JPH0524968U - ラジアルプランジヤポンプ - Google Patents

ラジアルプランジヤポンプ

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JPH0524968U
JPH0524968U JP40159690U JP40159690U JPH0524968U JP H0524968 U JPH0524968 U JP H0524968U JP 40159690 U JP40159690 U JP 40159690U JP 40159690 U JP40159690 U JP 40159690U JP H0524968 U JPH0524968 U JP H0524968U
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JP
Japan
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plunger
cam
radial
cylinder
pump
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Pending
Application number
JP40159690U
Other languages
English (en)
Inventor
聡 照井
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジアルプランジャポンプの構成部品数を削
減して、その構造を簡素化して軽量化する。 【構成】 シリンダ21に収容した有底筒状のプランジ
ャ22を、このプランジャ22に当接するカムシート1
4を介してカム10で往復動させてポンプ作用を行うラ
ジアルプランジャポンプであって、プランジャ22とカ
ムシート14のいずれか一方の少なくとも他方との当接
部を磁石で形成し、他方を磁性材料で形成してあるた
め、プランジャ22とカムシート14とが磁力で引き付
けられる。従って、プランジャ22をカムシート14に
押圧するばねやこのばねを支持するリテーナのような従
来の必須構成部品が不要となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車のパワーステアリング装置やサスペンション装置等の圧力供 給源として使用されるラジアルプランジャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプランジャポンプは、図3に示すように、シリンダ21内に収 容した有底筒状のプランジャ22をばね40でカム10に押圧し、このカム10 でプランジャ22を往復動させ、吸入室15から導入孔25を介してプランジャ 22の内部に吸入した作動液を圧縮して、この圧縮した作動液を吐出路27から 外部へ吐出するようになっている。そして、このラジアルプランジャポンプの作 動時、ばね40を円滑に変形させ、ばね力をプランジャ22に確実に作用させて 、プランジャ22の跳躍が生じるのを防止するため、プラグ26に係合したリテ ーナ41でばね40を支持するようにしてある(特開昭58−15769号公報 参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
例えば、自動車業界においては、自動車の構成部品としてのラジアルプランジ ャポンプに対する軽量化の要請が強い。
【0004】 そこで、この考案は、この要望に応えるため、前記したラジアルプランジャポ ンプの作動を損なうことなく、ラジアルプランジャポンプの部品点数を削減して 、その構造を簡素化して軽量化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、シリンダに収容した有底筒状のプランジャを、このプランジ ャに当接するカムシートを介してカムで往復動させてポンプ作用を行うラジアル プランジャポンプであって、前記プランジャとカムシートのいずれか一方の少な くとも他方との当接部を磁石で形成し、他方を磁性材料で形成してある。
【0006】
【作用】
プランジャとカムシートのいずれか一方が、他方を磁力で引き付ける。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づき詳述する。
【0008】 図1〜図2において、1はハウジング(シリンダブロック)である。このハウ ジング1は、その一端のボス部2をベーンポンプ3を構成するセンターボディ4 の取付穴5に嵌合し、センターボディ4にボルト6で締め付け固定してある。
【0009】 7はカムシャフトである。このカムシャフト7は、ベーンポンプ3の回転軸を 兼ねており、その先端及び略中央部を軸受8,9で支持してあり、カム10の近 傍をフロントベアリング11で支持してある。又、このカム10の外周には軸受 12を嵌合してあり、この軸受12の外周には非磁性体(例えば非磁性鋼)の遮 蔽リング13を介して多角形のカムシート14を取り付けてある。このカムシー ト14はアルニコ磁石等の磁石材料で形成してある。
【0010】 そして、このカムシャフト7と同芯の環状吸入室15をハウジング1に形成し てある。この吸入室15は、カムシート14との間に所定の隙間が生じるような 寸法に形成してあり、軸方向孔16,環状空間17及び連通孔18からなる吸入 路19に連通し、図外の配管からその内部に液体が流入するようにしてある。
【0011】 そして、この吸入室15の外周側には放射状に複数のシリンダ取付穴20を形 成してある。このシリンダ取付穴20は吸入室15に開口させてあり、その内部 には非磁性体(例えば非磁性鋼)のシリンダ21を嵌着し、このシリンダ21の 内部に有底筒状のプランジャ22をスライド可能に収容してある。このプランジ ャ22は、磁性材料(例えばAl−Fe合金)で形成してあり、カムシート14 の磁力でカムシート14の平面部23に押し付けられている。そして、このプラ ンジャ22の円筒部24には複数の導入孔25を形成してある。この導入孔25 は、プランジャ22の下死点近傍で吸入室15とプランジャ22の内部とを連通 し、吸入室15内の液体をプランジャ22の内部に吸入するようにしてある。
【0012】 26はシリンダ21の端部に螺着したプラグであり、このプラグ26によりシ リンダ21の外周側開口端を塞いでいる。
【0013】 27はハウジング1とセンターボディ4に跨って形成した吐出路である。この 吐出路27は、その一端がシリンダ21端部の圧力室28に開口し、その他端が 図外の液圧管路に連通するように形成してある。そして、この吐出路27の途中 にはチェックバルブ29を配置してある。
【0014】 30,31,32は各係合部をシールするOリングである。また、33はセン ターボディ4とカムシャフト7の間を密封するオイルシールであり、34はフロ ントベアリング11の外側に位置してハウジング1とカムシャフト7との間を密 封するシール装置である。
【0015】 尚、カムシート14の磁力は、プランジャ22の質量及びプランジャ22の運 動状態等を考慮し、プランジャ22が跳躍を生じないような強さに設定してある 。
【0016】 以上の実施例構造によれば、カムシャフト7が図外の動力源(例えばエンジン )により回動され、プランジャ22が下死点近傍位置にくると、導入孔25が吸 入室15に開口し、プランジャ22の内部に液体が吸入される。
【0017】 カムシャフト7がさらに回動すると、プランジャ22がカム10によって所定 量押し上げられ、導入孔25と吸入室15との連通が遮断されて吸入行程が終了 し、以後圧縮・吐出行程へと移行する。
【0018】 プランジャ22の導入孔25がシリンダ21の壁面で塞がれてから上死点に至 るまでの圧縮・吐出行程時、プランジャ22の内部に導入された液体と同量の液 体がチェックバルブ29を押し開いて吐出路27から図外の液圧管路へ吐出され る。
【0019】 以上のように本実施例は、プランジャ22がカムシート14の磁力により常時 その平面部23に引きつけられているため、従来例において必須の構成部品であ ったばね40及びリテーナ41(図3参照)が不要となり、構造を簡素化するこ とができ、全体重量の軽量化を図ることができる。
【0020】 尚、本実施例は、カムシート14を磁石とし、プランジャ22を磁性材料で形 成する態様を示したが、この逆の態様としてもよい。又、カムシート14の平面 部23のみを磁石で形成し、プランジャ22の底部35のみを磁性材料で形成す るか、又は、カムシート14の平面部23のみを磁性材料で形成し、プランジャ 22の底部35のみを磁石で形成するようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、シリンダに収容した有底筒状のプランジャを、 このプランジャに当接するカムシートを介してカムで往復動させてポンプ作用を 行うラジアルプランジャポンプであって、プランジャとカムシートのいずれか一 方の少なくとも他方との当接部を磁石で形成し、他方を磁性材料で形成すること により、プランジャとカムシートを磁力で引き付けるようにしてあるため、プラ ンジャをカムシートに押圧するばねやこのばねを支持するリテーナのような従来 の必須構成部品が不要となり、部品点数の削減及び構造の簡素化ができ、ラジア ルプランジャポンプを軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すラジアルプランジャポ
ンプの断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】従来のラジアルプランジャポンプの要部断面
図。
【符号の説明】
10…カム 14…カムシート 21…シリンダ 22…プランジャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに収容した有底筒状のプランジ
    ャを、このプランジャに当接するカムシートを介してカ
    ムで往復動させてポンプ作用を行うラジアルプランジャ
    ポンプにおいて、前記プランジャとカムシートのいずれ
    か一方の少なくとも他方との当接部を磁石で形成し、他
    方を磁性材料で形成したことを特徴とするラジアルプラ
    ンジャポンプ。
JP40159690U 1990-12-25 1990-12-25 ラジアルプランジヤポンプ Pending JPH0524968U (ja)

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JPH0524968U true JPH0524968U (ja) 1993-04-02

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