3は電流調節器(ACR)、4,5,6
はコンパレータ(比較器)、7はキャリア発生回路、8
は分周器をそれぞれ示している。ここに、ACR1〜3
は例えばホールCT等の電流センサを介して検出される
各相電流実際値iu ,iv ,iw を、各相電流指令値i
u * ,iv * ,iw * に一致させるよう所定の制御演算
を実行し、電圧指令値Vu* ,Vv* ,Vw* を出力す
る。
【0003】一方、分周器8は変調データに従ってクロ
ック信号(CLK)を分周し、キャリア発生回路7は分
周器8からの信号を積分し、例えば三角波のキャリア信
号を発生する。このキャリア信号と電圧指令値Vu*
Vv* ,Vw* とがコンパレータ4〜6において比較さ
れ、その結果が信号Pu,Pv,Pwとして出力され、
図示されないスイッチング素子をオン,オフするように
している。つまり、キャリア周波数変調することにより
キャリア周波数成分を分散し、モータから発生する電磁
騒音を低減する方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来例ではキャリア周波数を非同期で変調するよう
にしているので電流リップルが増大し、トルクリップル
が大きくなるという問題がある。また、電流リップルは
インバータ周波数の6倍の周波数成分を持っているの
で、この周波数成分と変調周波数とが一致すると、非同
期で変調信号を発生しているため電流リップルが大きく
なったり小さくなったりして、うなりが発生するという
問題もある。したがって、この発明の課題は電流リップ
ルを減少させることによってトルクリップルを低減し、
キャリア周波数変調を行なって電磁騒音を低減し得るよ
うにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、電流指令値と電流実際値との誤
差を演算する誤差演算手段を備え、この誤差にもとづき
可変電圧可変周波数(VVVF)インバータの電流制御
を行なう電流制御装置において、前記誤差の振幅から電
流リップルを求める電流リップル演算手段と、一定値か
らこの誤差の振幅値を減算してキャリア振幅信号を演算
するキャリア振幅信号演算手段と、このキャリア振幅信
号に応じた周波数のキャリア信号を発生するキャリア信
号発生手段とからなり、電流リップルを減少させる制御
ループを設けたことを特徴としている。なお、この発明
においては、前記電流リップル演算手段の出力側に帯域
フィルタを挿入すること、または前記電流リップル演算
手段の出力側に帯域フィルタを挿入するとともに、一定
周波数の変調信号を発生する変調信号発生回路と、この
変調信号を前記キャリア振幅信号に加算する加算手段と
を付加することができる。
【0006】
【作用】電流リップルの振幅を検出し、この電流リップ
ルが大きいときはキャリア周波数を上げ、小さいときは
キャリア周波数を下げるようにフィードバックループを
形成することにより、電流リップルの低減を図るととも
に、自動的にキャリア周波数変調を行なうことにより、
モータの電磁騒音を低減する。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す構成図であ
る。同図において、10は絶対値演算回路、11はピー
クホールド回路、12はキャリア発生回路で、その他は
図6と同様である。すなわち、絶対値演算回路10は各
相電流指令値iu * ,iv * ,iw * と各相電流実際値
u ,iv ,iw との偏差である電流リップルの絶対値
を演算し、ピークホールド回路11は電流リップルの振
幅信号を出力する。加減算器AD4では一定の設定値か
らこの電流リップルの振幅信号を減算し、その出力をキ
ャリア発生回路12に入力する。このようなフィードバ
ックループを形成することにより、電流リップルを低減
し自動的にキャリア周波数変調を実行するようにしてい
る。
【0008】図2にキャリア発生回路の具体例を示し、
図3にその動作波形図を示す。つまり、キャリア発生回
路では加減算器AD4からの出力であるキャリア振幅信
号S1と、キャリア信号S6とをコンパレータ20にて
比較し、キャリア信号S6がキャリア振幅信号S1より
も大きくなると、ローレベルの信号S3を出力する。一
方、キャリア振幅信号S1を反転アンプ22に入力して
ローレベルの信号S2を得、さらにこの信号S2をキャ
リア信号S6と比較するコンパレータ21に入力してロ
ーレベルの信号S4を得る。
【0009】そして、これらの信号S3,S4をRSフ
リップフロップ23に与え、かつ演算回路24を通すこ
とにより0Vを中心に+V1,−V1の値を持つ矩形波
信号S5を得る。この信号は積分回路25に与えられ、
その出力からは信号S6のようなキャリア信号が得られ
る。こうして、図2の如き回路からはキャリア振幅信号
S1に応じたキャリア信号S6を得ることができ、した
がって、キャリア振幅信号S1が変われば、キャリア信
号S6の周波数、つまりキャリア周波数も変わることに
なる。
【0010】図4はこの発明の他の実施例を示す構成図
である。同図からも明らかなように、この実施例は図1
に示すものに対し、帯域フィルタ13を付加して構成さ
れる。このようにピークホールド回路11からの出力で
ある、電流リップル振幅信号を帯域フィルタ13に通す
ことにより、インバータ周波数が低い場合には、帯域フ
ィルタ13からの出力信号は減衰させられるためキャリ
ア振幅信号は一定となり、その結果、キャリア周波数一
定で運転されることになる。これに対し、インバータ周
波数が高い場合には、帯域フィルタ13から電流リップ
ル振幅信号が出力され、電流リップルを低減するフィー
ドバック制御が行なわれるため、自動的にキャリア変調
が行なわれて電磁騒音を低減することができる。
【0011】図5はこの発明のさらに他の実施例を示す
構成図である。これは、図4に示すものに対し、さらに
正弦波発生回路14および加減算器AD5を付加して構
成される。すなわち、正弦波発生回路14から変調信号
としての正弦波信号を出力し、加減算器AD5において
これに設定器からの一定値を加算するようにしているの
で、全インバータ周波数域でキャリア変調が行なわれる
ことになる。また、インバータ周波数が高い場合には、
帯域フィルタ13から電流リップル振幅信号が出力さ
れ、電流リップルを低減するフィードバック制御が行な
われることになる。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、電流リップルの振幅
を検出し、この電流リップルが大きいときはキャリア周
波数を上げ、小さいときはキャリア周波数を下げるよう
にフィードバックループを形成することにより、電流リ
ップルの低減を図るとともに、自動的にキャリア周波数
変調を行なうようにしたので、モータの電磁騒音を低減
することが可能となる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】図1で用いられるキャリア発生回路の具体例を
示す回路図である。
【図3】図2の動作を説明するための波形図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す構成図である。
【図5】この発明のさらに他の実施例を示す構成図であ
る。
【図6】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1,2,3…電流調節器(ACR)、4,5,6,2
0,21…コンパレータ(比較器)、7,12…キャリ
ア発生回路、8…分周器、10…絶対値演算回路、11
…ピークホールド回路、13…帯域フィルタ、14…正
弦波発生回路、22…反転アンプ、23…RSフリップ
フロップ、24…演算増幅器、25…積分器、AD1〜
AD5…加減算器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流指令値と電流実際値との誤差を演算
    する誤差演算手段を備え、この誤差にもとづき可変電圧
    可変周波数(VVVF)インバータの電流制御を行なう
    電流制御装置において、 前記誤差の振幅から電流リップルを求める電流リップル
    演算手段と、一定値からこの誤差の振幅値を減算してキ
    ャリア振幅信号を演算するキャリア振幅信号演算手段
    と、このキャリア振幅信号に応じた周波数のキャリア信
    号を発生するキャリア信号発生手段とからなり、電流リ
    ップルを減少させる制御ループを設けたことを特徴とす
    るVVVFインバータの電流制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電流リップル演算手段の出力側に帯
    域フィルタを挿入したことを特徴とする請求項1に記載
    のVVVFインバータの電流制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電流リップル演算手段の出力側に帯
    域フィルタを挿入するとともに、一定周波数の変調信号
    を発生する変調信号発生回路と、この変調信号を前記キ
    ャリア振幅信号に加算する加算手段とを付加したことを
    特徴とする請求項1に記載のVVVFインバータの電流
    制御装置。
JP4323462A 1992-12-02 1992-12-02 Vvvfインバータの電流制御装置 Pending JPH06178550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323462A JPH06178550A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 Vvvfインバータの電流制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323462A JPH06178550A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 Vvvfインバータの電流制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06178550A true JPH06178550A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18154956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4323462A Pending JPH06178550A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 Vvvfインバータの電流制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06178550A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011028A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Toyota Motor Corp モータ駆動システム
WO2012093423A1 (ja) * 2011-01-06 2012-07-12 パナソニック株式会社 非接触充電システムの給電装置
JP2014030287A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Denso Corp モータ駆動装置
CN104485834B (zh) * 2014-12-16 2016-09-21 中国铁路总公司 Vvvf逆变器spwm调制方法
EP3836386A1 (en) 2019-12-09 2021-06-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller of vehicle

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011028A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Toyota Motor Corp モータ駆動システム
US8138712B2 (en) 2007-06-26 2012-03-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Motor drive system and its control method
WO2012093423A1 (ja) * 2011-01-06 2012-07-12 パナソニック株式会社 非接触充電システムの給電装置
JP2014030287A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Denso Corp モータ駆動装置
CN104485834B (zh) * 2014-12-16 2016-09-21 中国铁路总公司 Vvvf逆变器spwm调制方法
EP3836386A1 (en) 2019-12-09 2021-06-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller of vehicle
US11673542B2 (en) 2019-12-09 2023-06-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller of vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0119583B1 (en) Ac current control system
US7791911B2 (en) Inverter device which maintains voltage during input voltage drop
US20070241720A1 (en) Inverter system
US5400240A (en) Power converter apparatus
JPS59144396A (ja) Pwmパルス発生装置
US4611158A (en) Method and apparatus for controlling PWM inverter
JP3233005B2 (ja) Pwm制御装置
JP3681941B2 (ja) 電源高調波抑制装置
US6166928A (en) Method for open-loop and closed-loop control of an electrical drive as well as an apparatus for carrying out the method
JPH06178550A (ja) Vvvfインバータの電流制御装置
JPH1127951A (ja) Pwmインバータ制御装置
EP0121792B1 (en) Vector control method and system for an induction motor
JP3749426B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JPH01136568A (ja) 電力変換装置の制御回路
JP2943323B2 (ja) Pwmインバータの出力電流検出方法
JP2014501483A (ja) 自動車の多相電気モータに電力を供給する電圧インバータを制御するためのシステム
JPH08266064A (ja) インバータの制御装置
JPH09261974A (ja) インバータの制御装置
JPH10201099A (ja) アクティブフィルタ
JP2653485B2 (ja) インバータの制御装置
JPS63268496A (ja) 電圧形インバ−タの制御方法
JPS63110990A (ja) 電圧形pwmインバ−タの電流制御方法
JP2017212869A (ja) 電力変換装置の制御方法及び電力変換装置
KR100356516B1 (ko) 유도전동기의 속도제어장치
JPH06153521A (ja) インバータのpwm制御方法およびpwm制御回路