JPH075106Y2 - 貨物トラック用の車載荷役装置 - Google Patents

貨物トラック用の車載荷役装置

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JPH075106Y2
JPH075106Y2 JP1988143492U JP14349288U JPH075106Y2 JP H075106 Y2 JPH075106 Y2 JP H075106Y2 JP 1988143492 U JP1988143492 U JP 1988143492U JP 14349288 U JP14349288 U JP 14349288U JP H075106 Y2 JPH075106 Y2 JP H075106Y2
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謙郎 元田
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元田電子工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は貨物トラック用の車載荷役装置、特にも数十kg
〜数百kg重の荷物の積卸しに好適な装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕 従来より、貨物トラックの運転席キャビンと荷台の間
に、油圧式の小型クレーンを設けた車載タイプの荷役装
置は公知である。
また、車載タイプの荷役装置としては、荷台の後部を、
パレット状の昇降リフトに形成したものもある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし乍ら、従来の荷役装置は、取扱い荷物が1トン以
上と大きいため、例えば、油圧式の小型クレーンを用
い、運転席キャビンと荷台の間にこのクレーンを設ける
スペースを確保するために、荷台の前部を切り詰めた
り、荷台を後方へずらして取り付けなければならない煩
しさがある。また、油圧式クレーンの場合、それゆえ、
駆動系,操作系の構造が複雑になり、又、操作部も固定
的に設ける必要があるため、荷掛り要員と操作要員とを
別に必要としたり、荷物に手を触れ乍らクレーンの操作
を行うことは殆どできないなど、操作面での問題も多
い。更には、数十kg〜数百kgの荷物に対しては、装備が
過剰すぎ、手軽に取付けたり、利用したりするには、価
格面でも問題がある。
一方、パレット状の昇降リフトも、荷台後部に設けられ
ているだけであるので、荷台と地上との間の荷物の昇降
時の省力化は図ることができるが、荷役作業全体の省力
化をすることはできない。
本考案はこのような点に鑑み、既製の貨物トラックに、
トラック自体に実質上の改造を加えることなく取付ける
ことができ、また、荷物の取扱い範囲も、荷台の内部全
域は勿論その外周辺にも及び、従って、この範囲におい
て、荷物の昇降は勿論、水平移動も省力的になすことが
でき、しかも、片手を荷物に触れ乍ら他方の手でその荷
役操作をすることのできる貨物トラック用の車載荷役装
置を提供することを、課題として考案されたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本考案の構成は、貨物トラッ
クの荷台のほぼ中程において荷台の幅方向両側に適宜高
さの2本の脚部材を立設すると共に、この脚部材の上部
に梁部材を水平な軸を介して横架し、この梁部材に略直
交させて下向きに操作杆を変位固定可能に取付けること
により、該梁部材を前記軸を中心に角回転固定自在にす
る一方、この梁部材に、上記脚部材間において水平面内
で旋回できるようにした有効長が梁部材よりやゝ小さな
腕部材を垂直な軸を介して軸架すると共に、この腕部材
の先端に水平面内で旋回又はスライドする副腕部材を取
付け、当該副腕部材の先端部から下端にフック等の荷物
支持部を有するベルト等による索部材を巻上げ,巻下げ
自在にして吊下したことを特徴とするものである。
〔作用〕
荷物支持部が取付けられる腕部材は、荷台上の略中央に
跨設さた梁部材に水平面内で旋回可能に取付けられてい
るので、この荷役装置が荷物の積載、或は、積卸しに支
障を来すことはきわめて少ない。
また、腕部材は、水平面内で旋回したり、折曲げられる
こと等により伸縮可能であるから、いわゆるふところ深
い作動範囲を実現できる。
〔実施例〕
次に、図に拠り本考案の実施例について説明する。
第1図は貨物トラックに取付けた状態の本考案荷役装置
の一例を示す側面図、第2図は第1図の装置の背面図、
第3図は同じく平面図である。
これらの図に於て、1は貨物トラックの運転席キャビ
ン、2は荷台、3はシャーシ、4は車輪でこれら、1〜
4によりキャブオーバ型の貨物トラックの一例を形成す
る。
而して、5,6は上記荷台2の長手方向の略中間より後方
において、当該荷台2の左右側端部に立設した側面略梯
子状をなす2本の脚部材で、ここでは、パイプ材をヘア
クリップ状に曲げると共に梯子段状の補強杆5b,6bを架
設し主部材5a,6aに形成したものを荷台2のデッキ2aの
上面に主部材下端の取付座5c,6cにおいてボルト止めし
ている。56eは上記左右の主部材5a,6aをその上部におい
て連結する連結材である。
尚、図示した脚部材5,6は比較的軽量(数十kg〜数百kg
まで)な荷物用として、パイプの曲げ加工をしたものを
用いたが、本考案にいては、この部材5,6を他の型鋼等
により形成してもよい。要すれば、取扱い荷物の重量に
対応できる脚強度を有するものであれば、形状,構造は
任意である。
また、脚部材5,6は固定したが、デッキ2a上を前後に移
動できるようにしてもよい。更に、脚部材5,6の高さ
を、地上から3.8m以内に形成すると、本考案荷役装置
は、その高さ内に収まるので、本考案荷役装置は、一般
貨物と同一視され、この荷役装置を積架することによる
型式変更の認定を受けなくても済む。
7は上記左,右の主部材5a,6aの上端部において回転可
能に架設した梁部材で、ここでは、主部材5a,6aの上端
に形成した軸受部5d,6dに、この梁部材7の左右両端に
設けたボス状の軸7a,7aを軸支させることにより回転可
能に取付けられている。
而して、この梁部材7は、ここでは左右の軸7aの取付板
7b,7bにパイプ状の杆材7cを架着することにより形成さ
れている。
上記の説明において、脚部材5,6や梁部材7の構成は、
上記例に限られるものではなく、後にに説明する機能と
同等の機能を果すものであれば、他の構成のものであっ
てもよい。
8は上記梁部材7をその軸7aにおいて適宜角度の角回転
をさせると共に、その回転位置で固定するための梁部材
操作部で、ここでは次のように形成されている。
而して、8aは軸7aの取付板7bから下方へ垂下させて設け
た操作杆、8bはその操作杆8aの下端に設けられ、脚部材
5,6におけるいずれかの補強杆5b,6b、又は、別設したガ
イド杆5b′,6b′にスライド固定自在に形成されたクラ
ンプ付スライドブッシュ部材で、ここではこのブッシュ
部材8bをガイド杆5b′(6b′)上において前後スライド
させ、その位置において固定することにより、梁部材7
の姿勢を、側面からみて軸7aを中心に前後約6程度角回
転させその位置で固定することができるように構成され
ている。尚、8cは操作杆8aの補助材である。
9は、上記梁部材7に対し、平面的でスライド及び旋回
自在に取付けた主腕部材である。即ち、梁部材7の杆材
7cに、この杆材7cに対しスライド可能な台座9aを取付け
ると共に、この台座9aにボス状をなす取付軸9bを軸着し
て主腕部材9が取付けられるのである。尚、梁部材7を
脚部材5,6に角回転しないように固定する場合には、台
座9aが梁部材7に対し、当該部材7の軸に関し角回転,
固定自在に取付けられ、操作杆8aはこの台座9aを角回転
させるため、当該台座9aに取付けられることとなる。
ここで、主腕部材9の長さは、左右の脚部材5,6のスパ
ン内に収まる有効長に整合させている。台座9aを脚部材
5,6のスパン側端に位置付けたとき、荷台2の前,後に
亘り旋回位置付けることができるようにするためであ
る。
10は、上記主腕部材9の先端に平面内で旋回可能に取付
けた副腕部材で、図示した例では後端部に主腕部材9と
の連結部10b、並びに、後述する巻上機構11を具備した
機構室10aを有すると共に、先端に上記巻上機構11から
繰出されたベルト等の索条11aの案内部10cが形成されて
いる。
巻上機構11は、図示しないが車載バッテリで駆動される
モータ、減速機、巻上胴などを主要部材として形成さ
れ、巻上胴には例えばスリンクベルトが索条11aとして
巻取られている。この索条11aの先端(下端)には、図
示しないが、フック等による荷物の支持部12が設けられ
る。
以上により、本考案装置の一例を構成するが、この装置
の荷物の支持部12、即ち、副腕部材10の先端は、第3図
の一点鎖線で示す範囲に位置付けることができると共
に、副腕部材10の先端において、荷物の支持部12を昇降
させることができる。また、荷物を吊った状態で上記一
点鎖線に示す範囲において、任意の場所に移動させるこ
とができる。
図の実施例において、脚部材5,6は荷台2のデッキ2a上
に固定的に設けたが、この部材5,6が荷台の長手方向に
移動できるようにするかどうかは任意である。
また、副腕部材10は、主腕部材9の先端において旋回自
在に取付けたが、この副腕部材10は、主腕部材9に対し
スライド可能に取付け、両腕部材9,10をスライド式の伸
縮自在タイプに形成してもよい。この場合のスライド機
構は、主腕部材9内に副腕部材10を適宜ガイドを介して
インサートしたり、主腕部材9の外面に副腕部材10をス
ライドできるように重畳して取付けるようにして形成す
る。
更に、巻上機構11は、副腕部材10先端に設けたり、或
は、主腕部材9の後端に設けることも可能であるほか、
巻上機構11自体を腕部材10又は同9内でスライド固定自
在に取付けてもよい。また、巻上機構11に昇降操作を行
わせる操作部は、副腕部材10の先端側に設けることによ
り、荷物を手で支え乍ら、操作部を操作することができ
る。この操作部は、ペンダントタイプの押ボタン式、或
は、いわゆるジョイステックタイプの操作レバー式、若
しくは、無線、光等を信号媒体とするワイヤレスタイプ
に形成するなど、任意の型式のものでもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上の通りであって、貨物トラックの荷台上に
荷役装置を設けるが、この装置は、トラックの荷台の仕
様を特別に改造しなくても取付けることができるのみな
らず、不使用時,使用時に拘わらず、荷物の積載、或
は、荷積の卸しに何らの支障ももたらさないという格別
の効果がある。
また、本考案は、坂道の途中など傾斜した路面に貨物ト
ラックを停車して荷物の積卸し作業をする場合でも、梁
部材又は腕部材の操作部を変位させ梁部材をその軸にお
いて角回転させるか又は腕部材を固定された梁部材に対
し回転させるだけで、腕部材が常に水平面内(鉛直軸に
直交する面)で旋回するように簡単に操作できるので、
傾きによるいわゆるアーム流れが生じず、安全かつ迅速
な作業ができるという特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は貨物トラックに取付けた状態の本考案荷役装置
の一例を示す側面図、第2図は第1図の装置の背面部、
第3図は同じく平面図である。 1……運転席キャビン、2……荷台、3……シヤーシ、
4……車輪、5,6……脚部材、7……梁部材、8……操
作杆、9……主腕部材、10……副腕部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨物トラックの荷台のほぼ中程において荷
    台の幅方向両側に適宜高さの2本の脚部材を立設すると
    共に、この脚部材の上部に梁部材を水平な軸を介して横
    架し、この梁部材に略直交させて下向きに操作杆を変位
    固定可能に取付けることにより、該梁部材を前記軸を中
    心に角回転固定自在にする一方、この梁部材に、上記脚
    部材間において水平面内で旋回できるようにした有効長
    が梁部材よりやゝ小さな腕部材を垂直な軸を介して軸架
    すると共に、この腕部材の先端に水平面内で旋回又はス
    ライドする副腕部材を取付け、当該副腕部材の先端部か
    ら下端にフック等の荷物支持部を有するベルト等による
    索部材を巻上げ,巻下げ自在にして吊下したことを特徴
    とする貨物トラック用の車載荷役装置。
  2. 【請求項2】梁部材を脚部材の上部に固定して横架する
    と共に、腕部材はその台座において前記梁部材に該梁部
    材の軸に関し角回転固定自在に取付け、かつ、操作杆を
    前記腕部材の台座に下向きに取付けた実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載した貨物トラック用の車載荷役装
    置。
  3. 【請求項3】脚部材は貨物トラックの荷台に対し、前後
    移動,固定自在に立設された実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項に記載した貨物トラック用の車載荷役装
    置。
JP1988143492U 1988-11-04 1988-11-04 貨物トラック用の車載荷役装置 Expired - Lifetime JPH075106Y2 (ja)

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