JPH06881B2 - 半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物 - Google Patents

半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物

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JPH06881B2
JPH06881B2 JP59051042A JP5104284A JPH06881B2 JP H06881 B2 JPH06881 B2 JP H06881B2 JP 59051042 A JP59051042 A JP 59051042A JP 5104284 A JP5104284 A JP 5104284A JP H06881 B2 JPH06881 B2 JP H06881B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フイルム、シート、オ−バ−レイ用フイル
ム、ラミネ−ト用フイルムの如き半硬質塩化ビニル樹脂
成形品の成形に適し、とくにはマ−キングフイルム成形
用組成物として優れた諸性質を兼備した半硬質塩化ビニ
ル樹脂成形用組成物に関する。
更に詳しくは、降伏応力1〜6kg/mm2で示される適度な
腰の強さを有する柔軟性、感圧接着剤層を該組成物のフ
イルム上に設けた際における該感圧接着剤の接着力保持
性、該フイルム上に印刷を施した際における印刷インク
とフイルムの密着性、表面平滑性、耐候性、マ−キング
フイルムとして使用する際の曲面貼着適性、更には紫外
線吸収剤保持性などの諸性質において、優れたこれら性
質を兼備できる改善された半硬質塩化ビニル樹脂成形用
組成物に関する。
特には、本発明は、 (A) 0〜20重量%の共重合成分を含有する塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対して、 (B) 数平均分子量(Mn)が1,500以上の液状ポ
リエステル系可塑剤を10〜25重量部、 及び他の塩化ビニル樹脂用可塑剤を0〜10重量部、及
び (C) エチレン/飽和カルボン酸のビニルエステル共重
合体樹脂5〜20重量部 を含有し、熱可塑性ウレタン樹脂を実質的に含有しない
組成物から成り、且つ降伏応力が1〜6kg/mm2であるこ
とを特徴とする半硬質塩化ビニル樹脂マ−キングフィル
ム成形用組成物に関する。
従来、塩化ビニル樹脂としては、液状可塑剤で可塑化さ
れた軟質塩化ビニル樹脂から非可塑化硬質塩化ビニル樹
脂にわたる可塑化の程度を異にする樹脂がら知られてお
り、その可塑化の程度に応じて、ゴム状弾性体から剛体
におよぶ広い範囲の物性を示す樹脂として、各種の用途
に実用に供されている。更に、一般に、成形時加工性の
改良を主目的として、塩化ビニル樹脂に各種のアクリル
系樹脂をブレンドすることも知られており、塩化ビニル
樹脂の利用目的に応じて、その用途に適した樹脂組成物
を提供する努力がなされてきた。
軟質乃至半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物において
は、可塑剤の配合量が比較的多いのが普通であつて、可
塑剤のブリ−ド・アウトによる或は可塑剤のブリ−ド・
アウトの関与するトラブル及び塩化ビニル樹脂の物性の
悪化のトラブルを伴うため、そのようなトラブルを克服
しようとする提案もなされてきた。しかしながら、満足
し得る組成物を提供できないのが実情である。
本発明者等は、半硬質塩化ビニル樹脂成形品とくにはマ
−キングフイルム成形用組成物として優れた諸性質を兼
備した半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物を開発すべく
研究を行つてきた。
その結果、前記(A)塩化ビニル樹脂100重量部に対し
て、約10重量部までの他の塩化ビニル樹脂用可塑剤を
併用してもよい前記(B)の特定範囲の数平均分子量(
n)条件を充足する液状ポリエステル系可塑剤の約10
〜約25重量部、及び前記(C)のエチレン/ビニルエス
テル共重合体樹脂約5〜約20重量部の結合パラメ−タ
−を満足し且つ降伏応力が1〜6kg/mm2であるという結
合要件を充足せしめることによつて、適度な腰の強さを
有する柔軟性、感圧接着剤層を該組成物のフイルム上に
設けた際における該感圧接着剤の接着力保持性、該フイ
ルム上に印刷を施した際における印刷インクとフイルム
の密着性、表面平滑性、耐候性、マ−キングフイルムと
して使用する際の曲面貼着適性、更に紫外線吸収剤保持
性などの点で、優れたこれら性質を兼備し、とくにはマ
−キングフイルム成形用組成物に望まれる優れた諸性質
を有する半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物が提供でき
ることを発見した。
例えば、二輪車、四輪車その他各種の車輛類、陸上及び
海上各種コンテナ−類、ヨツト、ボ−トその他の各種船
舶類などの如き車輛船舶・コンテナ−類、更には、家
具、ドア−板、窓ワク、柱その他の建材類の装飾もしく
は表示用ストライプフテツカ−類;看板、広告板類に広
告用の文字、図形、模様などを表示するのに用いる広告
用ステツカ−類;交通標識、道路標識、案内板、危険予
防標識、商品用マーク類などの各種表示用ステツカ−
類;などの如き広汎な利用分野においてマ−キングフイ
ルムが利用されている。
このようなマ−キングフイルムは、たとえば、その片面
に適当な感圧接着剤層を設け、該接着剤層上に適当な離
型紙を付設するような態様で利用され、使用に際し、離
型紙を剥離して、所望基材の所望部位に貼着する態様で
利用されている。ところが、従来のマ−キングフイルム
に於ては、フイルム中の可塑剤が接着剤層へブリトアウ
トして経時的にその接着力を低下させ、基材に対する接
着力を悪化させるトラブルがあつた。更に又、フイルム
中の可塑剤は上記接着剤層と反対側のマ−キングフイル
ム表面にもブリ−ドアウトし、空気中の塵埃の付着を助
長してマ−キングフイルム表面が容易に汚染されるとい
う耐候性の悪さの点にもトラブルがある。又、マ−キン
グフイルム表面に印刷を施した場合、従来のマ−キング
フイルムに於ては印刷インクとフイルムの密着性が不充
分で剥落し易いというトラブルがあり、さらに又、曲面
貼着適性の点でも不満足であつた。更に、マ−キングフ
イルムは戸外での利用が多いので紫外線吸収剤を配合し
ておくのが普通であるが、従来のマ−キングフイルムに
おいては紫外線吸収剤がフイルムの成形時に熱により揮
散し易く、更に、このようなフイルムは成形後における
紫外線吸収剤保持率も悪いトラブルがあつた。
軟質乃至半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物において
は、可塑剤の配合量が比較的多いのが普通であつて、マ
−キングフイルムにおいてはとくに、上述の如き可塑剤
のブリ−ドアウトによる或はブリ−ドアウトの関与する
物性悪化の課題がある。更に、マ−キングフイルムの所
望基材の所望部位たとえば曲面への貼着もしくは接着性
能を満足させるために、適度な腰の強さを有する柔軟性
をフイルムに賦与することが必要である。しかしなが
ら、軟質乃至半硬質塩化ビニル樹脂フイルムに要求され
る可塑剤量を含有し、しかも、上記可塑剤のブリ−ドア
ウトが直接もしくは間接に関与するトラブルを克服し、
その上、適切な降伏応力で示される適度な腰の強さを有
する柔軟性を兼ね備えた塩化ビニル樹脂成形用組成物を
提供するとは極めて困難であつた。
本発明者等の研究によれば、前記(A)塩化ビニル樹脂1
00重量部に対して、約10重量部までの他の塩化ビニ
ル樹脂用可塑剤を併用してもよい前記(B)の特定範囲の
数平均分子量(n)条件充足する液状ポリエシテル系
可塑剤の約10〜約25重量部、及び前記(C)エチレン
/ビニルエステル共重合体樹脂約5〜約20重量部(熱
可塑性ウレタンを実質的に含有しない)結合パラメ−タ
−を充足し且つ降伏応力が1〜6kg/mm2であるという結
合要件を充足せしめることによつて、上記の困難が克服
され、後に実施例と共に多くの比較例を挙げて実験的に
示すように、優れた諸改善性質を兼備した半硬質塩化ビ
ニル樹脂成形用組成物、とくにはマ−キングフイルム成
形用樹脂組成物及び成形品が提供できることが発見され
た。
また本発明の組成物は熱可塑性ウレタン樹脂を実質的に
含有しないのでキヤスト法で好都合に製造できるため表
面平滑性が良好である付随した利点を有する。
従つて、本発明の目的は改善諸性質を兼備した半硬質塩
化ビニル樹脂成形用組成物、とくにはマ−キングフイル
ム成形用組成物を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は、以下の記載から一層明らかとなるのであろう。
本発明の半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物を用いてフ
イルムを成形する場合、その成形法には特別な制約は無
く押出法やカレンダ−法などの熱加工による方法あるい
は当該組成物をテトラハイドロフラン(THF)、メチ
ルエチルケトン(MEK)等に溶解して流延、乾燥フイルム
を得る謂ゆる溶液キヤスト法、更に該組成物の固体成分
をゾル状態に分散し、これを流延、熱溶融してフイルム
を得るゾルキヤスト法などの成形法を挙げることができ
る。
一般に、熱加工法に比較してキヤスト法によつて製造さ
れたフイルムは歪は少ない点において特に好ましい。
本発明の半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物に用いる
(A)塩化ビニル樹脂には、とくべつな制約はなく、成形
用に従来利用されてきた塩化ビニル樹脂を適宜に選択利
用することができる。例えば、重合度約600〜約30
00、好ましくは約700〜約2000、より好ましく
は約800〜約1800、とくに好ましくは約1200
〜約1600程度の重合度の塩化ビニル樹脂を例示する
ことができる。更に、(A)塩化ビニル樹脂は塩化ビニル
ペ−スト用レンジであることもできる。
上記(A)塩化ビニル樹脂は、塩化ビニル単独重合体のほ
かに、約20重量%まで、好ましくは約10重量%、特
に好ましくは約6重量%までの共重合成分を含有する共
重合体であることができる。このような共重合体成分の
例としてはビニル単量体、たとえばエチレン、プロピレ
ン、ブチレン、イソブチレンなどの如きオレフイン系単
量体、たとえばブタジエン、クロルブタジエン、ペンタ
ジエンなどの如きジエンとビニルアセチレン誘導体。た
とえばフツ化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニルなど
の如きハロゲン化ビニル単量体。たとえばアクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、アクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸プロピル、エチ
レングリコ−ルジメタクリレ−トなどの如き(メタ)ア
クリル酸エステル単量体。たとえば酢酸ビニル、クロル
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニルな
どの如きビニルエステル単量体。たとえばメチルビニル
エ−テル、プロピルビニルエ−テル、ブチルビニルエ−
テル、フエニルビニルエ−テル、アリルビニルエ−テル
などの如きビニルエ−テル単量体。スチレン、メチルス
チレン、ジメチルスチレン、ビニルスチレン、クロルス
チレン、ビニルフエノ−ル、などの如きスチレン誘導体
等の共重合体を例示することができる。
上述の如き(A)塩化ビニル樹脂は、それ自体公知の方法
たとえば懸濁重合法や乳化重合法で製造できるし、又、
市場で入手することもできる。例えば、ニカビニ−ルS
G−700、SG−800、SG−1100、SG−1
300、SG−1400、〔塩化ビニル樹脂、菱日株式
会社製品〕、ゼオン121、ゼオン131、ゼオン2
5、ゼオン135J〔塩化ビニル樹脂、日本ゼオン株式
会社製品〕、ビニカ51ME、ビニカP−440、ビニ
カP−400〔塩化ビニル樹脂、三菱モンサント株式会
社製品〕、スミリツトPX〔塩化ビニル樹脂、住友化学
社製品〕などの市販塩化ビニル樹脂を例示することがで
きる。
本発明の半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物に用いる
(B)可塑剤は、上述の如き(A)塩化ビニル樹脂100重量
部に対して、数平均分子量(n)が約1,500以上好ま
しくは約1,500〜約6,000、より好ましくは約1,500〜約
4,000、より好ましくは約2,000〜約4,000のポリエステ
ル可塑剤約10〜約25重量部、好ましくは約12〜約2
0重量部及び0〜約10重量部の他の塩化ビニル樹脂用
可塑剤である。
このような液状ポリエステル系可塑剤としては例えばマ
レイン酸、アジピン酸、フタル酸、アゼライン酸、セバ
シン酸などの如きC〜C15の二塩基酸の中から選ばれ
た1〜3種類と、例えばエチレングリコ−ル、1,2−ブ
ロピレグリコ−ル、1,3−ブチレングリコ−ル、1,4−ブ
タンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、ジプロピルグ
リコ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、2,2,4−トリメチル
1,3−ペンタンジオ−ル、1,5−ペンタンジオ−ルなどの
如き、C〜C20の二価アルコ−ルの中から選ばれた1
〜5種類と例えば酢酸、ヤシ油脂肪酸、n−オクチルア
ルコ−ル、n−デシルアルコ−ルから適宜に選ばれたチ
エ−ンストツパ−とを反応させて得られる液状ポリエス
テル可塑剤を挙げることができる。本発明の液状ポリエ
ステル可塑剤の液状とは25℃における粘度がBH型回
転粘度計で50万ポイズ以下の粘稠液体を意味し、ポリ
エステル系可塑剤の数平均分子量(n)はGPC(Gel Pe
rmeation Chromatography)法で測定し、換算した値であ
る。
このようなポリエステル系可塑剤は市場で入手すること
ができ、本発明で利用することができる。そのような市
販ポリエステル系可塑剤の例としては、PN−150、
PN−260、PN−446(ポリエステル系可塑剤、
アデカア−ガス化学株式会社製品)、NS−3700
(ポリエステル系可塑剤、大日精化工業株式会社製
品)、P−204N、P−29(ポリエステル系可塑
剤、大日本インキ化学工業株式会社製品)、G−25、
G−40(ポリエステル系可塑剤、ロ−ム&ハ−ス社製
品)、SP−171、DIDA、SP−501、SP−
115S(ポリエステル系可塑剤、三建化工株式会社製
品)、Kodaflex NP−10(ポリエステル系可塑剤、
Eastman Chemical Products社製品)、Flexol R−2
H(ポリエステル系可塑剤、Union Carbide Corp.社製
品)、Edenol1200(ポリエステル系可塑剤、Henkel
社製品)、Rheoplex100、Rheoplex110、Rheplex
220(ポリエステル系可塑剤、Ciba−Geigy社製品)
等を例示することができる。このようなポリエステル系
可塑剤は一種のみならす二種もしくはそれ以上複数併用
することができる。
本発明組成物においては、更に、(A)塩化ビニル樹脂1
00重量部に対して、約10重量部好ましくは約5重量
部までの少量の他の塩化ビニル樹脂用可塑剤を併用する
ことができる。このような他の塩化ビニル樹脂用可塑剤
の例としては、C〜C35のモノ−もしくはポリ−塩基
性カルボン酸のC〜C35の1価もしくは多価アルコ−
ルのエステル及びオキシラン酸素含有量2〜9モル%の
分子量約2,000以下、たとえば約10〜約2,000のエポキ
シ化合物を挙げることができる。
このような他の塩化ビニル樹脂用可塑剤を例示すること
ができる。
たとえば、ジメチルフタレ−ト、ジエチルフタレ−ト、
ジブチレフタレ−ト、ジ−(2−エチルヘキシル)フタ
レ−ト、ジ−n−オクチル・フタレ−ト、高級アルコ−
ル・フタレ−ト、ジイソオクチル・フタレ−ト、ジイソ
ブチル・フタレ−ト、ジペンチルフタレ−ト、ジイソデ
シル・フタレ−ト、ジトリデシルフタレ−ト、ジウンデ
シルフタレ−ト、ジ(ヘプチルノニルウンデシル)フタ
レ−ト、ベンジルフタレ−ト、ブチルベンジル・フタレ
−ト、ジノニル・フタレ−ト、ジ・ノルマル・アルキル
・フタレ−ト、ジ−n/イソアルキルフタレ−ト等の如
きフタル酸のC〜C35の1価もしくは多価アルコ−ル
エステル;たとえば、ジエチル・イソフタレ−ト、ジ−
(2−エチルヘキシル)−イソフタレ−ト、ジイソオク
チルイソフタレ−ト、ポリアルキレングリコ−ルイソフ
タレ−ト等の如きイソフタル酸のC〜C35の1価もし
くは多価アルコ−ルエステル;たとえば、ジ−(2−エ
チルヘキシル)テトラヒドロフタレ−ト、ジ−n−オク
チルテトラヒドロフタレ−ト、ジイソデシルテトラヒド
ロフタレ−ト、C〜C10アルキルテトラヒドロフタレ
−ト等の如きテトラヒドロフタレ−ト酸のC〜C35
1価もしくは多価アルコ−ルエステル;たとえば、ジ−
n−ブチルアジベ−ト、ジ−(2−エチルヘキシル)ア
ジペ−ト、ジイソデシルアジペ−ト、ベンジルオクチル
アジペ−ト、ジ−(ブトキシ・エトキシエチル)アジペ
−ト等の如きアジピン酸のC〜C35の1価もしくは多
価アルコ−ルエステル;たとえば、ジ−(2−エチルヘ
キシル)アゼレ−ト、ジイソオクチル・アゼレ−ト、ジ
−2−エチルヘキシル−4−チオアゼレ−ト等の如きア
ゼライン酸のC〜C35の1価もしくは多価アルコ−ル
エステル;たとえば、ジ−n−ブチル・セバケ−ト、ジ
−(2−エチルヘキシル)セバケ−ト、等の如きセバシ
ン酸のC〜C35の1価もしくは多価アルコ−ルエステ
ル;たとえば、ジ−n−ブチル・マレ−ト、ジメチル・
マレ−ト、ジエチルマレ−ト、等の如きマレイン酸のC
〜C35の1価もしくは多価アルコ−ルエステル;たと
えば、ジ−n−ブチル・フマレ−ト、ジ−(2−エチル
ヘキシル)フマレ−ト等の如きフマル酸のC〜C35
1価もしくは多価アルコ−ルエステル;たとえば、トリ
−(2−エチルヘキシル)トリメリテ−ト、トリ−n−
オクチル・トリメリテ−ト、トリイソデシル・トリメリ
テ−ト等の如きトリメリツト酸のC〜C35の1価もし
くは多価アルコ−ルエステル;たとえば、トリエチル・
シトレ−ト、トリ−n−ブチルシトレ−ト、アセチル・
トリエチルシトレ−ト等の如きくえん酸のC〜C35
1価もしくは多価アルコ−ルエステル;たとえば、モノ
メチル・イタコネ−ト、モノブチルイタコネ−ト、ジメ
チルイタコネ−ト、等の如きイタコン酸のC〜C35
1価もしくは多価アルコ−ルエステル;たとえば、ブチ
ル・オレ−ト、テトラヒドロフリフリルオ−ト、グリセ
リルモノオネート、等の如きオレイン酸のC〜C35
1価もしくは多価アルコ−ルエステル;たとえば、メチ
ル・アセチルリシノレ−ト、ブチルアセチルリシノレ−
ト、グリセリル・モノリシノレ−ト等の如きリシノ−ル
酸のC〜C35の1価もしくは多価アルコ−ルエステ
ル;たとえば、n−ブチル・ステアレ−ト、グリセリル
モノステアレ−ト、ジエチレングリコ−ル・ジステアレ
−ト等の如きステアリン酸のC〜C35の1価もしくは
多価アルコ−ルエステル;その他ジエチレグルコ−ル・
モノラウレ−ト、ベンゼンスルホン・ブチルアミド、ト
リメチルホスフエ−ト、トリブトキシエチルホスフエ−
ト、テトラ−2−エチルヘキシルピロメリテート、ジエ
チレングリコ−ルジベンゾエ−ト、グリセロ−ル・モノ
アセテ−ト、塩素化パラフイン、オキシラン酸素含有量
2−9%分子量1000以下のエポキシ誘導体。
本発明の半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物は、上述の
(A)塩化ビニル樹脂及び(B)液状ポリエステル系可塑剤と
共に、必須成分としてエチレン/ビニルエステル共重合
体樹脂約5〜約20重量部、好ましくは約7〜約15重量
部含有する。
該(C)エチレン/ビニルエステル共重合体樹脂のビニル
エステルとしては飽和カルボン酸のビニルエステル等例
えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、バ
−サテイク酸ビニル、ステアリン酸ビニル等が挙げられ
好ましくは酢酸ビニル等である。
該(C)エチレン/ビニルエステル共重合体樹脂として好
適なエチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂(以後酢酸ビ
ニルをVACと記す場合もある)として高圧塊状重合
法、溶液重合法、エマルジヨン重合法等いずれの方法に
よつて製造された樹脂でも利用でき、これらの例として
は、例えば、三井ポリケミカル(株)製のエバフレツク
スP−1907(VAC、19重量%)、エバフレツクス
410(VAC、19重量%)、P−2505(VA
C、25重量%)、エバフレツクス260(VAC、2
8重量%)、P−3307(VAC、30重量%)、エ
バフレツクス150(VAC、33重量%)、エバフレ
ツクス40LX(VAC、40重量%)、エバフレツク
ス45LX(VAC、45重量%)、日本合成化学工業
(株)製のソアブレンBH(VAC、55重量%)、C
H(VAC、60重量%)、バイエル社製レバブレン4
50P、450N(VAC、45重量%)、東洋曹達
(株)製のルトラセン、住友化学工業(株)エバテー
ト、三菱油化(株)製ユカロンエバ、等を例示すること
ができる。
上記エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂の酢酸ビニル
の含有量は、例えば約18〜約50重量%好ましくは約
25〜約50重量%、特に好ましくは約30〜約48重
量%が好適に使用できる。
以上に詳しく説明したとおり、本発明の半硬質塩化ビニ
ル樹脂成形用組成物は、 (A) 0〜約20重量%、好ましくは0〜約10重量
%、更に好ましくは0〜約6重量%の共重合成分を含有
する塩化ビニル樹脂100重量部に対して、 (B) 数平均分子量(n)が約1500以上好ましく
は約1,500〜約6,000、より好ましくは約1,500
〜約4,000、更に好ましくは約2,000〜約4,000
の液状ポリエステル系可塑剤を約10〜約25重量部、
好ましくは約12〜約20重量部、及び他の塩化ビニル
樹脂用可塑剤を0〜約10重量部、好ましくは0〜約5
重量部、及び (C) エチレン/ビニルエステル共重合体樹脂約5〜約
20重量部、好ましくは約5〜約15重量部、更に好ま
しくは約7〜約15重量部の量で含有し成り、且つ降伏
応力が1〜6kg/mm2好ましくは1〜5kg/mm2更に好ま
しくは1.2〜4kg/mm2である。
本発明組成物は、上記結合要件を充足することによつ
て、適度な腰の強さを有する柔軟性、感圧接着剤層を該
組成物フイルム上に設けた際における該接着剤の接着力
保持性、該フイルム上に印刷を施した際における印刷イ
ンクとフイルムとの密着性、表面平滑性、戸外での使用
条件下における耐候性、マ−キングフイルムとして使用
する際の曲面貼着適性、更には紫外線吸収剤保持性など
の諸性質において、優れたこれら性質を兼備する。
本発明組成における優れた上記諸性質の兼備には、上記
(A)、(B)及び(C)成分が相互に影響し合つているものと
推測され、上記各結合パラメ−タ−の各々についての作
用を一義的に述べることは困難であるが、後に多くの比
較例と共に実施例を挙げて実験的に示すように、本発明
に特定された結合要件を逸脱すると、本発明組成物にお
ける上記の優れた諸性質の兼備を達成することは、実際
上、極めて困難となる。
前記(A)塩化ビニル樹脂に於て共重合成分を含有する場
合の該共重合成分の量は約20重量%まで、好ましくは
約10重量%更に好ましくは約6重量%までである。共
重合成分が上記量を越えて過剰量すぎると、例えば、熱
安定性の低下をきたし、フイルムが着色したり、不利益
を生ずる傾向があるので約20重量%以下の量で利用す
るのがよい。
また、(A)塩化ビニル樹脂の重合度は適宜に選択できる
が、既述のように、重合度約600〜約3000、好ま
しくは約700〜約2000、より好ましくは約800
〜約1800、とくに好ましくは約800〜約1600
程度であるのが、フイルム製造時の作業性、及び得られ
たフイルムの前記諸物性の点でより好ましい結果が得ら
れるので、上記例示のように重合度の(A)塩化ビニル樹
脂の利用が好都合である。
前記(B)ポリエステル系可塑剤の数平均分子量(n)
が約1,500以上、好ましくは約1,500〜約8,00
0、より好ましくは約2,000〜約6,000の範囲3,0
00〜5,000であり、約1,500以上を超えて過小す
ぎると、(A)及び(C)の他の要件との結合要件下に、可塑
剤のブリードアウトの傾向が不都合に増大し、接着力保
持性、表面平滑性、耐候性、紫外線吸収剤保持性、マ−
キングフイルムとして使用する際の曲面貼着適性などの
点で無視できない悪化を生ずる。一方、液状ポリエステ
ル系可塑剤が固体ポリエステル系可塑剤になると、フイ
ルムの伸び率が低下し、フイルムが不都合に脆くなる。
従つて、(B)液状ポリエステル系可塑剤としては、上記
数平均分子量(n)条件を充足するポリエステル系可
塑剤を選択して利用する。
更に、該(B)液状ポリエステル系可塑剤の使用量は、(A)
塩化ビニル樹脂100重量部に対して約10〜約25重量
部、好ましくは約12〜約20重量部であるが、該(B)
液状ポリエステル系可塑剤の使用量が上記範囲を逸脱し
て過少量すぎると、(A)及び(C)の他の要件との結合要件
下に、フイルムの適度な柔軟性が失われる傾向を生じて
不都合であり、又、上記範囲を逸脱して過剰量にすぎる
と、接着力保持性が低下し、更に、印刷インクとフイル
ムとの密着性、表面平滑性、耐候性、マ−キングフイル
ムとして使用する際の曲面貼着性、紫外線吸収剤保持性
などにも悪化を伴なう。従つて、上記範囲量に於て適宜
に選択すべきである。
更に、上記液状ポリエステル系可塑剤と併用してよい他
の塩化ビニル樹脂用可塑剤の量は、(A)塩化ビニル樹脂
100重量部に対して約10重量部までである。この他
の可塑剤の量が約10重量部をこえて過剰量すぎると、
ブリ−ドアウトが大きくなること、接着力保持性が低下
し更には印刷インクとフイルムとの密着性、耐候性、紫
外線吸収剤保持性などの悪化をひき起すなどの点で好ま
しくない。
又、該(C)のエチレン/ビニルエステル共重合体樹脂約
5〜約20重量部、好ましくは約5〜約15重量部更に好
ましくは約7〜約15重量部である。
該(C)成分の使用量が上記範囲を逸脱して過少量にすぎ
ると、他の諸要件との結合要件下に、フイルムの適度な
柔軟性が失われもろくなりマ−キングフイルムとして使
用した場合の曲面貼着性が悪くなる不都合を生じ、また
過大量にすぎると他の諸要件との結合要件下に印刷イン
クとの密着性及び耐候性が悪くなり、更にフイルムが柔
軟すぎてマ−キングフイルムとして使用する際の曲面貼
着性が悪くなる傾向がある。
従つて、該(C)成分の使用量は上記範囲において適宜に
選択すべきである。
本発明の半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物は、上述の
結合要件を充足する条件下に(A)、(B)及び(C)を含有し
て成り且つ降伏応力が1〜6kg/mm2好ましくは1〜5kg
/mm2更に好ましくは1.2〜4kg/mm2の要件を充足する。
液状可塑剤を比較的多く含有する普通の軟質塩化ビニル
樹脂組成物におけるような降伏応力がゼロ又はゼロに近
い組成物は、本発明に於て要求される適度な腰の強さを
有する柔軟性を示さないので上記範囲の降伏応力となる
ように選択される。降伏応力が上記範囲を逸脱して低す
ぎると、目的とする被着体に貼りつけを行うとする場合
フイルムが伸びる為所定の位置に所定の寸法に貼ること
が困難となるので見栄えがそこなわれる。又、上記範囲
を逸脱して高すぎると、被着体が曲面である場合曲面へ
のなじみがそこなわれシワが入り均一に貼りつけること
ができない。
従つて、本発明に於ては、上記降伏応力範囲となるよう
に適宜に選択すべきである。
本発明の半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物は、更に各
種の他の添加剤を含有することができる。このような他
の添加剤の例としては、例えば、着色剤、金属粉、又は
金属箔破砕物、滑剤、安定剤、防曇剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、発泡剤などを挙げる
ことができる。
上記着色剤の例としては、酸化チタン、亜鉛華、鉛白、
炭酸カルシウム、石こう、沈降性シリカ、カ−ボンブラ
ツク、ベンガラ、アルミ粉、ブロンズ粉、雲母、モリブ
デン赤、カドミウム黄、黄鉛、チタン黄、酸化クロム
緑、群青等の無機顔料;パ−マネント・レツド4Rハン
ザ・イエロー10G、ベンジジイエローGR、パ−マネ
ント・カ−ミンFB、フタロジアニン・ブルーB、フタ
ロシアニン・グリーン等の有機顔料;などを挙げること
ができる。
その使用量にはとくべつな制約はなく適宜に選択できる
が、例えば、(A)塩化ビニル樹脂100重量部に対して
約0.01〜約150重量部の量を例示することができ
る。
上記金属粉又は金属箔破砕物の例としては、たとえばア
ルミニウム、真ちゆう、ステンレス、鉛、鉄、等の箔粉
又は破砕物などを挙げることができる。
その使用量にはとくべつな制約はなく適当に選択できる
が、例えば、(A)塩化ビニル樹脂100重量部に対して
約1〜約50重量部の量を例示することができる。
又、上記滑剤の例としては、塩化ビニル樹脂用滑剤とし
て公知の任意の滑剤が利用でき、適宜に選択利用できる
が、例えば、流動パラフイン、ポリエチレンワツクスな
どの炭化水素系滑剤、ステアリン酸、オキシ脂肪酸など
の脂肪酸系滑剤、脂肪酸アミド系、脂肪酸とアルコ−ル
のエステル系滑剤、脂肪アルコ−ル系、多価アルコ−ル
系滑剤を例示することができる。その使用量も適宜に選
択できるが、例えば、(A)塩化ビニル樹脂100重量部
に対し約0.1〜約10重量部の使用量を例示することが
できる。滑剤の利用は、本発明組成物フイルムに、基材
に貼着後のフイルムの寸法安定性を助長する傾向があ
り、屡々、好ましい結果を与える。
更に、上記安定剤の例としては、例えば、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、
塩基性亜硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、ジブチルスズジ
ラウレ−ト、ジブチルスズジマレ−ト、ジブチルスズメ
ルカプチド、ジオクチルスズマレ−ト系安定剤、ジオク
チルスズラウレ−ト系安定剤、ジオクチルスズメルカプ
ト系安定剤、スタナン・ジオ−ル誘導体及び又はこれら
の複合体の如き安定剤、などを例示することができる。
その使用量は適宜に選択できるが、たとえば、(A)塩化
ビニル樹脂100重量部に対し約10重量部以下の量を
例示することができる。
又更に、上記防曇剤の例としては、ノニオン活性剤ポリ
オキシエチレン、グリセリンモノステアレ−ト等の防曇
剤をあげることができる。
その使用量も適宜に選択でき、たとえば(A)塩化ビニル
樹脂100重量部に対し約10重量部以下の如き使用量
を例示することができる。
又、上記紫外線吸収剤の例としては、たとえば、 ハイドロキノン系−ハイドロキノン、ハイドロキノンジ
サリチレ−ト; サリチル酸系−フエニルサリチレ−ト、パラオクチルフ
エニルサリチレ−ト; ベンゾフエノン系−2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2′−カ
ルボキシベンゾフエノン、2,4−ジヒドロキシベンゾ
フエノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメト
キシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−ベンゾイル
オキシベンゾフエノン、2,2′−ヒドロキシ−4−メ
トキシヘンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−5−スルホンベンゾフエノン、2,2′,4,4′−
テトラヒドロキシベンゾフエノン、2,2′−ヒドロキ
シ−4,4′−ジメトキシ−5−ナトリウムスルホベン
ゾフエノン、4−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシ−5−クロルベンゾフエノ
ン; ベンゾトリアゾ−ル系−2−(2′−ヒドロキシ−5′
−メチルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−5−ブトキシカ
ルボニルベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ
−5′−メチルフエニル)−5,6−ジクロルベンゾト
リアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフ
エニル)−5−エチルスルホンベンゾトリアゾ−ル、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−第三ブチルフエニル)−
5−クロルベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキ
シ−5′−第三ブチルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、
2−(2′−ヒドロキシ−5′−アミルフエニル)ベン
ゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′
−ジメチルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′
−ヒドロキシ−3′,5′−ジメチルフエニル)−5−
メトキシベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−メチル−
4′−ヒドロキシフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−
(2′−ステアリルオキシ−3′,5′−ジメチルフエ
ニル)−5−メチルベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−
ヒドロキシ−5−カルボキシフエニル)−ベンゾトリア
ゾ−ルエチルエステル、2−(2′−ヒドロキシ−3′
−メチル−5′−第三ブチルフエニル)ベンゾトリアゾ
−ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−第三
ブチルフエニル)−5−クロルベンゾトリアゾ−ル、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メトキシフエニル)ベン
ゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−フエ
ニルフエニル)−5−クロルベンゾトリアゾ−ル、2−
(2′−ハイドロキシ−5′−シクロヘキシルフエニ
ル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−5
−シクロヘキシルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−
(2′−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフエニル)ベ
ンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−4′,
5′−ジメチルフエニル)−5−カルボキシベンゾトリ
アゾ−ルブチルエステル、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジクロルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、
2−(2′−ヒドロキシ−4′,5′−ジクロルフエニ
ル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジメチルフエニル)−5−エチルスルホン
ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
フエニルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−
ヒドロキシ−4′−オクトキシフエニル)ベンゾトリア
ゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メトキシフエ
ニル)−5−メチルベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−5−エトキシカ
ルボニルベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−アセトキシ
−5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−第三ブチルフエ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−第三ブチル−5′−メチルフエニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル; 2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフエニル
アクリレ−ト等の置換アクリロニトリル、ヘキサメチル
ホスフオリツクトリアシド; 等が例示され、好ましくは 2(2′−ヒドロキシ−5′−メチル−フエニル)ベン
ゾトリアゾ−ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−
ブチル−5′−メチルフエニル)−5クロロベンゾトリ
アゾ−ルなどのベンゾトリアゾ−ル系; 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン、2ヒド
ロキシ−4−n−オクトキシベンゾフエノンなどのベン
ゾフエノン系; p−オクチルフエニルサリシレ−ト、フエニルサリシレ
−トなどのサリチル酸誘導体; 2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフエニル
アクリレ−トなどの置換アクリロニトリル、ヘキサメチ
ルホスフオリツク・トリアミド、等が挙げられる。本発
明においては液状の紫外線吸収剤を使用することは好ま
しい態様である。
また、その紫外線吸収剤の使用量は適宜に選択できる
が、例えば(A)塩化ビニル樹脂100重量部に対して約
0.1〜約10重量部使用量を例示できる。
また酸化防止剤としてはジ−t−ブチル−p−クレゾ−
ルなどのフエノ−ル誘導体、N−フエニル−N′−シク
ロヘキシルパラ・フエニレンジアミン、フエニル・アル
フアナフチルアミンなどのアミン類および誘導体ベンゾ
イミダゾ−ルの如き酸化防止剤を例示することができ
る。
その使用量は適宜選択できるが、例えば(A)塩化ビニル
樹脂100重量部に対して約0.1〜約5重量部を例示す
ることができる。
また発泡剤としてはアゾジカルボンアミド、アゾビスイ
ソブチロニトリル、N,N′−ジニトロソペンタメチレ
ンテトラミン、p−トルエンスルホニルヒドラジド、p
−p−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)ア
ゾビスイソブチロニトリル、ジニトロソペンタメチレン
テトラミン、p−トルエンスルホニルヒドラジドなどを
挙げることができる。その使用量にはとくべつな制約は
なく適宜に選択できるが、例えば(A)塩化ビニル樹脂1
00重量部に対して、約0.2〜約15重量の量を例示す
ることができる。
また帯電防止剤としてはポリオキシエチレンアルキルア
ミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシ
ルエチレンアルキルエ−テル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、アルキルスルホネ−
ト、アルキルベンゼンスルホネ−ト、アルキルサルフエ
−トアルキルホスフエ−ト、第四級アンモニウムクロラ
イド、第四級アンモニウムサルフエ−ト、などを挙げる
ことができる。
その使用量は、とくべつな制約はなく適宜に選択できる
が例えば(A)塩化ビニル樹脂100重量に対して約0.2
〜約10重量部の量を例示することができる。
また難燃剤としてはトリブチルホスフエ−ト、ジフエニ
ルオクチルホスフエ−トなどのりん酸エステル、 トリス(2,3−ジブロムプロピル)ホスフエ−ト、ト
リス(ブロムクロルプロピル)ホスフエ−トなどの含ハ
ロゲンりん酸エステル、 塩素化ジフエニル、テトラブロムベンゼンなどのハロゲ
ン化合物、 三酸化アンチモン、トリフエニルスチビンなどのアンチ
モン系の難燃剤、 などを挙げることができる。その使用量にはとくべつな
制約はなく適宜に選択あるいは組み合せて使用すること
ができ例えば(A)塩化ビニル樹脂100重量部に対して
約0〜約20重量部の量を例示することができる。
更に、相溶性のある他樹脂としてはエチレン/ビニアセ
テ−ト共重合体を例示できる。その使用量としては、た
とえば(A)塩化ビニル樹脂100重量部に対して0〜3
5重量部の量を例示できる。
本発明の半硬質塩化ビニル樹脂組成物は、それ自体公知
の任意の手法により成形された成形品の形であることが
できる。たとえばフイルム(シ−トを包含する)その他
の半硬質塩化ビニル樹脂成形品分野に公知の任意の成形
品の形であることができるが、既述の如きマ−キングフ
イルムや更にはプラスチツクスフイルム、合板、金属
板、金属箔、紙、布類などとのラミネ−ト用フイルムと
して有利に利用できる。とくにマ−キングフイルムとし
て卓越した性能を示す。
成形手法それ自体は知られており、適宜に選択利用でき
る。例えば、必須成分(A)、(B)及び(C)、更には所望に
より前記例示の如き他の添加剤を、必要に応じて、たと
えばリボンブレンダ−、ヘンシエルミキサ−、ポニ−ミ
ル、デイスパ−その他適宜な混合手段を利用して混合
し、更に所望により、混練ロ−ル、バンバリ−ミキサ
−、押出機などの適宜な混練手段を利用して熱混練して
成形に供することができる。成形手法の例としては、カ
レンダ−成形、押出成形、射出成形、キヤスト成形、ゾ
ルキヤスト成形などの手法を例示することができる。
本発明に於て最適のマ−キングフイルム用途のための成
形手法としては、キヤスト成形法、カレンダ−成形法の
利用が好ましく、とくには、キヤスト成形法の利用が好
ましい。
キヤスト成形法を利用するに際しては、(A)塩化ビニル
樹脂を用い、(B)可塑剤、(C)エチレン/ビニルエステル
樹脂、更に適当な溶媒、所望により前記例示の如き他の
適当な添加剤と撹拌混合して、溶液状の塩化ビニル組成
物を形成することができる。このような塩化ビニルレジ
ン組成物は、とくべつな外部応力を加える必要なしに、
重力のみで自由に流動して所望の形状を与えることがで
き、この所望形状の溶液は単に加熱乾燥するだけでフイ
ルム化し、所望のキヤスト成形品を与える。加熱乾燥条
件としては、例えば約30〜約200℃、約2〜約12
0分の如き条件を例示できる。このように、キヤスト成
形法を利用することによつて、高価な大型成形機を用い
る必要がなく、また樹脂への熱履歴も少ない利益が得ら
れる。キヤスト成形法において、塩化ビニル組成物を溶
解し、さらに溶液の粘度を適当に下げて所望の流動性に
調整するのに、下記溶媒の利用が好ましい。この際利用
する溶媒の例としては、たとえば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、イソプロピ−ルベンゼ
ン、シクロヘキサン、等の炭化水素類;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、プロピオン酸
ブチル等のエステル類;酢酸エチレングリコ−ルモノメ
チルエ−テル、酢酸エチレングリコ−ルモノエチルエ−
テル、酢酸ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テル、
エチレングリコ−ルモノエチルエ−テル、エチレングリ
コ−ルモノブチルエ−テル、ジオキサン等のエ−テル
類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、ジイソブチルケトン、イソプロピ−ルケトン、
エチルn−ブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノ
ン等のケトン類;クロロホルム、メチルクロロホルム、
エピクロヒドリン、トリクレン等のハロゲン化炭化水
素;テトラヒドロフラン、テトラヒドロフルフリルアル
コ−ル等のフラン類;等を挙げることができる。これら
溶媒は単独でも複数種併用してでも利用することができ
る。
カレンダ−成形法のフイルムの成形操作はよく知られて
おり、本発明においても同様にして行うことができる。
本発明においては、カレンダ成型機により成形された成
形直後のフイルム(asformedfilm)を、そのネツキング
部分において、約30℃以下、例えば約−10〜約30
℃の気体冷媒、たとえば、空気、窒素、炭素ガスなどの
如き気体冷媒で急冷することが好ましい。
カレンダ成型温度は、約140〜約190℃、上記延伸
時の温度は、約50〜約140℃程度が好ましい。
押出し方式のフイルムの成形操作も、未延伸フイルムの
製造によく知られた手段で行うことができ、Tダイ方
式、インフレ−シヨン方式のいずれの方式にても成膜可
能である。
加工温度はシリンダ−部、アダプタ−部、ダイス部のそ
れぞれの温度を140−220℃の間で加工機械の能力
に応じて適当に定めてやればよい。
30〜100μ程度の厚さで実質的に未延伸のフイルム
を得ようとすると、ダイリツプの間隙を0.2m/m以下に
設定する必要があるため、100μ程度の比較的厚みの
厚いフイルムを製造する場合にこの方法は有利である。
以下、実施例を挙げて本発明の数態様について更に詳し
く例示する。尚、降状応力、接着力保持性、印刷インク
密着性、耐候性表面の平滑性及び作業性(曲面貼着適性
等)、の測定及び評価は以下のとおりである。
(1) 降状応力:− 試料フイルムよりJIS−K−6734に従つて引張り
試験用サンプルを切り取り、このサンプルを用いて、温
度23±2℃、相対湿度65±5%の環境下、引張り速
度200m/minの条件で引張り試験機により引張り試
験を行なう。引張り荷重の増大に伴つて引張り伸びが増
大するが、引張り伸びに対して引張り荷重の増大がなく
なる点(降伏点)に於ける荷重(kg)を、試験前のサン
プルの巾(mm)×厚み(mm)で除した値(kg/mm2)を
降伏応力とする。
(2) 接着力保持性:− 厚み50μの試料フイルムの片面にアクリル系粘着剤
(商品名:ニツセツPE−121、日本カ−バイド工業
株式会社製品)を30μの厚みに塗布し、塗布面にシリ
コ−ンコ−トした剥離紙をラミネ−トしてサンプルとす
る。このサンプルを80±2℃に調整されたオ−ブン中
で336時間加熱処理したのち、室温に24時間放置す
る。この加熱処理を終えたサンプルより、巾25mm、長
さ200mmの試験片を切りとる。試験片の剥離紙をとり
のぞき、これをエメリ−180番研摩処理した表面を有
するSUS304板の該表面に2kgの圧着ロ−ルで貼着
する。
貼着後、温度23±2℃、相対湿度65±5%の環境下
に24時間放置した後、試験片の長さ方向一端を把持し
て剥離速度300m/minの条件で把持端と反対側の端
部方向(180°方向)に引き剥すのに要する力を測定
し接着力a(kg/cm)とする。上記加熱処理を行わない
ほかは同様なサンプルを用い同様にして測定した接着力
b(kg/cm)を決定し、下記式に従つて接着力保持率を
算出する。
接着力保持率(%)=a/b×100 (3) 印刷インク密着性:− 上記(3)で用いたと同様なサンプルの粘着剤を塗布して
ない片面の表面に、スクリ−ン印刷機(商品名ミノマツ
ト600L;ミノグル−プ製品)で、印刷インク(LO
V−710Black;セイコ−アドバンズ社製品)を用い
て200メツシユ・モノテトロン製印刷スクリ−ンで印
刷を施す。50±3℃に調整されたオ−ブン中で30分
間乾燥処理した後、1mm間隙のクロスカツト100ケ
を、Cross Hatch Cutter(Model:295/I、ER
ICHSEN社製品)を用いて入れ、このクロスカツト
部分にニチバンセロテ−プを圧着する。
セロテ−プを勢いよく剥離し、フイルム表面からの印刷
インクの剥離状態を肉眼で観察し、クロスカツト100
ケ中の剥離したクロスカツトの個数を算え、下記評価基
準により評価する。
評価基準 クロスカツト100ケ中の 剥離クロスカツト個数 10級 0 9級 1〜10 8級 11〜20 7級 21〜30 6級 31〜40 5級 41〜50 4級 51〜60 3級 61〜70 2級 71〜80 1級 81〜100 (4) 耐候性:− 厚み1mmのアルミ板に試料を貼りつけこれを屋外で南面
45°方向にて暴露を行う。屋外暴露が1年間経過した
後フイルムの表面状態を観察を行つた。
評価基準 状 態 5級 フイルム表面に汚れがつかない かつ変退色もない 4級 フイルム表面に若干汚れがつく が拭くと汚れがとれる 変退色もみとめられない 3級 フイルム表面に若干汚れがつき 拭きとつてもシミとしてかすか に汚れが残る 変退色が若干みとめられる 2級 フイルム表面の汚れが目立ち拭 きとつたあとシミが若干残る 変退色が有意に認められる 1級 フイルム表面の汚れが著しく拭 きとつても殆んどシミとして 残る 変退色も著しい (5) 作業性(曲面貼着適性):− 接力保持性に用いたラミネ−トサンプルを50×100
mmの大きさにカツトする。剥離紙を剥がした後、直径3
00mmの半球状ステンレスボ−ルの頂点の所定の位置に
貼り付け試験し、その貼りやすさと、貼り付け品の外
観、形状等を下記評価基準により評価する。
3級 貼りつけ易く、貼り付け品の外観 形状いずれも良好であり、24時 間後にもはがれが生じない。
2級 貼りつけ作業中にフイルムにしわ、 破れ、が生じる、被着体となじみ が無くはがれが生じる。
1級 貼りつけ作業中にフイルムが伸び 被着体に所定の位置に貼るのが困 難である。
(6) 表面平滑性 製造フイルムの表面外観、光沢の均一性を目視にて下記
評価基準により評価する。
3級 外観、光沢の均一性共に良好 2級 光沢の均一性がなく、むら状に見 える。
1級 表面の凹凸がめだつ。
また、実施例及び比較例で使用するエチレン/ビニルエ
ステル樹脂、ポリエステル系可塑剤、塩化ビニル樹脂は
下記のものを使用した。
・ エチレン/ビニルエステル系樹脂 酢酸ビニル−エチレン共重合体で第1表に記載した組成
のもの ・ ポリエステル系可塑剤 プロピレングリコ−ル、ブタンジオ−ル、ヘキサンジオ
−ルの混合アルコ−ルとアジピン酸からなるポリエステ
ル可塑剤で数平均分子量(M)が約3000のもの。
・塩化ビニル樹脂 SG−1100N 日本カ−バイド工業(株)製 塩化ビニル:100%,約:1100 51ME 三菱モンサント(株)製 塩化ビニル/酢酸ビニル=約:95/5% 約=1000 実施例1〜10及び比較例1〜8 後掲第1表に示した塩化ビニル樹脂〔ニカビニルSG−
1100N、日本カ−バイド(株)社製品、平均重合度約1
100〕、ポリエステル系可塑剤エチレン/ビニルエス
テル系樹脂、アクリル樹脂及びAlペ−ストを該第1表
に示した量で含有するほかに、塩化ビニル樹脂100重
量部に対して、Ba/Zn系安定剤(AP−539;ア
デカア−ガス化学株式会社製品)3.0重量部 エステル系滑剤(Bu−St;川研 フアインケミカル
社製品)0.5重量部 ベンゾトリアゾ−ル系紫外線吸収剤(チヌビンP;チバ
ガイギ−社製品)2重量部 該混合樹脂成分と所定の加工法により50μの厚みのフ
イルムを製造し、得られたフイルムの物性を前記の方法
により測定し、その結果を後掲第1表に示した (i) キヤスト法 該混合樹脂成分の樹脂濃度が20重量%になるようにテ
トラヒドロフランを加え、密閉容器中100℃、2時間
撹拌溶解して樹脂溶液組成物を得た。
次いで該樹脂溶液組成物を冷却し脱泡したのち、ステン
レス板状にキヤスタ−を用い流延し140℃、15分間
熱風乾燥を行い剥離して乾燥した厚さ50μのフイルム
を得た。
(ii) カレンダ−法 該混合樹脂成分を、リボンブレンダ−を用いて、100
℃で30分予備混練し、その後2本ロ−ルを用いて15
0℃、10分間溶融混練し、これを逆L型4本カレンダ
−ロ−ルを用いて、ロ−ル温度175〜180℃にて厚
み約50μのフイルムを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67:00 23:08)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) 0〜20重量%の共重合成分を含有
    する塩化ビニル樹脂100重量部に対して、 (B) 数平均分子量(Mn)が1,500以上の液状ポ
    リエステル系可塑剤を10〜25重量部、 及び 他の塩化ビニル樹脂用可塑剤を0〜10重量部、 及び (C) エチレン/飽和カルボン酸のビニルエステル共重
    合体樹脂5〜20重量部 を含有し、熱可塑性ウレタン樹脂を実質的に含有しない
    組成物から成り、且つ降伏応力が1〜6kg/mm2であるこ
    とを特徴とする半硬質塩化ビニル樹脂マ−キングフィル
    ム成形用組成物。
  2. 【請求項2】該液状ポリエステル系可塑剤が炭素数4〜
    15の二塩基酸と炭素数2〜20の二価アルコ−ルから
    導かれた液状ポリエステル系可塑剤である特許請求の範
    囲第1項記載の半硬質塩化ビニル樹脂マーキングフィル
    ム成形用組成物。
  3. 【請求項3】該半硬質塩化ビニル樹脂成形用組成物が紫
    外線吸収剤をさらに含有する特許請求の範囲第1項記載
    の半硬質塩化ビニル樹脂マ−キングフィルム成形用組成
    物。
  4. 【請求項4】該降伏応力が1.2〜6kg/mm2である特許請
    求の範囲第1項記載の半硬質塩化ビニル樹脂マ−キング
    フィルム成形用組成物。
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