JPH068718Y2 - フイルム食品製造機用圧延装置 - Google Patents

フイルム食品製造機用圧延装置

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JPH068718Y2
JPH068718Y2 JP1987084594U JP8459487U JPH068718Y2 JP H068718 Y2 JPH068718 Y2 JP H068718Y2 JP 1987084594 U JP1987084594 U JP 1987084594U JP 8459487 U JP8459487 U JP 8459487U JP H068718 Y2 JPH068718 Y2 JP H068718Y2
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仙作 勝又
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有限会社勝又製作所
仙作 勝又
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、かまぼこ等の擂身を薄く引き延ばしたフイル
ム状食品を製造する製造機に用いて好適な圧延装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来の練食品のイメージを変える新しい食品として、か
まぼこ等の擂身をベースにして、これに細かく切ったシ
イタケとかオキアミ等を混入し、且つ、全体を薄く延ば
したフイルム状食品(以下単にフイルム状食品と云う)
が開発され、食卓等で次第に利用されつつあるが、この
フイルム状食品を造るには、従来はヘラ等を用いて擂身
を薄く延ばして1枚ずつ成形していた。
しかし、フイルム状食品は一般に0.3〜0.5mm程度
の厚さに成形され、而も、全体が海苔1枚程度の大きさ
に造られる関係で、ヘラ等を用いて手作業で薄く延ばし
て成形する作業が非常に難しく、熟練者でも成形枚数に
限りがあって生産効率が悪く、また、製品に厚さの不揃
いとか穴あき等の問題が生じ易くて、商品価値の高い製
品を提供することが難しかった。
そこで本出願人は、先の特願昭62−88452号の出
願によって、上記フイルム状食品の製造を自動化したフ
イルム状食品製造機を開発するに至った。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記出願に係るフイルム状食品製造機は、一定速度で引
張り搬送される上下のフイルム間に供給された練食品の
生地を、複数本の圧延用ローラ、或は、略V字型形状に
形成した圧延板から成る圧延装置を用いて、上記両フイ
ルム間で薄くフイルム状に引き延ばす様に構成されてい
るが、上記の如き構成の圧延装置を用いると、圧延装置
の圧延を直接受ける上側フイルムに対し、無理な圧力が
極所的に加わる関係で、圧延時に上側フイルムにシワが
生じて破れ易く成るとか、同じく圧延されるフイルム状
食品にもシワが生じて厚さが一定せず、商品価値の低い
食品が製造されてしまう問題があった。
従って本考案は技術的課題は、上下のフイルム間に供給
された練食品の生地を、予め設定した一定の厚さで而も
シワのないフイルム状食品に圧延すると共に、これを任
意の大きさにきれいに切断することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案で講じた手段
は以下の如くである。
同一速度で搬送される上下のフイルム間に供給される練
食品の生地を、これ等上下のフイルム間で圧延してフイ
ルム状に引延ばし、然る後、これを遠赤外線を用いた加
熱装置で加熱処理してフイルム状の食品と成すフイルム
食品製造機に於いて、 (1)上記両フイルムの搬送方向と同じ方向に同じ速度で
回転する圧延ベルトの底面を、ベルトコンベヤに載置さ
れて搬送されて来る上記フイルムの上面側に押接するこ
とにより、練食品の生地を圧延ベルトとベルトコンベヤ
の間でフイルム状に圧延するように構成すること。
(2)上記圧延ベルトの圧延力をこの圧延ベルトを掛渡し
たローラをネジ軸を用いて昇降することによって加減調
節自在に構成すること。
(3)上記ベルトコンベヤの末端部には加熱装置で加熱処
理された後のフイルム状の食品を任意の大きさに切断す
るスリッターとカッターを設けること。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)で述べた要素によれば、上側フイルムの上面
側を押圧する圧延ベルトは、ベルトコンベヤによって搬
送されるフイルムの搬送方向と同じ方向に同じ速度で回
転しながらフイルム上面を面接触によって均等の力で押
圧するから、上下のフイルム間に供給された練食品の生
地はこの押圧を受けて四方に均等に圧延され、シワとか
厚薄が無く、均一な厚さに引き延ばされた商品価値の高
いフイルム状食品の提供を可能にする。
上記(2)で述べた要素によれば、ネジ軸を回転操作し
てローラを上下動することによって、圧延ベルトの圧延
力を調整してフイルム状食品の厚味を自由に調節するこ
とを可能にする。
上記(3)で述べた要素によれば、加熱装置で加熱する
ことにより生地のスワリを良くして弾力性を高めた後に
スリッターとカッターによって切断するため、フイルム
状食品をきれいに切断することを可能にする。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本考案に係るフイルム食品製造機用圧
延装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明
する。
第1図は本考案に係る圧延装置を実施したフイルム食品
製造機の全体構成を示した正面図であって、図中1は機
台、2は機台1の左右に設けたロール3,4間に掛渡し
たエンドレスのベルトコンベヤで、このベルトコンベヤ
2は、一方のロール4をモータ5によって駆動回転する
ことによって、機台1のテーブル板1a,1bに沿って
図面上右方向に搬送作動する仕組に成っている。また、
6は以下に述べるフイルムを搬送するために上記ベルト
コンベヤ2の略中間部分に設けたピンチローラで、これ
は上記のモータ5によって駆動回転される。7Rは機台
1の左側に架設した下側フイルムのシートロールで、下
側フイルム7はこのシートロール7Rより上記ベルトコ
ンベヤ2の上面側に引出され、且つ、ピンチローラ6の
間を通って右側のロール4の方向にベルトコンベヤ2と
共に一定の速度で搬送される様に構成されている。
次に、8は練食品の生地S(第2図、第3図参照)を、
上記ベルトコンベヤ2上に引出された下側フイルム7の
中央部に連続供給する材料供給器で、第1図に示した供
給器8は2本の送りローラの送り回転に従って生地Sを
供給口8aより連続供給する構成に成っているる。
10Rは機台1上に架設した上側フイルムのシートロー
ルであって、上側フイルム10はこのシートロール10
Rから前記下側フイルム7の上面に生地Sを丁度サンド
ウイッチに挟んだ状態にして重ねて引出され、下側フイ
ルム7と共にピンチローラ6の間を通って右側のロール
4の方向に一緒に搬送される様に構成されている。
第1図乃至第3図に於いて、夫々符号11で全体的に示
したのは本考案の圧延装置であって、これは、上記2枚
のフイルム10,10の間に挟まれてベルトコンベヤ2
と共に搬送されて来る生地Sを、矢印の如く搬送方向と
同一の方向に回転しながら上側フイルム10の上から圧
延することによって、両フイルム7,10の間で第3図
の如くフイルム幅と略同じ幅で、而も、0.3〜0.5
mm厚のフイルム状食品Tに引き延ばす仕組みに成ってい
る。
即ち、第1図乃至第3図に於いて、11aと11b並び
に11cは逆T字状に構成したフレーム11d,11e
に丁度3角形を成す様に取付けた入口と出口、並びに、
上部の各ローラで、11Tはこれ等3個のローラ11
a,11b,11c間に掛渡したエンドレスの圧延ベル
トを示し、このベルト11Tはローラ11bの駆動回転
によって矢印の如く図面上反時計回転方向即ち、ベルト
コンベヤ2の搬送方向と同じ方向に同じ速度で回転す
る。
また、11fは上記上部のローラ11cの位置を調整す
る調整ボルトで、このローラ11cの位置を高低調節す
ることによって、圧延ベルト11Tの引張り具合を調節
することができる。更に、11gは上記出口側のローラ
11bの高低を調節するネジ軸で、操作ハンドル11h
によってネジ軸11gを正逆回転することによって、上
記のローラ11bを昇降調節して、圧延ベルト11Tの
圧延具合を加減調整する仕組に成っている。加えて、上
記の圧延装置を取付けたフレーム11dの全体は、第2
図に示した仮想線の如く入口のローラ11a側を開動自
在に構成されていて、圧延ベルト11T等の保守、点検
を行える様に構成されている。尚、図中11Sはフレー
ム11dに取付けた圧延ベルト11Tの押え板で、11
Rはフレーム11dを圧延装置に係止する金具である。
次に、第1図に於いて13は上記ピンチローラ6の後段
に設けた加熱装置で、遠赤外線を照射するヒータを備え
たこの加熱装置13は、ベルトコンベヤ2と共に両フイ
ルム7,10間に挟まれて搬送されて来る上記フイルム
状食品Tを、例えば40〜50℃程度の温度で加熱し
て、所謂生地Sのスワリを進行させて弾力性を高め、味
の向上を図ることができる。
更に、図中14…は、フイルム7,10間に挟まれて搬
送されて来る上記のフイルム状食品Tを、ローラ4との
間で適当な幅に切断するスリッターで、15はこのスリ
ッター14によって幅切りされたフイルム状食品Tを適
当な長さに切断するカッターを示す。また、16は上記
カッター15にて切断された最終製品Ta…を温風乾燥
室17の入口17aに向けて送り出す送りローラ、18
はベルトコンベヤ2の終端部上に設けた異物排除ガイド
を示す。
本考案は以上述べた如き構成であるから、下側フイルム
7は上側フイルム10を繰出しながら、練製品の生地S
を両フイルム7と10の間に供給すると、これ等フイル
ム7,10の搬送方向と同じ方向に回転する圧延ベルト
11Tから成る圧延装置11が、ネジ軸11gによって
調整された所定の圧延力で上側フイルム10の上面側を
均一に押圧して、生地Sを両フイルム7,10の間で
0.3〜0.5mm程度に薄くフイルム状に引き延ばすか
ら、これでシワの発生がなく、第4図の様に表裏にフイ
ルム7,10を添設した厚さが均一なフイルム状食品T
が成形され、更にこのフイルム状食品Tを遠赤外線を用
いた加熱装置13で加熱して生地Sのスワリを良くした
後、スリッター14…とカッター15にて所定の大きさ
に切断し、次いで、温風乾燥室17で乾燥させることに
より、最終製品Ta…を提供することができる。
この様に製造された製品Taは、表裏のフイルム7,1
0を剥離しながら例えば従来の海苔に代えて巻物とかム
スビ等に用いたり、そのままちぎって酒の肴として食し
たりして大変美味である。
〔効果〕
本考案に係るフイルム食品製造機用圧延装置は以上述べ
た如くであって、表裏を加工紙或は合成樹脂製のフイル
ムで覆い、且つ、予め設定した均一の厚さでシワがな
く、また、味が良くて一定の大きさにきれいに切断され
た商品価値の高いフイルム状食品を製造できるものであ
って、従来のヘラ等を用いて手作業で1枚ずつ延ばして
成形していた方法に比較して能率良く製造できる利点を
発揮できる効果を備えている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧延装置を備えたフイルム食品製
造機の全体構成を示した正面図で、第2図はその要部を
拡大して示した構成図、第3図は同じく平面図、第4図
は製造されたフイルム状食品の断面図で、第5図は同じ
く全体の斜視図である。 1は機台、2はベルトコンベヤ、7は下側フイルム、8
は材料供給器、9は材料供給枠、10は上側フイルム、
11は圧延装置、11a,11bはローラ、11gはネ
ジ軸、11Tは圧延ベルト、13は遠赤外線を用いた加
熱装置、14はスリッター、15はカッター、Sは練食
品の生地、Tは圧延されたフイルム状食品、Taは切断
された最終製品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一速度で搬送される上下のフイルム間に
    供給される練食品の生地を、これ等上下のフイルム間で
    圧延してフイルム状に引延ばし、然る後、これを遠赤外
    線を用いた加熱装置で加熱処理してフイルム状の食品と
    成すフイルム食品製造機に於いて、 上記両フイルムの搬送方向と同じ方向に同じ速度で回転
    する圧延ベルトの底面を、ベルトコンベヤに載置されて
    搬送されて来る上記フイルムの上面側に押接することに
    より、練食品の生地を圧延ベルトとベルトコンベヤの間
    でフイルム状に圧延するように構成すると共に、上記圧
    延ベルトの圧延力をこの圧延ベルトを掛渡したローラを
    ネジ軸を用いて昇降することによって加減調節自在と成
    し、更に、上記ベルトコンベヤの末端部には加熱装置で
    加熱処理された後のフイルム状の食品を任意の大きさに
    切断するスリッターとカッターを設けたことを特徴とす
    るフイルム食品製造機用圧延装置。
JP1987084594U 1987-05-30 1987-05-30 フイルム食品製造機用圧延装置 Expired - Lifetime JPH068718Y2 (ja)

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FR2996988B1 (fr) * 2012-10-23 2015-12-11 Bel Fromageries Procede de fabrication d'aliment(s) fourre(s), et installation correspondante

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