JPH0830950B2 - 自動演奏記録装置 - Google Patents

自動演奏記録装置

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JPH0830950B2
JPH0830950B2 JP63004987A JP498788A JPH0830950B2 JP H0830950 B2 JPH0830950 B2 JP H0830950B2 JP 63004987 A JP63004987 A JP 63004987A JP 498788 A JP498788 A JP 498788A JP H0830950 B2 JPH0830950 B2 JP H0830950B2
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守 金原
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順次でこの発明を説明する。
産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段 作用 効果 実施例 第2図のレコーダの構成説明 第2図の電子楽器の構成説明 実施例の動作説明 (1)第2図の電子楽器の動作説明 (2)第2図のレコーダの動作説明 2−1.メイン処理(第5図) 2−2.レコードスイッチ処理(第6図) 2−3.スタート/ボーズスイッチ処理(第7図) 2−4.ストップスイッチ処理(第8図) 2−5.巻戻しスイッチ処理(第9図) 2−6.早送りスイッチ処理(第11図) 2−7.入力データ処理(第12図) 2−8.テンポインタラプト処理(第13図) 2−9.自動演奏データ読出し処理(第14図) 実施例の変形例 [産業上の利用分野] この発明は、電子楽器等において楽音の発生を制御す
るための演奏データを記録する自動演奏記録装置に関
し、特に、演奏データ記録動作を記録しようとする楽曲
の開始と同期して開始するようにした自動演奏記録装置
に関する。
[従来の技術] 従来、電子楽器の自動演奏装置として、演奏データメ
モリを有し、鍵盤の演奏に基づいて押下鍵を表わすキー
データと各鍵の押鍵および離鍵の時刻を表わすキーイベ
ントタイミングデータを作成して記録し、再生時は所定
のテンポとこのタイミングデータに従ってキーデータを
読み出して元の楽音を再生するものが知られている(特
開昭58−211191号公報参照)。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このような自動演奏装置は、記録モードに
設定すると直ちに記録動作が開始するよう構成されてお
り、記録モードの設定と演奏の開始(キーオン)とを同
期させることが困難であった。このため、例えば記録モ
ードに設定した後、演奏を開始すると、演奏データの最
初の部分が空白(無演奏状態)となってしまい、これを
再生すると最初に一瞬音が出ないこととなり、演奏者等
に不安感を与えるという不都合があった。また、演奏デ
ータメモリに記録された無演奏部分によって、該メモリ
が無駄に使用されてしまうという不都合があった。ま
た、再生時に所望の点で一時停止し、その点から訂正し
たいように演奏を開始するだけで演奏データを訂正する
ことができないという不便さがあった。
この発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑
み、自動演奏記録装置において、再生時に所望の点で一
時停止し、その点から記録を開始して演奏データを訂正
できるようにするとともに、記録の開始を演奏の開始に
同期させて行なえるようにすることにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するため本発明の自動演奏記録装置
は、楽曲の進行に従って楽音の発生を制御するための演
奏データを記録する演奏データメモリ手段と;楽曲の進
行に従って順次入力される演奏データを上記演奏データ
メモリ手段に記録する演奏データ記録手段と;上記演奏
データメモリ手段から楽曲の進行に従って順次演奏デー
タを読み出す演奏データ読出手段と;該演奏データ読出
手段が前記演奏データメモリ手段から演奏データを読み
出している状態を一時停止させる一時停止手段と;演奏
情報を記録するか否かのモードを指定する記録モード指
定手段と;前記一時停止の状態において記録モードが指
定された時には、記録されるべき楽曲の最初の楽音発生
を示すキーオンデータの発生に応じて、前記演奏データ
記録手段による前記演奏データメモリ手段への記録を、
一時停止した位置から開始可能な状態とする制御手段と
を具備することを特徴とする。
[作用] この構成において、演奏データ記録手段により記録さ
れた演奏データメモリ手段内の演奏データを訂正したい
場合、まず、その演奏データを演奏データ読出手段によ
り読み出して、演奏を再生し、訂正したい箇所におい
て、読出しを一時停止させる。そして、記録モードを指
定し、その後、訂正したいように演奏を開始することに
より、記録されるべき楽曲の最初の楽音発生を示すキー
オンデータが発生し、これに応じて演奏データの記録
が、すなわち一時停止した点以降の演奏データの訂正が
開始される。
[効果] これによれば、演奏データを読み出している状態にお
いて所望の点で一時停止させ、キーオンデータの発生を
開始させることにより、所望の点から、記録の開始と訂
正データの入力開始とを同期させて記録を開始し、訂正
を行なうことができる。すなわち、演奏者は、まず自動
演奏をモニターして演奏データの訂正開始箇所をサーチ
して自動演奏を停止することにより、訂正開始箇所を確
認しつつ決定することができ、その後、訂正したいよう
に演奏を開始するだけで訂正を開始することができる。
したがって、演奏データのエディットにおける記録再開
時の無音部分の発生を防ぐと共に、演奏者などに不安感
を覚えさせることもなく、またメモリを節約することも
できる。
[実施例] 以下、図面によりこの発明の実施例を説明する。第2
図は、この発明の一実施例に係る自動演奏記録再生装置
を適用した自動演奏システムのブロック図を示す。この
自動演奏記録再生装置10は、MIDI(Musical Instrument
Disital Interface)規格に適合したMIDIレコーダと称
される装置で、他のMIDI規格適合機と演奏データの送受
が可能である。ここでは、MIDIレコーダ10に対し、入力
装置としての鍵盤(キーボード)と出力装置としての音
源(楽音形成回路)の双方を備えたMIDI規格適合の電子
楽器60を接続することにより自動演奏システムを構成し
ている。
(第2図のレコーダの構成説明) 第2図のMIDIレコーダ10は、その全体動作をマイクロ
コンピュータ12を用いて制御するように構成されてい
る。このマイクロコンピュータ12は、バス14に各々接続
されたプログラムメモリ16、CPU18およびワーキングメ
モリ20からなる。このバス14には、さらに、操作子スイ
ツチ回路22、表示制御回路24、バッファ回路26、テンポ
発振器28、タイマ発振器30、各種レジスタ&バッファ32
および演奏データメモリ34が接続されている。
プログラムメモリ16は、ROMで構成され、第5図〜第1
4図に示すフローチャートに対応したメインプログラ
ム、タイマインタラプトおよびテンポインタラプトの各
インタラプトプログラムならびにそれらのサブプログラ
ムを記憶している。
CPU18は、電源スイッチ46(第3図参照)の投入によ
りメインプログラムの実行を開始するとともに同プログ
ラムを該電源スイッチ46の開成まで繰り返し実行し、テ
ンポ発振器28およびタイマ発振器30からの割込信号(TM
PINTおよびTIMEIRT)の到来時には前記メインプログラ
ムの実行を中断して前記テンポおよびタイマインタラプ
トプログラムを割込み実行する。
ワーキングメモリ20は、RAMで構成され、CPU18が前記
プログラムを実行する際に発生する各種のデータを一時
的に記憶する。このワーキングメモリ20内には下記のよ
うなフラグおよびレジスタ等が設定されている。なお、
以下においてはレジスタ等およびその内容(データ)は
同じラベルで表示するものとする。
記録中フラグREC・・・レコーダ10の作動状態を表わ
すフラグであり、“1"にて演奏データを演奏データメモ
リ34に書込中(記録モード)であることを表わし、かつ
“0"にて前記記録モードでないことを表わす。
レコードポーズフラグRECPSE・・・レコーダ10の作動
状態を表わすフラグであり、“1"にてレコードシンクロ
スタート状態(記録待機モード)であることを示す。こ
の状態でキーオン(KON)信号が発生すれば上記作動状
態はレコード状態(記録モード)となる。
再生中フラグPLY・・・レコーダ10の作動状態を表わ
すフラグであり、“1"にて自動演奏用データを演奏デー
タメモリ34から読出中(再生モード)であることを表わ
し、かつ“0"にて前記再生モードでないことを表わす。
プレイポーズフラグPLYPSE・・・レコーダ10の作動状態
を表わすフラグであり、“1"にてプレイシンクロスター
ト状態(再生待機モード)であることを示す。この状態
でキーオン(KON)信号が発生すれば上記作動状態はプ
レイ状態(再生モード)となる。
ランニングレコードフラグRUNREC・・・レコーダ10の
作動状態を表わすフラグであり、“1"のにてランニング
レコードモード(再生中記録待機モード)であることを
示す。このモードは演奏データを再生しながら記録動作
を待機するモードで、キーオン(KON)信号が発生した
時点でレコーダ10はプレイ状態からレコード状態とな
る。
テンポカウンタTCNT・・・テンポ発振器28がテンポイ
ンタラプト信号TMPINTを発生する毎に「1」ずつ歩進す
るカウンタレジスタであり、そのカウント値は自動演奏
の1小節内における進行位置を表わす。
前テンポカウンタTCNT(PR)・・・最新のレコード開
始時のテンポカウントTCNT値を記録するカウンタレジス
タ。レコードシンクロスタートモードまたはランニング
レコードモードにおいてキーオンKONがあった場合、そ
のタイミングを一時記憶する。
アドレスポインタADR・・・演奏データメモリ34のア
ドレス指定用カウンタレジスタ。
前アドレスADR(PR)・・・最新のレコード開始時の
アドレスADR値を記憶するカウンタレジタ。レコードシ
ンクロスタートモードまたはランニングレコードモード
においてキーオンKONがあった場合、そのキーオン時の
演奏データメモリ34のアドレスを一時記憶する。
リワインド(巻戻し)フラグREW・・・レコーダ10の
作動状態を表わすフラグであり、“1"にて前記アドレス
ADR値のディクリメントを比較的短周期で繰り返す巻戻
しモードであることを示す。
早送りフラグFF・・・レコーダ10の作動状態を表わす
フラグであり、“1"にて前記アドレスADR値の歩進(イ
ンクリメント)を比較的短周期で繰り返す早送りモード
であることを示す。
第3図は、レコーダ10のパネル部の概観を示す。この
パネル部には、記録モード、レコードシンクロスタート
モードおよびランニングレコードモード等の記録(レコ
ード)に関わる動作モードを設定するための記録(RECO
RD)操作子36、再生および記録動作を開始したり、再
生、記録、早送りおよび巻戻しの各動作を上記前テンポ
カウント値TCNT(PR)および前アドレス値ADR(PR)を
操作することなく停止(一時停止)させるためのスター
ト/ポーズ(SRT/PSE)操作子38、上記アドレスADRを比
較的高速で前進および後退させるための早送り(FF)操
作子40および巻戻し(REW)操作子42、上記早送りおよ
び巻戻し以外の動作モードから前テンポカウント値TCNT
(PR)および前アドレス値ADR(PR)を初期設定して停
止モードにするための停止(STOP)操作子44、電源(PO
WER)スイッチ46、ならびに表示器48が配設されてい
る。これらのモード設定操作子群36〜44の操作は第2図
の操作子スイッチ回路22内に各操作子に対応して設けた
複数の操作子スイッチにより検出されるようになってお
り、表示器48は表示制御回路24により表示制御されるよ
うになっている。
バッファ回路26は、MIDI入力端子50およびMIDI出力端
子52に接続されたデータバス54および56を介して電子楽
器60との間で演奏データを送受信するためのインターフ
エースである。
テンポ発振器28は、分周率可変の分周器からなり、タ
イマ発振器30から出力される一定周期のクロックパルス
を設定されたテンポに従って分周し、該テンポに応じた
テンポインタラプト信号TMPINTを14を介してマイクロコ
ンピュータ12に出力する。
タイマ発振器30は、周波数固定の発振器からなり、そ
の一定周波数の発振出力を上記テンポ発振器28に出力す
るとともに、タイマインタラプト信号TIMEIRTとしてバ
ス14を介してマイクロコンピュータ12に出力する。この
タイマインタラプト信号TIMEIRTは早送りおよび巻戻し
速度、すなわちこの時のアドレスADRの変化速度を決定
するために用いられる。
各種レジスタ&バッファ32は、マイクロコンピュータ
12が前記プログラムを実行する際に発生する各種のデー
タを一時記憶するためのものであり、RAMにより構成さ
れ、例えば上記マイクロコンピュータ12がバッファ回路
26から取り込んだ演奏データを一時記憶するためのイベ
ントバッファIVTBUF等からなる。
演奏データメモリ34は、RAMで構成され、ワーキング
メモリ20内のアドレスレジスタに設定されたアドレスAD
Rによりアドレス指定される多数の記憶位置APM(ADR)
を有する。各記憶位置APM(ADR)には、次のような各種
自動演奏用データが第4図に示すようなデータフォーマ
ットで記憶されるようになっている。終了コードを除く
各データの上位2ビットはデータの種別を示す識別マー
クである。
タイミングデータ・・・タイミングデータであることを
示す識別マークと、小節の頭からの経過時間を表わす時
間データTIMDとからなる。この時間データTIMDとしては
前記テンポカウント値TCNTに相当するデータが書き込ま
れる。
押鍵データ・・・電子楽器60の図示しない鍵盤における
押鍵イベントデータであることを示す識別マークと、押
鍵された鍵を表わすキーコードKCとからなる。
離鍵データ・・・前記鍵盤における離鍵イベントデータ
であることを示す識別マークと、離鍵された鍵を表わす
キーコードKCとからなる。
音色等データ・・・電子楽器60の図示しない操作パネル
における音色操作子群または効果操作子群により各々更
新された音色データまたは効果データであることを示す
識別マークと、該更新された音色または効果名を表わす
音色・効果名データとからなる。
小節コード・・・自動演奏の進行タイミングが小節の頭
に対応したタイミングであることを示し、識別マークが
タイミングデータに等しく、かつ時間データが小節エン
ドを示すタイミングデータに等しいデータである。
終了コード・・・自動演奏の終了タイミングであること
を示す。
(第2図の電子楽器の構成説明) 第2図の電子楽器60は、鍵スイッチ回路62および操作
子スイッチ回路64を備えている。鍵スイッチ回路62は、
楽音を指定するための図示しない鍵盤の各鍵に対応して
設けられた複数の鍵スイッチを有し、各鍵スイッチの開
閉成に基づき鍵盤における各鍵の押離鍵を検出する。
操作子スイッチ回路64は、図示しない操作パネルに配
設された楽音の音色および効果の付与を各々指示するた
めの音色操作子群および効果操作子群のそれぞれに対応
する複数の操作子スイッチを備え、各操作子スイッチの
開閉成に基づき操作パネルにおける各操作子の操作を検
出する。それらの鍵スイッチ回路62および操作子スイッ
チ回路64はバス66に接続されている。
さらに、バス66には、バッファ回路68、楽音信号発生
回路80およびマイクロコンピュータ90が接続されてい
る。バッファ回路68は、MIDI入力端子70および出力端子
72に接続された前述のデータバス56および54を介してレ
コーダ10との間で演奏データを送受信するためのもので
ある。楽音信号発生回路80は、各々ピアノ、バイオリン
等の楽器に対応した楽音信号を形成する複数の楽音信号
形成チャンネルを備えており、前記鍵盤における押離鍵
や前記操作パネルにおける音色操作子群および効果操作
子群の操作に応じて発生する情報、ならびにレコーダ10
において演奏データメモリ34から読み出され、バッファ
回路26,68およびデータバス56を介して入力される情報
に応じて、マイクロコンピュータ90からバス66を介して
供給される演奏データに基づき楽音信号を形成して出力
する。この楽音信号はアンプ82に供給されるようになっ
ている。アンプ82の出力はスピーカ84に接続されてお
り、同スピーカ84はアンプ82から供給される楽音信号に
対応した楽音を発音する。
マイクロコンピュータ90は、バス66に各々接続されたプ
ログラムメモリ92、CPU94およびワーキングメモリ96か
らなる。プログラムメモリ92は、ROMで構成され、第15
図に示すフローチャートに対応したプログラムを記憶し
ている。CPU94は、電源スイッチ(図示しない)の投入
により上記プログラムの実行を開始するとともに同プロ
グラムを電源スイッチの開成まで繰返し実行する。ワー
キングメモリ96は、RAMで構成され、前記プログラムの
実行に必要な複数のデータおよびフラグを一時的に記憶
する。このワーキングメモリ96に一時記憶するデータと
しては、例えば前記鍵盤および操作パネルの操作状態が
変化したことを示すイベントデータやレコーダ10から入
力する演奏データがあり、メモリ96にはこれらのデータ
をそれぞれ一時格納するためのイベントバッファレジス
タIIVTBUF1およびIIVTBUF2が設定されている。
(実施例の動作説明) 次に、上記のように構成した実施例の動作を、第5図
〜第11図のフローチャートを参照しながら説明する。
(1)電子楽器60の動作説明 電子楽器60において電源スイッチ(図示しない)が投
入されると、電子楽器60のCPU94は第15図のステップ100
にてメインプログラムの実行を開始し、ステップ101に
てワーキングメモリ96内の各レジスタをクリアすること
により、マイクロコンピュータ90を初期状態に設定す
る。この初期設定後、CPU94はステップ102にて鍵スイッ
チ回路62内の各鍵スイッチおよび操作子スイッチ回路64
内の各操作子スイッチをスキャンすることにより、前記
鍵盤に関する押離鍵情報および前記操作パネルに関する
各操作子の操作情報をバス66に介して読み込むととも
に、バッファ回路68にアクセスしてレコーダ10からの入
力情報があればそれを読み込み、ステップ103にて該読
み込んだ押離鍵情報、操作情報およびに入力情報に基づ
きワーキングメモリ96との協働により鍵盤における押離
鍵イベント、操作パネルにおける操作イベントおよび入
力端子70への入力イベントの有無を検出する。今、鍵盤
においていずれの鍵も押離鍵されず、操作パネルにおい
ていずれの操作子も操作されず、かつ入力端子70へ何ら
の情報も入力していなければ、CPU94はステップ103にて
「NO」すなわちイベント無しと判定して、プログラムを
ステップ102に戻し、ステップ102,103からなる循環処理
を実行し続ける。
また、鍵盤においていずれかの鍵が押離鍵されるか、
操作パネルにおいていずれかの操作子が操作されるか、
または入力端子70へ何らかの情報が力されていると、CP
U94は上記ステップ103にて「YES」すなわちイベント有
りと判定し、プログラムをステップ104〜107からなる鍵
・音色・効果イベント処理に進める。ステップ104で
は、CPU94がステップ102,103の循環処理を1回実行する
間に検出されるイベントは同時に生じたものとして扱わ
れ、この同時に生じたイベントデータがワーキングメモ
リ96内のイベントバッファレジスタIIVTBUF1および2に
取り込まれる。ここで、前記鍵盤に関する押離鍵情報お
よび前記操作パネルに関する各操作子の操作情報はイベ
ントバッファレジスタIIVTBUF1に取り込まれ、レコーダ
10からの入力情報はイベントバッファレジスタIIVTBUF2
に取り込まれる。さらに、ステップ105にてイベントバ
ッファレジスタIIVTBUF1および2内の全てのイベントデ
ータが楽音発生回路80に出力される。この場合、該イベ
ントデータが鍵盤における押鍵を表わすデータ(押鍵デ
ータ)であれば、楽音信号発生回路80は該押鍵データで
示された鍵に対応した鍵音高周波数の楽音信号の形成を
開始して、該形成した楽音信号をアンプ82を介してスピ
ーカ84に供給する。その結果、スピーカ84からは、鍵盤
にて押鍵された鍵および前記入力情報中の押鍵データで
指定された鍵に対応した鍵音高周波数の楽音が発音され
る。また、前記イベントデータが鍵盤における離鍵を表
わすデータ(離鍵データ)であれば、楽音信号発生回路
80は前述のようにして今まで形成中であった離鍵された
鍵および前記入力情報中の離鍵データで指定された鍵に
関する楽音信号の形成出力を停止する。その結果、スピ
ーカ84からは、鍵盤にて離鍵された鍵および前記入力情
報中の離鍵データで指定された鍵に関する楽音が発音さ
れなくなる。
一方、上述のように楽音信号発生回路80に供給された
イベントデータが音色操作子群または効果操作子群に関
するものであれば、同発生回路80は、該供給されたイベ
ントデータに基づき、操作された操作子および前記入力
情報中の音色等データで指定された操作子に応じて発生
楽音信号の音色または同信号に対する効果付与を制御す
る。その結果、発音される楽音の音色および同楽音に対
する効果付与が音色操作子群および効果操作子群の操作
ならびに前記入力情報に応じて制御されるようになる。
上記ステップ105の処理後、CPU94はステップ106にて
イベントバッファレジスタIIVTBUF1内の全てのイベント
データを外部出力端子72に出力する。これにより、電子
楽器60の前記鍵盤に関する押離鍵情報および前記操作ネ
ルに関する各操作子の操作情報が演奏データとしてレコ
ーダ10へ出力される。
続いて、CPU94はステップ107にて前記イベントバッフ
ァレジスタIIVTBUF1および2内の全てのイベントデータ
をクリアして、プログラムをステップ102に戻す。そし
て、CPU94は再び上記ステップ102,103からなる循環処理
を実行し、該循環処理中、鍵盤における押離鍵、音色操
作子群および効果操作子群における操作、またはレコー
ダ10からの演奏データ入力があると、上記ステップ104
〜107の処理により上述のようにして前記押離鍵もしく
は操作または入力情報に応じて楽音の発生を制御する。
(2)レコーダ10の動作説明 2−1.メイン処理 レコーダ10において電源スイッチ46(第3図)が投入
されると、レコーダ10のCPU18は第5図のステップ200に
てメインプログラムの実行を開始し、ステップ201にて
ワーキングメモリ20内の各レジスタおよびフラグをクリ
アすることにより、マイクロコンピュータ12を初期状態
に設定する。この初期設定後、CPU18は、ステップ202に
てバッファ回路28にアクセスすることにより入力端子50
におけるイベントの有無を検出する。さらに、ステップ
203〜207のそれぞれにてレコードスイッチ36、スタート
/ポーズスイッチ38、ストップスイッチ44、巻戻しスイ
ッチ42および早送りスイッチ40をスキャンして各スイッ
チにおけるイベントの有無を検出する。入力端子50に何
らの情報も入力しておらず、かつ各スイッチ38〜44のい
ずれも操作されていなければ、CPU18は各ステップ202〜
207のいずれにおいても「NO」すなわちイベント無しと
判定し、ステップ202〜207からなる循環処理を実行し続
ける。
2−2.レコードスイッチ処理 前記第5図のステップ202〜207からなる循環処理中、
レコードスイッチ36が操作されると、CPU18は上記ステ
ップ203にて「YES」すなわちイベント有りと判定し、プ
ログラムをステップ209に進め、ステップ209にて第6図
に詳細に示すレコードスイッチ処理を実行する。
このレコードスイッチ処理においては、ステップ300
にてその実行が開始され、ステップ301〜303にてワーキ
ングメモリ20内に設定されている再生中フラグPLY、記
録中フラグRECおよびプレイポーズフラグPLYPSEがそれ
ぞれ“1"であるか否かが判定される。
CPU18は、ステップ301,302の判定処理にていずれも
「NO」、すなわち再生中フラグPLYおよび記録中フラグR
ECのいずれもが“0"であると判定したときは、ステップ
303の判定を行ない、プレイポーズフラグPLYPSEが“1"
の場合はステップ304にて該フラグPLYPSEをリセットし
た後、また該フラグPLYPSEが“0"の場合はステップ304
をスキップして該フラグPLYPSEをリセット状態(“0")
に保ったまま、プログラムをステップ305に進める。CPU
18は、さらに、ステップ305にてレコードポーズフラグR
ECPSEをセットした後、ステップ306にてこのレコードス
イッチ処理の実行を終了して、プログラムを第5図のス
テップ204に戻す。すなわち、再生中および記録中(な
らびに早送りおよび巻戻し)以外の動作モード中にレコ
ードスイッチ36が操作されると、レコーダ10の動作モー
ドはレコードシンクロスタート状態に設定される。この
レコードシンクロスタート状態とは、記録待機状態で一
時停止し、電子楽器60における押鍵(キーオン)に同期
して記録動作を開始するモードである。
また、前記ステップ301の判定処理にて再生中フラグP
LYが“1"であればステップ307に進んでランニングレコ
ードフラグRUNRECをセットした後、前記ステップ306に
てこのレコードスイッチ処理の実行を終了して、プログ
ラムを第5図のステップ204に戻す。すなわち、再生中
にレコードスイッチ36が操作されると、レコーダ10の動
作モードはランニングレコードモードに設定される。こ
のランニングレコードモードとは、再生動作を継続した
まま記録を予約し電子楽器60の鍵盤におけるキーオンに
同期して記録状態へ移行するモードである。
さらに、ステップ301,302の判定処理にて再生中フラ
グPLYが“0"で記録中フラグRECが“1"であれば、ステッ
プ308にてテンポウカウンタTCNTおよびアドレスポイン
タADRにそれぞれ前テンポカウント値TCNT(PR)および
前アドレス値ADR(PR)を書き込み、記録中フラグRECを
リセットし、前記ステップ305にてレコードポーズフラ
グRECPSEをセットした後、ステップ306にてこのレコー
ドスイッチ処理の実行を終了して、プログラムを第5図
のステップ204に戻す。すなわち、記録中にレコードス
イッチ36が操作されると、レコーダ10の動作モードはリ
・レコードモードにて設定される。このリ・レコードモ
ードとは、このレコードスイッチ36操作前の直近の記録
動作開始時の記録位置から再記録を実行するためのモー
ドであり、テンポカウントTCNTおよびアドレスADRを上
記記録位置にセットした後、前記レコードシンクロスタ
ート状態となり、電子楽器60の鍵盤におけるキーオンに
同期して記録動作を再開するモードである。
2−3.スタート/ポーズスイッチ処理 前記第5図のステップ202〜207からなる循環処理中、
スタート/ポーズスイッチ38が操作されると、CPU18は
上記ステップ204にて「YES」すなわちイベント有りと判
定し、プログラムをステップ210に進め、ステップ210に
て第7図に詳細に示すスタート/ポーズスイッチ処理を
実行する。
第7図のスタート/ポーズスイッチ処理においては、
ステップ350にてその実行が開始され、ステップ351〜35
6にてワーキングメモリ20内に設定されているレコード
ポーズフラグRECPSE、記録中フラグREC、早送りフラグF
F、巻戻しフラグREW、再生中フラグPLYおよびプレイポ
ーズフラグPLYPSEがそれぞれ“1"であるか否か判定され
る。
CPU18は、ステップ351〜355の判定処理にていずれも
「NO」、すなわちレコードポーズフラグRECPSE、記録中
フラグREC、早送りフラグFF、巻戻しフラグREWおよび再
生中フラグPLYのいずれもが“0"であると判定したとき
は、ステップ356の判定を行ない、プレイポーズフラグP
LYPSEが“1"の場合はステップ361にて該プラグPLYPSEを
リセットした後、また該フラグPLYPSEが“0"の場合はス
テップ356から該フラグPLYPSEをリセット状態(“0")
に保ったまま直接、プログラムをステップ357に進め
る。CPU18は、さらに、ステップ357にて再生フラグPLY
を反転(すなわちセット)した後、ステップ358にてこ
のスタート/ポーズスイッチ処理の実行を終了して、プ
ログラムを第5図のステップ205に戻す。すなわち、プ
レイシンクロスタート状態または停止状態においてスタ
ート/ポーズスイッチ38が操作されると、レコーダ10の
動作モードは再生モードとなる。
前記ステップ351の判定処理にてレコードポーズフラ
グRECPSEが“1"であればステップ359に進んで該レコー
ドポーズフラグRECPSEをリセットし、レコードフラグRE
Cをセットした後、ステップ358にてこのスタート/ポー
ズスイッチ処理の実行を終了して、プログラムを第5図
のステップ205に戻す。すなわち、レコードシンクロス
タート状態においてスタート/ポーズスイッチ38が操作
されると、レコーダ10の動作モードは記録モードとな
る。
前記ステップ352〜354の判定処理にて記録中フラグRE
C、早送りフラグFFおよび巻戻しフラグREWのいずれかが
“1"であれば、これらのステップから直接ステップ358
に進み、そのままこのスタート/ポーズスイッチ処理の
実行を終了して、プログラムを第5図のステップ205に
戻す。すなわち、記録、早送りまたは巻戻し中にスター
ト/ポーズスイッチ38を操作しても、このスタート/ポ
ーズスイッチ処理においてはその操作が無視される。
さらに、ステップ355の判定処理にて再生中フラグPLY
が“1"であれば、ステップ360にてプレイポーズフラグP
LYPSEをセットし、前記ステップ357にて再生フラグPLYP
を反転(すなわちリセット)した後、ステップ358にて
このスタート/ポーズスイッチ処理の実行を終了して、
プログラムを第5図のステップ205に戻す。すなわち再
生中にスタート/ポーズスイッチ38が操作されると、レ
コーダ10の動作モードはプレイシンクロスタートモード
となる。このプレイシンクロスタートモードにおいて
は、電子楽器60の鍵盤が操作されてキーオン信号が発生
するとこの鍵盤操作に同期して再生(自動演奏)が開始
される。
2−4.ストップスイッチ処理 前記第5図のステップ202〜207からなる循環処理中、
ストップスイッチ44が操作されると、CPU18は上記ステ
ップ205にて「YES」すなわちイベント有りと判定し、プ
ログラムをステップ211に進め、ステップ211にて第6図
に詳細に示すストップスイッチ処理を実行する。
第8図のストップスイッチ処理においては、ステップ
400にてその実行が開始され、ステップ401にてワーキン
グメモリ20内に設定されているレコードポーズフラグRE
CPSE、プレイポーズフラグPLYPSE、記録中フラグRECお
よび再生中フラグPLYがリセットされ、アドレスADR、前
テンポカウンタレジスタTCNT(PR)および前アドレスレ
ジスタADR(PR)がクリアされた後、ステップ402にてこ
のストップスイッチ処理の実行を終了して、プログラム
が第5図のステップ206に戻る。すなわち、早送りおよ
び巻戻し以外のモードにおいてストップスイッチ44が操
作されると、レコーダ10の動作モードは停止モードに設
定される。なお、早送りおよび巻戻しにおいては、後述
するように、このストップスイッチ44の操作は無視され
る。
2−5.巻戻しスイッチ処理 前記第5図のステップ202〜207からなる循環処理中、
巻戻しスイッチ42が操作されると、CPU18は上記ステッ
プ206にて「YES」すなわちイベント有りと判定し、プロ
グラムをステップ212に進め、ステップ212にて第9図に
詳細に示す巻戻しスイッチ処理を実行する。
第9図の巻戻しスイッチ処理においては、ステップ50
0にてその実行が開始され、ステップ501にてワーキング
メモリ20内に設定されたレコードポーズフラグRECPSE、
プレイボーズフラグPLYPSE、記録中フラグREC、再生中
フラグPLYおよび早送りフラグFFがリセットされた後、
ステップ502にてアドレス値ADRが「0」であるか否かが
判定される。アドレス値ADRが「0」であれば、演奏デ
ータメモリ34の先頭位置であり、これ以上、巻戻しする
ことはできないから、CPU18は、ステップ503にてテンポ
カウント値TCNTをクリアし、プレイポーズフラグPLYPSE
をセットした後、ステップ504にてこの巻戻しスイッチ
処理の実行を終了して、プログラムを第5図のステップ
207に戻す。すなわち、アドレス値ADRが「0」の状態で
巻戻しスイッチ42を操作すると、レコーダ10の動作モー
ドは巻戻しモードには設定されずにプレイシンクロスタ
ート状態に設定される。
一方、ステップ502の判定が「NO」、すなわちアドレ
ス値ADRが「0」以外であれば、CPU18は、プログラムを
ステップ511に進め、ステップ511にて巻戻しフラグREW
をセットし、ステップ512にてアドレス値ADRをディクリ
メント(「−1」)するとともに、新たなアドレス値AD
Rに基づいて演奏データ記録量(またはメモリ残量)を
パネル部の表示器48(第3図)に棒グラフ表示させた
後、ステップ513にてアドレス値ADRが「0」か否かを判
定する。ステップ513の判定にて「NO」、すなわち
「0」でなければ、ステップ514にてスタート/ポーズ
スイッチ38が操作されたか否かを判定する。操作されて
いなければステップ515にてタイマ値Tを検査し、この
タイマ値Tが「0」となるか、スイッチ38が操作される
までステップ514および515の処理を繰り返すアイドリン
グ処理を実行する。ステップ515の判定にてタイマ値T
が「0」になると、CPU18はプログラムをステップ512に
戻し、アドレス値ADRをディクリメントする。
タイマ値Tは、タイマ発振器30から割込信号TIMEIRT
が出力される度にCPU18が実行する第10図のタイマイン
タラプト処理によって、所定値nからディクリメントさ
れ、割込信号TIMEIRTのn個ごとに「0」となる。すな
わち、アドレス値ADRは上記割込信号TIMEIRTの周期のn
倍の周期でディクリメントされる。
アドレス値ADRが「0」になると、第9図のステップ5
13の判定にて「YES」となり、プログラムはステップ516
に進められる。CPU18は、ステップ516にて巻戻しフラグ
REWをリセットした後、前記ステップ504にてこの巻戻し
スイッチ処理の実行を終了して、プログラムを第5図の
ステップ207に戻す。すなわち、巻戻し動作中にアドレ
ス値ADRが「0」となった場合、レコーダ10の動作モー
ドは停止モードとなる。
また、巻戻し動作中にスタート/ポーズスイッチ38が
操作されると、ステップ514の判定にて「YES」となり、
プログラムは前記ステップ516に進められる。CPU18は、
ステップ516にて巻戻しフラグREWをリセットした後、前
記ステップ504にてこの巻戻しスイッチ処理の実行を終
了して、プログラムを第5図のステップ207に戻す。す
なわち、巻戻し動作中にスタート/ポーズスイッチ38が
操作されると、レコーダ10の動作モードは停止モードと
なる。なお、この巻戻し動作中は、スタート/ポーズス
イッチ38以外のスイッチ36および46〜48の操作は無視さ
れる。
2−6.早送りスイッチ処理 前記第5図のステップ202〜207からなる循環処理中、
早送りスイッチ40が操作されると、CPU18は上記ステッ
プ207にて「YES」すなわちイベント有りと判定し、プロ
グラムをステップ213に進め、ステップ213にて第11図に
詳細に示す早送りスイッチ処理を実行する。
第9図の早送りスイッチ処理においては、ステップ60
0にてその実行が開始され、ステップ601にてワーキング
メモリ20内に設定されたレコードポーズフラグRECPSE、
プレイポーズフラグPLYPSE、記録中フラグREC、再生中
フラグPLYおよび巻戻しフラグREWがリセットされ、ステ
ップ602にてアドレス値ADRがインクリメント(「+
1」)されるとともに、新たなアドレス値ADRに基づい
て演奏データ記録量(およびメモリ残量)をパネル部の
表示器48(第3図)に棒クラフ表示させた後、ステップ
603にて演奏データメモリ34の記憶位置APM(ADR)に記
憶されているデータが終了コードであるか否かが判定さ
れる。終了コードでなければ、CPU18は、ステップ604に
てスタート/ポーズスイッチ38が操作されたか否かを判
定する。そして該スイッチ38が操作されていなければ、
ステップ605にてタイマ値Tを検査し、このタイマ値T
が「0」となるか、スイッチ38が操作されるまでステッ
プ604および605の処理を繰り返すアイドリング処理を実
行する。ステップ605の判定にてタイマ値Tが「0」に
なると、CPU18はプログラムをステップ602に戻し、アド
レス値ADRをインクリメントする。タイマ値Tは、上述
のように巻戻しスイッチ処理におけると同様に、第10図
のタイマインタラト処理でディクリメントされる。した
がって、この早送りスイッチ処理におけるアドレス値AD
Rのインクリメントの周期も前記割込信号TIMEIRTの周期
のn倍の周期となる。
アドレス値ADRが進み、記憶位置APM(ADR)から終了
コードが読み出された場合、以降の記憶位置に演奏デー
タは記憶されていないから早送りは無意味である。この
場合にはステップ603の判定にて「YES」となり、プログ
ラムはステップ606に進められる。CPU18は、ステップ60
6にて早送りフラグFFをリセットした後、ステップ607に
てこの早送りスイッチ処理の実行を終了して、プログラ
ムを第5図のステップ202に戻す。また、早送り動作中
にスタート/ポーズスイッチ38が操作されると、ステッ
プ604の判定にて「YES」となり、プログラムは前記ステ
ップ606に進められる。CPU18は、ステップ606にて早送
りフラグFFをリセットした後、前記ステップ604にてこ
の早送りスイッチ処理の実行を終了して、プログラムを
第5図のステップ207に戻す。すなわち、早送り動作中
に終了コードが読み出されるか、スタート/ポーズスイ
ッチ38が操作されると、レコーダ10の動作モードは停止
モードとなる。なお、この早送り動作中は、前記巻戻し
時と同様に、スタート/ポーズスイッチ38以外のスイッ
チ36および46〜48の操作は無視される。
2−7.入力データ処理 レコーダ10において前記第5図のステップ202〜207か
らなる循環処理中、電子楽器60が第15図のステップ106
の処理を実行した結果、該電子楽器60から入力端子50に
演奏データが入力されると、CPU18は上記ステップ202に
て「YES」すなわちイベント有りと判定し、プログラム
をステップ208に進め、ステップ208にて第12図に詳細に
示す入力データ処理を実行する。
第12図の入力データ処理においては、ステップ700に
てその実行が開始され、CPU18は、ステップ701にてバッ
ファ回路28内の全イベントデータをイベントバッファIV
TBUFに取り込んだ後、ステップ702にてイベントバッフ
ァIVTBUF内のイベントデータにキーコードデータが含ま
れているか否かを判定する。ステップ702の判定にて「Y
ES」すなわちイベントバッファIVTBUF内にキーコードデ
ータが格納されていれば、CPU18は、プログラムをステ
ップ703に進め、該ステップ703ないし706の各ステップ
にてワーキングメモリ20内に設定されているプレイポー
ズフラグPLYPSE、レコードポーズフラグRECPSE、ランニ
ングレコードフラグRUNRECおよび記録中フラグRECがそ
れぞれ“1"であるか否を判定する。
ステップ703〜706の判定処理にていずれも「NO」、す
なわち停止または再生中であれば、CPU18は、ステップ7
07にてイベントバッファIVTBUFをクリアした後、ステッ
プ708にてこの入力データ処理の実行を終了してプログ
ラムを第5図のステップ203に戻す。この場合、電子楽
器60から入力端子50へ入力された演奏データは全く無視
されることになる。
前記ステップ703の判定処理にてプレイポーズフラグP
LYPSEが“1"、すなわちレコーダ10がプレイシンクロス
タート状態であれば、CPU18は、プログラムをステップ7
10に進め、該ステップ10にて該プレイポーズフラグPLYP
SEおよび記録中フラグRECをリセットするとともに、再
生中フラグPLYをセットした後、前記ステップ707にてイ
ベントバッファIVTBUFをクリアし、ステップ708にてこ
の入力データ処理の実行を終了してプログラムを第5図
のステップ203に戻す。すなわち、プレイシンクロスタ
ート状態ではキーオンに同期して再生(自動演奏)を開
始する。
前記ステップ704の判定処理にてレコードポーズフラ
グRECPSEが“1"、すなわちレコーダ10がレコードシンク
ロスタート状態であれば、CPU18は、プログラムをステ
ップ720に進め、該ステップ720にて該レコードポーズフ
ラグRECをリセットし、続くステップ721にて記録中フラ
グRECをセットするとともに、再生中フラグPLYをリセッ
トし、さらに前テンポカウンタレジスタTCNT(PR)およ
び前アドレスレジスタADR(PR)にそれぞれ現在のテン
ポカウント値TCNTおよびアドレス値ADRを格納した後、
ステップ706にて記録中フラグRECが“1"であるか否かを
判定する。かかる場合、記録中フラグRECはステップ721
にてセットされているから、ステップ706の判定処理は
「YES」となり、プログラムはステップ731に進められ、
CPU18はステップ731〜737の自動演奏データ書込ルーチ
ンを実行する。すなわち、レコードシンクロスタート状
態ではキーオンに同期して記録(書込)が開始する。こ
のため、記録モードが設定されてから鍵盤演奏が行なわ
れるまでの空白部が生じず、再生時、始めが無音状態と
なって、演奏者等を不安がらせたり、上記空白部により
メモリが無駄に使用されることもない。なお、曲の頭に
休符を入れてからおもむろに演奏するいわゆる弱起の曲
を入力する場合には、記録スイッチ36を操作して先ずレ
コードシンクロスタートモードとし、次にスタート/ポ
ーズスイッチ38を操作して記録モードに切り換え、休符
に相当する期間を経過したとき演奏を開始(キーオン)
すればよい。
上記演奏データ書込ルーチンにおいては、最初、ステ
ップ731にて演奏データメモリ34の記憶位置APM(ADR)
に演奏データとしてタイミングデータが記憶される。こ
のタイミングデータは、第4図に示すように、識別マー
クおよび時間データTIMDからなり、識別マークは該演奏
データがタイミングデータであることを示すコードに設
定され、かつ時間データTIMDはテンポカウントTCNTが示
す値に設定される。これにより、時間データTIMDは小節
の区切りからの時間に対応したタイミングを示すことに
なる。
上記ステップ731の処理後、CPU18は、ステップ732に
てアドレスADRを歩進処理(ADR=ADR+1)し、ステッ
プ733にて新たなアドレス値ADRに基づいて演奏データ記
録量をパネル部(第3図)の表示器48に棒グラフ表示さ
せた後、ステップ734にて上記ステップ701の処理により
イベントバッファレジスタIVTBUFに記憶させたイベント
データを1つだけ取り出して、該取り出したイベントデ
ータに識別マークを付して演奏データとし、演奏データ
メモリ34の記憶位置APM(ADR)に記憶する。さらに、ス
テップ735にてイベントバッファレジスタ内の上記ステ
ップ734で取り出したイベントデータをクリアし、ステ
ップ736にて上記イベントバッファレジスタ内にイベン
トデータが残っているか否かを判定する。かかる場合、
イベントデータが残っていれば上記ステップ736にて「Y
ES」と判定され、CPU18はプログラムをステップ732に戻
して次のイベントデータの書込処理を実行する。一方、
イベントバッファレジスタ内の残りのイベントデータが
なくなると、CPU18はステップ736にて「NO」と判定し、
プログラムをステップ737に進める。さらに、このステ
ップ737にてアドレスADRを歩進した後、前記ステップ70
8の処理によってこの入力データ処理の実行を終了して
プログラムを第5図のステップ203に戻す。
前記ステップ705の判定処理にてランニングレコード
フラグRUNRECが“1"、すなわちレコーダ10がランニング
レコードモードに設定されていれば、CPU18は、プログ
ラムをステップ721に進めて該ランニングレコードフラ
グRUNRECをリセットし、さらに、前記ステップ721およ
び706の処理を実行した後、前記ステップ731〜737の自
動演奏データ書込ルーチンを実行する。すなわち、ラン
ニングレコードモードでは再生動作を実行するととも
に、前記キーオンに同期して再生状態から連続的に記録
状態へ移行する。このため、このモードによると、プレ
イ中の任意のタイミングでキーオンすることにより記録
を再開することができ、演奏データの修正または追加が
容易である。例えば一度ミスした場合にも正しい箇所を
再生して行き、間違った箇所の直前で演奏を開始(キー
オン)することにより、タイミングがずれることなく極
めてスムーズにリアルタイムでエディットすることがで
きる。
さらに、このレコーダ10においては、前記ステップ72
1にてレコードシンクロスタートモードまたはランニン
グレコードモード状態でキーオンされた時点のテンポカ
ウント値TCNTおよびアドレス値ADRを記憶しておき、上
記キーオンにより設定された記録モード中に、記録スイ
ッチ36が操作されたとき、ステップ308(第6図)にて
テンポカウンタTCNTおよびアドレスポインタADRに設定
するようにしている。つまり、記録中に記録スイッチ36
を操作することにより、タイミングTCNTおよび記憶位置
ADRを前回記録を開始した点にセットした状態で次の記
録をシンクロスタートするリ・レコード状態を実現する
ことができる。これにより、演奏データのリアルタイム
エディットを「こま切れ」に完璧に遂行できるまでトラ
イすることができる。また、この「こま切れ」区間の頭
をミス時点またはミス時点直前のきりのよい点というよ
うに任意に設定できる。なお、エディット操作が不要な
場合にはストップスイッチ44を操作することにより、リ
・レコード状態を中止して停止状態とすることができ
る。
前記ステップ721またはステツ359(第7図)において
既に記録中フラグRECがセットされている場合、すなわ
ち記録中であれば、前記ステップ703〜705の判定はいず
れも「NO」となるとともに、ステップ706の判定が「YE
S」となる。したがってこの場合も入力端子50に電子楽
器60からキーコードデータを含むイベントデータが入力
されると、前記ステップ731〜737からなる自動演奏デー
タ書込ルーチンにおいて演奏データメモリ34に該イベン
トデータおよび該イベントデータの発生タイミングTIMD
が記録される。
前記ステップ701の処理によりイベントバッファIVTBU
Fに取り込まれたイベントデータ中にキーコードデータ
が含まれていない場合、すなわちイベントデータが音色
等データおよび小節データのみである場合は、ステップ
702の判定にて「NO」となり、CPU18はプログラムをステ
ップ740に進め、記録中フラグRECおよびレコードポーズ
フラグRECPSEを検査する。そして、記録中フラグRECお
よびレコードポーズフラグRECPSEが双方とも“0"であれ
ば、プログラムを前記ステップ707に進め、該ステップ7
07にてイベントバッファIVTBUFをクリアし、ステップ70
8にてこの入力データ処理の実行を終了してプログラム
を第5図のステップ203に戻す。
一方、ステップ740の判定にて「YES」すなわち、記録
中フラグRECおよびレコードポーズフラグRECPSEのいず
れかが“1"であれば、CPU18はプログラムを前記ステッ
プ733に進め、前記したステップ733〜737および732の処
理を実行する。これにより、キーコードデータを含まな
いイベントデータが入力端子50に入力されたときは、タ
イミングデータ無しでイベントデータのみが演奏データ
メモリ34に記録される。したがって、シンクロレコード
スタート状態でもタイミングを進行させることなく音色
等の変更または設定操作に基づく自動演奏データを記録
することができる。
2−8.テンポインタラプト処理 前記第5図のメイン処理またはそのサブルーチン処理
(第6〜12図)の実行中、テンポ発振器28からテンポク
ロック信号TMPINTが発生されると、CPU18は前記プログ
ラムの実行を中断して第13図のテンポインタラプトプロ
グラムの実行をステップ900から開始し、ステップ903に
て再生中フラグPLYが“1"であるか否かを判定する。か
かる場合、再生中フラグPLYが“0"、すなわちレコーダ1
0が再生モード以外に設定されていれば、前記ステップ9
03の判定処理においては「NO」と判定され、プログラム
はステップ904に進められる。CPU18は、このステップ90
4にて演算TCNT=TCNT+1の実行によりテンポカウントT
CNTを「1」だけ歩進して、ステップ905にて該歩進した
テンポカウントTCNTが小節のエンド値を示すか否かを判
定する。テンポカウントTCNTが小節エンド値を示してい
なければ、前記ステップ905の判定処理においては「N
O」と判定され、プログラムはステップ906に進められ
て、同ステップ906にてテンポインタラプト処理の実行
が終了される。
一方、ステップ904にて歩進したテンポカウントTCNT
が小節エンド値になっていれば、CPU18は、上記ステッ
プ905の判定処理にて、前記テンポカウントTCNTに基づ
き「YES」と判定し、ステップ907にて同テンポカウント
TCNTを「0」に初期設定して、プログラムをステップ90
8に進める。ステップ908においては、記録中フラグREC
が“1"であるか否かが判定されるが、かかる場合、レコ
ーダ10が記録モード以外に設定されていれば、同フラグ
RECは“0"であるので、CPU18は同ステップ908にて「N
O」と判定し、ステップ906にてこのテンポインタラプト
処理の実行を終了する。また、ステップ908の判定にて
「YES」すなわちレコーダ10が記録モードに設定されて
記録中フラグRECが“1"であれば、CPU18はプログラムを
ステップ909に進め、同ステップ909にて演奏データメモ
リ34の記録位置APM(ADR)に、タイミングデータを表わ
す識別データと上記ステップ904にて歩進する前の値で
ある(小節エンド値−1)とからなる小節コード(第4
図参照)を書込み、ステップ910にてADR=ADR+1の演
算の実行によりアドレスADRを「1」だけ歩進させた
後、前記ステップ906にてテンポインタラプトプログラ
ムの実行を終了する。
2−9.自動演奏データ読出ルーチン処理 上述したように、ステップ202〜207(第5図)からな
る循環処理中、停止状態でスタート/ポーズスイッチ38
が操作されるか、あるいはプレイシンクロスタート状態
でスタート/ポーズスイッチ38が操作され、または電子
楽器60の鍵盤演奏が開始(キーオン)されると、レコー
ダ10は再生モードに設定される。
この状態において、テンポ発振器30からテンポクロッ
ク信号が発生された場合には、上記テンポインタラプト
処理が実行され、ステップ900〜908の処理によってテン
ポカウントTCNTの歩進が実行される。
またかかる場合、再生中フラグPLYが“1"に設定され
ていれば、上記テンポインタラプト処理の実行中、CPU7
2はステップ903にて「YES」と判定し、ステップ911にて
第11図に詳細に示す自動演奏データ読出ルーチンの処理
を実行する。
この自動演奏データ読出ルーチンの実行はステップ95
0にて開始され、CPU18は、先ず、ステップ951にてリー
ドタイミングデータRDTIMがテンポカウントTCNTに等し
いか否かを判定する。今、前記リードタイミングデータ
RDTIMとテンポカウントTCNTが等しくなければ、前記ス
テップ951においては「NO」と判定され、ステップ952に
てこの自動演奏データ読出ルーチンの実行が終了され
る。一方、テンポカウントTCNTが上昇して前記リードタ
イミングデータRDTIMとテンポカウントTCNTとが等しく
なると、CPU18は同ステップ951にて「YES」と判定し、
ステップ952にてアドレスADRを「1」だけ歩進させると
とに、ステップ953にて該歩進させたアドレスADRに基づ
きパネル部(第3図)の表示部48に自動演奏位置の棒グ
ラフ表示を行ない、ステップ954にて演奏データメモリ3
4の記憶位置APM(ADR)に記憶されている演奏データを
読み出して、該読み出した演奏データをリードデータRD
DTとして設定する。
次に、CPU18は、ステップ955,956および957の各判定
処理により、前記リードデータRDDTがタイミングデー
タ、終了コード、小節コードまたはその他のデータ(押
鍵データ、離鍵データまたは音色等データ)のいずれの
データであるかを判定する。今、前記リードデータRDDT
がその他のデータ(押鍵データ、離鍵データまたは音色
等データ)であれば、ステップ955、956および957の各
判定処理にて全て「NO」と判定され、ステップ958にて
該リードデータRDDTは出力端子52へ出力される。電子楽
器60においては、このリードデータRDDTがデータバス56
を介して入力端子70に入力され、前記ステップ102,103
(第15図)の処理によって入力情報イベントとして検出
されるとともに、ステップ処理106の処理によりバス66
を介して楽音信号発生回路80へ出力される。楽音信号発
生回路80はこれらの供給された押鍵データ、離鍵データ
または音色等がデータに基づき楽音信号の形成を制御し
て、該形成された楽音信号をアンプ82を介してスピーカ
84に出力し、スピーカ84から同楽音信号に応じた楽音が
発音される。これにより、スピーカ84からはレコーダ10
の演奏データメモリ34に記憶されている演奏データに基
づく自動演奏音が発音されるようになる。
レコーダ10においては、上記ステップ958の処理後、C
PU18がプログラムをステップ952に戻し、同ステップ952
にてアドレスADRを「1」だけ歩進させ、ステップ953に
て上記棒グラフ表示を行なった後、ステップ954にて該
歩進させたアドレスADRにより指定される演奏データメ
モリ34内の記憶位置APM(ADR)に記憶されている演奏デ
ータをリードデータRDDTとして再び設定し、さらに、こ
のリードデータRDDTの種類をステップ955〜957の処理に
より判定する。かかる場合、リードデータRDDTが再び押
鍵データ、離鍵データ、音色等データであれば、再びス
テップ958の処理により楽音の発生が制御される。この
ようにして、同一タイミングに記憶されている全ての押
鍵データ、離鍵データ、音色等データが演奏データメモ
リ34から読出されて、自動演奏楽音の発生が制御され
る。
かかるステップ954〜958からなる循環処理中、上記ス
テップ954にて設定したリードデータRDDTがタイミング
データになると、CPU18はステップ955にて「YES」と判
定し、ステップ959にて同リードデータRDDTをリードタ
イミングデータRDTIMとして設定して、ステップ952にて
該自動演奏データ読出しルーチンの実行を終了する。ま
た、上記ステップ954にて設定したリードデータRDDTが
小節コードになると、CPU18はステップ957にて「YES」
と判定し、ステップ961にてデータRDTIMとしてステップ
905(第13図)における小節エンド値より1だけ少ない
値を設定して、ステップ952にて該自動演奏データ読出
しルーチンの実行を終了する。その後、テンポインタラ
プト処理が実行される毎に上記ステップ950〜952からな
る処理が実行され、前記設定したリードタイミングデー
タRDTIMがテンポカウントTCNTと等しくなると、CPU18は
上記ステップ954〜958からなる上記処理を実行して自動
演奏楽音の発音を制御する。
また、上記ステップ954にて設定したリードデータRDD
Tが終了コードになると、CPU18はステップ955にて「N
O」と判定後、ステップ956にて「YES」と判定し、ステ
ップ962にて自動演奏再生モードの停止のために再生中
フラグPLYを“0"に設定して、ステップ952にて自動演奏
データ読出ルーチンの実行を終了する。
〔実施例の変形例〕
なお、この発明は、上述の実施例に限定されることな
く適宜変形して実施することができる。例えば上述にお
いては、電子楽器60から出力される演奏データにはタイ
ミング等の時間軸データを含んでおらず、レコーダ10の
側で該演奏データの入力タイミングを測定して時間軸デ
ータを付与するようにしたが、電子楽器60から出力され
る演奏データにタイミングデータをも含ませておき、レ
コーダ10ではこの入力下演奏データを単純に記録するよ
うにしてもよい。
また、上述においては、終了コードの記録については
特に触れなかったが、この終了コードは従来公知の装置
と同様の思想を適用することにより記録することができ
る。
さらに、上述においては、テンポカウントTCNTを小節
の区切りごとにリセットするようにしたが、イベントデ
ータの到来または読出時にリセットするようにしてもよ
い。すなわち、上記実施例においては、テンポカウント
TCNT値が小節内タイミングを示すようにしているが、各
イベント間の時間間隔を示すようにしてもよい。後者の
場合、演奏データ読出時は、イベント時の時間データを
タイマレジスタに取り込み、減算方式にて、このレジス
タの値を1テンポパルス毎に−1ずつカウントダウンし
て行くこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、上記特許請求の範囲の記載に対応したクレー
ム対応図、 第2図は、本発明の一実施例に係る自動演奏記録再生装
置を備えた自動演奏システムのブロック図、 第3図は、第2図のシステムにおけるレコーダのパネル
部の詳細を示す概観図、 第4図は、第2図の演奏データメモリに記憶されている
各種演奏データのフォーマット図、 第5〜14図は、第2図におけるレコーダのマイクロコン
ピュータにて実行されるプログラムの一例に対応したフ
ローチャート、そして 第15図は、第2図における電子楽器のマイクロコンピュ
ータにて実行されるプログラムの一例に対応したフロー
チャートである。 10:レコーダ、12:マイクロコンピュータ、22:操作子ス
イッチ回路、28:テンポ発振器、34:演奏データメモリ、
36:レコードスイッチ、38:スタート/ポーズスイッチ、
62:鍵スイッチ回路、64:操作子スイッチ回路、80:楽音
信号発生回路、90:マイクロコンピュータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽曲の進行に従って楽音の発生を制御する
    ための演奏データを記憶する演奏データメモリ手段と、 楽曲の進行に従って順次入力される演奏データを上記演
    奏データメモリ手段に記録する演奏データ記録手段と、 上記演奏データメモリ手段から楽曲の進行に従って順次
    演奏データを読み出す演奏データ読出手段と、 該演奏データ読出手段が前記演奏データメモリ手段から
    演奏データを読み出している状態を一時停止させる一時
    停止手段と、 演奏情報を記録するか否かのモードを指定する記録モー
    ド指定手段と、 前記一時停止の状態において記録モードが指定された時
    には、記録されるべき楽曲の最初の楽音発生を示すキー
    オンデータの発生に応じて、前記演奏データ記録手段に
    よる前記演奏データメモリ手段への記録を、一時停止し
    た位置から開始可能な状態とする制御手段と を具備することを特徴とする自動演奏記録装置。
JP63004987A 1988-01-14 1988-01-14 自動演奏記録装置 Expired - Lifetime JPH0830950B2 (ja)

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