JPH0687675U - プランジャポンプ - Google Patents
プランジャポンプInfo
- Publication number
- JPH0687675U JPH0687675U JP3517493U JP3517493U JPH0687675U JP H0687675 U JPH0687675 U JP H0687675U JP 3517493 U JP3517493 U JP 3517493U JP 3517493 U JP3517493 U JP 3517493U JP H0687675 U JPH0687675 U JP H0687675U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- check valve
- connecting bolt
- discharge
- cover
- Prior art date
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- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハウジングの組立てと同時にチェック弁を設
置できると共に、安定したポンプ作用が得られるプラン
ジャポンプを提供する。 【構成】 ハウジング1を構成するボディ2とカバー3
とを連結ボルト4により互いに連結し、ボディ2に形成
したプランジャ室9にプランジャ10を収容し、該プラ
ンジャ10の往復移動により吸入側通路14から吸入し
た作動液をチェック弁21を介して吐出室に圧送するプ
ランジャポンプにおいて、チェック弁21を連結ボルト
4に組み込んだ。
置できると共に、安定したポンプ作用が得られるプラン
ジャポンプを提供する。 【構成】 ハウジング1を構成するボディ2とカバー3
とを連結ボルト4により互いに連結し、ボディ2に形成
したプランジャ室9にプランジャ10を収容し、該プラ
ンジャ10の往復移動により吸入側通路14から吸入し
た作動液をチェック弁21を介して吐出室に圧送するプ
ランジャポンプにおいて、チェック弁21を連結ボルト
4に組み込んだ。
Description
【0001】
この考案は、自動車用パワーステアリング装置やサスペンション装置などの油 圧源として使用されるプランジャポンプ、特に固定シリンダ式ラジアルプランジ ャポンプに関する。
【0002】
従来、プランジャポンプでは、ハウジングに軸支したカムシャフトに偏心カム を形成し、前記ハウジングにおける前記偏心カムの外周側にプランジャ室を形成 し、該プランジャ室にプランジャを収容し、該プランジャを前記偏心カムの回転 により順次往復移動させることによって吸入側通路から吸入した作動液を吐出室 に圧送するプランジャポンプが知られている。その例は特開平3−59481号 公報に開示されている。
【0003】 前記ハウジングを構成するボディとカバーとは連結ボルトにより互いに連結さ れている。前記ボディには前記プランジャ室と、このプランジャ室に開口して前 記プランジャ内に連通する吐出通路とが形成されている。また、前記カバーには 前記吐出室と、この吐出室に開口する吐出通路とが形成されている。そして、ボ ディ及びカバーに各々設けた前記2つの吐出通路から吐出側通路が構成され、こ の吐出側通路にはチェック弁が設けられている。
【0004】
しかしながら、このような従来例にあっては、ボディ側の吐出通路における吐 出室側の開口端部に形成した大径部内にチェック弁組立体の吸入側を圧入した後 、このチェック弁組立体の他端側をカバー側の吐出通路に挿入した状態において ボディ及びカバーを連結ボルトにより互いに連結してハウジングを組み立てるこ とが必要となる。この場合には、チェック弁組立体の吸入側がボディ側の大径部 内に圧入される際に、チェック弁組立体に内蔵したチェック弁のバルブシートが 変形する虞がある。このようにバルブシートが変形した場合には、吸入行程で弁 座部とこれに着座した弁体との間に隙間が発生し、この隙間を介して吐出室内の 作動液の一部がプランジャ内に逆流する。このため、吸入側通路からプランジャ 内に吸入する作動液の流量が少なくなることとなる。この結果、吐出流量が一定 せず、安定したポンプ作用が得られない。
【0005】 この考案は上記課題を解決するためになしたものであって、その目的とすると ころは、ハウジングへのチェック弁の組込みを容易化すると共に、安定したポン プ作用が得られるプランジャポンプを提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するために、この考案は、ハウジングを構成するボディとカバ ーとを連結ボルトにより互いに連結し、前記ボディに形成したプランジャ室にプ ランジャを収容し、該プランジャの往復移動により吸入側通路から吸入した作動 液をチェック弁を介して吐出室に圧送するプランジャポンプにおいて、前記チェ ック弁を前記連結ボルトに組み込んだものである。
【0007】
上記構成によれば、チェック弁が組み込まれた連結ボルトによりボディとカバ ーとを互いに連結して、前記チェック弁を吐出側通路に設置する。
【0008】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1、図2にはこの考案の一実施例になるプランジャポンプが示されている。 このプランジャポンプのハウジング1を構成するボディ2とカバー3とは連結 ボルト4により互いに連結されている。
【0010】 前記ボディ2内には軸受5、6によりカムシャフト7が回転自在に軸支され、 該カムシャフト7には偏心カム8が形成されている。
【0011】 前記ボディ2における前記偏心カム8の外周側にはプランジャ室9が放射状に され、各プランジャ室9には有底筒状のプランジャ10が収容されている。前記 プランジャ室9はプラグ栓11により密閉され、該プラグ栓11に設けたリテー ナ12とプランジャ10の底壁部との間にはスプリング13が縮設されている。 このスプリング13による付勢で前記プランジャ10は前記偏心カム8に当接し ている。
【0012】 このプランジャ10の側壁部には、前記プランジャ室9の壁面により開閉され る吸入孔10aが形成されている。尚、14は吸入側通路である。
【0013】 前記ボディ2には吐出通路15が形成され、該吐出通路15の一端は前記プラ ンジャ室9の壁面に開設されて前記プランジャ10内に連通している。また、吐 出通路15の他端は前記ボディ2の一端部の外面に開口している。
【0014】 前記吐出通路15の前記カバー3側の開口端部にはねじ孔部15aが形成され ている。
【0015】 一方、前記カバー3内には吐出通路16が形成され、該吐出通路16の一端は 前記ボディ2に設けた前記吐出通路15に同心に開設されている。また、吐出通 路16の他端はカバー3内に形成した図示しない吐出室に連通している。そして 、前記ボディ2側の吐出通路15とカバー3側の吐出通路16とで吐出側通路1 7が構成されている。
【0016】 前記カバー3には透孔18が形成され、該透孔18は吐出通路16を隔てて前 記ボディ2側の吐出通路15の開口端部に対向している。
【0017】 前記連結ボルト4は前記透孔18を介して前記カバー3に挿通されて前記ボデ ィ2側の吐出通路15に設けた前記ねじ孔部15aに螺合されている。これによ って、カバー3は、前記連結ボルト4の頭部4aと、連結ボルト4の軸部4bが 固定された前記ボディ2との間に挟持されている。
【0018】 前記連結ボルト4の軸部4bには、頭部4a側が閉塞し、軸部4bの先端側が 開口した中心孔部4cが形成してある。この中心孔部4cの閉塞端側4c1 は開 口端側4c2 より小径に形成され、これらの孔部4c1 、4c2 間にはテーパの ついた段部4c3 が形成されている。また、前記軸部4bには、前記孔部4c1 を前記吐出側通路16に臨む軸部4bの外面に開口させる径方向の孔部4dが形 成されている。
【0019】 前記中心孔部4cの孔部4c2 には、径方向の孔部4dの付近まで孔部4c1 内に延在するバルブシート19が圧入され、該バルブシート19には、前記中心 孔部4cの孔部4c1 、4c2 間を互いに連通させる中心孔部19aと、該中心 孔部19aの孔部4c1 側の開口部を囲むリング状の弁座部19bとが形成され ている。
【0020】 前記ボディ2側の吐出通路15と前記カバー3側の吐出通路16は、前記中心 孔部4cの孔部4c1 、4c2 と、これらを連通させる前記中心孔部19aと、 前記径方向の孔部4dとを介して吐出側通路17を形成している。
【0021】 この吐出側通路17にはチェック弁21が組み込まれ、該チェック弁21は、 前記中心孔部4cの孔部4c1 に弁体22とスプリング23を配置し、該スプリ ング23により前記弁体22を前記弁座部19bに当接させ、前記弁体22によ って中心孔部19aの開口部を閉塞した構成にしている。
【0022】 上記構成によれば、偏心カム8の回転によりプランジャ10が上死点から下死 点に向って移動する吸入行程時、チェック弁21が閉弁する一方、吸入孔10a が吸入側通路14に連通するまでの間でプランジャ室9の壁面により閉塞されて いるので、プランジャ10内が負圧になる。このため、吸入孔10aが吸入側通 路14に連通した後は、吸入側通路14の作動液は吸入孔10aを介してプラン ジャ10内に導入されることとなる。
【0023】 また、前記吸入孔10aがプランジャ室9の壁面により閉塞された後、プラン ジャ10が上死点に向って移動する圧縮・吐出行程時、プランジャ10内の作動 液が加圧されて高圧になり、この圧力がチェック弁21のスプリング23のばね 力に打ち勝って弁体22を弁座部19bから離間させ、チェック弁21は開弁す る。このため、プランジャ10内の作動液は吐出側通路17を介して吐出室に圧 送される。
【0024】 前記カバー3に透孔18を介して連結ボルト4を挿通させ、該連結ボルト4を ボディ2側の吐出通路15のねじ孔部15aに螺合させることでボディ2とカバ ー3を互いに連結することによって、ハウジング1が組み立てられる。これと同 時に、連結ボルト4の軸部4aに組み込まれたチェック弁21が吐出側通路17 に設置される。
【0025】 また、連結ボルト4の中心孔部4cの段部4c3 及び孔部4c1 の壁面と、前 記中心孔部4cの孔部4c2 に圧入したバルブシート19の外面との間に隙間2 0が形成されているので、前記バルブシート19の孔部4c1 側に設けた弁座部 19bは上記バルブシート19の圧入や連結ボルト4の伸長による影響を受けて 変形することがない。このため、チェック弁21の機能が損われることはないの で、上記チェック弁21の閉弁は確実に行われる。
【0026】
以上の通り、この考案は、ハウジングを構成するボディとカバーとを連結ボル トにより互いに連結し、前記ボディに形成したプランジャ室にプランジャを収容 し、該プランジャの往復移動により吸入側通路から吸入した作動液をチェック弁 を介して吐出室に圧送するプランジャポンプにおいて、前記チェック弁を前記連 結ボルトに組み込んだため、チェック弁が組み込まれた連結ボルトによりボディ とカバーとを互いに連結して、前記チェック弁を吐出側通路に設置することがで きるので、ハウジングへのチェック弁の組込みが容易となる。また、チェック弁 のケースと連結ボルトを共用するので、部品点数の低減およびポンプの軽量化が 図れる。
【0027】 また、チェック弁はハウジングの組立て前に予め連結ボルトに組み込まれてい るため、ハウジングの組立て時にチェック弁のバルブシート等は連結ボルトによ り保護されていることとなり、ハウジングの組立て後は、従来のように吸入行程 で弁座部と弁体との間に隙間が発生することはないから、安定したポンプ作用が 得られる。
【図1】この考案の一実施例になるプランジャポンプを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1に示すプランジャポンプの要部を示す断面
図である。
図である。
1 ハウジング 2 ボディ 3 カバー 4 連結ボルト 9 プランジャ室 10 プランジャ 17 吐出側通路 21 チェック弁
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングを構成するボディとカバーと
を連結ボルトにより互いに連結し、前記ボディに形成し
たプランジャ室にプランジャを収容し、該プランジャの
往復移動により吸入側通路から吸入した作動液をチェッ
ク弁を介して吐出室に圧送するプランジャポンプにおい
て、前記チェック弁を前記連結ボルトに組み込んだこと
を特徴とするプランジャポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3517493U JPH0687675U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | プランジャポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3517493U JPH0687675U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | プランジャポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687675U true JPH0687675U (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=12434496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3517493U Pending JPH0687675U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | プランジャポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0687675U (ja) |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP3517493U patent/JPH0687675U/ja active Pending
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