JPH1014479A - 薄皮状食品の成型装置 - Google Patents

薄皮状食品の成型装置

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JPH1014479A
JPH1014479A JP18836896A JP18836896A JPH1014479A JP H1014479 A JPH1014479 A JP H1014479A JP 18836896 A JP18836896 A JP 18836896A JP 18836896 A JP18836896 A JP 18836896A JP H1014479 A JPH1014479 A JP H1014479A
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JP
Japan
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dough
heating
drive belt
food
endless drive
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JP18836896A
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Yoshimasa Katayama
吉政 片山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、粘弾性や流動性が大な生地を常
に迅速、かつ確実に、能率よく所要形状に機械でもって
成型せしめることができ、ひいては、薄皮状食品を機械
的に大量生産することが出来る薄皮状食品の成型装置を
提供する。 【解決手段】 所要長の無端駆動ベルト4が間欠走行自
在に水平配設されると共に、該無端駆動ベルト4の搬送
面には所要の生地を所定の分量に分割供給せしめる分割
手段7と、分割供給された生地を無端駆動ベルト4搬送
面に所要の型16でもって加熱しつつ押圧して成型せし
める成型手段8と、成型された生地を無端駆動ベルト4
搬送面に加熱しつつ押圧して薄皮状に展圧せしめる加圧
手段9と、展圧されて無端駆動ベルト4と共に移動する
生地を加熱せしめる加熱手段10とが順次所定間隔をお
いて配設された構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄皮状食品の成
型装置に関し、更に詳細には、主として肉や野菜などの
具をはさんで食するトルティ−ヤ、ピタブレット、ナ
ン、ピザクラフトなどの薄皮状食品を製造するさいに使
用する薄皮状食品の成型装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】もと
もと、小麦の胚乳は他の穀物と比べてタンパク質の性質
が特殊であり、小麦粉に水を加えて混練りすると所謂グ
ルテンを形成して強い粘弾力を示すものである。そし
て、かかる粘弾力は加水率によって大きく相違し、生成
食品の風味や食感のみならず、その製造工程にも大きな
影響を与えるものである。このため、例えば生麺を手打
ち加工せしめるさいには、加工の容易性や茹で時間の短
縮化を図る等の点から加水率が約55%とされる反面、
機械製麺のさいには加工の容易性から加水率が約48%
とされている。同様に、小麦粉を主原料とするシュ−マ
イやギョ−ザの皮を機械でもって製造するさいには、加
水率が48%以下とされているものである。
【0003】ところで、肉や野菜等の具をはさんで食す
るトルティ−ヤ、ピタブレット、ナン、ピザクラフトな
ど小麦粉を主原料とする薄皮状食品は、上記の生麺やギ
ョ−ザの皮などに比して加水率が85%と極めて高く、
粘弾力のみならず流動性が大であって、常に均一形状の
ものを機械的に製造することは殆んど不可能とされてい
た。このため、従来より、かかるトルティ−ヤなどの薄
皮状食品を製造するさいには、小麦粉に水と共に所要の
副材料を加えて混練りし、所要時間熟成せしめたのち厚
さが0.7mm〜5mmの円形状や楕円形状に成型し、
これを所要のオ−ブンなどに入れて400℃〜700℃
下に30秒〜60秒間加熱して焼成せしめるという、全
くの手作業にたよっており、特に、成型の困難さに起因
して到底機械的に製造することは不可能であった。
【0004】この発明は、従来の問題点を解決し、粘弾
性や流動性が大な生地を常に迅速、かつ確実に、しかも
能率よく所要の形状に機械でもって成型せしめることが
でき、ひいては、薄皮状食品を機械的に大量生産するこ
とが出来る薄皮状食品の成型装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
所要長の無端駆動ベルトが間欠走行自在に水平配設され
ると共に、該無端駆動ベルトの搬送面には所要の生地を
所定の分量に分割供給せしめる分割手段と、分割供給さ
れた生地を無端駆動ベルト搬送面に所要の型でもって加
熱しつつ押圧して成型せしめる成型手段と、成型された
生地を無端駆動ベルト搬送面に加熱しつつ押圧して薄皮
状に展圧せしめる加圧手段と、展圧されて無端駆動ベル
トと共に移動する生地を加熱せしめる加熱手段とが順次
所定間隔をおいて配設されてなることを特徴とする、薄
皮状食品の成型装置を要旨とするものである。
【0006】そして、この発明にかかる薄皮状食品の成
型装置は、無端駆動ベルトを所定方向に間欠的に走行作
動せしめつつ、その搬送面に順次所要生地を分割手段に
より所定分量に分割して供給せしめ、成型手段により加
熱しつつ所定形状に成型せしめると共に、加圧手段によ
り加熱しつつ薄皮状に展圧せしめ、しかるのち、加熱手
段により無端駆動ベルトと共に移動せしめつつ加熱して
所要の生地を薄皮状に成型せしめる。成型せしめた生地
は、従来例と同様にオ−ブンなどに入れて焼成せしめる
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を図面に示す一
実施例について説明する。1は細長な直方体状のフレ−
ム、2・3は該フレ−ム1の上部両端に各々回転自在に
軸受を介して支承されたトッププ−リとテ−ルプ−リ、
4は該トッププ−リ2とテ−ルプ−リ3間に水平状に巻
掛けられた無端駆動ベルト、5は巻掛け伝動機構6を介
してトッププ−リ2を間欠的に回転作動せしめる減速機
付きモ−タである。そして、上記の無端駆動ベルト4と
しては、耐熱性、剥離性、あるいは強靱性などに優れた
ものが用いられ、例えば、アルミニウム合金製のピアノ
線材を帯状に織成すると共に、その両面に四フッ化エチ
レン樹脂を所要の厚さにコ−ティングせしめたものが好
適に使用される。
【0008】7・8・9・10はテ−ルプ−リ3側より
トッププ−リ2側に向けて順次無端駆動ベルト4の搬送
面に所定間隔ごとに配設された分割手段と、成型手段
と、加圧手段と、加熱手段である。そして、上記の分割
手段7は、両側一対の分割機11より構成され、熟成せ
しめた薄皮状食品生地Aを所定の分量に分割して無端駆
動ベルト4搬送面に供給するものとされている。また、
上記の成型手段8は、無端駆動ベルト4の搬送部をはさ
んでその上下に受台12と、油圧シリンダ13により昇
降自在なプレス14が対向状に配設されると共に、該プ
レス14の下端面にはヒ−タ−15を介して両側一対の
型16が取付けられた構成よりなり、分割された生地B
を加熱しつつ略楕円盤状に型押し成型するものとされて
いる。さらに、加圧手段9は、無端駆動ベルト4の搬送
部をはさんでその上下に受台17と、油圧シリンダ18
により昇降自在なプレス19が対向状に配設されると共
に、該受台17の上面とプレス19の下端面には各々ヒ
−タ−20・21が取付けられた構成よりなり、成型さ
れた生地Cを加熱しつつ加圧して薄皮状に展圧せしめる
ものとされている。加熱手段10は、無端駆動ベルト4
の搬送部下面に配設された長尺状のヒ−タ−22より構
成され、対応する無端駆動ベルト4の搬送部を加熱せし
めつつ間接的に展圧生地Dを加熱せしめるものとされて
いる。
【0009】次に、上述の如く構成された実施例の作動
について説明する。まず、モ−タ5を起動せしめ、トッ
ププ−リ2を介して無端駆動ベルト4を間欠的に走行作
動せしめる。そして、両側の分割機11に各々原生地A
を投入せしめ、所定の分量に分割して順次無端駆動ベル
ト4の搬送面上に供給せしめる。供給せしめた分割生地
Bは無端駆動ベルト4により移送せしめ、プレス14の
下方に達した時点で無端駆動ベルト4の走行を停止する
と共に、プレス14を下降作動せしめ、ヒ−タ−15に
より加熱された型16を分割生地Bに押圧せしめること
により型押し成型し、略楕円盤状の成型生地Cを生成せ
しめる。このさい、分割生地Bは、型16により常に均
一な略楕円盤状に型押し成型せしめられる。成型が完了
すると、プレス14を上昇作動せしめて成型生地Cより
型16を離型せしめると共に、再び無端駆動ベルト4を
走行せしめて成型生地Cを移送せしめ、プレス19の下
方に達した時点で無端駆動ベルト4を停止する。する
と、プレス19が下降作動し、上下のヒ−タ−20・2
1でもって成型生地Cを加熱せしめつつ加圧して展圧せ
しめ、薄皮状の展圧生地Dを生成せしめる。このさい、
略楕円盤状に成型せしめた成型生地Cを加圧して展圧せ
しめるため、常に均一な略楕円形状の薄皮な展圧生地D
を生成せしめることが出来る。展圧が完了すると、プレ
ス19が上昇作動して展圧生地Dよりヒ−タ−21を剥
離せしめると共に、再び無端駆動ベルト4を走行作動せ
しめ、ヒ−タ−22により展圧生地Dの搬送部を加熱せ
しめつつ展圧生地Dを加熱せしめる。そして、加熱処理
せしめた展圧生地Dは公知のオ−ブン(図示略)に入
れ、常法により焼成して薄皮状食品を生成せしめるもの
である。
【0010】生成した薄皮状食品は、従来例と同様に肉
や野菜などの具をはさんで食するとよい。
【0011】なお、上記実施例において、分割手段7は
両側一対の分割機11により構成されると共に、これに
対応して成型手段8も両側一対の型16より構成されて
いるが、これに限定されるものでなく、分割機11や型
16を適宜増減せしめてもよいものである。また、型1
6は分割生地Bを略楕円盤状に型押し成型せしめるべく
形成されているが、かかる形状に限定されるものでな
く、円盤状、あるいは三角盤状など公知の形状に型押し
成型せしめるべく形成せしめてもよいものである。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば以上の次第で、所要長
の無端駆動ベルトが間欠走行自在に水平配設されると共
に、該無端駆動ベルトの搬送面には所要の生地を所定の
分量に分割供給せしめる分割手段と、分割供給された生
地を無端駆動ベルト搬送面に所要の型でもって加熱しつ
つ押圧して成型せしめる成型手段と、成型された生地を
無端駆動ベルト搬送面に加熱しつつ押圧して薄皮状に展
圧せしめる加圧手段と、展圧されて無端駆動ベルトと共
に移動する生地を加熱せしめる加熱手段とが順次所定間
隔をおいて配設されているから、無端駆動ベルトを所定
方向に間欠的に走行作動せしめつつ、その搬送面に順次
所要生地を分割手段により所定分量に分割して供給せし
め、成型手段により加熱しつつ所定形状に成型せしめる
と共に、加圧手段により加熱しつつ薄皮状に展圧せし
め、しかるのち、加熱手段により無端駆動ベルトと共に
移動せしめつつ加熱せしめるという一連の操作でもっ
て、粘弾性や流動性の大な生地を常に迅速、かつ確実
に、しかも能率よく機械的に成型せしめることができ、
ひいては、薄皮状食品を機械的に大量生産することが出
来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す一部破断側面図であ
る。
【図2】同平面図である。
【符号の説明】
4 無端駆動ベルト 7 分割手段 8 成型手段 9 加圧手段 10 加熱手段 11 分割機 12 受台 14 プレス 15 ヒ−タ− 16 型 17 受台 19 プレス 20 ヒ−タ− 21 ヒ−タ− 22 ヒ−タ− A 原生地 B 分割生地 C 成型生地 D 展圧生地

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要長の無端駆動ベルトが間欠走行自在に
    水平配設されると共に、該無端駆動ベルトの搬送面には
    所要の生地を所定の分量に分割供給せしめる分割手段
    と、分割供給された生地を無端駆動ベルト搬送面に所要
    の型でもって加熱しつつ押圧して成型せしめる成型手段
    と、成型された生地を無端駆動ベルト搬送面に加熱しつ
    つ押圧して薄皮状に展圧せしめる加圧手段と、展圧され
    て無端駆動ベルトと共に移動する生地を加熱せしめる加
    熱手段とが順次所定間隔をおいて配設されてなることを
    特徴とする、薄皮状食品の成型装置。
JP18836896A 1996-06-29 1996-06-29 薄皮状食品の成型装置 Pending JPH1014479A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18836896A JPH1014479A (ja) 1996-06-29 1996-06-29 薄皮状食品の成型装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468843Y1 (ko) * 2010-09-16 2013-09-04 정태한 반대기 제조장치
CN110623025A (zh) * 2019-11-13 2019-12-31 陈春 一种面点批量成型机
CN111869702A (zh) * 2020-06-24 2020-11-03 芜湖职业技术学院 一种糕点压缩成型装置

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KR200468843Y1 (ko) * 2010-09-16 2013-09-04 정태한 반대기 제조장치
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