JP3929608B2 - 演奏情報入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ループレコーディングが可能な演奏情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、所定の演奏区間内の演奏情報を循環的に繰り返し再生しながらその演奏区間内に新たな演奏情報を追記していくループレコーディングが可能な演奏情報入力装置が知られている。このような演奏情報入力装置では、ループレコーディング中に、演奏に効果を付与するための操作子を操作して効果情報を生成し、生成された効果情報を演奏区間内に記録することも行なわれている。効果情報としては、例えば、音量情報、ベンド情報、フィルタ情報、テンポ情報等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような演奏情報入力装置において、例えば、1小節目から4小節目までの演奏区間についてループレコーディングを行なっている途中で、効果情報としての音量情報を記録する場合について、図7を参照して説明する。
図7は、1小節目から4小節目までの演奏区間のループレコーディング中に音量情報を記録する様子を示す図である。
図7(a)には、1小節目から4小節目までの演奏区間のうちの4小節目の最終部分で音量が減少するように音量つまみを操作して、その演奏区間内に音量情報を記録する様子が示されている。ここで、4小節目の演奏が終了すると、即座に1小節目の先頭に戻るため、図7(b)に示すように、音量つまみの操作のタイミングによっては、演奏区間のうちの1小節目の先頭部分に、その音量つまみにより音量が減少するように操作され生成された音量情報が記録されてしまう場合がある。すると、1小節目の先頭部分の音量が小さくなってしまうという問題が発生する。そこで、4小節目の演奏が終了したら、即座に1小節目の先頭に戻るのではなく、図7(c)に示すように、1小節目から4小節目までの演奏区間に、演奏が行なわれることのない1小節分の演奏休止区間を付加し、合計5小節分の区間をループレコーディングする技術が提案されている。しかし、ループレコーディング中に音量情報を記録する必要がない場合であっても、5小節分の区間のループレコーディングが行なわれるため、付加された1小節分の演奏休止区間分だけ余分な待ち時間が発生してしまう。そこで、ユーザにより、音量情報を記録しない場合は4小節分の区間をループレコーディングし、音量情報を記録する場合は5小節分の区間をループレコーディングするというように、ループレコーディングを行なう区間を設定変更して余分な待ち時間の発生を防止することが行なわれている。しかし、これでは設定に手間がかかり操作性が悪いという問題がある。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑み、ループレコーディング中に効果情報を記録するにあたり、余分な待ち時間の発生が防止され、かつ操作性に優れた演奏情報入力装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の演奏情報入力装置は、所定の演奏区間内の演奏情報を循環的に繰り返し再生しながらその演奏区間内に新たな演奏情報を追記するループレコーディングが可能な演奏情報入力装置において、
(1)ループレコーディング中に取得された演奏情報を上記演奏区間内に記録する演奏情報記録手段
(2)記録された演奏情報に基づく演奏に効果を付与するための効果情報を生成する、操作に応じて連続的に変化する値を取り得る操作子
(3)ループレコーディング中に上記操作子が操作された場合に、上記演奏区間に所定の付加区間を付加することによりループレコーディングを行なう区間をその演奏区間とその付加区間とを合わせた区間に変更する区間変更手段
(4)ループレコーディング中における上記操作子の操作により得られた効果情報を、上記演奏区間と上記付加区間とを合わせた区間内に記録する効果情報記録手段
を備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明の演奏情報入力装置は、上記構成により、ループレコーディングを行なう区間が、演奏に効果を付与すべく操作子を操作すると、演奏区間と付加区間とを合わせた区間に設定され、演奏に効果を付与する必要がない場合は演奏区間のみに設定される。従って、演奏に効果を付与するか否かにかかわらず演奏区間に演奏休止区間を常に付加してループレコーディングを行なう技術と比較し、余分な待ち時間の発生を防止することができる。また、演奏に効果を付与するか否かに応じてループレコーディングを行なう区間をユーザが設定変更する技術と比較し、設定変更の手間が削減され操作性が高まる。
なお、上記効果情報記録手段は、効果情報を記録する演奏位置が上記演奏区間内である効果情報のみを記録するものであることが好ましい。
ここで、上記効果情報記録手段が、効果情報を記録するとともに、上記演奏区間と上記付加区間とを合わせた区間内の、効果情報を記録した演奏位置以降の部分区間内に記録されている効果情報を消去するものであることが好ましい。
【0007】
このような効果情報記録手段を備えると、ループレコーディング中に操作された操作子の操作に応じた新たな効果情報のみ記録することとなり、従って、演奏に効果情報を付与するにあたり、ループレコーディング中における新たな効果情報とループレコーディング中において既に記録されている古い効果情報との双方を付与するというような不整合を解消することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のー実施形態の演奏情報入力装置の回路構成を示したブロック図である。
図1に示す演奏情報入力装置100には、ROM11と、RAM12と、CPU13と、表示器14と、操作子群15と、音源16とが備えられている。音源16には、アンプ201とスピーカ202からなるオーディオ装置200が接続されている。ROM11,RAM12,CPU13,表示器14,操作子群15,音源16は、バス17により相互に接続されている。
ROM11には、この図1に示す演奏情報入力装置100全体の制御を行なうためのプログラムが格納されている。
【0009】
RAM12には、演奏情報や効果情報を記録するための所定の演奏区間や、上述のプログラム等を実行する際に必要な各種データ(変数)等を格納するための作業領域が設けられている。
CPU13は、ROM11に格納されたプログラムを読み出して実行することにより演奏情報入力装置100全体の制御を行なう。
表示器14および操作子群15は、演奏情報入力装置100とユーザとの間のインターフェースを担うものであり、詳細については後述する。
【0010】
音源16は、RAM12内の、バス17を経由して送られてくる演奏情報や効果情報にしたがって、オーディオ装置200を介して楽音を発生する。楽音の発生にあたっては、演奏情報が送られてくると打楽器音等の楽音を発生し、効果情報が送られてくると、現在発音中の楽音に対して、その効果情報に応じた効果を付与する。本実施形態における効果とはフィルタ効果をいい、また効果情報とはフィルタのカットオフ周波数をいう。
【0011】
図2は、図1に示す表示器および操作子群が配備されたパネルを示す図である。
図2に示すパネル20に配備された表示器14は、LCD141とLED142から構成されている。また、操作子群15は、RECボタン151と、PLAYボタン152と、STOPボタン153と、パッド154と、効果つまみ155とから構成されている。
先ず、操作子群15について説明する。
RECボタン151は、演奏情報や効果情報を記録する記録モード(RECモードと称する)に設定するためのボタンであり、このRECボタン151が押下されると、演奏情報入力装置100がRECモードに設定されてパッド154や効果つまみ155の操作により生成された演奏情報や効果情報の記録が開始される。
【0012】
PLAYボタン152は、演奏情報に基づいて演奏を再生する演奏再生モード(PLAYモードと称する)に設定するためのボタンであり、このPLAYボタン152が押下されると、演奏情報入力装置100がPLAYモードに設定されて演奏情報に基づく演奏の再生が開始される。
STOPボタン153は、RECモードやPLAYモードにおける動作を停止する停止モード(STOPモードと称する)に設定するためのボタンであり、このSTOPボタン153が押下されると、演奏情報入力装置100がSTOPモードに設定されて演奏情報,効果情報の記録や、演奏の再生が停止する。
パッド154は、叩く操作により演奏情報としての発音指示情報を出力する。出力された発音指示情報は、RECモードにおいてRAM12に記録される。
効果つまみ155は、本発明にいう操作子の一例であり、操作に応じて連続的に変化する値を取るつまみであり、RAM12に記録された発音指示情報に基づく演奏にフィルタ効果を付与するための効果情報(フィルタのカットオフ周波数)を生成する。本実施形態の演奏情報入力装置100では、ループレコーディング中にこの効果つまみ155が操作されると、RAM12内に設けられた演奏区間に1小節分の付加区間(以下、ループレスト区間と称する)が付加され、これによりループレコーディングを行なう区間が、演奏を行なうための演奏区間と、演奏が行なわれることのないループレスト区間とを合わせた区間に変更される。また、ループレコーディング中に操作された効果つまみ155により生成された効果情報は、RAM12の演奏区間内に記録される。
【0013】
次に、表示器14の詳細について説明する。
LCD141は、前述したRECモード,PLAYモード,STOPモードのうちの現在動作している動作モード、および現在演奏されている演奏位置を表示する。
LED142は、RECモードにおいて、現在の演奏位置がループレスト区間にある場合に点灯する発光素子である。即ち、このLED142が点灯している間に、パッド154の操作が行なわれても、このループレスト区間では演奏が行なわれないため、そのパッド154の操作による発音指示情報が記録されることはない。
【0014】
図3は、図1に示す演奏情報入力装置で実行されるプログラムのメインルーチンのフローチャートである。
図1に示す演奏情報入力装置100に電源が投入されると、この図3に示すメインルーチンが起動される。
先ず、ステップS102において、演奏情報入力装置100に必要な種々の初期設定を行なう。また、この演奏情報入力装置100が、現在、RECモード,PLAYモード,STOPモードのうちのいずれの動作モードに設定されているのかを示すレジスタMODEに、初期値としてSTOPモードを示す値「STOP」をセットする。
【0015】
次にステップS104において、演奏区間の開始位置を示す値をループスタートレジスタStartにセットする。また演奏区間の最終位置を示す値をループエンドレジスタEndにセットする。さらにループレスト区間の最終位置を示す値をループレストエンドレジスタrEndにセットする。これら値は演奏クロック位置であらわされ、ここでは、ループスタートレジスタStartとループエンドレジスタEndにはユーザにより所望の値がセットされ、ループレストエンドレジスタrEndには、ループエンドレジスタEndの値に1小節分の値が加算された値が自動的にセットされる。
さらにステップS106において、ループレスト区間が付加されているか否かを示すフラグflagに、初期値として、ループレスト区間が付加されていないことを示す値「OFF」(数値「0」)をセットする。
【0016】
次にステップS108に進む。このステップS108では、RECボタンが押下されているか否かが判定される。RECボタンが押下されていると判定された場合は、発音指示情報や効果情報の記録を開始するためにステップS110に進む。ステップS110では、ループスタートレジスタStartにセットされている値を、現在の演奏クロック位置を示すクロック位置レジスタcに格納する。さらにステップS112に進み、RECモードを示す値「REC」をレジスタMODEにセットしてステップS114に進む。一方、ステップS108において、RECボタンが押下されていないと判定された場合は、そのままステップS114に進む。
【0017】
ステップS114では、PLAYボタンが押下されているか否かが判定される。PLAYボタンが押下されていると判定された場合は、演奏の再生を開始するためにステップS116に進む。ステップS116では、ループスタートレジスタStartにセットされている値を、クロック位置レジスタcに格納する。さらにステップS118に進み、PLAYモードを示す値「PLAY」をレジスタMODEにセットしてステップS120に進む。一方、ステップS114において、PLAYボタンが押下されていないと判定された場合は、そのままステップS120に進む。
【0018】
ステップS120では、STOPボタンが押下されているか否かが判定される。STOPボタンが押下されていると判定された場合は、発音指示情報,効果情報の記録や演奏の再生を停止するためにステップS122に進む。ステップS122では、STOPモードを示す値「STOP」をレジスタMODEにセットしてステップS124に進む。ステップS124では、ループレスト区間が付加されているか否かを示すフラグflagに値「OFF」をセットしてステップS108に戻る。一方、ステップS120において、STOPボタンが押下されていないと判定された場合は、そのままステップS108に戻る。以下、ステップS108からステップS124までのステップを繰り返し実行する。これらステップS108からステップS124までを実行中に割り込みが発生し、以下に説明する種々の割り込み処理が行なわれる。
【0019】
図4は、パッド操作が行なわれたことに基づいて発生する割り込み信号により起動されるパッド操作処理ルーチンのフローチャートである。
図3に示すメインルーチン実行中にパッド操作が行なわれると、このパッド操作処理ルーチンが起動される。
先ず、ステップS202において、音源に発音指示情報を送出して楽音を発生する。次にステップS204に進む。ステップS204では、レジスタMODEにRECモードを示す値「REC」がセットされているか否かが判定される。レジスタMODEに値「REC」がセットされていないと判定された場合は、パッド操作による発音指示情報の記録を行なう必要はないため、このルーチンを抜ける。一方、レジスタMODEに値「REC」がセットされていると判定された場合は、ステップS206に進む。ステップS206では、現在の演奏クロック位置を示すクロック位置レジスタcの値が、ループエンドレジスタEndに格納されているループ区間の最終位置を示す値以上で、かつループレストエンドレジスタrEndに格納されているループレスト区間の最終位置を示す値未満の範囲にあるか否か、即ち現在の演奏クロック位置がループレスト区間内にあるか否かが判定される。演奏クロック位置がループレスト区間内にあると判定された場合は、パッド操作による発音指示情報の記録を行なう必要はないため、このルーチンを抜ける。一方、演奏クロック位置がループレスト区間内にないと判定された場合、即ち演奏クロック位置が演奏区間内にあると判定された場合は、ステップS208に進む。ステップS208では、演奏クロック位置に、即ちRAMの、クロック位置レジスタcの値で指定されるアドレスに、パッド操作による発音指示情報を書き込んでこのルーチンを終了する。
【0020】
図5は、効果つまみの操作が行なわれたことに基づいて発生する割り込み信号により起動されるつまみ操作処理ルーチンのフローチャートである。
効果つまみの操作が行なわれたということは、効果つまみの操作によって、その効果つまみの指示する値が変化したことをいう。
先ず、ステップS302において、効果つまみの指示する値に基づいて音源に効果情報を送出する。次にステップS304に進む。ステップS304では、レジスタMODEにRECモードを示す値「REC」がセットされているか否かが判定される。レジスタMODEに値「REC」がセットされていないと判定された場合は、効果つまみの操作による効果情報の記録を行なう必要はないため、このルーチンを抜ける。一方、レジスタMODEに値「REC」がセットされていると判定された場合は、ステップS306に進む。ステップS306では、フラグflagに値「ON」(数値「1」)をセットする。これにより、演奏区間にループレスト区間が付加される。次にステップS308に進む。
【0021】
ステップS308では、演奏クロック位置を示すクロック位置レジスタcの値が、ループエンドレジスタEndに格納されている演奏区間の最終位置を示す値以上で、かつループレストエンドレジスタrEndに格納されているループレスト区間の最終位置を示す値未満の範囲にあるか否か、即ち演奏クロック位置がループレスト区間内にあるか否かが判定される。演奏クロック位置がループレスト区間内にあると判定された場合は、効果つまみの操作により生成された効果情報を記録する必要はないため、このルーチンを抜ける。一方、演奏クロック位置が演奏区間内にあると判定された場合は、ステップS310に進む。ステップS310では、演奏クロック位置に、即ちRAMの、クロック位置レジスタcの値で指定されるアドレスに、効果つまみの操作による効果情報を書き込む。
【0022】
次にステップS312において、演奏区間内の、効果情報を記録した演奏クロック位置以降の部分区間内に記録されている効果情報を消去する。即ち、RAMの、クロック位置レジスタcに格納されている値で指定されるアドレスからループエンドレジスタEndに格納されている値で指定されるアドレスまでに書き込まれている効果情報を消去する。このように効果情報を消去することにより、ループレコーディング中に操作された効果つまみの操作に応じた新たな効果情報のみ記録することとなり、従って、演奏に効果情報を付与するにあたり、ループレコーディング中における新たな効果情報とループレコーディング中において既に記録されている古い効果情報との双方を付与するというような不整合を解消する。その後、このルーチンを終了する。
【0023】
図6は、テンポ割り込み処理ルーチンのフローチャートである。
このテンポ割り込み処理ルーチンは、図示しないテンポクロック発生器から出力されるテンポクロックに応じて実行される割り込み処理ルーチンである。
先ず、ステップS402において、レジスタMODEにSTOPモードを示す値「STOP」がセットされているか否かが判定される。レジスタMODEに値「STOP」がセットされていると判定された場合は停止状態にあるため、このルーチンを抜ける。一方、レジスタMODEに値「STOP」がセットされていないと判定された場合は、ステップS404に進む。ステップS404では、演奏クロック位置を示すクロック位置レジスタcの値をインクリメントしてステップS406に進む。
【0024】
ステップS406では、フラグflagが値「ON」であるか否かが判定される。フラグflagが値「ON」であると判定された場合は、演奏区間にループレスト区間が付与されているため、ステップS410に進む。
ステップS410では、クロック位置レジスタcの値が、ループレストエンドレジスタrEndに格納されているループレスト区間の最終位置を示す値に到達したか否か、即ち演奏クロック位置がループレスト区間の最終位置に到達したか否かが判定される。演奏クロック位置がループレスト区間の最終位置に到達したと判定された場合は、演奏クロック位置を演奏区間の開始位置に戻すためにステップS412に進む。ステップS412では、クロック位置レジスタcにループスタートレジスタStartの値をセットしてステップS414に進む。一方、演奏クロック位置がループレスト区間の最終位置にまだ到達していないと判定された場合は、そのままステップS414に進む。
また、前述したステップS406において、フラグflagが値「OFF」であると判定された場合は、演奏区間にループレスト区間が付与されていないため、ステップS408に進む。
【0025】
ステップS408では、クロック位置レジスタcの値が、ループエンドレジスタEndに格納されている演奏区間の最終位置を示す値に到達したか否か、即ち演奏クロック位置が演奏区間の最終位置に到達したか否かが判定される。演奏クロック位置が演奏区間の最終位置に到達したと判定された場合は、演奏クロック位置を演奏区間の開始位置に戻すためにステップS412に進み、クロック位置レジスタcにループスタートレジスタStartの値をセットしてステップS414に進む。一方、演奏クロック位置が演奏区間の最終位置にまだ到達していないと判定された場合は、そのままステップS414に進む。
【0026】
ステップS414では、演奏クロック位置を示すクロック位置レジスタcの値が、ループエンドレジスタEndに格納されている演奏区間の最終位置を示す値以上で、かつループレストエンドレジスタrEndに格納されているループレスト区間の最終位置を示す値未満の範囲にあるか否か、即ち演奏クロック位置がループレスト区間内にあるか否かが判定される。演奏クロック位置がループレスト区間内にあると判定された場合はステップS420に進む。ステップS420では、演奏クロック位置がループレスト区間内にあることを示すためにLEDを点灯する。またLCDには、演奏クロック位置を示すクロック位置レジスタcの値に基づき、R:何拍目(例えば、R:2、R:4等)の形式で表示してこのルーチンを終了する。ここで、Rは、Rest(レスト)、即ちループレスト区間を示す。
【0027】
一方、ステップS414において、演奏クロック位置が演奏区間内にあると判定された場合は、ステップS416に進む。ステップS416では、演奏クロック位置のタイミングを有する発音指示情報や効果情報がRAMに記録されていれば、それら発音指示情報や効果情報をRAMから読み出して音源に送出し、ステップS418に進む。ステップS418では、演奏クロック位置がループレスト区間内にないことを示すためにLEDを消灯する。またLCDには、クロック位置レジスタcの値に基づき、現在演奏されている演奏位置を、何小節目:何拍目(例えば、1:4、2:3等)の形式で表示してこのルーチンを終了する。
尚、本実施形態では、演奏区間に効果情報を記録する例で説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、演奏区間とループレスト区間とを合わせた区間内に効果情報を記録するものであればよい。
【0028】
また、本実施形態では、つまみ操作処理ルーチンにおいて付加されたループレスト区間の削除は、STOPボタンの押下により行なわれるようにしたが、本発明はこれに限られるものではなく、ループレスト区間の削除は、STOPボタンの押下によらず演奏区間内で効果つまみが一度も操作されないことを検知することにより行なってもよい。
さらに、ループレスト区間が付加されることを予報するようにしてもよい。予報の手段としては、例えばループレスト区間が始まるタイミングまでLCDでカウントダウン表示したり、あるいはループレスト区間が始まる1小節前からLEDを拍に合わせて点滅表示(ビート表示)する等が考えられる。このように、ループレスト区間が付加されることを予報すると、ユーザはループレスト区間が訪れることを明確に知ることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ループレコーディング中に効果情報を記録するにあたり、余分な待ち時間の発生が防止され、かつ操作性に優れた演奏情報入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施形態の演奏情報入力装置の回路構成を示したブロック図である。
【図2】図1に示す表示器および操作子群が配備されたパネルを示す図である。
【図3】図1に示す演奏情報入力装置で実行されるプログラムのメインルーチンのフローチャートである。
【図4】パッド操作が行なわれたことに基づいて発生する割り込み信号により起動されるパッド操作処理ルーチンのフローチャートである。
【図5】効果つまみの操作が行なわれたことに基づいて発生する割り込み信号により起動されるつまみ操作処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】テンポ割り込み処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】1小節目から4小節目までの演奏区間のループレコーディング中に音量情報を記録する様子を示す図である。
【符号の説明】
11 ROM
12 RAM
13 CPU
14 表示器
15 操作子群
16 音源
17 バス
20 パネル
100 演奏情報入力装置
141 LCD
142 LED
151 RECボタン
152 PLAYボタン
153 STOPボタン
154 パッド
155 効果つまみ
200 オーディオ装置
201 アンプ
202 スピーカ

Claims (3)

  1. 所定の演奏区間内の演奏情報を循環的に繰り返し再生しながら該演奏区間内に新たな演奏情報を追記するループレコーディングが可能な演奏情報入力装置において、
    ループレコーディング中に取得された演奏情報を前記演奏区間内に記録する演奏情報記録手段と、
    記録された演奏情報に基づく演奏に効果を付与するための効果情報を生成する、操作に応じて連続的に変化する値を取り得る操作子と、
    ループレコーディング中に前記操作子が操作された場合に、前記演奏区間に所定の付加区間を付加することによりループレコーディングを行なう区間を該演奏区間と該付加区間とを合わせた区間に変更する区間変更手段と、
    ループレコーディング中における前記操作子の操作により得られた効果情報を、前記演奏区間と前記付加区間とを合わせた区間内に記録する効果情報記録手段とを備えたことを特徴とする演奏情報入力装置。
  2. 前記効果情報記録手段は、効果情報を記録する演奏位置が前記演奏区間内である効果情報のみを記録するものであることを特徴とする請求項1記載の演奏情報入力装置。
  3. 前記効果情報記録手段が、効果情報を記録するとともに、前記演奏区間と前記付加区間とを合わせた区間内の、効果情報を記録した演奏位置以降の部分区間内に記録されている効果情報を消去するものであることを特徴とする請求項1または2記載の演奏情報入力装置。
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