JPH068921Y2 - 貨物トラック用の荷役装置 - Google Patents

貨物トラック用の荷役装置

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JPH068921Y2
JPH068921Y2 JP702189U JP702189U JPH068921Y2 JP H068921 Y2 JPH068921 Y2 JP H068921Y2 JP 702189 U JP702189 U JP 702189U JP 702189 U JP702189 U JP 702189U JP H068921 Y2 JPH068921 Y2 JP H068921Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として、荷台タイプの小型貨物トラックに装
備して有用な荷役装置に関するものである。
〔従来の技術〕
荷台タイプの貨物トラックに於て、クレーン式の荷役装
置を装備したものは公知である。また、荷台の後側板が
水平な姿勢で昇降をするように構成されたリフト式の荷
役装置を具備したものも公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の荷役装置に於て、リフト式のものは
荷物を地上から荷台の高さまで持上げたり、或は、その
逆の動作をするだけで、荷物の水平移動は人力、又は、
他の荷役装置等を用いなければできず、また、荷台の高
さ以上に荷物を持上げることもできないので、荷役装置
として十分とはいい難い。
一方、クレーン式のものは、リフト式のものに比べその
機能範囲が広いので、荷役装置としては有用であるが、
次のような難点がある。
即ち、従来のクレーン式の荷役装置は油圧シリンダを駆
動源としたものが大半であるため、油圧ポンプを始めと
し油圧系を別設しなければならないほか、この油圧系、
並びに、その操作系を構成する部材が相当のスペースを
占有するため、この荷役装置は貨物トラックにおける運
転席キャビンと荷台の間を約700mm〜1000mm程度あけて
設置スペースを形成しなければならず、この結果、この
設置スペースの分だけ荷台の平面積が縮減されるという
問題があり、また、操作機構が前記設置スペースに固定
的に設けられるため、操作性、特に、荷物を手で触れ乍
ら操作することができないという問題がある。
本考案の考案者は上記のような問題点に鑑み、先に貨物
トラックに装備して有用な荷役装置を実願昭63-106036
号として先に提案している。先に提案した装置は、貨物
トラックにおける運転席キャビンの外部後面側の上部
に、前記キャビンの正面幅内にほぼ収まる長さの第一腕
部材を、当該腕部材の後端において垂直な軸を以て旋回
自在に取付けると共に、この第一腕部材の先端に第二腕
部材を旋回自在に接続し、この第二腕部材の先端に巻上
機構を取付けそこから巻上げ,巻下げされるベルト等に
よる索部材を吊下し、この索部材の下端に荷物の支持部
を形成したものである。
この荷役装置は、その主要構成メンバーである腕部材
が、運転席キャビンの外部後面における上部側端に、腕
部材の後端において垂直な軸の回りに旋回自在に取付け
られることにより形成されているので、この荷役装置を
設けてもトラックの荷台を狭ばめてしまうことはないと
いう固有の利点を持ち、また、不使用時には、上記2本
の腕部材が運転席キャビンの後面上部に、当該キャビン
の幅内においてそのキャビンと平行に収納されるので、
邪魔になることがないという特長があるものであるが、
解決すべき課題があることが判明した。
〔考案が解決しようとする課題〕
即ち、先に提案した荷役装置は、第二腕部材の先端に荷
物を吊下支持する索部材の巻上,巻下機構を設けたた
め、荷役作業時、第二腕部材の先端側に巻上機構の自重
と荷物の重量がかかることとなり、この結果第二腕部材
を旋回,移動するとき大きな慣性が作用し、これが操作
性に悪影響を及ぼすことが判ったのである。また、荷役
装置を形成する2本の腕部材を折畳み状態にすると、第
一腕部材の旋回取付軸と、第二腕部材の巻上,巻下機構
が重なったような態様で貨物トラックの荷台の左又は右
の一側に寄ってしまい、これがトラックの左右に対し偏
荷重として作用することも判った。
殊に、荷役作業中における荷役装置の上記のような状態
は、トラック自体に偏荷重として作用して、トラックを
その偏荷重により少し傾け、これが腕部材にかかるイナ
ーシャと相俟って当該腕部材を独り手に動かすいわゆる
アーム流れ現象を助長するようになる。
本考案は上記のような現象が生じないか、乃至、は生じ
難い貨物トラック用の荷役装置を提供することをその課
題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決するためになされたもので、そ
の構成は、貨物トラックにおける運転席キャビンの外部
後面側の上部に、前記キャビンの正面幅内に収まる長さ
の第一腕部材を、当該腕部材の後端において垂直な軸を
以て旋回自在に取付けると共に、この第一腕部材の先端
に垂直軸を介して第二腕部材を旋回自在に接続し、且
つ、この第二腕部材の先端から巻上げ,巻下げされるベ
ルト等による索部材を吊下すると共に、索部材の巻上機
構を第二腕部材の後端側に配設し、前記索部材の下端に
荷物の支持部を形成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案装置を構成する2本の腕部材は、運転席キャビン
の後側上部において水平面内で旋回、及び、伸縮するか
ら、腕部材の作動が積み荷の邪魔になることはない。
第二腕部材の後端部に重量のある巻上機構を装備してい
るので、この第二腕部材の先端側に荷物による荷重が作
用しても、第二腕部材の旋回移動時のイナーシャを小さ
くすることができて操作性がよい。また、2本の腕部材
を折畳んだ状態、或は、これに近い状態において、本考
案装置は貨物トラック荷台の左右に関し、荷重バランス
が良好である。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について図に拠り説明する。
第1図は本考案荷役装置の一例を取付けた軽トラックを
後方から見た斜視図、第2図はその平面図、第3図は第
1図に示した本考案荷役装置の腕を伸ばした状態の側面
図、第4図は本考案荷役装置における巻上機構の電源回
路の一例を示すブロック図、第5図は荷物支持部の別例
を示す側面図である。
第1図〜第3図に於て、1は貨物トラックの運転席キャ
ビン、2は該キャビン1の後方に設けられた箱型の荷台
で、本考案荷役装置3は、折畳状態において上記キャビ
ン1の後面上部に、当該キャビン1の後面壁に平行でそ
の壁面内に収まる大きさに形成されている。
而して、3aはこの荷役装置3の第一腕部材となる水平
な第1アームで、このアーム3aは鋼板を断面略箱型に
なるよう溶接等により形成すると共に、その長さが前記
キャビン1の正面幅内に十分収まる長さに整えられ、且
つ、その両端側が垂直軸用のヒンジ3b,3cに形成さ
れている。
尚、図示しないが第1アーム3aはその全体、或は、ヒ
ンジ3b,3cの部分を、リブ材等により適宜補強する
ことが望ましい。
3dは第1アーム3aの上面側に位置付け、第1アーム
3aのヒンジ3cに、垂直軸3eにより後端を枢着した
第2アームで、第1アームと同様の材料で第1アーム3
aと略同長、或は、それより稍短か目、若しくは長目に
形成されており、本考案装置における第二腕部材であ
る。ここでは、第2アーム3dは第1アームに対し、稍
上向きの角度が付与されているが、この上向角の付与は
任意である。
3fは第2アーム3dの後端部に設けた巻上げ機構で、
モータ3n,減速機3p、及び、巻上軸が水平な向きの
巻上ドラム3qなどから形成されており、巻上ドラムに
巻取られたベルト3gは、その先端側が第2アーム3d
内のガイドロール3hを経由してそのアーム3dの先端
から吊下げられている。3iは前記ベルト3gの下端
(ベルトの先端)に荷物支持部として設けたフックであ
る。尚、この荷物支持部はフック3i以外の適宜部材に
より形成してもよい。
また、荷物支持部は、第5図に示すように、動滑車3j
を介在させて形成してもよい。即ち、フック3i′を取
付けた動滑車3jにベルト3gを通し、当該ベルト3g
の先端のフック3iを第2アーム3dの先端係止部3k
に固定するのである。
この荷物支持部付きの動滑車3jをオプション部品とし
て具備すると共に、ベルト3gの先端係止部3kを形成
した本考案荷役装置3は、この動滑車3jを使用しない
荷役仕事の2倍の重量の荷物を吊下げて取扱うことがで
きるので、便利である。
4は上記キャビン1の後面に於て、第1図の実施例で
は、キャビン後面の左側上部に設けた本考案荷役装置3
の取付台座で、台座4のブラケットには第1アーム3a
がそのヒンジ3bにおいて垂直な軸4aにより旋回自在
に取付けられている。
4bは上記台座4をキャビン1の後面に取付けるための
台座取付支柱で、ここではパイプ材により形成されてい
る。尚、この支柱4bの下方には、第1図に示すよう
に、上記巻上機構3fの操作部3lを収容できる収納部
4cが形成されていると共に、支柱4bは第4図に示す
支柱取付ベース6に取付けられている。
取付ベース6は、荷台2の前端に固着されるフレーム6
aと、このフレーム6aに支柱4bの下端を荷台2の前
後方向において軸止めするため当該フレーム6aに設け
られた取付軸6bと、この軸6bに支持された支柱4b
の下端から荷台2の左右方向において水平に延設された
支柱杆6cと、この支柱杆6cをその前端において前記
軸6bを中心に微少上下揺動させる揺動機構6dとから
形成されている。
図示した揺動機構6dは、支持杆6cの先端に設けたラ
ックとこのラックに噛合うピニオンを含む減速用歯車
列、並びに入力用のハンドルから形成し、手動により作
動するようにしているが、モータにより駆動するように
してもよい。また、送りネジとナット部材により形成し
てもよい。
而して、上記揺動機構6dの作動は、一例として次のよ
うにして行う。
第1アーム3aの取付軸4aの近傍、或は、支柱4b
に、取付軸4aが荷台2の左,右に関して傾斜したこと
を検出する傾斜センサを設け、このセンサから軸4aが
左又は右に傾いた該の信号等が検出されたとき、傾斜セ
ンサからの傾斜信号が無くなるように作動させる。
ここで、取付台座4は、上記キャビン1の後方において
ブラケットがキャビンの屋根の上に位置するように形成
する。このようにするのはアーム3a,3dを運転席キ
ャビン1の後方上面において、当該キャビン1の後面に
平行に位置付け、装置の折畳み収納時、アーム3a,3
dが荷台2の側に全くはみ出さなくなる。
一方、荷台2の前面を、上記キャビン1の後面から、例
えば、100〜200mm程度離隔して設け、この離隔部分に取
付ベース6を設けて台座取付支柱4bを立て、この支柱
4bの上にブラケット状の取付台座4を設けるようにし
てもよい。このようにしても、従来のクレーンのよう
に、キャビン1と荷台2の間に約700〜1000mm程度の設
置スペースを要したものに比べスペース的に大幅に有利
になる。この形式の本考案装置は、例えば、取扱う荷物
の最大重量が500kg程度まで可能になる。
尚、第1図に於て、3mは上記操作部3lと巻上機構3
fとを結ぶ信号,電力ケーブルで、通常操作部3lは使
用時に収納部4cから取出し手に持って操作するが、収
納したままで操作してもよい。また、図示した操作部3
lは押ボタン式のものであるが、この操作部はいわゆる
ジョイステック式のものであってもよい。更に、操作部
3lはその操作型式の如何に拘らず、無線式のリモート
コントロール方式のものを適用することもできる。
ここで、巻上機構3fの電源は、車載バッテリ、或は、
車載バッテリに専用バッテリを付加したもの等を用い
る。この場合の巻上機構3fのモータ3nの電源回路5
は、一例として、第5図に示すように構成する。
即ち、12Vの車載バッテリ5aのジェネレータGを有す
る充電回路5bと出力回路5cの間に、12vの専用バッ
テリ5dを整流子5eと切換スイッチ5fを介して並列
に挿入し、両バッテリ5a,5dが切換スイッチ5fに
より直列になったとき、その出力端5Pに、巻上機構3
fのモータ3nがスイッチ3Sを介して接続されるよう
する一方、切換スイッチ5fが他側におかれたとき、専
用バッテリ5dは充電回路5bに並列に接続されて充電
されるようにするのである。従って、巻上機構3fのモ
ータ3nは、ここでは24V駆動タイプのものである。
上記のように構成される本考案荷役装置3は、ここで
は、第2図の鎖線で示すように、第1アーム3aが台座
4の軸4aを中心にキャビン1の左後部上面においてほ
ぼ180度旋回でき、また、第1アーム3aの上記旋回範
囲内において、第2アーム3dがその軸3eを中心に、
第1アーム3aの上面において、ほぼ300度以上の旋回
自由度を付与されている。尚、上記両アーム3a,3d
の旋回角を何度にするかは任意に設定することができ
る。
従って、上記の荷役装置3は、巻上機構3fを後端部に
有すると共に、先端側に荷物支持部となるフック3iが
上,下動自在に設けられている第2アーム3dを、その
先端部を平面からみて荷台2のほぼ全域に位置付けるこ
とができると共に、その荷台2の外周囲におけるほとん
どの位置に移動させることができるので、荷台2の内,
外に関し荷物を吊下げて支持し、水平移動させることが
できると共に、この水平移動時、第2アームには、荷物
が軽量の場合イナーシャが殆んど生じず良好な操作性を
維持できる。
以上の実施例における荷役装置3のアーム機構は第1ア
ーム3aの上面に第2アーム3dを垂直な軸3eにより
接続して両アーム3a,3dを重合するように折畳み伸
縮自在にしたものを用いたが、本考案装置の2本のアー
ムの接続態様は、上記例に限られるものではない。
例えば、第1アーム3aと第2アーム3dの長さは、キ
ャビン1の正面幅内であれば、第1図〜第3図に示す実
施例の長さに限られない。
即ち、第1アーム3aは先の実施例と同長にし、第2ア
ーム3dを図に示した実施例のものの例えば1/2長とし
たり、或は、これとは逆に、第1アーム3aの長さを図
に示した実施例の略1/2長とし、第2アーム3dを実施
例と同長にするのである。尚、第1アーム3aを略1/2
長とするときは、そのヒンジ3bはキャビン1の後面中
央部において台座4に取付けることが望ましい。
このようにすると、関節部分の旋回半径が小さくできる
ので、旋回時のイナーシャを小さく押えることができ、
荷物の取扱い性が良好になる。
以上の実施例のアーム機構においては、第1アーム3a
と第2アーム3dとの連結部は垂直な軸3eにより自由
に枢着され、また、第1アーム3aの後端部は垂直な軸
4aにより台座4に自由に枢着されているが、これは、
荷物支持部3iに支持する荷物が通常25kg程度以下のも
のを想定しているからである。しかし、荷物の重量が大
きくなるとアームに撓みが生じたり、トラック自体が吊
下した荷物の位置している側に少し傾いたりすることに
より、第1アーム3aが軸4aの回りで、また、第2ア
ーム3dが軸3eの回りでそれぞれ勝手に回転しがちに
なる。
このような第1アーム3aや第2アーム3dが勝手に旋
回動作することを防ぐため、本考案では第2アームの後
端側に巻上機構3fを配設して第2アームの荷重バラン
スをとると共に、第2アーム3dの旋回移動時にイナー
シャが大きくなりにくいように工夫している。
尚、必要があれば、軸4a,軸3eに対し駆動モータを
別設し(図示せず)、その出力を各軸4a,3eに伝達
するようにすることにより、第1アーム1や第2アーム
3dの旋回をこの別設モータによって行うようにしても
よい。
而して、軸4aと4eにそれらの旋回を制御するモータ
を取付けた場合には、荷役作業時、これらのモータを巻
上機構3fのモータ3nと同時に制御するようにする。
この場合には、上記の操作部3lは、いわゆるジョイス
テック式の操作部を用いることが好ましい。ジョイステ
ィックのレバーを傾ける方向と、軸4aと3eに連結さ
れたモータ(図示せず)の回転方向の間には、一例とし
て、次のような関係を持たせる。
即ち、各アーム3a,3dが第2図の実線で示す状態に
あるとき、平面からみて、ジョイスティックのレバーを
手前に倒せば、軸4aに連結されたモータが第1アーム
3aを軸4aを中心に時計方向に旋回させる方向に回転
し、これとは逆側に前記レバーを倒せば当該モータが前
記例とは逆方向に回転し、第1アーム3aを軸4aを中
心に反時計方向に旋回させ、また、平面からみて、ジョ
イスティックのレバーを右側に倒せば、軸3eに連結さ
れたモータが第2アーム3dを軸3eを中心に反時計方
向に旋回させる方向に回転し、左側にレバーを倒せば当
該モータを逆方向に回転させて第2アーム3dを軸3e
を中心に時計方向に旋回させるようにさせるのである。
尚、ジョイスティックレバーの傾倒方向と軸4a,3e
に連結されたモータの回転方向との関係について述べた
上記説明は、一例であって、上記例とは異なる関係を適
宜設定してもたせることができる。また、いずれのジョ
イスティックであっても、そのレバーに巻上機構3fの
モータ3nに対する操作ノブやボタン等を設け、各アー
ム3a,3dの旋回と荷物の昇降を1本の操作レバーに
より操作するようにすることが望ましい。
また、吊下げる荷物の重量によりトラックが傾くのを防
ぐために、必要があれば荷台2やシャーシ等の適宜個所
にアウトリーガを設ける。
〔考案の効果〕
本考案は以上の通りであって、荷台タイプの貨物トラッ
ク用の荷役装置を、そのトラックの運転席キャビンの外
部の後面上部側に、当該キャビンの正面幅内に収まる長
さに形成した第一腕部材を水平面内で旋回可能にして前
記キャビンの後面に平行な向きで取付けると共に、第一
腕部材の先端に第二腕部材を旋回自在に接続し、第二腕
部材の先端から巻上げ,巻下げ自在で先端に荷物支持部
を形成したベルト等の索部材を吊下するようにした巻上
機構を当該第二腕部材の後端側に設けることにより形成
したものである。
この構成によって、本考案の荷役装置は貨物トラックの
キャビン後面上部に位置付けられるから、装置の収納
時、当該荷役装置が運転に支障を来したり、荷台を狭め
るようなことがないことは勿論、荷台の左右に関しても
バランスがほぼ平衡する。
また、荷役装置の2本の腕部材は水平面内で旋回及び旋
回伸縮することにより、吊下げた荷物の水平移動を行う
ことができるから、上下空間の少ない建屋内等での荷役
作業も楽にこなすことができる。
しかも、第二腕部材の後部に重量の嵩む巻上機構が装備
されているので、荷役作業中の腕部材に対する荷重バラ
ンスも良好であり、また、当該第二腕部材の旋回時のイ
ナーシャは小さくなるので操作性がよいという効果があ
る。
また、本考案荷役装置の操作部は位置固定に設けず、無
線信号や光信号等を媒体としたコードレスのリモートコ
ントロール方式、或は、荷物支持部の可動範囲にコード
を介して移動できるように形成することにより、片手で
操作部を操作しながら、例えば一方の手を荷物に当てが
うことがでるので、荷物の吊下状態や水平移動状態を手
で確認し乍ら操作することができ、従って、きわめて良
好な操作性を得ることができる。
従って、本考案装置は、特に、荷台タイプの軽貨物トラ
ックや小型トラック用の荷役装置としてきわめて有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案荷役装置の一例を取付けた軽トラックを
後方から見た斜視図、第2図はその平面図、第3図は第
1図に示した本考案荷役装置の腕を伸ばした状態の側面
図、第4図は取付ベースの斜視図、第5図は本考案荷役
装置における巻上機構の電源回路の一例を示すブロック
図、第6図は荷物支持部の別例を示す側面図である。 1…運転席キャビン、2…荷台、3…荷役装置、3a…
第1アーム、3d…第2アーム、3e…垂直軸、3f…
巻上機構、3g…ベルト、3h…荷物の支持部、3l…
操作部、4…取付台座、4a…垂直軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨物トラックにおける運転席キャビンの外
    部後面側の上部に、前記キャビンの正面幅内に収まる長
    さの第一腕部材を、当該腕部材の後端において垂直な軸
    を以て旋回自在に取付けると共に、この第一腕部材の先
    端に垂直軸を介して第二腕部材を旋回自在に接続し、且
    つ、この第二腕部材の先端から巻上げ,巻下げされるベ
    ルト等による索部材を吊下すると共に、索部材の巻上機
    構を第二腕部材の後端側に配設し、前記索部材の下端に
    荷物の支持部を形成したことを特徴とする貨物トラック
    用の荷役装置。
  2. 【請求項2】第一腕部材を取付ける垂直な軸は、その垂
    直度を可変にして設けると共に、この軸の鉛直度に対す
    る傾きを検出する傾斜センサを設け、該センサにより前
    記軸の傾斜が検出されたら、前記垂直な軸を鉛直向きに
    矯正させるようにした実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の貨物トラック用の荷役装置。
  3. 【請求項3】索部材の巻上げ,巻下げの駆動源は、車載
    バッテリを駆動源とするモータである実用新案登録請求
    の範囲第1項又は第2項に記載の貨物トラック用の荷役
    装置。
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