JPH056166U - ポンプのチエツクバルブ - Google Patents
ポンプのチエツクバルブInfo
- Publication number
- JPH056166U JPH056166U JP5892491U JP5892491U JPH056166U JP H056166 U JPH056166 U JP H056166U JP 5892491 U JP5892491 U JP 5892491U JP 5892491 U JP5892491 U JP 5892491U JP H056166 U JPH056166 U JP H056166U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- press
- check valve
- valve seat
- housing
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- Pending
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- Check Valves (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポンプのチェックバルブをポンプハウジング
内の吐出通路に圧入してもバルブシートの変形等を生じ
ることなくバルブ機能を向上できるようにしたチェック
バルブを得るにある。 【構成】 バルブハウジング2に圧入されるバルブシー
ト3の圧入面のほぼ中間部に、バルブシートの圧入によ
る歪みを吸収する環状の逃げ溝3aを形成した。
内の吐出通路に圧入してもバルブシートの変形等を生じ
ることなくバルブ機能を向上できるようにしたチェック
バルブを得るにある。 【構成】 バルブハウジング2に圧入されるバルブシー
ト3の圧入面のほぼ中間部に、バルブシートの圧入によ
る歪みを吸収する環状の逃げ溝3aを形成した。
Description
【0001】
本考案は、例えば自動車用パワーステアリング装置やサスペンションなどの油 圧源として使用されるポンプの吐出通路に設置されるチェックバルブに関する。
【0002】
従来、この種パワーステアリング装置には、エンジンの動力によってプランジ ャポンプを駆動し、その油圧を操舵助勢力として使用しているものがあり、例え ば特開昭63−100279号公報に示すような先行技術が知られている。
【0003】 このような従来のプランジャポンプの作動油吐出通路には、作動油の流量制御 を行うためのチェックバルブが配設されており、このチェックバルブの構造につ いて図4および図5に示すようなラジアルプランジャポンプに基づいて説明する 。図4において、プランジャポンプ20は、第1のハウジング21、第2のハウ ジング22、シャフト23、およびプランジャ24などで構成されている。 上記第1、第2の各ハウジング21,22内の中心には前後方向に延びる状態 でシャフト23が配設されており、シャフト23の前端は軸受25を介して、ま た中間は軸受メタル26を介してそれぞれ各ハウジンク21,22に回転自在に 支持されている。そして上記シャフト23が取り付けられる第1のハウジング2 1の前側は、シールリング27、オイルシール28などで液密に閉じられ、シャ フト23の中間外周部分には、偏心カム29が形成されており、この偏心カム2 9の外周には環状のスリップリング30が嵌合されている。また、上記偏心カム 29の外周で第1のハウジンク21内には複数のプランジャ24が等間隔で放射 状に配設され、上記シャフト23の回転に伴って偏心カム29により各プランジ ャ24が作動すると、オイル吸入部31により吸入された作動油がそれぞれプラ ンジャ24に対応する吐出油路32からこの吐出通路32に配設されたチェック バルブ33を介して吐出室に圧送されるようになっている。
【0004】
しかしながら、上記従来構造のプランジャポンプ20では、図5に示すように チェックバルブ33のバルブハウジング34をポンプのハウジング21内の吐出 油路32に高い圧入荷重によって設置する必要があるために、バルブシート35 のシート面35aが変形したり、亀裂が生じたりして、バルブ36とバルブシー ト35との液密性を損ない、バルブ機能を低下させる等の問題があった。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、チェックバル ブをポンプのハウジング内の吐出通路に圧入してもバルブシートの変形等が生じ ることなくバルブ機能を向上できるようにしたチェックバルブを提供することを 目的とするものである。
【0006】
この目的を達成するために、本考案は、チェックバルブのバルブハウジングに 圧入されるバルブシートの圧入面の少なくともほぼ中間部に、バルブシートの圧 入による歪みを吸収する逃げ溝を形成したことを特徴とする。
【0007】
このような構成に基づいて、本考案によるチェックバルブでは、バルブハウジ ングに圧入されるバルブシートの圧入面に形成した逃げ溝によりチェックバルブ をポンプのハウジング内の吐出通路に圧入してもこの圧入によるバルブシートの 歪みを吸収して、バルブシートの変形等を生じることなく機能向上を図ることが できる。
【0008】
以下本考案による実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】 図1は、本考案の第1の実施例であるチェックバルブを示す縦断面図である。 図において、符号1はプランジャポンプのチェックバルブであり、バルブハウジ ング2、バルブシート3、バルブ4、リターンスプリング5などで構成されてい る。 上記バルブハウジング2内には、リターンスプリング5を介してバルブ4が摺 動自在に挿入され、バルブハウジング2の開口端より圧入されたバルブシート3 に当接している。
【0010】 上記バルブハウジング2に圧入されるバルブシート3の圧入面のほぼ中間部に は、環状の逃げ溝3aが形成されている。ここでバルブシート3の圧入面の長さ は、従来構造と変わらず、実質的な圧入長さを環状の逃げ溝3aの分だけ短くし て圧入時のバルブシート3に作用する圧入荷重を削減したものである。 なお、バルブシート3の圧入面に形成した環状の逃げ溝3aを廃止して長さを 短くしたものでは、圧入時の荷重は減少するがバルブシート3の倒れが生じたり 、バルブハウジング2より抜け易くなる等の難点があるので好ましくない。
【0011】 図2は、本考案の第2の実施例であるチェックバルブを示す断面図であり、チ ェックバルブ1のバルブハウジング2をプランジャポンプのポンプハウジング6 にねじ込み部7により螺着されている。そして、図1に示す第1実施例と同様、 バルブシート3の圧入面のほぼ中間部に逃げ溝3aが形成されている。
【0012】 図3は、本考案の第2の実施例を改良した第3の実施例であるチェックバルブ を示す断面図であり、一般にチェックバルブ1のバルブハウジング2に圧入され るバルブシート3の着座面には面取り部が形成されているが、この実施例ではバ ルブシート3の面取りを廃止し、所定のバルブ接触面積8を保持できるように縮 径部3bを形成して、バルブシート3の接触面が長時間の運転により摩耗しても 、縮径部3bの長さが異なるだけで、接触面幅を変化させないようにしたもので あって、これにより開弁圧力が上昇することなく安定したバルブ機能を保持する ことができる。そして、図1に示す第1実施例と同様、バルブシート3の圧入面 のほぼ中間部に逃げ溝3aが形成されている。
【考案の効果】 以上詳細に説明したように、本考案によるチェックバルブでは、バルブハウジ ングに圧入されるバルブシートの圧入面に、バルブシートの歪みが生じないよう な逃げ溝を形成し構成したので、チェックバルブをポンプのハウジング内の吐出 通路に圧入してもバルブシートの変形や亀裂等を生じることなくバルブ機能の向 上を図ることができる。
【図1】第1の実施例であるチェックバルブを示す断面
図。
図。
【図2】第2の実施例であるチェックバルブを示す断面
図。
図。
【図3】第3の実施例であるチェックバルブを示す断面
図。
図。
【図4】ラジアルプランジャポンプの構造を示す断面
図。
図。
【図5】従来構造のチェックバルブを示す断面図。
1 チェックバルブ 2 バルブハウジング 3 バルブシート 3a 逃げ溝 4 バルブ 6 ポンプハウジング
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ポンプの吐出通路に配設されるチェック
バルブにおいて、上記チェックバルブのバルブハウジン
グに圧入されるバルブシートの圧入面の少なくともほぼ
中間部に、バルブシートの圧入による歪みを吸収する逃
げ溝を形成したことを特徴とするポンプのチェックバル
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5892491U JPH056166U (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | ポンプのチエツクバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5892491U JPH056166U (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | ポンプのチエツクバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056166U true JPH056166U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=13098378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5892491U Pending JPH056166U (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | ポンプのチエツクバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056166U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017089832A (ja) * | 2015-11-13 | 2017-05-25 | 株式会社テージーケー | 電磁弁 |
JP2018053796A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 株式会社ケーヒン | 燃料ポンプ |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP5892491U patent/JPH056166U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017089832A (ja) * | 2015-11-13 | 2017-05-25 | 株式会社テージーケー | 電磁弁 |
JP2018053796A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 株式会社ケーヒン | 燃料ポンプ |
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