JPH068995U - 演奏記録再生装置 - Google Patents

演奏記録再生装置

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JPH068995U
JPH068995U JP223792U JP223792U JPH068995U JP H068995 U JPH068995 U JP H068995U JP 223792 U JP223792 U JP 223792U JP 223792 U JP223792 U JP 223792U JP H068995 U JPH068995 U JP H068995U
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performance
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recording
video
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JP223792U
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彰 橋本
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像情報に対応する演奏情報が複数のファイ
ルに分割して記録されていても、映像情報に同期して演
奏を再生できる演奏記録再生装置を提供する。 【構成】 演奏操作に応じた演奏情報を記録しておき、
これに対応して収録される映像情報と前記演奏情報とを
同期して再生する演奏記録再生装置において、楽曲の曲
番コードと楽曲の進行位置を表す小節番号とを含む曲情
報と、同期再生のための同期コード“F8”とを前記演
奏情報および映像情報に各々付与して記録し、前記曲情
報に応じて前記演奏情報と前記映像情報とを対応付けす
ると共に、前記同期コード“F8”に従って該演奏情報
と該映像情報とを同期再生する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、自動演奏等に用いて好適な演奏記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、演奏操作に応じて生成される演奏情報を記録すると 共に、演奏状況を映像情報として記録しておき、これら両情報を同期再生する技 術が開発されている。この種の技術において、映像情報に同期して演奏情報を再 生する場合には、例えば、VTRに収録された映像情報をディスプレイ等に再生 する一方、VTRの出力信号から生成される同期信号に応じて演奏情報を再生す るようになっている。
【0003】 このような同期再生では、まず、シンクロナイザがVTRの出力信号に基づい て同期信号を発生し、これをシーケンサに供給する。そして、シーケンサは、こ の同期信号に対応した演奏テンポで予め記録しておいた演奏情報を順次読み出し 、これを自動演奏装置に供給する。これにより、自動演奏装置が映像情報に同期 して演奏情報を再生する。
【0004】 上述した同期再生に用いられるシンクロナイザは、例えば、リズムのテンポを 指定するパルス信号を、楽譜上の小節番号および拍数番号に対応付けて記憶して おき、再生時には、この小節番号と拍数番号とを指定するパルス信号(同期信号 )を発生するようになっている。そして、このようにすることで、演奏曲の任意 の箇所からでも再生可能としている。なお、こうしたシンクロナイザに関しては 、特公平1−15877号公報、あるいは実開昭60−19096号公報に開示 されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、コンサート等のライブ収録においては、曲と曲の間に演奏者や司会 者によるトーク等の時間が入ることが多い。したがって、このような場合には、 MIDI(musical instrument digital interface)による演奏情報の収録を各 曲毎に中止しなければならない。このため、収録した演奏情報は複数のファイル に分割されてしまい、上述した従来の同期再生技術では、映像情報を記録したビ デオテープを早送りしたり、巻き戻したりした場合には演奏情報を記録したファ イルとの対応がとれず同期再生することができないという問題がある。しかも、 このような状態で同期再生を行うには、分割された複数のファイルを連続した演 奏情報とする必要があり、各ファイルを1つのファイルに編集し直さなければな らず、極めて煩雑な作業が要求される。
【0006】 この考案は、このような背景の下になされたもので、映像情報に対応する演奏 情報が複数のファイルに分割して記録されていても、映像情報に同期して再生で きる演奏記録再生装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上に述べた課題を解決するために、演奏操作に応じた演奏情報を 記録しておき、これに対応して収録される映像情報と前記演奏情報とを同期して 再生する演奏記録再生装置において、少なくとも、演奏曲番と曲の進行位置とを 表す曲情報を含む同期情報を前記演奏情報および映像情報に各々付与して記録す る記録手段と、この曲情報に応じて前記演奏情報と前記映像情報とを対応付けす ると共に、前記同期情報に従って該演奏情報と該映像情報とを同期再生する再生 手段とを具備することを特徴としている。
【0008】
【作用】
上述の構成によれば、記録時においては、記録手段が演奏曲番と曲の進行位置 とを表す曲情報を含む同期情報を演奏情報および映像情報に各々付与して記録す る。一方、再生時には、再生手段がこの曲情報に応じて演奏情報と映像情報とを 対応付け、さらに、同期情報に従って両者を同期再生する。これにより、演奏情 報が複数のファイルに分割記録されていても、映像情報に同期して再生すること が可能になる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して、この考案の一実施例について説明する。 図1はこの考案の一実施例による演奏記録再生装置の構成を示すブロック図で ある。図1において、1はバス5を介して接続される装置各部を制御するCPU であり、その動作については後述する。2はCPU1によってロードされる各種 制御プログラムを記憶するROMである。3はCPU1のワークエリアとして用 いられるRAMであり、各種演奏結果やレジスタ値が一時記憶される。4は後述 する外部装置とのI/Oを制御する入出力部である。6はフロッピーディスクF Dを駆動するディスクドライブであり、入出力部4に接続される。このディスク ドライブ6は、記録時においては入出力部4から供給されるMIDIデータを取 り込み、これを演奏情報としてフロッピーディスクFDに書き込む一方、再生時 においてはフロッピーディスクFDに記録される演奏情報を読み出し、これを入 出力部4へ出力する。7は各種操作子を有する操作部であり、各操作子の設定操 作に応じた信号を発生し、出力する。8は、LCD(液晶表示素子)等で構成さ れる表示部であり、入出力部4を介してCPU1から供給される各種データを表 示する。そして、これら構成要素1〜8により演奏記録再生装置10が構成され ている。
【0010】 また、11は自動ピアノであり、装置10の入出力部4に接続される。この自 動ピアノ11は、記録時において、演奏者の演奏操作に対応した演奏情報をMI DIデータとして入出力部4(MIDI IN)に対し出力する。また、この自 動ピアノ11は、再生時において、入出力部4(MIDI OUT)から取り込 まれるMIDIデータに基づき自動演奏を行うように構成されている。
【0011】 12はVTRであり、装置10の入出力部4に接続される。このVTR12は 、記録時において、図示しない録画用ビデオカメラに捉えられた演奏状況を映像 情報としてビデオテープVTの映像トラックに録画すると共に、入出力部4から 出力される同期信号(後述する)をビデオテープVTの音声トラックに記録する 。また、VTR12は、再生時において、ビデオテープVTの映像トラックに録 画しておいた映像情報を再生し、これを図示しないモニタに表示させると共に、 ビデオテープVTの音声トラックに記録しておいた同期信号を再生し、これを入 出力部4に出力する。
【0012】 次に、この演奏記録再生装置の演奏記録時の動作を説明する。まず、操作者が VTR12の操作子を操作して「映像録画開始」を指示し、演奏者が自動ピアノ 11の演奏を開始すると、以降、演奏中の映像が録画用ビデオカメラに捉えられ ビデオテープVTに録画される。一方、操作者は装置10に電源を投入し、操作 部14の操作子を介して「記録開始」を指示すると、CPU1の処理は図2に示 す記録処理プログラムのステップS1に進む。まず、ステップS1に進むと、C PU1は図示しない初期化ルーチンをコールして各種レジスタ等をイニシャライ ズする。ここでイニシャライズされるレジスタは、曲の収録時の曲番を示す曲番 コード、小節のシーケンスナンバを示す小節番号、後述する同期コードであるM IDIクロック“F8”のカウント値等である。そして、ここでは、曲番コード と小節番号とには初期値“1”がセットされ、MIDIクロック“F8”のカウ ント値には初期値“0”がセットされる。また、この初期化ルーチンではCPU 1が収録開始を表す開始コード“FA(16進表示)”を入出力部4を介して録 画中のVTR12に対し出力する。VTR12は、この開始コード“FA”を取 り込んでビデオテープVTの音声トラック(左右テャンネルどちら側を使用して もよい)に記録する。なお、さらに多数のトラックを有するビデオテープVTの 場合には、いずれか1つのトラックに記録する。また、その他のトラックには音 声信号が記録される。
【0013】 次に、ステップS2に進むと、CPU1は、自動ピアノ11から出力されるM IDIデータをリアルタイムで取り込み、これをRAM3の所定の記憶領域に書 き込み、次のステップS3に進む。そして、ステップS3では、リアルタイムメ ッセージの1つであるタイミングクロック(MIDIクロック)をインターナル クロックで発生させ、FSK変調(周波数変位変調)し、入出力部4を介して録 画中のVTR12に対し出力する。このMIDIクロック“F8”は、例えば本 実施例では、1拍当たり24回出力されるものとなる。なお、本実施例において は、このMIDIクロック“F8”を用いて映像情報と演奏情報との同期をとる ようになっている。これにより、VTR12は、このMIDIクロック“F8” をビデオテープVTの上記音声トラックに書き込む。そして、ステップS4に進 むと、CPU1はMIDIクロック“F8”のカウント値を1つインクリメント する。この場合、ステップS1においてMIDIクロック“F8”のカウント値 を“0”に初期化してあるので、カウント値は“1”となる。
【0014】 次いで、ステップS5では、演奏曲中における小節の終わりであるか否かをM IDIクロック“F8”のカウント値により判断する。例えば、演奏される楽曲 が4分の4拍子である場合には、1小節当たりMIDIクロック“F8”のカウ ント値が“96(24×4)”に達したか否かにより1小節の終わりを判断する ことができる。そして、この場合、MIDIクロック“F8”のカウント値は“ 1”なので、ここでの判断結果は「No」となり、ステップS2に戻る。そして 、MIDIクロック“F8”のカウント値が“96”に達するまで、CPU1は ステップS2〜S5の処理を繰り返す。
【0015】 一方、MIDIクロック“F8”のカウント値が“96”になり、当該小節の 終わりに達すると、ステップS5の判断結果が「Yes」となり、ステップS6 に進む。ステップS6では、入出力部4を介して曲番コードと小節番号とを録画 中のVTR12へ出力する。これにより、VTR12は曲番コード“1”と小節 番号“1”とをビデオテープVTの音声トラックに書き込む。さらに、CPU1 はこの小節番号“1”をRAM3に記憶されるMIDIデータに追加し書き込む 。次にステップS7に進み、CPU1は小節番号を1つインクリメントして、次 の小節番号をセットする。この結果、小節番号は“2”となる。次にステップS 8に進むと、曲の終わりか否かを判断する。ここで、曲の終わりとは、操作者に よって装置10に「記録停止」が指示される場合である。そして、「記録停止」 の指示がなされていないとすると、ここでの判断結果は「No」となり、ステッ プS2に戻り、上述したステップS2〜S7の処理を繰り返す。
【0016】 次に、例えば、いま最後の小節が終了して1曲目の演奏が終了したとすると、 操作者は装置10に「記録停止」を指示する。このとき、ステップS8の判断結 果は「Yes」となり、ステップS9に進む。ステップS9では、CPU1はR AM3に記憶されるMIDIデータと小節番号とを含む演奏情報の先頭に曲番コ ード“1”を付与し、これをディスクドライブ6に出力する。そして、ディスク ドライブ6は、この曲番コードが付与された演奏情報を取り込み、ファイルヘッ ダー部に曲番コード“1”を記した1曲目の演奏情報のファイルとしてフロッピ ーディスクFDに書き込む。
【0017】 次に、ステップS10に進むと、CPU1は曲番コードを1つインクリメント する。この結果、曲番コードは“2”となる。次にステップS11では、小節番 号を“1”に初期化し、次のステップS12に進む。ステップS12では、再び 操作者により装置10に「記録開始」が指示されるまで待機する。そして、装置 10に「記録開始」が指示されると、ここでの判断結果が「Yes」となり、前 述したステップS2に戻る。これにより、2曲目以降も前述した1曲目と同様の 処理を繰り返す。このようにしてビデオテープVTの音声トラックには図7に示 す同期情報が書き込まれる。
【0018】 次に、この同期信号に基づいてなされる同期再生動作について説明する。まず 、操作者によりVTR12の操作子が操作され「映像再生開始」が指示されると 、ビデオテープVTの再生が開始され、以降、ビデオテープVTの映像トラック に録画されている映像情報がモニタに表示される。こうした映像再生と共に、操 作者が装置10に「再生開始」を指示すると、CPU1は図3に示す再生処理プ ログラムを実行し、処理をステップS21に進める。ステップS21に進むと、 CPU1は図示しない初期化ルーチンをコールし、各種レジスタ等をイニシャラ イズする。
【0019】 次に、ステップS22に進むと、CPU1はフロッピーディスクFDに記録さ れた演奏情報を取り込むため、入出力部4を介してディスクドライブ6に制御信 号を供給する。これに基づき、ディスクドライブ6はフロッピーディスクFDか ら演奏情報、すなわち複数曲分のファイルを読み出し、これを入出力部4へ出力 する。そして、CPU1は入出力部4を介して取り込まれた各ファイルをファイ ルヘッダー部に記された曲番コードに基づき、昇順に並べる。この結果、演奏情 報は、図6に示すように、曲順に従ってRAM3に展開される。すなわち、各曲 の演奏情報は、各々の曲が記憶される記憶境域の先頭にその曲番コードK=1, 2,…が記録されており、この曲番コードに続くMIDIデータの各小節の終わ りには小節番号M=1,2,…が挿入されている。
【0020】 次に、ステップS23に進むと、CPU1はビデオテープVTの音声トラック に記されたデータの開始を示す開始コード“FA”がVTR12から入力される まで待機する。そして、開始コード“FA”が供給されると、判断結果が「Ye s」となり、次のステップS24に進む。ステップS24では、CPU1はビデ オテープVTの音声トラックに記されたMIDIクロック“F8”がVTR12 から入力されるまで待機する。そして、MIDIクロック“F8”が供給される と、判断結果が「Yes」となり、ステップS25に進む。
【0021】 ステップS25では、RAM3に展開されたメモリマップ(図6参照)の1曲 目の先頭より、最初のMIDIクロック“F8”から次のMIDIクロック“F 8”までの間隔に相当する時間分のMIDIデータを順次読み出す。そして、C PU1は読み出したMIDIデータを自動ピアノ11へ出力する。これにより、 自動ピアノ11は入出力部4を介して供給されるMIDIデータに応じて自動演 奏する。
【0022】 次に、ステップS26に進むと、装置10に「再生停止」が指示されたか否か を判断する。ここで、「再生停止」の指示がない場合には、この判断結果は「N o」となり、次のステップS27に進む。ステップS27では、操作者がVTR 12に「テープ早送り」あるいは「テープ巻き戻し」を指示したか否かを判断す る。ここで、「テープ早送り」あるいは「テープ巻き戻し」の指示がない場合に は、ステップS27の判断結果は「No」となり、上述したステップS24に戻 る。そして、ステップS26,S27の判断結果が「No」となるのを条件とし て、CPU1はMIDIクロック“F8”が入力される毎にMIDIデータを自 動ピアノ11に対し送出する。この結果、自動ピアノ11はVTR12によって 再生される映像に同期して自動演奏する。
【0023】 ところで、このような同期再生中に操作者が装置10に「再生停止」を指示し た場合、VTR12は映像再生を続行し、それと並行してMIDIクロック“F 8”も供給され続ける。これに対し、CPU1においては、ステップS26の判 断結果が「Yes」となり、図4に示すステップS31に進む。ステップS31 では、VTR12の再生動作に応じて供給されるMIDIクロック“F8”の個 数をカウントする。次にステップS32に進むと、CPU1は装置10に「再生 開始」が指示されたか否かを判断する。ここで、「再生開始」が指示されなけれ ば、この判断結果は「No」となり、ステップS31に戻る。そして、CPU1 はステップS32の判断結果が「Yes」となるまでMIDIクロック“F8” をカウントし続ける。また、この間、自動ピアノ11にはMIDIデータが供給 されないので、自動演奏は停止状態となる。このように、同期再生が停止してい る状態にあっても、装置10はMIDIクロック“F8”をカウントし続けるよ うになっている。
【0024】 そして、操作者が装置10に「再生開始」を指示することにより停止状態が解 除されると、ステップS32の判断結果は「Yes」となり、次のステップS3 3に進む。ステップS33では、ステップS31においてカウントしたMIDI クロック“F8”のカウント値に基づき、ロケーティングする。このロケーティ ングとは、RAM3に展開されたメモリマップ(図6参照)におけるMIDIデ ータの読み出し開始位置を移動させることである。そして、この後、CPU1の 処理はステップS24(図3参照)に戻り、再びMIDIクロック“F8”が入 力される度にMIDIデータを自動ピアノ11へ送出する。この結果、自動ピア ノ11は演奏停止中に先に進行している映像に対応する箇所から再び同期して自 動演奏する。
【0025】 次に、同期再生中に操作者がVTR12を「テープ早送り」又は「テープ巻き 戻し」の状態に設定すると、VTR12は再生動作を中止してビデオテープVT を早送り又は巻き戻しする。こうしてVTR12が「テープ早送り」又は「テー プ巻き戻し」の状態に設定されると、前述したステップS27(図3参照)の判 断結果は「Yes」となり、図5に示すステップS41に進む。ステップS41 では、VTR12に「映像再生開始」が指示されるまで待機する。
【0026】 そして、VTR12に「映像再生開始」が指示され、VTR12の再生動作が 再開されると、ステップS41の判断結果は「Yes」となり、次のステップS 42に進む。ステップS42に進むと、CPU1は再生が再開された小節の終端 を示す最初の曲番コードと小節番号とがVTR12から供給されるまで当該小節 のMIDIクロック“F8”を読み飛ばす。そして、ビデオテープTVの映像情 報の再生が当該小節の終端に達すると、曲番コードと小節番号がCPU1により 検出され、次のステップS43に進む。ステップS43では、この検出した曲番 コードと小節番号とに基づき、これに対応するMIDIデータの読み出し開始位 置を移動させる。そして、この後、前述したステップS24に戻り、再びMID Iクロック“F8”が入力される度にMIDIデータを自動ピアノ11に送出す る。この結果、自動ピアノ11は、ビデオテープTVの早送りによって先に進行 した映像、あるいは巻き戻しによって巻き戻された映像と対応するところから再 び同期して自動演奏を開始することになる。
【0027】 次に、同期再生中に操作者がVTR12を「映像再生停止」状態に設定した場 合には、VTR12は再生動作を停止する。これにより、CPU1にはMIDI クロック“F8”が供給されなくなる。したがって、この間、図3に示すステッ プS24の判断結果は常に「No」となり、MIDIクロック“F8”が供給さ れるまで待機する。この場合、自動ピアノ11にはMIDIデータが供給されな くなるので、自動演奏は停止状態となる。
【0028】 この状態において、VTR12が「映像再生開始」状態に設定されると、VT R12は、再びCPU1へMIDIクロック“F8”を供給する。この結果、ス テップS24の判断結果は「Yes」となり、ステップS25に進む。以降、C PU1は停止前と同様にMIDIクロック“F8”が入力される毎にMIDIデ ータを自動ピアノ11に送出し、再び自動ピアノ11は映像に同期して自動演奏 することになる。
【0029】 このように、上述した本実施例では、演奏情報が各曲毎の複数のファイルに分 割された状態でフロッピーディスクFDに記録されている場合において、対応す る映像情報が記録されたビデオテープを早送り、巻き戻ししても、演奏情報の各 ファイルとビデオテープVTとの双方に記された曲番コードと小節番号に基づき 、映像に対応させるべき演奏の再生開始位置を迅速にサーチすることが可能にな っている。 なお、上述した早送り・巻き戻しにより、映像と演奏とが複数の曲の間でズレ を生じても、前記曲番コードと小節番号に基づきサーチを行うので、映像に対応 させるべき再生開始位置を見つけ出すことが可能となる。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、記録時においては、記録手段が演奏 曲番と曲の進行位置とを表す曲情報を含む同期情報を演奏情報および映像情報に 各々付与して記録する一方、再生時には、再生手段がこの曲情報に応じて演奏情 報と映像情報とを対応付け、さらに、同期情報に従って両者を同期再生するので 、 演奏情報が複数のファイルに分割記録されていても、映像情報に同期して再生 することが可能になるという効果が得られる。 また、再生時において、例えば、記録媒体の早送り・巻き戻しにより、演奏情 報と映像情報とが複数の曲の間でズレを生じても、対応させるべき再生開始位置 をサーチして同期再生を再開させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例による演奏記録再生装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 CPU1により実行される記録処理プログラ
ムを示すフローチャートである。
【図3】 CPU1により実行される再生処理プログラ
ムを示すフローチャートである。
【図4】 CPU1により実行される再生処理プログラ
ムにおいて、操作者が「再生停止」を指示した場合の分
岐後の処理を示すフローチャートである。
【図5】 CPU1により実行される再生処理プログラ
ムにおいて、操作者がVTR12に「テープ早送り」あ
るいは「テープ巻き戻し」を指示した場合の分岐後の処
理を示すフローチャートである。
【図6】 演奏情報の各ファイルがRAM3に展開され
たメモリマップの内容を示す図である。
【図7】 記録持において、ビデオテープVTの音声ト
ラックに書き込まれる同期情報の内容を示す図である。
【符号の説明】
1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……入
出力部、5……バス、6……ディスクドライブ、7……
操作部、8……表示部、10……演奏記録再生装置、1
1……自動ピアノ、12……VTR

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏操作に応じた演奏情報を記録してお
    き、これに対応して収録される映像情報と前記演奏情報
    とを同期して再生する演奏記録再生装置において、 少なくとも、演奏曲番と曲の進行位置とを表す曲情報を
    含む同期情報を前記演奏情報および映像情報に各々付与
    して記録する記録手段と、 この曲情報に応じて前記演奏情報と前記映像情報とを対
    応付けすると共に、前記同期情報に従って該演奏情報と
    該映像情報とを同期再生する再生手段とを具備すること
    を特徴とする演奏記録再生装置。
JP223792U 1992-01-24 1992-01-24 演奏記録再生装置 Withdrawn JPH068995U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP223792U JPH068995U (ja) 1992-01-24 1992-01-24 演奏記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP223792U JPH068995U (ja) 1992-01-24 1992-01-24 演奏記録再生装置

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JPH068995U true JPH068995U (ja) 1994-02-04

Family

ID=11523752

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JP223792U Withdrawn JPH068995U (ja) 1992-01-24 1992-01-24 演奏記録再生装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404