JPH0689033B2 - Grf類似体 - Google Patents

Grf類似体

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JPH0689033B2
JPH0689033B2 JP59004235A JP423584A JPH0689033B2 JP H0689033 B2 JPH0689033 B2 JP H0689033B2 JP 59004235 A JP59004235 A JP 59004235A JP 423584 A JP423584 A JP 423584A JP H0689033 B2 JPH0689033 B2 JP H0689033B2
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leu
gln
ala
ser
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ジヤン・エドワ−ル・フレデリツク・リベ−ル
ワイリ−・ウオ−カ−・ベ−ル・ジユニア−
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/60Growth hormone-releasing factor [GH-RF], i.e. somatoliberin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/142Amino acids; Derivatives thereof
    • A23K20/147Polymeric derivatives, e.g. peptides or proteins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S930/00Peptide or protein sequence
    • Y10S930/01Peptide or protein sequence
    • Y10S930/12Growth hormone, growth factor other than t-cell or b-cell growth factor, and growth hormone releasing factor; related peptides

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒトおよび他の動物(特に哺乳動物)の脳下垂
体の機能に影響を与えるペプチドに関する。より詳細に
は、本発明は脳下垂体による成長ホルモンの放出を促進
させるペプチドに関する。
発明の背景 生理学者は視床下部でつくられる脳下垂体ホルモンの分
泌を誘発させる特定のポリペプチドが腺下垂体の分泌の
全てを調節するということを長期にわたり認めてきてい
る。成長ホルモン(GH)の分泌を阻害する阻害因子も性
状決定がなされており、これはソマトスタチンと命名さ
れている。
脳下垂体GHのための対応する視床下部の放出因子は最近
ヒトの膵臓腫瘍からの抽出物から分離され、精製され、
性状決定がなされ、合成されて試験された。このペプチ
ドの配列は次のとおりである: Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−Tyr−
Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−
Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Ser−Arg−Gln−
Gln−Gly−Glu−Ser−Asn−Gln−Glu−Arg−Gly−Ala−
Arg−Ala−Arg−Leu。
このペプチドのアミド化体が存在すると考えられ、これ
は今後hpGRF(ヒト膵臓腫瘍GH放出因子)と表示する。
発明の概要 今や、培養した脳下垂体細胞からGHを放出させるペプチ
ドがラツトの視床下部抽出物から分離され、精製され、
性状決定がなされ、合成されて試験された。この43個の
アミノ酸残基からなる天然に存在するペプチドの配列は
次のとおりである: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−Arg−G
ln−Gln−Gly-Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−Arg−Se
r−Arg−Phe−Asn−OH。
このペプチドは今後rhGRF(ラツト視床下部GH放出因
子)と表示する。
また、hpGRFそれ自体よりも効力が優れたhpGRF類似体
(これらのうちの多くはその長さがhpGRFよりも短か
い)が合成されて試験された。これらの類似体のいくつ
かはrhGRFの式に一致する置換を基準にしているが、他
の類似体は他の置換を基準にしている。本発明による医
薬組成物は薬学的に許容される液体または固体の担体中
に分散されたこれらのhpGRF類似体またはその無毒性塩
を含有する。このような医薬組成物はヒトおよび家畜の
治療目的のために投与される臨床薬剤として、あるいは
また診断用に使用される。さらに、それらは温血動物
(鶏を含む)の成長を促進させるために、また冷血動物
(例えば、魚やうなぎ)の養殖用に使用される。
発明の開示 ペプチドを定義するのに使用する命名法は SchroderおよびLubkeによる“The Peptides"アカデミツ
クプレス(1965年)に規定されたものであり、ここでは
一般的表示に従つてN-末端のアミノ基は左に、そしてC-
末端のカルボキシル基は右に記載される。天然アミノ酸
はGly,Ala,Val,Leu,Ile,Ser,Thr,Lys,Arg,Asp,Asn,Glu,
Gln,Cys,Met,Phe,Tyr,Pro,TrpおよびHisからなる蛋白質
中に見い出されて天然に存在する一般のアミノ酸のうち
の一種を意味する。アミノ酸残基が異性体形をもつ場
合、もし他に特定して指示されなければL-型のアミノ酸
を意味する。本出願にとつて、rhGRFはhpGRFの類似体で
あると考えられる。
本発明は次式で示される合成hpGRFペプチド類似体また
はその無毒性塩を提供する。
H−R1−Ala−Asp−Ala−Ila−Phe−Thr−R8−Ser−R10
−Arg−R12−R13−Leu−R15−Gln−Leu−R18−Ala−Arg
−Lys−Leu−R24−R25−Lle−R27−R28−Arg−Gln−Gln
−Gly−Glu−R34−Asn−Gln−Glu−R38−R39−R40−Arg
−R42−R43−R44−Y 式中、R1はTyr,Met,D−Tyr,Phe,D−Phe,Leu,D−Hisまた
はHis;R8はSerまたはAsn;R10Tyr,PheまたはD−Tyr;R12
はArgまたはLys;R13はIleまたはVal;R15はGlyまたはD
−Ala;R18はTyrまたはSer;R24はHisまたはGln;R25はGlu
またはAsp;R27はAla,Nle,Ile,Leu,MetおよびValのD-お
よびL-異性体からなる群から選択される;R28はSer,Asn
またはD−Ala;R34はArgまたはSer;R38はGlnまたはArg;
R39はArgまたはGly;R40はSerまたはAla;R42はPheまたは
Ala;R43はAsnまたはArg;R44は天然アミノ酸またはデス
‐R44;そしてYはC-末端のアミノ酸残基のカルボキシ
ル部分を意味しかつ基−COOR,−CRO−CONHNHR,−CON
(R)(R′)または−CH2ORであり、ここでRおよび
R′は低級アルキル基、フルオロ低級アルキル基または
水素である。但し、R1がTyrである時R27はMet以外のも
の、R8はSer、R12はArg、R13はIle、R18はTyr、R24はHi
s、R25はGlu、R28はAsn、R34はArg、R38はGlu、R39はAr
g、R40はSer、R42はPheそしてR43はAsnである。また残
基28〜44のいずれかまたは全部を削除して生物学的に活
性な断片を提供することができる。メチル基、エチル基
およびプロピル基が好ましい低級アルキル基である。前
記のペプチド断片はまた生物学的活性を有しており、そ
して一般にそのペプチドは少なくともN-末端から残基27
まで延びるべきものと考えられる。ペプチド断片が残基
27および28まて延びる場合にはYはNH2または置換アミ
ドであるべきであるが、その断片が残基29〜39のうちの
1つまで延びる場合にはYは好ましくはアミドまたは置
換アミドである。
27-位のMetの代りに指定した置換基のうちの1つをもつ
hpGRFは、特に酸化条件にさらした時、実質的により大
きな安定性を示す。さらに、その置換基がD-異性体であ
る場合には酵素に対する抵抗性が高められるかも知れな
い。それらは十分に生物学的活性を残しており、そして
ある種の類似体は試験管内で試験した時驚くほどに増大
した効力を示す。1-位をHisで置換すると非常に強い効
力が得られる。その上、D-異性体アミノ酸(例えば、D
−Tyr)での置換は驚くべき効能を保持しており、そし
てある種の酵素による分解に対してそのペプチドに抵抗
性を付与することから極めて価値があるものである。
これらのペプチドは、例えば固相法のみで、部分的固相
法で断片縮合で、古典的な溶液カツプリングで、または
最近開発された組み換えDNA法のような適当な方法で合
成される。例えば、固相法のみの合成法はStewartおよ
びYoungによる“Solid-Phase Peptide Synthesis"、フ
リーマン社、サンフランシスコ(1969年)に説明されて
おり、そして1978年8月8日発行のVale等による米国特
許第4105603号明細書により例示される。断片縮合法は
米国特許第3972859号明細書(1976年8月3日)に例示
される。他の利用可能な合成法は米国特許第3842067号
(1974年10月15日)および同第3862925号(1975年1月2
8日)の各明細書により例示される。
組み換えDNA法の使用による合成は、本出願にとつて、h
pGRF類似体またはその断片の所望形体をコード化する構
造遺伝子の適当な使用を包含すると理解されるべきであ
る。合成hpGRFペプチドはこのような構造遺伝子と共に
プロモーターおよびオペレーターを含む発現ベクターを
使用して微生物を形質転換し、こうして形質転換した微
生物にhpGRFペプチドを発現させることにより得ること
ができる。ヒト以外の動物もまた、このような構造遺伝
子と米国特許第4276282号明細書(1981年6月30日)に
記載された一般方法を使用して、あるいは1983年5月26
日に発行されたWO83/01783および1982年12月23日に発行
されたWO82/04443に記載されたような発生初期の脊椎動
物の顕微注入を使用して、遺伝子操作することによりhp
GRFペプチドを産生させるのに使用できるかも知れな
い。合成hpGRFペプチドはさらに2冊のWO出版物に記載
された方法により成長促進が意図される動物中で直接生
産されてもよい。
各種アミノ酸部分の不安定な側鎖基を適当な保護基で保
護することは化学合成において一般的なことであり、そ
の保護基は保護基が最終的に除去されるまでのその部位
での化学反応の発生を妨げるだろう。アミノ酸または断
片がカルボキシル基の部位で反応する間これらのα‐ア
ミノ基もまた通常保護され、続いてそのアミノ基の部位
で反応を行うためにα‐アミノ保護基は選択的に除去さ
れる。従つて、適当な残基に結合された側鎖保護基をも
つペプチド鎖中に所望の配列で位置するアミノ酸残基を
含む中間体化合物が、合成の一段階として、製造される
ということは一般的なことである。
次式の中間体は本発明の範囲内であると考えられる。
X1−R1(XまたはX2)−Ala−Asp(X3)−Ala−Ile−Ph
e-Thr(X4)−R8(X4またはX5)−Ser(X4)−R
10(X2)−Arg(X6)−R12(X6またはX7)−R13−Leu−
R15−Gln(X5)−Leu−R18(X2)−Ala−Arg(X6)−Ly
s(X7)−Leu−Leu−R24(XまたはX5)−R25(X3)−I
le−R27−R28(X4またはX5)−Arg(X6)−Gln(X5)−
GIn(X5)−Gly−Glu(X3)−R34(X4またはX6)−Asn
(X5)−Gln(X5)−Glu(X3)−R38(X5またはX6)−R
39(X6)−R40(X4)−Arg(X6)−R42−R43(X5または
X6)−R44(X8)−X9 式中、X1は水素原子またはα‐アミノ保護基である。X1
により意図されるα‐アミノ保護基はポリペプチドの段
階合成法の技術において有用であることが広く知られて
いる保護基である。X1として使用してもよいα‐アミノ
保護基の部類には(1)芳香族ウレタン型保護基、例え
ばフルオレニルメチルオキシカルボニル基(FMOC)、ベ
ンジルオキシカルボニル基(Z)およびp-クロロベンジ
ルオキシカルボニル基、p-ニトロベンジルオキシカルボ
ニル基、p-ブロモベンジルオキシカルボニル基またはp-
メトキシベンジルオキシカルボニル基のような置換され
たベンジルオキシカルボニル基;(2)脂肪族ウレタン
型保護基、例えばt-ブチルオキシカルボニル基(BO
C)、ジイソプロピルメチルオキシカルボニル基、イソ
プロピルオキシカルボニル基、エトキシカルボニル基お
よびアリルオキシカルボニル基;並びに(3)シクロア
ルキルウレタン型保護基、例えばシクロペンチルオキシ
カルボニル基、アダマンチルオキシカルボニル基および
シクロヘキシルオキシカルボニル基;が含まれる。好ま
しいα‐アミノ保護基はBOCである。
Xは水素原子またはTosのようなHisのイミダゾール窒素
のための保護基である。
X2はTyのフエノール性ヒドロキシル基のための適当な
保護基であつてよく、例えばテトラヒドロピラニル基、
t-ブチル基、トリチル基、Bzl,CBZ,4Br−CBZおよび2,6-
ジクロロベンジル基(DCB)である。好ましい保護基は
2,6-ジクロロベンジル基である。X2はその位置のアミノ
酸残基に側鎖保護基がないことを意味する水素原子であ
りうる。
X3は水素原子またはAspもしくはGluのカルボキシル基の
ための適当なエステル形成保護基、例えばベンジル基
(OBzl)2,6-ジクロロベンジル基、メチル基およびエチ
ル基である。
X4はThrまたはSerのヒドロキシル基のための適当な保護
基であつてよく、例えばアセチル基、ベンゾイル基、t-
ブチル基、トリチル基、テトラヒドロピラニル基、Bz
l、2,6-ジクロロベンジル基およびCBZである。好ましい
保護基はBzIである。X4はヒドロキシル基に保護基がな
いことを意味する水素原子でありうる。
X5は水素原子またはAsnもしくはGlnの側鎖アミド基のた
めの適当な保護基である。それは好ましくはキサンチル
基(Xan)である。
X6はArgのグアニジノ基のための適当な保護基、例えば
ニトロ基、Tos、CBZ、アダマンチルオキシカルボニル基
およびBOCであるか、あるいは水素原子である。
X7は水素原子またはLysの側鎖アミノ基のための適当な
保護基である。適当な側鎖アミノ保護基の例は2-クロロ
ベンジルオキシカルボニル基(2−Cl−Z)、Tos、t-
アミルオキシカルボニル基およびBOCである。
X8は水素原子または上で一般的に詳述した適当な側鎖保
護基である。
Metは場合により酸素で保護されうるが、好ましくは保
護されないままである。
側鎖アミノ保護基の選択は、一般に合成中のα‐アミノ
基の保護基離脱の間に除去されない保護基が選ばれると
いうことを除いて、限定的ではない。しかしながら、い
くつかのアミノ酸(例えば、His)の場合にはカツプリ
ングが完了した後保護は一般に必要でなく、保護基は同
じであつてもよい。
X9はエステル形成基X3のようなC-末端カルボキシル基の
ための適当な保護基であるか、または固体の樹脂支持体
に結合させるために固相合成法で使用する定着結合であ
るか、もしくはデス‐X9であり、デス‐X9である場合に
C−末端の残基は先に定義したカルボキシル部分Yをも
つ。固体の樹脂支持体を使用する場合に、それは当該技
術分野で知られたもののいずれであつてもよく、例えば
−O−CH2−樹脂支持体、−NH−ベンズヒドリルアミン
(BHA)樹脂支持体または−NH−パラメチルベンズヒド
リルアミン(MBHA)樹脂支持体のような式を有するもの
である。未置換アミドが望まれる場合にはBHAまたはMBH
Aの使用が好ましく、その開裂は直接アミドを与える。N
-メチルアミドが望まれる場合に、それはN-メチルBHA樹
脂から得られる。C-末端において他の適当なアミドまた
は遊離酸以外の基が望まれる場合には、Houben-Weylの
テキストに記載されたような古典的方法を使用してペプ
チドを合成することが適当かも知れない。
中間体のための式において、X基のうちの少なくとも1
つは保護基であるか、またはX9は樹脂支持体を含む。こ
うして、本発明はまた興味のあるペプチドの製造方法を
提供し、その方法は (a)式(II)で示される少なくとも1つの保護基を有
するペプチドを形成し; X1−R1(XまたはX2)−Ala−Asp(X3)−Ala−Ile−Ph
e−Thr(X4)−R8(X4またはX5)−Ser(X4−Tyr(X2
−Arg(X6)−R12(X6またはX7)−R13−Leu−Gly−Gln
(X5)−Leu−R18(X2)−Ala−Arg(X6)−Lys(X7
−Leu−Leu−R24(XまたはX5)−R25(X3)−Ile−R27
−R28(X4またはX5)−Arg(X6)−Gln(X5)−Gln
(X5)−Gly−Glu(X3)−R34(X4またはX6)−Asn
(X5)−Gln(X5−Glu(X3)−R38(X5またはX6)−R39
(X6)−R40(X4)−Arg(X6)−R42−R43(X5または
X6)−R44(X8)−X9 (式中X、X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7およびX8は各々
水素原子または保護基であり、X9は保護基または樹脂支
持体への定着結合もしくはデス‐X9であり、デス‐X9
ある場合にC-末端の残基はカルボキシル部分Yをもつ) (b)式(II)のペプチドから保護基または定着結合を
分離し;そして (c)所望により、生成したペプチドをその無毒性塩に
転化する; ことから成つている。
ペプチドの合成で使用する特定の側鎖保護基を選択する
場合、次の規則に従う;(a)保護基はその保護特性を
保有しなければならず、またカツプリング条件下で分離
されてはならない;(b)保護基は試薬に対して安定で
あるべきであり、またXanを除いて、合成の各段階でα
‐アミノ保護基を除去するために選択された反応条件下
に安定であるべきである;そして(c)側鎖保護基は、
所望のアミノ酸配列を含む合成の完了時点で、ペプチド
鎖を変化させない反応条件下に除去されなければならな
い。
ペプチドが組み換えDNA法を使用して製造されない場合
に、それらは好ましくはMerrifieldによるJ.Am.Chem.So
c.,85、2149ページ(1963年)に記載されたような固相
合成法を使用して製造されるが、当該技術分野において
知られた他の同様な化学合成法もまた先に述べたように
使用できる。固相合成法は保護されたα‐アミノ酸を適
当な樹脂にカツプリングすることによりペプチドのC-末
端から開始される。このような出発物質はα‐アミノ‐
保護アミノ酸をクロロメチル化樹脂またはヒドロキシメ
チル樹脂にエステル結合で結合させるか、あるいはBHA
樹脂またはMBHA樹脂にアミド結合で結合させることによ
り製造することができる。メチル、エチルまたはプロピ
ルアミドを生成されるポリペプチドに組み入れる場合に
はクロロメチル化樹脂またはヒドロキシメチル樹脂が使
用され、そして開裂は適当なアミン、例えばエチルアミ
ン、を使用して都合よく行われる。
例えば、40-残基ペプチドを製造する場合に、BOCで保護
されたAlaはMonahanおよびGilonによるBiopolymer,12,2
513〜2519ページ(1973年)に記載された方法に従つて
クロロメチル化樹脂にカツプリングされる。そのBOC-Al
aの樹脂支持体へのカツプリング後、α‐アミノ保護基
は塩化メチレン中のトリフルオロ酢酸(TFA)、TFA単独
またはジオキサン中のHClを使用して除去される。この
保護基離脱反応は約0℃ないし室温で実施される。特定
のα‐アミノ保護基を除去するための他の標準的な開裂
試薬および条件はSchroderおよびLubkeによる“The Pep
tides"、1、72〜75ページ、アカデミツクプレス(1965
年)に記載されたようなものが使用される。
Pheのα‐アミノ保護基の除去後、残つているα‐アミ
ノ‐および側鎖‐保護アミノ酸を所望の順序で一般ごと
にカツプリングさせて先に定義した中間体化合物を得る
か、あるいは各アミノ酸を合成中別々に加える代りに、
いくつかのアミノ酸を固相反応器に添加する前に互いに
カツプリングさせてもよい。適当なカツプリング試薬の
選択は当該技術分野の技術の範囲内である。N,N′‐ジ
シクロヘキシルカルボジイミド(DCCI)はカツプリング
試薬として特に適している。
ペプチドの固相合成法で使用する活性化試薬はペプチド
技術分野においてよく知られている。適当な活性化試薬
の例はN,N′‐ジイソプロピルカルボジイミドやN-エチ
ル‐N′(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
のようなカルボジイミド類である。他の活性化試薬およ
びペプチドカツプリングにおけるそれらの使用はSchrod
crおよびLubkeによる同書第III章ならびにKapoorによる
J.Phar.Sci.,59、1〜27ページ(1970年)に記載され
る。
保護されたアミノ酸またはアミノ酸配列は各々約4倍も
しくはそれ以上の過剰量で固相反応器中に導入され、そ
してそのカツプリングはジメチルホルムアミド(DM
F):CH2Cl2(1:1)の混合媒体中で、あるいはDMFまた
はCH2Cl2単独中で実施される。不完全なカツプリングが
生ずる場合には、次のアミノ酸のカツプリングに先立つ
α‐アミノ保護基の除去以前にそのカツプリング方法を
繰り返し行う。各合成段階でのカツプリング反応の成功
はE.Kaiser等によるAnal.Biochem.,34、595ページ(197
0年)に記載されたようなニンヒドリン反応により監視
される。カツプリング反応は、例えばRivier等によるBi
opolymers,17、1927〜1938ページ(1978)に報告された
ようなプログラムを使用して、ベツクマン(Beckman)9
90自動合成器で、自動的に行うことができる。
所望のアミノ酸配列が完了した後、中間体ペプチドはそ
のペプチドを樹脂から開裂させるばかりでなく残つてい
る全ての側鎖保護基X,X2,X3,X4,X5,X6,X7および
X8、定着結合X9ならびにα‐アミノ保護基X1を開裂させ
て遊離酸形のペプチドを与える試薬(例えば、液状弗化
水素)で処理することにより樹脂支持体から分離され
る。Metがその配列に存在する場合、BOC保護基はS-アル
キル化の可能性を除外するためにHFでペプチドを樹脂か
ら開裂させる前にトリフルオロ酢酸(TFA)/エタンジ
チオールを用いて最初に除去することが好ましい。開裂
させるための弗化水素を使用する場合、アニソールおよ
びメチルエチルフイドが掃去剤として反応容器中に加え
られる。
合成ペプチドを組み換えDNA法で製造するための1つの
試みとして、Met残基はN-末端の追加のアミノ酸残基と
して含有されるのが好ましく、しかもMetはペプチドの
その他のどこにも存在しない方がよい。また、ペプチド
に使用するアミノ酸残基の全ては天然に存在するL-異性
体のアミノ酸またはGlyでなければならない。1つの結
果として、次式で示される好適なペプチド中間体化合物
が製造される。
H−Met−R1−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−R8−Ser
−Try−Arg−R12−R13−Leu−Gly−Gln−Leu−R18−Ala
−Arg−Lys−Leu−Leu−R24−R25−Ile−R27−R28−Arg
−Gln−Gln−Gly−Glu−R34−Asn−Gln−Glu−R38−R39
−R40−Arg−R42−R43−R44−Y 式中、R1はTyr、LeuはHis;R8はSerまたはAsn;R12はArg
またはLys;R13はIleまたはVal;R18TyrまたはSer;R24はH
isまたはGln;R25はGluまたはAsp;R27はAla、Nla、Ile、
LeuまたはVal;R28はAsnまたはSer;R34はArgまたはSer;R
38はGlnまたはArg;R39はArgまたはGly;R40はSerまたはA
la;R42はPheまたはAla;R43はAsnまたはArg;R44は天然ア
ミノ酸またはデス‐R44;そしてYはC-末端アミノ酸残
基のカルボキシル部分を表わし、−COOHまたは−CONH2
である。
このペプチドが遺伝子的に変性された微生物により発現
されて既知方法を使用して回収および精製されると、そ
の中間体は臭化シアンで処理されたN-末端のMet残基を
開裂し、生物学的に活性なペプチドを生成する。上で説
明した式はペプチドが43-位または44-位まで延びている
ことを示しているが、前にも述べたように、実質的な生
物学的活性は27〜29残基程度に少ない残基をもつペプチ
ドにより与えられる。そして、このような短い断片は一
般に多くの目的に対して同等であり、かつ組み換えDNA
法による製造が予定される本発明により提供される好ま
しい中間体の範囲内に含まれると考えられる。
次の実施例は固相法によりhpGRF類似体を合成するため
の好ましい方法を説明する。対応するより短いペプチド
断片の合成は単にC-末端から始まる必要な数のアミノ酸
を除外することにより同じ方法で行うことができること
は当然認識されるだろう。
実施例I 式: H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Ile−Ser−Arg−G
ln−Gln−Gly−Glu−Ser−Asn−Gln−Glu−Arg−Gly−A
la−NH2 で示される〔Ile27〕‐hpGRF(1−40)−NH2は、樹脂1
gあたり約0.1〜0.5ミリモルの置換範囲をもつBachem社
から入手可能なMBHA塩酸塩樹脂上で、ベツクマン990ペ
プチド合成器を使用して段階法により合成した。BOC−A
laの樹脂へのカツプリングは合成の間中使用される下記
の表Aおよび表Bにおいて説明した一般方法により行わ
れ、そしてそれは樹脂1gあたり約035ミリモルのAlaの置
換をもたらした。使用する溶媒は、Met残基の硫黄を酸
化するかも知れない酸素を排除するために、ヘリウムや
窒素のような不活性ガスを散布して注意深くガス抜きし
た。
保護基の離脱および中和後に、ペプチド鎖は樹脂上に段
階的に増成された。保護基の離脱、中和および各アミノ
酸の添加は一般にVale等による米国特許第4292313号明
細書に詳細に説明された方法に従つて行つた。
保護基の離脱は次の表Aに従つて有利に実施された。
カツプリングは次の表Bに説明したように実施された。
簡単に言えば、樹脂1gあたり、および塩化メチレン中1.
0モルDCCI1当量あたり塩化メチレン中のBOC-保護アミノ
酸1〜2ミリモルを2時間使用した。BOC−Arg(TOS)
をカツプリングする場合、50%DMFおよび塩化メチレン
の混合物を使用した。BzlエーテルはSerおよびThrのた
めのヒドロキシル側鎖保護基として使用した。p-ニトロ
フエニルエステル(ONp)はAsnまたはGlnのカルボキシ
ル端を活性化するのに使用し、例えばBOC−Asn(ONp)
はDMFと塩化メチレンの50%混合物中でHOBt1当量を使用
して一晩カツプリングさせ、この場合にDCCIは使用しな
かつた。AsnまたはGlnのアミド基は、活性エステル法の
代りにDCCIカツプリングを使用する場合、Xanで保護し
た。2-クロロ‐ベンジルオキシカルボニル基(2Cl−
Z)はLys側鎖のための保護基として使用した。TosはAr
gのグアニジノ基を保護するのに使用し、GluまたはAsp
のカルボキシル基はBzlエステル(OBzl)として保護し
た。Tyrのフエノール性ヒドロキシル基は2,6-ジクロロ
ベンジル基(DCB)で保護した。合成の終りに、次の組
成のものが得られた。
X1−Tyr(X2)−Ala−Asp(X3)−Ala−Ile−Phe−Thr
(X4)−Asn(X5)−Ser(X4)−Tyr(X2)−Arg(X6
−Lys(X7)−Val−Leu−Gly−Gln(X5)−Leu−Ser(X
4)−Ala−Arg(X6)−Lys(X7)−Leu−Leu−Gln
(X5)−Asp(X3)−Ile−Ile−Ser(X4)−Arg(X6
−Gln(X5)−Gln(X5)−Gly−Glu(X3)−Ser(X4
−Asn(X5)−Gln(X5)−Glu(X3)−Arg(X6)−Gly
−Ala−X8 式中、X1はBOC、X2はDCB、X3はベンジルエステル、X4
Bzl、X5はXan、X6はTos、X7は2Cl−ZそしてX8は−NH−
樹脂支持体である。Xanはα‐アミノ保護基を離脱する
のに使用されるTFA処理で部分的にもしくは全部除去さ
れた。
最後のTyr残基が樹脂にカツプリングした後、BOCはCH2C
l2中60%TFAで除去した。残存する保護ペプチド‐樹脂
を開裂させかつ保護基の離脱を行わせるために、それを
ペプチド‐樹脂1gあたりアニソール1.5ml、メチルエチ
ルスルフイド0.5mlおよび弗化水素(HF)15mlを用い
て、−20℃で30分間および0℃で30分間処理した。高真
空下にHFを除いた後、樹脂−ペプチド残留物を乾燥ジエ
チルエーテルおよびクロロホルムで交互に洗浄し、次い
でそのペプチドをガス抜きした2N酢酸水溶液で抽出して
過により樹脂から分離した。
樹脂から開裂させかつ保護基を離脱させたペプチドはそ
の後0〜5%酢酸に溶解して精製(Sephadex G-50 微
細ゲルによる過を含む)にかけた。
そのペプチドはさらにRivier等によるPeptidesStruct
ure and Biological Function,125〜128ページ(1979
年)およびMarki等によるJ.Am.Chem.Soc.,103、3178ペ
ージ(1981年)に記載されたような調製用または半調製
用高圧液体クロマトグラフイー(HPLC)で精製した。要
約すると、Waters Associates prep LC-500に合うカー
トリツジにVydacからの15−20C18シリカ(300A)を充填
した。TEAP中のCH3CNの勾配はRivier,J.によるJ.Liq.Ch
romatography 1、343−367ページ(1978年に記載された
ような低圧力エルテツクスグレジエントメーカー(Elde
x gradient maker)によりつくつた。クロマトグラフイ
ーの分画は注意深くHPLCで監視して、実質的な純度を示
す分画のみを集めた。精製された分面(純度は別に検査
された)の脱塩は0.1%TFA中CH3CNの勾配を使用して行
つた。その後、その中心部分(center cut)を凍結乾燥
して所望のペプチドを得、このペプチドの純度は98%以
上であつた。
この合成はクロロメチル化樹脂を用いて繰り返し行い、
Rivier,J.によるJ.Amer.Chem.Soc.,96、2986〜2992ペー
ジ(1974年)に一般的に記載された方法を使用して遊離
酸形の同じペプチドを製造した。
実施例II 式: H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Val−D−Ala−Ar
g−Gln−Gln−Gly−Glu−Ser−Asn−Gln−Glu−Arg−Gl
y−Ala−NH2 で示される〔Val27,D-Ala28〕‐hpGRF(1−40)−NH2
の合成は実施例Iに記載した方法でMBHA樹脂上でベツク
マン990ペプチド合成器を使用して段階法により行われ
た。このペプチドはTLCおよびHPLCを使用して実質的に
純粋であることが判明した。
実施例III 式: H−D−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ila−Phe−Thr−Asn−Se
r−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Al
a−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Ser−Ar
g−Gln−Gln−Gly−NH2 で示されるhpGRF類似体の〔D−Tyr1〕−hpGRF(1−3
2)−NH2は実施例Iに記載した方法でMBHA樹脂上でベツ
クマン990ペプチド合成器を使用して段階法により合成
された。このペプチドはTLCおよびHPLCを使用して実質
的に純粋であることが判明した。旋光性は光電偏光計で
測定して▲〔α〕22 D▼=−61.4°±1(C=1、1%
酢酸、未補正)であつた。
この合成はクロロメチル樹脂化を使用して繰り返し行
い、先に一般的に示したようにして遊離酸形の同じペプ
チドを製造した。
実施例IV 式: H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−NIe−Ser−Arg−G
ln−Gln−Gly−NH2 で示される短縮されたhpGRF類似体の〔Nle27〕−hpGRF
(1−32)−NH2は実施例Iに記載した方法でMBHA樹脂
上でベツクマン990ペプチン合成器を使用して段階法に
より合成された。この類似体はTLCおよびHPLCを使用し
て実質的に純粋であることが判明した。旋光性は光電偏
光計で測定して▲〔α〕22 D▼=−57.8°±1(C=
1、1%酢酸、未補正)であつた。同じ一般合成法が
〔Nle27〕−hpGRF(1−44)−NH2を製造するのに使用
された。
実施例V 式: H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−GIy-Gln−Leu−Ser−Ala−Ar
g−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Nle−NH2 で示される〔Nle27〕−hpGRF(1−27)−NH2は実施例
Iに記載した方法でMBHA樹脂上でベツクマン990ペプチ
ド合成器を使用して段階法で合成された。このペプチド
はTLCおよびHPLCを使用して実質的に純粋であることが
判明した。
実施例VI 式: H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Ile−Ser−Arg−G
ln−Gln−Gly−OH で示される〔Ile27〕−hpGRF(1−32)−OHは実施例I
の最後に示した方法でクロロメチル化樹脂上でベツクマ
ン990ペプチド合成器を使用して段階法により合成され
た。このペプチドはTLCおよびHPLCを使用して実質的に
純粋であることが判明した。旋光性は光電偏光計で測定
して▲〔α〕22 D▼=−61.7°±1(C=1、1%酢
酸、未補正)であつた。
この合成はMBHA樹脂を使用して繰り返し行い、同じペプ
チドのアミド化体を製造した。
実施例VII 式: H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−D−Met−Ser−Ar
g−Gln−Gln−Gly−NH2 で示される〔D−Met27〕−hpGRF(1−32)−NH2は実
施例Iに記載した方法でMBHA樹脂上でベツクマン990ペ
プチド合成器を使用して段階法により合成された。この
ペプチドはTLCおよびHPLCを使用して実質的に純粋であ
ることが判明した。旋光性は光電偏光計で測定して▲
〔α〕22 D▼=−54.5°±1(C=1、1%酢酸、未補
正)であつた。
実施例VIII 式: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Ser−Arg−G
ln−Gln−Gly−NH2 で示される〔His1〕−hpGRF(1−32)−NH2は実施例I
に記載した方法でMBHA樹脂上でベツクマン990ペプチド
合成器を使用して段階法により合成された。このペプチ
ドはTLCおよびHPLCを使用して実質的に純粋であること
が判明した。旋光性は光電偏光計で測定して▲〔α〕22
D▼=−58.7°±1(C=1、1%酢酸、未補正)であ
つた。
この合成は最後のアミノ酸残基としてPheを使用して繰
り返し行い、〔Phe1〕−hpGaF(1−32)−NH2を製造し
た。旋光性は光電偏光計で測定して▲〔α〕22 D▼=−5
8.2°±1(C=1、1%酢酸、未補正)であつた。
実施例IX 式: H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−P
he−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Lle−Met−Ser−Arg−G
ln−Gln−Gly−NH2 で示される〔Phe10〕−hpGRF(1−32)−NH2は実施例
Iに記載した方法でMBHA樹脂上でベツクマン990ペプチ
ド合成器を使用して段階法により合成された。このペプ
チドはTLCおよびHPLCを使用して実質的に純粋であるこ
とが判明した。旋光性は光電偏光計で測定して▲〔α〕
22 D▼=−59.5°±1(C=1、1%酢酸、未補正)で
あつた。
実施例X 式: H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Lle−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Val−Ser−Arg−G
ln−Gln−Gly−OH で示される〔Val27〕−hpGRF(1−32)−OHは実施例I
の最後に示した方法でクロロメチル化樹脂上でベツクマ
ン990ペプチド合成器を使用して段階法により合成され
た。このペプチドはTLCおよびHPLCを使用して実質的に
純粋であることが判明した。旋光性は光電偏光計で測定
して▲〔α〕22 D▼=−62.4°±1(C=1、1%酢
酸、未補正)であつた。
実施例XI 式: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−T
yr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Nle−Ser−Arg−G
ln−Gln−Gly−NH2 で示される〔His1,Nle27〕−hpGRF(1−32)−NH2
実施例Iに記載した方法でベツクマン990ペプチド合成
器を使用してMBHA樹脂上で段階法により合成された。こ
のペプチドはTLCおよびHPLCを使用して実質的に純粋で
あることが判明した。旋光性は光電偏光計で測定され、
▲〔α〕22 D▼=−59.3°±1(C=1、1%酢酸、未
補正)であつた。
実施例XII 式: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−Arg−G
ln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−Arg−S
er−Arg−Phe−Asn−OH で示されるrhGRF(1−43)−OHは実施例VIに示した方
法でベツクマン990ペプチド合成器を使用して、樹脂1g
あたり約0.1〜0.5ミリモルの置換範囲をもつクロロメチ
ル化樹脂上で段階法により合成された。このペプチドは
TLCおよびHPLCを使用して実質的に純粋であることが判
明した。旋光性は光電偏光計で測定され、▲〔α〕22 D
▼=−50.8°±1(C=1、1%酢酸、未補正)であつ
た。
この合成はMBHA樹脂を使用して繰り返し行われ、Asnを
そのMBHA樹脂に結合させるためにVale等による米国特許
第4292313号明細書に一般的に記載された初期方法を使
用してrhGRF(1−43)−NH2を製造した。このペプチド
はTLCおよびHPLCを使用して実質的に純粋であることが
判明した。旋光性は光電偏光計で測定され、▲〔α〕22
D▼=−51.7°±1(C=1、1%酢酸、未補正)であ
つた。
実施例XIII 式: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−Arg−G
ln−Gln−Gly−Glu−Ayg−Asn−Gln−Glu−Gln−Arg−S
er−NH2 で示されるrhGRF(1−40)−NH2は実施例Iに記載した
ようにしてベツクマン990ペプチド合成器を使用してMBH
A樹脂上で段階法により合成された。このペプチドはTLC
およびHPLCを使用して実質的に純粋であることが判明し
た。旋光性は光電偏光計で測定され、▲〔α〕22 D▼=
−56.5°±1(C=1、1%酢酸、未補正)であつた。
実施例XIV 式: H−Met−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Leu−Asn−Arg−G
ln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−Arg−S
er−Arg−Phe−Asn−OH で示されるhpGRF類似体、すなわち〔Met1,Leu27〕−rh
GRF(1−43)−OHは実施例XIIに記載した方法でベツク
マン990ペプチド合成器を使用してクロロメチル化樹脂
上で段階法により合成された。このペプチドはTLCおよ
びHPLCを使用して実質的に純粋であることが判明した。
実施例XV 式: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Nle−Asn−Arg−G
ln−Gln−Gly−NH2 で示されるhpGRF類似体、すなわち〔Nle27〕−rhGRF
(1−32)−NH2は実施例Iのようにしてベツクマン990
ペプチド合成器を使用してMBHA樹脂上で段階法により合
成された。この類似体はTLCおよびHPLCを使用して実質
的に純粋であることが判明した。
実施例XVI 式: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−
D−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−A
la−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−A
rg−NH2 で示されるhpGRF類似体断片、すなわち〔D−Tyr10〕−
rhGRF(1−29)−NH2は実施例Iのようにしてベツクマ
ン990ペプチド合成器を使用してMBHA樹脂上で段階法に
より合成された。このペプチドはTLCおよびHPLCを使用
して実質的に純粋であることが判明した。
この合成はN-末端のHisの代りにD−Tyrを置換させて繰
り返し行い、〔D−Tyr1,10〕−rhGRF(1−29)−NH2
を製造した。
実施例XVII 式: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−Arg−N
H2 で示されるhpGRF類似体断片、すなわちrhGRF(1−29)
−NH2は実施例IIIのようにしてベツクマン990ペプチド
合成器を使用してMBHA樹脂上で段階法により合成され
た。このペプチドはTLCおよびHPLCを使用して実質的に
純粋であることが判明した。
実施例XVIII 式: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Nle−Asn−Arg−G
ln−Gln−Gly−NH2 で示される〔Nle27〕−rhGRF(1−29)−NH2は実施例
Iのようにしてベツクマン990ペプチド合成器を使用し
てMBHA樹脂上で段階法により合成した。このペプチドは
TLCおよびHPLCを使用して実質的に純粋であることが判
明した。旋光性は光電偏光計で測定され、▲〔α〕22 D
▼=−52.6°±1(C=1、1%酢酸、未補正)であつ
た。
実施例XIX 式: H−D−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Se
r−D−Tyr−Arg−Arg−Ile−Leu−D−Ala−Gln−Leu
−Tyr−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met
−Asn−Arg−NH2 で示されるhpGRF類似体、すなわち〔D−His1,D−Ty
r10,D−Ala15〕−rhGRF(1−29)−NH2は実施例Iのよ
うにしてベツクマン990ペプチド合成器を使用してMBHA
樹脂上で段階法により合成された。このペプチドはTLC
およびHPLCを使用して実質的に純粋であることが判明し
た。
実施例XX 式: H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−Arg−N
H2 で示されるhpGRF類似体、すなわち〔Tyr1〕−rhGRF(1
−29)−NH2は実施例Iのようにしてベツクマン990ペプ
チド合成器を使用してMBHA樹脂上で段階法により合成さ
れた。このペプチドはTLCおよびHPLCを使用して実質的
に純粋であることが判明した。
実施例XXI 式: H−His−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Ser−Ser−T
yr−Arg−Arg−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Tyr−Ala−A
rg−Lys−Leu−Leu−His−Glu−Ile−Met−Asn−Arg−G
ln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−Arg−S
er−Arg−Phe−Asn−Val−NH2 で示されるrhGRF−〔Val44−NH2〕は実施例Iのように
してベツクマン990ペプチド合成器を使用してMBHA樹脂
上で段階法により合成された。このペプチドはTLCおよ
びHPLCを使用して実質的に純粋であることが判明した。
前述の詳細に列挙した類似体に加えて、次の類似体が上
で説明したものと同じ固相合成法を使用して合成され
た: 〔Ile27〕−hpGRF(1−29)−NH2, 〔Ile27〕−hpGRF(1−29)−OH, 〔D−His1〕−hpGRF(1−32)−NH2, 〔D−Ala27〕−hpGRF(1−32)−NH2, 〔D−Tyr1,Nle27〕−hpGRF(1−32)−NH2, 〔D−Tyr1,Nle27〕−hpGRF(1−32)−OH, 〔D−Phe1,Val27〕−hpGRF(1−40)−OH, 〔His1,Phe10〕−hpGRF(1−32)−NH2, 〔D−Tyr1,Nle27〕−hpGRF(1−40)−OH, 〔D−Tyr1,Nle27〕−hpGRF(1−40)−Arg−Ala−Ar
g−Leu−OH 〔Phe1,Phe10,Ile27〕−hpGRF(1−32)−NH2, 〔D−His1,D−Ala15,Nle27〕−hpGRF(1−32)−N
H2, 〔D−Phe1,Phe10,D−Met27〕−hpGRF(1−40)−OH, 〔Ile27〕−hpGRF(1−40)−Arg−Ala−Arg−Leu−NH
2, 〔Ile27〕−hpGRF(1−40)−Arg−Ala−Arg−Leu−O
H, 〔D−His1,D−Ala15,D−Ala28〕−hpGRF(1−32)−N
H2, 〔Phe1,Leu27,D−Ala28〕−hpGRF(1−40)−OH, 〔His1,D−Val27,D−Ala28〕−hpGRF(1−32)−NH2, 〔D−Tyr1,Phe10,D−Ile27〕−hpGRF(1−39)−N
H2, 〔Val27〕−hpGRF(1−40)−OH, 〔Val27〕−hpGRF(1−40)−Arg−Ala−Arg−Leu−OH
and 〔D−Phe1,D−Ala15,D−Nle27,D−Ala28〕−hpGRF(1
−32)−NH2
上記の実施例で製造した合成ペプチドは、成長ホルモン
の放出を促進するそれらの有効性を測定するために、精
製された合成hpGRF(1−40)−OHまたは精製された合
成hpGRF(1−40)−Phe−Gln−NH2と試験管内検定で比
較された。これらの合成類似体は全てGHの放出をうなが
す点で実質的な効力を有していた。
試験管内検定は標準として合成hpGRFを使用して等モル
濃度の種々の合成類似体との並行比較により実施した。
培養物は4、5日前に取り出してラツトの脳下垂体細胞
を含むものを使用した。成長ホルモンの分泌に対して最
適であると考えられる培養物が比較試験用に、Vale等に
よるEndocrinology,91、562〜572ページ(1972年)に記
載された一般方法で、使用された。試験されるべき物質
とのインキユベーシヨンは3〜4時間行われ、その培養
培地のアリコートを取り出して、それらの免疫反応性GH
(irGH)の量をよく識別する放射線免疫検定法で測定す
るために処理した。
等モル濃度を使用した比較試験の結果を次の第I表に示
す。
これらの合成ペプチドの試験管内試験はEC50が20〜100
ピコモルの間で変化し、そして最低有効濃度は3〜8ピ
コモルであることを示した。hpGRF(1−40)NH2につい
ての最大有効濃度は1ナノモルであつた。
等モル濃度の各種のhpGRF類似体(rhGRFを基準にしたも
の)についてこの比較試験の結果を第II表に示す。
これらの合成ペプチドの試験管内試験はEC50が20〜100
ピコモルの間で変化し、かつ最低有効濃度は3〜8ピコ
モルであることを示した。rhGRF(1−43)−OHについ
ての最大有効濃度は1ナノモルであつた。
成長ホルモンの分泌に関する試験管内試験に加えて、生
体内実験が自由に走行する正常の雄ラツトに導入された
カテーテルを介してその合成ペプチドを注入することに
より行われた。動物は外因性のGRFへの応答に影響を及
ぼすことなくGHの自然分泌を抑制するドパミンヒドロキ
シラーゼ阻害剤のFLA-63で前処理された。注入直前およ
び注入後5分と20分に同じカテーテルを介して血液試料
を採取し、血液中のGH量を放射線免疫検定法で測定し
た。この結果は合成hpGRF類似体が脳下垂体GHの分泌の
強力な刺激剤であることを示した。体重1Kgあたり約20
ナノグラムないし約25マイクログラムの投与量が有効で
あるとわかつた。
さらに、他の実験例で合成した他の合成hpGRF類似体も
実質的な効能を示すことが見い出され、これらの試験か
らいつくかの一般的結論が導き出された。
1.C-末端アミド化は39アミノ酸残基よりも鎖の長さが長
いGRFペプチドの活性を増加させないらしいが、鎖の長
さが39アミノ酸残基よりも短いペプチドの効力を増加さ
せる。例えば、〔Ile27〕−hpGRF(1−32)−NH2は〔I
le27〕−hpGRF(1−32)−OHよりも効能があり、〔D
−Tyr1,Nle27〕−hpGRF(1−32)−NH2は〔D−Ty
r1,Nle27〕−hpGRF(1−32)−OHよりも効能があり、
また〔Ile27〕−hpGRF(1−29)−NH2は〔Ile27〕−hp
GRF(1−29)−OHよりも効能がある。しかしながら〔I
le27〕−hpGRF(1−44)−NH2は〔Ile27〕−hpGRF(1
−44)−OHと効能が同じである。
2.一連のアミド化ペプチドにおいて、32アミノ酸残基の
類似体は対応するもつと鎖の長い類似体と実質的に同じ
効能であり、例えば、〔Nle27〕−hpGRF(1−32)−NH
2は〔Nle27〕−hpGRF(1−44)−NH2とだいたい同じ効
能をもつ。
3.遊離のカルボキシル末端をもつ一連のペプチドにおい
て、39以上のアミノ酸残基をもつ対応する類似体はそれ
ぞれ効能が同じである。例えば、〔Val27〕−hpGRF(1
−40)−OHおよび〔Val27〕−hpGRF(1−44)−OHは効
能が等しく、〔D−Tyr1,Nle27〕−hpGRF(1−40)−
OHおよび〔D−Tyr1,Nle27〕−hpGRF(1−44)−OHも
同じである。
合成hpGRF類似体は医者がGHの産生を高めることを望む
場合にそのような用途に対して有用であるだろう。hpGR
F類似体によるGH分泌の刺激は内因性GRFの産生低下によ
りひきおこされる完全なもしくは相対的GH不足の患者に
対して興味がある。その上に、おそらくGH分泌の増加お
よびそれに伴う成長増加は正常のGH量を有するヒトまた
は動物にもあらわれるだろう。さらに、hpGRFの投与は
体内の脂肪分を変化させかつ他のGH依存性の代謝、免疫
および発生作用を改変するだろう。例えば、hpGRF類似
体はやけどを被つたような状況下にあるヒトの同化作用
を刺激する手段として有用であるかも知れない。他の例
として、hpGRF類似体は鶏、七面鳥、ブタ、ヤギ、牛お
よびヒツジのような商業動物に成長を促進させかつ得ら
れる蛋白質対脂肪の比を増加させるために投与してもよ
い。それらは魚や他の冷血海生動物(例えば、ウミガメ
やウナギ類)および水陸両生動物を生産するための養殖
に使用してもよい。ヒトへの投与のために、合成hpGRF
類似体は少なくとも約93%、好ましくは少なくとも98
%、の純度を有するべきである。この純度は意図したペ
プチドが存在する全部の類似したペプチドおよびペプチ
ド断片の所定重量%を構成することを意味する。
成長を促進させかつ脂肪分を低下させるために商業動物
や他の動物に合成hpGRF類似体を投与するに際して、約
5%程度に低い純度、あるいは約0.001%程度に低い純
度さえも許容されるかも知れない。遺伝子操作法で製造
する場合、そのhpGRF類似体は最初非常に低い純度であ
りうる。
hGRF(1−44)−NH2、hGFR(1−40)−NH2およびhGRF
(1−40)−OHの急性毒性試験の結果は以下のとおりで
あった。
ラットにおけるhGRF(1−44)−NH2の静脈内注射 使用動物:体重250〜1000gの雄および雌のスプラグドー
リーラット50匹以上 被験化合物:hGRF(1−44)−NH2 1〜10mg/ml 0.9%生理食塩水 覚醒して自由に動き回っているラットに hGRF(1−44)−NH2 100μgを静注してもラットの行
動に何ら明白な変化は見られなかった。月齢3か月ない
し22か月の若いラットをペントバルビタールナトリウム
塩で麻酔して、25μg/kgのhGRF(1−44)−NH2を静注
しても正常に覚醒した。
ラットにおけるhGRF(1−40)−NH2の静脈内注射 使用動物:体重250〜400gの雄および雌のスプラグドー
リーラット50匹以上 被験化合物:hGRF(1−40)−NH2 1μg/ml 0.9%生理食塩水 覚醒して自由に動き回っているラットに hGRF(1−40)−NH2 100μgを静注してもラットの行
動に何ら明白な変化は見られなかった。ペントバルビタ
ールナトリウム塩で麻酔して、50μg/kgのhGRF(1−4
0)−NH2を静注しても、すべてのラットは正常に覚醒し
た。
マウスにおけるhGRF(1−40)−OHの静脈内注射 使用動物:体重17〜24gのマウス15匹 被験化合物:hGRF(1−40)−OH 1mg/ml(媒体) 媒体組成:0.9%NaCl、10%マンニトール、0.9%ベンジ
ルアルコール、1mMアスコルビン酸、10mM酢酸 すべてのマウスをエーテル麻酔し、外科的に露出させた
頸静脈に、75μl媒体のみ(7匹のマウス)、75μgの
hGRF(1−40)−OH/75μlの媒体(8匹のマウス)を
各々注射した。切り口をクリップで閉じて、マウスをケ
ージに戻した。ペプチドで処理された上記マウスは、≧
3mgペプチド/kg(体重)のペプチドを注射されたことに
なる。これらのマウスは、注射後1時間および24時間経
過した時点ですべて生きていた。
これらの結果から、本発明の合成ペプチドも同様に哺乳
動物に対して急性毒性を有していないものと考えられ
た。
医薬組成物を形成するために薬学的もしくは獣医学的に
許容される担体と組み合わせた合成hpGRF類似体または
その無毒性塩は動物(ヒトを含む)に静脈内に、皮下
に、筋肉内に、鼻腔内にまたは経口的に投与される。投
与はGHの放出を刺激するためにそのような治療処置を必
要とする患者に対して医者が行う。必要とされる投与量
は処置されるべき特定の症状、その症状の度合および希
望する処置期間により変化するだろう。
このようなペプチドはしばしば酸付加塩や金属錯体(例
えば、亜鉛、鉄またはこの用途の塩として考えられる同
様の金属)のような薬学的にもしくは獣医学的に許容さ
れる無毒性塩の形で投与される。そのような酸付加塩の
例は塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩、マレイン
酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、コハク酸塩、
リンゴ酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩および類似の
塩である。活性成分が錠剤の形体で経口的に投与される
場合、その錠剤はトラガカント、とうもこし澱粉または
ゼラチンのような結合剤;アルギン酸のような崩壊剤;
およびステアリン酸マグネシウムのような滑沢剤を含み
うる。液体での投与が望まれる場合には甘味剤および/
または風味剤を使用してもよく、また等張塩水、燐酸緩
衝液または類似のものでの静脈内投与が行われうる。
ペプチドは医者の指導の下でヒトに投与されるべきであ
り、そして医薬組成物は通常薬学的に許容される慣用担
体と共にペプチドを含むだろう。非経口投与量は通常患
者の体重1kgあたり約20ナノグラムないし約25マイクロ
グラムであるだろう。
本発明はその好適な実施態様(目下発明者が最もよい方
法であると認めるもの)に関して記載したが、当該分野
で通常の技術を有する者に明らかであるような種々の変
化ならびに改変が添付の特許請求の範囲で説明した本発
明の範囲から逸脱することなしになされるだろう。例え
ば、ペプチド鎖の改変(特にペプチドのカルボキシル末
端から始まる削除)はペプチドの効力の全部分または実
質的部分を保有する断片をつくるために今までに知られ
た実験上の慣行に従つて行うことができ、このようなペ
プチドは本発明の範囲内であると考えられる。さらに、
アミノ酸残基の付加はいずれか一方の末端で、もしくは
両方の末端で行うことができ、そして/またペプチド化
学の全分野でよく知られるように、天然に存在するアミ
ノ酸残基の代りに同等のアミノ酸残基で置換して、本発
明の範囲から逸脱することなしに天然ポリペプチドの効
力の少なくとも実質的部分を有する類似体を製造するこ
とが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム・シユピ−ス アメリカ合衆国カリフオルニア州エンシニ タス・サ−ロ・ストリ−ト271

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式: H-R1‐Ala-Asp-Ala-Ile-Phe-Thr-R8‐Ser-R10‐Arg-R12
    ‐R13‐Leu--R15‐Gln-Leu-R18‐Ala-Arg-Lys-Leu-Leu-
    R24‐R25‐Ile-R27‐R28‐Arg-Gln-Gln-Gly-Glu-R34‐A
    sn-Gln-Glu-R38‐R39‐R40‐Arg-Phe-Asn-Val-Y [式中、R1はTyr、D-Tyr、Phe、Leu、D-HisまたはHisで
    あり;R8はSerまたはAsnであり;R10はTyr、PheまたはD
    -Tyrであり;R12はArgまたはLysであり;R13はIleまた
    はValであり;R15はGlyまたはD-Alaであり;R18はTyrま
    たはSerであり;R24はHisまたはGlnであり;R25はGluま
    たはAspであり;R27はNle、Met、Ile、D-MetまたはVal
    であり;R28はSerまたはAsnであり;R34はArgまたはSer
    であり;R38はGlnまたはArgであり;R39はArgまたはGly
    であり;R40はSerまたはAlaであり;そしてYはOHまた
    はNH2である;ただしR1がTyrであるときR27はMet以外の
    ものであり;またC末端から1〜15個のアミノ酸残基は
    生物学的に活性な断片を提供するために削除されうる] で表わされる合成ペプチドまたはその無毒性塩。
  2. 【請求項2】R1がHisである、特許請求の範囲第1項記
    載の合成ペプチド。
  3. 【請求項3】YがNH2である、特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の合成ペプチド。
  4. 【請求項4】R27がNleである、特許請求の範囲第1〜3
    項のいずれかに記載の合成ペプチド。
  5. 【請求項5】R10がTyrであり、R15がGlyであり、かつR
    28がSerである、特許請求の範囲第1〜4項のいずれか
    に記載の合成ペプチド。
  6. 【請求項6】R1がD−Tyrであり、R27がNle、Valまたは
    Ileである、特許請求の範囲第1項記載の合成ペプチ
    ド。
  7. 【請求項7】次の配列: His-Ala-Asp-Ala-Ile-Phe-Thr-Ser-Ser-Tyr-Arg-Arg-Il
    e-Leu-Gly-Gln-Leu-Tyr-Ala-Arg-Lys-Leu-Leu-His-Glu-
    Ile-Met-Asn-Arg-Gln-Gln-Gly-Glu-Arg-Asn-Gln-Glu-Gl
    n-Arg-Ser-Arg-Phe-Asn を有する、特許請求の範囲第1項記載の合成ペプチド。
  8. 【請求項8】アミノ酸残基32以降のアミノ酸残基がすべ
    て削除されている、特許請求の範囲第1〜7項のいずれ
    かに記載の合成ペプチド。
  9. 【請求項9】動物において成長ホルモンの放出を刺激す
    る組成物であって、次式: H-R1‐Ala-Asp-Ala-Ile-Phe-Thr-R8‐Ser-R10‐Arg-R12
    ‐R13‐Leu-R15‐Gln-Leu-R18‐Ala-Arg-Lys-Leu-Leu-R
    24‐R25‐Ile-R27‐R28‐Arg-Gln-Gln-Gly-Glu-R34‐As
    n-Gln-Glu-R38‐R39‐R40‐Arg-Phe-Asn-Val-Y [式中、R1はTyr、D-Tyr、Phe、Leu、D-HisまたはHisで
    あり;R8はSerまたはAsnであり;R10はTyr、PheまたはD
    -Tyrであり;R12はArgまたはLysであり;R13はIleまた
    はValであり;R15はGlyまたはD-Alaであり;R18はTyrま
    たはSerであり;R24はHisまたはGlnであり;R25はGluま
    たはAspであり;R27はNle、Met、Ile、D-MetまたはVal
    であり;R28はSerまたはAsnであり;R34はArgまたはSer
    であり;R38はGlnまたはArgであり;R39はArgまたはGly
    であり;R40はSerまたはAlaであり;そしてYはOHまた
    はNH2である;ただしR1がTyrであるときR27はMet以外の
    ものであり;またC末端から1〜15個のアミノ酸残基は
    生物学的に活性な断片を提供するために削除されうる] で表わされるペプチドまたはその無毒性塩、および獣医
    学的もしくは薬学的に許容される液体または固体の担体
    を含む組成物。
  10. 【請求項10】ヒト以外の動物において成長ホルモンの
    放出を刺激する方法であって、有効量の次式: H-R1‐Ala-Asp-Ala-Ile-Phe-Thr-R8‐Ser-R10‐Arg-R12
    ‐R13‐Leu-R15‐Gln-Leu-R18‐Ala-Arg-Lys-Leu-Leu-R
    24‐R25‐Ile-R27‐R28‐Arg-Gln-Gln-Gly-Glu-R34‐As
    n-Gln-Glu-R38‐R39‐R40‐Arg-Phe-Asn-Val-Y [式中、R1はTyr、D-Tyr、Phe、Leu、D-HisまたはHisで
    あり;R8はSerまたはAsnであり;R10はTyr、PheまたはD
    -Tyrであり;R12はArgまたはLysであり;R13はIleまた
    はValであり;R15はGlyまたはD-Alaであり;R18はTyrま
    たはSerであり;R24はHisまたはGlnであり;R25はGluま
    たはAspであり;R27はNle、Met、Ile、D-MetまたはVal
    であり;R28はSerまたはAsnであり;R34はArgまたはSer
    であり;R38はGlnまたはArgであり;R39はArgまたはGly
    であり;R40はSerまたはAlaであり;そしてYはOHまた
    はNH2である;ただしR1がTyrであるときR27はMet以外の
    ものであり;またC末端から1〜15個のアミノ酸残基は
    生物学的に活性な断片を提供するために削除されうる] で表わされるペプチドまたはその無毒性塩、および獣医
    学的もしくは薬学的に許容される液体または固体の担体
    を含む組成物を該動物に投与することからなる方法。
  11. 【請求項11】該投与が、ヒト以外の温血動物の成長を
    促進するために行われる、特許請求の範囲第10項記載の
    方法。
  12. 【請求項12】該投与が、養殖における冷血動物の成長
    を促進するために行われる、特許請求の範囲第10項記載
    の方法。
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